Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2008年08月の日記

この道を (2008.08.31)

昼前どんより起床。
夕方、カメラマンA氏、古巣デザインプロダクションの後輩コピーライターK君と、市内某居酒屋で飲む。K君に会うのは3年ぶりくらいか。その間に彼は結婚し、娘も生まれ、話す内容もかなりオッサンくさくなった(笑)。

この道を行けばどうなるものか。
危ぶなかれ、危ぶめば道はなし
迷わず行けよ、行けばわかるさ。

と、A猪木が言うとるように、それぞれの道を、それぞれのスピードで行こうではないか。
また会おう。ダーッ!!
奇跡の夜 (2008.08.30)

安芸高田市の吉田町文化創造センターにてFarEastLoungeソロライブ。
このユニット単体での、しかもホールを使ってのライブなんぞ何年ぶりでせうか(笑)。近くで開催される花火大会にお客さんをごっそりもっていかれるのでは、と心配していたが、杞憂であった。まさに「老若男女」というにふさわしいさまざまな世代の町民の皆さんが集まってくれて感謝感激。
FarEastLoungeが一人ずつ増えて行くカンジにしようということで、まず梶山シュウのソロからスタート。その後、椎名女史、ツン氏が順に加わり、休憩を挟んでフルメンバーで登場。

セットリスト
「カプチーノもう一杯」>「テビチ記念日」>「ぴぴららOneLove」>「月の下ジントヨー」>「星の波間に」>「はてのうるまの祈りうた」>「恋のパパイヤ」>「ヨーデル潮干狩り」>「その男ヨシオ」>「no rain no rainbow」>「地球のうた(新曲)」>「夫婦蛸」>「ひかりのうた」

アンコール
「Redemption song」>「Dreamin'」

FarEastで、というより俺のライブ人生において生涯最高ではないか、と思えるほどの素晴らしい出来。会場、主催の皆さん、お客さん、PAの和田さん、マネージャー役をかってでてくれた久保直樹、照明の方、メンバー4人それぞれの個性が絶妙に絡み合い、奇跡のようなハッピーアワーが現出。毎度のことながら梶山、椎名女史、ツン氏とやれることの贅沢さも再認識。いや、ホンマにえかったス。傲慢かましてヨカですか?FarEastLounge、銀河一!(笑)
季節の変わり目に (2008.08.29)

午前中ラジオ。
スタジオ入りした時から、なんか忘れてるんでは?という予感があったのだが、結局、俺のコーナーでかけるCDを用意してなかったんですな(笑)。季節の変わり目はどうも調子が出ん。

明日は安芸高田市の吉田町文化創造センターでFarEastLoungeのライブ。どれくらいのホールで何人くらい見に来てくれるのかまったく不明。ま、そんなことを気にするようなヤワなユニットではないので、純粋にヤリたい曲だけピックアップ。未発表曲含め、メンバーと一度も合わせたことのない曲が2曲。それにくわえて、椎名さんには初めて耳にするであろう曲がもう1つ。いつものようになんとかなるであろう。気にすまい(笑)。

夜、ふとTVを付けると、博多を舞台にしたドラマで使われているメロディに耳覚えが。間違いない、山口洋の手によるものだ。してみると、これが彼の言うとった「TVドラマのサウンドトラック仕事」なのか。次回は映画のオファーがあるといいねぇ。
その道のプロ、、、ムキムキ中年、、、夢のお告げ、、、 (2008.08.28)

午前中、ちょっとした相談事があって、市内のしかるべき部署へ。担当者はこちらの言わんとすることを素早く把握し、っつーか、かなりの部分すでに独自に調査してくれていたようで、向かいあって席に着いた時点で「あ、この人なら大丈夫だ」と直観した次第。どの道にもプロフェッショナルはいる。カッコエエです。

カッコエエといえば、タンクトップ姿で鏡に映った自分の姿を見て、チャールズ・ブロンソンかと思ったぜ(笑)。いや、ヒゲこそ生えておらんが、白髪アタマにムキムキボディ(このところさらにゴツくなっちまった)は、彼が名優ジェームス・コバーンと共演した「ストリートファイター」を連想させ、我ながらシブく見えた。十代の頃、四十の半ばを過ぎてなお、このレベルでいられるとは考えられなかったもんで。

