Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2010年10月の日記

次のステップ (2010.10.31)


終日執筆。
日曜日ゆえ、仕事の電話は一切かかってこず、心置きなく原稿の海にダイブす。俺が集中しやすいよう、オタマも小雨降る中、元気が有り余っているセガレを連れて外出してくれた。感謝。

夕方、本日の目標をすべてクリアし、明日のラジオの準備に取りかかる。
これからも2週間たっぷりと2誌分の原稿との格闘が続く。おっと、次の日曜はFarEastLoungeのライブもある。今年に入って、遠方の人からのライブや作曲の依頼がものすごく増えた。だから、というわけでは決してないのだが、音楽活動ももう少し腰入れてやってみるかと。FarEastは他のメンバー個々の活動がハンパなく忙しく、集える日を調整するのが至難のワザ。奇跡的に組めたとしても、今回みたいに日曜日とかじゃお客さん来にくくないスか?
ということで小回りの利くソロか、小ユニットでしょうな。などとコレを書いてるたった今、ツンちゃんからの連絡で12月15日水曜日にFarEastのライブが決定したと。地上19階から広島市街が一望できるオシャレな新スポットだ。よっしゃ、アーバンテイストな曲構成でいくか(あるんかいそんなもん)。詳細はいずれ。

再び街へ (2010.10.30)


7時に起床し、昨夜タイムオーバーで入りそびれた温泉へ。一人で内風呂と露天を行ったり来たりして満喫す。
朝食後、カメラマンA氏と昨日撮り残したカットを30分ほど撮影して回り、10時に油屋別館をチェックアウト。女将さんに「山陽道なら尾道まで2時間かからない」とアドバイスされ、それに従う。なるほど、こっちのほうがトータル30分くらいは短縮できたようである。距離的にはあまり差はないはずだが、やたらカーブが多い中国道に比べ、山陽道ならスピードを落とさず快調に走れるからだろう。
昼過ぎ帰宅。広島市内がやたら都会に見える(笑)。旅の醍醐味はやはり「非日常感覚」だなぁ、としみじみ述懐しつつ、通常業務。

*写真:朝のロケ。昨夜寄ったバーで店のオネーサンに「カッコ良かった頃のショーケンに似とる!」と言われた私と、吊り橋の上から釣り人をシュートするカメラマンA氏。油屋別館前のこの川(岡山市内まで流れる旭川)には、でかいトラウトがおり、ふだんあまり見ることのないフライフィッシングを華麗にキメてる人がけっこういる。マガモやカルガモのほか、ヌートリアの親子連れまで泳いでいた。おっと、わずか数十メートル上流には河原の露天風呂に浸かるハダカの人間も(だって丸見えなんだもん。笑)。

千と千尋の迷宮へ (2010.10.29)

某季刊誌の1泊取材で、岡山は湯原温泉郷の「油屋(あぶらや)」へ。今回はレギュラーメンバーに、広告代理店担当氏の上司、クライアントさんも加えた計5人のクルー。
油屋は宮崎アニメ「千と千尋の神隠し」の「油屋(ゆや)」のモデルとのウワサのある老舗温泉宿。ここだけでなく、温泉街を散策すると、アニメで目にしたことのある建物や風景をあちこち発見し、映画の中に迷い込んだかのような、なんとも不思議な気分になる。
夕方まで撮影をし、その後は油屋別館にてクルー全員でお楽しみの宴会(笑)。その後、カメラマンA氏、敏腕担当O氏の3人で油屋別館の対岸にあるバーへ。非日常感たっぷりの鄙びた温泉街で過ごす一夜はまた格別。たまにはこういう泊まりスタイルの取材も、ゆっくりできていいね。今度は家族で来てみたい。

*写真:この赤黒の橋を渡ると湯原温泉のメインストリート。正面にポコンと突き出ているのが、全3館で構成される油屋の個人客向け宿泊棟「夢酔庵」。

冷気の原因 (2010.10.28)


午前中、とう道場にてJ氏指導。
午後より通常業務。時々雑務処理。

新居で二度目の冬を迎えようとしている。「高気密住宅でありながら、四方八方の開口部からの採光&通風が抜群な省エネ設計」をコンセプトにしたものの、前回はえらく寒い思いをしたのだ。「コの字型」の室内をたえず冷気が巡っている感じがあり、エアコンの効きが極端に悪かった。原因が分かったのは3月頃。仕事場の壁に埋め込まれているスイッチにふと顔を近づけた際、スイッチのすき間から勢いよく冷気が噴出しているのを確認。コンセントからも同様に出ており、これらが集まって海流のごとく空気の流れを作っていたのだった。
昨日、ハウジングメーカーの担当者を呼んでチェックしてもらったところ、居室3カ所にある24時間喚起システムの強制排気により、スイッチ類裏側の壁内から空気が引っぱり出されている可能性が高い、とのこと。ためしにスイッチをオフにしたら、お〜!その瞬間から冷気の吹き出しは完全にストップしよった!! 空気が乾燥する冬期は24時間フルで換気する必要もほとんどないから、今度こそ暖かい冬を迎えられるんでしょうな?

