Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2012年04月の日記

28年ぶりの「一本の音楽」 (2012.04.30)


振り替え休日?あっそ、という感じで終日、粛々と通常業務。

夕方、「OTIS!」にて、シンガーソングライター村田和人さんのライブ。彼のライブは、今はなき「カワイホール」以来だから、、、29年ぶりじゃん(笑)。当時、俺は二十歳。「マクセル」のカセットテープのTVCMソングに採用された彼のヒット曲「一本の音楽」にかぶれておりました。俺の目を国内のああだこうだからイッキに「国境のある街」へ向けさせてくれたという意味で、「心の中の国境」を取り去ってくれた豊田勇造師匠の音楽とともに多大なる影響を受けているのである。

 振りかえる 国境の街は
 いつか消えていく 遠い蜃気楼
 風を感じたら I'm just flying away....

 キミの好きな音楽を いつもポケットに入れて
 一本の音楽が 僕の旅のパスポート
 昨日迄のわずらわしさ
 やぶり捨ててしまえ

、、、てなフレーズです。で、実際、久方ぶりの彼は、ライブスタート前からお客さん1人ずつに声をかけて回るなど気さくなオッサンだった。確かに年輪を顔に刻んではいるが、声は太く伸びやかに、ギターはウエストコーストやら湘南からの風を吹かせ、MCでは曲づくりやレコーディング秘話で笑わせ、あげく俺を指名し、演歌でオバサンがライトスティックを持ってやるようなポーズを曲にあわせてやらせたりと、あっちゅーまの2時間半。
素晴らしい。御歳58才の彼「僕はあと20年、このように歌い続けたいんですよ。ギター持ってどこにでもいきます。PAなんかなくたっていい。お客さんはたったひとりでもいい。皆さんと音楽でふれ合えたらサイコー。ただそれだけです」
彼のコトバは嘘ではない。広島はじめ、地方をギター弾き語りスタイルで回り始めたのはこの数年。「OTIS!」にも年2回ほど来ていたらしいが、マスターの奥さんによると客はずっと10人前後だったと。採算を考えていたら、続いていない。そして今日は満席。客が増えるのは当然だ。いい音楽をやる。結果はあとからついてくる。いや「成果」など彼は望んでいないのかもしれない。しなやかな歌心、粋に感じました。そうそう、「一本の音楽」は、最初とラスト、2回も歌ってくれた(笑)。

原初の歌 (2012.04.29)


終日、執筆業務。

夕方、息抜きに、セガレとカブトムシの幼虫の飼育セッティング。昨日、お向かいのIさんより瀬野の山奥産の天然モノを3匹いただいたもので。

夜は、数年前に齋藤令介さんご本人から直々にメールでプレゼントしていただいた「原始思考法2(俺が勝手に仮称)」を読みふける。毎年、草木が芽吹くこの季節になると手に取っている気がする。
プリントアウトしたら70数ページあったから、発刊されていれば前作「原始思考法」より5割程度文量が多いのではなかろうか。結局、世に出ることのなかった「2」。人によれば、というか、日本人の大半が、ここに書き連ねてある彼の至言に眉をしかめるであろうが、俺にはむしろ心地よい。それは200万年続いている人類の叙事詩、原初の歌だ。

ゆり亜のどこでもヨガ (2012.04.28)


午前中、お子さんが生まれた某師匠宅を訪ね、お祝いの品を贈らせていただく。それからセガレを水泳教室に送り迎え。

午後より、当道場にて稽古、ではなく、西瀬戸メディアラボ「海まで1マイル」にアップする「ゆり亜のどこでもヨガ」の第一回目の収録。
数時間後、きわめてクオリティの高い映像2本をものにできた。ゆり亜さんを選んで間違いなかったし、映像担当のヤマサワくん(YouTubeに「三代目春駒feat.椎名まさ子」名義でアップしている5本の映像はすべて彼の手によるもの)も相変わらず冴えてました。

*写真:美人ヨガインストラクターのゆり亜さん。映像で紹介する内容もシンプルかつ効果的なメソッドをチョイスしてくれてました。感謝。しかし、この角度からだと、ウチの道場も広く見えません?