午後よりプロダクションで打ち合わせしたり、事務処理をしたり。
夕方、詳細はここには書かないが、先日見た夢の中での「お告げ」に従ってすぐさま行動したことが思いっきり<吉>と出る。ははは。こういうことが実際あるんだね。なんだか最近、神懸かったような出来事が頻発しとるんスが、なにか?!
この顔にピンときたら (2008.08.27)

朝からオーケストラ仕事で三原市へ出かけたオタマに代わり、昨日に続いて終日子守り。セガレのピーチクパーチク調のさえずりトーク(よう喋るんじゃこれが)を聴いていると眠くなってしょうがない(笑)。
昼、階下の某モスにセガレを連れて行くと、俺の名を呼ぶ声が。振り向くと、二人の男の子を連れた品の良い女性。
「ええと、失礼ですがどなたでしたっけ?」
訊いてみるとなんと彼女、オタマの音大時代の友人Yさんで、神戸から帰省中でたまたまここへ寄ったんだとか。俺の顔は、数年前出した家族写真付き年賀状でピンときたらしい。すごい記憶力。っつーか、俺ってよっぽど印象に残るツラなんでせうか(笑)。
比治山公園にて (2008.08.26)

午前中子守り。NHKの電波塔横の公園で遊ばせる。砂場は犬やネコの糞だらけで悪臭もひどく、近寄らせないようにした。最近、このような不衛生な砂場が原因で、子供が人間以外を宿主とする寄生虫に感染するケースが増えているそうな。
俺は小さい頃から動物が大好きで、生態にも相当詳しい。傷ついた鳥を保護して治療し、充分回復させてから自然に返したことが何度もある。だが、野良犬、野良猫、あるいは野良アライグマ、野良ハクビシン、野良カミツキガメは状況によってはどんどん捕獲して駆除すべきと考える。「人間の都合で捨てられて可愛そう」という意見には賛同するが、何ごとにも限度がある。手を打たなければ、結局、可哀想な動物をさらに増やすことになるではないか。
てなことを思いつつ、俺も遊具を使って筋トレ。その気になって工夫すれば、ジムなんぞいかなくてもタダで充分体は鍛えられる。っつーか、めちゃめちゃ効いたです(笑)。
under the cycle madness、、、父から子へ、、、 (2008.08.25)

終日執筆。
合間に、昨日手に入れた新刊「MULTITUDE under the cycle madness」に見入る。この本、108人の自転車乗りを取り上げた写真集というかエッセイというかデザイン本というか、とにかくいろんな側面を持った一冊で、クリエイター業に携わる者には必携ではなかろうか。掲載されている自転車のほとんどが変速機や時にはブレーキさえも付いていない、いわゆる「ピスト」と呼ばれるトラックレースタイプを街乗りにアレンジしたもので、無駄を徹底的に削ぎ落としたフォルムの美しさといったら、ただただ溜め息もんでございます。化石燃料を使うトランスポーターが敬遠される中、最近自転車が見直されているけど、バイクメッセンジャーはもちろん、DJやミュージシャン、カメラマン、バレエダンサーなど世界中の尖った野郎どもがピストブームを牽引することで、さらにその傾向が加速すると予想。
俺も来年5月の新居完成時に合わせ、ピストデビューしたい。
陸は自転車、海はカヤック。さぁ、空は人力でどう攻める?!(笑)

夜、セガレと風呂に入り、頭を洗ってやっていると、
「トトの洗い方は、ジイちゃんと一緒じゃったよ」
なるほどねぇ。先日、彼は俺の実家で風呂に入れてもらったのだが、両膝の上に仰向けに寝かせて頭を洗うジイちゃんのやり方が、俺のとまったく同じだったのだ。っつーか、俺もジイちゃん=オヤジにこうして洗ってもらっていたのだから。言われて初めて気付いたよ。
見えました (2008.08.24)

まったり休日。
午後より、家族と福屋広島駅前店にて開催中の「ロボットアニメEXPO」へ。知人からもらったタダ券で入ったからよかったようなものの、これで入場料600円とは大ブーイングが出やせんだろうか、と心配になるほどの安易なディスプレイ。詳細は書くまい(笑)。

7月から始まった無休の取材&執筆三昧は、「動的禅」のような効果があったようで、今、珍しく透徹を極めた脳内スクリーンにさまざまなインスピレーションが映し出されてきよる。さらに開けた<妄想家>を目指す途上において、いろんな面で見直しが必要だし、その先にある新しいライフモデルもぼんやりとではあるが視認す。
硬直vs自在 (2008.08.23)

