Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2010年07月の日記

海水浴場まで15分 (2010.07.31)

家族の強い要望で、朝から海水浴。
場所はベイサイドビーチ坂。俺んちからクルマでたったの15分という距離も嬉しいが、まず感心したのはビーチの奇麗さ。毎日ていねいに掃除をしているのだろう、ゴミをほとんど見かけなかった。駐車料金600円払えば、更衣室、シャワーもすべてタダ。よくある海水浴場のように、ここぞとばかり「ふんだくってやろう」的なギラつき感がない。ただ、監視塔の茶髪のネーチャンだけは海をまったく見ず、ケイタイばかりのぞき込んでNG。
また近いうち、この時間に来るとしましょう。ヨガをする時のような呼吸と身体観察で、仰向けのままゆったり波間にたゆたうと、だんだん海と同化し、映画「アルタードステイツ」みたいに先祖帰りしそうになる(笑)。

朝方生活 (2010.07.30)

午前中、デスク回りの掃除。
昼前、インテリアコーディネーターのIさんが来宅し、打ち合わせ。
午後より執筆業務。その合間、2時間ほど当道場にてSさん指導。

セガレが家の前の公園で毎朝行われている「ラジオ体操」に通うようになり、それにつられて俺も6:15起きを余儀なくされている。朝が早いと、前倒し的に業務の効率があがり、夜もどっぷり熟睡出来る。そうそう、俺はラジオ体操は行かないかわりに、ひとり屋上でヨガと西式をやっているのだが、これが気持ちエエんじゃわ。脳が文字通り「青天井」へ向かって果てしなく開かれていくような極上のエクスタシーが味わえます。

地方の現状 (2010.07.29)

某季刊誌の取材で、島根県浜田市の某医療機関を訪問。
道すがら、車窓から眺める中国山地越えの景観は真夏の濃く逞しい緑に満ち満ちていた。しかし時々、それらに侵蝕され消え入ろうとしている農家の廃屋が一瞬視界を過ぎ去り、ハッとさせられる。この国の山間部が置かれている状況はどこも等しく相当に厳しいものなのだろう。いや、山間集落だけではない。浜田駅周辺も一昨日訪れた津山の中心部も商店街は半分以上シャッターが下ろされている薄ら寒い状況で、どこに目を向けても、まるで活気を感じないのだ。
俺は今後、ますます<抽象度>を上げていこうと思うのだ。それにより、今まで視えなかったものを視てみたい。「小さいことは気にしない」というのとは違う。小さなものを内包した大きな世界を徹底的にリアルに、臨場感を持って感じたい。それこそが真の自由を獲得し、自分と他人の人生を祝福するための基盤ではないかと。気付かないだけで、打開策は常に用意されているのだ。

夕方、家に帰ると、オタマからピンクのポロシャツのプレゼント。決して安くはないヤツでデザインも良い。疲れも吹き飛びましたとさ。

祭りの準備 (2010.07.28)

午前中、雑務。
8月9日に迫った「長崎・水辺の森コンサート」に出演すべく、博多〜長崎間の高速バス往復チケットも予約(広島〜博多の往復は新幹線)。田口ランディさんとの2人ユニット「ヨシオ・バッド・カンパニー」の初陣やいかに。

午後イチ、当道場にてJさん指導。少々お疲れ気味のようなので、いつもよりみっちりヨガをやる。と、俺もスッキリ(笑)。
その後、執筆業務。明日の島根県浜田市の某病院取材のためのインタビューレジメも準備。さぁ、慌ただしくなってきたど。キンチョーの夏!沸騰の夏!

駆け落ちするなら津山です (2010.07.27)

某季刊誌の取材で岡山県津山市の製麺業者さんを訪問。
津山、、、足を踏み入れたのはたぶんこれが初めてだ。取材前の下調べをするまで、この街が城下町として栄えたというのも知らなかった。話されている方言も、イントネーションは関西弁。クルマで3時間移動するだけで、別の文化圏が存在している日本はエライ。
「津山を簡潔に表現するとしたら?」との俺の問いかけに、製麺業者の社長さんいわく
「ここは昔から『駆け落ちするなら津山』と言われている」と。津山の人は、よそ者に対してほとんど干渉しない、ということらしい。江戸時代、城下において「よそ者」は「隠密」つまりスパイだった可能性がある。不用心によそ者に関わるリスクを自ら戒めているうちに、そのような「さわらぬ神に祟りなし」的な市民性が育まれたのではないかと、俺は勝手に推測しましたとさ。

*写真:津山を代表するB級グルメ「ホルモンうどん」指定店の前で。「うどん」とはいえ、「焼うどん」ゆえ、つゆはナシ。かなり美味です。

スポーツ専科、、、食生活改善、、、 (2010.07.26)

