Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2010年05月の日記

世界標準、、、遠雷、、、 (2010.05.31)

午前中ラジオ。
今月から俺がメインの番組になって、放送終了後に相方のアヤちゃん、ディレクターのメグちゃんの3人で毎回プチ反省会を開いている。先週、メグちゃんが指摘してくれた修正点は本日はクリアできた模様。コミュニティFMとはいえ、「サイマル放送」をやり始めたことでPCさえあれば世界のどこでも聴くことができるようになった。だから笑われようとも「世界標準」のクオリティを目指したいのだ。と、本日も終了後にスタジオに残りそれぞれ思いつくままビジョンを語りあってると、なんと、赤道の向こうのリスナーからメールが届く。「サッカーのコーナーがうんぬん、ふたりのパーソナリティーのかんぬん、、、」内容を気に入ってくれたような文面の差出人はオーストラリアで昨日イングランドと闘ったサッカーW杯日本代表、某田中マルクス闘莉王氏だった。マジっすか?!

午後から通常業務。ちょっとした案件でも猛スピードでこなそうとする。落ち着け。すでにヤマは越えたのだ。

夜、スタジオに籠って歌い込みやってるうち、先日の勇造師匠のライブのリハ時、梶山が「雨がガンガン降っとったけぇGパンの裾まくって歩いてきた」と言ったのが前後の脈絡なく唐突に思い出され、「遠雷」なる新曲がたちまちできる。なんともアホらしい曲ではあるが、さて、どうしたものか。

ミセスパワー (2010.05.30)

終日、雑務。
「雑務」の中には、執筆やらアナウンス業やらも含まれているので、それなりに緊張感を持って挑みまする。しかし、世間一般の休日に仕事するクセがすっかり身に付いてしまったようだ。電話もメールもこないので集中できる。
その雑務の間に、今回2種類の季刊誌の取材で出会った人々の顔を順繰り思い浮かべてみる。で、ある事実に気付いた。女性たち(しかも奥さん方)のパワフルなこと(笑)。いや、今号に限ったことではなく、2007年から数えて20冊(約200ページ)を作成すべく男女数十人を取材させていただいた結果、自信を持って断言できる。つい先日も、某医療機関を立ち上げた敬愛するNさんが夏の参議院選挙に出馬表明をされたけど、驚かなかったですもん(笑)。っつーか、3月末にDUCKでやったライブに彼女が来てくれたとき、顔見てそんな予感がしたのです。N姐さん、陰ながら応援したしますよ〜。

*写真:花屋で見つけて衝動買いしたハイビスカス。「ミセスユミ」という品種らしい。そういや数年前、ハイビスカスを育て始めたのもオタマの友人「ユミチャン」からプレゼントされたのがきっかけだったりする。

小仕事続行 (2010.05.29)

終日、執筆業務。
2カ月に及んだ大仕事が片付いても、有り難いことに小仕事は途切れないのである。締め切りは月曜の朝だったりする。

午後、一瞬抜け、ゆめタウンの1Fの時計屋でセイコーのストップウォッチの電池交換。今、FMちゅーピーでやってる俺の生番組において、1コーナーの制限時間を確認しつつサクサクとトークしようという魂胆。こういうことを思いつく事自体、俺ってマジメなヤツだと思いません?(笑)。

*写真:ミクシィにも載せたのだが、モヒカンをドレッドにしてみましたとさ。これで飲みに行ったら、絶対俺とは気付かれない自信あり。っつーか、「日本人に見えん」とオタマ。「モヒカンやらドレッドやら、欲求不満ですか」とも。うひひ。

全休符 (2010.05.28)

午前中、ボサ〜ッ。
午後も、ボサ〜ッ。
まぁよかろう。大仕事がひとまず片付いたので、今日は全休符とさせていただきます。

*写真:オタマとセガレが育てている「ニンジン島」。水に付けてたった一日で、葉っぱが出てきて、現在は島にヤシの木が生えているように見える。

宿題とパワー (2010.05.27)