星野ジャパン、予想通りさっぱりダメ。出陣の際の「日本の野球を見せる」とのコメントを聞いた瞬間、このような結果を直観した。狭小な思い込みは、すべてを硬直させる。

夜、PICOにてFarEastLounge関連メンバーが集まり、今月30日のライブに向けミーティングのようなものを催す(笑)。いや、こんだけのメンバーが集まれば、なんでもござれ。イベントのコンセプト、ホールの規模や機材に影響されることなく、というか時には不利な状況を逆手にとり、高打率のパフォーマンスを個々が発揮するのである。
ユニットはさておき、俺はソロライブをもっと頻繁にやりたい。ウクレレではなく、アコースティックギター1本だけでやるとか、他人のカバー曲ばかりを歌うとか、構想はいろいろとある。はぁ〜(ため息。笑)
ドM野球 (2008.08.22)

午前中ラジオ。カープコーナー「コイの手ほどき」では、中国新聞カープ担当記者さんの誰か一人に毎回デンワ出演してもらっているのだが、本日のK記者はスタジオに遊びに来てくれる。カープコラム「球炎」のレギュラーでもあるK記者の視点&分析は斬れ味バツグンで、文章もキャッチー。はてして実際に会ってみた彼はトークもテンポよく絶妙であった。
「最近のカープはねぇ、打たれまくって火が付くんですよ。というか、わざと打たれている。いうなれば<ドM野球>といったところでしょうか」
「なるほど! じゃあこれから我々が応援に行くときは<ムチ>が必需品ですね! ついでに始球式は<にしおかすみこ>にお願いしましょう」
「それはナイスです!」
っつーか、俺たちは朝っぱらからナニを熱く語っているのだろう(笑)。
コレでイイのだ (2008.08.21)

最近、反抗期の兆候が顕著になってきた13歳の甥っ子を自宅に呼び寄せ、「心の持ち方が自分とその周囲に及ぼす影響」について諭す。それは俺自身、中学校の頃から知っていたらどんなに救われたか、というようなシンプルだけどきわめて有効な法則である。彼には瞳に暗い影を宿すことなく、溌剌とした10代を過ごして欲しい。お楽しみはこれからだ。そのための開かれたフィールドを用意するのはオトナの役目。来月からシーカヤックやキャンプに月イチ程度で連れ出してやろうと思う。コトバを超えた真理を自然が教えてくれることだろう。っつーことで、シーカヤックの雑誌を見せてやると食い入るように読んでいる(笑)。男はこれでイイのだ。
おかわりライター、、、エレガット、、、 (2008.08.20)

午前中から昼過ぎにかけて、東広島市の某企業で打ち合わせ。
先月納品した仕事の評判がとてもいいらしく「今後は東広島市だけでなく、広範囲にエリアを広げてアプローチしたい」とクライアント氏。このたびの製作物には俺が発案した「日本初」も含む斬新なしかけが散りばめてある。それがちゃんと機能し、実際の売上げ数値に結びついているのは、広告屋冥利に尽きる。いくらカッコいいデザインやコピーであろうが、人に届いていないとしたらタダのゴミ。ここのところ、さまざまなクライアントからこのような「喜びの声」が寄せられていることで、ちょいと自信が持てましたとさ。あーこりゃこりゃ。

夜は喫茶こばやしスタジオにて恒例の歌い込み&独り稽古。本日は、タカミネのエレガットをローランドの100Wアコースティックアンプで鳴らしてみる。腕が未熟ゆえオールラウンドではないが、パーカッシヴな音色が刻めるということでは通常のアコースティックギターより表現力が上。そろそろライブデビューも近いかも。
クーラー不要、、、金魚3兄弟、、、 (2008.08.19)

終日執筆。
台風が台湾あたりにきている影響か、湿り気のある風が強めに吹き、クーラーを付けずとも快適。秋もすぐそこにスタンバイしているようである。

昨夜、近所の盆踊り大会でセガレが金魚すくいをやり3匹ほどゲット。生き物はしばらく飼うつもりがなかったが、どうせならカッコ良い環境を作ってやろうとペットショップで金魚砂を購入。鉢は、生花用に使っていたガラスボウル。凝り性の俺、そのうち水質浄化装置とかも買ったりして(笑)。
突破口 (2008.08.18)

