Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2011年03月の日記

自在に在り、自在に観る (2011.03.31)


午前中、当道場にてJ氏指導。
午後、某所にてプレゼン。概ね良好なれど、クライアント側から、宿題が出された。実に、さりげなく。このサインを見落としていてはこの業界でサバイバルできない。数手先を読む能力は重要です。

プレゼンからの帰り、自分が軽装なのに気付く。Tシャツの上に革ジャケット。花見をせにゃなるまい。大地鎮静の宴を。

*ドクター苫米地の新刊「超訳・般若心経」。通常の「般若心経」にある「空」の取り扱われや、サンスクリット語や漢語の混合部分に、高校時代から疑問を持っていたのだが、彼の新しい解釈ですべてが払拭された。読経や写経によってご利益があるのではない。それをすることの「止観」により「観自在」の境地を目指すのが目的だったのだ。仏教は宗教でなく、いまだ最先端哲学であり、科学だと思う。

座標軸 (2011.03.30)


知人のご主人であり、敬愛するヒーリングアーティストである広島在住のTさんのブログを読んで驚いた。なんと、数日前まで彼は東北関東大震災が起きた事を知らなかったとか。この家庭では新聞、テレビ、ラジオ、雑誌等、あらゆるメディアを遠ざけたライフスタイルを選択しているからだろう。
今回の被災は甚大。だが、情報に目を通していてもメディアが自主規制をとっているから遠方の我々は真に凄惨な現場を目にすることはできないし、腐臭も、見えない放射能の恐怖もリアルに感じない。つまり現地に身を置かない限り「わからない」のだ。日本人の良いところ悪いところがマックスで同時に出ているのが今の現状。出来る限りの支援は必要でも過剰な自粛はなんの役にも立たん。Tさん夫妻の泰然自若ぶりを知り、見失いかけていた自分の座標軸が収まった。
必要に迫られろ (2011.03.29)


相変わらず日課となっている起き抜けの秘伝功。厳冬期に比べてはっきりと気の回りに勢いを感じる。暖かい方がやりやすい?
今年はこの練功をさらに高め、次のステージへと進む。いちいち書かないけど、すでに相当に面白い事が起きている。やり続けている者のみが知覚できる。っつーか、他人に説明可能な領域はとうに超えた。

午前中、K歯科へ。オタマが仕事に出かけたので、春休み中のセガレを一緒に連れて行く。

午後より、2種類の季刊誌のための企画業務。毎号「次は無い」という一撃必殺の熱情を持って誌面づくりに挑んでいる。よって、新しい企画に取りかかる時は少し不安なれど、これまた不思議な事に考え始めた途端、自動的と思えるほどアイデアが流れ込んでくる。いつも思うのだ、人は必要に迫られることで眠り込んでいた潜在能力を叩き起こせるのだと。
ひとまずピリオド (2011.03.28)


午前中ラジオ。
開局当初から、夕方の2時間生放送のメインパーソナリティを5年半担当。
2年間のブランク後、金曜朝の1時間45分のやはり生放送プログラムのサブとして復帰。
2年後に月曜担当へ移り、それから10カ月経った本日を持って番組最終回。
4月から金曜日へ移って欲しいと局の方から新しいオファーをもらっていたのだが、夜遅い時間や収録番組ならいざ知らず、陽のあるうちの生番組担当は広告コンサル&コピーライター業への影響がハンパなく大きいので辞退(10カ月前にスタートしたこの番組も、一度はお断りしたのだ)。
振り返れば昨年8月に八重山諸島遠征した際、たった一度休んだだけで、放送事故(遅刻や不適切発言)もゼロ。無事勤め上げた俺はエラかった。今、心の底からホッとしております。
番組を通じて知り合えたゲストの方々は、これからも大切な財産。
また、俺にハンドボールの面白さを手ほどきしてくれたサブパーソナリティの火口アヤちゃん、細やかなセッティングでフォローしてくれたディレクターのメグちゃん(遠い親戚にあたる)、この御両人にも最大の感謝。

*写真:旧局名「FM・Pステーション」のまま、11年間使い続けて来たIDカード。っつーか、俺の顔写真も随分と若いではないか(笑)。

吉浦駅前のアーケード街、、、横を向いて歩こう、、、 (2011.03.27)


午前中、家族と義母の住む吉浦へ。彼女の住まいはJR吉浦駅から山側へ車で数十秒登ったところにあるのだが、途中通過するアーケード街(一応メインストリート)で見る人影は見事なまでに年寄りオンリー。平均年齢も70後半あたり。あと10年もしたら、住民が半分以下になったりするんだろうか。東北で起きた大震災&原発事故など存在しなかったような鄙びた港町の閑静さに、妙に和んでしまった。

先月の「ジューク」でのライブに来てくれた方2名から、「上を向いて歩こう」の替歌「横を向いて歩こう」の歌詞を知りたいとの連絡があったので以下に載せます。自分で言うのもなんですが、オリジナルより元気が出るんです、これ歌うと。