午前中、東広島の某少年更生施設を取材。「更正」ではあるが、現在の既存の小中高の学校施設に欠けているカリキュラムがすべて揃っていた。子供たちを社会復帰させるため、ここでは経験を積んだ指導員が1年もの間、24時間付きっきりで指導に当たる。もしかすると教育とは、ここまで手間隙かけて真摯に子供と向き合う必要があるのではないか。っつーか、塾や学校やスポーツクラブに子供を放り込んでいるだけの横着な親が多過ぎる。「勉強しろ」と言う前に、勉強する本当の意味を語れる親がどれだけいる?いや、答えを知っていなくてもいい。生きること、愛すること、そしてときに戦うことの意味を一緒に考えてやれるのか?なにより勉強以前に、人間として、もっと基本的なことを教えているのか?
やっかいな問題を抱えてここにたどり着いた子供たちの描いた絵が廊下に貼ってあった。それ見て涙こらえるのに苦労したぜ。実社会では煙たがれていたであろう彼らの孤独とフツーの子供と変わらぬ純真さが伝わってきたんよの。たぶん、こいつらのせいじゃない。つまらぬモノサシを押し付けているオトナにこそ問題がありはしないか。その問いかけだけが重くのしかかってきて、俺は黙り込む。なにか手伝えることはないかい?

午後、帰って執筆再開。悶々とした気持ちはひとまず保留。
そして夜、2種類の企業季刊誌の2カ月に及んだ企画・取材・執筆業務、ついに完走。特別な感慨はないが、その間もライブ3本、2種類のラジオ新番組を含むアナウンス業、武術指導も休まず楽しくやれたことは自信になりそうだ。おっと、祝島やクラス会にも行ったし(笑)。明日からは次の案件が待っている。某更生施設の子供たちよ、宿題とパワーをくれてありがとう。
道草上等 (2010.05.26)

結局、昨夜は3時まで粘って執筆したもんで、9時過ぎまで爆睡。
夕方まで再び執筆。それから、以前同じプロダクションに勤めていたデザイナーHさんの事務所にて、ヨガインストラクターMさんを交えて打ち合わせ。最初はMさん依頼の生徒募集チラシの話をしていたのだが、途中から「不思議世界」の体験談へシフトし、皆で大いに盛り上がる(笑)。打ち合わせでのこのような脱線や道草は、クリエイターには最も重要であると俺は思う。冴えてる文化なりムーブメントなりは、すべからく「雑談」や「魔が差した」状況から産み落とされていることが、歴史を振り返ってみればわかる。
起きろ、出かけるぞ (2010.05.25)

午前中、広瀬北町の複合オフィス「SO@R」内の特設ブースにて、俺とヤマサワ君の2人で立ち上げたポッドキャスティングラジオ局「ミミクル」第一弾プログラムとなる「ハックルベリーの庭」の初回収録。毎回、キョーレツな趣味人や冴えてるプロフェッショナルをお招きして、新しいライフスタイルの提案となるようなトークを引き出すという目論見。で、こけら落としに選んだのは環境ジャーナリストの吉田光宏さん。いや、オモロかったのなんの。収録内容はヤマサワ男爵が後日編集後、順次専用サイトにてアップいたしますので、しばしお待ちを。それともうひとつ思い知ったのが、ポッドキャスティングを利用したネットラジオの秘めたるパワー。はっきり言おう。これは通常のラジオに比べて限りなく制約がない。っつーかヤリタイ放題である。既存のラジオ局が消えてしまいやしないかと心配だ。世界をまたにかけて取材活動を展開する吉田さんが、本日いみじくも口にした「パラダイムシフト(既存の価値感の大変革)」が、放送業界にもすでに起こり始めている。とりあえず俺とヤマサワ男爵は、既存のラジオ局も含め「半年以内に広島イチ」の内容を目指したい。合い言葉は「起きろ、出かけるぞ」である(意味不明)。

午後より道場にてJ氏指導。夕方から執筆を開始し、日付が変わってかなり経ってから2ページ分の原稿をアップ。全20ページに及んだ今回の取材&執筆地獄、残すところ1ページですたい。

*写真:収録が終わり、機材をあっちゅうーまに撤収するヤマサワ男爵。このネットラジオの機動力を活かして、今後もゲリラ的なアクションを展開したい。

サスガ!元気ですかっ!コケコッコー! (2010.05.24)

午前中ラジオ。東京から電話のゲスト出演で俳優兼演出家の壤晴彦さん。約7分枠の中で見事にトークをまとめていただく。サスガ!