終日、岡山にて取材仕事。
夕方広島に帰るやいなや、さまざまなトラブルに見舞われる。こういう場合、なんとか盛り返そうとフントーするか、あるいはじたばたせず、じっと嵐が過ぎ去るのを待つか。俺の経験ではどちらもダメで、今出来る、最小限の、それも起こっているトラブルとはまったく無関係な雑務を粛々とこなすのがいい。今日もこれで解決策がフッと降りて来た。今週もフィーバーしそうな予感。
新世代 (2008.08.17)

朝8時、愛車の中で爽やかに目覚める。いや、今年のしのぎやすさときたら格別なり。というか昨年、小高い山中にあるはずのここでの熱帯夜は異常だった。

爽やかだったのがもうひとつ。今年の動員は久しぶりに50名を突破。初参加者の中の、ギターマンbasaku氏の呼びかけでやって来た音楽専門学校生の男連中が場を盛り上げてくれただけでなく、PA機材やキャンプサイトのセッティング&撤収を強力にサポートしてくれた。また随所でTバックパンツを披露するなど笑いどころもちゃんと抑えていることにも感心。
ヨウタがセッティング中に右手人差し指を挟んで救急車に運ばれるという事故があったが(診断の結果、剥離骨折で全治2週間。しかしその後戻って来てドラムを叩いていたので問題なし。笑)、その他は近年稀に見る活気に満ち溢れた二日間となった。パーカッションキャンプも10年はとうに超えている。新しい世代が加わることで、このご機嫌なイベントがさらに10年20年と続いてくれるとええのう。などと久保と話しながら昼過ぎ帰宅。
パーカッションキャンプ (2008.08.16)

夏の恒例、「真藤山パーカッションキャンプ」へ。音戸の瀬戸で渋滞に引っかかり、昼をかなり過ぎてから現着。炊事棟前に張られた大型タープの下でビールをプシュッと開けたとたんタイミング良く小雨が降り始め、身体共にクールダウン。
夕方には雨も上がり、いつものように夜8時頃よりライブスタート。俺らFarEastLoungeは終盤に登場。パーカッショニストとしてyumipuやマクちゃん、久保、アサミちゃんらにも参加してもらうことになったので、予定を変更し、賑やかしい選曲でいく。

セットリスト
「カプチーノもう一杯」>「テビチ記念日」>「夫婦蛸」>「ヨーデル潮干狩り」

最近作った曲で評判がすこぶる良い「はてのうるまの祈りうた」や新曲「no rain no rainbow」「地球のうた」をやりたい気持ちはあったが、こういうごちゃ混ぜのアンサンブルもこのイベントならではの醍醐味である。実際かなり楽しめた。歌詞は飛びまくったけど(笑)。

ライブ終了後は当然のごとく飲み会。2時あたり強烈な睡魔がきて、駐車場にて車中泊。
本の受難、、、勝負にもインプロビゼーション、、、 (2008.08.15)

午前中ラジオ。
正直に言おう。昨夜寝る直前に「あしたはラジオじゃん!」と気付かなければ、ほぼ100%すっぽかしていたであろう。ヤレヤレあぶなかったスな。

午後、明日からの能美島パーカッションキャンプ合流に備え、テント等を準備しに実家に戻ると、なんと俺の大切な書物の入った段ボール数箱が、喫茶店の元厨房の排水溝あたりに積まれているのを発見。開けてみると、オーマイガッ! 大半が水浸しで万事休す。湿気だけならこうはならん。とすると。何日か前の突発的な豪雨で逆流した下水にヤラれた可能性が大。しゃあないわい。縁がなかったと諦めるわい。おかげで捨てる踏ん切りがついた。

夜、北京五輪の男子柔道100kg超級で、数日前この日報で予言した通り、石井慧が金メダル。新ルールの適用や不可解なジャッジなど日本人選手には不利だらけの戦場を斬り抜けるには、心技体に加えて一瞬の冴えたインプロビゼーションが必要不可欠。その一方で完膚なきまでに打ち負かされた鈴木桂治に、伝統的日本柔道の限界が見えた気がする。
破れたとはいえ、女子78キロ級の塚田真希の銀メダルには価値がある。決勝で対戦した中国選手は、試合中、4度も帯を自分でほどいて時間稼ぎをした。こんなインチキな金より、最後まで積極性を失わなかった塚田の銀のほうが、はるか高見に光り輝いて眩しい。勇気をもらいました。ありがとう。
正しいお盆 (2008.08.14)