『横を向いて歩こう』
横を向いて ご覧なさいよ
素敵な ヤツラが いるじゃないの
思い出せ 夏の日 ひとりぼっちじゃないよ

横を向いて 歩こう
涙が こぼれたっていいんだ
思い出せ 俺のこと ひとりぼっちじゃないよ

 幸せは 雲の上に
 幸せは 空の上に

横を向いて ご覧なさいよ
素敵な ヤツラが いるじゃないの
思い出せ 春の日 がんばらなくていいから

 幸せは サンゴの海に
 幸せは はてのうるまに

横を向いて 歩こう
楽しい 仲間と 肩組んで
思い出せ 大丈夫 ひとりぼっちじゃないよ
歩みは止めず (2011.03.26)


終日、執筆、トレーニング、武術指導、その他雑務を粛々と。

夜、国泰寺の「ガスト」にて、代理店担当氏、デザイナー氏の3人で某季刊誌の反省会。俺の要望に応えてもらった集まりであるが、製作工程において悪循環が続いていた箇所に関し、事前に考えて来た「カイゼン(いわゆるトヨタ方式のアレです)」を提案した。絶対に「言っても無駄」で終わらせたくない。決めつけた時点で思考停止。アイデアを出し続けているうちは前へ進める。

*写真:セガレの「ハナ風船」。こういう力の抜けるシーンをほぼ毎日見ていると、深刻にならずに済むのである(笑)。

やせ我慢 (2011.03.25)


午前中、某案件の年間企画シート製作。

昼から某和風レストランにて、ナネット広島(ナレーターズネット広島)のランチミーティング。8人参加。朗読会だけでは面白味に欠けるからナレーターの「声技」を駆使したライブをやろう、ということに。

夕方、K歯科へ。右下奥歯の治療、当初予想より大がかりな工事のようで、マサテル氏によると(オヤジの従兄弟にあたるのだが、俺と歳が近い)本日は「土台づくり」とか。
「痛かったら言いんさいよ」と言われると、かえって絶対に音(ね)をあげまいと強く誓う私。これはたぶん、小学校高学年から中学にかけて陰湿なイジメを受けた時に培われた自己防衛本能かもしれぬ。っつーか、男の真価はやせ我慢でしょう。一つ二つなど、のけぞるほどの痛みに襲われ拳を強く握りしめたとて、つとめて涼しい表情を浮かべるは、いとおかし。いや、次回は素直に降参すると思います(笑)。

そうそう、昨日の日報にも書いた「マイスペース」の件。アップしましたのでご視聴を。以下にアクセスし「三代目春駒」で検索してみてください。
http://www.myspace.com/

H氏からの提案 (2011.03.24)


午前中、当道場にてJ氏指導。
午後より企画業務。
夕方、当道場にてSさん指導。
昨日同様、空手着のまま、企画業務。

7、8年前だったか、スカパンクバンド「ケムリ」の広島公演の楽屋(クアトロ)で、出会った音楽ジャーナリストのH氏(ケムリの全国ツアーに帯同していた)から久しぶりにメールが届き、「その男ヨシオ」をMySpaceかYouTubeにアップして欲しい、との提案をいただいた。今回の震災後、同様の要請や、チャリティイベントへの出演オファー、「ライブで『ヨシオ』を歌わせてもらいました」といった連絡がかなり寄せられている。俺の歌を必要としてくれるなら、それだけで嬉しいことだ。花房浩一さん(あ、名前言っちゃった)ありがとうございます。早速準備させてもらいますね!

『その男ヨシオ』
1945「8月6日」イン・ヒロシマ
ガイガーカウンター 振り切るほどの放射能
まだ黒焦げの 焼死体くすぶる 瓦礫の街
見ろよ一人の男が 汗にまみれ もう家を 作りはじめてる

 そーだ!
 その男ヨシオ
 この俺のジイチャン
 その男ヨシオ
 くじけない男
 オリャ、オリャ、オリャ!生きたるんじゃ!


ツライ時こそ 笑ろうてみせや 男なら
絶望の朝に 希望のメロディ 口ずさめ
まだ幼い カズオの命が 腕の中
なすすべなく 儚く 終わったとしても

 そーだ!
 その男ヨシオ
 涙に沈んでも
 その男ヨシオ
 何度でも立ち上がる
 オリャ、オリャ、オリャ!生きたるんじゃ!


あなたが逝ってしまうまえに
もっと話したいこといっぱいあった
あたたかな眼差しのその奥の
覗いちゃいけない 哀しい記憶を 


 今もずっと
 溢れる勇気で
 その男ヨシオ
 俺を照らし続けてる

 その男ヨシオ
 この俺のジイチャン
 その男ヨシオ
 くじけない男
 オリャ、オリャ、オリャ!生きたるんじゃ! Don't give up!