午後より怒濤の執筆モード(夕方道場にて2時間ほどSさん指導)。
日付が変わる頃、約5ページ分の原稿をアップ。ずばり「火事場の馬鹿力」というヤツであろう。つまり相当に追い込まれているわけだ(笑)。元気ですかっ!(誰に言うとるんすか)

仕事中、昨夜の勇造師匠の脳内ライブ映像が幾度かフラッシュバック。時々、俺がウクレレ弾いている姿も見える(幽体離脱か)。そう、昨夜は3月末に購入したコンサートサイズの新しいウクレレ「虹丸ちゃん」のデビューライブであった。10年以上慣れ親しんだソプラノサイズの「コベイション」より一回りデカいので、まだ多少弾きにくさはあるが、客席に居た友人によると「音はかなりパワフルだった」とのこと。しばらく使ってみよう。

*写真:先週土曜日にモヒカンにしてみました。その記念にセガレと並んで「遠近法」。「オンドリとヒヨコ」の図。大きくリッパになるのだぞ、コケッコー!

あっぱれでございます (2010.05.23)

終日、執筆。
夜は「OTIS!」にて、歌旅の師匠、豊田勇造さんのライブ。30年近く続いている慣習として、俺と梶山でオープニングアクト。

セットリスト
「カプチーノもう一杯」>「はてのうるまの祈りうた」>「夜明けの海ごっこ(梶山ソロ)」>「その男ヨシオ」

そしてこれもまた、今まで通りであれば「客席はシンと静まりかえる」というのが常であったが、今回は演奏後にお客さんから握手を求められたり、絶大なる賛辞をいくつもいただき意外であった(笑)。
さて、勇造師匠である。言うことなし!サイコー!60歳を超えてなお、さらなる深み、潤いをたたえ、一瞬一瞬に命の旋律がほとばしりいずる。負けましたっ。お見事でございます〜。
胸突き八丁 (2010.05.22)

終日、執筆業務。来週末には、この悶絶ワークからも解放され、次なる複数のミッションに取りかかる予定。あえて言う「まだ余力あり!」と。「自分なりに頑張ったつもり」などというおぼっちゃま的姿勢では永遠にドアの向こう側には行けぬものだろう。眠れるポテンシャルを叩き起こすのは外圧にほかならん。

夕方、セガレの通う幼稚園の「聖母祭」にオタマと参加。聖母マリアに関連するカトリックの催しらしい。幼稚園隣の世界記念聖堂に集い、キャンドルをともして歌を歌ったり、祈ったり。俺はクリスチャンではないが、さまざまな名で呼ばれる八百万の神サンよ、どうか世界のあまねく人々に愛と祝福を。

つべこべ言わずに進むのだ (2010.05.21)

午前中、とある施設に出向き、やっかいな立場に追い込まれている某親族の進むべき方向に関し、関係者と協議。未来ある、きわめて前向きな一歩を踏み出すことができそうだ。しかし、20代の頃は俺がいずれこのような役回り(読者諸兄は「どのような?」と訝っておられるでしょうが)を自ら買って出るとは思いも寄らなかった。責任感などという大それたものではない。シンプルに、あくまで本能に近いもの。必要とあらば、矢面にも気持ちよく立つわけです。

午後より、執筆>>武術指導>>打ち合わせA社>>打ち合わせB社。新規オファーもちらほら。ふはははは。明日から二日間は再び執筆に没入できる。おっと、日曜日は勇造師匠のライブもありました。もひとつおまけにふははのは。

じんとよー(在るがままに) (2010.05.20)