本日は、俺の父方&母方の先祖の墓参り。暑いとはいえ、陽射しの圧力はややパワーダウン。今年はただの一度も海に出ていないという事実。夏の間になんとかしたい。
初代春駒宅にも顔を出す。春駒ばあちゃん、かなり体調はいいようだが、リウマチがしんどいようだ。耳も相変わらず遠く、こちらの言ってることの半分くらい通じていない様子でテキトーに相づちをうっている(笑)。
「はよ、お迎えが来てもらわにゃやれんよぉね」
そういう御仁こそ長生きするんでございます。
盆休みスタート (2008.08.13)

午前中、吉浦に里帰りしていたオタマ&セガレを迎えに行く。世間一般的には今日から盆休みになるところが多いのか、あちこちで渋滞。

午後より通常業務、のつもりが、一切デンワがかかってこん。さては各プロダクションも休暇に入ったか。なんか俺だけ取り残された気分(笑)。
感度良好、、、スカイクロラ、、、 (2008.08.12)

この一カ月半、2冊の季刊誌執筆に必要だった資料やインタビューシートが部屋のそこら中に積み上げられ「アリ塚」と化していたので、仕事を早めに切り上げて大掃除を敢行。
しかし、できるだけモノを処分して身軽&シンプルに生きたいつもりが、気がつけば逆に増えているように見えるのは気のせいか?
来年初夏の新居引っ越しまでにさらに大がかりな身辺整理をしておきたいですな。ギターも数本処分したいので興味ある人は連絡を(現在予定しているのはオベイションのブルーとナチュラル、伝説の名品「kaoru」の3本。価格等応談)。

夕方、ボサーッとローカルニュースを見ていると、「本通派出所」の特集が。「深夜、市内中心部オフィス街で下半身露出男が出現」なる通報を受け、チャリで駆けつけた警官に第一通報者が手振り身振りで状況を再現。と、この男、顔にはモザイク、声にはエフェクターがかましてあるが、独特の「可部なまり」のイントネーションは間違いない、かつての同僚Mクンじゃ!
しかし、「大股開き」をして見せるあたり、そのポーズに「熟練」がうかがえ、もしや犯人はMクンでは?と危惧が芽生えたので久しぶりにメールすると、ビンゴであった。いや、犯人だというのではなく(笑)。
こんなとき、俺の耳はかなり精度が高いと思ったりもする。というわけでMクンよ、今度逮捕、じゃなかった、飲みにいこうかね。

夜、マイカルワーナーで押井守の最新作「スカイクロラ」を見る。戦闘シーンがどうとか、プロットがああだとか、見どころはいろいろだが、俺的には「音」が圧巻だった。耳を圧する静寂、遠い大気の唸り、雨だれ、、、、鼓膜で視る映画でもある。我が女房オタマと初めて会った時「でたっ!コレが俺のカミさんになるひとだ!」と直観した俺には、このストーリーはある意味出るべくして出たようにも感じた。まぁ、オタマのほうはな〜んも思わなかったらしいが(爆)。時間があればぜひ。もちろん映画館で。
初盆、、、心技体、、、 (2008.08.11)

午前中、海田にある義父の墓参り。初盆なので白い灯籠を飾る。彼と最後に言葉を交わしたのが桜の咲く前だった。ついこの前のようであり、随分昔のようであり。

午後より執筆業務。合間にTVでオリンピック中継を見る。もちろん日本人選手が活躍するのを期待する気持ちは大きいけど、所詮は実力。勝つ者は勝つべくして勝ち、そうでない者はそれなりの結果に終わっている。一流のアスリートがしのぎを削る世界にあってはラッキーパンチなど存在しない。あからさまな地元びいきのジャッジに関してもその不利を乗り越えてこそ金メダルの資格がある。誰もが納得する圧倒的な強さを見せてみろっての。北島や内柴は心技体モンクのつけようがない。サスガだね。
っつーか、俺が実力ウンヌンは棚に上げてでも応援したいのはカープだけである(笑)。
初映画 (2008.08.10)

