Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2010年12月の日記

惜別の雪 (2010.12.31)


午前中、知人の旅立ちを見送る。寒さは厳しいが、晴天。抜けるような青空に時おり雪が舞って美しい。

午後より浴室、ゲストルーム、デスク廻り等の掃除。
夕方、昨日届いたトレーニングジム用マットを道場に敷いてみる。1枚が縦横1メートルで計6枚。一応、心体育道の動きをカバーできるスペースではあるが、もうちょい広げても良いなと。で、3枚ほどネットで追加注文。クッション性やグリップ力も適度。なによりリノリウムの床より断然あたたかいのが嬉しいス。あとはミラーをどうするか。インテリアコーディネイターのIさんに相談してみよう。

夜は静かな大晦日。「紅白歌合戦」で小林幸子が鶴の背に乗って空を舞う。歌の内容と関係あるのかはともかく、このサービス精神はスゴイと思うのだ(笑)。
弔い (2010.12.30)


午前中、毎年この時期恒例のオタマの親族の墓参りで、義母を乗せ海田〜音戸の墓地をハシゴす。風が轟々と渦巻き、時々ミゾレのような雨。呉海上自衛隊の軍港を見下ろす高台に立てば、一瞬突風に吹き飛ばされそうになる。

午後から夕方まで洗面所の排水溝をすべてバラして徹底洗浄。なにかに没入することで、滅入った気持ちを少しでもはらそうと思ったのだが。

夕方、知人に会いに行く。寝顔に「ごぶさたしとります」と話しかけてみる。それくらい、穏やかで奇麗な顔だった。
稽古納め、、、広島サティ、、、 (2010.12.29)


午前中、エアコンその他の掃除。
午前11時より夕方4時半まで、当道場で2名連続指導&稽古納め。来月の稽古初め時には、床に1.5センチ厚のマットが敷かれているはずだ。でもって、思いっきり投げ技をかけあうべし!寒い季節は、やや激しめの稽古で体を温めるのがいとおかし。
っつーか、48にもなって、ますます体力が向上している。決して俺が例外ではないのは、一コ年上の廣原先生ほか、同世代かさらに年長者の兄弟子連中を見ればわかる。湯来道場のU師範(50歳)に至っては、先日の健康診断で血管年齢が「10代」だったそうな。
2011年は、さらに武道家としてのレベルアップを図りたい。

夕方、家族で広島サティへ。去年の6月中旬までの7年間、段原南住民だった我々にとって、この6F建てスーパーは、売れそうにない品揃え&センスのない陳列も含め、不器用で場末なムードが逆に安らぎさえ与えてくれる憩いのオアシスだった。店員もマジで親切な人多し。来年7月をもって閉店とは淋しい限りである。ホントに。
ささやかな応援も込め、コタツ用敷布、羽毛布団セット、パンツ3枚、食品などを購入。
GOサイン、、、海田駅前の秘境、、、 (2010.12.28)


明け方、夢の中で、ある画像がタイトル付きで浮かぶ。すぐフトンからはい出してメモると、それは来年の早い時期にレコーディングを予定しているミニアルバムのジャケットイメージであった。なにものかからの霊感、というわけではない。寝ている間にも、俺の深層域にある意識が働いているのだ。

午前中、ベランダ廻りの掃除。その間、何本かデンワやメール。うち一件は、レコーディングに関する有り難い申し出だったりして驚く。GOサインだ。また、収録曲についても斬新かつ的確なアドバイスをもらった。よっしゃ、圧倒的なものを作りましょう。

夕方より、海田駅前の穴場中の穴場「T」にて某季刊誌の制作チームの忘年会。参加者は広告代理店O氏、デザイナーF氏、カメラマンA氏。この一見バラバラな傭兵部隊然とした少数精鋭チームで、一年前、中堅プロダクション集団に競り勝ったのだ。それまでは「季刊誌」でありながら、そのプロダクションと1号づつ隔号で割り当てられ(冊子タイトルも内容も別個)年2冊しか制作させてもらえなかった。「そこよりエエもん作れば絶対認めてもらえる!」を合い言葉とし、寸止め無しで果敢に攻めまくり、今年からホントに我々だけで年4冊任されることに相成ったという。
さて、一見冗談としか思えないTの佇まい。創業60年。っつーか、ボロボロだけど、味は天下一。オヤジさんのさりげないギャグにも年輪を感じる。あなたがここへ誰かをエスコートする事があれば、生涯信頼出来る人物として崇め奉られることであろう。海田駅前、恐るべし。

集中力 (2010.12.27)


午前中、ラジオ。今年最後の生放送。放送に穴をあけまいと体調が悪い日も頑張ってくれた相方とディレクターのメグちゃん、一年間ご苦労様でした。

午後より、来年の企画提案のために収集していた山積みの資料を総チェックし、使えそうなものだけファイリング。俺は子供の頃から極度に集中すると、手がすごく冷たくなる。血液が脳に総動員されるからだろう。で、冷えきった手をこすり合わせながらふと時計を見ると3時間半経っており、しばし呆然。自分では1時間くらいの感覚。今日はほかの予定が入ってなかったので、気兼ねなく没入できた。
我が母校、崇徳高校の何代目かの理事長のエピソードは今も語りぐさになっている。将棋を指しているとき、あまりに集中し過ぎて、暖をとるために使っていた火鉢の中に手がずり落ちたのがわからず大やけどを負ったとか。対局の相手(当時の校長というウワサ)が、なにか焦げ臭い匂いに気付き「アンタ、手が燃えとるで!」と。っつーか、ここまでくるとウソっぽい?!(笑)。
師走の一人笑い (2010.12.26)


