Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2008年12月の日記

メダカのお部屋 (2008.12.31)

午前中、今年最後の客でごった返すフジのペットショップにメダカの餌を買いに行ったところ、「メダカのお部屋」なるネーミングの簡易水槽セットを発見。水槽に加えて外掛け式フィルターやカルキ抜き、餌まで付いて1890円。迷わず買いましたとも(笑)。っつーか、ベランダのメチャちっちゃい水槽にメダカが一匹だけいるのだが、不憫でね。住まいだけは快適にしたろうと思ったわけス。

午後からは今年最後の独り稽古や筋トレをやったり、吉浦にオタマ&セガレを迎えに行ったり。依然、年の瀬らしい気分にはなれぬものの、「09年はスーパーサイヤ人を目指しちゃるけぇの!」と、鼻息はかつてないほど熱い。よって、元日より業務を開始する所存。ま、今夜飲み過ぎなければのハナシだが(笑)。
港を見下ろす墓苑より (2008.12.30)

昨夜、2時半まで飲みあげたにもかかわらず、9時には爽やか〜な目覚め。ふふふ、ようやっとわかったぜ。要するにだ、飲んだアルコールと同量の水を寝る前までに摂取しておけば、かなり高い確率で二日酔いは防止できる。ただ、オネショにはご用心?!(笑)

午後、吉浦に住む義母の「年内にお参りしておきたい」という要請で、呉の軍港を見下ろす高台にある彼女の先祖の墓までクルマで送り迎え。それにしても、そこからの眺めのなんとも美しいことよ。冬の陽光を浴びてキラキラ輝く穏やかな海(まぁ毎日こうではないだろうけど)を見ながら好きなだけ眠れるたぁ、かなり贅沢じゃありませんかい御先祖ちゃま。派遣切りだの子殺しだのイスラエルによるパレスチナ空爆だの胸くそ悪いニュースばかりだが、それでも俺は地球を丸ごと抱きしめたいほど気持ちが昂ってきた。どんな状況に生きているにせよ、結局は自分の気持ち一つだろうが。海からせり上がって吹き付ける木枯らしの中に「おいそこの妄想家、孤立すんなよ、いかなる時も愛を忘れんなよ」と、御先祖ちゃまからの声が聞こえた気がしたもので。
忘年会ダブルヘッダー (2008.12.29)

終日、人並みに大掃除を敢行す。

夜はタカノ橋のインドネシア料理店「ワルンマタハリ」にて、俺がサブパーソナリティをやらせてもらっている某FM生番組のスタッフと忘年会。全体を引っ張っていかねばならんメインと違ってサブはホンマに気楽なり(笑)。いや、もちろんメインのtoco嬢がリードしやすい雰囲気づくりには充分配慮しているのだが。
その後ひとり抜け、PICOで行われている「しーなとシュウ年忘れライブ」の打ち上げに合流。明後日の大晦日に年間ライブ100本を達成する梶山には遠く及ばんが、今年俺のやらかしたライブはFarEastLoungeも含めて約20本。内容に関していえば過去最高の一年だったように思う。梶山、ツンちゃん、椎名サンらFarEastファミリー、音楽仲間、腕のいいPA陣、招いてくれた人のホスピタリティ、楽しんでくれるオーディエンスなど、いろんな要素が結びついて刹那のハピネスを生み出すのだろうね。
たとえ地球が静止しても俺は静止しない (2008.12.28)

今朝方の夢。
深夜、飲んでからの帰り道。突如、東の漆黒の夜空を引き裂く強烈な一条の閃光。そこからほほ180度に渡る広範囲が昼間のように明るく輝きはじめる。核爆弾が炸裂してもこうまではならない。っつーか、キアヌ・リーブス主演の「地球が静止する日」の予告編よりスゴイ。いん石でも落ちたか? その神々しいまでのスケール感に見とれつつも家にいるオタマにデンワし「何かとんでもない事態が起こったらしい。爆風に備えとけ」と、冷静さを装って伝える。しかし、どうやって「備える」んでせう?(笑)。目が覚めてしばらくは異常にリアルな映像だったのが気になったが、じきにどうでもよくなった。ははは。まぁそうのようなことが実際に起こってもどうにかするわいの。俺の脳内に存在する「宇宙レストラン」には来年もとびきりハッピーなオーダーをする。前向きではなく前のめりでちょうどよし!なのだ。
爆音と爆煙 (2008.12.27)

