Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2012年06月の日記

「楽しい」を優先の人生 (2012.06.30)


終日雑務。
その合間、水性鉛筆でお絵描き。楽しいス。この秋で生誕50年を迎える私。これからの半世紀は(100まで生きるらしい)、音楽、武術、気功、文章表現、写真、シーカヤック、朗読(ナレーション)、植物にプラスし、「絵を描く」ことにも没頭しようと。っつーか、ますます自分の好きな事だけをやっていく所存。

夜、BSでやっていた小笠原島の特集に釘付けに。ああ、ここも近々訪問せにゃなるまいて。

脱・奴隷記念日 (2012.06.29)


午後、某企業にて季刊誌の次号企画プレゼン。好感触。俺のサプライズ提案を「素晴らしい!画期的だぁ〜!」と担当者さんは喜んでくれる。実際、クライアントからOKが出たとして作業に取りかかれば、それなりに大変であることは重々承知しているのだけれど、今日のために徹底的に考え抜いて準備した(なんと今回はデモンストレーション用の小道具まで持参してのプレゼンですぜ)あれこれが評価されて素直に嬉しい。さのよいよい。

さて、昨日の日報で
「こういうデタラメがまかり通るのも奴隷国家ならでは、、、、だったが、これからは、そうは問屋が卸しませんって。民衆がかつてない規模で同時多発的に覚醒しつつある気配。」
と書いたばかり。早速今夜、そんな確信を証明するかのような記念日的アクションが起こった。首相官邸前の大飯原発再稼働決定抗議デモである。フリージャーナリスト、岩上安身さんがUstreamで中継した映像を見ていたのだが、人、人、人。一体、どのくらいの人が集まったか、正確な数はわからないものの主催者の概算では「16万人」という声もある。これだけの動員をはたして「大マスコミ」の連中がどう報道するのかしないのか注目したい。っつーか、そんなもんどうでもエエくらい感動したスよ。「暴動」ではなく、節度を保ったきわめて紳士的な意思表示だったのもえらいと思う(時間通り解散)。
家や生活を奪われたゲンパツ難民の方々を尻目に勝手に「フクシマ終息宣言」をし、なにひとつ責任をとらぬまま、「なし崩し的に原発再稼働したってこの国の従順な子羊どもはそのうち忘れるだろうよ」くらいに思っている政府、電力会社、霞ヶ関の官僚、その他利権に絡んだ連中には思い切り予想外の出来事に違いない。
いいぞ。民衆が自分の頭で考え行動した、価値ある一歩だ。

*写真:Ustreamで放映された、大飯原発再稼働決定抗議デモの空撮。すまん、本当に感動してね、手が震えて写真がブレてしまいました。
ちなみに左上のロゴ「IWJ」とは、Independent Web Journalの略。岩上安身さん責任編集のインディペンデントメディアで本日は十数万人が視聴。メディアでも音楽でも食べ物でも、これからは自主運営が光る時代。

脱・奴隷国家 (2012.06.28)


終日、企画業務。
夕方、当道場にてS本さん指導。

とある地震雲研究者が、26日から一週間以内に震度6〜7程度の地震が東京で起こる可能性が高いと警告を発しているらしい。彼は3.11の地震のときも数日前に警戒を呼びかけたそうだが、その時は日時はほぼ的中するも「北海道」と、場所ははずしている。
予測の信憑性はともかく、日本全国、どこでいつ大地震が起こってもおかしくない。なのに、昨日の各電力会社の株式総会ときたら。所詮、動議がどんなに浴びせかけられようと東電には「へのかっぱ」なのだ。
同じく昨日のこと、広島県大竹市の化学工場で粉じん爆破事故が起き、作業員3人が重軽傷を負った。過失傷害容疑で現在立ち入り捜査が行われており逮捕者が出る可能性もあるとのことだが、とてつもなく甚大な被害をもたらした先の原発事故においては東電側の「陳謝」のみで、いまだ1人として逮捕者が出ていないのはどういうこった。被災地の人々の土地、財産、ペット、暮らし、職場を放射性物質という毒物で汚染し奪っておいてだよ。心的被害も相当なはずだろうに。こういうデタラメがまかり通るのも奴隷国家ならでは、、、、だったが、これからは、そうは問屋が卸しませんって。民衆がかつてない規模で同時多発的に覚醒しつつある気配。

夕食時、セガレが言うには
「トト(俺のこと)、さっきね、カブトムシのオスがね、メスの上に乗って<ピコピコ運動>しよったんよ!」
ほうか、、、、、ピコピコ運動はの、、、大事なんで(笑)。

*写真:かれこれ20年くらい前になるか、友人がハワイ土産にくれたサメ歯のペンダントトップをステンレスからシルバーチェーンにチェンジ。新鮮!