GW唯一の楽しみに向けて(笑) (2012.04.27)


午前中、福屋へ、ある方へのお祝いの品を買いに行く。
帰りに、ダイキに寄り、年々巨大化する観葉植物の植え替え用鉢を物色し、とりあえずタイタンビカス、ハイビスカスのための2鉢を購入。タイタンビカスは昨年30センチに満たない苗を6月頃に8号鉢に植えたところ、秋には2メートル近くまで成長。宿根草ゆえ、枯れたまま越冬したが、1週間前に根元を見ると4つも芽が出ているのを発見。最大3メートルに達するという話も聞いているので、今年は12号でいってみようと。
また、ウンベラータ、クワズイモ、サマーチョコレートなどもそろそろ鉢が窮屈そうなので植え替えてやったほうがよさそうだ。伸び放題のヒメモンステラもカット&茎ざしで「量産化」を検討中。欲しい、という方は連絡を(俺は繁殖家か?)。
ンなわけで、俺のGW中の唯一のレジャーは園芸にキマリ。

午後はひたすら執筆し、夕方までにめでたく1本仕上げ、手描きのレイアウトラフとともにメールでプロダクションへ送る。自分で言うのもなんだが、「大作」だ。

*写真:これがタイタンビカスの新芽。ちなみに昨年の切り株が直径2センチ弱。今年は4つもあるし、どこまでデカくなるんだろうと、少々ビビってます(笑)。

はりきり中年 (2012.04.26)


午前中、道場にてS本さん指導。
午後、福山より某プロダクションさん来宅。最近、「ご指名」をいただく事が増えた。良い話になりそうな気配。

その後はひたすら執筆。昨夜、徹夜したので今日は軽めにしたい。っつーか、今週末からGWじゃん。もちろん俺は無視して書きまくる所存。暑くも寒くもなく、デンワもかかってこず、一年でもっとも仕事しやすい期間である。えいえいおー!

*写真:「フレミングの法則」でしたっけ?(笑)

ひたすら執筆 (2012.04.25)


午前中、道場にてIさん指導。
午後より怒濤の執筆業務。先週から合計4件、大きな取材が終了。しかもうち2件の原稿の〆切が今週末で、ほかにもあれやこれや。つとめて冷静を装っております(笑)。

結局、午前2時までフントーす。
あ、そうそう、先日「のら屋」にて村上真平さんとの交流会で俺が歌った件、聴いていらっしゃった産婦人科医の河野美代子さんがご自身のブログ「いろいろダイアリー」に書いてくれてます。YouTubeにアップしている「横を向いて歩こう」が昨日だけで50回も再生されていたのはその影響でしょう。有り難いことです。
http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-8f40.html

*写真:昨日の山口遠征。晴天なれど強烈に視界悪し。たぶん黄砂。

アホぢから健在なり (2012.04.24)


昨日に続き季刊誌の仕事で、山口県は湯本温泉の某老舗旅館を取材。湯本はオタマと結婚一周年記念旅行で訪れて以来だから実に9年ぶり。

そうそう思い出した、あの時は帰りに秋吉台に寄ったのだ。晴れているけど凄まじい強風の中、ひとけがないのをいい事に上半身裸になってボディビルポーズを決めてオタマに撮影させたあと(下の写真)、さて服を着ようとしたら、ありゃりゃ、強い風にTシャツがバタバタと煽られてスソが開けない。しばらく格闘していると観光客の一団が向こうからやって来るのが見え、あわてて岩の後ろに隠れたりして。カルスト大地の広さに負けぬ程の突き抜けたアホっぷりでした。っつーか、「でした」と過去形で語れないのが俺が俺たる所以である。

チームプレー (2012.04.23)


北広島町の某企業工場を取材。
インタビューの場において、どんなに下調べをしていっても、「想定外」の状況は、まま起こる。今日は少々多かった。が、随時、スタッフと対応策を出し合いながら巧みに攻め込む。手応えあり。良い誌面になるだろう。
ところで、まだ桜の花びらが舞っているというのに、初夏のような陽気。予報によると、山口は湯田へ出張することになっている明日は、さらに気温が上昇するらしい。半ソデでいくか?

