朝イチでプロダクションに原稿を送ってから、セガレの運動会へ。今年春まで通っていた幼稚園の微笑ましさとはまるで違うド迫力。応援合戦など俺の高校時代の応援団部よりはるかにスゴく、裂帛(れっぱく)の気合いに圧倒される。この学校の校風にはやや軍隊っぽさがあるが、俺は嫌いではない。最近、君が代斉唱や国旗掲揚時に起立しない教職員を処罰する動きが目立つ。強要する側もされる側も、どっちもどっちだ。歌は歌だし、旗は旗。それが「隷従」「右翼化」に繋がるとは思わない。この件に関し、作家・大学教授・武道家である内田樹さんがブログに俺とまったく同じ見解を述べていたので下に引用。
ご存じの通り、アメリカ合衆国の最高裁は「国旗損壊」を市民の権利として認めている。自己の政治的意見を表明する自由は国旗の象徴的威信より重いとしたのである。
私はこの判決によって、星条旗の威信はむしろ高まっただろうと思う。
国旗国歌の良否について国民ひとりひとりの判断の自由を確保できるような国家だけが、その国旗国歌に対する真率な敬意の対象になりうるからである。
当たり前のことだが、「敬意を表しないものを罰する」というやり方は恐怖を作り出すことはできるが、敬意そのものを醸成することはできない。
引用ここまで。これにてこの話は終わりっ。
さて、昼前に運動会を途中で抜けて観音の某病院に行き、これから手術を受ける親族を激励。 戻って原稿執筆&取材のための構成などのイメージ出し。 夕方再び観音の病院。3時間の予定だった手術は2時間ちょいで無事終了。全身麻酔ながら親族も俺の呼びかけに返事ができる状態。執刀医からも「うまくいった」との説明で安堵。 戻って残りの仕事に取りかかる。 10時過ぎると凄まじい睡魔。抗えずにダウンす。
*写真:タコのように口を尖らせ、第一コーナーを攻めるセガレ(右から2人目の赤帽)。
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