Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2012年01月の日記

バッテリー昇天す (2012.01.31)


午前中、道場にてIさん指導。

午後、市内西区某インテリアショップにて取材。今回も、レギュラーで監修をお願いしていインテリアコディネーターIさんのセッティングでグレードの高いロケとなる。
1時間半後、無事ミッションを終え、さてカメラマンA氏の「デリンジャー2世号」で帰ろうとしたところ、いつもはセルを回すと「プロレスラー<アンドレ・ザ・ジャイアント>のクシャミ」のような轟音を響かせてディーゼルエンジンが咆哮するはずが、「、、、、グ、、、、グモモ、、、、グ、、、」と弱々しい声を発したきり沈黙。バッテリーが上がっちゃいましたんですな(笑)。
不運なことに、ロケで使わせてもらったお店のスタッフのどなたもブースターケーブルを持っておられず、結局近所に住むA氏の知り合いのエンジニアに来てもらって、30分後、ようやっと帰路へ。
明後日から3連続で遠征もあることだし、早めに対策を打ちましょうということで、途中、ディーラーに寄るも、純正のものがなく、韓国製バッテリーを購入。ビンビンにパワフルな「韓流バッテリー」なら、当分大丈夫?!(笑)

*写真:ロケで使わせていただいたインテリアショップ。仕事で来たことを忘れそうなほど、面白いグッズ多々あり、観葉植物も一杯でした。

あんぽん (2012.01.30)


セガレ、風邪の兆候あり、休ませる。
終日、快調に執筆。夕方までに1本アップ。

佐野眞一「あんぽん/孫正義伝」。最近の佐野作品の中では出色の面白さ。この中では、孫正義さんより、父上である孫三憲さんの異色ぶりが際立っていると感じた。いや、孫家三代丸ごとスゴいと言うべきだろう。

「この激しい愛憎が織りなすアジア的曼荼羅世界の前衛性は、化け物一家を主人公にしたアメリカ映画の『アダムス・ファミリー』など安っぽ過ぎて到底足元にもおよばない。」

、、、、と、佐野さんはP132で孫家に最大の賛辞(?)を送っているが、「アダムス・ファミリー」が安っぽいかどうかは別にしても(笑)、彼らの生命力の濃さ、行動の突拍子の無さは、万事薄味の腑抜けのような現代ニッポン人のケツを思いっきり蹴飛ばすどころか、銀河の果てへ吹き飛ばすほどの破壊力を持って余りある。痛快です。原発事故後、いち早く被災地に個人のカネ100億円を送り、ソーラー発電プロジェクトを立ち上げた孫さん。彼だからやれた。それがこの本でわかる。で、僕は自分の自伝を生きてみようとあらためて強く思うのである。負けられん、じゃなく、僕は僕としてあろうと。
復元力 (2012.01.29)



午前中、道場にてS本さん指導。

午後より執筆業務。日曜日はほんまに仕事がはかどります。夕方までに、明日一杯締め切り分の原稿アップ。

元日、朝風呂に浸かりながら「2013年の元日に立ち、2012年を総括する」方法の意味が、徐々に理解できている。要するにあれは「未来の記憶」を創ることだったのだ(今頃気付くですか)。
良くも悪くも、人には元に戻ろうとするホメオスタシス(恒常性機能)が備わっている。これは身体だけでなく精神にも作用する。新しく設定した「未来の記憶」に対し、現状より強いリアリティを持つことが出来れば、前に進むエネルギーより、安定感・正確さで勝る<復元力>を利用できるというわけだ。ある場所を訪れた際、同じ道を通ったのに、行きよりも帰りの方が早く感じるのと同じだろう。で、「2012年を総括」したことで、これまでにない新たな行動指針が見えてきている。俺はこれからの10年が勝負。凄まじいワクワク感のみ、我にあり。
歌のチカラ (2012.01.28)


先日の取材終了時に己斐上のKさんから沖縄旅行土産としていただいた泡盛「残波」。それを昨夜、調子良く飲んでいたら途中で記憶が飛びまして。で、案の定、二日酔いの朝。

それでというわけでもないのだが、今日は完全オフとする。っつーか、年明け仕事始めから一日も休んでいなかった。

午後からスタジオに籠って5、6時間歌い込み。この歳になって、さらに声が伸びているような感あり。今夜、飛び込みで歌わせてくれるところはないかと真剣に考えるほど、ライブ飢餓状態。
昨日の日報に書いた通り、音楽メジャーがリリースするもののほとんどに魅力を感じない。聴きたい曲とは、たとえば個人レーベルで出されるこんな曲だ。歌っている人の屋号は「踊ろうマチルダ」、曲のタイトル「箒川を渡って」。
http://www.youtube.com/watch?v=OjOt6E-OeHI

*写真:先日の尾道取材関連その3。100%メイドイン尾道の商品群。素晴らし過ぎます。

心を失うな (2012.01.27)