*写真:夜、セガレの宿題「本読み」につきあう。「それじゃあ」というところを、うっかり「ほいじゃあ」と読むあたり、さすが広島人である(笑)。

心地よさを求めると、、、村上真平さん、、、 (2012.04.22)


二日酔い(笑)。
気功の修練がある段階に達してから、身体が微粒子の集合体であることが知覚できるようになったのだが、やはりアルコールはよろしくないね。微粒子同士の電気的繋がりを寸断するのがわかる。ビール1本だけにするとか、いっそのこと全然飲まんとか、そういうことも考えたい。ストイックな発想ではなく、そのほうが心地よいと感じるからだ。

夕方、天満町「のら屋」へ。広島に講演で訪れていた村上真平さんを囲んでの懇親会に、歌のゲストとして参加である。村上さんは2002年から福島県飯館村を拠点に「自然を収奪しない、第三世界の人々を搾取しない暮らし、農業」を目指して活動して来た方。しかし昨年の原発事故を機に家族と静岡に一時避難し、現在は三重県伊賀市在住。詳細は下記にて。
http://mytown.asahi.com/areanews/mie/NGY201105290019.html

さて、俺は懇親会中盤、ノーマイクで「その男ヨシオ」「横を向いて歩こう」「夫婦蛸」「月の下ジントヨー」を歌う。村上さんや参加者の方も喜んでくれた。が、俺の声は二日酔いのせいで伸びが無く、結果、力んでしまい、イメージしていた演奏にはほど遠かった。猛省します。
橋を渡る (2012.04.21)


終日雑務。

夕方、某居酒屋で某デザイナー氏と飲む。彼の所属するプロダクションも精神的な疾病を抱えているスタッフが複数おり、いろいろと大変のようである。
その帰り、比治山橋を歩きながらふと気付いた事。今の俺には「不安」と呼べるほどのものがない。「課題」やら「ハードル」はある。けど不安は感じない。っつーか、感じてもしょうがないとわかってしまったのだ。今こなしている仕事の内容や過密ぶりは10年前の俺であれば「重責」としてとらえ、とっくにパニックを起こしている。確信持って言えます。今は、こうやって橋を渡っている気分。そのとき、その場で、必要な事をやればいいのだ。橋を渡った先に、なにがあるとか、全然考えないでいい。軽やかに渡ればいいんです。

*写真:今週火曜日の朝、浜田市内のビジネスホテルにて。このときも「今という一瞬」を意識していた。そしてこれを書いている「別の今」、それを見ている。時間は同時に存在しているのではないだろうか。

3代目プリンター起動、、、レーモンド松屋さん、、、 (2012.04.20)


軽い二日酔い。昨夜、ヒロシ(山口洋)の打ち上げで2軒はしごしたもので。
午前中、業者さんがやってきて3代目プリンター設置完了。2代目はサブ機として使用したいので修理に。業者さんによれば「おそらくヘッド不良」とのこと。使用頻度が高いと当然寿命も短くなる。

昼イチ、道場にてIさん指導。
その後、通常業務。

ヒロシ(山口洋)もすごかったが、最近もう一人、注目しているのが、瀬戸内海を挟んだ対岸、愛媛を拠点に活動していらっしゃる、シンガーソングライター「レーモンド松屋」さんである。一応演歌歌手? エレキギターがサンタナばりに上手いし、井上陽水似の超突き抜け系ボーカルは圧巻。まぁとにかくYouTubeにアップされている下の映像「来島海峡」をぜひ見ていただきたい。会場は居酒屋「養老乃瀧」だぜ。とてもライブ向きとは言い難い環境でここまで場を掌握してしまうんである。キーボードの女性「クニコさん」が時おり浮かべる阿弥陀如来サマのような慈悲深い笑みもお見逃し無く(笑)。つーか、NHKはこういう人たちこそ紅白に出すべきだろう。マジでリスペクトします。西瀬戸メディアラボ「海まで1マイル」で取材させてもらうというプランはどうですか?
http://www.youtube.com/watch?v=OPWsT4pcAVY&feature=relmfu

*写真:プリンターの色はゴールドを所望したのだが、金というより10円玉みたいな「銅」。

超えゆく男 (2012.04.19)


午前中、道場にてJ氏指導。

午後より通常業務。

夜、ヲルガン座にて山口洋のライブ。我が歌旅の師である豊田勇造さんと洋は、俺の中で最高の弾き語りアーティストの両巨頭として位置づけているとは以前より公言している事であるが、今夜の彼は達人の域を超えた、まさに超人スーパーサイヤ人であった。もうひとつ驚いた事。先の震災後、福島県は南相馬市を縁あってピンポイントサポートしている洋は、人間的にもふた回り以上進化していた。心技体の具現。