起床後ふと思いついて、ゲストハウスの窓をすべて開け放ち、パンツ一丁で部屋の真ん中にてヨガ式の座禅。クンダリーニヨガの「火の呼吸」を数セット。すると身を切るような冷気に身体が抗うのをやめて同化したしたような感覚となり、たとえようもない爽快感&高揚感。また我が脳裏に、今後やると楽しそうなこと(深層願望?)が、かなりはっきりした画像となって投影される。これはいい。毎日やりましょう。
続いて20分ほど日課の秘伝功(結局一年続いている)。これまたエエ気分なり。
そのせいかどうか不明なれど、朝食後の一発は今年最高の大モノであった。ちゃんと流れるのかどうか心配したほど。意に反して優雅に消えゆくヌシを見送りつつ「別れの一本グソ」なる珍コピーが浮かんで年の瀬一人笑い。

午前中、備品の買い出し。
午後より、明日提出する企画書の再チェック、道場の床に敷くジム用ジョイントマットのネット注文、明日のラジオの準備etc。

水面下で、春駒ソロ(デュオ?)音源制作の準備が進行中。おそろしくシンプルかつクラシカルな編成で録るつもり。そのひとつであるチェリスト候補も絞り込み、年明けから交渉に入る。気合いの入った珠玉の音源を心して待て!いや、待ってくださる?

*写真:先日の杉本篤彦さんとのジョイントライブで必要以上のパワーで熱唱する私(撮影monchanさん)。今年はいろんな場所で歌わせてもらいました。心より感謝申し上げます。

業務整理 (2010.12.25)


午前中、当道場にてIさん指導。今朝は我が広島市南部エリアも小雪がちらつく冷え込みで、道場の床はまるで氷。思わず我々も武術からフィギュアスケート・ペアに転向しようかと(笑)。

午後は某季刊誌の来年春号の企画。もう一つの季刊誌は今週プレゼンしたばかり。提出日は来週月曜で、これが終われば年内の全業務が終了。おっと、29日に武術指導が2コマありました。

武道、音楽、PRコンサル(コピー&アートディレクションを含む)以外の業務は来年以降は縮小させることをすでに決めている。ナレーション業界の状況はヒドく、広島では大手に入る映像プロダクションから半年前に収録したTVCM2本分のギャラに関し、再三の請求をしたにも関わらず完全無視。おそらく真剣に踏み倒す気のようだ(笑)。こういうことは今までは絶対になかった。というか、TVCM自体が有効な宣伝媒体としての地位を失いつつあり、なりふり構っていられないのかも。「TV局が数年後から倒産し始める」と、とあるTV局の重鎮から聞いたのが8年前。「ま、その頃は、ボクは定年だからいいんだけどね」と彼は笑っていたが。

気力を喪失しているのは大企業だけではない。有効と思える新しい方向性を提案しても、ほとんどの中小企業および個人事業者は「余裕もカネもない」と。それなら尚更「できること」を増やす努力が必要ではないのだろうか。たとえば「値上げ」だ。価格競争からイチ抜けし、スキルと提案力を徹底的かつ激烈に磨き上げれば、少々高くてもファンは逆に増える。価値あるモノやサービスのほうが、消費者にとっても良いこと。この一年、いくつかのケースで、実際に値上げを実施した俺が経験しているのだ(正直ドキドキもんだった)。
きっと常に方法はある。工夫を止めた時点で負けであって、諦めないうちはどうにかなる。思うようにならない世の中ではなく、夢を描けない硬直しきった脳にこそ「ノー」を突きつけろ(一応シャレです)。

*写真:冬場は洗濯しても空手着の乾きが悪いので、個人練習用にアディダス製の黒いヤツ(ポリエステル35%)をネットで購入。セール特価3000円はお買い得。下はウエストがゴムだから、ジャージ感覚で履けるのも素敵です。セガレも「カッコイイ!」と褒めてくれました(笑)。

道場プチリニューアル構想、、、お詫び&訂正、、、 (2010.12.24)


午前中、当道場にてJさん指導。彼は再入門(以前は直轄道場生だったがスケジュールの都合でフレックス制採用の当道場へ)から一年。やや力むクセもほぼ改善され、技にもしなやかさと鋭さが増してきた。適度な脱力状態で動けているせいで、ほぼ1時間休まず動いても息切れしない。Jさんにも来年の昇級審査を受けるよう勧める。

昼からは、掃除道具を買いに行ったり、当道場のプチリニューアルを夢想す。来年から「投げ技」の稽古量を増やすべく、床に1.5センチ厚のトレーニングジム専用マットを敷くことにした。現在はコンクリートの上にリノリウムが貼ってあるだけで、汗で濡れると滑るし、冬は冷たいし、投げられると受け身をとってもブチ痛いんですわ(投げられ役はほとんど私なもんで。笑)。
それと壁に一面のみ2メートル平方程度の鏡を貼りたい。自分のポジションや構えを確認するには、やはりあったほうが良いと判断。また、マンツーマン指導では、たとえば複雑な捌きなど背後に回られて捌かれている方は客観視できす、自分がどうなっているかさっぱりワカランのだ。鏡があれば、そこらへんも目視できるだろう。

夕方、再び道場でYクン指導。最初どうなるかと思っていたが、なんとか最初の基本を覚えてくれスタート地点に到達できた模様。目つきも変わりグッと男っぽくなって来た。今後が楽しみ。

さて、一つ訂正とお詫び。
昨日の当日報において、以下の記述『梶山から「セリフが多くて覚えるのがたいへん」と聞き及んでおり、どんな長回しがあるのかと期待していたのにウンヌンカンヌン』というくだりに関し、本人から早速抗議が、、、、キターッ!(笑)
「台詞が多くて、などと云った事はない。間隙を塗うのが難しい、と云っただけ」とのことなので、親愛なる読者諸兄、彼の名誉のため訂正して陳謝いたします。最近特に記憶力が減衰傾向にある春駒メの歪曲&屈折&誇大表現を笑って許してたもれ。サノヨイヨイ!
Tip! Hotel2 (2010.12.23)