オケの仕事で終日家を空けるオタマに代わって本日もセガレの子守り。
で、今日は、彼にとっては初となる映画館での映画鑑賞。俺が「崖の上のポニョ」を提案したのに対し彼は「ゴーオンジャー」「仮面ライダー・キバ」の2本立てをリクエスト。トータルで約1時間半、かなり楽しめたようでひと安心。俺の映画館デビューは「ガメラ」「ゴジラ」あたりだったと記憶するが、幼稚園児なりにスクリーンの迫力にはブッたまげたものである。彼はこれからどんな映画を見ていくのだろうか。
ところで「ゴーオンジャー」のヒーロー7人の中に2人の美女がいるのだが、彼女らのホットパンツからすらりと伸びた脚のなんと眩しいことよ! あとの5人のニーチャンもみなイケメンだし、ちゃんと家族向けに見どころを用意していることに感心す(笑)。
子守りデー (2008.08.09)

一カ月半ぶりの休日。っつーか、オーケストラリハに出かけたオタマに代わり、終日セガレの子守りしながら時々オリンピックTV中継を見る。広島出身の柔道60kg級の平岡は初戦敗退、谷亮子もいつものようなキレがないなと思ったら、案の定、準決勝止まりで結局、銅。しかし、最近の柔道は闘いっぷりが、日本の伝統的なスタイルとは大きく違ってきている。その変化に対応できるのは石井慧だけではないかと。彼の愛読書の一冊が児玉光雄「イチロー哲学」で、その中で特に共感したのがこの一文らしい。

『日本の社会のシステムは、まずフォーメーションやマニュアルを優先する。そのため優れた個性が埋もれてしまう。マニュアル化が個性を埋没させ、フォーメーションが選手のひらめきを封じ込める。
日本の選手は、概してパターン化された局面での状況判断は得意だが、パターンからはずれた突発的なトラブルに対処できない。しかし、本来レベルの高い選手は、マニュアルやフォーメーションを超えたところで展開される』

なるほど、これはスポーツ界だけにとどまらないハナシと俺も思う。俺はよくも悪くも「反射神経」優先で動くので、ここらへんのしくみに関してはあまり深く考えんようにしとりますが(笑)。
静岡からの中学生 (2008.08.08)

午前中ラジオ。ゲストは、別番組のIディレクターの姪っ子含め4人。彼女らは静岡の中学生で、学校は違うが、ほかの3人もそれぞれの学校を代表しての広島入り。静岡県が非核宣言をしている関係で、彼女らの住む駿東郡内の中学校は平和学習に意欲的のようだ。俺のコーナーでかけた「その男ヨシオ」をプレゼントする。

午後より通常執筆業務。明日は、約一カ月半ぶりにオフにするつもり。ところで休日って、どのように過ごせばよかったんでしたっけ?(笑)
1本で2度美味しい (2008.08.07)

午前中、撮影に使う小物を探しに街の中心部へ。無事に目当てのブツを手に入れたので、Y楽器店まで足を伸ばし、タカミネの3セット1000円のライトゲージを購入。俺はアコースティックギターには10年近くコレだけを使っている。ブライトな音色は一流品とタメを張るか、それ以上のレベル。最近のライブは、ウクレレ一丁で済ますことが多かったが、先日の高松ツアーには無理して持って行ってエカッタで。やはりココ一番ではギターじゃわい。っつーことで、ウクレレとギターが合体した、いわゆる「Wネックギター」を密かに夢想している(笑)。1本ずつ別々に持ち運ぶよりはスマートだろう。「Kヤイリ」あたりなら、オーダーを受け付けてくれるのではなかろうか。

午後、某映像プロダクションにてプロレスのTVCMのナレ録り3パターン。その後、某デザイン事務所で打ち合わせ。今日もあっちゅー間の一日。
感謝をこめて (2008.08.06)

ヒロシマは63回目の夏。
オタマに手伝ってもらいながら、セガレに鶴を折ってやる。
あの日、地獄を見、そして考えられないような傷を体や心に受けながら焼け野原から立ち上がったすべての人々に「生き残ってくれてありがとう」と、でっかい声で伝えたくて俺は「その男ヨシオ」を作った。あなたがいたから、ボクらがいるのです。あらためてありがとう。皆さんは我々の誇りであり、人間の勇気、愛、尊厳そのものと思うのです。
使える頭を (2008.08.05)