さて、明日から一泊の予定で岡山の温泉地を取材してきます。
戸井十月さん (2010.10.27)

午前中、当道場でSさん指導。
午後より執筆業務。平行して、何人かのブレーンとデンワで某企画に関しての打ち合わせ。特に、インテリアデザイナーのI女史からは、かなりぶっ飛んだ面白いアイデアを提案してもらった。某企業季刊誌(「某」が多くてすんません)のインテリア特集ページは、彼女なくしては成立しない。心より感謝です。

夕食のあと、ぼんやりBS見ていたら、作家・戸井十月さんがユーラシア大陸をバイクで横断するドキュメンタリー(再放送)をやっていた。20代前半の頃は、彼のバイクエッセイをむさぼるように読んだものだ。当時、十月さんは北米やバハ・カルフォルニアをしょっちゅう走っており、特にネバダ砂漠を走った際の臨場感溢れる文章は今でも暗誦できるほどだ。勢い余って、出版社宛にファンレターを出したら本人にちゃんと届けてくれ、後日、十月さん直々から丁寧な絵ハガキが送られてきて感激した。文末には「これからもお互い旅を続けましょう。その路上で会えることを願って。戸井十月」と。なんと粋なオッサンか。俺もこのような30代を目指したい!と決心して20年。48となった今、どうなんでせうね(笑)。TV画面の十月さんは61歳、、、ますますシブくなっちゃって。はぁ〜(ため息)。

*写真:誕生日に友人カップルからいただいたケーキ。洋菓子職人の彼氏の作。季節柄、ハロウィン仕様になってます(笑)。

脳内ワッショイ (2010.10.26)


朝イチから猛然と執筆!のつもりが、急を要する確認事項などであちこちへ電話しているうちに昼。こういうことがあるから、安易に締め切り日を決めたくないんですよ代理店さん(笑)。まぁいい。今後は俺がライター業を廃業(拡充か?)し、PRコンサルとして事業展開すれば、システムそのものが変わっていくはずだ。そのほうが結局、皆の利益となると予想する。

と、オタマからカネにならんオファー。音大時代の仲間数人と、年一回のペースで「かなり本気」の小規模リサイタルをやる構想があるらしく、ついてはそのネーミングを考えて欲しいとのこと。「この忙しい時に」などと思いつつも、コンセプトや細かなイメージを聞き出し1時間ほど脳内ワッショイ(アイデアを巡らすこと)して、導きだされたタイトルをプリントアウトしてオタマに渡すと「これはすごくイイ!」と驚いている。
「上から目線」の物言いに聴こえたら許して欲しい。クラシック音楽に限らず、広告・マスコミ業界、スポーツ界、小売業、製造業あれやこれや、その空気に慣れ過ぎて(あるいは馴染み過ぎて)、盲点地獄に陥っている。反則ワザの集大成であるとも言える心体育道の術理を、通常のスポーツ格闘技をやっている人にちょこっと見せると、大抵ボーゼンとする。オタマの反応もそれに似ている(笑)。なにも奇をてらうのが良いというのではない。慣れ過ぎた、馴染み過ぎた視点をズラせば、誰かに言われるまで気付かなかった「効く」表現を見つけやすくなるということだ。
盲点=スコトーマをはずす訓練は意外とシンプル(実際にやってみようと言う人は少ないだろうけど)で、脳機能学者、苫米地英人さんの著作に詳しい。俺もこれを参考に正月から毎日欠かさず「抽象度を上げるトレーニング」を続けている。きわめて有効にして有用。カミさんにも喜んでもらえるし?!

48 (2010.10.25)


午前中、ラジオ。
「はっぴあばすで〜、俺〜」と自分の誕生日を祝いながらのスタート。

午後イチ、デザイナーのKクンと某ハウジングメーカーにてヒアリング。
帰ってから、本日の業務をすべてストップ。今月に入って一日も休んでいない。体がシンドイのではなく、一度アタマをニュートラルに戻し「48歳」の意味するもの、今後のビジョンなどを静かに考えるです。

*写真:セガレがオタマに手伝ってもらいながらケーキを作ってくれた。ま、本当は自分が食べたかったようであるが(笑)。

父親参観 (2010.10.24)


午前中は、セガレの幼稚園の父親参観。
晴れであれば、後半は運動場で親子ゲームをする予定だったらしいが、あいにくの雨。で、教室で父と子がクレヨンを手に向かい合って、互いの似顔絵描き。回りのトーチャン達の作品も覗き見たが、どっちが子供が描いたものか判別出来ないレベル(笑)。いや、俺はかなりのマジモードで仕上げ、美人のS先生にも褒められちゃいました。てへへ。
でもこうして他の父達と一緒にいると、顔や名前がほとんどわからなくても不思議な連帯感がある。紅葉(くれは)よ、こんな俺を父親にしてくれて、ありがとう。

*昨日、自分の誕生日プレゼントとして買ったGショック・タフソーラーGW5500。ソーラー発電式の電波時計で狂わずカッコイイけど肝心の数字がほとんど見えましぇん。

板チョコ時計、、、中央公園ロケ、、、その男アキラ、、、 (2010.10.23)


午前中、市内中心部にて本日のロケに使用する撮影小物を物色。
ついでにデオデオ・ウオッチ館にて、2年くらい前から購入を検討していたGショックのタフソーラーGW5500を、ちょっと早い自分の誕生日プレゼントとしてゲット(笑)。よくある無骨なGショックとは違い、薄くスマートで反転液晶ゆえ見た目が真っ黒。まるで「板チョコ」が手首に張り付いているようなカンジ。しかし、初期老眼にとっては非常に文字が見えずらい。ま、たまには時間なんぞ気にするな、ということで。