終日雑務。

夕方、久保直樹とアステールプラザ大ホールにて、壤晴彦さん演出の「The Tip! Hotel2」を観劇。と、入場してすぐ、ロビーで思いっきり寛いでいる普段着姿の壤さんとばったり。
「もうすぐ開演というのに、こんなとこでなにしよってんですか?」
「いやいや、ボクはもう役割終わっちゃったから。あとはキャストの皆さんがしっかりやるだけだよ」
自分の劇団の公演ではないから、今回はあくまで裏方に徹する構えであろう。度量を感じるなぁ。

読者諸兄はご存知かもしれないが、このミュージカルは、俺の書いた原作が端緒となっている。っつーか、最初はFarEastLounge主演で進められていた企画だった。訳あって、俺とツンちゃんは降板を決め、音楽パートは梶山と椎名さんが中心となって、稽古が続けられていたのだ。
で、その後半年間の経過状況をほとんど知らぬまま「素」の状態で見させてもらった。まず驚いたのが、俺の描いたコンセプトなどコアとしたものが、キャスティングの違いこそあれ、意外にもかなりの部分残されていたことだ。それをここで分析するのはヤボというもの。出演した知人友人よ、お疲れさんでした。途中で抜けたことに、少々引け目を感じていたが、なかなか見応えのあるエンタテインメントに仕上がっていた気がする。
ただひとつ、拍子抜けしたこと。梶山から「セリフが多くて覚えるのがたいへん」と聞き及んでおり、どんな長回しがあるのかと期待していたのに、実際は「そうじゃ、そうじゃ」というような短いものばかりで、久保と「こりゃ相づちじゃんか」と(笑)。最初からこうだったのか、壤さんが意図的にセリフを削ったのかは謎でございましたとさ。
憧れ力 (2010.12.22)


午前中、某企業会議室で企画プレゼン。
「春駒さん、声デカイしプレゼンテーションもうまいね」とは同席者からよく言われる。俺が中学あたりまで、人前に立つと極度の緊張状態に陥って蚊の鳴くような声でしか話せなかったことを知る由もなかろう。山のようなコンプレックスを抱えて勝手に押しつぶされそうになっていた惨めなあの頃を今でもたまに思い出す。だから俺は、人に「挫けず頑張って」というような言い方はできない。心はどうしようもなく簡単に折れるものだ。そんな俺にも「シフト」できる可能性があることをわかりやすく教えてくれたのは、ブルース・リーだった。憧れる力が原動力だ。その力が、心体育道師範に繋がっている。

っつーことで、夕方、当道場でSさん指導。昨年秋の入門当時はまったくの未経験者。地味な稽古を続けた彼女の努力もあって、このところカンドー的なまでに精度を高めてきた。来年、直轄道場にて昇級審査を受けるよう進言す。ほかの道場生にも言うてみますか。
トップ10の背景 (2010.12.21)


午前中、資料の整理&処分。
午後より企画業務。
夕方、某広告代理店のO氏が、出来上がったばかりの季刊誌を手に来宅。今号の出来具合を二人で検証しつつ、次号の構想も練る。こういう媒体は、狙うターゲットが手に取ってくれないと始まらない。その意味で内容はもちろん、見かけやキャッチコピーは重要だ。
オリコンの発表によると音楽ソフトの売り上げランキングのシングル部門でトップ10を「嵐」と「AKB48」の2つのユニットが独占したげな。データを元に売りやすい世代をはじき出し、そこへ向けもっともアピールする楽曲と見せ方、仕掛けを用意したのが功を奏したのだ。つまりそれ以外のたとえば俺のようなターゲットを、レコード会社や関るマスコミ産業は最初から相手にしていないだけ。
だから、良識ある音楽人よ、嘆くことなかれ。あなたの回りに良い音楽はすでにたくさんあるはず。「売れる」「売れていない」ことが音楽のグレードを量るモノサシにはなりえないことが、今回オリコンのトップ10で再確認できたにすぎん。それから、当サイトでも何度も言ってるように、現在の音楽産業およびマスコミは、その大半が数年内に大変革を迎えることになる。良い音楽はちゃんと残りますとも。
前のめり的ベクトル (2010.12.20)


午前中ラジオ。
本日のゲストはスポーツライターの草分け的存在の早川文司さん。

午後より、某季刊誌の企画案仕上げに取りかかり小一時間でフィニッシュ。これがすぐに通れば、年内中にも、いろいろと仕込みをする必要が出てくる。もちろん異存はない。2011年への女装、いや「助走」はすでに始まっているのだ。

2011年にやり遂げたいことはすでに大方決まっておる。昨日の県立体育館武道場での心体育道合同稽古に参加したときも思ったのだが、俺はもっと武道家度を高めにゃいけんです。年末の忙しい中、スケジュールをやり繰りして遠くは岡山からも駆け付けた門下生を見て、指導する側としての意識をしっかり持たねばと。俺ときたら「仮性ギックリ」なんてカッコ悪過ぎじゃん。

それと音源制作だ。これは水面下で準備中である。詳細が決まれば当サイトで告知します。
先日、某ライブハウスで杉本篤彦さんのデビュー20周年ライブにゲスト出演した際、そこの経営者のK氏が「春駒さんの『その男ヨシオ』は世界のロック史上に輝く最高の反戦歌ですよ」と言ってくれた。杉本さんも「こんな曲をいっしょにやれるとは、身が引き締まる」とも。以前、著名な音楽評論家、花房浩一さんからは「(ヨシオは)マーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイン・オン』に匹敵する」との特大賛辞をいただいたし、作家の田口ランディさんもすごく気に入ってくれて、ご自身のブログで紹介してくれた。また、今年1月、高松の「RuffHouse」でこれを歌った時は、頼んでもないのにお客さんの大合唱が自然に始まって嬉しかった。そして忘れちゃいけねぇ、ライブに足を運んでくれる広島の知人友人たち。俺の(俺らの)音楽を喜んでくれる人がいるなら、もっと存在を知ってもらう努力をしてもいいのではないだろうか。そげな前のめり的ベクトルあっての音源制作。ただし、今回は「ヨシオ」ではありませんが。