午前中、市内某所で撮影の立ち会い。
午後、Mちゃんと、著名な演出家であり声優でもあるJ氏来宅。彼が取り組んでいる「詠み芝居」なるこれまでになかった斬新な表現(彼はこの「表現」という言葉が好きではないとのことだが)について、詳しく説明してもらった。
夜はPICOにて、J氏を囲んでの懇親会のようなもの。で、FarEastLoungeと「しーなとシュウ」の2wayで、ライブというかオーディションというか。ここで俺はFarEastLoungeという4人組の音楽形態がいかに特殊で、いかなる存在意義を持っているか、不謹慎にも結成以来初めて熟考することとなった。そう、これまでまったく「考えたこともない」のだ。J氏は「無理はよくない」と言った。だが、J氏の演出する舞台にこのユニット(しーシュウはまた別の考えを持っているだろう)で関わるとしたら、通常では「無理ではない」レベルのことが大きなストレスになる可能性が高い。たとえば、スタジオ練習など結成以来10年以上ただの一度もやったことが無いこともFELの重要な個性なのだが、舞台に出るとなるとそうもいかんだろう。俺はJ氏にはインスピレーションの指し示すまま、大胆な舞台構想を描いてもらいたいと一ファンとして期待したい。だから、台本が上がった時点で、どう関わるのか改めて判断させてもらう。FELはこれからも「なにも考えない」方向で行く。それがわかったのは収穫といえる。
2000年の夏、俺と久保直樹は、シーカヤックで東シナ海の島々を彷徨した。その間、7つのスコールに会い、7つの虹を見た。海、空、太陽、星、すべてが死にそうなほど美しかった。恐怖と感動の繰り返しの中で、余分な考えが霧散した。残ったのが今の音楽とのスタンスだ。俺が原作でイメージした「南の島」は、結局、そこへ我が身をさらした者でないと描くことはできない。

楽しみにしてます (2010.05.19)

終日、怒濤の執筆業務。
その間も、ひっきりなしに新規案件やらなんやらの電話やメール。マジで、ありがたいこってす。

最近の面白いオファーといえば、著名な女性小説家のTさんから「一緒にユニットを組んでライブイベントに出よう」というもの。Tさんは世界的に有名なミュージシャンたちとも親交が深いはずだが、あえて俺のような「規格外」を選んでくれたところが嬉しい(笑)。それともうひとつ。俺をモデルにして彼女に書いてもらった短編小説が、とある出版社が近々出す予定のデカイ文学全集に集録されるとか。家宝にせねば!

おっと、忘れとった。本日、夏の八重山ツアーの日程が決まったのだ。8/12〜16日。チケットも旅の相棒、久保直樹におさえてもらった(ハイシーズンゆえチケットはかなり高め)。ああ、これで頑張れそうだ。

尾道ラビリンス (2010.05.18)

某季刊誌の取材で、尾道にて空き家再生プロジェクトを運営しているNPO法人代表のTさん(主婦)を訪ねる。インタビュー場所は駅裏にある、やはり空き家を改装した事務局兼洋服屋。この界隈、密集して立ち並ぶ古い家と家の間に車が通れない幅の狭い路地が毛細血管のように張り巡らされている。俺が子供の頃は周囲にもたくさんあった。っつーか、ここは目につく「新しい」モノがまるでない。昭和40年代にタイムスリップしたみたい。
Tさんによると、若者を中心とした移住希望者が全国からやってきて、彼女たちが斡旋した空き家に入居しているという。街を活性化するためのプロジェクトを山ほど見てきたが、これは数少ない「大成功」例ではなかろうか。移住者とも何人か話ができたけど、自分の好きなことをやれているからだろう、実にイイ顔をしていた。
日を改め、再訪してみよう。

*写真:取材場所と事務局の外壁に沿ってボウボウと茂っている雑草、、、と思って近くで見ると「ムギ」であった。「麦茶を作った際の残りを蒔いたら勝手に生えた」とTさん。このアッケラカンとした逞しさとTさん&その仲間たちが大いにダブる。しかし、ここはホンマに平成ニッポンか?(笑)。

古いテイラー (2010.05.17)

午前中ラジオ。新番組2回目でなんとかペースというかスタイルを掴めたような気が。

午後より黙々と執筆。腰は問題無し。が、左肩甲骨の裏あたりに鈍痛。キーを打ち続ける作業が限界に近づくと時々こうなるが、許してやらないのである。あと一週間の辛抱じゃい。

