Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2009年05月の日記

住まいに良い気の流れを生み出す装置 (2009.05.31)

週明けから取材行脚が始まるので、休日返上でインタビューシートづくり。うち二日間は日本海側へ出張するのだが、ひとつはTVCMでも有名になった「島根のオジサン」がいる例の施設。取材が縁で「水族館ご招待券」などをほのかに期待するのは厚かましい?(笑)

新居進捗速報。とはいえ、今日は工事が休みで、なにも進展はないのだが、今朝方夢うつつの中であることを思いついた。フロアのある場所に「神棚」を設置してはどうか、と。俺は知っての通り、いかなる宗教宗派にも属してはいない。なのに突然「今度の新居にはコア=核となる場所が必要。それにはやっぱ神棚だな」などと言い出すのだから人生わからんもんよ(完全に他人事モード)。
借金はするし、将来に多少の不安もあるが、特別神頼みしたいことがあるわけじゃない。なにかこう、一日一回でいいから、お参りして気持ちをリセットする装置が住まいの中にあると、そこが意識や行動をつかさどる脳幹となり、家全体にいい気の流れが生まれそうな感じがするのだ。ならばヒンズー教やブードゥー教でもいいんじゃないかって? いや、一番近いのは俺の場合は神道。なにしろ安佐南区の某所にあるY神社は、俺の直系先祖、小林コズエが明治2年(1870年)に宮司(江戸時代は武士だった)として着任した縁の深い神社で、境内には今も本家がある。せっかくだから、ここからカミさんを分けてもらってはどうか。ああ、面白くなってきた。
生涯保証 (2009.05.30)

先週末は首ギックリで今週末は腰に張り。思い返せば、最後のギックリ腰は、昨年の今頃であった。執筆用に腰への負担が少ないイスに替えてからずっと調子良かったが、季節の変わり目は要注意。

某ジュエリーショップに頼んでおいた俺の結婚指輪のサイズ交換が終了し、二カ月ぶりに戻ってきた。このメーカーの本社工場がスイスにあるために日数がかかったのだが、ジュエリーだけでなく時計にしてもこの国のメーカーは生涯保証制度を導入している場合が多いようだ。モノづくりに対するプライドがうかがえる。それにしても、最近の国産家電て、えらく寿命が短くなったと思わんスか? 企業がエコを謳うのは悪くはないが、その中に「使い捨てにしない」っつーコンセプトも加えて欲しいね。
デスク搬入 (2009.05.29)

午前中ラジオ。調子こいてエロトークをかましていると、toco嬢に「静かにしてください!」と叱られる。っつーか、あなたは学級委員ですか(笑)。

放送終了後、市内の某デザインプロダクションにて昼過ぎまで打ち合わせ。
夜、新居のワークスペースのドでかデスク設置工事が済んだとの連絡があり、見に行く。真向かいの公園に向いてカタカナの「コの字」型に配されたデスクは、見晴らしの良さも相まって、まるでマジンガーZの操縦席のような圧倒的存在感。市松模様フローリングとの組み合わせも絶妙。ホンマにここで仕事させてもらってもよろしいのでしょうか?(笑)
それと照明にも驚かされた。昼と夜とでは、室内の雰囲気がこうまで変わるとは予想外。目映いばかりに明るい昼間が南国リゾート風ならば、ダウンライトのやわらかな光源と開口部の闇が縁取るコントラスは、画聖レンブラントの描く中世ヨーロッパ王朝宮殿風!、、、、、すまん、言い過ぎた。だが、これまで相当数のリゾートホテルやヴィラを取材して来た俺が思うのだから、イイ線いってる。ただ、ここに調度品が入ると、とたんに生活感が色濃く抽出されるのでしょうな(笑)。
行列の出来る二重焼き屋 (2009.05.28)

昼前、オタマと新居を見に行き、昨日から動き始めているエレベーターに試乗(笑)。天井は低いけど意外にオシャレだった。もっとチャチなものかと思っておったス。しかし、これはほとんど来客用で、住人はガシガシと階段を利用すべし。

午後より、Aカメラマン、某広告代理店担当者さんと廿日市にある某老人ホームを訪問取材。その途中、Aカメラマンおすすめの二重焼き屋(名前失念)へ寄る。ここの二重焼きを食うために、広島市内はおろか中国山地を越えて島根からやってくる熱烈ファンもいるそうで(事実、店の前に島根ナンバーのバンが停まっていた)、そんなら俺もと、5つほど買う。っつーか、なんだこのデカさは?! 通常の1.5倍はある。帰ってから食ったけど、味もGood。こんな田舎(失礼)でも、エエもん作れば行列ができるほどのお客さんが来てくれるのだね。
初夏の風物詩 (2009.05.27)

昼と夜との温度差の大きいこの季節、俺は毎年のようにケホケホとしつこい空咳に悩まされる。で、午前中、近所のI耳鼻咽喉科へ。
「ま、一週間で完治するでしょう」
と先生。デジャブ、なわけはない。昨年のちょうど今頃もまったく同じ診断だったのだ(笑)。しかし、今年のは症状が軽いようで薬も少なめ。インフルとか百日咳とかではないのでご安心を。

終日、明日の取材に備えてのインタビューシートづくり。新規案件もチラホラ。息抜きに筋トレ。っつーか、飲みに行きたいですのう、ライブとかの打ち上げとかじゃなく、ただ単純に。
高級フレグランス、、、闘いながらの修正、、、向日葵、、、 (2009.05.26)

