Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2011年10月の日記

物欲、、、大周天、、、 (2011.10.31)


終日、原稿の修正対応したり、明日の取材のための下調べで街なかに出たり。
真っ昼間に都心部に出るのは久しぶりだったもんで、以前馴染みにしていたセレクトショップなども覗いてみたが、物欲をソソるモノはほとんどない。今、手に入れたいのは、高圧洗浄機、業務用掃除機、モンステラ植え替え用の大きめの植木鉢だったりする。人間、変われば変わるもんである(笑)。

夜、いつものように張式気功をやっていたら、数週間、額のあたり(ヨガではアジナーチャクラと呼ぶらしい)に集結していたエネルギーが、栓が抜けるかのごとくモヤ〜っと突き抜けていった。思わず「うひゃひゃひゃ」と笑う49才。あとはこれを宇宙周遊させて体内に取り込む「循環」がはっきり感知できればひとまず「大周天」の完成である。練功を開始して1年と10カ月。たぶん、ここまで到達するのに相当に時間がかかった気がするのだが(笑)、プロセスが愉しいのでコレでイイのだ。

*写真:広島パルコ横のアリスガーデンは、ハロウィンらしきイベントの準備中。っつーか、これは「トゥクトゥク」ではないか。こんなのに乗って取材に行くと愉しいだろうな。

伸び盛り、、、 (2011.10.30)


午前中、道場にてIさん指導。20代後半の彼女は入門して1年半くらい。術理は停滞と成長を交互に繰り返しながら少しずつ身に付いていくものだが、自宅でも稽古を積んでいる気配があり、このところの習熟ぶりは目覚ましい。他のスポーツ格闘技とは違い、見た目ゴツくなったというような変化はないけど、すでに相当な戦闘能力を備えている。指導者はヒントやコツを与えることは出来ても、才能は本人自らが開拓するものである。来年5月の昇級審査にはぜひトライして欲しいです。

午後からは、昨日までに書き上げた原稿数本を読み直してチェック。書いてる最中はのぼせ上がってるから、一日寝かせるのがよろし。っつーか、短時間でよくここまで書けたもんだ。

夜は、インド政府から「ヨーガ行者の王」なる称号を授与されている、ヨガの第一人者、成瀬雅春さんの「ハタ・ヨーガ完全版」を読みふける。なるほど、現在日本に蔓延しているヨガのほとんどは本来の目的であるメディテーションから大きく逸脱し、単なる痩身美容体操でしかないのがわかる(それはそれでいいのだが)。その証拠に、ヨガ人口は日本の場合、圧倒的に女性が多い。男こそ、もっと本物のヨガ=ハタヨガあるいはダーマヨガ(これは心体育道の稽古に組み込まれている)をやるべきじゃないだろうか。

*写真:「図書館ごっこ」に興じるセガレ。本好きもDNAか。

雨の秋祭り (2011.10.29)


いつもよりスロースタートで、11時より執筆開始。途中、昼食を挟み、3時前には月曜朝イチ納品の原稿をすべてアップ。っつーか「アップップ!」と何度か溺れかけたくらいだから「ジャパネットのタカタ社長」のモノマネなどやり独りはしゃぐ私。くどいようだが、1日の取材とその原稿をあげるだけでホンマに終わりなのだな?(誰に訊いとるんスか?)

近所の比治山神社で秋祭りをやっているという情報が入ったので、夕方、セガレを連れて行ってみる。雨のせいもあるのだろうが、俺の幼少時の頃に比べると屋台も人出も10分の1くらいで淋しいのなんの。お参りして10分で見るものがなくなった(神楽もエンディングに近かった)ので、近くの台湾料理屋で夕食。それから「ゆめタウン」へ移動し、スニーカーを買ってやる。今履いている20センチがキツくなったということは小学1年生で21センチかい?! オヤジに似てデカ足だ。っつーか、すでにオタマと同じサイズじゃんよ。やれやれ、子供の成長は早いですのう。

*写真:雨の神楽に見入るセガレ(手前の黄色いカッパ)。先日、BSで海洋の民であるフェニキア人の特集をやっていたが、フェニキアの伝統芸能における踊り部分を除いたお囃子のパートは、笛のメロディ、鉦や太鼓のリズムも神楽のそれとソックリで驚いた。目を閉じて聴いたら判別が難しいほど。どっかで繋がっているんだろうか。

最遊記 (2011.10.28)