夜、小一時間ほどスタジオに籠って絶唱す。この数日、密かにある試みを続けている。今日は手応えあり。
ところで、スタジオ練習では新しいテイラーではなく、古い方を使用しているのだが、空気が乾燥しているからなのか低音部の鳴りが神がかってきた。「ドウン、ドウウン」とまるで、除夜の鐘のごとし。不調続きのピックアップをごっそり新しいものに移し替えて、ライブで使えるようにしましょうかねぇ。

がっぷり四つ (2010.05.16)

親愛なる読者諸兄も完全に聞き飽きたでしょうが、本日もひたすら執筆業務。電話がかかってこん休日は仕事がはかどりますなぁ!と強がっておきましょう。

さて、気分転換に思いついたのが久々のウエイトを使った筋トレ。俺の場合、身体がなまると、思いっきり力んでみたくなる時があるのよ。で、片方30キロのダンベルで30分ほどエッサホイサとやったあと、腰にかすかな違和感。ギックリ腰でやるいつものポイント辺り。「2年ぶりにきよったか?!しかもこの大事な時期に?!」と一瞬焦ったが、湿布を貼り、オフクロから借りたコルセットを付けて執筆続行。今のところ大丈夫なようだが、週明けからは相変わらずてんこ盛りの執筆用務に加え、明日朝はラジオ、明後日は尾道取材、水曜は武術指導、木曜は著名な演出家との会合ライブ出演、、、ナンマンダブナンマンダブ!誰か「キミならきっと乗り越えられるとも!」と言ってくださいまし。つづく。

*写真:古い友人、T男爵の「Gショック」。最初見たとき「変わったカシオじゃのう」とGショックとは気付かなかった。それもそのはず、通常付いてるはずの外部プロテクションが無い。たき火かなにかをしているとき「熱で溶けた」とのこと。まぁ、これはこれで新鮮なルックスではあるが。

一応快調 (2010.05.15)

午前中、某季刊誌の取材で西区の家具屋さんと料理講師さん宅をハシゴ訪問す。

午後より執筆業務。予定よりかなり快調ペースであるが、そろそろマジで旅に出たくなってきた(笑)。夕方、スタジオに小一時間ほど籠りウクレレとギターを取っ替え引っ替えしつつ絶唱。20代は音楽によって自家中毒を起こしかけたが、今は大いに救われている。生きてりゃいろいろありますわいな。アーコリャコリャ!

*写真:某料理講師さん愛用の品。こういうアジアンテイストの小物が俺も好きでございます。

生命の共振 (2010.05.14)

午前中、某季刊誌の取材で、ヨガ講師のMさんをインタビュー&撮影。彼女が指導しているヨガのシークエンスをダイジェストで実演してもらったが、その流麗なこと。女性らしくしなやかに躍動する生命そのまま、刹那の芸術であった。もうひとつ驚いたのは呼吸音。「吐く」「吸う」の際、彼女の全身が楽器のごとく共振して「鳴って」いたのだ。すごいでコレは。

午後より通常業務。粘りまくって、日付が変わるころ、予定より1本多めに原稿アップ。戦闘は続くよどこまでも。

秘技開眼 (2010.05.13)

午前中、市内の某施設を訪問。
午後より、当道場にて個人指導2連発。心体育道に半日ドップリというのもエエもんである。やっぱり「疲れは睡眠でとる」は俺にはしっくりこん。身体を適度に動かす方がリフレッシュできる。
さて、心体育道や他の武術の研究により、最近、奇妙な走り方が出来るようになった。腕や肩をほとんど振らず、頭も上下せず、膝の抜き(階段を下りるとき誰でもやるでしょ?)を使って滑るがごとく高速移動するのである。陸上系のホンマもんのアスリートには太刀打ちできないであろうが、筋力をほとんど必要としないので息も切れない。ただ、問題が一つ。「見栄えが悪過ぎる」のだ。新種の生き物のような。秘技「水蜘蛛走り」とネーミングす。

*写真:このところ、身体能力の開花が著しいセガレ。足の速さも5歳児には思えないほど。俺にも勝負を挑んできよったが「水蜘蛛走り」で圧勝(笑)。

インターバル (2010.05.12)