午前中、スタジオDUCKにて絶叫ボイトレ。

夜は銀山町シェルター69での「ナカハラヒサロオ復活ライブ」にゲスト出演。ここの店長であるナカハラさんからの熱烈要請に応えて彼をモチーフにして作った「演歌・夫婦蛸」と、彼のオリジナル「忘れじのアイランド」の2曲を歌う。その他にも彼と縁の深いミュージシャンが入れ替わり立ち替わりステージに上がり、客席もヒートアップ。ぶっ通しで文句なしのベースを担当した梶山もお疲れさん。なんだかんだ言うても、これだけ人に愛されているなんて、ナカハラさん見直しちゃうなあ(笑)。
ただ、久しぶりのロックバンドの爆音と、ヘビースモーカーの多さ&換気の悪さによる爆煙には参ったス。マジでTKO寸前。耳栓とガスマスクが欲しかったかも(笑)。
ラジオおさめ、、、事務処理おさめ、、、 (2008.12.26)

午前中、ラジオ。
今年最後の放送となった今日、カープコーナー「コイの手ほどき」で3週間前よりリスナーに募集していた「カープカレンダー2009」の抽選会を実施。前日の段階では「抽選で5名」の枠にも及ばぬほど応募が芳しくなかったので、スタジオ入りする前に友人知人にも呼びかけてエントリーを促したのだが、締め切り間際になって応募ラッシュ。横浜や大阪からもメールが寄せられたのは、実はこのカレンダーが10万本を超える売上げを記録しており、すでに入手不可能になっていたことと無縁ではあるまい(笑)。

午後より事務処理をしながら、今年一年の広告・執筆業務を振り返る。悪いことより良いことのほうが多かったし、粘り強く積み上げたものが来年に繋がりそうな気配もある。特にクライアントが表現しあぐねている難しい案件に対しては、これはもう国民栄誉賞あるいは紫綬褒章を自分に与えたいほどの逆転ホームランの連続であった(すまん、言い過ぎました)。俺の提案したものは、きわめてシンプルなものばかりでカネもかからない(適材適所という意味で)が、効果は充分期待できるということが、しっかり数字に出て自信にもなった。ラジオだろうが広告だろうが音楽だろうが、客に喜んでもらうための工夫や鍛錬は怠らん。この一点においてブレはないのだ。
俺が御神体 (2008.12.25)

起きざまに、セガレの「うひゃー!」という叫び声。寝室を出たところに置いておいたクリスマスプレゼントを見つけてはしゃいでおる。俺は「春駒教」という原始宗派の教祖(信者も俺一人)であるからしてキリスト教の祭事にはほとんど関心はないが、セガレはミッション系幼稚園に通っているので一応整合性はある?!

昨日に続き、事務処理。ほとんどが、某季刊誌の取材でお世話になった人への掲載誌郵送に添える手紙。今年もこのような仕事をしていなければ会うのが難しい多くの人々と膝を突き合わせ、面白い話をうかがうことができたです。ラジオパーソナリティに復帰して一年経つが、こちらでもゲストとして数多の奇才珍才を迎えられ、刺激ありまくり。俺も妄想家冥利に尽きるというものだ(意味不明)。
親と子の風景 (2008.12.24)

午前中、スタジオDUCKにて絶叫ボイトレ。

午後より、事務処理。夕方より仕事に出たオタマに代わりセガレの子守り。実はセガレ、先週土曜日に発熱し、すぐ病院に行ったところ、ただの風邪との判断。しかし熱が下がらず昨日深夜になって嘔吐がひどくなりタクシーで舟入病院へ。口をあけさせて喉を診るなり「ははぁ、アデノですね」と医者。アデノウイルスは別名「プール熱」と呼ばれる子供がよくかかる感染症だ。最初に病院に行った時点では症状が軽く見抜けなかったみたい。通常5日程度熱が続き、嘔吐、下痢の症状が出ることもある。セガレは夏にも感染して脱水症状になったもんで、この舟入病院へ3日ほど入院している。今回はそれほどひどくないので、診察を終えたらすぐ帰宅できた。

ところで、病院の待合室には俺らのほかにも小さな子供を抱いた若い父親母親が数組居たのだが、みんな今風のファッションなれど、我が子を思いやるなんともいえぬ良い表情をしていた。彼らの子や俺のセガレまで続いている人類数百万年の系譜の中には、ただの一組もゲイやレズ、子供を欲しがらない血統は存在せず、生殖までに生きながらえたわけだ。だからここにいる。その奇跡的な確率を考えると目眩がしそうだ。
子ができても、それでいきなり<家族>になれるわけではない。笑ったり泣いたり、具合が悪くなれば真夜中でも病院へ駆け込んだり、ハラハラドキドキしながら、時間をかけて絆が強まるのだと思う。子によって親は学び親として成長できるのだ。っつーことで、俺は「子育て」なんてコトバは目線が上に感じてしっくりせんです。
カネのかからん過ごし方、、、2009スターティングシート、、、 (2008.12.23)

午前中、オタマの実家のある吉浦へ。その往復の道すがら、いつも目にする水尻の人工ビーチ(名前失念)の駐車場にはクルマがチラホラ。折りたたみのチェアセットを持ち込み、ニコやかにコーヒーを楽しんでいる家族も。今後はこのような入場無料のスペースでボ〜ッと過ごすのが主流となろう。いいねぇ。モノが売れなくなって悪いことばかりではないはず。ホンマ、この国は歩くにも座るにも、食うにも飲むにも、カネがかかり過ぎと思わんスか?

