Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2008年04月の日記

余韻 (2008.04.30)

昨夜、というよりほとんど朝だったか? ヒロシ&リクオの打ち上げでいったい何時まで飲んでいたのか記憶がない。轟沈した某ピアノマン氏が両脇を支えられながら店を出て行ったのはぼんやり覚えているのだが。

やや二日酔いのまま、オタマに代わってセガレの子守り(どういうわけか幼稚園は土日のほかに水曜も休み)。最近はセガレもメキメキと知恵がはたらくようになり、要求も多彩かつ執拗なり(笑)。
夕方オタマが戻り、ようやっと執筆業務。BGMは当然ヒロシ&リクオ。洋は何度見ても飽きんし、リクオ氏の歌とも出会えてよかった。っつーか、昨夜のライブの余韻にしみじみ浸り過ぎ、さっぱり仕事が進まんのですが。
四十九日法要、、、ヒロシとリクオ、、、 (2008.04.29)

義父の四十九日法要。
彼が逝ってしまったのが、ずっと昔のように思える。

夜、椎名さんを誘い、ゴッチャンが最近始めたライブハウス&カフェ「ヲルガン座」にて、山口洋&リクオのジョイントライブ。一粒で二度美味しい的な、なんとも贅沢なセッションであった。彼らの演奏中、いろんな風景が見えていて、それはどれもが、今日の義父の納骨時、墓越しに見た青空のように澄み渡っていた。悲しみの向こうのハピネス。彼らの演奏に比肩しうるのは、この俺をおいてほかにはあるまい(笑)。
ライブ修了後は、打ち上げに参加。洋、リクオ氏ともに、最近湘南へ引っ越ししたそうだが、これほどまでに海が似合わない男はいないような気がするのだが。ははは。
未知なるゾーン (2008.04.28)

終日執筆。
夕方、いくつかの原稿をプロダクションにメールで送る。撮影との兼ね合いで、後回しにしていた原稿の方が急ぎであったことが発覚。とはいえ、一応GW前の締め切りには充分間に合いそう。

夜、喫茶こばやしスタジオで歌い込み&独り稽古。習慣とはおそろしいものだ。昨日の当日報に書いていた通り、今日からは喫茶ではない場所でやるつもりだったのだが。それにしても、この数週間、歌い方やギターの弾き方が、ちょっと変わってきた。うまくいえないのだが、かつてないほど楽器が体の一部になったような自在感があり、声もそれに引っ張られるように伸びていく。世界のナベアツ風に言うと「オモロー!」なのである。
進化なのか、退化なのか、それとも単に気のせいか?
ふたたび悟空、、、チベット支援、、、 (2008.04.27)

執筆業務快進撃。
昼過ぎの段階で予定より相当早く原稿が仕上げっていることを確認す。なんだか人ごとみたいだが、それくらいこの数日は没頭していたようである。
なので、ちょいと気分転換を兼ね、馴染みの散髪屋へ。いつものように店長、ほとんどバリカン一丁であっちゅうまにフィニッシュ。たぶん10分もかかってない、マジで。
「うほほっ、こりゃまた孫悟空みたいになっちゃいましたよ!」
喜ぶ店長。っつーか、人の頭で遊ばんの(笑)。

実家の新居プロジェクトが構造計算で少々モタついたので、現在の実家が取り壊されるのは一カ月ズレて5月末になる予定。それでも今月から、喫茶こばやしスタジオは使わずに、日課の歌い込み&独り稽古をいろんな場所で試験的にやってみようと考えている。俺のような凡才は圧倒的な練習量でしか勝負できんのだ。

ここんとこ、聖火リレー関連のニュースばかり。極力、「国」で「人」を語りたくはないと思いつつ、中国人留学生のデリカシーのなさが目についてしょうがない。「暴力で聖火リレーを妨害してはいけない」というダライ・ラマおじちゃんのメッセージには大いに納得しつつも、たぶんそんな良識のみで地球は回らないだろうとも思う。とんでもない跳ねっ返りがいたからこそ、時代は変わって来たのだ。暴力はNGだが、チベットを支援しようと言うアクションが起こって当然だ。
混乱の火種、、、砂かけジジイ、、、 (2008.04.26)