終日、怒濤の執筆業務。
夕方までに、数本の原稿をアップ。特にこの2週間は、必死で追走している感じを久しぶりに味わったが、昨日は背中が見え、今日ようやっと追いついた。月曜朝イチ渡しの原稿は残すところ1本のみ。で、1日に府中市で取材をし、その原稿書いたら、2種類の季刊誌、会社案内など同時多発業務はフィレーナを迎えることができる。
中国5県取材行脚やら奉納演武やら環境イベントの司会やら、激し過ぎた10月。なかなか面白かった。っつーか、ますますなんでも出来そうな気がしてきた。頭の「輪っか」が外れた状態の孫悟空といいましょうか。
手には伸縮変幻自在の如意棒。
脚には觔斗雲。
西遊記ならぬ、最遊記だな。
目一杯動き回ったつもりが、実は如来の手の平の上、だったとしても、愉しいのだからこれでイイのだ。

*写真:1カ月前あたりから中庭のビアテラスに、毎夜小さなヤモリが遊びに来るようになった。「ヤモリン」と命名。よく3Fまであがってこれたものだ。ぼちぼちハダカじゃ寒かろうに。

業務強化策 (2011.10.27)


午前中、道場にてJさん指導。
午後より、通常業務。

もう何度も宣言していることで、読書諸兄の辟易した顔が想像されますが(笑)、年明けから「オフィス春駒」という名称を前面に押し出しての業務展開を強化する所存。
企画、デザイン、コピー(文章全般でジャーナリスティックな機能も付加)、ナレーションを含めた総合的なクリエイティブ・プロダクション・オフィス。「社員」を雇うわけではなく、案件に応じてその都度必要な人員を徴集するという傭兵スタイル。これまでもいくつかの直受け案件に対して実施して来た方法で、かなりの手応えを感じている。クライアントの受けも非常に良い。もちろん、従来通り、プロダクションさんからのオファーも喜んで承りますとも。

*写真:先日、取材で訪れた安芸津の港。ここから大崎上島への定期船が出ているらしい。落ち着きます。

魂のエール (2011.10.26)


スケジュールに従えば今日中に仕上げる予定だった原稿2本を、驚異的な集中力で書き上げて昨夜のうちにプロダクションへ送ったので、本日は少しスローダウン。
午前中、道場でIさん指導。
午後よりデンワやメールで季刊誌のための画像提供依頼を数件。
夕方、道場で小学生Yクン指導。

「p.s」リリース後、聴いてもらった方から様々な反響あり。今朝は、敬愛するヒーリング・アーティスト、高木一行さんのブログに取り上げていただき特大の賛辞と示唆を頂戴しました。この方のヒーリング能力は世界トップクラスの域というか、唯一無比のレベルではないかと。20代後半で彼の最初の書物「鉄人を創る肥田式強健術」を偶然手にした際、肥田翁の評伝以上に、高木さんの語彙や文脈の芳醇さ、流麗さにただならぬ気配を感じたものである。肥田翁の数奇な人生と彼の生み出したメソッドが解説してあるだけなのだが、なぜだか、文字を目で追うだけで癒されていく! こんな書物、他には知らない。ライター業駆け出しの頃、頭がオーバーヒートするとこの本を開くのが習慣だった。もちろん、今もデスクから見える書棚にその本はある。縁あって、昨年からやはりハンパでない才能をお持ちの音楽家である奥さんの美佳さんとメール、手紙、音源をやりとりさせてもらうようになり、最近は高木さんとも数度、メール交換させていただいたところ。
高木さん、魂のエール、ありがとうございました。

高木一行さんのブログはこちら。猫の記述も微笑ましいです(笑)。
http://www.healing-network.com/hn_contents/discourse/healing_zuikan3/11.html
安芸津訪問、、、49才、、、 (2011.10.25)


某季刊誌の取材で、安芸津のとある企業を訪問。
予定より早く着いたので、駅を挟んで反対側に位置する今田酒造をのぞき声をかけたら、蔵の奥から女性杜氏、今田美穂さんが「はーい」と元気よく登場。福屋のショッピングサイトの仕事で取材させてもらったのはもう2年近く前だが、俺のことをよく覚えてくれてました。カメラマンA氏、広告代理店O氏と美穂さんオススメの「富久長/八反草・精米75%糟しぼり」を1本ずつ購入。「富久長」は、地元安芸津の醸造家で、吟醸酒(軟水醸造法)生みの親でもある三浦仙三郎翁のネーミング。かつて醸造で栄えた港町も、今はここ今田酒造ともう1、2軒の蔵を残すのみ。しかし、数が問題ではない。美穂さんのような確かな技術と酒造りへの愛情を持った人がいれば、安芸津は充分に酒どころなのである。
で、美穂さん情報によると、本日取材する企業の社長さんは、彼女の幼なじみであることが判明(笑)。繋がっとるなぁ。