午前中、西区の某インテリアショップにて取材&撮影。店内にはなんともいえん爽やかなルームフレグランスが濃厚に漂っており、インテリアコーディネーターのI女史に訊いてみるとイタリアはフィレンツェ産の高級品とか。鬱陶しい梅雨時期などエエかもしれんです。

午後、某金融機関担当者氏とシビアな話その2。金銭感覚が希薄なのは俺の弱点でもあり、今後は経済的な面も含め大幅な修正が必要となろう。修正といえば、今夜のボクシング世界フライ級タイトルマッチ、内藤大助の頭脳戦法は学ぶ点が多かった。特にダウンを奪われたラウンドでは、ダメージが回復するまでうまく逃げ回っておいて、次のラウンドで前の戦法の反省点を修正してポイントを確実に取り返す。実戦の場で、今やれる最適の事を冷静にチョイス出来るのは生半の度胸ではない。タイトル防衛を決めた試合後のコメント「しょっぱい試合ですみません」には笑ってしまったが、並の選手では第7ラウンドあたりで眠らされていた。俺は高く評価するね。

さて、いつものように唐突に新曲が降りて来た。っつーか、久しぶりですね。ヨシオじいちゃんの残した手記と、テレビで見た、ある女性の被爆体験をモチーフにした。タイトルは「向日葵」。明日には仕上がる気配、、、なのか?!
狩猟民の宴 (2009.05.25)

終日、通常業務。
仕事の息抜きにアマゾンから届いたオススメ情報を見ておったら、アフリカの密林に住む狩猟民ピグミー族やらバカ族(ほんとにこんな名の部族がいる)の素晴らしい音源の存在を知った。さすがアマゾン、いいコースを突いてきやがるな。思わず2枚も注文しちまったぜい。
試聴した「ウォーターパーカッション」などは文字通り水面を叩くだけというだが、これ聴いてると楽器がなくとも音楽は充分成り立つことがよくわかる。野外録音のため、鳥やカエルの鳴き声が入っているのも風流なり。っつーか、彼らの歌や演奏が自然の一部。語弊があるかもしれんが、農耕民の歌は一部を除き、どうにも惹かれない。収穫の秋まで耐えしのび、時の権力者に媚びへつらう姿勢が垣間見えるからだ。一方、狩猟民のそれはテーマが自在。また獲物が手元にある間はヒマなので好きなだけ音楽に没頭出来る。一般的な日本人が持つ「遊びは悪、勤勉は美徳」というメンタリティからは、芸術は生まれにくい気がする。

大相撲夏場所が終わってサビシーのう。14日目、大好きな朝青龍が琴欧洲にヤラれた瞬間をTVで見ていたセガレは、床にうずくまり「あさしょ〜〜りゅうぅ〜〜〜〜〜〜!わーん!」
とマジの大泣き(笑)。なにしろ、毎日我が家では彼と相撲ゴッコしとるもんで。当然彼の四股名は朝青龍。今時のコドモにゃ珍しいのでは。
失恋気分、、、 (2009.05.24)

昼過ぎ、新居の3F春駒フロアの照明設置工事が済んだとのことで、家族で見に行く。ダイニング&リビング、音楽スタジオ、廊下は消費電力3分の1の省エネタイプ。ワークスタジオは照明付きシーリングファン(未設置)とミニスポットの併用。主寝室、子供部屋、ゲストルームのみ、現マンションから持ち込むことにしている。カンドーしたのは、オープンビアテラスを雰囲気良く照らすであろう、4つのスポット。これはもう「毎晩飲みなはれ」ということでっしゃろ? うひひ。オフィスを新装開店する7月を機に、プロダクションさんや代理店さんにもどしどし打ち合わせに来ていただきたいスね。

夕方、OTIS!にて、豊田勇造師匠の年に一度の広島ライブ。例によって俺と梶山でOPアクト。これもまた30年(!)近く続く定例なり。

春駒&梶山シュウのセットリスト
「サティスファイマイソウル」>「桜吹雪」>「梶山ソロ」>「地球のうた〜46億年のファンク〜」

今回はウクレレは弾かずホンマお久しぶりねのギターオンリー。しかしコレが、いうこときいてくれねえんだわ。俺のライブではメインは今や完全にウクレレにその座を譲っている。そんでもって指弾きがすっかり体に馴染んだせいで、ギターを「ピック」で弾くことに強い違和感すらおぼえるようになった。本番中もしっくりせずピックの持ち方をいろいろ替えてたりしていたんだが、これも梶山は見抜いていやがった(笑)。ピックの有る無しで、弦へのアタックがコンマ・ゼロゼロ何秒かのタイムラグを引き起こしている。力ワザのアコースティックギターと、その真逆に「脱力」しないと音がノらないウクレレ。某有名ウクレリストも「ピックを持つとギターがすっかり弾けなくなった」となにかのインタビューで言っていたが、こういうことだったりして。
っつーか、昨年、喫茶こばやしスタジオが使えなくなり、ギターを触る時間がこの半年で激減したのも事実。俺の場合、ギターはガンガン弾いてナンボなわけで、それもマンション暮らしじゃままならん。新居のOTAMAスタジオが来月中旬から使えるようになりゃ、修正に挑みたい。なんか今日は失恋した気分(笑)。