 Get up,Stand up、、、、足に力込め
 Get up,Stand up、、、、大地を踏みしめて
うすら寒い日 (2011.03.23)


午前中、親戚マサテル氏の経営するK歯科へ。奥歯が1本不調でございやす。

午後より企画業務。
昼過ぎ馴染みの散髪屋へ。店長とホラー映画の話で盛り上がる。
夕方、当道場にてYクン指導。
その後、空手着のまま再び企画業務。

厳冬期より、この時期の舞い戻り寒波の「うすら寒い」方が耐え難いのはなぜでせう?「さむ〜」じゃなく「さみぃ〜」っつー感じ。なんでもいいから、春よはよ来い。

今朝手紙が着いた 北の国から
悲しいことが重なって 今年は雪が憎いという
そんなお前に おくりたいものがある

豊田勇造「大きな自由」より
希望の光 (2011.03.22)


終日雑務。
ハイビスカスその他観葉植物を少しばかり剪定。今冬の寒波はハンパでなかったのか、ベランダに出していたらすべての葉が枯れ落ちてしまったカポックだが、根本あたりに新芽を発見。オリーブやアカバネムノキ(通称サマーチョコレート)もしっかり芽吹いている。この寒さの中でもちゃんと準備していたのだ。たゆみなき自然の営みに元気をもらえたス。

それと、もうひとつ。某サイトに掲載されていた、とある女性の文章。あまりにも素晴らしく、心から感動したので許可無く載せることをご容赦いただきたい。

「わたしは数日前、****さんの<原発は******である>を読んで、また***さん出演のテレビを見て、日本は原発がなくてもやっていけることを知りました。
それでわたしは原発がとても不憫に思いました。利権のために建てられて、自分自身がすごく危険な存在だと知りながら40年間働いて、今ほんとうに危険な姿をさらしている。
わたしは観音さんになって、原発を抱いたろうと思いました。二晩、観音さんになって、原発と原発の悲しみを抱いて眠りました。
そもそも女の人はみんな観音さんです。たぶん。
これからまだしばらく原発が静まるまで、女の人みんなで原発を抱いてやりましょう。
原発さん、いい子ね。
大丈夫よ、あなたが身を挺して人々にもっと違う安全なエネルギーを使うことを考えさせてくれた、ありがとう、って、なだめてやりましょう。」
アートは預言する (2011.03.21)


買物に出るオタマ&セガレを都心部まで送った帰り、ふと気付いて比治山の広島市現代美術館へ。1月末から開催されていた特別展「サイモン・スターリング〜仮面劇のためのプロジェクト(ヒロシマ)〜」をうっかり見過ごすところだった。

物事の裏側に秘められた歴史やエピソードを丹念なリサーチから見つけ出し、異なる文化との出会いや衝突、近代化がもたらす伝統との摩擦、人やものの移動が引き起こす様々な変化などを浮き彫りにしながら、その変遷をたどり再考する作品を生み出してきたイギリス出身のアーティスト、サイモン・スターリング。
歴史化のような調査研究、冒険家のような実践、さらに豊かなイマジネーションを重ね合わせ、美術表現の新しい地平を切り開いています。
本店はスターリングの活動を本格的に紹介するアジア地域で初めての個展です。

以上、パンフレットより抜粋。
その着想、発想、思想、妄想のキテレツ具合ときたら。大きく分けて6つのステージで構成されるインスタレーションは、絵を描いたりオブジェを造ったりする人=「アーティスト」という通常の概念を静かに粉砕する。けど決して過激ではない。ステレオタイプとしての英国紳士然とした節度をもって、「わかってもわかんなくてもいっちゃいますから」と観る者を煙に撒きつつも最後はうまく着地を決めてくれるのである。
だって、能の有名な謡曲「烏帽子折」を、彫刻家ヘンリー・ムーア(今回のヒロシマプロジェクトのキーパーソンとなっている)、ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー版)、カーネル・サンダースという配役でもって「読み聞かせ」するんだぜ。イギリス野郎が(笑)。なに、さっぱりわからんですと?よろしい。アートなんてもんは自分の五感で吟味してナンボである。会期は4月10日まで。ぜひご覧くださいませ。

というか、すごいアーティストはやっぱり「預言者」なのだ。
正面入口前の広島市街を一望する公園に、ヘンリー・ムーアの「アトム・ピース」があるが、この平和を祈念する巨大彫刻が、大きさの差こそあれ、アメリカのシカゴ大学では核分裂連鎖反応制御実験成功25周年を祝うオブジェとして「ニュークリア・エナジー」という名を冠されて置かれていることは、かなり前、一部で話題になった。その表現の持つ二面性を「仮面劇」になぞらえて展開したサイモン君。自分のシッポを食べ続ける空想の蛇「ウロボロス」が示す永続性、無限性神話は「持続可能」という偽りの仮面を付けた「原子力」とダブるのである。もちろんヘンリー・ムーアからして「原子力」からインスピレーションを得ていたのだし、現在日本が直面している原発事故のタイミングとコワイほど符合しているではないか。
それとサイモンの作品ではないが、最後にダメ押しでビックリさせられたのが同時展示されている金氏徹平氏の映像作品「Tower(Movie)」である。巨大な箱状の建造物を舞台に、さまざまな事象がランダムに同時多発で起こるというもの(下の写真)。俺には「福島第一原発」にしか見えなかったのだ。

普通の日常 (2011.03.20)