午後より、某季刊誌のロケで、カメラマンA氏、デザイナーY氏と中央公園へ。モデルは彩華ちゃんとママ。母娘は、こちらの煩雑なポーズ指示にも笑顔でキビキビ対応してくれ、おかげでかなり良いカットがモノにできた。

夜、高校時代の悪友Sの経営する橋本町の居酒屋「クダコ」にて、永野<鉄腕>アキラ氏、生駒氏、横山女史の4人で食事会。永野さんは、東京を拠点に活動する障害者プロレス団体の現役レスラー。それだけではない。平和を祈念する「ピースラン」で昨年と今年の2回、広島〜長崎をハンドサイクル(手こぎ自転車)で走り切った、超ど級のアスリートであるからして、俺は尊敬の念を込めてトップアスリートならぬ「トッパ(突破)アスリート」と呼んでいる。そんな彼が、障害者と健常者の壁、そして自らの身体能力のレッドゾーンを突破しようと、来年に大きなイベントを企画している。すごいヤツは皆、自ら風を起こしている。世の中なんぞ、最初からアテにしていない。痛快だ。

*写真:6歳にしてモデル初デビューを果たした彩華ちゃん。「あと10年したら、今度は水着で頼むで」と俺(笑)。

超人への道 (2010.10.22)

午前中、当道場にてJ氏指導。
午後より、某企業の会社案内の残り4P分に取りかかり、1時間半でアップ。その間も、電話で取材交渉や、明日のロケのための撮影小物の手配。
4時より某デザインプロダクションにて打ち合わせ。
その後、ハンズに行き、目星をつけていた撮影小物を購入。
それから某所にて、明日のロケでモデルをつとめてくれる2人の女性(母娘)と打ち合わせ。
これにて本日はタイムオーバー。残りの業務は明日の午前中へと持ち越しとなったが、なんという仕事量か(自画自賛)。
今日のハイライトは「会社案内」の4P分原稿を90分で仕上げたことだろう。フツーではありえんスピードだが、書き始める前から締め切りの3時までに間にあわせる自信があった。調子がいい時は、文章が400字くらいなら書こうと意識を向けただけで、ほぼ全文が一塊のブロックとして見える。うまく説明できないが、こういうことは日常的に起こるのだ。
このまま順調に進化して行けば、そのうち空中浮遊やテレポテーションも可能となるだろう(できるかい!)。

高齢者向けマンション (2010.10.21)

山口県下関市にて、某高齢者向けマンションを取材。
こちらは賃貸スペースに加え、レストラン、療養所、リハビリ施設、薬局、コンビニまで備えた複合施設。高齢者だからといって、皆が緑濃い静かな郊外で余生を送りたいわけではない、という事実を取材を通して認識。都市の利便性と程よい刺激のある生活環境を望む方は意外に多いようである。コンビニが建物に併設されていると、たとえば夜間、暴走族系の連中がたむろしてウルサくはないのかと質問すると「高齢者は、24時間灯りが付いている場所を見ると安心する」そうな。いや、勉強になりました。俺も高齢者を勝手な思い込みで見ていた部分がある。
同じく併設の痴ほう老人ケア施設内を撮影しているとき、80歳くらいの女性がいきなり立ち上がり「カズヒコはどこにおりますか?」とヘルパーさんに問いかけたので一瞬驚く。
「カズヒコさんはね、今はまだ、お仕事をされているはずですよ」
「カズヒコは、、、」
「はい、まだお仕事をされているんですよ、きっと」
カズヒコに会いたいと繰り返し訴える彼女の小さな背中を見ながら、なんだか無性に切なくなってジワッときてしまった。カズヒコというのは、彼女の息子か、夫かわからないが、認知が曖昧であっても誰かを思う気持ちは変わらない。俺もオヤジ、オフクロをもう少し大事にせにゃ。

*写真:高齢者マンション最上階で一人暮らしをしているTさんのリビングからは、北九州がバッチリ見えた。「夜景はもっとキレイなのよ。暗くなったらなったらまたおいでなさい(笑)」と言われてドキッ(笑)。

裏側を読む (2010.10.20)


午前中、執筆〜明日の下関取材の段取り〜レイアウトチェックetc。
午後より、当道場にてSさん指導。終了して30分の休憩を挟みYくん指導。

中国各地で勃発している反日デモの件。アクションの中心にいる大学生達が日本に対していくらかの反感を抱いているのは間違いないだろうが、憎悪の大部分は中国共産党に向けられたもの、つまり一党独裁政党への揺さぶりと推測する。特にこの数日間のデモは、キナ臭いことこのうえない習近平(中国読みでは「シー・チンピン」)が親の七光りで中国共産党中央軍事委員会の副主席に成り上がったことに対する牽制としか思えない。
日本の比ではない悪政に蹂躙され続けてきた中国人民は、実にしたたかである。天安門事件での教訓から、本音を巧妙にカモフラージュしながら、それとなくしかし明確にメッセージするテクを使っているのだ。要するに「内乱」というのが俺の見方。慌てているのは中国共産党だからして、日本国民よ、まずは冷静になろうではないか。
っつーか、管政権はどんな場面でも予想通りまったく役に立たんわな。現在「元気な日本を復活させる」なるスローガンを掲げているが、管、仙石、前原、岡田のサイコーに陰気な顔見てたら病気になりそうじゃん?(笑)。天下り問題に関しても敢然と対処するどころか、霞ヶ関のために新たな抜け道を作ってやってるというウワサもある。日本国民を元気にできる顔か、たまには鏡をのぞき込んでみろっての。
一人何役? (2010.10.19)