午後より、企画業務。2009年からのスターティングシートづくりで、この仕事のクライアントは俺(笑)。来年はオフィスやスタジオを備えた新居が完成したり、新規事業のためにスキルアップが必要だったりと、多忙となるのは確実。くわえて音楽活動や武道の深度にもこだわっていきたい。すでにヤケクソ気分だったりして(笑)。
今度こそ今年最後の? (2008.12.22)

午前中、企画業務。
午後より、市内の某デザインプロダクションにて、デザイナー氏、広告代理店氏を前に、今度こそ今年最後となるであろうミニプレゼン。さぁ、どんどんおいでませよ新しいお仕事チャン。駆け込み・丸投げ大歓迎。クライアントさんが満面の笑みを浮かべて「おかわり!」と叫びたくなる持続可能なクオリティをお約束しますぜ。京都の文化は大いにリスペクトするところであるが一部料亭の「一見さんお断り」っつー習慣だけは、それが最高級のホスピタリティを純粋に追究した結果であるとしても、昔から好きになれん。夏場の売上げ不振に頭を抱える鰻屋の大将に泣きつかれて「本日土用丑の日」なるキャッチコピーを授けた平賀源内のフレンドリーさこそが、正真正銘の一流であると俺は言い切りたいのです。
、、、、、おりょ?、、、、なんのハナシでしたっけ?
まとめるのはたいへんだよオッカサン (2008.12.21)

夕方、2日連チャンとなるアステールプラザホールへ。昨日同様、姫石女史の主宰するところの、しかし今度は成人がメインのミュージカル「The Tip! Hotle」ダスよ。
エンターテインメントショウと副題が付いているように、演劇と音楽と身体パフォーマンスを融合させるという大胆なもの。出演するミュージシャンは梶山や椎名さんはじめ、basaku氏、パイグー、中野氏と見知った顔がほとんど。それぞれが超個性的とあって、音楽にウエイトを置いた第一幕は、とりまとめる側であるディレクターの苦労が偲ばれる箇所が多々あり(笑)。昨日、キッズミュージカルの完成度が恐ろしく高かったせいもあろうが、今日は個々のパフォーマンスは傑出していても全体のバランスということではちょっと攻略し損ねた? っつーか、身内が出ているシーンでは「うまくセリフをキメてくれ」だの「そこに段がある。コケるな」だの見ているうちに冷静さを失い、ついいらんこと考えてしまう。だははー。

続く第二幕はアクロバティックな身体パフォーマンスの宮島水中花火的連続爆発。こちらのほうはジャンルの違うパフォーマーによる精妙かつダイナミックに仕掛けてくるスリリングな演出を堪能した。広島はミュージシャンだけでなく、ダンサーやバトントワラーのレベルも高いんですね。そしてなにより、これを企画し組み上げた姫石女史の彼らアーティストへ向けられた愛を思いジ〜ンときちゃったぜ。昨日と今日の出演者&スタッフの皆さんよ、とびっきりのクリスマスプレゼントをありがとう。お疲れでした。
希望の暁光 (2008.12.20)

すこぶる目覚めの悪い朝。久しぶりにロクでもない夢を立て続けに見た。もしかすると「RAKUWA X50」を付けるのを忘れて寝たせいかもな(笑)。いや、これは確かに効用ありだわい。睡眠はますます深く、便通はさらに圧を高め、大酒飲んでも翌朝指がむくむことも無くなった。売り場の店員によると肩こりにも効くらしいので(あいにく俺は昔からまったく肩がこらない)、興味がある方はお試しを。俺のX50はグレードが高いので3000円程度、通常のX30なら約2000円。

夕方、姫石女史が主催するキッズミュージカル「マダムマッシュのマッシュルームショウ!」を観にアステールプザラ大ホールへ。10月に某季刊誌の仕事でリハ風景を取材させてもらった際、そのレベルの高さに驚嘆したもんだが、はたして今夜の本番はさらなるパッションとキュートさ、そして上質な音楽がてんこ盛りの120分。出演したキッズたちの何人かは、将来エンターテインメントの世界を志向することになるだろう。たとえそうならなくとも、人生に魔法をかける方法を手にする距離にいる。解雇も世界恐慌も気にすんな。ハッピーなイマジネーションこそが希望の暁光なのだ。ありがとう。パフォーマー、ミュージシャン、照明、音響、演出家、すべてのスタッフに特大の賛辞を。そうそう、少し離れた席で見ていた友人には、ホールを出てすぐ、とても偶然とは考えられないちょっと早めのクリスマスプレゼントがもたらさせたことも彼からのデンワで知った。演じられた物語の結末が、その予兆だったのだ。
ラーメン (2008.12.19)