午前中、道場にてIさん指導。
午後より執筆業務。夕方までに1本アップ。
夕方、リペアマンO氏が調整の終わった「シルフ-1」を持ってくる。3本の弦のビビリ、きれいに解消。むふふ。これでコイツもいよいよライブデビューか、、、、と思ったが、O氏が気掛かりな点があると。テストを兼ね調整後にアンプで鳴らしてみたら、異様に音が小さい。今どきこんな低出力なピエゾ(内臓マイク)はありえないそうな。一難去ってまた一難。よかろう。とことん付き合いますとも。

夜、NHKで広島出身の某シンガーソングライターのドキュメンタリーを見た。一発屋で終わらないため、次なるヒット曲を生み出すべく、レコード会社やマネージャーにダメ出しをくらいながらフントーする彼の姿を見ながら、「これほどの力量がありながら、なぜ自分の裁量でやらんのか」と不思議でしょうがなかった。プロデューサー?ディレクター?よくは知らんが俺が聞きたい「良い歌」とは全然無関係な世界で食っている、いわゆる「メジャー」な業界のご意見番がここまで幅を利かせていることにあらためて驚きつつ強烈な違和感。いや、俺が身を置く広告&マスコミ業界でも似たようなヒエラルキーは存在し、本日も某広告代理店とプロダクションの理不尽な仕切りに毅然と物言いを発した次第。タイムオーバーで決戦は週明けに持ち越されたが「心」失ってはどんな仕事も遊びも嘘になるのだ。ここで引き下がってどうすんじゃい。

*写真:昨日の尾道取材の1コマ。染色工房の研究所裏で飼われている「除草主任」のヤギ嬢を激写するカメラマンA氏。

尾道 (2012.01.26)


某季刊誌の仕事で、尾道は向島にある某染色工房を訪問。
取材終了後、取材クルーと別れ、尾道駅近くで塾を経営するIさん宅へ。その後も複数の地元友人知人(意外な方からも突然連絡があり、驚きました。Mさん、いずれまたゆっくりと)と連絡を取り合い、飲み屋街に繰り出し、彼らオススメの店のライブハウスや一品料理屋へ。
したたかに酔い、ピィヒャラ状態で新尾道駅から22時26分の「こだま」に乗り込む。やっぱり眠ってしまい、もう少しで乗り過ごすとこだった(笑)。みなさん、ありがとうございました。尾道サイコー。また寄らせてもらいます。

*写真:工房が位置する立花の高台から、因島を臨む。ここからの景観は平山郁夫も気に入ったようで作品を残している。

車中泊ロケその3 (2012.01.25)


午前中、快調に執筆。この数日で、ありえんスケジュールでありえん数の原稿をアップ。文句言わずに成果を出す。これでいいのダス。

午後より、季刊誌の取材で、西区己斐上に住む、とある知人宅を訪ねる。狙い以上の面白いロケとなった。寒い中、Kさんありがとうございました。

夜、友人の父上の通夜に参列。降りしきる雪。しばらく寒波が居座るようだ。

*写真:西区己斐上のKさんの趣味は旅先での「車中泊」。しかもトヨタのクラウンで(笑)。眠る際には、ご覧のように段ボールで手作りしたシェードを貼付けるそう。実はKさん、市内在住の40才以上なら、たいてい知っている某有名グラタン店のオーナーだった方。

自らの身体で感じとる (2012.01.24)


終日、快調に執筆業務。
その合間、2/28に迫った「ジューク」でのライブのチラシ制作(某居酒屋店主が作ってくれというので)。

夕方、道場にてYクン指導。以前の日報にも書いたが、彼は入門当初、まっすぐ立つことさえ難しかった。というか本人は「まっすぐ立つ」ということが身体感覚として感知できていないようだった。それが約3カ月で改善され、今では基本的な動きが少しサマになってきている状態。でもやはり、覚えるのに時間がかかり過ぎるのが気になっていた。で、今日は、心体育道ではやらない、移動せずそこにとどまったまま打ち込みを続ける「その場突き」を、4種の立ち方(後屈立ち、前屈立ち、騎馬立ち、三戦立ち)でやらしてみた。と、俺の見ている目の前で、身体操作がみるみる連動していくではないか。手取り足取りしてやっても覚えられない子は、単純な連続動作を自分の身体で確かめ感じとらせる方法が良いようだ。いや、勉強になるなぁ。

お茶目なポールおじさん、、、リペアマンO氏、、、 (2012.01.23)


目覚ましをセットし、午前3時に起床。BSでポール・スミスを特集した再放送30分番組を見る。御歳66。以前から彼のデザインが好きで、真っ黒のロード用自転車でオフィスに通うカッコ良さとか、チャーミングな物腰にも「オッサンやるのう!」と完全なミーハー視線を送っていたのだが、今回はファッションショー開催のために来日した彼を追った、東京滞在中のドキュメンタリー&インタビュー。うん、やっぱり」かっこいい。番組終了後、すみやかに寝床へ。