午前中、当道場にてIさん指導。
午後より、執筆〜取材交渉〜撮影許可申請のセッティング〜レイアウトチェックetc。タフネスがウリの私も、さすがに「ちぃちぃぱっぱちぃぱっぱ〜」状態でございます(笑)。明後日は下関、来週末は岡山へ一泊取材。その間も通常執筆やら市内ロケやらラジオやら参観日やらが控えており、まぁ落ち着けよと自らに言い聞かせている今日この頃。自分で抱え込み過ぎている部分があるのかもしれんので仕事のパートナーに連絡を取り、撮影許可申請手続きなどはサポートをお願いした(カメラマンAさんありがとうございました)。

夜、TVで格安航空の特集を見る。韓国の某航空会社は、支店長が飛行機の整備士を兼任するなど一人が何役もこなしているのだとか。儲けようと思えば、これくらいのことは当たり前なのである。「百姓」には百の姓、つまり「百種類もの肩書きを持つプロ」という意味を含んでいると聞いたことがある。江戸時代には食えぬ武士が「高楊枝」などを気取らず「傘張り」「盆栽屋」「寺子屋」などのサイドビジネスに勤しんでいた。昔からただ一つだけの仕事で生きられる人は少数派だったのだ。俺は今のところ「五、六姓」か(笑)。

視点を変えてみる (2010.10.18)


午前中ラジオ。

午後より、通常業務。
夕方、市内の某企業にて打ち合わせ。道すがらの車中で、帯同していただいた広告代理店担当者さんから「新しい視点を得る日常訓練」を訊ねられたのでアドバイス。
新しい視点とは今まで見えなかったものを観る能力。昨日と同じ価値感や尺度で生きていては昨日のまんま変わりようがない。従って、まずは昨日と違う行動をとるのが肝要となる。今までの自分なら絶対に選ばないであろう「着る服」「食べるもの」「見る映画」「聴く音楽」をあえてチョイスしまくるのである。いきなり毎日やると刺激が強過ぎて疲れ、長続きもしないから、自分の反応を観察しながら気長にやるといい。そのうち、自分がこだわってきたものが案外つまらなく思えてくることもあるし、逆にどうでも良かった事柄が急に魅力的に感じることも。短気な人には特にオススメだ。しょっちゅう何かにハラをたてずにはいられない性格。その原因の大半が、実は自分自身にあることにも気付く。なんだ、結局自分の硬直した思想やアイデアのなさにイラついていたのか、と。
この方法、20代前半に映写技師として勤めていたサロンシネマの住岡支配人に教わったことをアレンジしたものだ。
「好きな映画は好きで良い。だが、映画関係者たるもの、好き嫌いがあってはダメだ。雑食でいけ。そうすりゃ見えなかったものが見えてくる」
たった3年間だけだったが、彼からはいろんなことに気付かせてもらった。とまぁ、エラそうなこと書いたが、かくいう俺もまだまだ未開発の部分が多い。

*写真:FMちゅーピーのスタジオ内はこんなカンジ。奥の女性はディレクターのメグちゃん。彼女のお母さんは、なんと俺と同級生だったりする(笑)。

心体育道奉納演武 (2010.10.17)


宇品御幸の神田神社横の特設ステージにて、心体育道奉納演武。心体育道直轄道場系列の門下生が、下は幼稚園児から上は50歳代までが、色帯一般、少年部、黒帯一般の順で、トータル1時間近く熱演。多くのギャラリーも飽きることなく楽しんでもらえたように思う。
少年部の動きには、まったく力みがなく、見ていて勉強になる。あの良い意味での脱力加減はぜひ見習いたいところ。一般色帯の茶帯(黒帯の一歩手前の級)も非常にシャープ。っつーか、高校生が一人いるだけで、あとはオッサン。無理や無駄がない術理が一度身に付けば、あとは自転車を漕ぐがごとく、トシをとってもやれるという見本。あ、俺ら黒帯の平均年齢はアラヒフ(アラウンド50)だからなおスゴイか(笑)。

*写真:子供達は道場で打ち上げ。ジュースやお菓子が出て来るのを今か今かと待っているの図(笑)。

リリース (2010.10.16)


午前中、粛々と執筆業務。
昼前。2カ月共に過ごしたエンマコオロギ3匹を、彼らが元居た場所である広大跡地の野原へリリース。っつーか、全員食い過ぎか、やたら太って動きにキレがない(笑)。これからは自力でメシ食わねばならんのぞ。気合い入れていけ!と別れの檄を飛ばす。

午後より読書。昨日買った2冊の海外小説、こりゃ当たりです。メチャおもろいです。特に「ラストチャイルド」はガツンときました。後半が楽しみっす。

そうそう、明日(日曜日)は、宇品御幸の神田神社で午後1時半から秋の恒例「心体育道奉納演武」があり、俺も黒帯一般の部で出場します。時間がある方はぜひ。もちろん無料ですとも。

海外小説 (2010.10.15)