*写真:先週金曜日、スマトラタイガーでの杉本篤彦デビュー20周年ライブ広島場所でのワンシーン。右から杉本さん、ドラマー折田新氏、俺、ベース中野力氏。撮影はmonchan氏。

心体育道合同稽古&忘年会 (2010.12.19)


セガレ、ほぼ快復。
子供は急に体調崩すが、治りも早い。で、中年の場合はダメージが忘れた頃にやってくる。ってことで、セガレの風邪が世界記念聖堂でのプチ演劇の翌日のものであるなら、それを堅い板張りの座椅子で見ていたオヤジの腰にも、中一日遅れでやってきたようである。
平たく言うと、仮性ギックリ腰(笑)。
症状は軽く、日常動作に問題はないが、この忙しい時期に悪化するとコワいので、夕方からの広島県立体育館武道場での「心体育道合同稽古おさめ」は見学させてもらい、ときどき指導サポート。
白帯〜茶帯までの道場生の動きは、見ていて勉強になる。ウチの道場での指導にも役立てたい。

稽古終了後は総勢24名で市内某所のモツ鍋屋で忘年会。直轄道場のほか、湯来の上岡道場、海田の宮本道場、広島サティの菅原道場、遠くは岡山の新井道場からの門下生とも懇親を深める。
廣原先生、兄弟子以下、古参道場生もそれぞれ年齢を重ねているはずだが、この元気さはなんでしょうね?(笑)。

2つのコンビニ、、、発熱、、、 (2010.12.18)


終日、楽器の手入れや独り稽古、ときどき企画業務など。

我が家から徒歩20秒圏内に二つのコンビニがある。古くからある方の某店員のふてぶてしい態度が最近気に入らなかったのだが、本日もうっかり寄ったら、ちょっと許し難いことをされた。口ではマニュアル通り丁寧な対応をしても、そこに心がなければ所作も雑で卑しくなる。だからここには二度と来ん。新しく出来たファミマに行く(あ、言うてしまいました)。

午後からセガレが発熱。昨日の広島世界平和記念聖堂の骨身にしみる寒さは子供には酷だったのかもしれん。オタマが某ダンス教室のイベントの演奏で出かけ帰宅が遅くなるし、この状態でジジババに預けるのはまずいと判断。久保直樹と夕方行く予定だった某イベントへの参加をキャンセルさせてもらった。
俺も約二週間前から鼻水や咳の症状があるが、いまだ発熱には至っていないし、すこぶる元気。ここまで体調良い状態が一年以上も続いているのは、成人してからは初。秘伝功効果としか思えない。これはマジで効きますぜ、ダンナ。最近聞いた話では、宇崎竜童&阿木燿子夫妻もやってるそうな(笑)。

*写真:「最低気温0度? ンなもん関係ネー」とばかり咲き狂う我が家のハイビー。

子羊のような羊飼い、、、杉本篤彦さん、、、 (2010.12.17)

午前中、広島世界平和記念聖堂にて、セガレの幼稚園のプチ演劇「世界で初めのクリスマス」。
マリアの受胎から出産、それを祝う人々を年長園児が熱演。セガレは、天使からキリストの誕生を知らされる羊飼い役。ベージュのセーターとニット帽を被った彼の方がよっぽど「羊」に見えましたとさ(笑)。凍てつく荒野で手に息を吹きかけながらたき火にあたる演技は、なかなか良かった。
しかし、RC造の三廊式巨大建造物内は冷蔵庫のごとく寒かった!その昔、完全なる石造りの教会で厳格な戒律を守って暮らした修道士は、ほとんどが20代30代で早死にしたと聞く。荘厳、立派ではあっても、温もりのない空間は、生命を脅かす。ストイック過ぎる修身の日々からなにを見いだそうとしたのだろうか。
その帰り、手みやげ持参でギャラリーGに寄り、先週まで開催されていた「羽田別荘百十年の軌跡展」で展示してあった初代春駒のカットを拝領。ぐふふ。これ見せたらバアチャンなんと言うかね(笑)。

夜はスマトラタイガーにて、日本屈指のジャズギタリスト、杉本篤彦さんのデビュー20周年を祝う広島場所ライブにゲスト出演す。
俺の他にも、バサクどん、コーサク、中野 力氏、ミチコなど見知った顔が集結。俺は後半、ベースに中野男爵(アップライトベースではなく珍しくエレキだった)、ドラムに折田 新クンというロックバンド陣形で「その男ヨシオ」「ひかりのうた」の2曲を杉本さんとセッション。折田クンとはリハすらしていなかったが、久しぶりにドラムが入ったことで、俺も瞬間着火(笑)。八岐大蛇のように野太くうねる中野男爵のベース、コワいほど美しい鱗粉フレーズをまき散らす杉本さんのギターと相まって、、、、、吠えまくってしまいました(笑)。
ちょっとヤリ過ぎたか、と反省しつつステージを降りたのだが、いろんな方からお褒めの言葉をいただけて安堵。
ライブラストの2曲は、杉本氏たったひとり。一年のほとんど、ギター1本で全国行脚している彼の演奏は、表現スタイルの差はあれど我が師匠、豊田勇造氏と重なる部分があり、心の琴線がひたすら打ち震えるのであった。本物だなぁ。なんといっても懐が広いわいの。
俯瞰 (2010.12.16)