朝っぱらからTVニュースは長野での聖火リレー一色。他国で実施されたものに比べるとかなり平穏だったほうだろう。しかし、聖火を掲げて走るランナーのほとんどが顔を引き攣らせておった。一事が万事、前代未聞の北京五輪。まだまだこれだけではおさまらない気がする。まさに「混乱の火種」じゃのう。

執筆業務は快調。明日には予定より早くフィニッシュできるかも。昼過ぎからは広島vs横浜のTV中継をチラチラ。後半、前田のスイングのジャッジを巡ってブラウンが退場。久々に彼の「砂かけジジイ」が見れたけど、これが出るとカープは不思議と勝つ。毎試合やるか?
全速前進 (2008.04.25)

午前中ラジオ。
「アニキ(俺のこと)、白髪を染めんようになってカッコよくなったね!」
と、相方のtoco嬢。女性の目からどう見えるのかはわからんが、白髪のほうが自然なので俺も気分がラクなのはたしか。っつーか、どんどん横着になっているのでせうか?

午後より某企業に出向き、インタビュー仕事。今週だけで6本目。明日明後日はひたすら原稿に没頭し、週明けに1本電話インタビューをこなせば、かなりラクになる。現時点でもうソートーにしんどいはずだが、忙しい最中にあっても午前と午後に1回ずつ実施する春駒メソッド(西式、ハタヨガ、クンダリーニヨガを組み合わせたもの)のおかげで精神と肉体の安定を保てている。よって、GW期間中に休みが取れれば、家でドロ寝などせず、シーカヤックで海へ出るつもり。

夜、市内某イノシシ料理屋にて、某季刊誌に関わるクライアント、広告代理店、デザインプロダクション、カメラマンら、総勢10名で懇親会。一企業が出す季刊誌としては、客から「次はまだか」との問い合せが多く寄せられるなど、目指したレベルには到達しているといってもよかろう。期待が大きいゆえ、ますます手は抜けん。
二次会には行かず、仕事するためひとり帰宅す。
岡山出張 (2008.04.24)

某季刊誌の仕事で岡山市内のT銀行を取材。この半年だけで岡山は3回目。っつーか、中国5県をまんべんなく回っているな。日本は狭いというけれど、周囲4県でさえ知らないことばかりで、毎回新しい発見があり楽しいものですね。
夕方帰り、執筆業務。予定では月曜日に4、5本の原稿を仕上げることになっている。寝ている間にコビトさんが出てきて、俺の代わりにトテチンカンと仕事してくれんもんだろうか(笑)。いよいよ佳境に入ったど〜。
ただ粛々と (2008.04.23)

午前中、実家にて、新居プロジェクトの打ち合わせ。ようやっと構造計算書があがり、これより業者の選定に入る。構造計算でもたついたせいで、両親の「正月は新居で」という望みは絶たれた(笑)。当然、俺の業務プランにも少なからず影響が出るだろう。

午後からは、某外車ディーラー(オートバイ)の取材。帰ってから、明日の岡山出張に備えて資料の準備やインタビューシートの最終チェック。
クライアントやプロダクションのいくつかはGWに向けてのラストスパートに入っており、当然、俺もそれに合わせて業務を進行させる必要性がある。月曜日までに大半の原稿をアップさせたいのはやまやまであるが、なにしろ取材が半分も終わっておらん。これがクライアントまかせではなく俺主導のセッティングであれば、とっくに片付いていることだろう(笑)。締め切りと睨めっこしていると気が滅入るので優先順位に従って今は粛々と業務をこなすしかあるまい。
自然への崇拝 (2008.04.22)

終日取材でカメラマンA氏とともに市内数カ所を奔走す。
フラスタジオの3回目の取材も無事フィニッシュ。
「きょうは天気がいいので、後半のレッスンは外でやりましょう」
と、インストラクターのM女史の提案で、スタジオから徒歩5分の河岸緑地へ移動。青々と広がる芝生の上でのフラは、この踊りが自然崇拝から生まれた芸術であることを如実に物語っていた。最高のショットが撮れたのは言うまでもない。
俺は「人は人、自然は自然。人は自然と永遠にせめぎあう運命にある」「人より自然の方がエライ」というような見方が好きになれない。人もまた自然の一部であるはずだ。人を否定することは自然の否定でもある。すべてはあるがままに。フラの流れるような舞には、森羅万象と重なろうとするしなやかな愛を感じた。
っつーことで、インストラクターの皆さんから「春駒サンもぜひ!」と熱〜いラブコールを送られたのだが、これ以上、ライフワークを増やすわけにはいかないもんで(笑)。いや、たしかに魅力的ではあるなぁ。
動きまくる (2008.04.21)