終日、雑務。
昨日の日報にも書いたが、「普通」に生活出来ることの有り難さ、愛おしさを、今、あらためてかみしめる。

先日の洗濯機に続いて今度は炊飯器がオシャカとなったので、家族揃ってデオデオに買いに行く。
その帰りに近所の焼き肉屋へ。店主の孫らしき女の子が店内でけん玉をしており、うまく乗るたび常連のオッサンが「お〜、うまい!」と拍手する。ジョッキ片手に見ている俺。津波に呑まれた被災地にもここと同じような食堂があり、コンビニがあり、郵便局や学校があり、そこで暮らす人それぞれの営みがあったろう。
まったくもって、たまらん話である。
阪神大震災の時は独身だったが、こうして家族を持ってみると、今回の被災地の人々が感じている喪失感が桁違いな痛みを伴って胸を圧迫しやがるんだよ。
これから俺は、ますます自分のやりたいことだけやるで。
我が心中に滾るものあり。
さぁさ、みんなでお片づけ (2011.03.19)


終日、住まいの徹底掃除&模様替え。
春から小学校へ上がるセガレの部屋の掃除も手伝ってやる。

正直、この一週間は「原発事故による最悪のシナリオ」が何度も頭をよぎり、かつてないほど混乱した。俺ともあろうものが。
原子力に関しては十代後半から3ケタもの本を読んだり勉強会に参加したり、推進派、反対派双方の意見を訊いて俺なりに結論は出していた。今回TVニュースでチェルノブイリ事故直後、ヘリから撮影された崩壊した発電所の映像が何度か流れたが、あれを録ったカメラマン、パイロットなどヘリに乗っていた全員が、すでにこの世にいないことを知っている人は少ないだろう。画像がときどき歪むのは、強い放射線によるものだ。
で、実際、ひょっとするとそれに近いような事態がこの小さな島国で起こるかもしれなかった。というか、福島原発の崩壊具合はチェルノブイリそっくりだったし。なまじハンパに知識を持っていると、つい余計なことを考えてしまうなぁ。
自衛隊、消防隊、現場の東電職員の命を賭した作業で、最悪は回避できたと見ている。「4歳児まで」と表紙に書かれた絵本を片付けながら、今これができていることを感謝せずにはいられない。

震災援助 (2011.03.18)


午前中、雑務。
午後より、某案件の年間スケジュール企画策定業務。レギュラー案件がかなり増えて来てはいるが、今年は新規案件を増やしたい。

震災援助について。
個人的に今なにができるかを考えている。親愛なる読者諸兄、たいへん申し訳ないのですがチェーンメールによる支援要請の拡散、とくに「友達の友達から」というものは信用しかねるものが多く協力できません。この数日もいくつか寄せられ「出元」を追跡調査すると情報が誤っていたりガセだったりしたので用心したほうがいいと感じました。よって僕は公的な団体か本人発信のアクションのみ極力お手伝いさせていただく方針をとっています。それから阪神大震災の教訓から物資はNGではないでしょうか。買い占めも助長しますし。募金またはチャリティライブ出演の依頼に限り、前のめりで検討します。
卒園式、、、「放射線」と「放射性物質」の違い、、、 (2011.03.17)

午前中、当道場にてJさん指導。
同じ頃、セガレの幼稚園卒園式(オタマのみ出席)。「もう3年も経ったのか」と一瞬焦るが、よくよく振り返ってみれば、なんとも濃い時間の流れでだったことがわかる。セガレの話では、昨日の「おやつの時間」は園長先生の提案で「取りやめ」になったとか。おやつを我慢してお腹をすかせている被災先の人々のためにお祈りしましょう、ということだったらしい。オタマはいい幼稚園を選んでくれた。

午後からは企画業務。
またしても原発が気になり、なんどもTVをチラ見す。
いよいよ山場のようだ。原子炉への放水作業にあたる隊員の方々、どうかご無事で。
と、東京在住のハンディキャップ・プロレス団体のレスラー、鉄腕N氏よりデンワ。5月に福岡で震災ボランティアイベントをやるから出演いただけないかと。大オッケー。こんなときに俺の歌を必要としてくれるなんて、ミュージシャン冥利に尽きるというものだ。

一番コワイ放射線物質流出の影響に関しては、約3ケタものサイトを見まくった結果、苫米地英人さんの下記ブログ(3/18日付)が今のところ腑に落ちている。「放射線」と「放射性物質」の違いに言及。また、放射線を浴び続ける事の危険性に関しては中部大学の武田邦彦教授の見解を。ただ、これも一つも見方なので、親愛なる読者諸兄には鵜呑みにせず自己責任で判断していただければと。
http://www.tomabechi.jp/
http://takedanet.com/2011/03/11_0ba1.html

*写真:オタマの撮影による担任T先生とセガレ。先生にも実に良い指導していただき、感謝申し上げます。それにしても、、、ベッピンですね(笑)。

命は滾る (2011.03.16)


午後一杯まで執筆。
被災地のことが気になりながらも、原稿は快調に片付いてゆく。

夕方、塩ビ管楽器「フトゥヤラ」を吹いているとメロディが降りてくる。タイトル未定。ライフラインが復旧しない避難所先でさえ新しい命が生まれているように、どんな目に遭おうとも決して奪うことの出来ない、人の根源に在る熱い滾り(たぎり)をイメージした再生のための旋律だ。
被災地のひとつ、仙台の避難所で、このような会話があったと聞く。