さて、勇造師匠。
サイコー! 日本イチ!
以上(笑)。だってほかに感想ありまっか? もうすぐ60歳になられる師匠、ますます歌もギターも艶やかさを増しておられます。不肖の弟子は道の途上の闇の中で燐光を発するあなたの足音を見、「ここは随分前に師匠が通った場所ではないか」と阿呆のようにお口あんぐりするばかり。いや、あなたはあなたの、ボクはボクの歌旅ですから、ルートが同じはずもありませんが、やっぱりサスガのお師匠だなぁと。
覚悟を決めるということ (2009.05.23)

午前中、スタジオDUCKでボイトレ。
午後より、新居に某家具屋さんのコーディネーターを招き、2F親世帯フロアに必要なソファーやダイニングテーブルセットなどをシミュレーション。3F俺フロアもついでに見てもらって、オープンビアテラスに置きたいアルミテーブル&チェアセットの件を相談。たぶん用意できるそうな。ハズせんモノはしょうがないが、一度に無理して揃えることもない。しばらく住んでからでないと見えて来ないニーズがあるだろうし、第一すでにカネがない。マジ、逆さに振っても鼻血すら出ん(笑)。

さて、昨夜、某金融機関の担当者と「シビアな話その1」をした。潤沢な資金に恵まれているわけではなく、今後も引き続き「安泰」などという一語とは縁のない人生を送る公算が大きい。だがね、ベストは尽くしたいのだ。この世の中、考えてみればアホらしいことだらけである。持たざる者は気楽な反面、将来への不安もまた強かろう。しかし持てば持ったで、奪われやしないかと神経すり減らすのだ。結局どっちも同じよの。肝心なのは他人の評価でなく、本人が納得して生きているかどうかだと思う。覚悟を決めろ、ということだ。
七色ボイス、、、天国への手紙、、、 (2009.05.22)

午前中、ラジオ。
リスナーさんから多数寄せられたメールから判断するに、3週前からスタートした「占いコーナー」の評判がすこぶるよろしいようである。中国新聞に毎日掲載される「今日の運勢」の12ヵ月分をtoco嬢が読み、それにいちいち「天の声=俺」が、7色のモノマネボイスを駆使して素っ頓狂なツッコミをいれるという従来無かったスタイル。アナウンス業だけでなく広告業やライブでも、とにかくお客さんが喜んでくれるものを提供する。最近の俺は、「自分らしさ」などというような狭小なテーマはもうどうでもエエ、銀河の果てまで飛んで行け〜!のココロ。オトコ芸者、三代目春駒としては、どんなお座敷に呼ばれても、エンヤートット、スチャラカホイと、予定調和やマンネリの境界線を軽々と越えてみせたいのです。

さて、日刊「新居速報」である。本日はキッチンや洗面、トイレ等の設置が済んだとの連絡を受け、家族3人で見に行く。イメージ以上の雰囲気の良さに思わず手を叩いてはしゃぐオタマ。照明機器も一部取り付けが始まってるし、あとは作り付けの家具あたりか。いずれにしても一カ月後にはここに住むことになるのだ。

昨日、オフクロの親友が亡くなり、本日葬儀。参列したオフクロは、棺にそっと、渡せなかった手紙をしのばせてきたそうだ。長いこと病の床にあり、この何年かは施設を訪ね枕元で呼びかけても反応しなかったから、天国でゆっくり読んでね、ということなのだろう。手紙はおそらく、訃報を聞いて昨夜書いたのだと思う。心根の優しい人なのです。
野球はラジオで、、、市松効果、、、 (2009.05.21)

最近、俺の回りの放送関係者はほぼ100%スカパーを見ているようである。当然、カープ中継も全試合ラストまで観戦できるのだが、新居移転にあたり、契約しようかするまいかと悩んでいる。俺も一般チャンネルでカープ中継やってたら見る。で、「熱戦が続いておりますが、ここらへんでお別れしたいと思います」と、中継が中途で終わり、トランジスタラジオにチェンジする瞬間が大、大、大好きなのよ。もちろん、テレビ中継が無い日はラジオ。野球中継アナ独特の名調子とスタジアムの歓声がリンクし、脳内にありありと映像が「見えた」時の不思議な感覚がたまんねぇス。ラジオはできるだけチャチで音声がヒビ割れてるほうがいとをかし。小さい頃、近所の八百屋やら魚屋やら畳屋のオッサンが、店の軒先にラジオをぶら下げて「けっ、つまらんのう!打てや打てや!」などとヤジを飛ばしていた光景は、忘れじの夏の風物詩なのさ。

さて、昼過ぎ、ワークスペースの市松模様フローリングが貼り終わったとの連絡があり、早速オタマと見に行く。はたしてそれは、良い意味で想像を超えたスチャラカワールドであった。オヤジは「目がチカチカする」と言っていたが、この刺激が脳を活性化するだ。
7年前、新婚旅行で訪れた、小説家にしてアーティスト、ミュージシャンでもある異才AKIRAさんのアトリエのフロリーングがこれ(彼のはひとつの正方形が30センチはあったが)で、「いつか俺も使いたい!」と思っていたのだよ。
数日後に設置される幅3メートルあまりの一枚板のデスクは、濃い茶色で、執筆の集中力を妨げない。アイデアが出なくなったり煮詰まったらイスを引き、下からの浮世離れしたチカチカビームを浴びてリフレッシュ(笑)。ワークスペースに仕切りがない分、ここへ一歩踏み込めば、仕事モードにスイッチが切り替わるという<結界>の役目もしてくれる。っつーか、子供部屋よりハジけてたりして。
妖艶なクロス (2009.05.20)

