Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2011年07月の日記

久々の刈り上げクン、、、抽象度を上げましょう、、、 (2011.07.31)


昼前、散髪。昨夜の直轄道場での稽古は暑かった!よって、2年ぶりの超刈り上げとす。ここまで来たのなら、武術家としてさらなる高みを目指したい。先日、ウチの道場稽古を見学に来た某デザインプロダクション社長氏も言っていたが、コピーライターとの凄まじいギャップにただただ唖然とするのだと。俺はといえば、達人の域にある我が師、廣原先生に昨夜久しぶりに手合わせしていただき、自分のダメっぷりを痛感している。同時に、伸びしろが存在することも確認。ならば、その領域を目指さないでどうします。

夕方、廿日市の「あいプラザ」に行き、2Fのスタジで開催されたヨガマスター「ゆきおさん(from 東京)」の講義を拝聴。お題は「ヨガ哲学と仏教」。ほとんどがすでに知っている内容で初心者向けの気がしたが、体系的に上手にまとめられており、俺の頭の整理がついた。それにしても、なぜ俺が「知っている」のか。ここであたらめて苫米地英人さんのスゴさを再認識するのである。
彼の著作には度々「抽象度」という言葉が出てくる。「抽象的」とは、「具体的」の反意であり、物事が曖昧なイメージがあるが「抽象度」となると意味が大きく変わってくる。
たとえば「アメリカンショートヘア」で抽象度を考えてみる。「アメリカンショートヘア」は「猫」に含まれる。さらに「猫」は「哺乳類」に、「哺乳類」は「動物」に、といった具合に、下方の概念を含みながら、より広く本質的な概念へとシフトアップすることを「抽象度を上げる」とよぶのである。昨年の正月、初めて手にした彼の著作で、この耳慣れない言葉に出会った時、抽象度を上げてしまうと下方に含まれる小さな事象=アメリカンショートヘアが埋もれて見えなくなっては意味がないじゃん、と違和感を覚えた。しかし今は解る。高い抽象度をもてば「Googleマップ」のごとく縮小も拡大も意のままになるのだと。
ヨガ哲学と仏教、キリスト教、密教、気功、脳機能、認知心理、音楽、政治、世界情勢まで、苫米地さんの高い抽象度フィールドには、ハンパない量の情報が網羅されている。抽象度があがると、それぞれを別個のものとしてではなく、「縁起」も含め「自在」に観ることが可能となる。すると、自分のつまらぬ偏見や盲点に気付き、視界がスカッと拓けてくる。この状態が、苫米地さんのいう「脱・洗脳」なのだ。他人や社会が仕掛けてくる狭窄的価値観から開放され、真の自由「観自在」が体感できる。「観自在」とは「自在に観る」であり「自分が在ることを観る」でもある。
そして「メディテーション」によって、人類歴史上、最高の抽象度を得たのが「仏陀」なのだ。彼は断じて宗教者ではない。哲学者であり武術家であり現代で言うところの脳機能学者。その意味でも、苫米地さんは近いのかもしれん。先日、西麻布のライブハウスで実際に会って話をしてみたが、ニコヤカなオッサンというかニーチャンというか。
「苫米地さんも今日演奏されるのかと思いましたよ(彼はトランス系ハードロックギタリストでもある)」
「さっきランディさんからもそう言われたけどさ、急にはできないよ。だって俺の場合、機材(彼のライブでは冷蔵庫くらいの大きさがあるマーシャルのアンプを何台も使うとのウワサあり)はトラックじゃないと運べないんだもん。グフ、グフフフフッ」
この「グフフフフ」に、彼のチャーミングさを知るのであった。

*写真:わざわざ広島から持っていった彼の本「超訳・般若心経」にサインしてもらいました(俺もミーハーじゃのう)。ちなみに「一念三千」とある。あ、苫米地さん、日付間違ってますけど(笑)。

スィングしてねぇじゃん、、、真夏の夜の稽古、、、 (2011.07.30)


昨日、ゆめタウンの新星堂で買ったウクレレの教則CD付き専門雑誌。「ウクレレでスィング!」なるキャッチコピーに惹かれたのだが、家に帰って聴いてみると、「どこがスィング?」とハラたつほど初心者向けでまったく参考にならず。これまでいくつか購入したウクレレ教則DVDなども、いわゆるハワイアンミュージックのDNAを感じさせる、翳りのない陽気さに彩られた奏法に終始。「爽やかさオンリー」は俺には退屈なだけだ。この方向になんらかのアイデアを求めた自分が悪いのだろうて。我が道を往けばよろし。

夕方、ホンマに久しぶりに直轄道場へ。安来に単身赴任中の兄弟子Yさんの月2回程度の週末帰省に合わせて実施される特別稽古に誘っていただいた次第。よって廣原先生含めて3人。実は少々風邪気味で熱っぽかったのだが、「捌きの型1〜8」の反復>>約束組手>>自由組手という濃いハイレベルな1時間30分を無事完遂。それにしても、廣原先生とYさん50才、俺48才の合計148才で、なんでしょうねこの真夏の夜のパワフルさは。ひひひ。