暗すぎて今までに見たことないくらい
星が奇麗だよ。
仙台のみんな、上を向くんだ。
俺の祈りは歌うこと (2011.03.15)


終日、執筆業務。

海外の知人から入ってくる情報では、欧米は地震そのものの被災状況より、原発に迫り来るクライシスに関しての報道にシフトしつつあると。また、スペシャリストを招いて、今後の予想される状況を多角的にシミュレーションしながら対応策(避難も含む)を検討していると。真に有用な情報は、逆輸入せい!ってか?まったくトホホな話である。

夕方、当道場にてSさん指導。
夜、何も出来ない自分にハラたってきて、スタジオにこもって檄唱。っつーか、勝手に口をついて出たのは「その男ヨシオ」であった。俺のジイサンは高濃度放射能の中でも歯を食いしばり、地域の復旧のために立ち働いたのだったな。と、タイミングよくライブハウスを経営する盟友K氏より「震災募金ライブをやりたいのだが、ノーギャラで出てもらえませんか?」との連絡。もちろんやらせてもらおうじゃないの。俺の祈りは、“歌う”ことだった。

*写真:相変わらず掃除機のアタッチメントにしか見えない塩ビ管楽器「フトゥヤラ」。小型マイクを装着することを検討中。形はやや歪だが、進軍ラッパということで。

降板、、、国策の行方、、、 (2011.03.14)


午前中ラジオ。
当然のごとく、大半は随時入ってくる地震関連ニュース。
さて、約3年間、FMちゅーピーの生番組を担当させてもらってきたが、思うところあり、今月一杯で降板する事を決めた。今後立ち上げるユーストリームのプログラム「ゲストハウス・そら屋」に乞うご期待。

今回の原発事故を受け、山口県知事は本日、現在工事が進められている上関原発建設工事の中止を中国電力に要請したようである。ここで予定されている原発は、福島原発のものと同タイプと聞いている。いずれにしても、国策として進められてきた原発は、これを機に大幅に見直されることになるだろう。

*写真:庭の桜桃(サクランボ)が開花。それでも春はそこまで来ている。勇気づけられた。

勇気と責任で事前に「最悪」を提示してこそ信頼が生まれる (2011.03.13)


本日も一日中、太平洋沖地震関連の情報をTVとユーストリームで収集。
昨日同様、マスコミが発する政府や原子力安全保安院のコメント(昨日の日報にて「無能」とは言い過ぎた。誰もが必死なのである。陳謝します)と、原子力資料情報室の見解のズレの大きさに一瞬面食らうが、これも敬愛するハンター、齋藤令介さんの「原始思考法」で読み解けばシンプルに答えが出る。パニックに陥りやすい日本国民に、政府が「きわめて深刻な事態」であることを告げる事はまずない。情報の開示をしないということは、それだけ状況がヤバイのだ。というわけで、原子力資料情報室の言うように、必死に「最後の手段」を繰り出していると見るのが正しい。

しかし、マスコミも一般ピープルも、知らなさ過ぎやしないか。原発のシステム(しくみ)についても、深刻なトラブルが発生した際の被害の程度や対処法も。なにしろ、当の東電でさえ、こんな極面は初のことであることは間違いなく「とにかくやってみないとわからない」のだ。
ボルボという車は、その堅牢さで知られ信用されてもいる。なぜか。ダミーを使った最悪の衝突実験を公開し、ボルボの堅牢な車体がいかに人体保護に効果的に機能するかを見せているからだ。電力会社をそれをやっていない。「起きてはならない事故を防ぐために万全の体勢を整えている」そればかりを繰り返して来た。今回の避難指示に関しても後手後手で、避難経路の確保や避難出来ない人(絶対安静の重病患者)の搬送法が事前に検討されていなかった事が露呈している。「起きてはならない事故」だから「起きた時のことは考えなかった」のか。これくらいの知識では原発建設の是非を互いに議論する事すら成立せん気がします。
いまだ政府や原子力安全保安院が口にしない「最悪」が起きないよう、俺様ごときが祈るしかできないというのが情けない。そして、昨日も書いたが、事故現場で命をかけて化け物の暴走=メルトダウンを食い止めようとしている東電職員の方々、どうか、ご無事で。あなたたちの決死の覚悟こそ、もっと語られていいと思うのだ。
一夜明けて (2011.03.12)


太平洋沖地震。一夜明け、さらなる被害拡大に呆然とする。TV画面を通してこれだから、現地は生き地獄だろう。
午前中は甥っ子Nの中学卒業式にオヤジ替わりで出席。

午後は再びTVで地震状況をチェック。福島原発の被災状況に関する政府や原子力保安院のまるで核心を得ないコメントに苛立つ。原発のことをちょっと詳しい者であれば、燃料棒がむき出しになった時点で足が震えるほどの緊急事態であることがわかる。それを「念のため」だの「情報収集中」などとはぐらかすのみ。周辺住民は自主的に避難を始めるのが得策ではないだろうか。原保院&東電の無能ぶりは今後激しく糺弾されることになるだろうし、低く見積もった「想定外」を遥かに超える災害に対処出来ない国内すべての原発は、スリーマイル事故の時と同様、廃炉へ向かうと推測する。広島から直線距離約60キロ地点で建設が予定されている上関原発にも、今回の不幸な事件を機にようやっと目を向ける人が激増するはずだ。今はただ原発周辺住民と、現場でそれこそ命がけで事態収拾に当たっている東京電力職員、被災された方の無事を祈りたい。
複合災害 (2011.03.11)