7時起床。
午前中、道場にてIさん指導。
午後イチ、某企業へ出向き、季刊誌のヒアリング業務。
夕方、道場にてS本さん指導。

夜、リペアマンO氏来宅。彼は以前、懇意にしていた某楽器店の店員だった人で、知り合ってから約30年。楽器店を辞めて以来の再会なので7、8年ぶり。先週土曜日、チカチャンのバースデーライブで秘蔵ギター「シルフ-1」を使おうと弦を張り替えたならば、2、3、4弦が異様にビビり出して、あえなくオベイション「銀次郎」と交替。またしてもデビューを逸した不遇の名器を診てくれる腕のいいリペアマンはおらんかと知人に相談したらO氏の名前が出て来たと。で、昨日連絡を取ったら早速駆け付けてくれた次第。
聞けば、現在、俺の顔見知りの凄腕ミュージシャン数名のギター担当医だとか。楽器店に居た頃、彼がそこまで高いリペア技術を持っているとは知らなかったので、よけいに驚いた。預けてみることにします。

*写真:こちらは目下絶好調のテイラー610「八丁念仏」。購入から17、8年。激しいストロークで削れた穴、このまま放置しておくと数年で貫通しそうなので、対策を検討中。

なかったことにする国家体質とショックドクトリン (2012.01.22)


今朝の中国新聞朝刊トップの見出しは「福島原発事故・最悪シナリオを封印」。福島第一原発事故で、作業員全員が退避せざるを得なくなった際、想定されるもっともマズイ事態を当時の菅首相が原子力委員会に予測させた文書は3月末の時点で、やはり存在したのだ。それを、あまりにも衝撃的な内容だっため、当時の内閣トップが「なかったこと」にしたと。 
昨年末の野田首相の「勝手に原発事故収束宣言」しかり、自らの保身のため代償として国民の命を危険にさらすことをいとわぬ発想。これは人権侵害だ。どれほど多くの方が、原発立ち入り禁止区域に指定された家や土地、財産、家族同然のペット、職場を奪われたか。「なかったこと」に、させる巧妙なしかけ(というかミエミエだが)に乗らないよう気をつけましょう。どさくさまぎれの増税など、カナダのジャーナリスト、ナオミ・クライン氏の言う「ショックドクトリン(大惨事により民衆が抵抗力を失った時を見計らって実施される過激な市場原理主義改革)」そのまんまではないか。

*写真:午後、東に虹。どんな状況下でも常に希望はある。

プロフェッショナルの作法 (2012.01.21)


午前中、雑務。来週からの遠征の備品購入など。
午後より執筆業務。夕方までに1P分をアップ。

夜、長年お世話になっている富士見町のライブカフェ「スタジオDUCK」にて、こちらの女ボス、チカチャンのバースデイLIVEパーティーにソロで出演。登場する全10グループorソロに、セッティング&撤収込みで各30分枠が用意されていたのだが、定時にスタートした俺の前のユニット(2番手)がすでに10分オーバー。アマチュアが多数出演するイベントにはよくあることなれど、序盤でこれであれば後半に向かうにつれ多大なるシワ寄せが起こり、出演者も客も店側も疲れるのが常なので、俺は残り20分枠でいくことを自主的に決める。

セットリスト
「その男ヨシオ」>「月の下ジントヨー」>「横を向いて歩こう」

以上、渾身の3曲。撤収も含めタイムテーブル通りジャスト9:30でフィニッシュ。異様にウケる。この曲のためだけに持って行ったオベイションでやった「横を向いて」では何人か泣いている人あり。要は時間の長さではなく、どう使いこなすか、だろう。不利な状況を逆手に取る、良い訓練になった。ワンマンライブならまだしも、共演者がいるのなら時間枠は遵守するのがマナーなのだ。演奏後は、明日も仕事があることだしDUCKのスタッフF君の所属するプログレバンドの不思議な演奏(ホメてます)を聴いてすみやかに店を出る。
帰りのタクシーの中で、ベストな演奏を心がけ実践することにおいてのプロフェッショナルミュージシャンであろうと、あたらめて魂に誓う。
迅速は欠かせぬ資質、、、驚異の小一?、、、植物と会話、、、 (2012.01.20)


午前中、当道場にてJ氏指導。
午後、広告代理店担当O氏来宅。今週と来週の取材先に関する事前打ち合わせ。有能なO氏だと、話が実にスムーズ。取材交渉や資料収集、遠征時の宿の手配に至るまで、彼に任せておけば、あっちゅーまにセッティングしてくれる。「ホントに助かります」と言うと「いや、ボクはイラチなだけなんですよ」と。イラチであることは、この世界には欠かせぬ資質の一つだろう。「生き馬の目を抜く」広告デザイン業界をサバイバルするうえで迅速さは大きな強みとなる。おかげで片方の季刊誌の方は、これですべてがクリアになった。ところで別の広告代理店&プロダクションが担当するもう一冊は、、、まぁ言うまい(笑)。

夕方、TVでセガレと相撲を見ていて、白鵬が負けて把瑠都が初優勝を決めたことにコーフンし、「いっちょうやるか」と睨み合ったならば、立ち会いから瞬時に俺のフトコロに飛び込むや66キロのオヤジを抱え上げよるではないか。オマエほんまに小一か。このところ、やけに体躯ががっしりしてきたとは思っていたが、あなどれんようになった。