午前中は、明日から始まる中国地方全5カ所での取材行脚に備え、各ターゲット用のインタビューシート作りに没頭。その合間、某環境月刊誌表紙用のイラストも描く。
午後は、資料の受け渡し、時計の修理(Gショックのバンド交換)、取材のお礼などでチャリで市内7カ所を奔走。これをクルマで移動していたら、倍以上時間がかかったであろう。やっぱチャリのもんだぜ広島は。っつーことでもっと駐輪場を増やしてほしい。

夜、喫茶こばやしスタジオで歌い込み&独り稽古。今年始めて汗だく王子と化す。
越冬バッタを山に、、、北京の大気汚染、、、 (2008.04.20)

朝、いつものようにベランダの鉢植え連中に水をやっていると、一週間前発見した越冬バッタが相変わらずベゴニアにしがみついているではないか。とっくにどこかへ飛んで行ったとばかり思っていたのだが、冬ごもり明けでハラが減っているうえ、ここにあるベゴニアやらハイビスカスの葉が食えるわけでもなく、こうしてジッとしているしかないのか。放置しておくと飢え死にするかもしれんので、捕まえて比治山の陽当たりのいい草むらにリリースしてやる。バッタの恩返し、期待しとるけぇの(笑)。

先日、某季刊誌の仕事でインタビューしたマラソン日本代表のO選手が、他の代表選手とともに北京入りし、コースを試走。北京では治安(テロや外国選手へのバッシング)や食品・水の安全性のほか、空気の汚れが懸念されている中、O選手は試走後、
「ノドがイガイガする。ウエアも汚れた」
とコメント。「走って寿命を縮めたくない」という理由でマラソンを辞退した世界記録保持者もいるぐらいだし、テレビ映像で見ても北京はいつもどんより霞んでいる。聖火ランナーの件も含め、今回の一番の問題は北京での開催を決めたIOCの認識の甘さにある。本大会では北京周辺の工事や工場稼働を2カ月前から停止するそうだが、これからしても開催地として不適合。最低限、世界各国から参加するアスリートの安全だけでは確保して欲しいと思う。
新シフト夢想 (2008.04.19)

某季刊誌の取材で、今週二度目のフラダンススタジオ訪問。
先日の男性クラスとはうってかわり、今回はちびっ子。一番キャリアの長い子でもまだ1年ちょいとのことだったが、子供は力みがないせいか、フラの生命線である手の表情が柔らかく豊かで、しばし見入ってしまう。
それにしても要所要所でS先生が
「そこはこういうふうに」
とやってみせるお手本の、これまた優雅なこと。一瞬でその場の空気が南国のものとなるのだ。俺に娘がいたらフラを、、、などと考えてしまいましたとさ。S先生も言っていたけど、社交ダンスやバレエと違い、ステップや低い腰構えなど、日本の伝統的な舞踊、武道にも通じるものが俺の目にも見て取れた。これらは一朝一夕に身に付くもんではない。俺ももっと稽古せにゃいけんわい。ライブ活動もすっかりご無沙汰じゃし。5月からは新シフトを試してみる(っつーか、俺1人で業務をこなすことにはかわりはないけど)。それで時間を捻出し、ライター稼業以外の充実を図りたい。もうしばらくの我慢。
TKO (2008.04.18)

午前中ラジオ。

午後より執筆、企画、取材打ち合わせetc。一日が24時間しかないのがどうにももどかしい。明日から約20日間、中国地方を東へ西へ、ぶっ通しの取材行脚が待ち受けている。クライアントほか同業者の何人かは、GWまでに業務を一応終息させるべく普段以上のフントーをしているようであるが、俺はそんな世間一般の暦はとっくの昔に捨て去っておる。癒しなど求めるな。打つべし。ひたすらに打つべし。べしべしべし!(なにを言っているのだ俺は?)。
だが、どうか頼む。せめて一日だけでいい。GWはシーカヤックに乗らせてくれ(だから誰に頼んどるんじゃっつーの?)。