午前中、ラジオ。
電話インタビューで、障害者プロレス団体「FORCE」の代表でありレスラーでもある永野明さんと、「イルチ・ブレーン・ヨガ・矢野スタジオ」の須山フミコ氏。他にもスタジオに来てくれたサッカーコメンテーターの吉田安孝氏など通常レギュラーコメンテーター陣を入れると計4名。いきなりスポーツ番組らしくなってきたな(笑)。

午後イチ、当道場でIさん指導。夕方から通常業務。7月も今週いっぱい。来月に入れば、盆あけまでライブ&遠征だ。過密な上に、この暑さ。乗り切るためには食生活が肝要なり。っつーことで、しばらくご無沙汰だった玄米食を復活させる。「健康のため」と思い出したように玄米を食べるようにしている人は居るが、毎日でなければほとんど意味が無いのだ。

*写真:屋上から西の空を臨む。幾層にも折り重なる雲のすき間からレンブラント光線が。

天空の大伽藍 (2010.07.25)

午前中、雑務。
午後より通常業務。しかし、あまりの暑さに集中力が持たず、時々宇品あたりのホームセンターへエスケイプし、観葉植物や熱帯魚等としばし対峙(笑)。

その道すがら、車窓から眺める入道雲の男っぷりに度々圧倒される。「天空の城ラピュタ」の「龍の巣」さながらの神々しい威圧感。かなり前、心体育道の夏期合宿で山梨県忍野村で数日過ごしたことがあるが、毎日のように間近で見上げた霊峰富士より遥かにデカくカッコイイ。刻一刻と姿を変える天上の大伽藍。あのてっぺんから見下ろしたら、世界はどんなふうに見えるのだろうか。

万年筆、、、花火見物、、、 (2010.07.24)

午前中、通常業務。
午後より、某季刊誌の取材で、市内某百貨店の万年筆売場〜某ギャラリーを続けて訪問。もうこれ以上の趣味を増やすまいと年幾度となく自分に言い聞かせているのだが、素敵過ぎるで万年筆(笑)。うう、食指が動いてしまいそうです。

夜は、当アジト屋上の特設会場にて、宇品の花火見物。今年は昨年よりさらに多く、30名近いゲスト(大半がチビッコ)が来場。終了後は、そのまま3Fフロアに場所を移して宴会。俺の設計した間取り(回廊式)が、これだけの人数を飲み込んでも窮屈さを感じさせず機能している。はやり建築家になるべきだったか?!(笑)。

うなりをあげて加速する才能 (2010.07.23)

終日企画業務。
夕方、当道場にて、Sさん指導。

夜、天才絵師との呼び声高い香川大介クンがやって来る。大介画伯と会うのは、5年ぶり。彼が沖縄から北海道まで徒歩による絵画修行行脚をしている途中、約2週間の広島滞在をサポートしたのが縁(詳細は屈折日報2005/6/7〜/6/23参照)。
っつーか、当時俺んちはマンションの2LDKに3人暮らしゆえ客人の連泊は難しかったので、途中から俺の実家(喫茶こばやし)の2F空き部屋に住み込んでもらった(笑)。
さて、久しぶりに会った画伯は、相変わらずマユが無かった(笑)。現在、日光にアトリエを置き、この期間は西日本各地を巡回しながらアートパフォーマンスを展開中で、明日は四国へ渡るのだとか。かつて自分が逗留した質素な老舗喫茶店が跡形も無く姿を消し、替わって世の中をナメ切ったかのようなスチャラカ系クリエイターオフィスへと大変貌を遂げていることに時の流れを感じたようである。
近くの焼き肉屋でささやかな歓迎パーティをし、戻ってから彼の最近の作品ファイルをじっくり見せてもらったが、彼もまた、5年分以上の進化が見て取れた。このハンパなく唯一無比の才能に、国内だけでなく世界が注目する日はそう遠くない。マジでそう思う。

*写真:この顔にピンときたら、、、、応援しましょう(笑)。

夏の陣 (2010.07.22)

午前中、雑務処理。
夏の私的イベントに備え、大型のクーラーボックスなども買い込む。また、近所の倉庫に預けていた木製のテーブル&チェアセット(組み替えればベンチに早変わりする)を取りに行き、オタマとえっちらおっちら、4F屋上に運び上げる。先日購入したキャンプ用のヤツと合わせ、これで当ビアガーデンには8人分の座席スペース(3Fビアテラスを入れると計11人分)が確保できた。本格的な営業へ向け、また一歩前進だ(ウソです)。
午後より、通常業務。取材準備や企画策定のほか、ライブ、ラジオなどの打ち合わせも粛々とこなす。っつーか、ややパニくってます(笑)。さすがにちょっと詰め込み過ぎか? まぁ、気持ちよく
闘ってまいります。