午前中、ラジオ。
本日はリスナーに「ラーメン」についてのコメントを募集。俺はグルメではないので、外食もほとんどしないが、我が家から徒歩2分の「田平屋(でんびらや)」の特製ラーメンは大好きで月2回は食べに行く。ほかにも東広島の「ゆめタウン」内にある中華料理屋(名前失念)の「ねぎラーメン」も絶品。西条方面で仕事があったときはここを紹介してくれたカメラマン氏とよく寄ったもんだ。10年くらい行ってないが今でもあるのかね?

夜は市内中心部の某居酒屋にて心体育道の忘年会。詳細は書けないが、新しいアクションも進行中。
チン事発生 (2008.12.18)

午前中、スタジオDUCKにて絶叫ボイトレ。

午後より企画業務。
数日前から某季刊誌の件でメールで取材交渉していた対象者から続々とOK返信。とはいえ、皆さん年末年始はお忙しいだろうし、これからの取材調整には慎重を要す。

夕方、忘れぬうちにチャリに空気を入れておこうとマイ空気つぎを持って当マンション駐輪場に降りると、暗闇の中にうずくまる2つの影。
「なにしよるんなら!」
と一喝し、電灯をつけると、高校生カップルがヤッていた(笑)。
「こら!キサマらか、ここで時々Hしよるんは!」
先日もオタマがチャリに乗ろうとした際、使用済みのコンドーさんが放置してあるのを発見したし、最近やけにタバコの吸い殻やコンビニ弁当のカラが散乱しているのを俺も気にしていたところだ。
「す、すみません、、、、」
大慌てて服装を直して立ち上がる2人。
「ヤルんなら山とかホテルに行ってくれ。このマンションには小さい子供も多いんじゃし、ゴミ捨てたりタバコなんかも吸うてもろうたら困る。おい、そこに転がっとるコンドームも拾うて帰れ」
「これはボクらのじゃありません」
「やまかしい!」
学校名を訊くと、すんなり近所の高校生であることが判明。けっこう素直そうなヤツである。
「もう来んなよ。こんな場所じゃ彼女にも恥かかすだろうが。ホテルに行けホテルに」
「おカネがありません」
「バイトせぇ!」
俺もナニ言ってるんでしょう(笑)。
彼らを見送ったあと、当マンションを管理しているS不動産にデンワして事情を説明し、大家サンにも伝えて監視を強化して欲しいと要請。この駐輪場がヤリたいけどカネがない高校生カップルのメッカになってもらってはかなわんで。
しかし、彼らとていきなりこのスポットを目指しているわけではなく、ここから十数メートル山側に上がったところにある「公園」が起点となっているんじゃなかろうか。以前からそこでアタマの悪そうな男女高校生が集まっては奇声をあげたりタバコ吹かしたりしており、陽が暮れて発情した何組かが「最寄りの暗闇」である当駐輪場に流れてきたと推測する。なもんで、近所の交番にも出向き、公園の定期パトロールを要請。なんだかPTA会長になった気分(笑)。
高校生にもなれば「性の衝動」は健全な反応。過剰に追いやる事はしたくないが、俺と家族のテリトリーを侵犯することは許されん。ゴミとタバコの不始末による火事も心配だし、ここに住む子供たちにも見せたくない行為である。やれやれ。
武の門 (2008.12.17)

終日、企画業務。

通っている中学でイジメもどきの行為を受けている13歳の甥っ子が「強くなりたい。カズくん、俺に空手を教えてよ」と言ってきた。俺が空手を習い始めたのも、同じ歳の頃、同様の理由からだ。空手や格闘技の道場に入門すると、「強くなっていつかクラスの某をぶん殴ったる」というような卑小な動機はすぐにどうでもよくなってくる。そこには先生はじめ、どうにも越えられそうにない怪物のような兄弟子がウヨウヨいるからだ(笑)。
そんな所でひたむきな汗を流し修練に励んでいると、たった数ヶ月でイジメは自然消滅する。筋肉が増し、精神が前向きになると、ちょっかいを出すヤツなど居なくなる。もとより、そんな陰湿な連中こそ腰抜けなんだし。
「表の捌き=理不尽な暴力から身を守る術」「裏の捌き=疾病を寄せ付けない健康体を獲得する術」が文字通り表裏一体となった心体育道は、謙虚な気持ちで稽古を積めば、はるかな高みへ導いてくれる。俺なんぞ、まだまだのレベルだが、この最高の武術の門を血縁者に開いてやれるというのは、実に光栄。
晴れて地鎮祭 (2008.12.16)