夕飯食って、ビール2本飲んだだけで強烈な睡魔が襲い、ほぼ気絶。
笑えない現実 (2008.04.17)

夏発行予定の某某季刊誌のBOOKレビューで紹介しようと思っている一冊「ジョークでわかる中国の笑えない現実」(黄文雄著、徳間書店)が、なかなかに凄い内容である。市井の人々は公然と共産党体制を批判するわけにいかず、このようなジョークを水面下でひそかに交わすしか反抗の意志を表現する術がないのだろう。この本に紹介されている諧謔のどれもが、ヒリヒリとした痛みを含んでいて切ないス。
その中からひとつ紹介。

泳げない青年が、不意に河に落ちてしまった。いくら助けを呼んでも誰も見向きもしてくれない。しかたなく大声でこう叫んだ。
「江沢民のバカヤロー!!」
すると、二人の公安が駆けつけて、彼を助け出し、連行した。

「チベットをどう思うか」などと日本や外国に住む中国人に問うても無駄なのだ。彼らは本国から遠く離れていても体制批判を本能的に避けている。というか、うまくやりすごせたからこれまで生きながらえてきたのだ。
藪の中 (2008.04.16)

有名大学元教授の某氏が痴漢行為したとされる例の事件。二審でも有罪判決が下ったようだ。真実が裁判というシステムごときで明らかになるわけもなく、罪に問われている当の本人しか知りようがない。芥川龍之介「藪の中」のごとし。
ただ、ひとつ気になるのが彼が逮捕されたタイミングだ。起こしたとされる2つの痴漢行為の直前、彼は当時の政権を揺るがしかねない重要な情報を発表するための準備をしていたということ。こんな偶然が連続して重なるのだろうか。どうにも腑に落ちん。

んなこと書きながら、忙しさに本日もアップアップ。執筆、資料の手配、取材交渉、打ち合わせ、そして引っ越しの準備でさすがに疲労困憊。っつーか、実家に預けていた俺の荷物がここまで多いとは。これをまるごと引き取らねばならんのかい。ああ、一日が24時間では短過ぎる。ついでに我が家も狭過ぎる。
家庭訪問、、、フラダンスその1、、、 (2008.04.15)

午前中、通常執筆業務。
本日より、セガレが幼稚園に行っており、オタマと二人だけで家に居るというのがどうもしっくりこない。やけに静かなでかえって集中できず(笑)。そのうち慣れるだろう。

午後イチでセガレが戻り、しばらくして担任のS先生が家庭訪問で来宅。これがまた若くて美人なんだわ。ええのうセガレよ。俺んときゃこんなセンセおらんかったで。

夜9時、某季刊誌の取材で、とあるフラダンススタジオへカメラマンA氏とお邪魔する。ここのスタジオの特長は生徒に男性ダンサー(フラ用語では「カネ」と呼ぶ)が多いこと。年齢層は俺と同世代が中心で、平均すると30代後半。おっと、某TV局の男性アナ発見。「ハワイ好きが高じて習い始めた」とのこと。取材終了は11時。

こうして昼も夜もない地獄の取材&執筆月刊に突入したわけだが、実家引っ越しの準備(預けていた俺の大量の荷物=楽器、アウトドアグッズあれやこれやをすべてこの狭い我が家に引き上げねばならのです)も佳境に入り、くれぐれもパニくりんさんなと自分に言い聞かせてみたりして。っつーか、すでにもうヤバかったりして。
越冬バッタ、、、半パン半ソデ解禁、、、 (2008.04.14)

朝、いつものようにベランダのハイビスカスその他の植物どもに水をやろうとすると、ベゴニアにしがみついて日なたぼっこしている一匹のトノサマバッタ発見。成虫ということは、どこかで冬を越したのだろう。いやぁ春だねぇ!