*写真:ワークスペース横のビアテラスにて、連日フルチンで水遊びに興じるセガレ。この暑さに今日ばかりは俺も浸かりたかった(笑)。

睡眠処理、、、未来から過去へ、、、無敗記録更新、、、 (2010.07.21)

朝、目覚めた時、昨夜寝る直前まで考え続けていたことの「解答」が脳裏に降りてきて、朝食もそこそこに早速行動開始。それがことごとくうまく行き、結局昼前には、複雑にこんがらがっているかに思えた案件がすべて解決。敬愛する脳機能学者が「『悩む』ことと『考える』ことはまったく別だ。『悩む』ことでなにかが解決することは絶対ない。時間の無駄。だから『考え』て『行動』せよ」と。昨夜は俺の1962年式脳内コンピュータ「アッパレ」の睡眠処理ソフト「ホイサッサ」に問題をインプットして寝たのが正解だった、、、、ホンマかい?!

最近、前出の脳機能学者が提唱している「時間は未来から過去へ流れている」という意味が少しフィットしてきた。「前(未来)」「後(現在・過去)」と見るからややこしいのである。日本地図を通常とは逆、つまり下を北海道、上を九州というように天地をひっくり返して壁に貼ると、しばらくは「地図が逆」とだけ認識するのに、ある日を境に「まるで見たことの無い地形」として新鮮に目に映る感覚。「そんなもん、どっちだってイイじゃん」と言われればそうなのだが、未来からのバックキャスティングで今を生きることを認識すれば、少なくとも漫然と日々を過ごす生活からは脱却出来る。

夜、かなり遅い時間に某広告代理店担当者からメール。先日、俺の出した企画がコンペで勝利したとのこと。またしても無敗記録更新(2年以上一度も負けていない)。というか、今回も勝って当然でしょう。企画のポイントが、心体育道の術理同様「一撃必殺=急所」を確実に射抜ているからだ(笑)。ま、本当の勝負はこれからですけど。

プロとして試される瞬間 (2010.07.20)

終日、企画業務。

午後、当道場にて1時間半ほどJ氏指導。
夕方、西区の映像プロダクションにて、某映画館のTVCMナレーション収録。逐次、エージェントの出す細かい要望にこたえ、さまざまな声色を試し、好評を得る。こういうとき、抜群にトキめくのである。なにしろ相手は、俺を「プロのナレーター」としてしか見ていないのであり、さっきまで執筆や武術指導していたなんて、これっぽっちも知らないのだ(笑)。どの分野においても、最高のパフォーマンスを平然とニコヤカに発揮する。いつもそのようでありたい。

*写真:映像プロダクションの近くにあるお好み焼き屋の看板。こういうセンス、好きです(笑)。

最前線エモーション (2010.07.19)

午前中ラジオ。
局への道すがら「きょうは通勤通学の自転車が少ないな」と思ったら、それもそのはず「海の日」で世間一般人には休日であった。
放送終了後、K楽器へ寄りO店長に「ウルトラライト」のピエゾの圧力調整をしてもらう。無事、6弦部の音量不足解消。

午後より、執筆業務。
と、3時頃になって、広島現代美術館で開催中の特別展「HEAVEN〜都築響一と巡る社会の窓から見たニッポン〜」が本日限りだったのを思い出し、大急ぎで駆け付ける。

入口の壁全面にでかでかと貼りつけられた、以下のメッセージから展覧会はスタートする(都築さんのオフィシャルHPより抜粋)。

僕はジャーナリストだ。アーティストじゃない。
ジャーナリストの仕事とは、最前線にいつづけることだ。そして戦争の最前線が大統領執務室ではなく泥にまみれた大地にあるように、アートの最前線は美術館や美術大学ではなく、天才とクズと、真実とハッタリがからみあうストリートにある。
ほんとうに新しいなにかに出会ったとき、人はすぐさまそれを美しいとか、優れているとか評価できはしない。最高なのか最低なのか判断できないけれど、こころの内側を逆撫でされたような、いても立ってもいられない気持ちにさせられる、なにか。評論家が司令部で戦況を読み解く人間だとしたら、ジャーナリストは泥まみれになりながら、そんな「わけがわからないけど気になってしょうがないもの」に突っ込んでいく一兵卒なのだろう。戦場で兵士が命を落とすように、そこでは勘違いしたジャーナリストが仕事生命を危険にさらす。でも解釈を許さない生のリアリティは、最前線にしかありえない。そして日本の最前線=ストリートはつねに発情しているのだし、発情する日本のストリートは「わけがわからないけど気になってしょうがないもの」だらけだ。
この展覧会の主役は彼ら、名もないストリートの作り手たちだ。文化的なメディアからはいっさい黙殺されつづけてきた、路傍の天才たちだ。自分たちはアートを作ってるなんて、まったく思ってない彼らのクリエイティヴィティの純度が、いまや美術館を飾るアーティストの「作品」よりもはるかに、僕らの眼とこころに突き刺さってくるのは、どういうことなのだろう。アートじゃないはずのものが、はるかにアーティスティックに見えてしまうのは、なぜなんだろう。
僕の写真、僕の本はそんな彼らを記録し、後の世に伝える道具に過ぎない。これからお目にかける写真がどう撮られたかではなく、なにが写っているかを見ていただけたら幸いである。
これは発情する最前線からの緊急報なのだから。

