午前中、当道場でJ氏指導。 空手における代表的な受け技の一つ「下段払い」。俺はコレが昔から苦手で、相手の中段前蹴りを捌き損ねて何度か突き指をした経験がある。そのリスクを極力減らしつつ、体重40キロ台の非力な女性でも無理なく効果的に使える下段払いにするにはどうすればいいか、マイ道場を開設以来ずっと考え続けきた。で、ある方法に思い当たり、数カ月ほど前から稽古指導に取り入れ、手応えを感じている。っつーか、よく考えると先生は前からこの方法だったような(笑)。 要するに俺の理解が遅かった訳だが、いわゆるフルコン系の空手道場では、未だほとんどが怪我しやすい方法でやっているはずだ(心体育道とは違い、下段払いしたあと相手の体勢を横に向かせるという発想がないと思うし、そもそもフルコンの試合では横にしてからの攻撃は許されない)。一度指摘されてしまうと瞬時に納得できるようなことに、人は案外気付かないのだ。心理学用語で言う「ストコーマ(盲点)」か。
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