午後2時過ぎ、東北地方太平洋沖地震発生。
M8.8。阪神大震災M7.3の180倍のパワーに相当するという。発生時はTV付けっぱなしで俺は甥っ子に「高校進学の心得」を説いている最中だった。時間の経過とともに次々と甚大な被害状況がショッキングな映像付きで映され、足がすくむばかり。
地震、津波、火災、そして原子力発電所の被災。ここまでの複合災害は世界初ではないだろうか。原発のダメージに関し、御用学者たちのちょっとボヤでも起こったかのような、のんき過ぎるコメントにいらだちを感じる。事態はきわめて深刻なはずだ。
キーボード新調、、、動的メソッド、、、フトゥヤラ、、、 (2011.03.10)


午前中、当道場にてJさん指導。
午後イチ、デオデオに行き、Macのキーボードを購入。昨日、原稿執筆中に「return」キーが陥没。ただでさえキーアタックが強い俺であるが、最後の一文字を打ち終わる際、「キメ」みたいなつもりでここをさらに乱暴に叩いてしまうのです。デオデオの店員も「フツーは壊れませんけど」と言うておった。

夕方は再び当道場にて若手茶道家さんに体験入門指導。心体育道はただの護身術にあらず。潜在意識・能力を効率よく開発してくれる動的メソッドだと、自信を持って言える。さまざまなジャンルで活躍されている人が興味を持ってくれるのが嬉しいね。

通販で注文していたキテレルな楽器「フトゥヤラ」が届いたので夜通し吹きまくる。スロバキアの民俗楽器「フヤラ」をドイツ在住のアーティストであるナディシャーナ氏が塩ビのパイプを使って現代風にアレンジして作った新種である。いわゆる「オーバートーン(倍音)フルート」。ハイキーのデジリドゥに音階が付いたような感じ。見た目、「掃除機の延長パイプ」で、まず楽器とは思えないところがいい。数時間でそれらしいメロディが吹けるようになったので、次回のライブで披露したい。っつーか、これまでもギター、ウクレレ、リゾネーター、ティンホイッスル(アイリッシュホイッスル)など、ほとんどの楽器に言えることだが、手にして一カ月も経たないのにステージに立っているのだ。10年前から弾いているような顔で(笑)。

希望のバトン (2011.03.09)


我が家のゲストハウスに逗留したチトチャン(せとちとせ)と午前中プチミーティング。明日は浜田で彼女達を受け入れてくれる人が見つかったとかで、本日のうちに少しでも近づいておきたいとと彼女。そうなると国道54号の沿線の街が良かろう。と、安芸高田市に心強い御仁がいることに気付いた。ツンちゃんのパーカッションの生徒であり、現地でFarEastLoungeのソロライブを2年連続で企画してくれたクリーニング屋さんの橋本さんだ。早速デンワして事情を説明すると、ナント、セトッチャン親子を宿泊させてくれるばかりか、彼女のライブを今夜仲間内で企画してくれると。
そんなわけで、昼間に親子を緑井のコンビニまで送り届ける(俺は緊急の原稿仕事が入り、ここまでが精一杯だった)。大きな商業施設より、コンビニの方が長距離移動者が多くヒッチハイク交渉も成立しやすいらしい。
俺に礼を言うやいなや「サラ!ヒッチ(ハイク)行くよぉ〜!」と朗らかに叫びつつ車から颯爽と飛び降りる母親と、自分のバッグをつかんであとに続く小さなサラちゃんを見て、ヤバイ、目頭が熱くなりやがった。なんて逞しく、強い絆で結ばれた母娘だろう。
22歳で宅建を取得して不動産会社を立ち上げた(このとき国内最年少記録を樹立)女性実業家のチトッチャンが、20代後半の思い出にと、企画した全国ヒッチハイク&弾き語り親子旅。「無謀」と嗜める人もいるかもしれないが、彼女達の身を挺した旅路がそのまま、奇しくもこの国に住む人の情というものがどのくらい残っているのかを量るバロメーターになったのではないか。俺は部分的な事しか知らないが、彼女達のハツラツぶりを見て、ニッポンまだまだ捨てたもんじゃねぇ、と強く確信する少数派だ。
夕方「安芸高田市に無事に付き、橋本さんの車に拾われました」とのメールがチトッチャンから届いたので、小一時間のちに橋本さんにお礼のデンワをしたら
「なにを言いよるん。お礼を言いたいのはこっちのほうじゃわいね。素敵な縁をもろうて喜んどるんよ」と言われ、再度涙腺決壊。
みんな、、、素敵過ぎるで。
俺が運んだ緑井のコンビニから、78歳のおじいちゃん、スノボで骨折して治療のため通院途中の青年、友達をコンビニまで送りに来ていたお父さん、そして橋本さんという計5台のリレーがあったと聞く。それはまぎれもなく、チトッチャン親子が託し託された「希望のバトン」なのだ。
魔女の宅急便きたる (2011.03.08)