*写真:今回のツアーではギター3本。彼の手にかかれば、生命体にしか見えない。

二代目プリンタ昇天す (2012.04.18)


昨夜、2代目プリンタが故障。購入から2年しか経っとらん。初代は4年くらいがんばってくれたのに。それだけ忙しくなり、こき使ったということかもしれぬ。
で、朝イチで宇品のデオデオにデンワ。修理には10日前後かかると。もちろん待てる訳がないので、すぐ店に行き、新しいプリンターをゲット。設置は金曜日。やれやれじゃわい。

午後、主催した資料の整理の合間、冬物の収納。顔がヒリヒリするのは、二日にわたる山陰取材で陽に焼けたためだろう。日本海を眺めながら、今すぐマッパになって泳ぎたいと何度思ったか。俺の気分はとっくに夏である。

夕方、道場にてYクン指導。

夜、TVでカープvsDeNA観戦。気功で「気」の流れが体感できるようになってから、TV画面を通してでも選手のコンディションや精神状態が、かなりの部分わかるようになった。気がつけば勝ち負けより、選手の動きに注視していたりする。不思議な感じ。

*写真:昨日の石州和紙工房取材終了後、マエストロのお母さんからのリクエストで、和紙の色紙に訪問記念のメッセージを残した。なかなか可愛らしいベビーシューズが描けたでしょ?(笑)。

某季刊誌のための山陰取材2日目 (2012.04.17)


午前中より、宿泊した浜田市内のビジネスホテルから車で西へ30分の山中にある、石州和紙の某工房マエストロ氏を取材。詳細はまだ明かせないが、1300年の伝統を誇る最高級和紙の製作現場を実際に見れてかなりコーフン。先の伝統工芸品展にて、国内から集められた選りすぐりの逸品44品中、見事グランプリを射止めた彼の作品は、和紙によるベビーシューズ。デザイン界に身を置く者として、目にした瞬間、「これしかない」と確信を持てる完全無欠な作品に出会う事が、ごく稀にある。これがまさにそれだった。
なにしろ、今年50になろうとするムキムキのムサイおっさん(ああ俺だよ悪かったね)でさえ、思わず女子高生のように「カワイイ!」と声を発してしまったのだから。紐にいたるまでオール石州和紙。1足の製作には約6時間を費やすのだとか。
身長約180センチ、体重はおそらく100キロオーバーであろう堂々とした体躯のマエストロが、体を丸め、息をつめ、こんな可憐な作品を手の中から生み出して見せる過程は大げさでなく魔法のようだった。
昼過ぎに取材フォニッシュ。マエストロのお父さんが裏山から取って来てくださった大量のタケノコを積み、工房をあとにした。広島には夕方着。良い取材ツアーだった。

*写真:これが石州和紙製ベビーシューズ。奥の右が石州和紙マエストロのK氏。左はシャッターチャンスを狙うAカメラマン。

山陰遠征初日 (2012.04.16)


朝7時20分、迎えに来たカメラマンA氏のクルマに乗り込む。さらに順次、プロダクション、広告代理店、クライアントの各担当氏をピックアップし、総勢5名の大所帯で一路、松江へ。
昼食後にまず、最初の企業を訪問。夕方までに屋外ロケ1カ所含む計3カ所での取材完了。ほぼ、俺が提案したイメージラフ通りに事が進行し、やり遂げた感あり。事前の徹底的な下調べに裏打ちされた強いイメージ力&臨場感をもってすればアウェーにおけるハンデなど無きに等しい。

それから、日本海に沈みゆく夕陽を右手に見ながら浜田市へ。プロダクション担当氏が手配してくれたビジネスホテルにチェックイン後、JR浜田駅近くの海鮮料理屋にてプチ打ち上げ。
本日の走行距離360キロ。

*写真:浜田へ向かうデリンジャー2世号のハンドルを握るのは、お馴染みのカメラマンA氏。花粉防止のマスクに時々サングラス。とてもカタギには見えません(笑)。

秘策と秘訣 (2012.04.15)


明日から2日間、島根での取材に備え、終日インタビューシート作成。3カ所で取材し、対象者はトータルで10名程度になるのではと予想。お顔とお名前がこんがらがってしまわないよう、今回は材料費100円の秘策を考えましたよ。うひひ。