午前中、電話でインタビュー取材。
午後より業務を全休符とす。早くも息があがったというワケではなく、この先のメドが立ったから。ボクシングでいうところの「セコンド」が居ないので、どこにインターバルを設けるかなどペース配分は自分でせねばならんのだ。

夕方、小説家の友人から、デンワでちょっとした「企て」を持ちかけられる。かなり面白そう、詳細が決まれば告知します。

夜、同級生Sの経営する幟町の居酒屋「クダコ」にて、「口八丁手八丁・金曜日チーム」のお疲れさん会。FMパーソナリティ復活へのステップをセッティンギしてくれたのはTOCOちゃんである。彼女とのトークはなかなかに得難い心地よいものがあった。また遠くないうち、タッグ復活があるような気がする。

直観優先 (2010.05.11)

某季刊誌の取材で、府中市、福山の2カ所を訪問。
事前の調査は徹底的にやるっつーか、俺以上踏み込んで調べ上げる同業者を知らないのだが、それでも「行ってみないとわからない」という状況はままある。今日はその度合いが通常より濃かった。で、一瞬一瞬、脳内にて撮影カットをアドリブでシミュレーションしながら取材を進める。この能力は音楽で培ったものと思う。厳密には、「考える」ではなく「直観的反応」だろう。準備万端で挑むと、案外面白味に欠けるものになってしまうことが多いのも、そこに理由があるからかも。逆に言うと、「直観的反応」にしむける状況こそが必要だったりして。

*写真:例によって「お立ち台」から撮影を試みるカメラマンA氏。

新番組スタート、、、ヨガインストラクターとインテリアデザイナー、、、 (2010.05.10)

午前中、ラジオ。FMちゅーピー初のスポーツ専門番組「マッスル・ハッスル」じゃい。約5年ぶりのメインパーソナリティ担当で少々キンチョーしたが、1時間45分はあっという間であった。初回で雰囲気は掴めた。あとは「ダレ(慣れ、ではない。極度のリラックス状態なり)」である。

昼過ぎ市内中心部のカフェにて、ヨガインストラクターのMさんと打ち合わせ。彼女の目を見て、「わ、すごく深くまでやっている人だ」と直観。もちろん良い意味で。今週末の本取材が楽しみである。
夕方、インテリアデザイナーIさん来宅。これも別の季刊誌の打ち合わせであるが、彼女の方からも冴えたアイデアが出てくる。彼女もヨガのMさんもジャンルは違えどフリーランサー。さりげないところがすごい。それはきっと、日々の並々ならぬ修練の賜物なのだ。

*写真:毎夜、日付が変わる頃の私のデスク。幅3メートルに渡って資料が散乱。一応すべての原稿アップは今月20日に目標設定しているのですが、どうなりますやら?

踏ん張りどころ (2010.05.09)

午前中、家族と駅前福屋をウロつき、午後より通常執筆業務。
本日、目標の原稿を仕上げることが出来るか否かが、明日からの取材行脚に大きく影響する。全勝ペースで2週間を乗り切らねば、っつーか、一試合でも落とすと想像したくないほどエライ目に遭わされることは間違いない。なもんで、気合い入れてデスクに陣取り、日付が変わる直前にフィニッシュ。だが、喜んでる場合じゃねぇッス。俺がメインパーソナリティを担当するFMちゅーピーの新番組「マッスル・ハッスル」オンエアスタートまで10時間を切っている。選曲やらなんやら。どうするよ自分?! つづく。

*写真:祝島のイイ風景その6。遮るもののない周防灘から強風が吹き付ける祝島では、「練塀(ねりべい)」と呼ばれる「漆喰」と「ごろた石」を混ぜて組んだ強固な塀が家を守っている。ここらへんも沖縄とよう似てます。このような景観は、瀬戸内海のほかの島では見られない独特なものだ。

脳は疲れない? (2010.05.08)

終日、怒濤の執筆業務。火ィ吹くような勢いで(ウソです)、夕方までに4ページ分の原稿をアップ。メシ食って業務再開。
脳機能科学者、苫米地英人氏の著作によると、「人間は全体の平均2、3%の脳しか使っていない。が、仮に100%使うと一瞬で餓死する」とのこと。つまり通常いわれている「脳は疲れない」というのはエネルギーが無尽蔵に供給され続けた場合に限ってのことと理解できる。人間の臓器の中で、脳が一番燃費が悪いのだ。集中しまくった本日、ほぼ気絶状態で就寝。アーメン。