、、、このメッセージに大いに期待を煽られながら、第一室の「TOKYO STYLE」や「珍日本紀行」「超老(長老ではない)を訪ねるシリーズ」の、まさに「こころの内側を逆撫でされるような」「解釈を許さない生のリアリティ」としか言い様の無い画像を眺めていくと、ふと真横に坊主頭に半ソデ半パンの山下清っぽいニコヤカなオッサンが来場者に囲まれている。なんと、都築サン本人じゃん(笑)。

階下の展示室に降りると、さらにエモーショナルな濃度はイッキに倍加する。ラブホテルの「インテリア・デザイン」シリーズやご存知「広島太郎」モノ、「デコトラ野郎」「暴走族バイク」「見世物小屋看板」と異形のオンパレードがつづくかと思えば、まったく出し抜けに「場末のレーザーカラオケ・パブ」が立体オブジェとして再現されていたりする(実際に数名の来場者がマイクを握って熱唱していた!)。
圧巻は「秘宝館」だ。すでに閉館となって久しい「鳥羽秘宝館・SF未来館(もちろん行ったこと無いが)」の展示を譲り受けて都築流に再構築したもので、「18歳未満入場禁」である。
M字開脚ポーズのB級マネキンオブジェたちが繰り広げる、エロ・イマジネーションの絢爛悶絶立体絵巻。どこが「SF未来」なのかは不明。性的コーフンを覚えることも無いし、なにがしかタメになりそうな知識も見いだせん。そこにはただ息苦しいほどの妖気が渦巻いているのみであった。いや、まったくすげえわ、都築サン。個人的には、かつてここで見た岡本太郎や横尾忠則の個展より、インパクトが大。というか、なんなんだこの圧倒的無秩序の存在感とパワーは?

*写真:秘宝館内部。股間に偽ポコチンを装着した右端手前のネーチャンは、身長2m近い!
また、妊婦の妊娠検査ベッドのようなイスに縛り付けられ、おっぴろげの股間を掃除機のようなホース付きの機械でグネグネやられている全裸男には、あまりの気の毒さに合掌せずにはいられなかった(笑)。

涙腺決壊日和 (2010.07.18)

オリエンタルホテル広島で催された、心体育道の弟弟子(おとうとでし=後輩)、上岡卓也クン&真紀子さんの結婚披露宴へ。
心体育道門下の結婚式には、廣原先生以下、黒帯師範クラスが余興で「演武」をするのが恒例となっており、俺も空手着姿で兄弟子に混じって「捌きの型」を披露。
それにしても、卓也クン、彼が高校一年の時から知っているが、まだ若干23歳だぜ。そんでもって父親の忠直さん(彼も心体育道門下)は俺より1コ年下なり(笑)。
新郎新婦のこれまでの歩みを紹介するビデオ見ていると、幼稚園児の卓也クンが等身大ウルトラマン前で「スペシューム光線」のポーズをとっているスナップ写真が映し出され、まず最初の涙腺決壊(笑)。だって、同じくウルトラマンに夢中になっているウチの6歳のセガレとダブってしまいまして(昨日のダイアリーの写真もそうだ)。
その他にも、お色直しに退席する際、エスコートする新郎母が新婦に「ほんとにありがとうね」と涙流してごく自然に手をからめた瞬間とか、忠直さんのスピーチとか、まぁ、兄弟子らとともにあれやこれや数回泣かしてもらいましたとさ。たぶん、ご両家の親族の方々が、すごくピュアなんだと思う。「お約束」的な演出はまるで感じなかった。いい披露宴でした。
しかし、いつから俺はこんな涙もろい中年になっちまたのでせう? はぁ、、、。

*写真:本人の許可無く、写真をアップいたします(笑)。卓也クンは消防救急隊員ゆえ、消防士の正装。真紀子さんもベッピンです!