*写真:俺のインタビュー記事は同業者からも高い評価を得ているらしいが、その秘訣は事前の徹底的な下調べにある。「あんたはスパイか!」と対象者を驚かせるレベルで収集した鮮度の高い情報をもとに、想像力を最大限巡らせてツボ突きまくりの質問項目を練るのだ。っつーことで毎度熱中し過ぎ、心身ともに疲弊する作業です。息抜きはギター。そんな俺を撮るセガレを撮る俺。彼には父親が仕事してるのか遊んでいるのか、まったく判別できておらんだろう(笑)。

サブ器 (2012.04.14)


午前中、道場にてIさん指導。

午後より、大手町のK楽器にて、ヌエヌエのコンサートサイズ・ウクレレ3本をとっかえひっかえ試弾。結局、ビビリがなく、生音の良いのが1本あり、愛器のサブはこれに決める。ただし、ピックアップから異常なノイズが出るため(ピエゾのマイク部分を覆うフィルムが少しでも傷つくとこうなるげな)、正常なヤツと移植交換してもらった。価格も2万ちょいという信じられぬ安さ。日本人のウクレレ奏者ではトップレベルのIWAO氏も、ヌエヌエの頭抜けたコストパフォーマンスには驚いたらしく、自身のレコーディングでもウン十万円のモデルと並べて使っているという。
これでギターもウクレレも、壊れない限り新しく買うことはない、と何度目かの宣言(笑)。っつーか、O店長から、ツアーに持ち歩くのに良さそうなピックアップ付きの小ぶりなテイラーを熱烈に勧められ、それがなかなかに魅力的だったのだが、さすがに食指は動かなかった。俺はコレクターではないので使ってなんぼである。すでに充分。アダマス・ソプラノサイズの純正ピックアップ付きウクレレも3本のうち2本を手放すことにした。欲しいという方はメールで連絡を。30年前に買った限定モデルの青いオベイションもいかがすか?

ひたすら仕込み、、、起業家交流会、、、 (2012.04.13)


午前中、道場にてS本さん指導。

午後より、週明けからスタートする取材行脚の仕込み(初っ端は島根で1泊2日の予定)。その他、並行して資料の手配(これがまた中国5県にまたがっておりまして)。また、情報提供や取材協力をお願いしている方のうち、なんと3人が同じ名前「吉*さん」だったりして、こちらも混同して先方に失礼があってはならんと慎重に対応中。

夕方、広瀬北町にある、某複合オフィスサービス主催の起業家交流会へ。こちらのボス、G女史のお誘いを受けての参加。参加者約60名で半分が個人の起業家。約2時間、話しかけたり話しかけられたり。
お開き後、ビルを出て勢い良く歩き始めたら止らなくなり、皆実町の我が家まで歩き切ってしまった。約5キロを1時間弱。時速5キロっつーことか。

検索でヒット、、、桜吹雪、、、 (2012.04.12)


午前中、道場にてJさん指導。

午後、企画業務。夕方、新規案件の打ち合わせというか「顔見せ」で某イベント会社の副社長さん来宅。どなたかの紹介ですか?と訊ねると、そうではなく「コピーライター、広島」で検索したら、俺がヒットしたのだと。なるほど、やっぱ俺ってコピーライターなんだと自覚す(笑)。興味を持っていただき心より感謝です。

夕方、ふと思い立ち、デスクの窓より薄暮に滲む比治山の桜を眺めながら、歌旅の師匠である豊田勇造さんの超名曲「桜吹雪」を弾き語ってみる。なんとも贅沢な一時。いつか、この歌が生まれた京都の嵐山で、桜吹雪に向かい歌ったらたぶん泣きそうだ。ミュージシャンでよかった。

『桜吹雪』 詞・曲/豊田勇造

四月の初めは夕暮れのこと
風があんまり艶かしくって
ぶらっと外へ出てみたら
街は薄い桃色霞み
川のあたりをぼかせてみせる
夕暮れもぼかせてみせる
人通りはあんまりない
桜吹雪

ところで今年も最後かと
思われる桜の下で
真白いうなじの女が立ってる
花びら手にかきよせて
空に向かってふっとひとふき
花びら一枚、一枚また一枚
空飛ぶ舟になって登ってゆく
桜吹雪