夕方、家族が俺の49回目の誕生日を祝ってくれる。セガレは手作りバースデーカード、オタマは昨年同様にシャツをプレゼントしてくれた。49才、潤ってます。

*俺が書いた美穂さんの取材記事はこちら。
http://shop.fukuya-dept.co.jp/takumi/file01.html

憩いのひととき (2011.10.24)


終日、執筆業務。
この一週間は、おそらく人生で一番働いた。しかして、終息の気配無し。

夕方、某所にて、某FM番組(ちゅーピーじゃないほう)の収録。なんと「歌のゲスト」だよ。でもって「シンガーソングライター、春駒さん」だよ。来月30分枠を2セット、つまり2週に渡ってこれまでレコーディングした中から新旧6曲と、スタジオ生ライブで2曲、計8曲をオンエアしてくれるんだと。呼んでくれた椎名さん、ありがとちゃん。激務の最中の、ひとときのオアシスでございました。やはりココ一番で俺を救うのは音楽なのね。っつーか、オンエアされるオリジナル曲のリストをなにげに見ていると、なんともまぁ珍曲ぞろいだこと(笑)。これ作ったヤツは天才ちゃうか?、、、、ん?
オンエア日など詳細は、またアナウンスしますです。
ただひたすらに (2011.10.23)


終日、執筆業務。終了は日付が変わったあたり。この3日で5ページ分をアップ。今週中にはさらに10ページ以上を仕上げる予定。
しかし、疲労はナシ。走り込みや筋トレなどがエネルギーの燃焼促進とすれば、日課となっている張式気功はエネルギーの発電&蓄熱。後者の手応えを実感する毎日。

*写真:オタマがコタツを出しよった。オヤジはTシャツっつうーのに。

詠み芝居の衝撃、再び (2011.10.22)


午前中、道場にてIさん指導。

午後、チャリで1分もかからない南区民センターで、壤 晴彦さんが主宰する演劇倶楽部「座」の詠み芝居「歌行灯(うたあんどん)」を観る。ちょうど一年前にこの場所で、同じく泉鏡花の「夜行巡査」「高野聖」を観て、詠み芝居を知った気になっていた俺はマヌケだった。いや、前作もスゴかったが「歌行灯」は非日常的絢爛幻想世界にくわえ役者が能を演じるなど、そのブッチ切りのクオリティに鳥肌どころか全身総毛立つほど感動。クライマックスで謡、尺八、語り、鼓が渾然一体となり凄まじい倍音を発しながら会場を揺るがしたときは涙腺が決壊しかけた。詠み芝居、恐るべし。

夕方から、再び執筆業務。急遽、月曜日までにアップしなければならなくなった原稿が複数発生。am2時までフントーす。
自力本願 (2011.10.21)


午前中、黒瀬町の某木工所を取材。
午後より通常執筆業務。
大分の俺の従兄弟が国東半島沖で捕れた新鮮魚介類を直送して来たので、これらを捌くことにかけてのプロである吉浦の義母を呼び寄せる。サスガとしか言い様の無い見事な腕前を披露(下の写真)。
夕方、スタジオDUCKにて某季刊誌のための撮影取材。
夜、義母の捌いたウルトラ美味の魚やサザエの刺身を食しつつ、この一週間を振り返る。しかし、儲からんもんだな、ライター業は(笑)。同業者の数倍は動き、クオリティに関しても比類無い高レベルを自負しているが、市場の一般的相場というものは下がる一方。で、ひとつアイデアがある。現実=抽象度の低い情報空間を自らの手で書き換えてみようと。

jump so high! (2011.10.20)


午前中、道場にてJさん指導。

昼食後、即仕事に取りかかるつもりだったが、気分転換を兼ねて千田町の馴染みの散髪屋へ。
「不思議な体験したことはないですか?」
と店長にふってみると、でるわでるわ(笑)。傑作だったのが、毎日車で通る自宅近くの某峠での、「死神」との遭遇。フード付きの黒いマントを羽織ったドクロが、手にお決まりの鎌を持ち、彼の目の前をポーン、ポーンとジャンプしながら山の方へ飛び去ったげな。
「ジャンプってのは、一飛びでどのくらい?」
「4、5メートルの高さはあったスかね?」
俺が思うに、ハロウィンに出演するべく、すごく急いでいたのだろう(笑)。っつーか、あと10日ほどで11月じゃん。でもって、その前に俺は49になっちまうんですな。

*写真:で、散髪あとのスッキリ顔?連日の現場取材で陽に焼けております。

心の底から思い込め (2011.10.19)


午前中だけで、のべ10人以上とデンワで打ち合わせ。メールでの要請や途中経過報告を含めると20人オーバー。こんなとき、秘書、マネージャー的な任を請け負ってくれる人がそばにいてくれたらと一瞬思う。それがまたセクシー美女であればいうことはないっす(笑)。