オタマのバイオリンの生徒のFさんは「植物と会話」できる特殊な能力を備えている。今夜のレッスン終了後、我が家の観葉植物コレクションを眺め、何も説明していないのにヒメモンステラのどれとどれが「兄弟」であるかをさらりと言い当てた。彼女によれば、植物はけっこうわがままな連中で、互いにののしり合ったりしているのだとか。ウチの植物は冬期というのに異様に元気らしい。
旅するワンルーム、、、パラダイムシフト、、、 (2012.01.19)


広島地方、朝から久方ぶりにまとまった雨。
午前中、某季刊誌の取材で市内安佐南区にある某キャンピングカー専門店さんを訪問。
まるで「ワンルーム」のような、車内とは思えぬ極上快適空間を目の前にし、カメラマンA氏とともに仕事を忘れて舞い上がる(笑)。というか、取材したくて今企画提案と相成ったのだ。
それにしてもだよ、こんな車で音楽仲間と全国津々浦々をライブツアーできたらどんなに楽しいだろうか。こちらのボス(歌旅の師、豊田勇造さんと同志社大学で同級生だったとか)もとても面白い方で、これを機に、いろいろと仲良くしていただけたらと。
ところで、ふと気になって、勇造さんのHPでライブスケジュールを見たら、今年5月27日(日)広島市中区加古町「OTIS!」でのライブに俺と梶山シュウが出演することになっているじゃないの。知らなかった(笑)。

帰ってから通常業務。
最近、業界で「浮きまくっている」感あり。昨年下半期より連発したバッシングまがいのゴタゴタが、また我が身に降り掛かるかもしれんが、大いにけっこう。それは本当に価値のある方向へのパラダイムシフト、「禊」なのだ。

*写真:2日前、ロケのセッティング時に欠損した右手人差し指の本日の爪の状態。例によって異様な回復力を見せているが、指先にうっすら、かつてあった爪の付け根の跡が残ってるでしょ? うう、痛ましやっ!

北広島町 (2012.01.18)


フツーに起床。熱もなく、喉も大丈夫。どうやら風邪はスルーしてくれたか。

午後、某季刊誌の仕事で北広島町にてインタビュー業務。対象者は、先頃ユネスコ無形文化遺産に登録された「壬生の花田植」の保存会会長さん。車で高速道を1時間走っただけで、その地だけに伝承された固有の文化が息づいている場所に着く。中国地方にはそういった例がまだまだ多い。
さて、明日は、広島市安佐南区にある、某キャンピングカー専門店を訪問予定。

爪先欠損、、、微熱中年、、、 (2012.01.17)


午前中、広島湾を臨む某高台にて、季刊誌のためのロケ。アートディレクターである俺自身が誌上モデルも兼任す。ところで、撮影用のアウトドア小物を組み立てている時だろうと思うのだが、右手人差し指を引っかけてしまい、ウクレレのストローク用に伸ばしていた爪の先っちょをごっそり4ミリほど欠損。
撮影から帰って弾いてみたら、爪が残ってる部分に弦が当たるよう指の向きを微妙に調整することで、まったく問題なく音が出せるのがわかりひと安心。っつーか、俺もこういう芸当が出来るようになったのだな。
随分前、「爪が命」のクラシックやフラメンコのギタリストの中には、欠損したときに備え、移植用に足の爪を伸ばしていると聞いたことがあるがホンマなのだろうか。瞬間接着剤でくっつけ、ヤスリで形を整えるんだと。また最近は、楽器メーカーからギタリスト用「ネイルチップ」も出ているというウワサも。オタマの姉のナオチャンは、プロのネイルアーティストだったので一度相談してみよう。

午後より明日&明後日の取材の資料準備。
夕方、今夜のMAC新春ライブパーティーに間にあうよう修理に出していたL.R.Baggsのアコースティックギター専用DIをK楽器店へ取りに行き、ついでに経年劣化でピッチがヨレヨレだったホーナー・ブルースハープ「マリンバンド」のCkeyも新調。
と、夕食後、悪寒。続いてクシャミ、咳の波状攻撃。どうやら少し熱もあるカンジ。「今年は風邪をひく気がせん」と周囲に言いふらしたバチが当たった?
1時間ほど逡巡し、怒濤の取材月間に突入したことも考え、大事を取ってMACライブ欠場を決める。もし、行くつもりだった読者諸兄がいたら、申し訳ない限り。これがワンマンの有料ライブなら這ってでも出演するのだが、悩ましいところです。

*写真:出番を逸した御両人、アコースティックDI(手前)と、ブルースハープ「マリンバンド」。実はこのアコースティックDI、今夜はウクレレではなく、秘蔵ギター「シルフ-1」にテスト使用する予定だったのだ。ピエゾ・ピックアップの非力さをカバーできるかどうか。っつーことでシルフも仕切り直し。

取材調整 (2012.01.16)