*写真:昨夜一泊したセガレの親友Kくん(左)。ビアテラスで朝の8時から水遊びに興じる2人を見ていると、俺も少年時代一緒に遊んだ友を懐かしく思い出した。

無敗記録更新 (2011.07.29)


午前中、道場にてJ氏指導。一昨日も書いたけど、廣原先生が創始された術理のスゴサを教える側になって再発見する日々の連続。っつーか、十数年前、そこらへんのことがまったくわかっていない状態で入門したのだな俺は。はは。

午後、セガレの幼稚園時代の同級生とそのママさん合わせて十数名が来宅。普段は世界標準のクールさがウリの当アジト、一瞬にして「としまえん」と化す(笑)。

夕方、某映像プロダクションからデンワ。先日のプレゼン、通ったそうな。これで俺は3年間コンペ無敗。多いときは10数社との競合になるので、まぐれではなかろう。今回は敏腕イラストレーター氏の存在が大きかったろうが、「思想」の部分で少しは貢献できた気がする。ひとまず安堵。

*写真:品種名「ミセスユミ」華麗なる4輪咲き。

一宇流安来節 (2011.07.28)


某季刊誌の取材で、島根県安来市にある、できたばかりの「道の駅」を訪問。
安来市と言えば、やはり真っ先に思い浮かぶのは安来節。そこで事前に「踊れる方がいらっしゃれば撮影時に是非」とお願いしていた。はたして、我々取材クルーが到着すると、レジの女性が10分で「どじょうすくい」の扮装に。安来節の名門「一宇流」の門下であると。道の駅エントランスで堂々たる舞いを披露していただけた。本物を生で見たのははじめてだが、脚の運びなど武術に通じるものがあり勉強になった。それにしても、伝統芸能「安来節」に向ける地元の方の思いは想像以上。素晴らしいね。

*写真:一宇流安来節を披露していただいた女性は、埼玉出身。「自分の中にあるなにかを表現するというより、人に喜んでいただくことだけに特化した踊り。そこに惹かれました」と。昨日見たミュージカル同様、胸が熱くなった。

社会貢献のみならず、、、はだかの王様、、、 (2011.07.27)


午前中、道場にて小学生のYくん指導。前回の稽古から、自宅で練習を積んでいたのが一目で分かるほどの上達ぶり。入門当初、まっすぐ立つことすら出来なかった彼がだよ。
マンツーマンによる武術指導であっても、月謝はほかの道場と同じ。採算性など最初から度外視している。社会貢献のつもりで始めたのだが、個々を手取り足取り指導することで、こちらが気付かされるというか意外にも発見が多いのだ。だから、今はこちらが逆に教えてもらっているというような気分。また、門下生の上達にもこの上ない喜びを感じる今日この頃。

午後より、明日の島根県安来市にある某施設取材のためのレジメづくり。
夕方は家族とアステールホールで劇団四季ミュージカル「はだかの王様」を見る。職業とはいえ、子供たちに本気&渾身の縁起を見せる団員を見ていると、何度か涙腺が決壊しかけましたです。ありがとう。
植物言語、、、6人目の入門希望者、、、 (2011.07.26)


午前中一杯、30鉢近く増殖した観葉植物の手入れ。春頃「もうダメかも」と諦めかけていたソテツその他もすっかり息を吹き返し、枯れた葉の上に、その倍近い大きさの新緑を幾葉も広げている。どうすれば元気を回復するか、それが最近はわかるようになった。ある程度の会話が交わせている気がする。

午後より、道場にてIさん指導。某デザインプロダクションの社長サン(30代)が見学。終了後、どうしても入門したい、と(笑)。すでに5人の門弟がいるので物理的にもリミット。早朝とか深夜の時間帯であれば、とも思うのだが、中途半端になっては意味がないので、次回の体験入門時まで考えさせてもらうことにした。っつーか、今回ばかりは無理なような。

ヒストリーとストーリー (2011.07.25)


某季刊誌の取材で、山口県萩市にある某ガラス工房を訪問。
また詳細は明かせないが、日本屈指のガラス製造技術を持つこの工房の発起人の話をうかがっていると、ジャンルは違えど俺の目指す地平へのスタンスや足がかりが、より立体的に見えてきた。
彼は約20年前、アメリカの博物館で、江戸末期に長州藩士の中嶋治平が藩のために興したガラス工業の存在を偶然知る。廃藩とともに消滅した幻のレシピを中嶋の末裔(萩には先祖代々続く家が多く残っている)宅で発見した彼は、子孫に原本をコピーさせてほしいと懇願するが「門外不出」と頑に拒否される。そこでナント彼は、コピー機をトラックに積んで再訪。「門外不出なら<門内>でコピーすれば問題ないでしょう」というワケだ(笑)。彼の熱意に圧倒されて子孫もコピーを許可。はたして彼は、中嶋のガラス製造技術を現代に復刻するだけでなく長年培った最先端技術(彼はもともとセラミック関連の技術者)を加味し、美しさ、実用性、オリジナリティをそれぞれブッチギリのレベルで兼ね備えた独自のガラス工芸を確立するのであった。この続きは出版物を待ってもらうとして、一番俺の心に響いたのは、彼が再三口にした「ボクは<アート>が嫌い」なるフレーズ。
「美大なり専門学校なり、最初から<アート>を意識して作った連中のガラス工芸は底が浅くてつまらん。作品に必要なのはヒストリーとストーリーだ」と。
シビレるねぇ。俺の仕事や音楽もそうありたい。いや、あるべきだろう。