予測できぬことの恐怖、、、PICO4周年、、、 (2010.07.17)

終日雑務。
どうやら梅雨が明けたらしいが、昨日までのゲリラ豪雨の爪痕生々しく、特にこの広島県内では複数の死者・行方不明者が出てしまった。突発的で予測が難しいという点では、台風よりもコワイ気もする。

夜は流川PICOの4周年イベントにFarEastLoungeで出演す。客が満員御礼状態になるのを待って、昨年に続き、トップバター。

セットリスト
「カプチーノもう一杯」>「テビチ記念日」>「星の波間に」>「幸せのキャンドル(新曲)」

ラストで、例の新しいギター「ウルトラライト」を使ってみた。この数日間の徹底テストで把握していた低音部の貧弱さは、K楽器O店長の話だと、6弦部のピエゾの圧を高めることで解消できるらしい。明日にでもK楽器に預ける予定。だが、これはホンマにラクじゃわ〜。似合う似合わんは別にして、見た目のインパクトもあるようだ。アコギの出番が2、3曲程度ならコレでいきたい。

護身のユニバーサルデザイン (2010.07.16)

終日執筆&企画業務。

午後、当道場にてIさん指導。マンツーマン指導している道場生3人のうちIさん含む2人がウエイト40kg台の華奢な女性というのは、護身術に対する俺の意識をごっそり変えてくれた。彼女らが身を守る必要性に迫られた場合、加害者となるのは、ほぼ間違いなく男である。平均的に考えてもウエイトは60kgはあるし、70〜90kgのことも少なくないだろう。体格、体力の差を補うには、よりコンパクトにラクして確実にキメられる捌きでなくてはならず、そのために基本術理を彼女ら向けに少しアレンジした。「ユニバーサルデザイン」の発想だが、心体育道は自在に応用出来るので、難しいことではない。

今朝、セガレが幼稚園の「お泊まり保育」というプログラムで、牛頭山にある野外活動センターへ一泊の予定で出かけたので、夜はオタマと二人で流川の沖縄料理店「うちなー」へ。やっぱ、ここの沖縄料理は最高に美味い。っつーか、沖縄で食う、それよりも上かも?!

新しい相棒 (2010.07.15)

終日、雑務。ときどき執筆。

先日、大手町のK楽器にてツバつけていたバックパッカーギター、その名も「トラベラーギター・ウルトラライト」を引き取りに行く。限りなく新品の中古ということで、価格は2万を切る。帰ってから当スタジオで徹底テスト。生音など望むべくもないが、アンプにつなぐと、充分過ぎるほどのグレード。「用の美」というヤツで、ルックスも気に入った。しかし、なんつーても軽さとコンパクトさだね。8月の長崎と八重山はコレに決めた。生音のみでライブする機会などほとんどないことを考えれば、広島市内でやる場合も出番を増やしてみますか。

Be Free (2010.07.14)

夜通しの激烈な雨は、夜が明けても一向にパワー衰える気配無く、セガレの幼稚園も臨時休園。

終日、執筆業務。降る程度にもよるが雨は有り難い面もある。ライター稼業で一番キツイのは「イスに座り続ける」こと。忍、の一字。この時期に天気が良かったりすると、ついどこかへ遊びに行きたくなりますから(笑)。

田口ランディさんの歌詞に俺が曲を付け、8月9日に長崎で歌うという例のプロジェクト。昨夜、彼女に音源をメールで送ったところ、今朝返信メールが届き、かなり喜んでもらえたようで安堵す。

さて、この一カ月、関東在住の友人(ラジオパーソナリティ、ミュージシャン、クリエイター、実業家)たち数人から期せずしてまったく同じセリフを聞いた。「新聞には載らないが東京のミュージシャンの自殺が相次いでいる」と。
音楽が大好きで、音楽こそが自由になれる唯一の道と信じたのなら、かつての俺もそうだった。だが、それで自家中毒症を起こしてしまうことがある。
逃げていい。負けていい。隠れていい。根性や持久力が無くてなにが悪い。自分で自分の毒に殺されんなよ。かまうことはない、一度「ミュージシャン」という自我を「リリース=手放す」してほしい。そうしたところで、依然アナタはアナタのままだということがわかるはずだ。
まぁ、生きてみようや。ランディさんとの共作のタイトルは「BeFree」だ。「とにかく生きろ」そういう歌だ。

ムシできないムシの話 (2010.07.13)

午前中、出し抜けにインスピレーションが降りてきて予定を変更して作曲業務。
来月9日、長崎で開催される「水辺の森コンサート」に田口ランディさんと組むデュオ「ヨシオ・バッド・カンパニー」で出演するにあたり、ランディさんの詞に俺がメロディをつけるという企てであるが、先日ほぼ完成させたつもりのものにさらに手を加えてみた。いやぁ、オモロうなったわ(自画自賛)。