終日、取材交渉や資料収集。
調整の結果、明日から3日連続で取材となった。珍しいことにこの3日間はすべて広島県内でしかも日帰り。来週は尾道が一本、さらに翌週は市内一カ所と山口の湯田温泉が一本。その合間に岡山、広島市内二カ所入る予定。もちろん、取材したらハイ終わり!なワケがなく、原稿執筆が待っている。2月半ばにはすべて終息させ、2月28日「ジューク」での三代目春駒feat.椎名まさ子『p.s』レコ発ライブへ向け準備したい。
ロケハン、、、消臭力、、、仕切るセガレ、、、すでに繋がっている感じ、、、 (2012.01.15)


午前中、明日からの取材のための資料収集。

午後イチ、クルマで某雑誌特集記事のためのロケハン。目星をつけていたある場所は、行ってみるとロープで囲われ立ち入り禁止区域になっていたが、それとは別にすごく良いロケーションを発見。

その後、道場にてIさん指導。
最近の門下生の成長ぶりには目を見張るものがあり、動作も華麗流麗にして、時にド迫力。日々ヒートアップする稽古に伴い、当道場も武道場やスポーツジムなどでお馴染みの体育会系独特のニオイが。で、昨日より「消臭力」を設置しておいたところ、たしかに汗臭さは消滅したものの「いかにも」な香り効果がしつこくて今度は頭が痛くなった。「無香料タイプ」を選ぶべきでした。とほほ。

夕方、家族と近所の某ショッピングセンターへ。レストランフロアで夕飯を食おうということになったが、どこの店にしなにを注文するかセガレが勝手に仕切りよる(笑)。この強引さは誰に似たんでせう?

夜、再び取材の準備。とあるキャンピングカー専門店にメールで取材協力の申し込みをお願いしたところ、すぐ快諾の返信をいただいた。ところでこちらの店長さん、文末に「勇造をご存知か?」と。我が歌旅の師匠、豊田勇造さんのことと推測するが、店長さんもお知り合いなのだろうか。自分で取材交渉する場合、このような「すでにどこかで繋がっていた」ということは決して少なくないのだ。
ノマド化計画 (2012.01.14)


終日惚ける。来週から数週に渡って怒濤の中国5県取材行脚が始まるので、意図的な脱力行為。良い取材は、気配を消すくらいの心持ちが必要。要はシンクロ率。狩猟家と同じで、その地の環境に溶け込むようでなければ、対象の核心に近づくことは出来ない。

今年の新しい取り組みの一つが、狩猟民族の進化形態である「ノマド(遊牧民)化」。現在、手がけている仕事の大半が「遠征」で成り立っている。この移動距離&期間をさらに伸ばしたい。フットワークの軽い移動にあたり、係る装備の軽量化ほか、重要機材のプロテクションも検討中。新規のモバイルPC(iPadのスペックは執筆業にはもの足りない面がある)や、ウクレレのハードケース等をいろいろと調べている。実は、遠征先には海外も視野に入っているのだけれど、まだ内緒(笑)。

また、3月あたりから、ながらくホコリを被っていたシーカヤックを引っ張り出し、月イチ程度のツーリングを考えている。以前何度かやった、カヤックを着脱式のコロに載せ、当アジトから最寄りの京橋川まで約500m引っ張っていき、海へと下り出る方法。全長7.4m3人乗り巨大シーカヤックゆえ、一人では無理だが、近所に住んでいる当道場門下生で元自衛隊空挺部隊のS本さんや、ガタイのでかい甥っ子Nもクルーとして参加してくれることになっているので頼もしい限り。

レレレの錬磨 (2012.01.13)


午前中、道場にてJさん指導。
午後より通常業務。
夕方、再び道場にてS本さん指導。
その合間、練功やヨガ。
肉体の錬磨に伴い、潜在的な意識も覚醒していってるのがわかる。どこへ行くのか、俺(笑)。
トッパアーティスト (2012.01.12)


午前中、取材の下調べ。

午後イチ、西区の某映像プロダクションにて、今年初となるTVCMナレーション録り。モノは海外の某老舗ヘビメタバンドの広島公演。たった3テイク、時間にして2分程度で終了。

夕方、頻繁にタッグを組まさせてもらっているカメラマンA氏のスタジオを訪問し、来週以降予定している取材の段取りを打ち合わせ。それと「海1プロジェクト」の参加要請も。
今年のテーマの一つが「安心領域を突破する」である。冷静かつ大胆に。「すでに知っている」というスタンスからは、新しい発見はない。不可視のエリアへ、果敢&チャーミングに攻め込むべし。
「トップアーティスト」ならぬ「トッパアーティスト」を志向します。
サイコダイバー、、、直轄道場初稽古、、、 (2012.01.11)


年末からついた寝坊グセを是正すべく、本日は6時台に起床。まだ7時前になっても真っ暗なのね(笑)。しかし、この冬はほとんど寒さを感じない。なんかこう、つねに内臓全体が心地よく放熱している感があるのだ。この2年ほどは、風邪と呼べるほどのものもない。