午前中、当道場にてJ氏指導。
午後、ちょこっとだけ企画仕事して、夕方はSさん指導。

昨日「ジューク」にて、第2部のみMD録音した(1部はうっかり録り忘れました)ライブ音源がかなり良い。ミスはある。が、現時点での立ち位置が俯瞰できるし(かなりグレード高いかも)、なによりお客さんに楽しんでもらっている様子が笑い声や歓声でリアルに伝わってきた。さらに次回ライブの構想と、来年こそはどうしてもやり遂げたい音源制作の明確なビジョンも見えたです。
今年、自分自身を評価できる点があるとすれば、それは「忙しさを言い訳にしなかった」ということ。数年前なら確実にパニックになっていたであろうピークポイントを、時に薄ら笑いすら浮かべつつ軽々と跨ぎ越えたのだ。
ジョージ秋山が描くところの「浮浪のだんな」に少し近づけたか(笑)。
天空のパラダイス (2010.12.15)


終日、雑務。来年頭からの仕事の下準備など。

夜、中区のクリスタルプラザ19Fに誕生したばかりの<天空のライブスポット>こと「ジューク」にてFarEastLoungeのライブ。このユニットでの単独ライブが2カ月続くのは結成以来初ではないか?
今冬一番の寒さの中、忘年会や追い込み仕事や風邪の包囲網をかいくぐり、予想以上の人が押し寄せてくれ感激す。

セットリスト
1:カプチーノもう一杯
2:テビチ記念日
3:ヨーデル潮干狩り
4:アカバナー
5:星の波間に
6:月の下ジントヨー
7:はてのうるまの祈りうた
8:恋のパパイヤ
9:その男ヨシオ

〜休憩10分〜

1:ドゥザ皆実/*リゾネーター使用(座りで春駒ソロ)
2:ホライゾン/*上に同じ
3:サリーガーデンズ/*ティンホイッスル使用
4:Aブルースでいこう(インスト)
5:つかのまの天気雨(ピアノバージョン)
6:ひまわり(ピアノバージョン)
7:テレフォン
8:Be Free
9:夫婦蛸
10:やつらの足音
11:地球のうた

〜アンコール〜
三羽の小鳥
ひかりのうた

全22曲。キラ星のごとくまたたく地上19階からの夜景を背にしたステージという特上のロケーションもさることながら、いくつかの試み(椎名さんのピアノバージョンとか、即興のインストとか)も功を奏したようで、F.E.Lの新しい地平を切り開いた感があった。というか、俺はこれまでメンバーのスゴ過ぎるポテンシャルを充分引き出しきれていなかったのだな、ということを深く反省。いや、ホントにごちそうさまでした(笑)。梶山、椎名さん、ツンちゃん。メンバーに異存なければ、末長いおつきあいをお願いしたい。もちろん、お客さんにも最大の愛と感謝。
シフトのすすめ (2010.12.14)


終日雑務。ときどき電話で打ち合わせ。

この数日は、ピーター・アーネルの「人生を無理なく変えていく『シフト』の法則/ハヤカワ新書」を読んでいる。ダナ・キャラン、ペプシ,サムスンなどのブランディングや、クライスラーの電気自動車のデザインでも知られる著名なクリエイターであるピーターおじさん。驚愕すべきは、180キロという自分の増え過ぎた体重を落とすべく、自らが考案したブランディング手法の応用で、手術でもジム通いするでもなく労せずして110キロの減量に成功したことだ(つまり現在70キロを維持!)。自分の中のギアを「シフト」することだけで、体重や体型さえもコントロールしてみせたわけである。
彼は自己ブランディングに際し、まったくの「作り直し」で挑む必要はない、と言う。過去を大事にし、その上に変化を築く「新・改良版」でいけ、と。仕事とプライベートを区別しない「ワン・ライフ」の生活スタイルにも大いに共感。っつーか、この数年は俺もそのように生きている。意図的ではなく、ごく自然に。根性や主義が、硬直を伴うものなら、かえって束縛となる。「シフト」という考えは気持ちがいい。

*写真:掃除してたら出てきました、映画館「サロンシネマ」の映写技師時代の私。たぶん23歳あたり。常に「一触即発」モードのヤンチャ者だった。一応、過去形で(笑)。

土屋友美キャプテン、、、村上春樹、、、 (2010.12.13)


午前中ラジオ。
本日のゲストは、実業団女子ハンドボール部「メイプルレッズ」の土屋友美キャプテン。選手のワクナガレオリックの福田キャプテンは190センチだったが、土屋選手は168。パッと見は今風のフツーの女性だし、受けこたえもフレンドリーで、あんな激しいスポーツをやっているようには思えない。彼女の試合もそのうち見せていただきましょう。

午後イチ、当道場でIさん指導。風邪ひいて声が出ない様子。こんな状態で天気も悪いのに遠方(安佐南区)から電車やバスを乗り継いで稽古に来てくれるのだ。俺も身が引き締まる。

村上春樹原作の映画「ノルウェイの森」の予告編を見た。本は確かに読んだはずなのだが、予告映像を見ても登場人物、ストーリーの記憶がまったくよみがえらない。デビュー作「風の歌を聴け」を十代後半に読んで衝撃を受け、「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」と続けて読むうち、徐々に作品の印象が薄れていった。短編「午後の最後の芝生」以外、グッとくることがほとんどなくなり、さらにはなんだかわけのわからない動物のタイトルが続きだすと読み手の気持ちをはぐらかしているみたいに感じて「もうええわ」と(笑)。
数年前の「東京奇譚集」はなかなか面白かった。海外でも彼の作品が広く読まれているのは良いことだと思うが、俺が好きな日本人小説家を一人あげるなら梶井基次郎。彼の作品のスゴさは翻訳では伝わらない気がする。

*写真:メイプルレッズの土屋友美キャプテン。どうみてもフツーの女子でしょ(笑)。次回ホームゲームは2011年2月5日(土)中区スポーツセンターにて北國銀行と対戦。
広島メイプルレッズ公式HP
http://www.h7.dion.ne.jp/~maple-r/top.html

ヒラメキはいつも突然やってくる (2010.12.12)