通り一遍 (2012.06.27)


終日、企画業務。

最近、ますますTVがつまらん。プロ野球ファン(もちろんカープが一番好きです)ゆえ、シーズン中はどうしても各局ニュース番組のスポーツコーナーをなめ回すごとく閲覧するのだが、通りすがり的に前後の報道見てしまうと、気持ち悪くなってくる。各局例外く通り一遍の表現方法に。先日、俺の友人である某小説家が、とある新聞社のインタビューを受けたらしく、「(新聞記者に)何を話してもすべてのことを論理的に平べったく加工してしまう」と不満をもらしていた。俺が思うに、ニッポンのTV、新聞などにジャーナリストの資質を備えたまともな記者はごくわずかだ。わかりやすく論理的に表現しようとするのは悪い事ではないかもしれないが、彼らの「わかりやすさ」とはイコール「差し障りの無さ」であり、論理的とは、個人的な理解の範囲内における「センター試験の模範的解答」である。記者にとって小説家が理解の範囲内にとどまるなら、小説家はわざわざ文章を駆使して表現する必要などなくなるもんね。

*写真:FarEastLoungeのロゴにつづき「西瀬戸メディアラボ」のロゴイメージを描いてみた。瀬戸の島々を背景に、今まさに飛び上がらんとする水上飛行機ざます。フニッシュはデザイナーH女史に依頼。

頭でっかち (2012.06.26)


午前中、雑務。その合間、久々に筋トレやったら、プチギックリやってしまいました(笑)。歩けるし、前転もできる(するな!)ので明日には治るのか? たのむ、治ってくれ(笑)。
俺の場合、脳みそフル回転で没頭状態が何日か続くとこうなることがある。「西ラボ」「海1」の企画で、座りっぱなしでしたから。「頭でっかちになるな」との戒めであろう。やれやれ。

*写真:来月8日、PICOで1年ぶりに単独ライブを行うFarEastLounge。ふと思い立ち、こんなロゴを描いてみたス。皆様の「音泉」でありたいと。おっと「極東」と「音泉」の間に「混浴」が抜けてました。

無人島の時間、、、空飛ぶ医者、、、 (2012.06.25)


午後イチ、市内の某プロダクションにて某季刊誌の打ち合わせ。ヤレヤレのホーイホーイである(意味不明)。

その後オフィスに戻り、「海1(海まで1マイル)」のHPラフの仕上げ。これをデザイナーK君が近日中にデザイン(フォーマット程度)してくれることになっている。
夕方、俺が10年関わった某コミュニティFM局の友人ディレクターI女史にデンワ。この局の深夜放送枠に「空き」があり、ノーギャラでいいなら局の関係者に限り条件次第で自由に使っても良いと、随分前聞いた気がし、それを確かめてみたところ「今は受け付けていない」とのこと。残念。「海1」にアップする予定のネットラジオプログラム「無人島の時間」(収録は当スタジオ)を、FMでも流したら面白そうなのになぁ。っつーか、ネットラジオでは著作権の関係で流せる音源が極端に限られてしまうのだ。やたら「アオリ」系のラジオプログラムが蔓延している中、ひたすら睡魔を誘う波のBGMに乗せ、毎回ゲストが用意した「無人島に持って行きたい1枚のCDあるいは1冊の本」に関し、2人でボソボソと語り合う、バーチャル漂流番組は、十分に存在意義があると考える。ちなみにオープニングの曲は「はてのうるまの祈りうた」である(笑)。ま、しばらくネットでいきましょう。

それと、「西ラボ(西瀬戸メディアラボ)」のロゴは、「水上飛行機」をモチーフにするアイデアが浮かび、こっちはデザイナーH女史に依頼。「海1」のインタビューコンテンツ「遊体力学」で、取り上げたい人物候補として、尾道沖に浮かぶ百島に昨年小さな診療所を開設したT医師がいる。湘南の某大病院からIターンでやってきた、リアル「Dr. コトー」であるが、小型機の操縦免許を持っている彼はタマゲることに、百島を拠点に水上飛行機で、周囲の離島へ出張診察をしたいという、まさに「ぶっ飛んだ」ビジョンを持っているのだ。すでにこの7月から飛行テストをするというウワサも入って来ている。「飛ばねぇ医者は、ただの医者」ってか。
彼が水上飛行機で点在する島々を「医療の安心」で繋いでいこうとする姿勢は、気になる点と点を独自の視点で繋ぎたい西ラボと完全にシンクロする。西瀬戸の上空を自在に舞い、目指す海面にピンポイントで降り立つ水上飛行機のロゴは、我々の思想(あるいは夢想)の象徴に相応しい。Tシャツも作るか(笑)。