終日、企画業務&情報収集。
我が家から直線距離2キロほどの吉島の広島刑務所から中国籍の囚人が脱走したらしく、昼からずっとヘリが上空を舞っている。そこで凶悪犯罪人とされる人物を「瞑想のためのテキスト」にしてみた。夢枕獏の著作「魔獣狩り」に他人の精神に潜り込む「サイコダイバー(小松左京の小説では、サイコエクスプローラー)」が出てくるが、ずばりアレです。最近はあの技術がフィクションではないと思えるのだ。圧倒的に高い抽象度と対象への強い臨場感を備えるに至れば、人、モノ、動植物、はては地球外にまでサイコダイブできる可能性はある。気功やメディテーションの修練により我が身体に次々と発現していることは、すでに現代の科学では説明不能。その遥か先に、ひょっとしたらと。

夜は、宇品御幸の心体育道直轄道場へ。今年は時間を工面し、最低でも月イチは直轄道場へ通い、日々進化を続ける心体育道の最新バージョンを吸収する。2012年、なかなか良い滑り出し。

*写真:透徹感ある青空に、そこはかとなく春の気配。BGMはファンタジーアニメ「蟲師」のサウンドトラック。

ラフと企画シート (2012.01.10)


午前中、フリーランスのクリエイター有志数名と共同で設立する方向でミーティングを進めている「西瀬戸タイムズ/海まで1マイル」の企画シート製作。ラフデザインは大方出来ている。ラフと文字による企画意図が揃った時点で「こりゃイケル」と思えたら、99%成功する。それは20年間、広告デザイン業に携わった経験則から自信を持って言える。で、今日はそれがあった。だから大丈夫ということにしたい(笑)。不可視だった領域に新しく強い臨場感を伴ったイメージがタッチダウンできたら、物理空間へ現出させることはさほど難しくないんだって、ホンマに。

夜、いつものようにスタジオにて張式秘伝功をやっていると、これまでの「気」の最高出力を体験す。このまま垂直離陸して成層圏を突破し、宇宙空間に放り出されるような、裡から吹き上げてくる凄まじいパワーの奔流。たぶん、これでもまだ序の口だろう。

*写真:表紙買いした鶴田謙二の「冒険エレキテ島」大当たりでした。小笠原界隈をテリトリーとする小型飛行艇宅配業の女性パイロットが、3年に一度、海流に乗って現れる幻の孤島「エレキテ島」の探索に挑むという海洋ロマン。宮崎駿の「天空の城ラピュタ」「紅の豚」「魔女の宅急便」をくっつけたみたい?いや、それでもオススメです。これはパクリなどでは決してない。

草笛の鳴るほうへ (2012.01.09)


午前中、道場にて甥っ子N指導。彼の冬休みは今日でおしまい。明日から岡山の全寮制高校に復帰。

本日は「成人の日」らしいが、午後より通常業務。今年からは、明日やっても充分間にあうことであっても、極力前倒しで片付ける方針。これで突発で舞い込んで来た案件にも対応できる。

2012年はまずまずの滑り出し。今年は、なにを思い向き合うにせよ「不可能なことはない」というスタンスを踏襲する。今年の10月で、僕も遂に50〜〜〜〜〜〜〜〜ッ歳! 気持ちの区切りとして、2022年までの残り10年を人生で最もワクワクな熱く愉しいスチャラカ期と定めた。激烈果敢に、学び、味わい、醸し出し、遊び倒すのだ。振り返れば、高校を卒業してすぐ18才の春、広島市中区並木通りにてストリートシンガーとしてキックオフしたときから助走は始まっていた気がする。
草笛の鳴るほうへ、悠々と急ぎつつ、歩を進めたい。
ライブ日時修正のお知らせ (2012.01.08)


まず、お詫びと訂正です。先日アップした春駒ライブスケジュール「LIVE 36.5°」内におきまして、「CHIKA's Birthday Party」に僕がソロでゲスト出演する件ですが「1月14日(土)」ではなく、その翌週「1月21日(土)」の誤りでした。新年早々スミマセン!
言い訳すると、14日は「CHIKA(チカ)」でなく一字違いのジャズボーカリスト「CHAKA(チャカ)」のライブがJiveという場所で予定されており、個人的に行くつもりだったもんで、スケジュールの書き込みがごっちゃになっていたようです。アブナいところでした。知らせてくれたYさん、ありがとう。

夜、PICOでのミュージシャン仲間の新年会に参加。後半、ヘンな方向に話題がそれてしまい、ちょっと反省。

*写真:仮面ライダーブラックRX超リアルフィギュアの触覚が、しょっちゅうはずれるので、ふと思い立ち、アコースティックギター6E弦をラジオペンチで加工して押し込んだらジャストフィット。っつーか、純正の黒い触覚だとハエかゴキブリにしか見えなかった。こっちのほうがカッコいい。

青のBOLLE (2012.01.07)


午前中、当道場にてS本さん指導。昨日に続き、狭いスペースで一緒に動くことを工夫しながらの2時間。いい練習になります。

午後イチ、宇品御幸にある心体育道直轄道場をひとりで訪ね、廣原先生に新年のご挨拶。考えてみれば、僕は心体育道の前師範の中で、直轄道場に一番近い距離に住んでいるのだった。今年は極力ここへ顔を出し、日々術理が検証され更新される心体育道の最新バージョンを先生直々から吸収させていただきます。