夕方は道場で、小学生Yクン指導。彼は他にも習い事が多いため、特例で月2回の稽古システムにしている。初心者の場合はできるだけ間をおかず4回はやりたいところだが、その分、毎日家で相当な修練を積んできているのが動きを見るとわかるのだ。黎明期において言われたことを愚直なまでに実践した者が、ある日突然頭角を現すのである。
逆になんでも小器用にこなせる人物は得てして「なんだこんなものか」と奥深さを知らずして「ほかのなにか」を探すことになる。あ、俺は決して小器用ではないからね。音楽と武術は15才から。アナウンス業も20年以上経つし、広告業界に29で入ったときも、幼少時〜小学生まで通った絵画教室での経験や、CM原稿を読みまくったことが下地になっているのは間違いない。つまりはどんだけ「好きか」にかかっている。俺は全部好きだからやっている。それ以外の理由は見当たらない。

 ────心の底から思い込め。でなければやり遂げるかいがない。
                   by スティーブ・ジョブズ
行脚はつづく (2011.10.18)


ちぃちぃぱっぱ、ちぃぱっぱ。
そんなわけで(どんなわけや?)某季刊誌の取材で、山口県は宇部市へ。宇部は先々週に続き今月2度目でございます。
今回の季刊誌ダブルヘッダー悶絶取材行脚「秋の陣」も、アンギャアンギャと叫びつつ順調にコマを進め、安芸郡熊野町、東広島市安芸津町、広島県府中市の3つを残すのみ。珍しく島根と鳥取は無かったな。っつーか、一体何カ所回ったのだろうか。通常業務、武術指導、アナウンス業をやりつつ季刊誌二冊分の同時多発取材が出来る超人ライターはこの世に俺以外在来線。じゃなかった、存在せん。だれか褒めて呉線。褒めてくれなきゃゆる山陽本線?!

*写真:今回、宇部2件目の取材先は山口大学病院横の某スィーツショップ。店の軒先にコレが吊るしてあり「えらいリアルなイミテーションだな」と近寄って見ると本物だった。店のオバチャンが味見させてくれました。酸味が少し強めだが、濃厚で美味しかったです。

千鳥柄Gジャン (2011.10.17)


午前中、当道場でiさん指導。
午後より執筆業務。
夕方、再び道場でS本さん指導。

稽古終了後、段原南のリメイクショップ「針子家(はりこや)」に裾直しを頼んでいたGジャンを取りに行く。ロング丈のリーバイスGジャンを一番下のボタンから一コ上までの幅分(約9センチ)をカットしてもらったら、狙い通り機敏さが出よった。元々、今は亡きSATYのジーンズショップにて一万数千円で売られていたものを粘り強く定点観測し、バーゲンでイッキに4000円を切ったところで購入したのが7年くらい前。最初はとんがったイメージのあったロング丈も最近はやぼったく感じ始めて捨てるつもりでいたのだが、コレなら一万円オーバーでも買うな。第一、Gジャンにはありえん限定モデルの千鳥柄だ。世界に一着ヨヨイノヨイ!はぁ、それからどうした!

心体育道奉納演武は来年ミュージカルになります宣言 (2011.10.16)


昼、宇品の神田神社の秋の恒例「心体育道奉納演武」に出演。10年以上前から、ほぼ欠かさず出演しているが雨で中止になった記憶が無い。っつーことで本日も晴天のもと、少年部、成年部、黒帯の3部構成で、たっぷり30分、日頃の鍛錬の成果を披露す。俺はオリジナルの捌き技をソロで舞う。いや、他の門下生の演武も心体育道ならではの術理が際立った、力みや無駄を省いた軽やかさで、まさに「舞う」カンジに近い。舞台を降りると、見知らぬ青年が駆け寄ってきて「カッコよかったす!」と。
2次会はいつものように先生宅で。専属カメラマンのミッチャンがハイビジョン撮影した演武ビデオを皆で鑑賞。「これまでの奉納演武で一番良い!」と先生も大絶賛するほどのド迫力&華麗さ。続いて先生の口から「よし、来年の奉納演武はミュージカルでいく!」との宣言(笑)。和太鼓や鳴りものとコラボしてみたいのだとか。実現したら相当スゴイことになるだろう。で、私、音楽監督に任命されてしまいました(笑)。

*写真:一次会はいつものようにお好み焼き屋「もくもく」で。心体育道の県内道場における成年部、黒帯の平均年齢がおそらく40代ではなかろうか。うち半分が他流派で師範をやっていた経験があり、残りの半分がまったくの未経験者という極端な構成も心体育道の特長。ちなみに、一次会が始まったのは午後2時過ぎ、二次会終了が11時半。とにかくタフでございます。