GONZO (2011.07.24)


午前中、明日の萩遠征に備え、取材シートづくり。
午後、ひたすら雑務。お向かいのI夫妻にいただいた川魚の稚魚約30匹(メダカです、と言われたがたぶんハヤ)やミズカマキリの水槽セッティング、ギターの掃除、書類の整理etc。

夕方、サロンシネマにて「GONZO」を見る。ならず者ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのドキュメンタリー。彼の著作を読んだ事がないので、ライターとしてのセンスはわからないものの、本能の流れにまかせたハチャメチャな生き様には魅了された。スクリーンの中から「オマエはどうしたいんだい?」と問いかけられっぱなしだった。ドラッグを創造の起爆剤にするクリエイターは好きではないが、いい感じで背中を押してもらえた気がする。

匠の時間 (2011.07.23)


昼、一部ピアノ弾きから「ゴッドハンド」と称される調律師、馬場行正氏を当アジトにお招きし、ビアテラスからユーストリームTV「ゲストハウス・そら屋」オンエア。
ピアノとシンクロ率の高い馬場氏「ピアノと同調して夏場は最悪のコンディションになる」そうで、ややしんどい体調ながら、ウチワ片手にピアノ調律の小宇宙ともいうべき深遠なる世界を淡々と語っていただいた。気功師、ヨガ行者、ヒーラー、武術家、ミュージシャン、天文学者、それぞれの分野の超一流と同じく、優れた調律師もまた、宇宙の理(ことわり)をその行いに転写し、ピアノの裡なる声に耳を澄まそうとしているように思える。押しつけでなく、「対話」でなければならないのだ。
彼の調律したピアノの神がかった音色は、プレス準備を進めている俺と椎名さんのミニアルバム「p.s」に、あますところなく刻み込まれているのでお楽しみに。

馬場さん出演の録画はこちらから。
http://www.ustream.tv/recorded/16184751

強い臨場感の持つ突破力 (2011.07.22)


午前中、道場にてIさん指導。
午後は雑務。
夕方、再び空手着に着替え、S本さん指導。

しかし、この7月のドラ忙しさはなんだ(ドラとはドラゴンの略でドラゴン=ブルース・リーのごとく激しい、の意。ドラ暑い、ドラ美味い、などと使用。春駒造語)。レギュラー案件である雑誌の取材の中休みでヒマになるだろうと思っていたところ、プレゼンを含む新規案件がまとまって舞い込んできた。息つく間もなく今月末から中国地方取材行脚が再開する。
粛々とやるのみ、ではあきまへん。これからは「その先の明確なビジョン」を持って挑む。友人、家族だけでなく、人類がハッピーに過ごせるために自分はどうすればいいのか。そんなことを最近は大真面目に夢想するようになった。先々週、脳機能学者にして僧侶、ロックギタリストでもある苫米地英人さんと話をすることができ、「会いたいと思った人にはすべて会える」という俺の特殊能力をまたしても証明してみせた(これにはオタマも驚いていた)。
強い臨場感を持てば実現に至る。これが人以外にも有効だとしたら、、、考えるだけでもワクワクする。

*写真:さて、当アジト屋上もプール開き。フェンス中央かすかに見える島影は厳島。プールが子供用ではなくバスタブくらいの大きさがあれば、俺も浸かっていただろう。ここで飲むビールは最高です。そこのドラセクシーなアナタ、一緒にいかがスか?

客観力 (2011.07.21)


午前中、道場にてJさん指導。俺自身の技術的レベルはさておき、指導者としてはかなりイケてることを感じる今日この頃(笑)。ちょこっとポイントを伝えるだけで、たちまちワザが活きてくる。こんなふうに自分自身をも客観的に見られたらいいのになぁ。

午後より、執筆業務。プレゼンのための企画と、某案件ほぼ同時フニッシュ。
その後、某デザイナーのオフィスを訪ね、ミニアルバム「p.s」のジャケットデザインの打ち合わせ。彼女、俺が中ジャケに使用するつもりでいたビジュアルは、メインにするべき、と。それは俺が4年前の秋に沖縄で写したカット。アナログのコンパクトカメラゆえメインに使うには画素数が足らないと思っていたのだが、問題ないらしい。むしろ、適度なアレ具合が良い雰囲気を出すそうな。ふーん、サスガです。またしても客観性によって新しい地平が拓かれた。