ネットで注文していたイタリアの時計バンドブランド「モレラート」の「BOLLE/BLUE:19mm」が届く。オールチタン製の「SEIKOランドマスター大場満郎モデル」は、彼が北極海単独横断に成功した1997年に、その時の総走行距離1877キロにちなんで1877個のみ限定発売されたもの。こういうストーリーに簡単になびいてしまうんですね僕は(笑)。数年前に純正チタンバンドからダイバー用の黒いラバーに替えたのだが、いまいち安っぽい感じがあり、文字盤に合わせてブルーのBOLLEはどうかと。これがビンゴでした(下の写真)。日本の工業製品には無い青。

夕方、広島の老舗ロックバー「MAC」のマスター、マック氏からデンワ。毎年恒例のMAC新年会ライブへの出演要請を承諾。1/17。時間等の詳細未定。

記憶にずっと残る投手、、、ヒクソン、、、 (2012.01.06)


午前中、当道場にてJさん指導。
7帖ほどしか無い道場ゆえ、これまで基本動作等は門下生と一緒に動くことはしなかったが、これも一つの「戦況」と仮定し、隅っこの狭小スペースであれこれ工夫してやってみたら、なんとも得難い稽古となった。毎度同じことを繰り返しても進歩は無いということか。

午後より、セガレの幼稚園時代の同級生とその親御さん計2組が来宅。この春から関東へ引っ越ししたKくんのオトーサンは一昨年まではカープの投手だった。あの年、とある混線試合の終盤、ピッチャー交代となり、ケガから復帰して一軍登録されたばかりの彼の名がコールされたときはシビレたねぇ。長いカープファン歴のなかであれほどコーフンしたことはなかった。マジで優勝した時よりもグッときた。それよりかなり前、ピッチャーでありながらヘッドスライディングした事件も話題となり、例のスポーツ御意見番TVで張本さんから「喝!」をくだされたこともあった(笑)。とにかく負けん気が強いんだから。

夜は再び道場で、甥っ子を指導。午前中同様、一緒に体を動かしまくる。
稽古終了後、TVでヒクソン・グレーシーの特集を見る。御歳52。ほぼ同じ世代じゃん?!
すでにリングファイターとしては現役引退をしていたとは知らなかった。「400戦無敗」とのキャッチフレーズはマスコミの誇張だが、彼には格闘術を超えた圧倒的な戦闘能力があるのは間違いない。「術」にとらわれず、心と体の高レベルな折り合いを目指し、それを実践してみせたのがすごい。
慌ただしく始動 (2012.01.05)


朝イチ、某広告代理店担当者からデンワ。年始の挨拶もそこそこに「明日中に企画書が欲しい」と(笑)。「お礼に超レアなお食事処へお連れしますから」っつー交換条件を受け入れて、猛然とアイデアを出しまくり、明日ではなく昼過ぎには書き上げてメール送信。私、鼻先にニンジンぶら下がると抜群の集中力を発揮するようです。
その他、年末に企画提案を済ませていた別件も、OKが出た分から取材へ向けて準備に取りかかる。

その合間、息抜きにスタジオで弾き唸り(僕の場合、弾き語りではない)。10年以上歌っていないオリジナルが勝手に口をついて出て、しかも歌詞の一部が、今現在の気分の言葉に差し変わりよる、なにかが憑依したかのように。はは、おもろいじゃん。来月末の「ジューク」でのライブでやってみましょうかね。

存在感を示せ、、、名器の実情、、、第一回会合、、、 (2012.01.04)


午前中、絶大な信頼を置いている某御仁から、年始のはなむけの言葉として「存在感を示せ」と。混沌としていたビジョンが集約され、スポッと中心に収まるような短くも力ある檄文。お見事&感謝。

午後より、明日からの仕事始めに向け、諸々準備。

Yahoo!が読売新聞報道を抜粋した本日付けの記事「バイオリンの名器の音色、現代モノと大差なし?」が面白かった。
国際的コンテストにエントリーできる技術を持ったバイオリニスト21人にバイオリンの名器「ストラディバリウス」「ガルネリ」と現在の最高級バイオリンあわせて計6丁を目隠しして試奏してもらったところ、皆さん、現代バイオリンのほうが「良い音がする」と。逆に、何億円もする名器は評価が低かったらしい。
さもありなん。これもドクター苫米地のいう「強い思い込み」による「ストコーマ(盲点)」の一例だと思う。特に権威や形式を重んじ過ぎるクラシックミュージック界は、案外簡単にブランドに騙される?
バイオリンではないが今から30年くらい前、某楽器店に遊びに行ったとき、ギターの名器「マーチン」と、その20分の1以下の価格の「初心者に最適!」と値札にでっかく書いてあった国産カワイ製ギターを各2本ずつ弾き比べたら、圧倒的にカワイの勝ちで店長みるみる青くなった、という経験がある。ちなみに僕が現在使っている2万円台のウクレレ。ラインで出す音に限っていえば、その10倍以上の値段のウクレレに負けたことは今のところ一度も無いです。
ってことで、自分の耳を信じるのが一番。