午前中、親戚経営の歯科。

午後、6歳の娘を連れ全国ヒッチハイク&ライブツアーを敢行中の友人シンガーソングライター「せとちとせ」ちゃんをスタジオDUCKに迎えに行く。昨年夏、小説家の田口ランディさんと長崎の平和音楽祭に出演した際、応援に来てくれた時以来の再会。昨夜は友人Mちゃん宅へ宿泊したそうだが、ホームグラウンドの高松市を出発し全国47都道府県(一県平均3日滞在)をくまなく巡る旅も残すところ島根、鳥取の2県のみ。っつーか、この行動力、ただただスゴイとしか言い様が無い(笑)。
夕方、当道場でSさんを指導してから、母娘と供に再びDUCKへ行き、彼女とノーチャージのジョイントライブ。彼女の歌にも170日間の旅のエッセンスが絶妙にブレンドされ、やはりこの人はいろんな意味で才能あるなと。
今夜は、我が家のゲストルームにそのまま宿泊。
彼女の旅の記録は下記ブログで。読者諸兄も応援よろしく!
http://setochitosarasaa.seesaa.net/

*写真:宮島でも飛び込みで某カフェでのライブをしたそうな。アッパレです。このフットワークとハッピー具合、まさにリアル魔女の宅急便。

女子ケイリン、、、新種の楽器、、、 (2011.03.07)


午前中ラジオ。相方は、所用で出られぬアヤちゃんのピンチヒッターでTOCOちゃん。以前の番組で2年ほど一緒にやっていたので息も合い、スムーズに進行。
電話ゲストは、女子ケイリン復活第一期生として競輪学校試験に先日合格したばかりの友人「ユーチャン」こと重光啓代(しげみつひろよ)さん。っつーか、知り合って何年も経つのに本名初めて知りました(笑)。身長181センチのパワフルウーマンが、来年どんな選手になってデビューするのか楽しみである。ちょっと前、某野外音楽祭の食事棟脇で、軽トラがぬかるみでスタックした際、俺が後ろから押そうとするとユーチャンがタックルかますがごとく飛び込んで来て、思わず、、、彼女にポジションを譲った私(笑)。はたして軽トラは彼女の剛腕にあっけなく押し出されましたとさ。

午後イチ、当道場にてIさん指導。
その後は雑務。

ネットでディジの情報を拾っていたら、なんともキテレツな楽器を発見。とある地方の民俗楽器をドイツの某が現代風にアレンジして製作したものだとか。YouTubeで本人が演奏している映像を見たが、全身の毛穴が開くほどコーフンす。しかも市販されており、拍子抜けするほど超リーズナブル。ど、どうするですか?
急造コーラス隊 (2011.03.06)

終日雑務。
昨日の菅沼孝三さんと哲Jさんのユニット「異打樹」の余韻で、「俺ならどうするか」的な音楽がずっと鳴りっぱなし。二人が吹き鳴らしていたディジリドゥや、今年はやる、と宣言しておきながらいまだ手つかずの「笙」など欲しかった楽器がマジで欲しくなってきた。悩ましい。

夜、ソウルミュージック専科のバー「ワンダーバー・スティービーズ」へ。4月下旬にリリースが予定されている、ここの店長テディ・くま氏のMIX CDのボーナストラックに、常連客有志でコーラスを入れようという企てがあり、俺も招集をかけられた次第。
はたして、レコーディングスタジオ(っつーか、店内だが)には40名弱が集結し、熱気ムンムン。ほとんどが音楽活動をしていない一般人で、下は中学生から上は60代までと、世代も幅広い。高校時代グリークラブだったというスタッフの指導で1時間ほど練習し、本番。
さて、モニター用に準備できたヘッドフォンは8個のみ。これをリーダー(声がでかくて歌がうまいヤツ。当然俺も?!)が装着し、残りの約30人は、リーダーの合図によって声を出す作戦。案の定、この方法では入るタイミング、テンポ、音程がキープできず。
そこで俺を含む3人のリーダーが皆によく見えるようイスの上に立ち、アラエッサッサ〜、ホイサホイサとオーバーアクションでカウントやリズムを出す作戦に変更。1時間で4種のパートを録り終わった時は汗だく(笑)。いや、良い経験をさせてもらった。一般ピープルとこのような音楽セッションをするのって、最高に楽しいで。意外な関わり方だけに新鮮だった。
風神雷神図 (2011.03.05)

終日雑務。

夜、シェルター69へ。昼過ぎに総社市の友人、倉田さんからデンワがあり「今、スガヌマコウゾウさんの機材車に乗せてもらって広島に向かっている。コウゾウさんはディジリドゥ奏者とのユニット(異打樹:いだき)で今夜やるから、シェルターで会おう」とのお誘いに応じた訳だが、会場入りするまで倉田さんの言う「スガヌマコウゾウ」が、あの「手数王」と称される鉄腕ドラマーの菅沼孝三さんとは思わなかった(笑)。
俺はこれ見よがしなテク見せつけ演奏は好きじゃないが、彼はねぇ、違ったよ。俵屋宗達が描くところのリアル「雷神」さまだったよ。相方の風神であるディジの哲Jさんと雲に乗り、金色の異空間をウルトラハッピーに飛翔してくれたよ。
はぁ〜、エエもん見せてもらいました。フロントアクトの梶山シュウ+ヨーコチャンも良かったし、福山から来た6歳の超絶ドラマー女子(幼稚園の年長さんじゃと)にもぶっ飛ばされた。倉田さん、声かけてもらってありがとうございました。
洗濯機、、、路上ライブ準備、、、 (2011.03.04)