終日、怒濤の執筆モード。
夕方になって、今週のノルマに掲げていた原稿がフィニッシュ。これで明日明後日の予定とは心置きなく向かい合える。

夜、気晴らしに「ゆめタウン」へ(いつも行ってるでしょうに)。
なぜだか無性に海外小説が読みたくなり、紀伊国屋にてファーストインプレッションに従ってバーナード・ベケット著「創世の島」、ジョン・ハート著「ラスト・チャイルド」を購入。2冊とも権威ある海外文学賞から「ラストが圧巻」と評された新刊だった。方や少女、もう一方は少年が主人公という対比も、偶然にしては面白い。
ふと思うのだが、村上春樹氏の小説は、日本文学というより、文体が「海外文学の翻訳」っぽかったりしません?酷似しているのがレイモンド・チャンドラー「長いお別れ」「プレイバック」あたり。高校時代、先にこっちを読んでたから、よけいにそう感じます。ちなみに、俺はチャンドラーより、ギャビン・ライアルの「もっとも危険なゲーム」「深夜プラス1」「裏切りの国」などのパイロットものに夢中になった。俺がシチズンのパイロット時計を愛用しているのも、そんな理由だ(笑)。

*写真:本日の昼食はオタマが考案したドンブリ、名付けて「オタマ丼」。タマゴ、大根おろし、ちりめんじゃこ、友人の自家製味噌という布陣。非常に美味でございます。

地下700mからの歌声 (2010.10.14)


午前中、当道場にてJ氏指導。っつーか、この一週間、稽古の時間専有度は相当に高い。

午後より、執筆&デザインのラフ描き(トータル6P分)。夕方ふと気付けば、ずっと空手着のままだったりして(笑)。

チリの鉱山落盤事故で、本日33人全員が救出された。閉所恐怖症の俺は、あの救出用カプセルに乗れるだろうか?考えただけで卒倒しそうなほどに恐ろしいことである。二カ月以上、地下700mに閉じ込められ、時に萎えそうになった彼らを鼓舞したものの一つが「歌」だったとか。こういう話を聞くと、音楽の持つ可能性に胸の奥底が熱くなる。まさに「ひかりのうた」だ。今年8月9日、長崎のライブハウスでも、友人の作家・田口ランディさんと一緒に歌いました。


『ひかりのうた』 詞・曲/三代目春駒

きょうも耳おおいたくなるような
ひどいNEWSばかり
「テロへの報復」 「幼児虐待」
もう、いい加減ヤメよう
そんな時こそ That's right! 僕らには歌がある
信じあうチカラ 呼び覚ますために

 ラララララ  悲しみを生きる勇気に変えて
 ラララララ  あなたの心に光の歌を

なんのために生まれおちて
なんのために死ぬ?
人生の宿題ってヤツは
答をじらすけど
どんな時でも That's right! 僕らには歌がある
立ち上がるチカラ 取り戻すために

 ラララララ 窓を叩く風に怯えてる
 ラララララ あなたの心に光の歌を
 
 広島から 長崎から 沖縄から 東京から
 NYから パレスチナから バグダッドから 北朝鮮から
 この国から この街から 今愛するひとがいる この場所から
 あなたがもう一度笑えるように

*写真:ブラインド越しに差し込む朝日に、オリーブのシルエット。

コピーライター廃業します?!、、、合同稽古、、、 (2010.10.13)

午前中、某企業でヒアリング業務。終了後には、ヒアリングした内容をどのように見せるか、その場でラフを描いてクライアントに説明し好評を得る。毎度のことながら、こんな上海雑技団的瞬間芸をこなせるコピーライターは他には存在せんだろう。まさに「新世紀男芸者」の面目躍如ってか(笑)。
っつーか、自画自賛しても空しいだけなので、新しい事業「PRコンサルタント」を近々新規に立ち上げることにした。どうせ今だってアートディレクション、ナレーター、プランナー、コラムニスト、環境アドバイザー、ネットラジオ局長など「コピーライター」の範疇を思いっきり逸脱しているんだから、その「はみ出した分」もまとめて自分を売り込むべきだ。そうしないと報酬にもつながらん、見事なまでに(笑)。今後はコピーライター業も含めたPRコンサルであって、単体としてのコピーライターは名乗りません。決めました。

夕方、当道場にてSさん指導。
夜は、久しぶりに宇品御幸の心体育道直轄道場へ。今度の日曜(17日)に迫った、秋の風物詩、神田神社奉納演武の合同稽古である。しばらく来ないうちに、緑や黄色帯だった成人門下生がほとんど茶帯(黒帯の一つ前の級)になっている。
「こりゃ、みっともないところ見せられんのう、、、」
というわけで、道場の屋根がブチ飛ぶような200%増の裂帛の気合いで挑む。
ぜひ、お時間ある方は神田神社奉納演武へいらっしゃいませ。1時半からスタートし2時過ぎまで。私は「成人・黒帯の部」で本気モードのド迫力組手や型をご披露いたします。

*写真:沖縄の「カチャーシー」で欠かせない指笛を忠実に再現出来る素焼き製の笛を沖縄から取り寄せた。BIGINがアルバム「オキナワンフールオーケストラ」の中で吹いているのも実は「指」ではなく、この笛。来月のライブで椎名さんあたりに吹いてもらおうかと。

不安と無知、、、地上19階のライブハウス、、、 (2010.10.12)