午前中、電話で数件打ち合わせ。さすが、みんな仕事してますね。

午後イチ、シマムラ楽器へアコースティッギギター専用のL字ジャックのシールド(ウクレレに使用するつもり)と弦を買いに行く。ついでに久しぶりにタワーレコードに寄ったら、けっこうな人だかり。インストアライブでAKBナントカが出るとかで、絵に描いたようにオタクっぽいニーサン連中が異様な熱気を放射しており、急いで撤退(笑)。

夕方、今週水曜日に迫ったライブ構成に関し妙案が浮かぶ。ドロンジョまさ子様にデンワして相談すると「なんとかする」との頼もしいお言葉。このようにしてライブ準備は着々と進行中(ホンマかい)。

水曜日のライブの飛び道具その1:リゾネーター弾き語りで2曲。
その2:古い曲をピアノアレンジでリニューアル。
その3:もっと古い曲を、、、どうするか検討中。

、、、、そんなワケで多数のご来場をお待ちしております。

*写真:ほぼ中央の雲の上に、あやしい物体が?! ふふふ。

ハンドボール初観戦 (2010.12.11)


午前中、雑務。

午後、セガレを連れて、中区スポーツセンターへ。先日、俺のラジオにゲスト出演してくれた福田大樹さんが所属する湧永製薬ハンドボール部「ワクナガレオリック」と「トヨタ紡績九州」の試合観戦。というか、ハンドボールの試合を生で見るのは初体験。ヨーロッパでは花形スポーツなのに、日本ではマイナー。あまり広くない会場に7割程度の観衆。しかし、席に着くと、俺と同世代の見知らぬ男性から、空のペットボトルにビーズ球を入れた手製のマラカス2本をいきなり手渡され「点が入ったら、思いっきり叩き鳴らしてください。一緒に盛り上がりましょうや!」と言われた時点で、来たことが大正解であると確信す。人の数ではない、「質」こそが肝要なり。
はたして、人間業とは思えない空中戦やスピーディーな攻防、追いつ追われつのデッドヒートなど、ハンドボールをこれまで知らなかったことが悔やまれるほどの圧倒的インパクトに、俺もセガレも舞い上がり、手製応援グッズを手にした心暖かいサポーターの皆さんと騒ぎまくった60分。結局ラストの10秒ちょいで追いつかれ、ドローにはなったが、はぁ〜、これは面白いです。次の試合(来年の2月11日に東区スポーツセンター)には、読者諸兄も一緒にいかがスか?入場料1000円は安い。
試合終了後、律儀なイケメン福田キャプテンは客席の俺を見つけて、やや申し訳なさそうに手を振ってくれた。なんの、次があるさ。こちらこそ感動をありがとう。

初代春駒の艶姿 (2010.12.10)


7時前に起床。
パジャマのまま、通常は夜の日課にしている秘伝功をやってみると、15分が経過したあたりで凄まじい気の奔流が体内を駆け巡り、思わず屋上にのぼって「コケッコー!!」と叫びそうになった。そうか、これがオンドリの気持ちってやつか(笑)。

昼前、中区のギャラリーGで開催中の写真展「料亭・羽田別荘〜百十年の軌跡〜」へ。
昭和初期から撮影された十数枚の展示の中に、羽田別荘(中区舟入)お抱えの芸者衆の集合写真があり、その中でひときわキュートな祖母、初代春駒のカットを発見(ちゃんと名前が書いてあった)。
写された年代から計算すると、おそらく中学生くらいの歳か。どういういきさつで芸者の道を選んだのか、あるいは選ばざるをえなかったのか。大正ひとケタ生まれの本人は、芸者時代のことはほとんど語ろうとしないが、それは彼女にとって望んだ方向ではなかったからかもしれぬ。
画廊の方に俺の素性を明かすと「展示が終了したら差し上げます」と言ってくださったので、ご好意に甘えようと思う。
さて、バアちゃん、これ見てどんな反応するでせう?とりあえず「めっちゃカワイイじゃん!マジで惚れるで!」と言うてあげよう(笑)。

例の某歌舞伎役者が殴られた件。真相は当事者同士でしかわからないはずだから、どうでもいいのだが、しょっちゅう人から意見を求められるので私見を。殴られた「彼」は一方的に暴力を受けたという。だが、酔っぱらいの証言ほどアテにならないものはない。ましてや「酔って覚えていない」状態で、なぜ「一方的」と断言するのか。これだけで彼は不誠実な気がする。
俺は18年前、当時勤めていたデザインプロダクションの若手スタッフと飲んで帰る途中、ナイフを手にして襲いかかって来た見知らぬ大男から身を守るため、必殺の正拳3連打でKOしたのはいいが、すぐそばを通りかかった警官にパクられた経験がある。東署に連行され、結局ケンカ両成敗で放免となったけど、相手の顔がひどく腫れ上がっていたので、あやうく過剰防衛にされるところだった。酔っぱらってのケンカほど、割にあわんものはない。武勇伝を得意げに語るヤツはただのアホだ。よいこは早く帰ってねんねしましょ。

*写真:真ん中がバアちゃん。正直、芸者衆の中で一番ベッピンだと思う。

初代春駒? (2010.12.09)


午前中、当道場にてJ氏指導。
午後は、Iさん指導。

夕方、敬愛する画家のNさんから、気になる情報がメールで送られて来た。
俺の母方の祖母、初代・春駒の、戦前の芸者時代に撮られたものではないかと推測できるカットを某画廊の写真展で目撃したそうだ。それは、今も市内中区に今もある高級料亭H別荘に出入りしていた芸者衆を写した一枚の集合写真で、ちゃんと「春駒」と名前が載っていたと。俺のジイさん「ヨシオ」が、H別荘の常連客だったことはオフクロから聞いているが、それは初代春駒が芸者を辞めてからのハナシ。明日午前中ギャラリーに行ってこの目で確認し、間違いなければ、自分の意志で老人ホームで暮らしている本人にも伝えたい。