午前中、企画&取材の段取り。
午後イチ、近くのファミレスにて、某季刊誌の環境ページを監修してもらうことになっているインテリアデザイナーI女史と構成の打ち合わせ。彼女も同じくフリーランスで、かなり忙しくしていらっしゃるようである。どういうルートでオファーがあるんですか?と訊くと「ほとんどがだれかの紹介」であると。こういうスタンスが一番理想と思う。

その後、新居により、最後まで作業が残っていたワークスペースのクロスをチェック。ほぉ〜、エエじゃないスか。黒っぽい艶やかな織物調で、見る角度によって光沢が微妙に変化する様をうっとり眺めていてフト気がついた。これは、、、、、パンストに似ている! 毎日これに囲まれて仕事できるのだな&頬ずりしても良いのだな。すげぇシアワセかも?! この冴えまくった柄を提案してくれた現場監督S氏にも感謝感激。明日からいよいよ始まる「市松模様」フローリング貼りも楽しみだっ!
市松模様 (2009.05.19)

午前中、新居にて、各居室に設ける作り付け家具のレイアウトと色の最終確認。今週末に、カーテン、ブラインド等のシミュレーションをすれば、新居の設備・仕様部分はほぼ終了となる。
ところで、ワークスペースの床のみ白黒チェッカー柄Pタイル(いわゆる市松模様で、工事はこれから)なのだが、ひとつの升目が110mm角と、ブティックや外車ショールームなどでよく見るサイズよりかなり小さいため、工場であらかじめ精密裁断してから持ち込み、一枚一枚、慎重に貼り合わせるらしい。床がこれで、天井にはシーリングファンが回り、壁にはヤシの木デザインのネオン管とくれば、見た目はワークスペースというより完全に「バー」の様相である。東京、大阪あたりでも、ここまでブッ飛んだクリエイティブルームは希有であろう。広告代理店さんやデザインプロダクションさんと予算でモメたなら、まずはこちらへ招き入れ、「まぁビールでもいきましょうや」と飲ませてイイ気分にし、油断させたことろで金額を徐々に吊り上げてやろうという算段である。その意味も含めての「ワークスペース」なのだから、矛盾はあるまい?(笑)

それから、謎解きを一つ。先日、新居前をチャリで通った知人が、
「向かいの道路側から見える3階の室内が、まだ照明も付けてないだろうに異常に明るいのはなんで? それから天井部分に<空>のようなものも見えたんじゃけど」
と不思議がっていた。室内がありえん明るさなのは、親世帯の2Fから春駒フロアの3Fのど真ん中を貫く4×4.5mの青天井スペースから差し込む陽光のせい。よって「空のようなもの」も間違いなく「空」なのである。キッチンからは北、東、南の三方の空が見えるし、窓のないトイレ以外、日中は照明を使う必要はない。たしかに、窓越しの室内に空が見えるなんて、知らん人は混乱するだけじゃろうて。けけけ。
時代が俺らに追いついた?、、、セルフディフェンス、、、 (2009.05.18)

魂の故郷、沖縄が梅雨入りした模様。恋しいぞ、ウチナー!

午前中、スタジオDUCKでボイトレ。
ふと思いつき、その昔ちゅーぴー梶山とデュオでやっていた頃のゴツゴツのブルースを何曲か歌ってみると、意外に新鮮(笑)。これは今でも、っつーか、今だからウケるんじゃねぇスか? お隣の県に住んでた山崎某がデビューしてすぐ人気が出たときは驚いた。最初の何枚目かあたりまでは、俺らの雰囲気をちょっとだけオシャレにした程度にしか思えなかったからだ。きっと俺らのやってることが時代より先イッテたということにしておこう(実際、当時の音楽業界人からは「あんたらはサイコーに面白くてカッコイイ。だけど絶対売れない」と言われまくってたもんで)。なに、山崎某はボクたちより声もルックスもイイですと? ああそうですか、悪うござんしたね!、、、、、シュン。

関西を端緒に大流行の兆候を見せ始めた新型インフルエンザ、すでに世界で4番目の発症者数とな。 人口密度がこうまで高いと、少々学校を休校処置にするぐらいでは阻止できんのだろう。全国津々浦々、感染が広まるのは時間の問題。広島も例外なく、旅行やスポーツ観戦、ライブイベントのたぐいも中止に追いやられる。ちなみに、限界集落に住んでいる高齢者たちは、寒冷地でもほとんど風邪をひかないそうだ。人との接触がないからだってさ。

と、午後よりセガレが発熱&嘔吐。念のためセガレはもちろん、俺もマスクを装着して馴染みの小児科へ。詳細な診断の結果、通常の軽い胃腸炎らしく安心したが、待合室の親子の全員がノーマスクだし、帰りにバナナを買いに寄ったSATYでもマスクを着用した客はほんの数人。今回の新型インフルがいくら弱毒といえど、妊婦や乳幼児、慢性病患者、老人が罹ってはまずかろう。過敏に騒ぎ立てることはないが、個々人のレベルで最低限の防御はしておきたいね。2週間分の食料と、絶対品薄になるマスク、ヒエピタも忘れずに。
貫く姿勢 (2009.05.17)