夜は市内某居酒屋にて、第一回目となる「海まで1マイル」立ち上げのための会合。参加者はビデオカメラマンにしてユーストリーム「ゲストハウス/そら屋」ディレクターのYくんと、ヨガインストラクターのYさん。良い方向で話がまとまる。

*写真:新しい革製ストラップを装着した「シルフ」。僕が楽器に求めるスペックは、ピッチの正確さ、チューニングの合わせやすさ&狂いにくさ、そして一番重視するのが「頑丈さ」(笑)。

「海まで1マイル」プロジェクト始動 (2012.01.03)


午前中、市内某老人ホームに入所している初代春駒を家族で見舞う。耳はほとんど聴こえていないようだが、ひ孫であるセガレや甥っ子Nの顔はわかるようだ。

正式な仕事始めは5日からスタートに決め(っつーか、自分で決められるというのは良い身分だね)、元日に想起したこの一年のダイジェストに沿って、実現のための準備に本日より取りかかる。
そのひとつ。春までに自費で立ち上げるサイトのネーミングは「瀬戸内エリア快適生活発信サイト/海まで1マイル」とし、これまで別個に展開していたポッドキャスティングラジオ「ミミクル/ハックルベリーの庭」、ユーストリーム「ゲストハウス/そら屋」ほか、海から約1マイル(約1.6km)圏内で生活する面白い人物のライフスタイルや趣味等を僕自身が取材・執筆するインタビュー、ブックレビュー「旅人の本棚」、アウトドアスポーツ・気功・ヨガなどを紹介する「遊体力学」など、僕が面白いと思った話題をコンパクトにまとめたコンテンツで構成。これまで数年に渡って手がけた2種あわせて30冊の企業情報誌で培った技術とセンスは、僕の財産である。制約が多いなかで、いかに興味を持って読んでもらえるか、日々、創意工夫の連続だった。「海1」は禁じ手なし。ただ基本的には、個人はもちろん、団体や企業を批判・誹謗中傷することは一切しない方針。宗教や政治にもコミットしません。抽象度を高めて俯瞰すれば、直接的な「けなし」が、いかに効力が薄いかがわかる。伝え方を吟味します。
3年目に突入、、、永遠の冒険、、、 (2012.01.02)


午前中、父方祖父母の墓参り。

午後より、道場にて初・独り稽古。
続いて、ついに3年目に差し掛かった張式秘伝功。一昨年夏の「気」の発現後、制御がますます自在となってきており、それなりの効果もはっきり自覚できている(そうでないと途中でヤメている)のだが、今後どんな具合に発展して行くのか、修練を継続して見極めたい。気功を「科学的でない」とする人もいる。機器で感知できなかったり数値で表せないものがそうであるなら、人類を取り巻く森羅万象のほとんどが非科学的ということになる。ただ、まやかし、詐欺的な者が多いのも確か。「気」に習熟してきたせいか、そこらへんの真贋の見極めもできるようになった。

夕方、セガレと段原のマイカルワーナーで「タンタンの冒険/日本語吹き替え版」を見る。これまでスピルバーグが手がけた娯楽大作「インディー・ジョーンズ」シリーズの子供向けオールCG作品。セガレと同じ年くらいで僕が見ていたのはゴジラやガメラ。「タンタン」も彼の記憶に間違いなく残る、良い映画だった。男には永遠に<冒険>が必要なのだ。
一年の計は一年先の元日からの達観にあり (2012.01.01)


起床後、いつものように倍音声明。
朝食のあと、元日恒例の朝風呂。
脚はしっかり伸ばせるけど浅めのバスタブ(これなら泥酔状態でうっかり眠っても溺れない?)に、のしイカのごとくたゆたいつつ「今は2012年の元日ではなく、2013年の元日」というイメージを想起して「2012年の総括」をしてみる。
「目標を立てる」というのは、非常に一次元的で、臨場感を持ちにくく長続きしないと言われる。ところが、本日初トライのこの方法を試してみて、潜在意識下にあったかのような予期しなかったけど新鮮で愉しいビジョンまで次々と3D状態で立ち上がってきてコーフン。いや、これはスゴイ。おかげで頭がクリアになっただけでなく、ビジョン遂行のための手順さえ大方解ってしまった。

さて昨日、呉の墓参りに向かう途中、カーラジオのパーソナリティ(有名な声優Yさん)が、
「谷村新司さんが、もっとも印象に残った映画の1シーンとして挙げたのが、『マトリックス』の冒頭で『マトリックスとは、コンピュータが生み出した仮想空間ウンヌン、、、』でした。なぜ谷村さんはこれを選んだのかなぁ。ボクにはわからないのですが」
みたいなことを語っていたが、僕にはなんとなくピンときたのです(冒頭部分にこんな解説があったという記憶は無いのだが)。谷村氏は東北震災&原発事故後、「やっぱり役立たずだった日本政府」を目の当たりにし「我々は官僚、政府、マスコミらの支配者層に洗脳されている」と、危機感を感じて暗にメッセージしたかったのではないか。映画と違うのは現実には「支配者層」すら、「金」による強烈な縛りをかけられている状態と僕は思う。

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