終日、取材交渉&執筆業務。
先週から中国5県を巡る取材行脚がスタートした。断続的に約1カ月続きます。その間も通常執筆業務に加え、週イチの生ラジオ、月イチのネットラジオ、心体育道奉納演武(10月17日に宇品御幸の神田神社でやります)、週約3回の心体育道指導がある。ああ、楽しいったらありゃしない。その昔、作家の村上龍さんは「不安材料とダンスを踊れるようになったら一流」となにかの本に書いていたが、今、俺が重視しているのは「不安材料」を限りなく「お楽しみ案件」へと昇華させるスタンスだ。「不安」と「無知」はイコールと考える。大抵の場合、情報量の差、つまり情報不足だから心配になるのだ。できるだけ多くの情報を収集すれば、状況を俯瞰することができ、楽しく向き合うための糸口も見えてくる。

夜は、昨日ラジオにゲストとして出てもらった千波ちゃんのエスコートで、中町のクリスタルプラザ19Fにオープンしたばかりのライブハウス「ジューク」を下見。南側の全面ガラス一杯に広がる市街の夜景がなんともゴージャス。室内も落ち着いたシックな雰囲気で50人がゆったり座れそう。文句の付けどころがないほどお洒落だが、問題は、ココで演奏する俺がどうにもイメージ出来んのだ(笑)。なにしろ、来月7日に演奏するシェルター69など、ソープランド街の横だからな。女性は来にくいだろうし、逆に男性は来る途中、くれぐれもソープランドへ吸い込まれないよう気持ちを強く持っていただきたいのである(笑)。
千波ちゃん、、、運動会、、、 (2010.10.11)

午前中ラジオ。
本日のスタジオ来場ゲストは、20年来の友人である、ジャズボーカリストの上西千波ちゃん。今年リリースしたばかりの「ア・ブーケ・オブ・ローゼス」の売れ行きも好調のようである。活動拠点を東京に移してからも、全国をくまなく回るライブ重視の音楽スタイルは健在。っつーか、全然トシとらないねアナタは(笑)。

放送終了後、チャリをぶっ飛ばしてセガレの幼稚園で行われている運動会へ。なんとか残り2つのプログラムを見ることができた。オタマの話だと「かけっこ」ではダントツのスタートダッシュを見せたものの勢いがつき過ぎて第一コーナーで転倒。すぐ起き上がって2位でゴールしたとか。また、「しっぽ取り(腰に付けたヒモを奪い合うゲーム)」では、今朝出がけに俺がアドバイスした「囲まれたらラインを背にして立ち、ギリギリまで近寄らせて急にクルッと回転してかわす」を忠実に守り、なんと「最後の2人」まで残ったようである(笑)。しかし、幼稚園での運動会もこれでファイナル。来年は小学校じゃげな?!

*写真:呉からかけつけたゴッド・マザー宏子(オタマの母親)とセガレ。

環っはっは2010 (2010.10.10)


吉島の環境イベント「エコ祭り 環っはっは(わっはっは) in よしじま2010」に、昨年に続いて進行ナビゲーター役として参加。
昨年同様、ゴミ処理施設「中工場」の駐車スペースを利用し、飲食やエコに特化した商品やサービスを扱うブースがびっしり出店。またパフォーマンス出演のBMXプロライダーTAKAさん(彼は世界選手権で2位、国内では優勝するほどの実力者)や、ソーラン・チームの「&ドラゴン」とも一年ぶりの再会。
昨年、このイベントが終了した際、俺の感じた小さな改善点をスタッフの齋藤さんにいくつか伝えたのだが、その部分にちゃんと手が加えられており大いにカンドーす。で、本日はそれが機能し、昨年よりMCもやりやすく、お客さんにも喜んでもらえた(DJブースに出店者を次々と呼んで扱っている商品のPRをしてもらった)。
それと、面白かったのが「もしかして<アニキ>ですか?」と訊いてきた人が何人かいた(笑)。俺がパーソナリティをつとめているFMちゅーピー「マッスル・ハッスル」では本名でも春駒でもなく、局のスタッフが日頃呼称として使っている「アニキ」を名乗っている。声を聴けば、瞬時に俺と解るらしい。意外に人気番組だったりして?(笑)。

*写真:後輪立ち乗り走行をキメるBMXプロライダーのTAKA氏。ちょっと久保田利伸に似てます(笑)。

さじ加減、、、お釈迦さまの脳科学、、、 (2010.10.09)


終日雑務。「雑務」とはいえ、適当にやって良いものは一つもない。安易に向き合えば、強烈なしっぺ返しが来そうな、緊張感のある務めである。昔(たぶん1978年)、故・植村直己さんが犬ゾリで北極点単独横断に出かける直前、ネジかなにかの小さな金属片を手に難しい顔をしていたTV画像を見た記憶がある。「コレを持って行くかどうか、悩んでいる」ということだった。総重量ウン百キロの荷の中の、わずか何グラムのそれに対しても神経質にならざるを得ない心情は、今ならすごくよく理解出来るのだ。限られた時間の中で、各案件にどこまで踏み込むか。未知のフィールドへ向かう冒険家と同じくらい、俺はウキウキと昂っている。

