終日企画業務。 雑務が山積みで、優先順位がわからず、久々にパニくりそうになる。こういうときの打開策は3つ。まず第一。とりあえず任意で選んだ一つのことのみに集中し、いわゆる「一点突破」を試みる。 第二。まったく関係ない、つまり今やる必要のまったくないことをあえてやりながら頭を冷やし、ニュートラルに持って行く。 そして第三が、なにもやらないと宣言してフテ寝する。 で、今回は第二案を選択し、週3回届くマーケティング業界紙「日経MJ新聞」の本日号を片っ端から音読(笑)。 と、気になる特集記事「植物工場」に遭遇。安全・安心な農作物に対する需要の高まりなどを背景に、屋内で野菜や花などを栽培する「植物工場」が注目を集めているという。生育に必要な光や温度、二酸化炭素、水分、養分を人工的に完全制御し、1年を通じて植物を計画的に生産する施設じゃげな。これでいくと、害虫や病気の発生・流入を抑制できるので、無農薬・減農薬栽培が可能になったり、ひょっとするとまったく洗わずに食える野菜を作ることも夢ではない。植物は面白いもので、生長を阻害している要因=ストレスを取り除けば、自然界で目にしている姿とは別の劇的な生長を遂げる可能性を秘めている。 映画「地球交響曲・第一章」で見た水耕栽培トマトもそうだった。「トマトの生長の阻害要因はひょっとして<土>ではないのか」と仮定した野沢ナントカさんが、土どころか特殊な肥料も一切使わず、水のみで1本のトマトを育てたところ、ナント、9カ月で幹の直径10センチ、枝葉の広がり直径8メートルのモンスター級に生長。しかも実が1万5千個もブラさがってる映像は、感動を通り越してコワイほどだった。 「地球温暖化」と呼ばれるているものが人間活動の限界突破に起因するのか、ホントのところは判断しかねるけど、環境が大きく変動し始めているのは間違いない。今後「野菜工場」が、人間と植物の新しい関わりを無限に生み出す可能性は高いと思う。イグアナやシーラカンスは例外として、生き物は進化しないと滅ぶのだ。
*写真:オタマの友人Yチャンからいただいたニンジンガジュマル。このシェイプがたまらなくカッコイイ。Yチャン、ありがとう。大切に育てます。
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