*写真:祝島のイイ風景その5。島の南部は特産品であるビワの林が続く。収穫は7月いっぱいまで。祝島は東部に集落が固まっており、日当りの良い南部沿岸はかなりの急斜面にビワやミカンが植えられている。TVで見た、イタリアで一番美しいとされる世界遺産「アマルフィ海岸」の柑橘畑にそっくりだ。

離島ツアー企画 (2010.05.07)

午前中、当オフィスにて某NPO法人の方と打ち合わせ。現在、2種類の企業季刊誌(合計年8誌)の企画・取材・編集をやらせてもらっているが、どうやら新たにもう1誌レギュラーが増えることがほぼ確実となった。個人でこれだけ抱えている同業者は全国的に見ても稀ではなかろうか。アイデアやネタはまだ充分あるので、いっそのこと雑誌社でも立ち上げるテもある。

午後より執筆&企画業務に加え、電話やメールで取材調整。来週からの取材行脚のセッティングも完了。っつーか、3時あたり、GWに沖縄は慶良間、伊是名などをバックパッキングで旅してきた久保が土産を持って来宅したので、必然的な流れとしてビールを飲み始める(笑)。先日の祝島行きを皮切りに、瀬戸内の離島探訪を月イチペースで実施することにしたし、8月には未踏の八重山諸島を久保と巡る。夜、波照間島の砂浜で南十字星を見ながら「はてのうるまの祈りうた」を吟じます(笑)。

*写真:祝島のイイ風景その4。迷い込んだ細い路地の奥に突然このような酒屋があったりする。

脱・多忙 (2010.05.06)

午前中、某企業にてヒアリング業務。
午後より、通常業務。これからの2週間、怒濤の取材&執筆ラッシュを忍の一字で乗り切らねばならん。しかし「忙しい」などという自虐的な言葉は金輪際使わないであろう。「忙しい」とはイコール「要領が悪い」と解釈される。涼やかかつ朗らかな表情で業務を遂行するのが、いとおかし。一日の終わりの締めくくりに、ビールを三つ四つ、二つ三つなど飲み急ぐさえあはれなり。まいて全裸で浴槽の床に伸びたるは、はたいうべきにあらず(意味不明)。

*写真:祝島のイイ風景その3。トラクターに積まれているのは定期船で運ばれてきた新しい冷蔵庫。島民の皆さんは助け合うのが当たり前のようである。

失態、、、クオリティ・オブ・ライフ、、、 (2010.05.05)

9時頃、もっさりと起床。
猛烈に酒が残っている。昨夜のクラス会では泡盛を飲んでいたのだが、店長Sのクラスメイトだからとスタッフが気を利かせたのかグラスが空になると自動的に注ぎ足され、結果的に許容量を大幅に越えて飲んでしまうことになった。泥酔状態のままチャリで帰ったようだが(記憶がない)、無傷なのが不思議。
もうひとつ。風呂に入ったきり出てこないのでオタマが心配してのぞいてみると、床でノビとったげな(笑)。護身武術の指導者としては、あるまじき失態。すんません、以後気をつけます。

一昨日訪ねた祝島。原発反対運動でさぞかしピリピリした雰囲気かと思いきや、出会った島民の方、ほぼ全員が、この見知らぬ怪しい中年に笑顔で挨拶してくれた。彼らは本当の意味で「豊か」なのだと思う。祝島漁協が原発補償金10億8千万円の受け取りを拒否しているのも、美しい海の価値がオカネに換算できないことを知っているから。実際、ここの海の美しさはハンパではない。清涼な潮流が島民の心を日々洗っているのかもしれぬ。祝島には、この先何度も足を運ぶことになるだろう。たった半日の滞在で惚れ込んでしまいましたとさ。なにせ、島のカタチからしてハート形なんだし(グーグルマップで見てね)。