*そのときの沖縄での別カット。首里城ですね。

ミックスダウン (2011.07.20)


午前中、2つの執筆業務。
午後より、東広島の広島大学キャンパスで開催される、友人の作家、田口ランディさんの講演会を聴きに行く、、、はずが、プレゼン間近の案件の緊急業務が舞い込み、あえなく断念。先日出版されたばかりの彼女の2冊「マアジナル」「アルカナシカ」について個人的に質問したいことがあったが、いずれまた。あ、まだの人は是非読んでみて。超常現象がウンヌンより、人の脳、宇宙についての見識が変わると思う。俺は読後、未来へ向け、ほのかな希望すら感じたです。

さて、緊急案件を夕方までに片付け、5時からはドロンジョ椎名様宅にて、ミニアルバム「p.s」のためのファイナルステージ、ミックスダウンに立ち会う。マエストロまー坊、今回もプロフェッショナルな手腕を見せてくれ、サノヨイヨイ。こりゃ「マジでスゲエもんに仕上がっちまった」のココロなり。明日、某デザイナーとアルバムジャケットデザインの打ち合わせも予定している。夏中にリリースする方向は変更ないが、ここまできたら焦ることもあるまい。関わってくれたすべての人たちが最高のパフォーマンスを見せてくれたのだ。最後まで妥協せず、全局面においてブッチギリのレベルを目指す所存。

備えよ常に (2011.07.19)


台風6号接近中。市内も未明から強風吹き荒れる。
午前中、念のために当アジトへ疎開させるべく吉浦に義母と老犬ラドを迎えにいく。

その後、6号は広島に上陸することなく太平洋上を北上した模様。しっかり備えた時に限ってなにも起こらない。ということは「常に備えよ」で正解なのである。

*写真:屋内に避難させていた「タイタンビカス」がついに開花。俺の手と比べると、その破格のデカさがわかろうというもの。まさにタイタン級!

ハイブリッド (2011.07.18)


終日、心地よく惚ける。ボ〜ッとしていても、いや、しているからこそなのか、いくつもヒラメキが降りてくる。
夏休みで帰省中の甥っ子(岡山の某全寮制高校)が早くも「進路」を決めたというが、その内容の恥ずかしいまでの浅はかさにハラがたつ(笑)。若さとバカさはイコールなのであろうか。というか、俺もコイツくらいの頃、親の目には同じように映っていたのかもしれない。
まぁ、どの道に進むにせよ「これ一本」はまずオススメできない。社会形態は世界的なレベルでもって大変革の最中にある。ガラパゴスのイグアナだって旧来の「陸イグアナ」「海イグアナ」のカテゴリーを跨ぎ越えた、海でも陸でも生活可能な「ハイブリッドイグアナ」が2000年代後半に登場してきているのだ。イノベーションが、絶海の孤島でさえ起こっている事実を見逃してはならない。もちろん俺も50歳を目前に控えてなお、良い方向へ進化を遂げたいと思っているし、ビジョンもある。どうせなら、生き残ろうじゃないか。
ダメ出しはひとまず受け入れる、、、PICO5周年、、、 (2011.07.17)


午前中、道場でIさん指導。
午後より通常業務。
広告デザイン業界に身を置いて20年になろうとしている。その間、幾度となく「選別」を経験した。レベルが達していない、雰囲気が合わないetc。どの世界でも同じだろうが、自分自身に可能性を見たいなら、理不尽であろうとなかろうと、この手痛い振り分けをまず受け入れなければハナシにならん。他者によって、自分のダメっぷりに気付かされたら死ぬ気で感謝しろと。ウィークポイントを克服すべく、これはと思うトレーニングを探し出し自らに課してガムシャラ&陽気に闘えと。そんな年月だった。いや、今だって発展途上です。伸びしろあると思っているから。だから若いデザイナー氏の前途を思い、心からのダメだしをさせてもらった。代理店からの選別も、通告の仕方ウンヌンではなく、しっかり意味があるのだ。

夕方、ツンちゃんの店「PICO」の5周年記念パーティ。今年はウクレレではなく、久しぶりにオベイション「銀次郎」を手に「横を向いてあるこう」「向日葵」「地球のうた」を暑苦しいまでに歌い上げる。
その後、マクちゃんやチッチらと俺の持論「音楽の起源=アフリカ説」やらなんやらで盛り上がったり、久保と今後の旅プランなどを語り合う。仕事詰め込み過ぎて(ありがたい事です)、俺はこの夏の遊びはなんも考えていなかった。

ヨガ効果、、、廣原先生50歳、、、 (2011.07.16)


オタマが毎朝ヨガをやるようになって一カ月。最大の目標であるところのダイエットに関しては、まだ「ん?」なカンジながら、あきらかに心体(身体ではない)が好転している。本人も「歩く時、足の指も使うようになった」と。ヨガをやると、現代の靴を履く生活がいかに足指を退化させていたかにも気付く。足指が活きてくると、腰痛なども治る場合が多い。
年齢を重ねると、なにもしなければヘタるのは当然。それを指圧や栄養剤というような外部からの働きかけで乗り切ろうとしても限界がある。自ら体を動かし、内側から、血液の循環、自律神経・筋骨のバランス、この2つの改善を達する事が出来れば、その人の健康は約束される。