午後は、広瀬北町のソアラビジネスポートにて我がポッドキャスティングラジオ「ミミクル」のアウトドアステージ「ハックルベリーの庭」収録。ゲストは広島市昆虫館の学芸員、坂本充さん。氏のライフワークである「ゴキブリ」「カマドウマ」について熱く語ってもらった。というか、このような一般的に不人気なムシたちに関するトークは、一般のラジオでは規制がかけられるか、ひどい場合は「他のテーマを」とストップされることも少なくない。しかし、このように通常人が目を向けない分野にこそが、ネットラジオの金鉱脈なのである。早速、オペレーターのヤマサワくんが編集にかかり、早ければ金曜日にもアップ出来るので、絢爛たるゴキブリ&カマドウマワールドを堪能していただきたい。忌み嫌われている彼らの見方が変わるはずだ。

*写真:広島のインディージョーンズ、坂本充学芸員。ムシの研究調査で全国を飛び回っている。

つづきます、、、8月が近づくと、、、 (2010.07.12)

午前中ラジオ。
本日の朝刊誌面の話題を取り上げる「朝刊拾い読み」のコーナーで、昨日の参院選の結果に少し触れてトーク。電波には乗せなかったが、知人候補者の落選を伝える記事には、胸が熱くなった。悔しさと、とてつもない勇気をもらえたことへの感謝と。
お調子者党首の空気読めぬ失言に加え、党のバックアップがほとんど得られず、知名度もそれほどない逆風吹きまくりの状況における僅差での落選は、大善戦といってもいい。これぞ草の根選挙。やっぱりスゴイ人だわい。破れても光っている。っつーか、そもそも敗北ですらない気がしてきた。彼女しか出来ない「良き戦い」は、この先も続くのだ。周りの人がほっとかないって。

午後より通常業務。

毎年8月が近づくと、掟破りの原爆ソング「その男ヨシオ」の入った4曲入りCDを所望するメールが全国各地からチラホラと寄せられる。ホンマに有り難いことです。そんな中、先日、京都からオーダーいただいたミュージシャンのNさんから、「CDシビレました。こちらのライブハウスにご出演願えませんか」とのオファー。面識の無い方なれど、とても売れセンとは言い難い俺ジナル(「俺のオリジナル」の略)を「良い」と言ってくれる人の要望にこたえんでどうします。もちろん行かせてもらいますとも。

*写真:田んぼとハイビスカス。ベランダに水田のある家はそうなかろう。30×45センチしかないけどね(笑)。

出馬しただけでも充分意味がある人、、、杖術撮影、、、旅のギター、、、 (2010.07.11)

昼前、参院選投票。政党ウンヌンではなく、今回は個人的に全身全力で推したい知人がいる。彼女ほど明確で価値あるビジョンを掲げ、またそれを実践出来る気配が濃厚な立候補者は珍しいのではなかろうか。「今、なにを言っているか」より「これまでやってきたこと」で、十二分に高いポテンシャルを雄弁に物語れる希少な人物。政治以上に個々の意識の愛ある変革こそが、この国を良い未来へと向かわせると信じるが、彼女には大いに期待しているのです。とういうか、出馬しただけでも励まされた人は少なくないはずだ。

午後イチ、広島城内の陸軍大本営跡地の緑地スペースにて実施された、心体育道の最新DVD「心体育道・杖術(じょうじゅつ)」の撮影会に模範演武で参加す。廣原先生自らがハイビジョンカメラを操作し、俺を含む7人の師範が杖術十二式を華麗にキメる(細かいミスはありましたが。笑)。これですべての撮影が終了し、9月の発売に向け、東京の大手映像プロダクションで編集作業に入ることとなる。廣原先生が心体育道を立ち上げてリリースしたビデオはこれで6本目となるが、俺は1本目からすべて出させてもらっている。心体育道の技術書「心体育道〜表の捌き・裏の捌き〜」のほか、空手専門誌「月刊フルコンタクト空手」、武術誌「月刊 秘伝」でも、模範演武を任されたことを考えると、もうちょい武術家としての確たる自覚を持ち、いっそう稽古に励むべきでありましょう。いや、そのようにします。出会えて良かった。

撮影の帰り、馴染みのK楽器に寄り、前から気になっていたバックパッカー用に開発されたエレアコを試し弾き。徹底的に軽量化され、ヘッドもサウンドホールも無い。当然、生音は微かにしか聴こえん。しかしアンプで鳴らすと、充分な存在感。限りなく新品に近い中古ゆえ、値段は2万円を切っている。「遠征先でメインのウクレレ以外にアコギで1、2曲」というようなサブ的な使用にはもってこいではなかろうか。とにかくかさばらないのが魅力。O店長に頼み、ツバ付けておきましたとさ。

路上の世界チャンピオン (2010.07.10)