その合間に読書。「月刊・苫米地」と揶揄されるほど新刊をリリースしまくっている苫米地英人さんの「お釈迦さまの脳科学/小学館101新書」が面白い。俺は幼稚園と高校が浄土真宗系だったこともあり、10代から禅宗、密教、道教、神道やらなんやらを無軌道に研究してきた。仏教に関して、ず〜っと抱いていたシンプルな謎が、この本で解き明かされつつある。「般若心経が、なぜ漢字で当て字的に表されているのか」「釈迦と阿弥陀如来の関係」「あの世の存在を否定していたはずの釈迦と極楽浄土の考え方」エトセトラ。結論から言えば、般若心経は欠陥だらけの教典で、釈迦はやっぱりあの世の存在や輪廻転生も否定しており、「自力」「他力」などの考え方も本来の仏教には無関係な、まったくどうでも良いことである、、、らしい。っつーか、俺は天台宗の僧籍も持っている苫米地さんの説明が腑に落ちた。仏教は素敵だ。宗教ではなく(神がいないから)、哲学であり、科学でもある。お釈迦サンもやっぱりエライ人だわい。
師匠を取材、、、秘技、、、 (2010.10.08)


午前中、某季刊誌の取材で、我が師匠、廣原誠先生宅へ。先日DVD「心体育道 杖術(じょうじゅつ)」をリリースされたばかりの先生に、インタビューページにて、その内容や術理を熱く語っていただこうという趣向。とはいえ、先生のプロフィールから心体育道の教育&強育理念まで、とっくに熟知している。なにしろ俺自身が特典映像にも出演しているわけだからして、先生も「ま、まかせるけぇ、うまいこと書いといて」ということに(笑)。写真カットのみ、丁寧に撮らせていただきました。

午後より。通常業務。夕方より当道場にてSさん指導。先日の日報にも書いた、例の「相手が放った中段前蹴りを下段払いで安全に効率よく捌く」方法をみっちり練習。これなら蹴った相手を真横に向かせるのも雑作ないことだが、Sさんの蹴りを俺が捌いたら勢い余って、一周回って元の位置、横向くどころか360度回転して再び向き合ったのには二人で大笑い。名付けて秘技「世界一周」。彼女がバレエやってたことも関係あるかも?!(笑)
クロス・ザ・ボーダーライン (2010.10.07)

某季刊誌の取材で岡山へ。
道すがら、今後のビジョンを夢想す。一年前までは、まったく攻略出来なかった疑問難問に対し、500%増くらいの情報量でもって答えが出てきている。もちろん完全なる「解」だとは思っていないが、不思議なことに、最初関連性がまるで無いように思えたそれぞれの案件がパズルが自動的にハマるがごとく急速に組み合わされ、整合性を持った一つの絵として見えてきたことに驚くのだ。
新しく見えてきた絵に、どういう意味付けをするか。あるいは、秘められたメッセージを読み取るのか。良い方向での変化を期待したい。
おっと、これまた偶然か、BGMはライ・クーダーの「クロス・ザ・ボーダーライン」だったりする。

『クロス・ザ・ボーダーライン』

 リオ・グランデをのぼりおり
 砂の上には幾千もの足跡、、、
 誰にもはっきりしない謎を追いながら
 河は息づくように流れていく
 我々の死と生のはざまを、、、
 教えてくれ
 次に国境を越えるのは誰だ

ナビは二重構成、、、姿勢改善、、、 (2010.10.06)

午前中、当道場にてJ氏指導。
午後より、明日から約2カ月間に渡り断続的に続く中国5県取材行脚(まずは岡山市から)のためのインタビューシート作り。
質問内容だけをまとめれば良い、というような単純な話ではない。運転手も務めていただくカメラマンA氏をサポートすべく、撮影する3地点の住所を元に地図で所在地を確認するのである(縮尺違いのマップを各3種類は用意する)。もちろんカーナビはA氏の愛車「デリンジャー2世号」にも搭載してあるが、それでも俺の人間ナビの方が優秀で、幾度となく勝利を収めている。っつーか、取材する側の心得としては自分がどこに行くのか、地図で調べなくてどうするよ。ごく稀に「乗ってたら着いちゃいました」みたいな横着な広告代理店担当者がいるので驚くが。

夕方、再び道場にて小学3年生のYクンを指導。体験入門を入れて、今日で3回目の稽古。
お母さんによると「2回目の稽古終了から、この子の背筋が伸びたのを初めて見た」とのこと。これまで、学校の先生から極端に歪んでいる体の姿勢に関して度々注意を受けても全然直らなかったらしい。体幹(コア)を無視して枝葉の部分(四肢)のみを口うるさく修正しても意味がない。前回、家で毎日やるよう指導した、心体育道の脱力メソッドと独自に研究したクンダリーニ・ヨガのコア・トレーニングを続けたら、お母さんいわく「別人のように姿勢が良くなった」とか。その変化は俺が見てもハッキリわかった。自分の指導方法を過信せず慎重かつ大事にいきたい。

触覚 (2010.10.05)

午前中、通常業務。
午後より、某デザイン事務所で打ち合わせ。

秘伝功を日課にして10カ月。最初5分からスタートし、現在は「站椿功」と合わせて30分弱。全身に活気が漲り、仕事さえなければこのまま数時間続けても良いとさえ思えてくる。腰を落とし、大木を抱えるように構えた両腕の中を「気の球」がグルングルンと回る感覚にもだいぶ慣れてきた(最初「なんじゃこれは?」とビビッたが)。
気は確かに存在する。やればワカル。誰でも出来る。っつーことで、最近の身体的変化は手の平。意識を向けただけで掌一面が泡立つような感覚が起こる。触覚も一皮むけたように高まり、6年愛用しているチャリに乗った時など「ハンドルのグリップってこんなんじゃったか???」と驚くほど材質の手触りがダイレクトになった。そのうち「チョウ」がそうであるように、手で触っただけで食べ物の味がわかるようになるかもしれん(笑)。近々、次のステップへ踏み込んでみよう。