終日、プランニング業務。
夕方実家へ顔を出す。昨日、知人の葬儀があったのだが、参列したオフクロから、故人が37歳という若さで死を迎えるまで、どんな日々を過ごしたかを聞かされる。それは壮絶の一語に尽きた。彼女が自分だけでも生きながらえることを選択していたなら、このようなことにはならなかったかもしれん。
八方ふさがりの中、なんとか次の生命を産み落としたいと、生還率がほとんどない、わずかな賭けに挑んだようだ。親御さんにはお悔やみを申しあげたいが、彼女は悩み苦しみながらも、ブレのない生きざまを貫き通したことに大きな誇りを持って逝ったのではないだろうか。そんな気がしてしようがないのだ。
最後のクロス、、、 (2009.05.16)

午前中、新居へ。
現場監督S氏から、最後まで残っていたワークスペースのクロスの提案があった。それは俺が思いつかなかった斬新な柄だったが、面白いと感じたので「いいですね。お願いします」と即決。通常業務でも、デザイナーやカメラマンが、俺にないアイデアを出してきた時はコーフンする。
それにしても、白に近い木目調のフローリングが9割以上貼られた3Fは、ハワイあたりのリゾートホテルのように涼やかに発光し、理想以上の非日常空間と化していた。問題は家具と家電だ。新居移転にあたり、できるだけ現在使用しているモノを持ち込むつもりでいたが、あまり見窄らしいのはせっかくの空間を台無しにするおそれが出て来た(笑)。なかなか簡単にはいきませぬ。

午後より通常執筆業務。
夕方、オヤジから連絡。どうやら1Fテナントに某企業の入居が決まったようである。こっちのほうはひと安心。

神戸や大阪で新型インフルエンザの国内感染が広がっているようだ。広島市長は、この時点でまだテレビやラジオを通じマスク着用、手洗いなどの励行をくり返し呼びかける必要を感じていないのか?致死率は低いとはいえ、蔓延するとほとんどの社会的機能が停止するというのに、かなり心配になってきた。
声とルックスのギャップ (2009.05.15)

午前中、ラジオ。
珍しくオープニングからハイテンション。リスナーからのメールやFAXも多数。最近、またラジオがブームらしい。俺も2000年の開局時からここに関わり(途中2年ほどブランクあり)、今もこうしてしゃべらせてもらっているのはホンマに有り難い。中学生から抱いていたラジオパーソナリティになる夢が、曲がりなりにも叶っているのだから。
ところで、本日リスナーからのメールで多かったのが、俺の声とルックスのギャップに関するもの。時々、某地方紙夕刊やタウン情報誌のラジオ番組パーソナリティー紹介枠に俺の顔写真が載っているらしいのだが、どうもそのチャーミングな風貌(まぁ言わせてくれや)と、野太い声が一致せぬのだと。あの声なら、身長180センチ、体重90キロ前後でデッブリしたメタボ腹、首には金のゴツイ喜平ネックレスをしているような暑苦しい不健康なイメージが描かれるようである。実際は身長168センチ体重66キロ、腹回りは腹筋ボコボコで胸囲は規格オーバーの105センチ。10月で47になるにしてはプロアスリートでもないのによう鍛えとるほうだろう。っつーことで阪神の金本に負けるわけにはいかんのじゃい(まだ言うとる)。
どんどんいらっしゃい (2009.05.14)

終日執筆。某季刊誌に掲載するITシステム関連の記事であるが、昨日渡された資料のほとんどが初見。よって、こちらでも独自に資料を集め、勉強しながら文章を構築。俺はこの仕事、得意不得意があってはならんと思う。日本語ならなんとかする。

来週から再び、怒濤の出張取材ロードが幕開けとなるが、そんな中でもあえてライブやらなんやらを組み込んでみようと考えている。10年前の俺であれば、ぶっ倒れそうに忙しいとき、死にそうな表情を見せて周囲の同情を求めていたフシがあり、まったくダサイったらありゃしない。嵐の中にあればなおさら、輝くような微笑をうかべるのが粋と心得ている今日この頃。くわえて、お茶目なジョークのひとつでも飛ばしてみろっての。絶対に女子にモテるウイッシュ?!
音楽スタジオ防音テスト (2009.05.13)

終日、執筆、企画、取材の段取りなど通常業務を粛々とこなす。

午後、一瞬抜けて、建築中の新居にて現場監督氏と、棚やワークスペースのデスクの高さなどをシミュレーション。さらに、防音ドア&三重サッシが取り付けられた音楽スタジオでもドキドキの音漏れテストをやってみる。施工時に防音・遮音素材の薄さを見て驚き「大丈夫かいな」と心配になったものだが、まったくの杞憂であった。俺が気合い入れて大絶叫しても外部にはほとんど漏れず、その防音グレードはスタジオDUCKと同程度と推測される。スタジオ内の残響も申し分なし。それにしても個人住宅向けの、このような細分化されたオーダーにおいても過不足無く応えられるほど、建築界の技術は進化しているのだスなぁ。
防音ドアの色は、よくスタジオで見かけるずっしりと重く冷たいイメージが苦手なので、グリーンがかったビビッドなカラシ色に塗ってもらった。これまた正解。っつーか、今まで見たことない軽さなり(笑)。スタジオ名は「スタジオ OTAMA」にする予定。
工事はこれより床のフローリング施工に入り、来週末にはシステムキッチンや洗面、トイレなど、すべての水回り機器が搬入設置される。日に日に住空間らしくなるにつれ、深い安堵感。当初は無謀としか思えなかった俺の間取りレイアウトやクロスなどのチョイスは、今のところミスはない。ま、実際に住んでみんと、わからんことばかりなのだが。スリル満点でちゅね。
飲んだらいける?、、、ノグソ気分、、、 (2009.05.12)