午前中一杯、某季刊誌の仕事で、バルーンアーティストの「ひねり屋ジャッキィ」こと甲斐健寛氏を取材すべく、彼の土日限定の仕事場である本通アンデルセン前へ。今春アメリカで開催されたバルーンアート(細長い風船をねじったり結んだりしながら色んなモノを作るパフォーマンス)の世界選手権で、見事チャンピオンに輝いたジャッキィ氏、俺のインタビューを受けながらも手は休めず、客のリクエストにこたえて「キティちゃん」「仮面ライダーW」「おサルさん」「招き猫」などを次々と流麗に組み上げていく。捻って二つにしてから、その片方の空気を抜いてヒモ状にしてほかのパーツへ縫い込むなど、テクも実に自在&多彩で見ていて飽きない。俺もセガレのミヤゲに「ウルトラマン・ゼロ」をオーダーすることを一瞬考えたが、これは目の前で作ってもらうからこそ面白いのだと思い、またの機会に。しかしまぁ、世の中には愉しい男がいるもんだねぇ。ジャッキィさん、サンキュー!!

中庸をゆけ (2010.07.09)

午前中オタマと、リビング・ダイニングと子供部屋の模様替えに必要な夏っぽいラグをSATYで物色。

午後より、通常業務。
明日からいよいよ中国5県取材行脚<夏の陣>のゴングが高らかに打ち鳴らされるので、その準備も。3つの季刊誌の企画構成および取材執筆を単独&同時進行で請け負う身で(たぶん日本でも俺だけだろう?)、最大限留意していることは「段取り」である。これが決まれば仕事はフィニッシュしたも同然だ。もちろん、どんなに用意周到にのぞんでも、予期せぬ事態は起こるものであるが、ほかのパーツが整っていると、自ずと速やかに収束へと向かうのだ。これって「人体」に似てません? 相互に補い合う自然治癒力というか。逆に対症療法みたいなことやってたんでは根本原因に突き当たらない。人も、仕事も、自分を取り巻くあれやこれや、バランスがとれた状態=中庸が肝要と思います。

*写真:スプーンによる一発芸「ウルトラマン」。心身のバランスがとれていると、高度なパフォーマンスも朝メシ前だ(どこが?!).

平成のリアル預言者 (2010.07.08)

午前中、雑務&取材交渉。
午後イチ、当道場でJさん指導。

参院選投票が目前だが、鳩山政権誕生前から現在のこの状況まで、的確に言い当てている評論家の副島隆彦さんは信頼に値する預言者だと思う。数年前、彼の著作を読み始めた時は、にわかには信じ難い突飛で過激な論調の羅列に、思わず吹き出してしまった。だが、その後はサブプライムローン、オバマ政権誕生など、ほぼ彼のシナリオ通りの展開で進み、その的中率はコワイほどだ。彼の最新の「予測」は佐藤優さんとの対談本「小沢革命政権で日本を救え(日本文芸社)」に詳しいようである(これから読みます)。

内部表現の更新 (2010.07.07)

午前中、雑務。気になっていた浴室の排水溝も手の届く範囲すべて分解し徹底洗浄す。
その合間、気功その他の東洋強健メソッド実施。例の「ぷるぷる気功(これはホンマにエエ養生法です。オススメです!)」に続き「站椿功」をやると、相変わらず時計方向に「熱球」がぐるぐる回転するのが知覚出来る。しかも日に日に圧が増している。
脳機能科学者の苫米地英人さんによれば、気功も、ヨガの「アーサナ(ポーズ)」も「瞑想法」も、脳を含む身体機能を自力で活性化させ、認識、感覚、記憶、感情、価値観等を含めた「内部表現」を書き換えるのが本来の目的らしい。そこからして、ジョギングやエアロビなどとはまったく違うのである。歳を重ねてだんだん気難しくなるなんざウザイだけだ。新しくありたい。いつも軽快でヘラヘラと愉しそうなオッサンでいたい。

業者さん、、、日々の成長、、、 (2010.07.06)

午前中、ダイキへ行き、次々とふ化しまくるメダカのためにプラスチックの小型水槽とホテイアオイを購入。ふ化した日が数日ズレるだけでも大きさにかなりの開きが出て、小さいヤツは兄や姉に食われちまうから、仕分けが必要なのだ。で、水槽の数、現在4個。っつーか、これ以上、卵を産まんでくれ(笑)。オタマなんか最近俺を「メダカ業者」と呼びよるからな。

午後、当道場にてSさん指導。

夕方、オタマがちょっとした会合に出かけたので、セガレと二人、メシ食ったり、アイス買いに行ったり、風呂入ったり。こういうことはしょっちゅうやってるはずなのだが、彼の日々の成長が目に見え、その都度新鮮なのだ。男で良かった、と思うが、女の子もそれなりに可愛いんだろうね。はは。