午前中、雲ひとつないドピーカンのもと、新居予定地(喫茶こばやし跡地)にて親族ならびに工事関係者の皆さんと地鎮祭。オヤジ&オフクロにとっては3棟目なれど、俺には最初で最後のセレモニーとなろう。慣れてるはずなのに「ええと、こうでしたかいね?」などと蚊の鳴くような声で「鍬入れ」したオヤジとは対照的に、建築メーカー社長M氏の「エイッ!!エエイッ!!!!」という裂帛の気合いに驚いて首をすくめる小心者の我が一族。
終わってから気付いたのだが、熊野町の某有名神社からやってこられた神主さんは、WebデザイナーKクン(当HPも彼の手によるもの)の父上であった(笑)。いや、広島狭いですね。

それにしても、感無量なり。1年以上もかかって図面を完成させたD建築家によるプランがアンビリバボーな予算オーバーで6月に頓挫。すべてが白紙に戻った涙目放心状態から「この業者なら間違いない」と知人に紹介された職人気質の建築メーカーさん(知人のコトバは嘘ではなかった)とプランを練り直し、よくもまぁ半年でここまでこぎ着けたもんである。結果的にはあらゆる面でヨカッタのだ。
来週は地盤改良工事がスタートし、来年6月には1Fテナント、2F親世帯、3F俺家族の住居&オフィス&ゲストルーム&スタジオ&武道稽古場&ビアガーデン付き夢想家仕様ビルが完成するはずである。敷地には建物専有面積部分がロープで四角く囲んであったりして、基本図面を自分で描いておきながら言うのもなんだが、相当に広い。俺はローン払えるのかよ(笑)。にわかにキンチョーしてきたとです。サノヨイヨイ!
脳内ハイウェイ (2008.12.15)

昼前1時間、スタジオDUCKで絶叫ボイトレ。

午後より、企画業務。今朝、目が覚めた瞬間にヒラめいた2つのアイデアを検証してみた結果、充分新規提案に値するレベルに達していることがわかった。夕方にも怒濤のように前例が無さそうなオモロイ案がいくつも去来す。めちゃ調子いいぞコンニャロめ。数日前から寝る時もファイテンの「RAKUWA(ほとんどの野球選手が試合中、首に巻いているヤツ)」を装着しているからだろう(笑)。っつーか、だとすればなんとも単純な男よのう。

夕方、某クライアントから先週プレゼンした案ですべてOKとの連絡があり、さっそくターゲットへデンワやメールで取材交渉開始。俺の脳内ハイウェイには時速制限などありませんゆえ、どんどんアクセル踏み込むです。この調子じゃクリスマスも大晦日も素通りだな。はは。望むところじゃい。
人生の旋律、、、CMナレ録り、、、 (2008.12.14)

午前中、南区民センターにて、オタマの生徒の発表会。今年の司会は俺ではなくオタマ自身がやるということで、俺はセガレと共におとなしく客席で鑑賞す。生徒さんとはほとんど顔見知り。成人してからヴァイオリンを初めて手にした彼らが、数年の地道な修練を経て紡ぎだす旋律の揺らぎに、それぞれの「人生」が垣間見え、ジンとくる。音楽の師、豊田勇造さんは「すべてよ、歌い手となれ」と歌った。ほんまに箴言ですな。だって凡百のメジャーアーティストの何十倍も感動させられるんじゃもん。

夕方、市内の某映像プロダクションのスタジオにて、某ハウジングメーカーのCMナレ録り。このカープ選手シリーズの声を担当させてもらうのは06年07年に引き続いて3回目ながら、今回は十数テイクこなしてもしっくりいかず、わずか3秒程度のワンフレーズにけっこう手こずりましたとも。っつーことで来季はどうかAクラス入りを(笑)。
プロパガンダ (2008.12.13)

午後より、仕事に出たオタマにかわり、夜までセガレの子守り。
散歩する、メシ食わす、また散歩する、風呂入れるetc。コドモは前から好きだったけど、このような俺のほぼ完璧と思える父親ぶりは、結婚前はとうていイメージ出来なかった。なかなか。

世界中の良識ある学者たちが「地球温暖化の主たる原因はCO2=二酸化炭素の増加とは何ら関係がない」と声を上げ始めている。じゃ、ICPPは何故、二酸化炭素が悪者であるかのようなガセネタを流布したか。その理由を某環境サイトで読んでナットク。カンタンに言うと、いわゆる発展途上国の経済発展にブレーキをかけたい、ということらしい。もともと地球は大きなサイクルで冷えたり温かくなったりをくり返している。二酸化炭素が今の時代の数倍という時期が過去何度もあったのに、生命は絶滅していない。むしろ植物にとっては好ましいほどである。物事をシンプルに考えればプロパガンダを見抜くことができる。冷静に見極めようではないか。
2時間睡眠、、、淘汰、、、 (2008.12.12)