*写真:我が家のハイビー(ハイビスカス)は、現在絶好調。とにかくデカイ花が咲きまする。

高木美佳さん (2010.10.04)

午前中ラジオ。
今年、その存在を知ったアーティストやクリエイターの中で、一番気になっていたうちの一人、ヒーリング楽曲のコンポーザー、高木美佳さんに電話ゲストで出演していただいた。ヒーリングミュージックと位置づけられた作品は昔からもあったが、そのほとんどがリラクゼーションを目的としたもので、やや退屈な感が否めなかった。
が、美佳さんの作品はまるで別次元。聴いていると体の全細胞が呼応するかのようなパワーに満ちている。それと、モチーフにされた場所や事象の超リアルな臨場感。聴きながら同時に「観ている」と言えばいいか。たとえば今日オンエアした「夜光貝」は、慶良間や西表の珊瑚礁にダイブする身体感覚そのものが微細な音の連なりで緻密かつダイナミックに表現されている。俺が所有している彼女の5枚のアルバムは、それぞれがまったく異なったコンセプトで編み上げられているのに、根の部分では深層海流のごとく、しっかり繋がっているところがまたスゴイ。というわけで、この夏、一番良く聴いたのも美佳さんの作品だ。個人的には、ライブで生演奏を一度お願いしたいのだが(笑)。
高木美佳さんの音源は、彼女のご主人でヒーリング・アーツの第一人者、高木一行さんが主宰されている下記オフィシャルHP「ヒーリング・ネットワーク」内のコンテンツ「ヒーリング・サウンド」で購入できるのでぜひ。旅行や自然の中に身を置くことが好きな方には特にオススメします。
http://www.healing-network.com/

*写真:ようやっと日射しが和らぎ、デスク横の中庭で読書できるようになった。現在、法人化を視野に入れた独自のビジネスモデルを新たに構築すべく関連書物を読みまくっている(中沢康彦著「星野リゾートの教科書」はとてもタメになる)。フリーランスになって何度も危機的状況を体験したが、くぐり抜けてこれたのは必死になって「次の一手」を探り、実践してきたからだ。待ってても仕事はもらえないし(あの時動いていなかったらとっくに廃業に追い込まれていた)、進化しないとT-REXみたいに滅んでしまう。柔軟な発想でガンガン攻めるべし。

飲酒リミット制度、、、広池浩司投手、、、 (2010.10.03)


久々の二日酔い。
最近、酒がやたらと美味い。体調がすこぶる良いからなのだろうが、困ったことにあるピークを越えると、突然記憶がとんでしまう。仲間と交わしたはずの楽しい会話も覚えてないなんてアホらし過ぎる。よって、今後は飲む前に酒量を決めることにします。名付けて「飲酒リミット制度」なり。

家族ぐるみでお付き合いさせてもらっているカープの投手、広池浩司選手がユニフォームを脱ぐことが決まった。今シーズン、俺のハートを最高に昂らせてくれたのは、マエケンではなく、広池さん復活のマウンドでの阪神の金本との対戦だった。中継ラジオから、投球の轟音が聴こえてきそうなほどの凄まじい気合いがビンビンに伝わってきた。登板回数や勝ち負けではない。「ときめき」を与えてくれるのがプロだと思う。彼の生き様からは大事なことを沢山教わった。本当にお疲れさまでした。そして、心から、ありがとう。

古武術の動き、、、アサミちゃん壮行会、、、 (2010.10.02)


終日、通常業務&子守り。
掃除をしていたら古武術家・甲野善紀さんのDVDが出てきた。数年ぶりに見たが、彼の動きを今の俺はほとんど出来てしまうことに驚いてしまう。というか、心体育道をやっていれば、これらの術理は自然と身に付くものだったのだ。

夜、PICOへ。音楽仲間であるアサミちゃんのニュージーランド留学壮行会。「エエ男がおったら、そのまま住み着いてしまいなさい」とアドバイス(笑)。
果てしなき宇宙 (2010.10.01)

午前中、某企業会議室にてヒアリング業務。
午後より、通常業務ときどきラジオの10月分構成など。

このところ「お仕事は?」と訊かれて、一瞬、返答に詰まることメチャ多し。収入源のメインは広告・執筆業であるが、脳ミソを含む身体を専有する割合(ナニに時間を割いているか)でいうと、武道指導、ミュージシャン、ラジオパーソナリティなど、他のライフワークも完全に同列となっているのだ、今は。
俺は小学3年生の頃だったか、オフクロから「宇宙の始まりも、どこまで続いていくんかも誰にもわかりゃあせん」という話を聞いた日、自分がひどく存在感の薄い頼りないものに思えて激しく動揺。成人してからもたまに思い出しては他人に気付かれないよう静かに取り乱していた(笑)。
しかしドクター苫米地いうところの「一人一宇宙」と想定すれば、なにも問題ないと解ってラクになった。俺も俺の宇宙を勝手に夢想すれば良いのだ。この世を物理的な器=容量で考えるから整合性がつかないのであって、「情報空間」と考えれば「無窮」となるではないか。つまり、テメエの裁量で望むなら好きなだけ欲張ってヨシ。セガレや甥っ子にも、言うことは同じ。「遠慮すんな。思い切ってガンガンいけよ」である。
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