っつーことで、半パン半ソデを解禁とし、午前中から身軽&快調に執筆業務。
昼過ぎ、幼稚園の保護者説明会に行っていたオタマが帰って来て言うには、明日、さっそく家庭訪問があるげな。とっ散らかったオフィス兼リビングに若くてチレーなセンセをお迎えするのは心苦しいゆえ、あわてて掃除を敢行。簡単に済ますつもりが、いつものようにどんどん深みにハマり、気がつきゃ3F窓から半分以上身を乗り出して、スクィージー片手にガラス拭きしよる(笑)。コピーライターで食えなくなったら掃除屋だな。
アートの力 (2008.04.13)

昨日の勢いそのまんま、朝から怒濤の執筆モードでいこうかとも思ったが、予定より早いペースで原稿が進んでいるので、午前中は気分転換を兼ねて比治山の現代美術館常設展を見物。一カ月前見ていまひとつピンとこんかった特別展「シェルター×サバイバル」に比べ、ここの収蔵作品で構成される常設展は毎度見応えがあるなぁと再認識。土地柄、原爆や戦争をモチーフにしたものが多いけど、今回は、浜田知明のエッチング「初年兵哀歌シリーズ」がズシッときた。どだい戦争の理不尽さを「ヒロシマ」だけで語ろうとするところに無理があるのだ。「刑場B」や「伝説の便所」などは是非見て欲しい(いつも見れるとは限らないのでデンワで確認を)。
彼のほかにも自由奔放な作品をいくつも発見し、それらが「アンタももっと好きにやれば?!」と語りかけてくれてるようで、元気ももらえた。まったく「ねばならない」「べきである」などというつまらぬ思い込みや束縛は、銀河の彼方に「屁」とともに吹き飛ばしまえっつーの。やっぱ現代アートはおもろいのう。またこよっと。
入園式、、、巨神兵、、、 (2008.04.12)

午前中、セガレの入園式にオタマと参加。
ここはモンテッソーリ教育を主軸としたキリスト系の幼稚園。約半年間、あっちゃこっちゃ市内の気になる幼稚園を視察して回ったオタマが、教育方針や雰囲気を徹底的に精査した結果(笑)、選んだところ。彼女の母校が隣接しているという親しみやすさもあったのだろう。なるほど、園のグラウンドからは瀟洒な世界平和記念聖堂も臨め、落ち着いたカンジ。っつーか、それを背景に、カチャーシーか阿波踊りの如く手をひらひらさせながら一人で浮かれ踊りを舞うセガレは、思いっきりミスマッチ。おい、ほかのオカーサン連中から笑われとるじゃないか。やめなさいっての。
いや、オカーサンはもちろん先生方も若くて美人が目立つ。上下を白のスーツでキメたコスメ・キャンペーンガール風のセンセもおる。彼女を先頭にし、グレーシートレイン風に数珠つなぎで園児が入場してきたときなど、俺もおもわず最後尾に付こうと思ったほどだ(笑)。
しかし、コドモはどんどん大きくなりよるなぁ。俺はこのままじゃいかんのう。

世界のあちこちでギクシャクと、そして時には秘密裏に行われている北京五輪の聖火リレー。妨害に対する中国共産党政府の反論や、聖火を取り巻く屈強な武装警察(中国はあくまでボランティアの大学生と言い張っている)、そしてなによりダライ・ラマへの根拠なき誹謗中傷を見るにつけ、国際的スポーツイベントを開催するホスト国の資格もデリカシーもまるで持ち合わせていないことがよくわかる。というか、実質の人口14億以上と噂されるこの国と、「風の谷のナウシカ」に出て来た「巨神兵」がダブってしょうがない。骨格や筋肉が未発達なままガタイだけは膨張してしまい、立ち上がろうとしたとたん、自らの重みでドロドロと崩れ落ちる哀れな巨人。今回のいざこざは氷山の一角で、そう遠くない将来、内部から崩壊していくのは間違いないと予想する。
コイの手ほどき2 (2008.04.11)

午前中ラジオ。先週からスタートしたカープコーナー「コイの手ほどき」が、おもろうてたまらん。ややプロ野球に疎いtoco嬢をサポートしつつも、俺の持論を展開したくてウズウズしちゃいます(笑)。
「なにをしている時が一番シアワセ?」
と訊かれたとしよう。俺ならすぐいくつも思い浮かぶけど、「夏の蒸し暑い夜、冷えた缶ビール片手に、ラジオでカープナイター中継を聴く」っつーのは上位にランクされる。今年はAクラスに復帰してくれ。それだけで俺の人生はかなりの部分満たされるのよ。あーこりゃこりゃ。