半年ほど前から、某高齢者コーラスサークルに通っているオフクロが、ウンザリして言うには、
「蚊が鳴きよるようで、さっぱり全然声が出んのよ。どうすりゃええんかね」
っつーか、アナタ、飲んでしゃべるときはメチャ声でかいんスけど(笑)。俺が子供の頃、ワルサをして叱る時も、まさに「雷が落ちる」ようであった。「歌う」ということを意識しないで、もっと自然に声を出せばいい、と俺がアドバイスすれば、さらにオタマは「一度、飲んでやってみたらどうですか」じゃげな。おいおい(笑)。

午後、新居3Fの天井および壁面のクロスが半分貼り終わったとかで、さっそく見に行く。イメージ以上によかったが、特にポイント高いのがトイレ。壁面は淡いグリーンの葉っぱ柄(通常は飲食店の内装に使うタイプ)にしたのだが、まさに異空間となった。これならジャングルの中でノグソしているような爽快感が味わえそうだ。
Kaoru SYLPH-1、、、不確実はもうけっこう、、、 (2009.05.11)

午前中、某代理店さんで打ち合わせ。
午後より執筆&某案件の仕込み。

合間の気分転換に、不要品の処分。くどいようだが、あと一カ月ちょいで引っ越しなのだ。「できるだけ買わない、持ち込まない」を信条としてきた段原南すちゃらかライフであったが、7年も経ちゃアンタ、けっこう溜まるもんですな(笑)。使わないモノを置いてても利子がつくわけでもないし、とっとと捨てるに限るです。これからの人生、ますます「持たない生活」へとシフトしたいので、新居の納戸も小さめにしてある。
んなわけで、昨年末に「喫茶こばやし」を解体するにあたり、倉庫に保管していたギターをいつくか手放したが、今回さらに2本の処分を決断。そのうちの1本、いまや「伝説のギターブランド」との呼び声の高い(実際、世界のごくわずかなトップギタリストしか持っていないようだ)「Kaoru/SYLPH-1」も売りに出します。価格は要応談。まずはジモミュージックスクールのS氏経由で心当たりがないか探ってもらいまひょか? っつーか、今久しぶりに弾いたら、唯一無比じゃぞこの鳴りは! ううむ(笑)。 

ところでカープじゃが。新加入のマクレーンはボロが出たな。シーボルを使い続ける理由もさっぱりわからん。彼が不確実なのは昨シーズンでようわかっとろ? 俺なら期待できんこの二人に替え、ライトは廣瀬<はじめ人間>純、サードは松山<アンパンマン>竜平でいっても面白いと思う。とにかく可能性&起爆力ある布陣でいってくれや、マーティよ。
風水師 (2009.05.10)

終日まったり過ごす。
夕方、チャリで新球場の周囲をグルグル散策。げにスンバらしいボールパークである。俺も早いとこ観戦デビューせにゃなるまいて。

建築中の新居を見物に行った某親族が
「3Fが異様に暑かった。いまの時期でこれなら、夏場はたいへんなことになる。ぜひ屋上に耐熱塗装を」
と、心配してデンワしてきよった。よく聞いてみると、すべての窓が閉めてあったそうで、なるほどそれなら暑かろうと納得。屋上はかなり念入りに断熱施工がされているし、なんぼ天気が良く30度近い夏日だったとしても、5月のこの時期に屋上が焼けて熱気が階下にこもるというのは考えにくい。っつーか、トタン屋根じゃねぇんですぜ(笑)。
暑かったのはやたら陽当たりが良いせいで、まだカーテンやブラインドが取り付けてない開口部からの熱が遠慮なく全部屋に降り注いだからだ。四方の窓を開け放てば、真ん中のドでかい青天井スペースがもたらす「煙突効果」との連携で、真夏でもそれこそ冷房いらずな充分の通風が期待できる。逆に冬場はすべての窓(オールペアガラス)を閉ざせば、晴天時など午前中は暖房が必要ないだろう。実際、今住んでるこのマンションは、向かいの東側に高層マンションが建つまでは朝陽がバンバン入り、真冬でも昼過ぎまで暖房ナシで過ごせたのだ。自然をいかにうまく利用するかが省エネ住宅のキモ。「風水」だって、もともとは自然科学に立脚したもので「西に黄色で金運アップ!」のようなものじゃなかったのだ。っつーことで、新居が俺の作戦通り作用してくれた日には「風水師」と呼んでくれたまえ(そうなっちゃいますか)。
シンプルが最高 (2009.05.09)