没入し過ぎにご用心 (2011.10.15)


終日、執筆業務。
取材で得た情報を取捨選択し、文字に変換しつつ鋳込んで行く作業は愉しいものだが、調子に乗って没入し過ぎると、前ぶれなくいきなりオーバーヒート。というか、空腹時、低血糖により動けなくなる「ハンガーノック」に近い。プロダクション時代には何度も経験しているので、フリーランスになってからは適度に休憩をとるようにしている。通常3%程度しか使われていない人間の脳をフル稼働させると一瞬で餓死するほどのエネルギーを消費するらしい。いくら好きな仕事でもパソコンに向かったまま「即身成仏」っつーのはカッコ悪いよのう。

さて、明日の日曜日は、宇品の神田神社にて恒例となった心体育道奉納演武に出演します。開始は1時半。お時間あればどうぞ。
体感の個人差 (2011.10.14)


終日、怒濤の執筆業務。
その合間、道場にAVシステム(捨てるつもりだったアナログ液晶TVとDVD&ビデオデッキ)を設置。これでヨガや武術の映像を観ながら修練や指導ができる(下の写真)。

なんか最近、新しい気付きが連続して興っているのだが、量が膨大で文章化が追いつかない。というか「体感」するものであって文字情報で表現するのは無理なのだ。一部の物理学者はビッグバンを表した数式を見ただけで、その光景が脳裏にありありと観えるらしい。耳が聞こえなくなってもスゴイ曲を作り続けたベートーベンなども鼓膜を介さない方法により脳内で音を鳴らすことができたと。けれど、それは個人的体感に過ぎず、そっくりそのままを他人には伝えられない。ボクが観ているグリーンは、あなたに観えているグリーンと違うかもしれないのだし。

職業不明 (2011.10.13)


午前中、道場にてJ氏指導。
午後イチはIさん指導。
その後、通常業務。取材行脚もいよいよ大詰めで今月末から来月アタマまでがヤマとなる。済んだ案件から執筆もせなばならん。
某プロダクションから連絡があり、夏にコンペで勝利した(10社以上競合)某人権キャンペーンのポスターやTVCMの納品が終了したと。この件に関しては、他社がコピーに有名な詩人の一節を流用してくるのではという予測があり、俺には「それを超えた内容で」という重大な使命が課せられていた。なので、コンペで勝ったと知らせがあった際は電話口で「****(予測する詩人の名)にぃ、勝ったどぉおおお!」と吠えたのは言うまでもない。今回は著名なイラストレーターTさんと組めたのも大きいが、この3、4年、コンペは無敗。ちなみにTさんは数年前に俺のライブを見たことがあり、プロジェクトを組むにあたってのスタッフミーティングで顔合わせをした日「コピーライターって、、、、春駒さんのことなの?ミュージシャンでは、、、」と目ぇパチクリさせていたのがおかしかった。
職業不明。それでヨシ。

ジョギングの弊害 (2011.10.12)


某季刊誌の取材で、A氏、広告代理店O氏とともに、岡山のファーストフード店を訪問。

道中、山陽自動車道沿道にセイタカアワダチソウが目立ち始めた。目立つ、というか「立つ」ということであれば、張式気功を毎日欠かさず励行しているA氏「2、3日に一度のペースで<朝立ち>が定着してきました!」と再び喜びの声(これまでのいきさつは、9月30日付の当日報を参照ください)。
もう「まぐれ」などであろうはずもない。もしも健康のためにジョギングをやろうとしている人がいたら、僕はこっちを薦めます。というか、俺の回りでジョギングorランニング、エアロビなどを熱心にやっている健康な人を知らない。ホントに。
「人間は動物。だから走るのが基本」とは巷間まことしやかに言われるが、実際は膝や腰、首などの諸間接、内蔵や神経系にも多大な負荷がかかり、故障の元になるだけだ。第一、野生の動物は、ごく一部を除き、通常はほとんど走らない。走るときは獲物を捕食するか、あるいは捕食者から逃げるかの「緊急事態」のみに限られる。

*写真:セガレとオタマはジイさんに連れられ、マツダスタジアムにて野球観戦デビュー。カープは5位がほぼ確定だが、今夜は3-1で横浜ベイに勝利。丸のホームランも見れてエカッタのう。

まだまだ続く (2011.10.11)


一晩たっぷり寝たら心身ともにフルチャージ完了。パンツのゴムは復活せり(まだ言うか)。
10以上もの業務をサノヨイヨイと、快調にクリア。

と、広告代理店O氏よりデンワあり、カメラマンA氏が間違えて先ほどクルマで迎えに来たと。Aさん、岡山取材は明日ですぜ。落ち着きましょう(笑)。っつーか、そのココロお察しいたします。ベテランでさえ頭が混乱するような過密スケジュールなのだ。あと一カ月、俺はこのような状態が続くのだろう。でもって、ライブの企てもある。飲みにも行く。皆さん一緒に遊びましょ。
パンツのゴム (2011.10.10)