午後からは怒濤の執筆モード。
そうそう、昨日ゴネた例のスーツの件だが、午前中のうちに、ちゃんと宅配してくれていた。着てみると、やはりオーダーしただけあり、「吊るし」とはまるで次元の違うフィットぶり。っつーか、なんかすごくマッスルなカンジというかズバリ凶暴というか。これのデビューがセガレの入園式とは。ははは。大丈夫かね。
不屈のランナー、、、交渉術、、、 (2008.04.10)

午前中、某季刊誌の仕事で、とある大企業を広告代理店氏、カメラマンA氏らとともに訪問。そこの社員で、北京五輪日本代表に決まったマラソンランナーO氏のインタビューを敢行す。
マラソンランナーとしては遅咲きのO氏ではあるが、30歳を過ぎてなお、進化し続けているその理由、全身の毛髪がすべて抜け落ちるほどの精神的ストレスを克服してまで走るのは何故かなど、たぶん通常のインタビュアーでは踏み込まないであろう核心へにじり寄ってみる。詳細をここに書くことはできないけど、「結局はバランス」という彼のコメントにすべてが集約されている気がした。幾度となく地獄を見た一流アスリートの眼差しは、意外なことに気負いがなく、とても穏やかなものだった。北京での活躍、すごく楽しみになってきよったわい。それにしても国威高揚とか、政治問題の関わらないところで、世界のアスリートをのびのび闘わせてあげられないものか。彼ら、ほんまに頑張っとるんじゃもん。

午後、オフィスで(自宅だよ)ボ〜ッとしていると、先日スーツをオーダーしたショップからデンワ。検品時に生地に傷が見つかり、やり直すことになったので明日の納品に間に合わないとのこと。
「それではお困りですよね」
「はい、すごく困ります」
あれだけ期日に間に合わせるよう念押ししたのにナニしとんじゃい!と、ここであっさりキレる客もいるのだろう。しかしそれではわずかな望みさえ自ら摘み取ってしまうことになる。春駒流交渉テクの見せ所だ。
まずは、非を丁寧に詫びる彼に同情を示しつつ、なぜ12日に、つまりセガレの入園式に必要なのかをやさしい口調で滔々と述べる。さらに、やり直しの工程をどうにか縮める方法はないかを聞き出す。あれをこうしてサノヨイヨイとディスカッションをしているうち、担当者氏も遂に
「わかりました。ちょっと再度検討させていただけますか」
と言い出しよった。はたして2時間後のデンワでは
「お約束通り、明日、お渡しすることができるよう手配致しました!」じゃげな。おまけにわざわざ自宅まで届けてくれるんだと。やりゃできるじゃん。っつーか、やはりものの言い方って大事だね。まずは一安心。
パニくり中年 (2008.04.09)

終日執筆&取材交渉。
交渉先が今日のように10件を越えると、頭がややオーバーヒート気味。おやおや、耳の穴からケムリが?(ンなアホな)
それが片付くと、お次は明日予定している某アスリート(北京五輪出場決定者)の取材のためのインタビューシートづくり。緊張が抜けず、ときどき「わ〜っ!」と叫び声をあげ、服を脱ぎ捨てハダカ踊りでもしたくなるが、外はあいにくの雨(っつーか晴れてたらやるのかよ?!)。
状況一転 (2008.04.08)

昨日、すべて空振りに終わった取材交渉が今日になって次々にヒット。にわかに緊張感が漲ってくる。

夜、喫茶こばやしスタジオにて歌い込み&独り稽古。手に入れたばかりのガットギターを100Wのアコースティック用ギターアンプで鳴らしてみたが「ン?」っつーカンジ。思ったほどよろしくない。こういう場合、ラインなら問題ないことが多いので、近々どっかの店でテストさせてもらおう。
十数年ぶりの回転寿司、、、北京五輪のほころび、、、 (2008.04.07)

終日、執筆&取材交渉。後者のほうは、ターゲットがすべて不在でさっぱり進展せず。はは。まぁこんな日もある。

夕方はウチの家族と、実家の両親、妹とそのセガレの直樹の7人で近所の回転寿司へ。俺はこのスタイルの寿司屋が苦手。だって次になに食おうかとキョロキョロして落ち着かんし、狙ってたブツが途中で横取りされるとショックじゃんよ。っつーか、大人数で来たからだろう、気がつけばかなり楽しんでいたりして(笑)。