濡れた唇真っ赤に染めた
女は俺を見つけて
スカートちょっとなおしてみせる
小石を蹴ってみせる
抱こうとすると初めてではないみたい
するりするりと手から泳ぎだし
桜の海へと遊び出す
桜吹雪

一晩踊ったブルースにあわせて
明け方女はいない
風に向かって訊いてみたら
もうこれっきりこれっきり
だって私は死んでしまうし
だってあなたは黙ってしまうし
花びら風に流れるばかり
桜吹雪
花びら風に流れるばかり
桜吹雪

connecting the dots (2012.04.11)


朝から雨。
終日、取材交渉、インタビューシート作成で、てんやわんや。来週から一カ月、どえらいスケジュールになりそう。今回は久しぶりに日本海側への出張が多くて楽しみだ。
俺が企画・取材・執筆・アートディレクションを手がけた2種類の季刊誌も軽く30冊を超えた。その間、中国地方だけで100箇所以上取材している。そのような「点」と「点」を結ぶ作業を、西瀬戸メディアラボに生かすのだ。スティーブ・ジョブズも例の有名になったスタンフォード大学でのスピーチにおいて、別個の知識を繋ぎ合わせ新しい価値観を生み出した体験を、まさに「connecting the dots(点と点を繋げる)」と言い表している。西瀬戸メディアラボのコンセプトワードにしたい。
お、雨、あがりましたね。

*写真:遠征取材で使用する腕時計は、正確、タフに加え、残り時間が「面積」として視認できるアナログが便利です。

自己復元力、、、ゲシュタルトメーカー、、、 (2012.04.10)


終日、来週から始まる取材行脚のための仕込み作業。

その合間、イスに座ったまま、両手を胸の前に大木を抱えたように丸く構え、「気」を回転させて遊ぶ。寒い時期より、暖かいほうがパワー出力が強いのは間違いなく、手のひらがビリビリと痛くなるほど。コピーライター駆け出しの頃に読んだ広告デザイン関連の本に、当時からトップクリエイターだった坂井直樹さんが、疲れたら時と場所を選ばず、自分で顔や頭に鍼(はり)を打つ話が載っていた。それが、セミナー会場だったりもするので、衆目を集めたと。「よし、いつか俺もそういう自己復元能力を備えたカッコいいクリエイターになろう!」と密かに誓ったものだ。
最近では、マルチクリエイターの高城 剛さんが、自身の著作に「自分で気を打つ」ことを書いていた。彼も練功(気の修練)や瞑想の習慣があるのだ。現時点で俺も自らに気を打てるレベルにある。何人かを対象に実験した結果、人にも気を送れることは確認済みだが、小周天(自家発電)の段階でそれをやり過ぎると体力を消耗し、へたすれば死に至る。自分で打つ分には減ることは無いので、我が身を被験体とし、いろいろと試してみたい。鍼やお灸みたいに道具もいらんし。

夕方から、苫米地英人さんの本日出たばかりの最新刊「圧倒的な価値を創る技術」を読み始め、日付が変わる前に読了。彼の全著作の大半は読んでいるが、これが一番過激で笑えた。もちろん楽しいだけでなく、俺がやろうとしている「西瀬戸メディアラボ」プロジェクトが、奇しくもこの新刊の副題「ゲシュタルトメーカー=ばらばらに存在するものを統合して、新たな価値を生みだす能力」そのものであると解釈し、勝手にお墨付きをもらえたような気分にひたる。

*写真:下駄箱横の鏡を使って、このカメラで初めて自分撮影。

春の準備 (2012.04.09)


さすがに9時に寝ると熟睡感あり(笑)。
セガレは今日から新学期&2年生進級。

朝イチでプロダクションにラフ&取材構成案(土曜の夕方にやっておいて正解でした)をメールで送り、午前中は、掃除、冬物のクリーニング出し、観葉植物の配置換え。桜が開花したので、例年通り、パキラ、ハイビスカスは室内から屋外、パキラとミニマ(ミニモンステラ)は玄関前。

BGMは出来立てほやほやの「しーなとシュウ」のNEWアルバム「三時のあんた」。内容は昨日梶山が「最高の自信作」と自画自賛しただけあり、微塵のスキもなし。彼らの目指す音次元において、完璧に描き、奏で切っている感あり。とにかく緻密。余韻さえ許さないというような。
ただ、「これもしーシュらしさ」と言われればそうなのかと納得するしかないのだが、タイトルも含め、アルバムジャケットのデザインは何度眺めてもナゾである。音源のグレードに反して見事なまでのハズし具合。この素人っぽさがあえて狙ったものだとしても、そのようにブランディングする必要があるのだろうか。