サッカー選手、、、心地よいキンチョー感、、、 (2010.07.05)

午前中ラジオ。
相方のAちゃんは、サッカー界に友人が多く、本日はW杯日本代表メンバーで大活躍した某選手から先日プレゼントされたばかりの南アフリカ製タンクトップを着てスタジオ入り。プロサッカー選手って、ハンパなく義理堅い人が多いことを彼女を通して教えてもらった。これからは野球だけでなくJリーグも応援したいと思う。

午後より、某季刊誌制作のための取材交渉開始。にわかに「キンチョーの夏」である。今月より、島根県隠岐の島(取材ではあるがウクレレ持って行きます)を含む中国5県をくまなく回る。ライブもするどー。8月は広島2カ所以外にも長崎や八重山でも吠えるどー。「歌の種まき」じゃい。

歌と風景 (2010.07.04)

午前中の小一時間ほどスタジオに籠り、昨日完成した新曲(Peaceキャンドルライブのチャリティソング)の歌い込み。実際にライブで歌ってみんとわからんが、イベント主催者のオーダー通り、キーワードとなる「キャンドル」「歌」「ダンス」「地球(ほし)」「命」を随所に散りばめたし、皆で躍ったり唱和もしやすいなど、まずまずの出来ではなかろうか。喜んでもらえると良いのですが。

午後イチ、当道場にてIさん指導。
3時に久保が遊びにきて、ビールを飲みつつ談笑。久保のリクエストで、ウクレレで酔いどれつつ弾き語る。
「ええのう〜。波照間島の夜のビーチで聴いたらもっとえかろうて」
と言われて気付いた。俺のオリジナルは「南国の浜辺」で歌うことに特化して作られたものがほとんどなのだ。とはいえ、寒い時期に寒い地域で、モチーフにしたい出来事やインスピレーションが降りてきたら、それなりに作れる根拠なき自信がある。なにしろ俺の場合、風景が音を連れてくるのだ。8月の波照間初訪問が楽しみだ。

*写真:2001年、久保と那覇〜座間味島までの60kmをシーカヤックで漕ぎ渡った時のスナップで、最初の中継停泊地、ナガンヌ島(無人島)。

作曲業務 (2010.07.03)


午前中、二日酔い(笑)。っつーか、昨夜の会合後、久保と流川で飲んだのだが、後半の記憶が完全に無い。よく無傷で帰ってこれたもんである。猛省いたします。

午後から雑務処理。夕方、8月6日の「Peaceキャンドルライブ」の運営スタッフから頼まれていたチャリティソングの作曲。事前にメールで送られてきたYさん作の詞を何度も読み返してイメージを膨らませて手を加え、降りてきたメロディをギター無しでハモる。骨格ができあがったところでギターを引っ張りだし、コードを探って出来上がり。おっと、ランディさんから頼まれていた曲も仕上げにかからねば。

起業家という自覚は無いですが (2010.07.02)

終日雑務処理。
夕方、広瀬北町のSO@Rビジネスポートへ。ここで不定期に開催されている起業家セミナーに6人の「成功した起業家パネラー」の一人として招かれたという(笑)。なんとか食いつないでいるレベルの俺が聴衆の皆さん70人にタメになるお話ができるかどうか、かなり怪しいものがあったが、概ね好評で安堵す。まぁ、17歳の時、進路相談で担任のI先生にのたもうた「ミュージシャン、カラテの指導者、ラジオのDJ、執筆家になってみせます!」という宣言は同時進行形で一応成就しているので、その意味では「成功」かもしれん。しかし途上。これから先は精度。そしてさらなる熱情。プラスお茶目さ。判断は受け手に委ねている。苫米地英人さん言うところの「一人一宇宙」で、人間誰しもが好きなようにこの世を見、人生を生きているのだ。卑屈にならなければ、大抵のことは叶うと信じる。宇宙はアンタのために在る。

身体的特性 (2010.07.01)

午前中、雑務。今月から再開される2種類の某季刊誌制作に備え、文具類も補充。プリンターのインクやPPC用紙の減りが異様に早い。

午後イチ、当道場にてJ氏指導。現在ウチの道場では、20歳の女子大生、20代後半のOL、50歳のJ氏の3人が稽古に励んでいるが、華奢な女性2人と、J氏のような骨太で身体能力の高い男性を交互に指導出来るのはラッキーだった。出発点となる基本動作は同じでも、護身のフォーミュラ(公式)は一様ではなく、性別、体格などの特性によってある程度アレンジする必要があることがわかった。特に女性の場合の護身は、男から抱きつかれるとか押し倒されそうになるとか、想定されるシーンからして男のそれとは違うのである。もちろん、心体育道だからフォーミュラはあってないようなもので、どうにでも対応出来る。
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