まったり通常業務。
反抗期の入口にさしかかった甥っ子の直樹を、終日我が家で預かる。不思議と俺の前では聞き分けが良い。しかし俺が13歳の頃はもうちょいマセていた。自転車で日本一周する計画を立てていたぐらいだし、残りの半分は女子に対する深〜い考察に没頭(笑)。学校の勉強? ンなもんするわけないでしょ。たとえば中学校の3年間で学ぶ知識のナニがどれだけ世の中に出て役立っているというのだろう。あれはモロに「選別」のためのシステムにほかならない。本来は崇高であるはずの学問を無味乾燥なマークシートに貶めた文部省の責任は大きいぞ。
それより俺が思うに、ある時期寝食も忘れてなにかにのめり込む時期こそが大事なのではと。そのほうが脳は間違いなく活性化し、柔軟にもなる。だから直樹には常日頃言っている。「勉強はほどほどにしとけ。じゃけど自然の仕組みや人に対する礼節には意識を向けろ。体をしっかり鍛ることも忘れるな」と。
2年前の彼の誕生日には村上龍「13歳のハローワーク」をプレゼントした。これを読み、将来の選択肢などいくらでもあることを知って欲しいと願う。今の世の中の親の大半が、わけもわからず「お勉強」を強要している。このオトナの無知が、アホな高級官僚や使えねぇ政治家、勘違いしまくったセレブ気取りをのさばらせ、格差社会を生み出した元凶と俺は見る。
あとは実戦の積み重ね (2008.08.04)

午前中から絶好調で通常業務。
仕事合間に、今回の高松プチツアーを振り返る。やはりライブはエエもんである。あの、カープの前田智徳でさえスタメンではなく代打での出番が多い今シーズンは、なかなか調子が戻らない。いかに「実戦」が大切かがよくわかる。しかし、出番が少なくとも、日々の練習を上手に工夫すれば、いきなりの本番でも力が発揮できるのではないか。その点、今回はほぼ問題なかった。手応えあった。見知らぬ街での取材業務が続いていたせいもあるだろうが、その場にすっと順応できる。ちょっと自信が持てたかも。
うどん帝国 (2008.08.03)

午前9時半、ホテルをチェックアウトし、ホテルが呼んでくれたタクシーに乗り込む。おばちゃん運転手に
「香川は雨が降らんでたいへんですね」とむけると
「それがね、いよいよ困ったことになった頃、タイミングよく台風が来るんです。そうするとね、たった一日で早明浦ダムが満タンになっちゃうんですよ。だからみんな気にしてません」
とのこと。ふむ、世の中、すべからくビミョーなバランスによって成り立っているということだ。ところで駅までの短時間のうちにも一体何軒の「讃岐うどん」の看板を見せられるのだろうか。ほんとハンパな数ではない。昨夜の打ち上げの席でも、9人中ほとんどが一日一回はこのソウルフードを口にするんだと。広島人でもここまでお好み焼きを食う者は稀でありましょう。なにしろ観光客相手の店でもない限り、讃岐うどんは通常500円玉でおつりがくるほどの安さ。もちろんコシや味は日本一。ガソリンの値上がりや、水道の取水制限なら我慢しても高松では「うどん」がなくなればたちまち暴動が起きるに違いない(笑)。

高松駅前から広島出発時と同じ10時の高速バスに乗り、あっちゅーまに瀬戸大橋を渡り、ウツラウツラしているうちに1時40分広島着。案外近いよ。
夕方は雑誌の撮影に立ち会い、ついでに「手タレ」もやり、息をつく間もなく通常業務へお帰りなさいませ。はは。まだまだいけそう。
高松ライブ (2008.08.02)

JR広島駅新幹線口から朝10時発の高速バスに乗り込み、一路、高松へ。全席指定で、前から4列目窓際に座る俺の前に、ヒッピホップ系ヤンキー5人組がおり、コイツらが近年稀に見るアホ連中でな(笑)。口調、話題、素行すべてに品性の「ひ」の字もない輩で、よくも今まで生きながらえて来たもんよと感心するほどの見事さであった。途中、岡山の道口PAでただ一度の10分休憩時には、悠々と時間をオーバーして戻って来たと思ったら運転手に、「もうちょっと休憩してぇんだけど」などと交渉し出す始末。運転手も出来れば置き去りにしてやりたかったに違いない。しかも連中の会話から判断するに、このうちの少なくとも2人が「大卒」だということにも驚嘆する。一体ニッポンの大学はナニを教えているんだ(笑)。
はてさて、いよいよ海の彼方に大蛇の如くうねって伸びる瀬戸大橋を目にした時にゃ、その圧倒的なデカさに俺もカンドーしてあやうく腰が浮きそうになったが、シートベルトのせいでそうもいかず、代わりに前の5人が一斉に「うおー!」と立ち上がりよる(笑)。高速道走行では義務化されているバスのシートベルトでさえ、彼らをつなぎ止めることは無理なのであった。アーメン。