夜は、市内某居酒屋にて廣原先生の50歳の誕生日を兄弟子たちと祝う。海田道場師範のM本さんと映画や本の話で盛り上がったり、YクンやOさんとも爆笑トーク炸裂す。案の定飲み過ぎまして、俺だけ2次会リタイヤ(笑)。まだまだ修行がたらんです。

はればれと立ち向かえ (2011.07.15)


終日、プレゼンのための企画業務。

夕方、カメラマンA氏のスタジオを訪ね、時事放談。
彼と組んで、この5年間で2種類の季刊誌合わせて28冊(!)作ってきたことになる。やり始めた当初、ここまでやれるとは思ってなかったし、作っている最中は次号の事などまったく考えず、とことん「今」に集中し困難を楽しむだけ。だから岡本太郎同様「積み重ね」にもあまり興味はない。それは過去のハナシ。常に新しくありたいと願う情念が、強力な推進力となるのだ。
我々フリーランスはいわば傭兵。言い訳やハッタリなど一切通用しない世界に生きている。シンプルに考え、シンプルに行動する。クライアントから望まれて、条件が合えば、仕事を請ける。プロとしての最高のパフォーマンスをお届けすべく、これまで以上にフルスロットルで挑むだけだ。

「逃げない、はればれと立ち向かう、それがぼくのモットーだ。」
「昨日すでにやったとこと、人のやったことと同じようなことをやるのであれば、まったく意味がない。」
「やりきれない。でも、だからこそ行動するんだ。障害を全身で受け止めて、逆に生き甲斐にしてしまうんだ。」
by 岡本太郎

12年ぶりの勝利 (2011.07.14)


午前中、道場にてJ氏指導。
午後イチ、某広告代理店でプレゼンに向けてのミーティング。
夕方、某企業に出向き、取材業務。

終了後、チャリを飛ばし、マツダズームズームスタジアムへ行くとすでに5回を終了。広告代理店O氏、デザイナーF氏、カメラマンA氏という、5月末の観戦の際とほぼ同じメンバーで声援を送る。復活を感じさせるマエケンの力投で2-1で勝利。この12年間、応援に来て一度も勝った事がなかったというA氏、感極まって泣く(笑)。「今夜は満月。久しぶりにオオカミになっちゃおうかな」と謎のセリフを残し、去っていきましたとさ。

続報 (2011.07.13)


午前中、道場にてIさん指導。
午後、某デザインプロダクションで日没まで打ち合わせ。
帰ってから某プレゼン案件のための企画業務。

さて、昨日の日報に書いたミニアルバム「p.s」の続報、価格は1000円を予定。リリース日が決まったら、またこちらでお知らせします。ありがたい事にすでに予約がぼちぼち入っていますが、焦らずとも数は充分、、、、いや、理想を言うなら「発売からわずか3日で初回プレス完売」なのだが(笑)。

*写真:岡本太郎さんも「人生相談なんて無意味だ。このアルバムは、魂の爆発だ!」と推奨しています?

ソフトランディング (2011.07.12)


午前中、デザイナー女史来宅。某案件の打ち合わせ。
午後、某映像プロダクションにて、アメリカの老舗ロックバンド広島公演CMのナレ録り。

つづいて、そこからクルマで30秒のドロンジョ椎名様宅にて、ミニアルバム「P.S」のための編集チェック。マエストロまー坊の冴えまくった細やかな手腕にシビレましたですとも。来週、最後のチェックをしていよいよプレスじゃわいの。当初、歌詞やライナーノーツは当HP特設サイトに掲載するだけにしようと考えていたが、60、70代の方からも予約がどんどん入ってきており、ネット環境に不慣れな方々のためにも急遽CDジャケットも作ることにした。
深夜、ラフ録りの音源を聴きながらライナーノーツを書き、ジャケットのデザインイメージを膨らませる。電子楽器を一切使わず、声、ピアノ、チェロというおそろしくシンプルな人力編成で、よくもここまで豊穣でダイナミックな光景が描けたものだ。椎名さんやチェロの泉さんの表現力、「ひかりのコーラス隊」のピュアな歌ぢからに依るところが大きい。誤摩化しが一切きかない音空間で、ボーカリストとしてどれほど飛翔できるのか、というかなり無謀なエクスペディションは、目標到達点を遥かに飛び越え、ニコヤカにソフトランディングを迎えようとしている。

手応え (2011.07.11)