午前中、妻子を牛田の住宅展示場へ送ったり(NHK「つくってあそぼ」の「わくわくさん」出演のショーがあるらしい)、扇風機や夏服を納戸に収めたり、不要なものを容赦なく処分したりetc。

午後より、通常業務。今週は水曜日に岡山出張があるだけで、腰を落ち着けて執筆に専念できそう。っつーか、この一週間はさすがに参ったね。脳がバテた。どうにも集中力が無く文章が進まんのだ。くどいようだが4日連続の取材ほか、道場での武術指導2日、土曜日は直轄道場にも行って汗を流し、昨日は終日吉島でMC業務。潔く今日は完全オフにするべきだったのだ。パンツのゴムも伸びっぱなしでは(別にパンツでなくてもいいのだが)張力を失って下にズリ落ちるだけである。それで女性たちが「キャ〜♡」と喜んでくれるならいいが、たぶん、通報されるだけであろう。

母さん、僕のあのパンツ、どうしたんでせうね。
ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、
谷底へ落とした、あのゆるゆるパンツですよ。

、、、そこまで落ちるか馬鹿者。
そんなわけで、親愛なる読書諸兄は、我が輩の疲労度がいかようなものか、この文章に目を通されれば十二分におわかりいただけることでしょう(笑)。もう寝るです。

*写真:ご覧くださいませ、ヒメモンステラの繁茂ぶりを。とても1本の木とは思えん。ひらがなの「ゆ」の字のごとく、屈曲しながら伸びているが、これにも厳然たる法則性があるのだろう。植物はムダなことはしないのだ。

エコ祭り・環っはっはinよしじま2011 (2011.10.09)


一昨年、昨年に続き、吉島の環境イベント「エコ祭り・環っはっはinよしじま2011」に今年も進行ナビゲーター役として出演。
うわべだけのエコに終始するエコならぬエセイベントも少なくない中、「環っはっは」は、地域住民と企業が主体となって本気で価値あるプログラムを展開している超ハッピーな催し。声をかけてもらって光栄だ。
今回は新しい試みとしてライブ演奏用に正面にドカンと立派なステージが組まれており、PAはなんと、30年来のアニキ分的存在マサオさんじゃにゃいの。
「オマエがミュージシャンじゃのうて、MC担当というのが今日はどうにもヘンな気分で落ち着かんわい」と笑うマサオ氏。というか、打ち合わせ時に主催者のSさんから「MCは春駒さんという方です」と聞かされた際マサオさんが「えっ、その男はシンガーですよ。なんで歌わさないんですか」と言ったらSさん、「全然知らなかった、、、、」と驚いていたそうな(笑)。複数の業務をパラレルでこなしてはいても、相手にとっての僕は一職人。各要望にその道のプロとして最大限お応えするのみである。で、今回はMCに徹するというそれだけのこと。
っつーか、本日もいろんな方が放送ブースを訪ねてこられ、そのうち2件は「今度ほかの場所でやるイベントのMCをやってもらえないか」という新規オファーだった。「なぜ僕に?」と理由を訊くと、1人の方いわく「MCにウソっぽさがないしユルいから」だそうな(笑)。
ブースを出店しているすっかり顔なじみとなった無農薬野菜農家やプリンショップ、お茶屋さんなどからもひっきりなしに差し入れをいただいた。その気持ちが嬉しくて、ハラもココロも満タンです。大盛況のうちに無事終了。

*写真:放送ブースからステージを見る。右のPA席にはマサオ大兄。

12年ぶりのチャクラ (2011.10.08)


起床後、恒例の倍音声明を20分やってから、そのままいくつかの呼吸法を試していると「チャクラ」が見えた。
12年前のちょうど今頃、右目が網膜剥離を起こし、すぐさま県病院で手術。術後は約10日間に渡り、食べる、排泄する以外の一日22時間程度、病室のベッドにうつ伏せ状態で過ごすことを科せられた(この辛さもあって、女優の樹木希林さんは手術を拒んだようだ)。
あまりにもヒマなので心体育道で習ったり本で読んだヨガの呼吸法を延々繰り返していたら、時々、閉じた目蓋の裏側に、信じ難いほど美しい極彩色が明滅するようになった。退院後しばらくして、本屋でヨガの専門書を立ち読みしたとき、その色彩そっくりのイラストがあり、俺が入院中見たものがヨガで「チャクラ」と呼ばれていることを知った。
もう一度見たくて、いろいろやってみたがダメ。たぶん、手術後に投与されていた薬物も関係していたのかもしれん。オウム真理教では「イニシエーション」という修行段階で信者に気付かれぬようLSDを与え、それによって見えた幻覚を「成果」とし洗脳を強めていったという話もあるから。