楽しいバスの旅も定刻通り1時40分に終了し、無事、JR高松駅前着。まずは宿に楽器&機材を投げ込んで身軽になってから市内を散策しつつ当地のソウルフード「讃岐うどん」をどこぞの名店にて食す、という算段であったが、この時点で強烈にハラが減っており、我慢できずに駅ビル内のいかにも観光客向けな店にヨロヨロと入ってしまう。それでも一応本場の味っぽいカンジはあった。
それからタクシーで「パークホテル高松アネックス」にチェックイン。今回の高松遠征には脇差し=ウクレレ<赤い彗星>に加え、大刀=オベイション<銀次郎>の二刀流で参上。正直、このセットでの長距離移動はかなりキツイが、やはりギターがあると表現の振り幅が確実に倍増する。声をかけてくれた盟友ツッチーのためにも、フル装備を決意した次第。
それからビーサンに履き替え、ガイドブックから切り取った地図だけを見ながら、高松の新名所「北浜ベイエリア」あたりまで歩き回る。港の古い倉庫街の面影をうまく残しながら、カフェやバー、雑貨店、美容院、ライブスポットにリメイクするサンスの良さに感心。「水の都」を標榜しながら市民を川辺から遠ざけて来た広島とはえらい違いだ。もうひとつ驚いたのが「ことでん琴平線」の存在。平気で街なかの交差点を何カ所も横切ったりしてるもんだから、広島にあるような市電かと思ったがれっきとした在来線らしい。アブナくないのかね(笑)。

夕方ホテルに戻って弦を張り替えたり機材のチェックをし、6時半に徒歩2分のBenny's Barへ。大通りに面した古い6階建て雑居ビルの最上階にあるこの店は、いい意味でクセのある人々のオアシスになっているとか。ドアを開けると、高松の伝説のサーファーでもあるマスターのベニーさんがさっそく上半身ハダカで迎えてくれた。っつーかここはジャマイカですか?(笑)
軽くサウンドチェックを済ませ、8時よりライブスタート。

「Benny&Exotic Mari Band」「瓦町JIPPERZ」「オーターズ」と、地元のバンドが続き(どれもが一見の価値ある希有なバンド。サイコーに楽しめた)、ラストに俺。

セットリスト
「カプチーノもう一杯」>「テビチ記念日」>「月の下ジントヨー」>「星の波間に」>「はてのうるまの祈りうた」>「雨のラブホテル」>「夫婦蛸」>「Redemption song(春駒訳の日本語バージョン)」>「ひかりのうた」

(アンコール)
「no rain, no rainbow(新曲)」>「3羽の小鳥(春駒訳の日本語バージョン)」

ウクレレとオベイションはギターアンプ、ボーカルにリバーブなし、モニターなしという慣れない状況で最初はちょっと調子をつかみ損ねたが、3曲目あたりから流れに乗った。まずまずの出来。初めて人前で歌ったボブ・マーリィのカバー「Redemption song」あたりからお客さんが自発的にコーラスに参加し、「ひかりのうた」では店を揺るがすほどの大合唱となり、ほとんど集会状態(笑)。アンコールでやった新曲も手応えあり。近所の居酒屋での打ち上げには9人も参加してくれた。結局ホテルに戻ったのは1時過ぎ。ツッチー、ベニーさん、共演してくれたミュージシャン、今夜会ったすべての人に心底感謝。
ゴール前、、、退院、、、 (2008.08.01)

午前中ラジオ、午後執筆。
6月初旬、腰痛地獄から回復したと思ったら、2冊の季刊誌の取材ロードがスタート。ほかの業務もフツーにこなしながら一カ月半。その間一日も休みをとることなく荒くれ馬車モードで突っ走り、遂にゴールが見えてきたでよ。イッキにテープを切れないのは、最後に1枠残った小さなコラムの資料が届いておらんからだ(笑)。いや、よう頑張った。当然のごとく2誌ともに、前号のクオリティを超えるものと確信す。

ところで昼前、セガレが無事退院。とたんに家が騒がしくなる(笑)。今月は休みを取って、家族でキャンプでも行きますかの。

さて、明日は高松市で出張ライブゆえ、当ダイアリーは一回休み。後日ツアーレポートをお楽しみに。
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