*写真:祝島の造船所らしき建物の屋根に据え付けられていた木製の風向機。

庄原、、、クラス会、、、 (2010.05.04)

家族と庄原の備北丘陵公園へ。いわゆる「ドライブ」なんつーのは久しぶりである。大型バイクを乗り回していた頃、しょっちゅう使っていたはずの裏道が思い出せず、かなりのタイムロス。

夜は中区幟町にある友人経営の居酒屋「クダコ」にて高校時代のクラス会。十数人が参加。30年ぶりに会う級友は、見てスグわかる顔は稀だったが、不思議なことに話しているうちにいろいろと思い出すものである。クダコの店長のSなど、すでに孫が2人もいるそうな(笑)。11歳年下のカミさんを持つ俺は犯罪者扱いだ。焼酎がやたらと美味く、後半は完全に記憶が無い。ハレルヤ!

祝島探訪 (2010.05.03)

原発立地計画で揺れる、山口県の祝島探訪。
JR山陽本線で柳井港駅下車。そこから定期高速船「いわい」に乗船し、10時40分、人口500人に満たない祝島に上陸。港界隈の集落の名物「練壁」をしばし見物し、徒歩で島の南側海岸線の細い道を歩くこと約一時間、全国の秘境マニアに超人気の「平(たいら)さんの棚田」にタッチダウン。ここはただの棚田ではない。人呼んで「東洋のマチュピチュ」。数十年間に及ぶ年月を費やし、平さんの祖父の時代から3代に渡り「家族の人力のみ」で積み上げた、アンビリーバボウな6段式のド根性棚田なのである。1段だけでも7、8mの高さで圧倒されるが、さらに驚かされるのが石の大きさ。目立つモノは軽トラほどのサイズがあるのだ!
重機の無い時代に、これをどうやって「父・子・孫」の3人だけで積み上げたのか、孫である平さん(77歳)から説明を受けても、わかったようでわからなかった(笑)。まぁいい。理解不能こそがすでに企画外のカンドーなのである。生身の人力による創造物で、これほどの驚異を味わったのは「平さんちの棚田」がモンクなしに一番。人間て、マジでスゴイぜ。この先、諦めそうになったり、くじけそうになったら、俺はこの棚田を思い出すことにする。
また、祝島出身のAちゃんの縁で商店「えべす」の大将や、定期船「いわい」の船員であるカナヤさん(彼は帰りに室津から柳井港駅までクルマで送ってくれた!)とも知り合え、感謝です。また来ます。

*写真:石垣と3代目の平さん。ご自身にとってもかなりの自慢の作のようである。そりゃそうだ。いばってヨシ!(笑)。

めざせ八重山 (2010.05.02)

「人並みの休日」の初日。家族と義母と海田の墓参りをし、ついでに坂のアジアンリゾート・スパ「シーレ」へ。風呂のバリエーションはなかなか多彩で、セガレとインドアも露天もすべて試してフラフラになる。入浴後は沖縄料理店で昼食。旅の相棒、久保直樹は今頃、沖縄北部の沖合にある伊是名で昼間からビールを飲んでいるだろう。俺も8月にはこのようなエセ沖縄ではなく、未踏の八重山方面を彷徨する予定。なので、その帰りにスポーツオーソリティに寄り、かの地で被ると良さそうなイメージのノースフェイス製カウボーイ風ハットを購入。まずは気分だ、気分!
FM記念特番 (2010.05.01)

昼前、FMちゅーピー10年記念特番で、5年ぶりにイコマユカとのタッグで「そるそるチューズディ復刻版」に出演す。双方アドリブ全開で30分。

夕方再び局のある中国新聞社ビルへ出向き、10年記念パーティー。パーソナリティ、営業マン、局長、社長、その他関係者など約50名。と、「もしかして小林クンじゃないの?」と話しかけてきた50代の男性。顔見て俺もすぐわかった。なんと、23、4だったか、WIZワンダーランド(現在ヤマダ電機のあるところ)の「テアトルウィズ」で出張上映の映写技師をやっていたとき、WIZの販促部長だったMさん。約25年ぶりの再会だ。今、彼はFMちゅーピーの制作をサポートしているという。広島狭い(笑)。

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