で、本日。もちろん薬物なんぞの手助けなしの再会。さしたる感慨もなく割とフツーだった。「よっ、久しぶり」みたいな。12年前と違うのは、体の深部で強烈なエクスタシーが沸き起こったこと。

夜は、宇品の心体育道直轄道場にて、今月16日に迫った神田神社奉納演武のための黒帯合同稽古。兄弟子、弟弟子は皆レベルが高く、こちらも気合いが入る。稽古を怠けていないので体も良く動いてくれた。

*写真:夕方、2年前まで住んでいた段原南のマンション近くにある洋服リメイクの店にロング丈のGジャンを持って行き、10センチほど裾上げを依頼したら「1周年記念なので」とオリジナル小物バッグをもらった。30代と思われる女性が1人でやっている店で、店内にはそこかしこにカエルのヌイグルミやイラストが置かれている不思議スポット。けどセンスと品がある。一週間後の仕上がりが楽しみ。

隠遁志願 (2011.10.07)


午前中、廿日市の某バス会社でパンフの打ち合わせ。
午後より、取材スケジュール調整、資料整理、明後日に某エコイベントの司会(3年連続)をやることになっているのでそのための打ち合わせなど。

で、気がつけば日が暮れている。さらに、いつのまにか明日は土曜日ですと?
月曜から木曜日まで県内外で4連チャン取材をし、その間2日は武術指導。打ち合わせはデンワも含めて数知れず。まさにジェットコースターのような一週間だったが、「人間ディズニーランド」を自称している私としてはスリル&スピードだけでなく、その気になればゆったりホノボノ系のアトラクションやリゾートも楽しめることになっている。っつーことで、明日以降、映画でも行くか。ホントは山奥か無人島にでも隠遁したい気分だったりして?!

*写真:歯医者で乳歯2本を抜いてもらったセガレ。麻酔が痛かったらしく、例によって涙目なり。コイツもこの一カ月、友だちと殴り合いして泣かされたり、コケて唇腫らしたり、歯抜かれたり、忙しい男よの。

オハヨウからオヤスミまで (2011.10.06)


起床後、朝メシ前に恒例の倍音声明(ヨガの瞑想法の一つ)を20分。
8時よりパジャマのまま業務に取りかかり、インタビューシートづくり、取材の段取りなど。
10時から道場にて2時間ほどJ氏指導。
昼メシ食ってスグ、観音にあるデザイナーM氏の事務所を訪問し、某バス会社の修正カンプを受け取る。
3時より中区メルパルクにて、週一で朗読セミナーを実施している某グループを取材。
全ミッションを無事に終え、7時帰宅。
それから練功を40分(気功の修練)。
夕メシ後、道場にて1時間ほど独り稽古。

こうやって一日を振り返ってみても、業務の間にたっぷり他のこともやっている。いや、これがあるから、仕事でも疲れず、アイデアも枯渇しないというのが正しい。あ、今日はまだ楽器を触っていないスね。なわけで、1時間ほどスタジオに籠ります。

*写真:セガレの黒板日記。「トト(俺のこと)、48」の上に「もうちょっとで49」とある。そうだった、今月なのでした。

燃えよ中年 (2011.10.05)


雨。気温低し。11月上旬並みとか。
午前中、午後からの取材のための資料読み込みとインタビューシートづくり。出力ラッシュでプリンターのインクと紙の減りが異様に早い。

午後より、某企業にてヒアリング。終了後、クライアント担当氏から「おかげさまで季刊誌の評判がすこぶる良い」と。企業季刊誌なる媒体は、不況時には一番最初に廃止される弱い立場。それがすでに6年目に差し掛かろうとしている。けど、個人的には、まだ満足するわけにはいかん。帰りのクルマの中でカメラマンA氏と、さらなるレベルアップを誓い合う。

*写真:昨日の宇部市の取材で、再び「寝技」炸裂のA氏。

被災地の土が告げるもの (2011.10.04)


某季刊誌の仕事で、山口県宇部市の、とある食品機械製造メーカーY社を訪問。
Y社のかなりの数のクライアントが東北にあり、今回の震災で多数被災している。津波で工場ごと流されたり、社長自身が行方不明だったり、かろうじて残った工場も、食品製造機器が海水を含んだ汚泥に浸り使用不可になっていた。そこでY社では、これらの機器を引き取ってリペアし、業務再始動の手助けを積極的に展開している。と、文字で書けば簡単であるが、ドロまみれの機械は塩分による腐食が進み、デリケートなモーターやコントロールパネルなどはまるで手のつけ用がなく、作業は困難を極めたのだとか。