朝方3時まで飲んでいたのに、6時半には起床し、いつものように8時半に局のスタジオ入り。
前半はさすがに「ほろ酔いトーク」であったが、じきに回復。後半はいつものように下ネタ炸裂(笑)。

少し昼寝をし、その後は通常業務。昨日の日報で「本年のプレゼン終了宣言」をしたばかりだが、某広告代理店さんからデンワがあり、もうひと山ありそうな気配。この一年担当させてもらった仕事が評価されたようで、別のプロダクションが請けていた分まで来年は俺が引き継ぐことになる可能性も出てきたらしい。このような「淘汰」は、あってしかるべき。俺だって毎度、寸止めなしの崖っぷち気分で闘っているのだ。後ろを見んな、前進あるのみじゃい。さらなるハッピーなフントーを。
おそらく今年最終のプレゼン、、、忘年会その2、、、 (2008.12.11)

午後より、某大企業の会議室にてプレゼン。
こういった場においては広告代理店さんの「それでは春駒サン、お願いします」の紹介のあと、「今回はメチャおもろい」と自画自賛できるまで練りに練った極選プランを手振り身振りで大演説つかまつるワケであるが、毎度、終了時にはヘトヘトになるでやんす。今日もクライアントの皆さん大爆笑のうちに1時間一人でしゃべりきって無事にフィニッシュ。手応えあったような、、、たぶん。

夜、市内某居酒屋にて音楽仲間数人と忘年会。俺が30年にわたり音楽で表現しえた世界など微々たるものであるが、その過程で出会った友人痴人(笑)のなんとも味わい深きことか。いや、有り難いもんである。今後ともよろしゅうに。
右脳と手、、、いとしのロメオ、、、 (2008.12.10)

午前中1時間ほど、スタジオDUCKにて絶叫ボイトレ。
午後より、企画業務。俺は右脳がフル回転し始めると、どういうわけか季節に関係なく両手が猛烈に冷たくなる。同じ「考える」作業でも、スケべなことなら手だけでなくいろんなところが温かくなるんだから人体って不思議だね(意味不明)。

デザインプロダクション時代の同僚で、現在東京に拠点を移して絵本&キャラクターデザイン作家としても活躍しているT君より、先日メールが届いた。元気でやってるようなので、俺が現在勝手に書き進めている絵本の原作「デメキン露目夫(ろめお)」のあらすじを返信メールで送ると、「吹き出しちゃいました!」とのこと。現在、ストーリーが8割方まで出来上がっており、オタマも「面白いかも」と言うので、完成したらマジで出版社に売り込んでみるかの(笑)。ド派手なイタリアンレッドの暴れん坊デメキン「ろめお」が、連戦連勝していた「おたまヶ池のすぴーどれーす」で「いだてんのコイじろう」に惨敗するところからお話はスタートする。詳細はナイショじゃよ〜ん。くれぐれも親愛なる読者諸兄も他言なさらぬよう(笑)。
経費節減 (2008.12.09)

終日、企画業務。
昨日に続き、煮詰まってくるとアイリッシュホイッスルを吹きまくる(笑)。正式名は「ティンホイッスル」で、「ティン」とは「ブリキ」のことらしい。ネットで検索してみると、プロ使用でも3000円以下からあるくらいだから、値段が安いことではブルースハープ(ハーモニカ)と並ぶ。なのに、プロフェッショナルの手にかかれば、ミューズの吐息のごとく(聴いたことないけど)切なく美しい。楽器は安いにこしたことはあるまい。今ステージで使っているウクレレは2万程度だし、先日買ったアンデス25も1万。ますます安上がりなミュージシャンだね。ぐふふ。
笛吹き中年 (2008.12.08)

終日、気の滅入る事務処理。
気分転換にアイリッシュホイッスルでアイルランドの名曲「The Sally Gardens」を吹いてみたら、これがメチャ気持ちよくてのめり込み、気がつきゃ夕方(笑)。FarEastLoungeのオープニングでやってみたらオモロイかも。
しかし、アイリッシュの旋律は、何故にここまで沁み入るのであろうか。沖縄音階もしかり、空気の振動が描き出す目視できぬエナジーの不思議さよ。
シュールな夜をありがとう (2008.12.07)

午後、昨日から吉浦の実家に帰っていたオタマ&セガレをクルマで迎えにいく。今日みたいに天気のいい日、湾岸R31をポヤ〜ンと走ることのなんという心地よさよ。車窓を流れるひなびた町や無人駅の雰囲気も落ち着きますです。こういう仕事をしていなけりゃ、住んでみるのも面白いでしょうな。