午前中、道場にてS本さん指導。
午後、某広告代理店さんにて新規案件の打ち合わせ。先週末から膨らませていたイメージを率直に語る。なかなか好評。

セガレの風邪が治らず、本日は早引け。夕方「頭が痛い」というので、はじめて自分以外の人間に気功を試してみる。イスに座らせ、頭の上に両手をかざしてわずか数秒で手の平が強烈にビリビリきて自分でも驚く。1、2分くらいで「気持ちがイイ」と。さらに5分後には居眠り。俺はまだ自家発電段階のいわゆる養生気功「小周天」しかできず、他人に施すには力不足(小周天でプロ気功師としてやってる人は少なくないらしい)なのだが、まさに「手応え」を感じることができた。もちろん過信はせん。いずれ無尽蔵の気を取り入れられる「大周天」へと到達できた日には、人のためにどんどん役立てたい。

*写真:太郎さんちんの庭その2。

またきます (2011.07.10)


朝7時半、広島の某デザインプロダクションからの電話がモーニングコールとなる(笑)。
ホテルのレストランでメシ食って、狛江に住んでいる弟ユーチャンに電話するが不在。いたら、ヤツの車で東京を案内させたろうと思っとったのにぃ。
と、10時頃、荷を整理していると大きな揺れがしばらく続く。震度3でこれかい。
プロダクションも急用があるようだし、昼の新幹線に乗り、4時過ぎに広島着。結局、わずか1泊2日の江戸巡りであったが、超濃縮で最高に満足。次回はもうちょいゆっくりしたいね。
それと、今回改めて思ったこと。東京の交通網は実に分かりやすい。「複雑」というよりは「多彩」なのだと。中国5県全域を対象に年間平均約50回の取材を実施しているおかげで、地図を推理し読み解く術をマスターした。ナビに頼ってばかりでは想像力が育たない。

*写真:太郎さんちの庭のオブジェ。見ているだけで心の底から愉しくなる。俺の音楽もこうありたい。

原宿〜青山〜西麻布 (2011.07.09)


昼前に新幹線で品川着。
山手線を乗り継いで20ウン年ぶりに原宿へ。俺がブランド・ショッピングを楽しんだりするわけがない。建築フェチとしては、安藤忠雄が同潤会アパートのDNAを残しつつ設計した表参道ヒルズをどうしても見ておかねばと。表参道のこう配に合わせた、全長250メートル、地上6階(地下6階)を周囲の景観と馴染ませているあたりはサスガ。商業スペース内部は吹き抜け構造とし、スパイラルスロープで繋がっている。たしかに面白いが、歩いているうちに自分が今どの階にいるのかわからなくなるし、テナント以外の床はほとんど傾斜なのでメニエルなど平行感覚障害の人は気分が悪くなるのではないか。
表参道から青山通りを突っ切った先の商業地&住宅街も洗練された建築の密集地だった。炎天下、ウクレレケースを手にザックを背負った嬉しげな中年男が汗だくでウロウロしている図は、さぞかし不気味だったろう。
続いて、この北青山エリアの南端に位置する、岡本太郎記念館へ。岡本太郎が84歳で没するまで、アトリエ兼住居としていた建物を、そのまま美術館にしたもので、ル・コルビュジェを彷彿させる空間に、彼の希少な作品が展示されており、毛穴全開!
バショウが生い茂る熱帯林然とした庭にも、「座ることを拒否するイス」シリーズほかさまざまなオブジェが。驚くことに、どれもが今生きて呼吸をしているようなのだ。死せる孔明、生ける仲達を走らす。死せる太郎、生けるオブジェで笑わす、か。まいりました〜。
西麻布のAホテルにチェックインして荷物を預けてからも、周囲を散策。このあたりは大使館がやたらと多い。

夜7時、ホテルから徒歩10分もかからない「新世界」へ。開場7時半と聞いていたのに、すでに客が入っているではないの(笑)。ランディさんメチャ元気。簡単なサウンドチェックをし、7時45分からオープニングアクトとして、本日のスペシャルゲストである世界最高の頭脳の持ち主、苫米地英人さんや、心理占星術研究家の鏡リュウジさんらも見つめるなか「その男ヨシオ」「月の下ジントヨー」「雨のラブホテル」を歌う。なんかしらんが非常にウケる(笑)。ライブハウスのスタッフの皆さんからも、お褒めの言葉を頂戴す。
さてトークショーは、これだけ聞くだけでも広島から来た甲斐あったという素晴らしさ。奇書「彼岸の時間」の著者、蛭川 立さんや、エスパー秋山眞人さんらが紡ぎ出す不思議世界の曼荼羅ディスカッションに定員60名の聴衆は完全に飲み込まれ、15分オーバーの終演10時45分までがあっという間であった。
ランディさんが呼び寄せる不思議な縁を蛭川さんが「シンクロニシティ(共時性)を超えた、コンステレーション(意味ある全体的な配置)だ」と評したことには深く納得。
終演後は、苫米地さんにもサインもらっちゃいましたとさ(笑)。
新世界のあとは青山墓苑横の某オープンカフェにて、ささやかな打ち上げ。
てんこ盛りに楽しかったですわいの。きっかけをくれたランディさんにも最大の感謝。