ところで、各地で勃発している北京五輪聖火ランナーの妨害に関し、ダライ・ラマ師が自制を呼びかけるコメントを発したようだ。だが、彼の願いに反しこれからもこういったアクションは激化していくような気がする。チベットだけでなく、中国共産党政府の理不尽な圧力統制に根深い不満を抱いている地域(イスラム教徒の多い新疆ウイグル自治区など)はいくらでもあるのだ。某国際ジャーナリストが指摘しているように、五輪開催のまさに直前、爆弾テロというような物騒な事件が起こる可能性も高いと俺は見る。そうすれば選手や観客は参加を控え、五輪は失敗。中国政府は恥をさらし、世界中から信用を失うことになるからだ。テロを行う側にとっては千載一遇のチャンスに違いない。チベットで起こっているのは決して「暴動」ではなく「抗議行動」だと俺は思うが、抗議するにせよ、それを鎮圧するにせよ、力ずくでやって欲しくない。まったく、どうすればええのやら。
イラストが伝えてくれたこと (2008.04.06)

昼イチ、家族で広島市中区の広島市まちづくり市民交流プラザ北棟5階会議室へ。午後1時から開催される市民フォーラム「太田川の未来を語ろう」の催し物の一環として、俺が某環境月刊誌の表紙用に描き綴った、動物イラストが30数点展示されることになっており、それがどのような状態で人の目に触れるのか、事前にチェックしたかったからだが、B全サイズにグリッドで転写されたそれは、自分で言うのもなんだが、かなり「絵」になっていた(シャレか?)。
個人的に思うことがあって、この月刊誌の連載コラムを降り(とはいえ創刊号から48号まで毎月書いた)、イラストのみ約3年描いている。あとでフォーラム主催スタッフから聞いたところによると、A4に縮小したイラスト集がけっこう売れたとか。その中の1人からは「この絵を見て、あらためて太田川流域に生息する動物の多様性を知り、これまで自分にとってはタダの川だったのが、とても愛おしいものに変わった」という嬉しいメールをいただいた。この某環境月刊誌にはいろいろ至らないところや矛盾があるのは、俺も承知している。たが、この月刊誌の実質的編集長だった原哲之氏と生前交わした約束や、不器用だが太田川をこよなく愛するスタッフがかろうじて縁を取り持っている。ながらく広告業界で生きてきたせいで、さまざまな制約には慣れっこ。常に、理不尽に勝利することが求められているといってもいい。そんな中、コトバではなくイラストでメッセージする、という俺の選択した手法は、つたないながらもイイ感じで人に届いているようだ。
フォーラムでなにが語り合われたのか、その後、某花見へ出かけた俺は知る由もないが(笑)、大事なのは批判やその批判の批判というようなネガティブな円環ではなく、そのレベルを軽〜く突き抜けたお茶目さと新しい視点だと思うから、俺は俺なりの方法でこれからも心に響くハッピーサプライズを展開したいものだ。限りなく家族に近い音楽仲間と、満開の桜の下で美味い酒を飲みつつ、次なる春駒流ウヒョヒョ戦略を無責任にイメージす。
夕方、次の宴(心体育道主催の花見)に合流する予定だったが、セガレが眠そうなのでキャンセル。ちょいと残念。ま、欲張ったらあかんのです。
お掃除奉行 (2008.04.05)

オタマのオフクロさん、つまりお義母さんが、今夜は我が家に一泊。なので、午後より、天気もいいし大掃除を敢行。最初はちょこっとだけやるつもりだったが、どんどん深みにハマってさぁたいへん。掃除屋のバイト経験もあるので手際も悪くない。おかげでピッカピカだよおっかさん。これで運気向上も間違いなし!っつーか、一層腰がヒドくなっちまったとさ。慢性化は困るのう。
コイの手ほどき、、、アンダルシアブルーの音色、、、 (2008.04.04)

午前中ラジオ。本日よりカープ情報を中国新聞のカープ番記者に語ってもらう新コーナー、その名も「コイのてほどき(ネーミングは俺)」がスタート。例年なら、負けがこんでくるとカープを「見ない聞かない語らない」という、いわゆる「3ナイ」で情報をシャットアウトし、ストレス回避を心がけてきたが、これからはそれもできん。よかろう、今シーズンはとことん付き合うちゃるわい。