花見と自転車 (2012.04.08)


午後より、この春から沖縄に移住する盟友Kの壮行会を兼ねた花見。
いつものメンバーで、いつもの場所(中央公園)。一年間のニュージーランド語学留学から帰国したAちゃんも参加。
余力を残し、夕方からは心体育道の花見(こちらは南区某所)に合流する予定だったが、この一カ月の蓄積疲労からか、あるいは梶山の持って来た口当たりの良過ぎる柑橘系焼酎ストレートが効いたのか、日没前頃から強烈な睡魔。
で、戻って夕食、入浴後、なんと9時にはフトンにもぐり込む。おやすみなさいませ。

10年ぶりの再会 (2012.04.07)


終日雑務。

昼過ぎ、K楽器へアンプ「ローランドAC60」と、ウクレレ用ハードケースを受け取りに行く。サブとして使用する目的でオーダーしていたヌエヌエのウクレレは、試し弾きさせてもらったところ、用意してあった2本とも何カ所かビビリがあり、パス。再度、取り寄せてもらうことにする。

夕方、月曜日朝イチに提出しなければならないラフがあったのを思い出し、あわてて取りかかる。明日は盟友の壮行会を兼ねた花見があるので、仕事をするのは不可能と考えたほうがいい。

夜は市内の某ジャズ系のハコで、コジマサナエwith白崎彩子(ピアノ)のライブ。サナエちゃんと会うのは、NYに移住する前だから、ほぼ10年ぶり。相方の白崎さんもNY在住。現地にて2人で音楽スクールを運営しているそうな。サナエちゃんの歌声は、母になったこともあるからなのか、パワフルさに破格の優しさが加わっており、良い意味で聴いてて眠くなった。ありがとう。そのうち、また一緒にやりたいね。

マウスピース、、、みっちり筋トレ、、、 (2012.04.06)


午前中、雑務。

午後イチ、K歯科へ。でき上がったマウスピースの装着テスト。ボクシング用のそれをイメージしていたのだが、拍子抜けするほどスマート。シリコン製のクリアカラーゆえ、付けていてもパッと見ではわからないほど。よかろう、就寝時に使ってみますとも。

夕方、みっちり内外の筋トレ。休日返上で10日以上続いた企画&プレゼン業務により心身が疲弊したからといって、温泉地やマッサージを所望することは今後も無いと言い切る。

*写真:2カ月前に手に入れたSONYのNEX-C3とにかく遊べます。このカットはピクチャーエフェクト機能の「ポスタリゼーション」で撮影。しかし、加工しているとはいえ、ここが仕事場だというのが我ながらスゴいと思う。

その先への繋がりを意識する (2012.04.05)


午前中、道場にてJ氏指導。
午後イチ、某企業会議室にて、季刊誌次号展開のプレゼン。概ね好感触。内容に関しては全国規模展開しても恥ずかしくないどころか「ダントツで面白い」レベルを目指している。で、そこが俺のゴールでもない。じゃ、「海まで1マイル」なのかというと、その先があるのだ。「海1」でまず、西瀬戸エリアで大注目のアクションを展開しているパイオニア、アーティスト、我々クリエイター等の存在を知らしめる。そんでもって次に、、、、っつーか、詳細はまだ公表できません。ただ、大真面目で海外進出(というより国内から自然にはみ出してく流れが望ましい)は視野に入れている。そんなわけで、今作っている季刊誌の一文字一文字が、そこまで連綿と繋がっているという意識を持つよう心がけている。「イメージする」ではなく「意識する」が正しい。

夕方、道場にてS本さん指導。
2日連続プレゼンに加え、昨夜からもの凄く濃い稽古3連発。今日はさすがに疲れましたとさ。

*写真:オメガ・スピードマスター・シューマッハモデルのバンドを、汗をかく夏に向け、シリコンラバーの黒にチェンジ。例によってイタリアの高級バンドメーカー「モレラート社」製であるが、買ったのではありません。ここの正規販売店による、とあるコンペの戦利品。実は2勝目だったりする。

筋力対決、、、旅の映像、、、 (2012.04.04)