*写真:岡本太郎記念館にて、巨匠に「好きなようにやりゃあイイんだ!」と激励されるの図。館内はすべて写真撮影OKなのです。

梅雨明け宣言 (2011.07.08)


全快ではないにしても、頭痛や喉の痛み、四肢のだるさは1日でほぼ終息。昼過ぎまで様子を見ていたが安全策を採り、本日の神奈川藤沢のI邸訪問は順延とし、自宅にてしっかり静養することにした(ホンマに「しっかりせぇよう」だな。苦笑)。
俺に横浜巡りさせるつもりでいろいろと準備してくれていたIよ、スマン。新築祝いに用意した岩国の名酒「獺祭(だっさい)」は後日郵送させてもらいますけぇ。

と、俺が広島にいるのを知ってか知らずか、新規案件が立て続けに舞い込んでくる。費用対効果という観点からは、高い率で及第点越えを達成している、というのが俺の最近の仕事に関するクライアントの評価。歯医者は歯を治療するのが職務。パティシエは美味いスィーツを作ってナンボの世界。広告デザイン業も同様で、見た目いいデザイン、耳に響きのいいコピーだけではダメで、その先にある「メッセージの伝達」がきっちり成し遂げなければ我々の存在理由はない。ミッションが果たせぬ者は淘汰されても文句が言えないのである。
ええ、充分わかっておりますとも。
でも、それだけじゃないはず、とも思う。旧態依然としたつまらぬカテゴリーが本質を見えなくさせている。それはたしかに「洗脳」かもしれず、、、、と同時に、「どうだっていい」ということでもある。明日の夜、西麻布のライブハウスで、分厚い雨雲を吹き払い、新しい次元への目を開かせてくれた男T氏に会える。

た〜な〜ば〜た〜、ヨ〜ロヨロ〜 (2011.07.07)


昨日からセガレが体調を崩し、夜になってオタマも変な咳をし始め、本日朝イチで二人をクルマで病院へ。はい、風邪をお召しになられました。かくいう俺も昨夜から熱っぽく、昼前には完全にレロレロ状態。土曜日のランディさんトークライブには這ってでも行かねばならんが、明日予定していた神奈川I氏の新居訪問は辞し、広島で一日自宅静養することを決意す。Iだけでなく奥さんや娘さんにも迷惑かけられんし。
新幹線チケットも「早トク」ではなく、ヒスイで購入した2カ月間フリーの回数券で正解だった。やれやれ。

*写真:ササの代わりにアレカヤシは、3回続く我が家のレギュレーション。俺は短冊に「花は満開、オカネもじゃんじゃん、みんなまぁるくタケモトピアノ」と記入す。

チャリンコ圏内 (2011.07.06)


午後イチ、某企業に出向き、打ち合わせ。
午後より、通常業務。合間に、昨日に続いての関東遠征のための準備。ランディさんの出版記念トークライブ会場「新世界(六本木ではなく西麻布でした)」界隈を地図上で嗅ぎ回ると、Yくんの店「ボヘミアン」はじめ、まるで申し合わせたかのように俺の興味を引くポイントが点在していた。北青山の「岡本太郎記念館」もAホテルから徒歩圏内。東京ヤクルトスワローズの本拠地「神宮球場」も近い。10日(日)にカープ戦が組まれていたら、絶対に行くところだ。あいにくこの日、カープは東京ドームで巨人とデイゲーム。ここで観る気はせんなぁ。庶民的な雰囲気があり、ヤクルトよりカープファンのほうが圧倒的に多いことで有名な神宮球場が好きだ。港区、渋谷、世田谷、新宿、千代田区、中央区、品川も俺の脚ならチャリンコで軽く回れる圏内となる。次回は、折りたたみチャリ持参だな。

うっかりしてました (2011.07.05)


終日、企画業務。
その合間、気付けば今週末に迫っていた「2泊3日お久しぶりです関東スチャラカツアー」の宿や新幹線のチケット等をあわてて手配。8日は神奈川県藤沢に新居を建てたばかりの古い友人I宅に世話になることが決まり、翌日はランディさん出版記念トークイベント会場「新世界」に近い西麻布の格安ホテル泊。西麻布には自由人・高橋 歩チームの参謀的存在である友人Yクン(広島出身)がやっている隠れ家的スポット(看板もなく、住所も非公開)があるので、なんとか時間を作って訪ねてみたい。

「一招に熟練するもの」の意味 (2011.07.04)


午前中、道場にてS本さん指導。
立ち方、足の運びについて説明しているとき、伝説の拳法家、李書文が言っていた(漫画「拳児」の中でだけど)「千招(せんしょう:多くの技)を知る者を怕(おそ)れず、一招(いっしょう:ひとつの技)に熟練する者を怕れよ」という意味が、突然理解できた(気がする)。
不必要なものを捨て去った絶対的な「1」とは、たとえばこの漫画で表現されている「強力無比な破壊力を秘めた最高の打撃」を指しているのではない。「一招」は、相手の動きに対し的確に反応し、的確に処理できる、つまりどのような状況にも瞬時に直観的に対応できる「完璧なニュートラル状態」のことなのだと。これは武術だけでなく、音楽、芸術、舞踊、演劇など、すべての身体パフォーマンスに当てはまる要諦ではなかろうか。逆に「一招」が解れば、「千招」どころか思うまま無限に発現できるはずである。