来月イコール来年ですね (2010.12.08)


終日、雑務。
夕方、当道場にてYクン指導。

広告代理店さんやプロダクションから、俺が提案していたいくつかのプランが通ったとの知らせがメールで寄せられ、来月のスケジュールが入り始めた。っつーか、もう2011年のハナシなんだなぁ。

先日、同業者から「企画のアイデアが枯渇することはないのか」と訊かれたが、全然ないね。たとえ行き詰まったとしても、伝説のクリエイター、ポール・アーデンから言わせると、この2つの解決方法がオススメらしいので是非参考に。

1:解決のために必要だと思えることとは正反対のことをしてみる。
2:窓から外を眺めて、まず視界に入ったものを問題の答えにする。鳥、テレビのアンテナ、杖をついた老人など、なんでも。

一見アホらしいが、面白いアイデアは、天の邪鬼的なスタンスから生まれるものと思います。

*写真:我が家のハイビーも世話主に似て相当な天の邪鬼。冬本番というのにガンガン咲いております。

助走、あるいは助奏。いや、もしかして除草?っつーか女装はねぇわな (2010.12.07)


昨日、「ゆめタウン」で購入したペットボトル使用の1980円加湿器。その夜、早速スイッチ入れてみると、なぜか5分で突然沈黙。その後数時間、取り扱い説明書通りにリセットボタンを押したりペットボトルをセットし直してみるがまったく復旧せず。で、今朝「こんな不良品、売ってはいかんでしょう」と売場へ持って行き、返金してもらった。しかし、俺の「不良品当たり率」は約3割。「首位打者」並みではないか(笑)。

本日は執筆業務はオフにし、終日、脳内整理。新しいことは年明けからではなく、今月から始動させる。そのための段取りを考えた。
昨日、某講演会を取材しメンタルコーチのY氏の話を聞きながら痛感したのだが、多くの人間が、自ら作り上げた、あるいは社会やTVなどでそのように仕向けられた、妄想の海を漂っている(彼はもう少し違う表現をしたのだが)。まじめな人間ほど、「こうあらねばならない」と信じ込み、自己嫌悪に陥ってがんじがらめになっている。苫米地英人さん風に言えば「洗脳されている」状態だ。
これから抜け出すにはカープのH選手が最初にやったように、まずは抽象度を高める必要がある。「あっち」「こっち」で区分けする2次元的視点を捨て去り、地上約20000kmを飛ぶ衛星コンステレーションで地球上全域をカバーするGPSのように4次元(3次元に「時間」が加わるので)で世界を見、臨場感たっぷりに「今、ここ、自分」を捉えるのだ。
そうすれば妙な力みや過剰な自意識が消えて楽しむ気持ちになり、照準も自ずと定まってくる。

*写真:金星探査機「あかつき」の周回軌道投入成功を願う、我が家の火星人。

福田キャプテン、、、メンタル鍛えにゃダメなのだ、、、 (2010.12.06)

午前中ラジオ。
ゲストは、湧永ハンドボール部「ワクナガレオリック」のキャプテン、福田大樹選手。俺は身長169センチ。これまで背が高くないことによるデメリットはほとんど感じたことはないが、190センチの福田選手と並んで立つと、コドモになった気分(笑)。随分前、190センチの男と組手をしたとき、向き合った瞬間にハイキックを諦めたことを思い出した。ははは。

昼から某ホールにて、とある講演会を取材。詳細はまだ明かせないのだが、講師は企業家やアスリートのメンタルコーチを請け負っているY氏と、彼のコーチングを受け、今年、日本最高の選手の証である栄えある賞を獲得したプロ野球選手のH氏。H氏に関しては、開幕して早い時期からバッターボックスに立つ彼を見て「これまでとは別人」という気配を察知した。昨年とは違い、気負いというものがまるで感じられないどころか、時に周囲の風景にとけ込んでいるかのような自然さがあった。
69連勝という大記録を打ち立てた史上最高の名横綱、双葉山は「イマダモッケイタリエズ(未だ木鶏たり得ず)」と自らを戒めた。木彫りのニワトリのごとく、虚勢なく、動揺せず、相手の戦意すら奪ってしまうような無心の境地。H氏の佇まいにはそれに近い静寂があったのだ。案の定、これまで高い評価のあった守備(俺はイチローより彼の方が上手いと思う、おそらく世界一だ)にくわえ、課題だった打撃でも存在感を見せ、快音を連発。
そこらへんのことを知り合いの某新聞社の野球担当記者数人にも問いただすこと数度。
「彼、変わりましたよね」
「はい、そうですね」
「一体、なにがあったんでしょう?」
「さぁ、わかんないですね。やっぱり練習の賜物ではないでしょうか」
という返答でまったく要領を得なかった。というか、記者さんたちは、彼からメンタルケアを受けていることを知らされていなかったのだ。
H氏とY氏の話は「抽象度を高め、ストコーマをなくし『こうありたい』という理想のコンフォートゾーンを生み出す」という成功論理にも符合するものであった。事実、H氏は今季のプレイ中に通常では考えられない奇跡的な出来事(スライディングキャッチでゲームセットなど、思い描いた通りの展開になる)を何度も体験したそうだ。これこそ未来へのバックキャスティングじゃないだろうか。
カープが(あ、言ってしまった)これからも「練習はウソをつかない」的な、前時代的な根性野球でいくなら、未来永劫Aクラスは無理だ。逆に、H氏のようなメンタルの重要性に気付いて実践する選手が増えれば、状況は確実に変わる。今のところ、H選手とI選手の2人だけらしいが。

*写真:福田大樹キャプテンと。背も高いうえにイケメン。「モデルと間違われる」というのもうなづける。11日には広島市中区スポーツセンターでトヨタ紡績九州との試合が14時から行われます。みんなで応援しましょう!