工場横手の空き地には修理できず廃棄せざるを得ないパーツが、山積みになって一時保管されていた。錆び付いたモーターを覆うケースカバーの下をのぞき込んだら、被災地を飲み込んだヘドロの一部が、カラカラに乾涸びて残っている(下の写真)。手の平に乗るほどの土塊は、そこに生きていたさまざまな人々の暮らしが根こそぎ破壊され微粒子となって堆積したものだ。この機械はどんな食品を加工していたのか。ここで働いていた人たちはどうなったのだろうか。リペアに託した希望、、、それらを思った途端、無数の悲鳴が聴こえた気がして、胸が締め付けられた。被災地に脚を踏み入れていない俺は映像や写真、文字でしか状況を知っていない。そんなもん知っているうちには入らない。だから、今ひとつ実感が沸かなかった。けれど今日、この土塊に触れた今日、理解した。それは本当に起こってしまったのだ。

予知能力 (2011.10.03)


見知らぬ場所でのレストランウェデング。
と、初老のオッサンが走り寄り「どこ行ってたんだ!来賓もお待ちかねだよ!」俺を小声でなじる。
「え、僕、司会やることになっていましたっけ??」
「寝言を言うちゃこまる。さっさと準備しなさい!」
しかし、進行台本さえ持ってないし、ましてや新郎新婦の名さえ知らない。
親族らしきグループからも鋭い視線の集中砲火。
うろたえる俺を見かねた女性が「これ」と渡してくれたのは、一枚の紙切れ。
「残りの台本はこれからコピーするから、早く進めて」
ありがたい!、、、、と思って目を通すと、新郎新婦の名前は確かに書かれているのだが、まったく初めて見るヘンな漢字。中国の人??読めん!
「ええと、、、ほ、本日はお忙しい中、新郎新婦、、、ホニャララ様の、、、え〜その、、私、どうやら司会を担当することになっていたような、、、、」
ダメだ。もう死んだフリするしかない!

、、っつーところで今朝は目が覚めたです(笑)。俺は結婚式の司会は一切お断りしているので、途中でおかしいと気付けばよかろうに、げに夢というのは不思議なり。

悪夢を振り払うかのように、9時前から猛然と業務開始。
午前のうちに、今週急に決まった取材のためのヒアリングをデンワでし、山のような資料を収集&読み込んでインタビューのレジメを作り終わった途端、担当者から「取材延期になった。ゴメン」とのデンワ。今朝のは予知夢だったのですね。ひでぶっ!
男爵襲来 (2011.10.02)


午前中、雑務。

午後、旧友の田原男爵が襲来、じゃなかった来宅(笑)。
現役プロダイバーにして神をも恐れぬ伝説の水中脱糞芸(詳細は当HP内コンテンツ「人間世界遺産」の田原男爵を参照)をライフワークとする環境ハカイダーである。
相変わらずのホテイ腹ながら元気そうでなにより。下の写真のようにウクレレを持たせてみると、俺同様、ポリネシアン顔だというのがよくわかる。っつーか、彼の方が圧倒的に濃いな(笑)。

鍵盤女子会と剪定オヤジ (2011.10.01)


午前中、久々の二日酔い。西野さんやはっちゃん、OPをつとめた友人ユニット「恋街」との愉しい打ち上げで飲み過ぎたです。
とはいっても吐き気や胸焼けはナシ。ただひたすらに気怠く酒臭く。
で、こんな時は掃除が一番と、メダカの水鉢を皮切りに、ビアテラスのシュロチク、クワズイモなどの剪定、その他観葉植物の配置換えに没頭。BGMは、柴草玲(「前山にて」イイネ!)、鈴木亜紀(「港タクシー」イイネ!)、Qoonie(newアルバム「ビューティフルワールド」イイネ!)、椎名まさ子(はて、この方とは最近どこかでお会いしたような?とにかくイイネ!)など愛しの鍵盤女子たち。っつーか、半パン+ビーサン、首にタオルを巻いたムキムキオヤジがこれらを聴きながら剪定やってる絵はスゲエよな。あーこりゃこりゃ。

*写真:夏の間、伸び放題だった葉を3分の1ほどとっぱらい、男前になったシュロチク君。昔、数日間ほど植木屋のバイトをしたとき、親方監修のもと某豪邸のカシの生け垣の剪定をちょっとだけさせてもらったことがある。で、親方から「なかなかセンスがある、、、ような気もする」という微妙な評価をいただきましたとさ(笑)。

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