夜、流川のPICOにて、「第4回ござしき投げ銭ライブ」。毎回、奇人変人珍人が秘蔵の芸を披露するこの異種格闘技的イベント、本日の出演者はこれまたくせ者揃い。よさこい、落語、アフリカンミュージック、手作り笛の演奏、ベリーダンス、ヌンチャク演武(俺だ)の他、「紙漉き」なんてものもある。
8時頃、なんとなくスタートし、各人が趣向を凝らしたステージを展開して観客が混乱の度を高めた中盤(笑)、俺の登場。
ツンちゃんのジェンベに合わせてまずは高速での演武。練習時より気合い入れて本気でブン回したら、ヌンチャクが過回転を起こし何度がバラけかけるも、「お〜!」と観客から驚きの声が上がる。と、ヤクザルックのヤスオ(手作り笛奏者)が打ち合わせ通り、ステージ下手から肩を揺すりながら現れる。
「出やがったな、この悪徳サラ金業者め! 借りたカネは、、、、返さん!」
そう一喝して彼の胴をスローで水平打ちするも、「マトリックスよけ」で華麗にかわすヤスオ。打ち抜いたヌンチャクが自分の頭部を直撃し、がっくり膝を落とす俺。
「おのれっ!」
体勢を整えて「から竹割り」を見舞うが、これもまたマトリックスよけで空を切り、今度はヌンチャクが股間へ。再び悶絶昏倒する俺。
っつー、「寸劇」をやったところ観客大爆笑。俺ら、コントもイケたりして(笑)。
それからもう一度、一人で高速演武を披露してフィニッシュ。時間にして2分もかかっていないが喜んでもらえたようでひと安心。FarEastLoungeでもやってみるか?(笑)

その後も弾き語り(kanaちゃん、かわちゃん)やら落語やらベリーダンスやら、勢い衰えることなく場のシュール度は加速していき(ヤクザルックのヤスオが「スィートメモリー」を歌った時は笑い死に寸前)、ラストに登場した梶山がフツーのミュージシャンに見えるほどだった(笑)。
久しぶりにバクチ的なイベント。いや、スリルありましたとも。
環境問題の不都合な真実 (2008.12.06)

午後より、袋町の市民交流プラザにて、環境問題系の2つの会合をハシゴする。問題そのものはもちろん、それをとりまく状況とか背景とか、自分にできるアクションはなんだ?とか、あれこれ考えさせられる事、多し。ただ、いくつかのシーンにおいて俺の技術が必要とされているようなので、できうる範囲内で協力を約束した。
「持続可能な社会ウンヌン」を唱えるのがブームにはなっているが、行政や大企業のアクションは矛盾だらけだ。かといって「敵」「味方」で安易に区分けするのも能がない。難しいスねぇ。
カープグッズ、、、明るい年末、、、 (2008.12.05)

午前中ラジオ。
カープコーナー「コイの手ほどき」のゲストは、カープグッズのデザインを一手に引き受けている「みづま工房」のデザイナーN氏。お世辞抜きで全12球団の中でグッズの面白さ&センスの良さはカープがダントツである。来年、新球場が完成してからのグッズ展開も、まだ発表できない<秘策>があるようで楽しみだ。

午後から通常執筆。合間に筋トレ。興がノッてきたところでオタマにも軽いウエイトを使ってやらせてみる。彼女にその気があるのなら、3〜4kgの減量などあっという間に達成させてやる。ちょっと前ブームになった「ビリーズブートキャンプ」はもともと空手をアレンジしたものだ。おかげで俺はこの歳まで「ダイエット」とは無縁なのである。オタマよ、合い言葉は「脂肪燃やして、明るい(あ、軽い)年末!」じゃぞ。
アンデス25、、、ナレーター総会、、、 (2008.12.04)

午前中、執筆。
今日もまた仕事のスタートが早かったので、昼前にはノルマが終了。

数日前に発注していた「アンデス25F」が入荷したとの連絡がK楽器O店長からあり、午後イチで取りに行く。
なるほど、これはたいした楽器である。しくみも見た目も「ピアニカ」のようであるが、音色はリコーダーかパンフルート。おまけに和音まで出せちゃうんだから。早速オタマにクリスマスソングの定番「もろびとこぞりて」からはじまって「崖の上のポニョ」「トトロ」「きみをのせて」などの宮崎アニメまで数曲吹かせてみたところ、あまりにものどか過ぎる、それでいてヌケの良い旋律に融ける寸前まで脱力す。次に「アイリッシュホイッスル」を買ったときに付いていた「アイリッシュ名曲集」の楽譜を渡して吹かせてみたらば、これまたブラボー。マジ素ン晴らしいぜ、アンデスちゃんよ。ただ悲しいかな、自分では演奏できませんってか(笑)。
まぁいい。オタマよ、今度ギネスを飲んでる横で吹いてくれたまえ。たのんだぞ。