放送終了後、K楽器により、例のガットギターを受け取る。帰って早速弾いてみると、これがなかなかカンジよろし。同じギターでもスチール弦をピックで弾くのたぁまるで別物。指弾きでいろいろ工夫しているうち、少しずつ響かせ方がわかってきた。1、2、3のナイロン弦がキモ。スチール弦では表現できないアンダルシア・ブルーのごとくカラッ、スキッと乾いた、けど妙に切ない音色を出しよる。すぐにはステージで使えないだろうけど、十数年前、ウクレレを手にした時のしっくり感と同じ。などとふむふむいいながら気がつけば2時間が経過。っつーか仕事しろっての。しかも座りスタイルで没頭してたもんだから、治りかけてた腰がまた痛くなってきましたとさ。
ひとりプレゼン、、、禁欲修行は無理です、、、 (2008.04.03)

午前中、某企業にてプレゼン。2時間、たったひとりで喋り倒す。反応はすこぶるよかったが、クライアントにも諸事情があるようで、採用されるかどうかは現段階では不明。俺のカラーは充分出せたのでひとまず満足としよう。

「ヨガのバイブル」と呼ばれる某翻訳本を先日ネットで手に入れた。俺がこれまでやって来た数々のヨガメソッドがどこにどのような作用をもたらすのか、より理解が深まりそう。しかし、十数年前習っていた実戦太極拳同様、この本に紹介されているハタ・ヨーガも、中級以上の修行ではかなりの禁欲生活を強いられる。やはり俺には無理かも(笑)。

某季刊誌のクライアントからデンワがあり、次号のインタビュー欄では北京五輪の出場が決まっている広島在住の某アスリートを取材して欲しいとのこと。っつーか週明けから怒濤の取材ラッシュが予想される。1月の密度から比べると若干はラクかもしれんが、油断は出来ん。スケジュールはもちろん、体調管理もぬかりなくやれりたまえよ。
企画書 (2008.04.02)

終日、企画書の策定。夕方完成し、明日のプレゼンに備え、スパーリング。
俺の企画書は、通常のものと違い、ページ数が極端に少ないし、マーケティングリサーチ資料もまったく添付していない場合がほとんどだ。タテマエやハッタリも一切なし。そのかわり読めば具体的な「シーン」がありありと見え、なぜその方向性で効果が期待できるかが理解してもらえる。正直さや誠意こそが大事なのだ。先日も「これが今一番新しい企画書のつくり方」みたいな本を某書店店頭で見つけ、立ち読みしたが、それは俺のスタイルにかなり近いものだった。俺の手法も実は、敬愛するハンター、齋藤令介さんの「原始思考法1・2」や、心体育道から学んだ「シンプルに最短コースで急所を攻めよ」であるのだが。っつーか、まずは自分が楽しめる内容であることが大前提でちゅね。
整骨院、、、深度、、、 (2008.04.01)

朝起きると腰の具合、昨日より良くなっている。念のため、我が家の向かいにある整骨院へ。施術後、さらにいいカンジ。明日には問題ないレベルかも。しかし、整骨の先生からは「一週間は運動を控えてくださいね」とな。まぁ状況見ながらということで。

K楽器店O店長にデンワし、数日前見せてもらったガットギター購入の意を伝える。値段も手頃だし、ツアーに持ち歩くには通常のアコースティックより軽いような気がする。どうしてもウクレレじゃなく、ギターでないとしっくりこない曲があるのだ。

先日ネットで注文していたヨガ関連の本が届く。このジャンルの書籍やDVDの総数はすでに20近い。ヨガを始めて約10年。あと2、3年でとりあえず目指すレベルに到達したいと思っている。本能の求めるままにあれこれ手を出して来たが、これ以上増やすことは辞め、武道、ヨガ、音楽、執筆業、ナレーション、シーカヤックと、今習慣化していることの深度をさらに掘り下げてみたいのだ。
先日も某広告プロダクションのデザイナーから訊かれた。
「春駒さんの肩書き、どう紹介すればいいんでしょうか?」
「ぐふふ。お好きなように」
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