ワクナガレオリック公式HP
http://www.wakunaga.co.jp/handball/handball.html

Dreamin' (2010.12.05)


真っ昼間、千田わっしょい祭にFarEastLoungeで出演す(俺が出演を知ったのは2日前だ。笑)。歯の根があわぬほど寒かったり、突然雨が降って来たり、強風でステージのテントが飛ばされたりと、ここではなぜかコンディションに恵まれない私たちにしては珍しく、小春日和の穏やかな空の下、思いつくまま曲を繋げた45分。終了後「楽しませてもらいました」「聴けて良かった」など、多くのお客さんが声をかけてくれ、嬉しかったス。
しかし、このイベントも今回で199回。次回19日の開催で200回を迎えるそうな。市民発案の市民のための市民参加による手作り祭り。これこそ文化、広島の誇りと思うのだ。例の某FF(広島フラワーフェスティバル)なんぞ、楽しみ方、使い方などいろいろとご意見はあるのでしょうが、俺にはいまだ「でっちあげ」にしか見えん。数年前に一度だけ、FMちゅーピーの公開生番組にパーソナリティとして参加したのが最初で最後。俺には「わっしょい」が似合う。今日最初にやった「Dreamin'」は、ここでの演奏体験がモチーフになっている。

『Dreamin'』

夢を見た
大きな木を囲んで
楽器を手にした
世界中の民が
歌ってるよ 踊ってるよ
笑いあってるよ
楽しそうだ、、、楽しそうだ、、、
俺も入れてくれないか? 
オヨヨ、オヨヨ、みんな集れ

夢を見た
争いに傷ついた
肌の色の違う
世界中の民が
それぞれの国のごちそうを
わかちあってるよ
美味しそうだ、、、美味しそうだ、、、
子供たちも はしゃいで 
オヨヨ、オヨヨ、こっちへおいで

Woooー、ずっと待ってる
Woooー、ここで待ってる
Woooー、キミを待ってる
Woooー、I'm dreamin'
コタツ、、、職人芸、、、 (2010.12.04)


午前中、コタツを購入しリビングへ設置。直径105センチの丸型。ソファーセットは音楽室へ移動。これにて、数日に及んだ冬支度は完了。

オタマから坂本龍一+大貫妙子のジョイントライブの招待券をもらったので、夕方久保を誘ってALSOKホールへ。フツーに買えば7000円くらい?もう長いこと、キャパが50人以下のライブハウスでしかライブを聴いてないので新鮮だ。大貫女史の歌に坂本教授のピアノだけというシンプルな編成で、おそろしく繊細にして芳醇なシーンを描いてみせる。職人です。まいりました。

引っ越しの効能 (2010.12.03)


終日、部屋の模様替え。

以前、10数年在籍していたデザインプロダクションの社長Mっちは、地獄の引っ越しマニアであった。俺がいた間だけでも、4回。その都度、資料の山やらシステムやらをバラして移動、再びセッティングするという煩雑な作業を忙しい業務の合間を縫ってやらねばならんのは嫌がらせ以外のなにものでもないとMっちを睨みつけたものだが、考えてみれば俺が心酔したアーティストは、一所にじっとしていることがなかった。なかでも北斎は群を抜いており、生涯引っ越し回数93回。多い時は一日に3回引っ越ししたというからこれはもう病気だろう。
思うに、冴えたクリエイター(Mっちは腕のいいアートディレクター)は、住む場所を定期的に変えることで、慣れ親しんだコンフォートゾーンを自ら破壊でき、新しいイマジネーションを呼び込めることを本能的に知っているのではないか。
俺は10日に一回程度、遠征しているので、今のように居を構えていても脳内の新陳代謝はできる。だから部屋の模様替えでいいのです。
超省エネ設計 (2010.12.02)


午前中、当道場にてJ氏指導。
午後より、電話で取材の打ち合わせや企画業務など。

前の冬、当アジトがエライ寒かったのは、居室3カ所にある24時間換気システムに原因あり!と判明したのが10月末。栓を抜いたまま水をためるのと同じで、せっかくの暖まった空気が屋外へどんどん排出されていたという。
で、エアコン入れる時はこのシステムをオフにして(設計士もこの季節は切っても問題ないといっていた)約1カ月。キッチン&ダイニング、仕事場、全居室を「コの字」で結ぶ3方の廊下までのすべてが、たった6帖タイプのエアコン1個でまかなえるのだ。この調子なら、電気代は前期の半分以下は決定的(前の冬はエアコン2台+電気ヒーターでも寒かった)。
俺の「熱エネルギーが効率よく循環する回廊状のレイアウトは省エネ効果大」という設計コンセプトも立証されることになる。っつーか、これをデザインした俺ってスゴくないスか?誰かホメて(笑)

夜、オタマがレッスン指導から帰って来て、セガレを寝かしつける。フトンの中で何を話しているのかはわからないが、時々二人の笑い声が聴こえる。子供の頃を思い出し、少し幸せな気分になる。

雑務、、、生命力、、、 (2010.12.01)


午前中、オタマと宇品地区のホームセンター、某デオデオ、トイザらスをハシゴす。
その後は終日、観葉植物の越冬準備、セガレの手製ロボットの修理、玄関廻りの飾り付け、ベランダの掃除、チャリのタイヤ交換に没頭。こういうの好きです。時間が経つのを忘れます。

夜、当道場で独り稽古。FMを付けっぱなしだったが、オンエアされた10曲以上、ピンとくるものは一つもなかった。音楽は嗜好品。好き嫌いあって当然だけど、ちょっと寂しい話。最近、久しぶりに沖縄民謡界の重鎮、登川誠仁の音源を引っ張りだし、聴き込んでいる。そのメッセージ性の強さや突き抜けたユーモアは生命力そのものに思え圧倒される。少々暑苦しくてもこっちがいい。

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