夕方、市内の某レストランにて、俺も籍をおいている「ナレーターズ・ネット広島」の年末会合。メンバー全員がプロのナレーターだが、これ一本で食っていくのは生半なことではなかろう。俺なんぞ本業はナニなのかわからん状態のクセに、たぶんメンバーの中ではナレ仕事が多い方に入る。もう少し真面目にやらにゃバチが当たるど。
コピーライターの復権 (2008.12.03)

通常、執筆業務開始は「AM10時」と決めているのだが、本日はなんとなく9時過ぎからとりかかる。したら、もの凄く快調。丸一日かけるつもりでいた案件が午前中のうちにフィニッシュしちゃいましたとさ。そんなわけで午後からは明日のノルマ分に着手。しかし、いつから俺はこんな勤勉野郎になったのでせう?

業務の合間に、来年6月の新事務所にからむ妄想。俺はここを拠点に、今やすっかり地に落ちた感のある広島県下コピーライターの復権を目指したい(笑)。いや「地味、暗い、メタボ」と評されることが多いこの職種人のイメチェン(もとより俺はいずれにも該当しないどころか真逆である)を図るのではなく、「受け手」から「攻め手」への変換を試みるのである。頼まれもしないのに企画を持ち込むとか、守備範囲外の領域にも踏み込んで一踊りするとか。景気が良くなるのを待っていてもしゃーない。風は自ら起こすものでありましょう。目指すは「木枯らし小僧の寒太郎」である(意味不明)。
一般公募の限界 (2008.12.02)

終日執筆。

例の市民球場跡地利用問題の件で、広島市は先日、市民に公募した「叩き台に物申す」的な意見や要望をまとめ、今月中にも新しいビジョンを発表するらしい。寄せられた声の中で「旧市民球場を残して欲しい」「サッカー場などのスポーツ施設建設を」といったものがかなり多かったようである。「旧市民球場を残す」という考えを持つ人は、新球場が完成して半年で激減すると予想する。広島人は案外「あたらしもの好き」。だから市は早急に結論を出さないほうがいいと思う。
しかし、そもそもこれは「一般公募」などで決めてはいかんし、決められるわけもない案件ではないか。こんなコンペには冴えた人物は姿を現さんのです、たとえば安藤忠雄のような一流は。
いや、今回こそ、広島平和公園を設計した丹下健三の未完の構想を引き継ぐ絶好のチャンスだったのだ。丹下を心の師と仰ぐ安藤さんに「残りの部分(つまり市民球場周辺)、あなたならどうしますか?」と持ちかければ、彼は請けたのではないだろうか。彼なら現球場への想いを断ち切れない市民の気持ちやヒロシマのスタンスをうまく昇華させながら、常人が思いつかないような、そして世界が絶賛するようなハッピーサプライズを仕掛けてくれたのではないか。そう考えると実にモッタイナイのである。市政にも「夢」がなくっちゃ。なんでも「公募」や「多数決」じゃないだろう。その発想でいくといつまでたっても最大公約数的な差し障りのないプランしか見えてこんでしょうが。
屈折日報前夜 (2008.12.01)

昼前1時間、スタジオDUCKにて恒例の絶叫ボイストレーニング。ここを利用し始めてまだ数回だが、どうやらまたひとつリミッターが外れたようで、地声にさらなる凄みが加わった気がする。
午後より執筆業務。今週は、某取材案件のリメイク作業。以前納品したものが、別のフォーマットを与えられて生まれ変わるのは、俺の仕事が評価されている揺るがぬ証拠であろう、と都合良く解釈。

先日の「喫茶こばやし」解体工事にあたり、実家を掃除した際に出てきた「恥ずかしい品々」の中に、小学生時代から書き綴っていた膨大な量の日記がある。人生の航跡を遡るにはいい資料になるのかもしれんが、過去にはほとんど興味がないし、将来「自叙伝」を上梓する可能性もないので1冊を残してあとは廃棄。うっかり捨て忘れたその1冊には、当「屈折日報」にスライドするまでの1年間の出来事が、人の目にさらされないのをいいことに、まさに「歯に衣着せぬ」過激さで書きなぐってある(笑)。っつーか、屈折日報になってよかったよ。今だって人には知られたくないことは確かにあるけど、なんというのか、俺はこの数年でますますオープンになれた。批評精神は失いたくないが、相手が政治屋や権威である場合は別として、個人攻撃あるいは単なる中傷と受け止められそうな視点は、誰もハッピーにならん。なにしろ肝心な「サイン」さえ見落としかねんし。ま、歳をとるのも悪くはないってことで。
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