午前中、新居プロジェクトのミーティング。3Fオープンビアテラスの床タイル、ワークスペースのクロスや天井など、さらに細かい仕様の打ち合わせ。その後、建設大詰めを迎えた新居を訪ね、ほぼ完成したオープンビアテラスに立ってみた。おおう、マジでハンパねぇぜこの強烈な陽射し。俺が基本図面を描いたアイデアのひとつが、こうして実体化しつつある。
俺はコピーライターとして18年に渡り、ハウジングメーカーや住宅展示場、著名な建築家など、数えきれないほど膨大なパンフやチラシ、HPを手がけ、ピンキリの戸建て住宅、マンションを見てきた。それで思ったのだ、シンプルこそが美しく、機能的だと。一年前、某建築家と進めてきたプランが頓挫して良かった。放心状態の中(笑)、無意識のうちにすべてのイメージの断片が激しく撹拌され、数日後、澱のように静かに沈殿したのが何倍も進化した今のカタチなのだ。奇をてらっているように見えるかもしれないが、バリアフリー、省エネ、通風&陽当たり、水回りの動線など、今の担当建築士さんも「完璧です。いじるところがない」と言ってくれた。
現場監督や職人さんからも「ここはこうしてはどうか」と度々提案が寄せられるのも、彼らが面白がってやってくれているからだろう。

そうそう、1Fの30坪(駐車場4台分確保)のテナントスペースにも、入居希望の某業者さんが本日不動産屋さんと下見に来て、好感触だったようだ。早く決まって欲しい。前の建築家とのセッションから数えると足掛け3年にもなる新居プロジェクト。かなり疲れてきたス(笑)。
占いコーナー、、、ゴルゴより上、、、 (2009.05.08)

午前中ラジオ。
先週から始まった新コンテンツ「占いコーナー」。「5月生まれは、、、」などとフツーに語るだけでは芸が無いので、toco嬢が各月の運勢を紹介したあと、俺がいちいち不謹慎かつエロいツッコミを入れるという本番直前に思いついたアイデアを実行。ほとんどアドリブだったが、自分でやってて吹き出しそうになるほど楽しかった。この調子なら、しばらく続くかも(笑)。

午後より、通常業務。一歩下がって二歩進む、というカンジ。忙しい最中であっても、新規案件のデンワ相談がちらほら。
「今、春駒サンいっぱいいぱいでしょ?」
「全然オッケーすよ」
ウソではない。相手が必要としてくれている限り、基本的に仕事は喜んでやらせていただく。カンペキに任務を遂行するという意味においてはゴルゴ13が規範だが、俺はこれに「愛想良く」がプラスされるのである。おっと、ギャラもリーズナブルだな(笑)。
パラレルワールド (2009.05.07)

午前中、スタジオDUCKでボイトレ。
午後より通常業務再開。新規案件もちらほらと舞い込む。

クリエイターの共同オフィスを運営している友人のメルマガで、彼女が十数年前に臨死体験をしていたことを知った。「宇宙空間から青い地球を見下ろしている自分」という一瞬のビジョンらしいが、同様の体験を他の人からも聞いた記憶がある。俺は前世がどうのこうのにはまったく興味がないけど、臨死体験者が死の淵で垣間みた不思議な情景は、たしかに存在するものと信じている。俺が思うに、それは決して「一つの形態」ではない。10人いれば10人それぞれの時空間がパラレルで在るのではと。だからすべてが正しいのだ。今こうして当日報を眺めていらっしゃる読者諸兄の見ている世界と俺の世界も同一ではない。「どう見るか」その解釈は個々に委ねられている。
ジミ連 (2009.05.06)

新居への入居は一応6月末だが、月初め、つまり4週間後には3F音楽スタジオが使用可能になりそうな気配。嗚呼、ありがたやありがたや。アーティストならアトリエ、スイマーならプール、武道家なら道場、ミュージシャンならスタジオは絶対必要。自宅にあればなおブラボー。喫茶こばやしスタジオと違って今度のは防音仕様なので深夜でも心置きなくイケるのだ。

GWも本日でおしまい。映画2本、史跡資料館と美術館それぞれ1回、筋トレ&独り稽古ほぼ毎日、あとはTVの野球中継くらいのおそろしく地味な連休であったとさ。
五月人形、、、異界遊泳、、、 (2009.05.05)

午後、中区袋町の頼山陽史跡資料館で開催されている「五月人形とお守り刀」を観に行く。竹原頼家ゆかりの五月人形や武者を題材とした書画と、広島県を代表する現代刀匠作のお守り刀(短刀)をコラボ展示する特集展だが、昨年に続き作品を出品した庄原西城町の刀匠、久保善博さん(一昨年の由緒ある刀剣コンテストで見事日本一)から、今回は招待をいただいた。恥ずかしながら、この資料館に足を踏み入れたのは初めて(笑)。書画も武者人形も久保さんはじめ現代刀匠たちの短刀・大刀も見応えあり。久保さんも本日は会場で作品解説を担当していたが、入れ替わり立ち替わり、ひっきりなしに来場者が質問攻めにしているので、ご挨拶するのを断念。あらためてお礼状でも送らせていただきます。