午前中、企画業務。

午後、某プロダクションにて明日の季刊誌次号プレゼンのためのリハーサルミーティング。まずまず。明日もこの調子でキメてみせる。

夕方、道場にて17才の甥っ子Nに武術指導。反射神経もよくガタイもでかく、身体能力は校内でも上位らしいが、筋トレなど俺について来るのがやっとこさのようで、終了時にはグロッキー気味。うひひ。

先月17日に参加した「瀬戸内海 建築を巡る旅」の主催者スタッフから、その時のドキュメント映像をYouTUbeにアップしたとの連絡。早速見させてもらったが、学術的にもグレードの高い良い旅だったとあらためて実感。興味ある方は是非。俺もちょいちょい映ってます。「ウォーリーを探せ(古っ!)」みたいな感じで探してみて。っつーか、相変わらず歩き方が戦闘的で、なんとも怪しいオッサンじゃわ。やれやれ(笑)。
http://youtu.be/Xl0lCC6PLuc

*写真:3分台後半あたりの私(笑)

狂おしき季節 (2012.04.03)


朝っぱらから台風並みの嵐襲来。とりとめなく猛々しい。春、乱漫、といったところか。

先週金曜日午後から休日返上で、ず〜〜〜〜〜〜っと企画業務。飽きてきました(笑)。で、午後からは完全オフる。おっとその前に、昨日朝イチでメールで送った案件、担当氏にデンワして反応を確認。代理店サイドでは好感触だったようでひと安心。

仕事場の窓から、強風に煽られ、千々に乱れながら流れゆく雲を見ていると、珍しく自分の曲「春は流れて」が脳内で鳴り始めた。数年前に、相次いで旅立った2人の親友へ送った鎮魂歌。春。なんと狂おしき季節だろうか。


『春は流れて』
春は流れ 春は流れ
狂おしく 狂おしく
とめどなく とめどなく
巡りくる 巡りゆく

刹那にひそむ 天上への階(きざはし)
闇は輝き 体は塵となり
またいつか 会おう 旅路の果てに
ただひとつの きみの名を呼ぶよ

花は咲き 花は散り
夥(おびただ)しく 夥しく
風は立ち 雨の気配
もう少しだけ もう少しだけ

地平に霞む オリオンの三ツ星
昇りゆく魂に 一杯の水を
またいつか 会おう 旅路の果てに
ただひとつの きみの名を呼ぶよ

声の魔術師(笑)、、、プチリメイク?、、、 (2012.04.02)


午前中、企画業務。

午後より、市内某スタジオにて 太陽光発電関連のTVCMナレ録り。実はこの一週間ほど花粉の影響かクシャミ連発で少々鼻声だったのだが、スムーズに収録クリア。発声時、声を響かせる箇所を意識的にずらし、そのようには聴こえないテクっつーもんをマスターしているのだよ。うひひ。

20代半ば、当時組んでいたロックバンド「southside avenue band」の東京ライブツアーの土産として上野はアメヨコの老舗ミリタリー&革ジャンショップ「中田商会」にて6万くらいで買った、ハーレーのライダースジャケット。こいつを急に思い出して引っぱり出すや、肩口の切り返し部分をハサミでチョッキンしちゃいましたとさ。したら、気に入らなかった「これ見よがし」の威圧的な雰囲気はイッキになりを潜め、変わってなんともいえぬ、オトナなアウトロー具合で実にナイス。っつーか、本日桜開花したし、着る機会はそんなにないような。

映画二日酔い (2012.04.01)


午前中はひたすら惚け、午後より、明日締め切りの企画提案準備。

観葉植物が日に日にパワーを増している。吹きさらしのベランダで越冬したメダカ衆も動きが活発。明日くらいに広島でも開花宣言?それにしてはまだ肌寒いような。

昨日サロンで見た「メランコリア」。しつこいようだが、あれはやはり傑作だったと、時間の経過とともに実感。3月はもう一本見ており、それをすぐに思い出せなかった(「ドラゴンタトゥの女」でした)のは、よく出来てはいても、印象に残らない作品だからだろう。「メランコリア」の放つ絶望的なまでに美しく荘厳な映像は「後遺症」を残す。俺のように「ダンサー・イン・ザ・ダーク」でトリアーが嫌いになった人も認識を覆させられると思う。DVDが出たら買いましょう、ああ、そうしましょう。

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