午前中、新しい洗濯機が我が家にやって来た。結婚以来8年半(もうそんなになる?!)使用していたのが壊れたことによる買い替え。最初、「ドラム式」を考えていたのだが、デオデオに行って価格が高いのにたまげました、ぬわんと、20万円前後もするんじゃわいの。よって、超シンプルな4万円台にしたです。

約28年ぶりに、路上ライブを画策中。なに、考えずにとっととヤレと?っつーか、使用する楽器がアメリカ特注の黒い鉄ギター「ナショナル・リゾネーター」でして。こいつを夜更けのアーケード街でギュインギャインと超クールに弾き倒そうと思うとるんスが、なにせ重い!通常のギターの数倍はある。おそらくソフトケースではストラップがもたん。で、キサダ楽器でハードケースに装着できる「背負子」を注文し、入荷待ち状態なり。
寸止め (2011.03.03)

午前中、J氏指導。
午後より通常業務。

例の「ヤフー知恵袋」を利用してのカンニング事件。予備校生が捕まったようであるが、マスコミはじめ世間一般の無粋な見せしめ的扱いに、俺はやはり強い不快感を拭えない。追随者を出したくない気持ちはわかるが、相手は19歳。吊るし上げれば良い、というもんじゃないだろう。空手で言うところの「寸止め」をお願いしたかった。俺はホント、どうしようもない「若気の至り」を繰り返してきた。だが、その都度、先輩諸氏から寛大かつ愛ある酌量をいただいたものだ。それだからこそ、この社会に希望を見、今こうして前を向いていられるのだと思う。
今年一発目のナレ録り、、、ナチュラルパワー、、、 (2011.03.02)


午前中雑務。
昼イチ、某映像プロダクションにて、今年初となるTVCMナレ録り(2月中にもいくつかオファーがあったのだが、調整つかずお断りした)。とある著名ユニットの広島公演告知。「遊んでいい」とのディレクターの指示で、何パターンか声色を変えてやってみる。っつーか、完全に楽しんでいる私(笑)。この仕事も奥が深い。

この季節になると、迷惑メール、とりわけ「激安バイアグラ」や「みるみるペ*スが大きくなる!」っつータイプのものが多くなる。この際だからはっきり言うとく。この春駒、どっちも不要なり。毎日恥ずかしいほど元気だし、これ以上デカくなっては困るサイズだ。鍛え方が違うのさ(そういう問題でせうか?)

憂国のラスプーチン、、、犯人探しの病的さ、、、 (2011.03.01)

終日雑務。
夕方、当道場にてSさん指導。

佐藤優の「国家の罠/外務省のラスプーチンと呼ばれて」を原作にした伊藤潤二のコミック「憂国のラスプーチン」第一巻を読了。外務省のノンキャリアとして、ロシア外交の敏腕ネゴシエーターだった主人公が、いわゆる「鈴木宗男事件」で背任と偽計業務妨害の容疑により逮捕される。512日間に及ぶ拘置場暮らしの中で、「国策捜査」の大義名分による理不尽な尋問を受けるシーンは、吐き気を催すほどのリアリティ。彼をはじめ、鈴木宗男、植草一秀、高橋洋一らが、同様な手法で(同じ意図を持って)パクられたであろうことは、これを読めば容易に想像できる。そして今、小沢一郎も葬られようとしている?
ただひとりの人間だけが、反旗を翻すなら信用しないが、複数の事件の発端や経緯が同一であることを考えると「別物」と考える方が難しい。最近の冤罪事件でも露見したが、基本的に検察はかなりの自由度でストーリーを作れるのは間違いないようだ。
検察の横暴、官僚天国、役に立たない政治家の横行。これらすべてを一掃するには、先日の日報にも書いたように「道州制」の導入がベストと考える。

京大や早稲田の入試問題が「ヤフー知恵袋」に投稿された問題を、テレビほかマスコミが大きく取り上げているが、俺から言わせれば、ただのカンニングだ。このような犯人探しで未成年者を追い込んでいく社会のメンタリティこそ不気味なり。ケイタイが不正に使われないよう最初から手を打っておくのがオトナだろう。
それと、入学に比べ、はるかに卒業しやすい日本の大学にも大いに問題がある。本来ならバイトなんぞするヒマなどないくらい勉強しまくるところが最高学府ではないのか。東大からして世界の大学ランキング20位という有様だ。
合格さえすれば良い、こんなスタンスが、学歴偏重幻想を生み、「マジメに大学をでたのに就職口が見つからない」などというさらなる妄想へと繋がっている。
肩書き、出身校、年収、名声、そんなものすべて捨て去ったところに、人の値打ちがある。

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