その足で、比治山の広島市現代美術館へ。一昨日から三日間は無料開放っつーことで、先日の当日報にも書いた「MW=無銭ウィーク」を忠実に実践(笑)。さて、企画展の催しは「どろどろどろん〜異界をめぐるアジアの現代美術〜」。もう、これまたタイムリーヒットでおました。このテのテーマにはアーティストも創造力をかき立てられるのか(俺も好きでちゅ)、チウ・アンションの水墨画調アニメ「新・山海経一」、「馬娘婚姻譚」からインスピレーションを得た高木正勝の「Homicevalo(ホミチェヴァロ)」などの映像作品ほか、おどろおどろしくもエロティック、それでいてユーモラスな作品群は、この世とあの世の境界線を曖昧にし、しばし、異界遊泳をゆらゆらと満喫。っつーか、気がつけば一時間以上も経っとるじゃん?! 時間がある方は是非。10日までです。
お呼びでない、、、クリント・イーストウッドの遺言、、、 (2009.05.04)

午前中、ボ〜〜〜〜〜〜〜ッと過ごす。
午後よりテレビでカープvsヤクルトを途中まで見て(不甲斐ないよのう。シーボルはもうあかんでしょう)、シマムラ楽器に1セット1000円のマーチン弦を買いに行ったついでにアリスガーデンにてチューピー梶山と「ブレーメンの音楽隊」のステージを見る。
「アンタはこのGW中、どこでも歌わずに過ごすんかいね?」
と梶山。
「おうよ。だって誰も声かけてこんもん。こっちはいつでも準備OKなんじゃがの」
以前、俺がスゴイと認める某シンガーから、
「広島じゃ、引っ張りだこだろ?」
と言われた事がある。ないない、そんなもん。寂しいハナシではある。「負けず嫌い」は、「負けたまま、ヨシとしない」心意気だと理解している。その意味では俺は昔から負けず嫌いなのだ。だから日常鍛錬は怠っていない。ジャッジが他人に委ねられているのだとしたら、もうちょい知ってもらえる努力もしなきゃいけませんね、春駒サンってば。

夜、マイカルワーナーで「グラン・トリノ」を観る。これはクリント・イーストウッドの遺言だった。日本は狂ってると思ったが、アメリカはそれ以上の救いがたさで、クリント御大の背中は、「滅び往くライオン」そのものだった。アナタの危惧と嘆きは、はたして世界に届くのだろうか。その絶望的な距離感に、俺は黙り込んでしまったよ。アーメン。
五日市の書家 (2009.05.03)

午後、クルマに家族を乗せ五日市の五月が丘団地へ。オタマのバイオリンの生徒さんで、書家でもあるTさん宅において書のミニ展示会があったわけだが、作品点数は少なくても、Tさんに一つひとつ、たっぷり時間をかけて説明していただき、なかなかに得難いひと時であった。

その帰りにマリーナホップへ。いつ来ても活気がないのう。くどいようだが、ここに人を集めるなら、アウトレットの生鮮食料品売り場と、瀬戸の島々や隣接するヨットハーバーを眺めながら入浴出来るスーパー銭湯をセットで誘致するしかない。スーパー銭湯の上には、これまた眺望抜群のカフェやレストランを設ける。「モノ」でいくらバリエーションを持たせても無理なのだ。カーチャンが食料品を買うのにまた別の場所に移動せねばならん面倒臭さに何故気がつかん? 
GOEMON、、、トランジスタラジオ、、、 (2009.05.02)

終日プランニング。執筆その他の業務展開と、新居に関するあれやこれや。新居はほとんど内装を残すのみとなったが、入居時に小物、家具、家電など新しく欲しいものがいくつかあるので、まずはリストアップし、優先順位を決めておきたい。なにしろスッカラカンですけぇ(笑)。

昼からテレビでカープvsヤクルト。天谷の躍動感、新外人マクレーンと<はじめ人間>廣瀬のホームラン、東出の3ベースヒットなど、見どころ満載。感無量の勝利。

夜、マイカルワーナーで「GOEMON」を観る。一部、キャスティングに強い違和感。随所に見せ場はあったが、人には勧めんかも。帰ってテレビを付けて、今日が土曜日だったことを知る。大丈夫か俺。すでに曜日の感覚ナシ。

忌野清志郎さん、逝く。これでまたひとつの魔法が長い眠りについたが、「トランジスタラジオ」はこれからも俺の中で良い音出して鳴ってくれるだろう。どうぞ安らかに。
遂に全貌が、、、デザイナーの鑑、、、 (2009.05.01)

午前中ラジオ。
午後より、新居へ家族で出かけ、防護ネットと足場の撤去作業を見物。白に近いベージュの外壁が周囲の景観にもうまく溶け込んでおり一安心。というか、なぜか強烈な懐かしさすら感じる。しばらく考えて気付いた。色もカタチも工法もまるで別物なのに、存在感は今は亡き「喫茶こばやし」そのものだった。これにはオタマもまったく同意見。家にも魂があり、輪廻があるのだろうか。だとすると来月に迫った入居時には「ただいま」と言うのが正しい。

夜、市内某居酒屋にて、デザインプロダクション在籍時代の相棒だったデザイナーMクンと飲む。俺がフリーランスになって5年が経つが、彼も変わらず熱いオトコでいることが嬉しく、勇気づけられる。デザインやレイアウトの打ち合わせの時など、アイデアに行き詰まって妥協しそうになると「Mクンならどうするか。こんなレベルで彼なら安易にOKは出さんはず」と喝を入れ直すことが今でもよくある。また一緒に仕事がしたいねぇ。
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