*写真:植物園シリーズその4。ハスの花が咲く時に音がする、と巷間言われているが、実際には聴こえないそうだ。

127時間 (2011.07.03)


ほぼ終日、パンツ一丁でひたすら惚ける。

夕方、シネツイン新天地で「127時間」を観る。登山家アーロン・ラルストンが体験した実話をもとに「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督が映画化したものだが、観ている側も身体的痛みを伴うようなシーン連発で、この俺でさえスクリーンから何度か目をそらした。ウチのオフクロなら悶絶昏倒するね。
ウィルダネスを一人旅することの無上の開放感と、それに対をなす高い危険性は、同じく実話を題材とした「INTO THE WILD」と同レベルの臨場感で見事に描かれている。いや、良い映画と思う。思うけど、もう一度観るとしたら、彼が事故に遭う前までの20分間だけにしたい。

追記:昨日の日報で某劇団の旗揚げ公演に関し、激励の辛口コメントを掲載。しかし、思うことあり、削除しました。他者からの圧力その他はまったくありませんのでご心配なく(笑)。

*写真:先日の植物園シリーズその3。一口にハナショウブといってもいろいろあるのだね。

木下大サーカス、、、NさんとSさん、、、旗揚げ公演、、、 (2011.07.02)


午前中、家族と商工センターで開催中の木下大サーカスへ。
この老舗サーカス団の公演を観るのは、俺も小学生以来。テント内のムッとした熱気に大型哺乳類の獣臭、ガソリンなどの匂いが混じり「ああ、これだった」と懐かしく思い出す。
席はリングサイドの前から2番目。どのプログラムもかぶりつきのド迫力で面白かったが、猛獣ショーは特に見応えあり。2本のスティックで、8頭のライオンを操るアメリカ人調教師は一流だった(有名な人らしい)。腕の振り、足の運び、立ち位置、呼吸など、精妙なコントロールで絶対に安全な距離感をキープする様は剣豪の域。彼がここまでくるのに、どれほどの時間を費やしたのだろうか。その克己心を思い、胸が熱くなった。

午後、元同僚のデザイナーNさんの事務所に遊びに行き、彼女の案内で本通裏の某食物雑貨店で一日限りの「茶会」を開催しているSさんも訪ねる。Sさんとは9年ぶり。彼女のお茶は美味さを増していた。

リアルということ (2011.07.01)


午前中、オタマと吉浦の義母を訪問。俺は挿し木で増やしたヒメモンステラをプレゼント。

午後は通常業務。新規案件がドドッと来たかと思えば、レギュラー案件がひとつ順延となったりと、めまぐるしく変動す。

田口ランディさんの新刊「アルカナシカ」に、「奇跡のリンゴ」で知られる木村秋則さんのことが書いてあり、彼が体験したという「龍」との2度の遭遇、UFO拉致事件(笑)など不思議エピソードが網羅されている「すべては宇宙の采配」を買ってみた。これを読んで「あ、やっぱりいるんだ」と思う人も少なくないだろう。俺はUFOを2回くらい見たことあるが、その語源通り「未確認飛行物体」という認識でしかなく、まさかあの中に宇宙人が乗っていようなどとは絶対に思わないのである。ありえないスピードで空間を変幻自在に移動するほどのマシンを作れる高度なテクノロジーを持っている知的生命体であれば、UFOに自ら乗り込むような「肉体労働」はしないっつーの。すべては遠隔操作で行われ、もっと離れたラクな地点に居ながらにして臨場感たっぷりな情報を得ていると俺は思う。
たとえば江戸時代の人間にiPadを見せても、なにがなんやらわからないはず。「Wi-Fi」など説明のしようもなかろう。同じように高度な文明は、俺ら現代人にはチンプンカンプンに決まっとる。
ただ、木村さんはデタラメを行っている訳ではないと思う。彼の脳内宇宙では「実際に起きたこと」なのだ。俺の世界には起こらない、というだけのこと。同様に俺が毎日欠かさず鍛錬し日を追って増大している「気」は、俺の中ではリアルなのだ。俺が気功のやりかたを教えた男連中の大半も、中年になってなお10代の頃のように「朝立ち」が復活するという「奇跡」を体験したとたんに「気」の存在をリアルに認めている(笑)。これとて、やった者だけが入場を許される別次元の出来事よの。
自分が「在る」と思えばそれでヨシ。まんが日本昔ばなしじゃあるまいに「龍」なんぞが目の前に現れた日にゃ、よい子は酒飲んでさっさと寝ることにします。

*写真:一昨日の夕方、東の空に架かった虹。UFOより、こっちのほうが見れて嬉しいのである。

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