*写真:これがT医師がテストで使う飛行艇の同型機。

企画の善し悪しはハンドパワーでわかるのだ (2012.06.24)


デンワがかかってこん日曜日こそ仕事、っつーことで終日企画業務。明日〆切の某季刊誌と、もうひとつ、西瀬戸メディアラボ「海まで1マイル」のHPレイアウトラフ。「海1」はスゴイことになってきた。
コンセプトキャッチは正式に、、、

connecting the dots───西瀬戸エリアの気になる“点”と“点”をつなぐ独立自走式サイト。

、、、、とする。「独立自走式」つまり、全コンテンツの製作を基本的には無報酬で「勝手に」やる。今回の原発事故でTVや新聞のジャーナリズムのダメっぷりが図らずも露見したが、一番大きな要因が既存メディアが「スポンサー付き」であることだ。クライアントの不利益になる表現は平気でNGにするし、どうやったらカネ儲けが出来るかを優先しているスタンスからは、本当の意味での良い情報が出てくる可能性は低いし、疑ってかかるべきだ。雑誌も同じ。よって「海1」は、同等の独立メディアやと協力関係を結ぶすることはあっても(これは積極的にアプローチしたいし、大企業であっても趣旨に賛同してくれるなら支援もお願いしたい)、誰からの干渉を受けることなく、気になる人やアクションに思うがまま肉迫できるのである。
この数年間、季刊誌だけでも30数冊分のほぼ全ページの企画と取材、執筆をやってきた(こんな芸当のできるライターは日本で俺だけだ)。で、企画の段階で手のひらがジリジリと焼けつくような感覚があれば、それはほぼ100%実現するし面白いものになる、というのが経験則からいえる。レギュラー業務の季刊誌も、海1も強烈にキテます。手ぇ痛いほどに。

*写真:企画の合間、南側ベランダでカワムッチャン(川魚のカワムツ)の水槽を洗う。近い将来、作家として最初に上梓する本のタイトルは「雨の日に水槽を洗う」と決めている。

共に在る (2012.06.23)


廿日市の文化ホールさくらぴあ小ホールにて、オタマとその音楽仲間の生徒さんによる合同発表会。当然セガレも出演し、毎日練習してきた「情熱大陸」を弾く。ゲネプロ(通しリハーサル)の段階から客席で見ていたのだが、年齢も性別も職業もてんでバラバラな人々が一堂に介し、かなり緊張の面持ちで演奏に挑む姿勢はなんとも新鮮。ある程度の音が出るまでとてつもなく長い時間を要するバイオリン、ヴィオラ、チェロといった古典楽器を選ぶこと自体が、素晴らしく思える。ひたむきな情を感じるんですよ。
で、夜。スタジオに籠って、最近はめったに歌わないオリジナルのR&B、ブルースをスタンディングではなく「座り」で熱唱。俺の原点はやはりここにあるなと。嬉しい事に、いまだ全然パワフルに歌えるじゃごさいませんか。音楽と共に在る。音楽を愛する人も含め。それが実感できる。

*写真:本日のベストショット。指揮をしているのはオタマの所属する弦楽四重奏団のヴィオラ奏者のフジッチ。クリックで拡大します。

独立国家をつくりましょう (2012.06.22)


午前中、通常業務。
昼、オタマが「段原に美味しいカレー屋がある」というのでチャリで食べに行く。で、2時前に戻ると、家の前にセガレが呆然と突っ立っており、俺を見るなり涙目で駆け寄ってくるではないか。今日は下校時間が通常より早いのを俺らはうっかり忘れ、カギをかけて外出していたので入ることができず階下のジジババもおらんし不安になったげな。ふはははは!

坂口恭平著「独立国家のつくりかた」が、強烈に面白い。「現政府に文句があるなら、勝手に独立国家をつくればいい」というコンセプトのもと、なぜ家はこんなに値段が高いのか、土地は「所有」できるものなのか、そもそもカネがないと本当に人間は生きていけないのか、など、大半が従順な日本国民が考えもしなかったであろう視点から、「ニッポンの常識」に揺さぶりをかける。痛快です。

ヘラヘラしつつ果敢に攻める (2012.06.21)


午前中、道場にてJ氏指導。

午後より、企画業務。
現在、レギュラーで担当させてもらっている複数の案件のうち、刷り上がりホヤホヤのものをひとつ見せてもらったのだが、表紙がナンジャコリャ状態になっており、一瞬凹む(デザイナー氏にはまったく責任は無い)。もちろん、このような仕事は基本的にクライアント本位であり、俺の「作品」では決してないのだが、もう少しなんとかならんかったのかと。
まぁ、今回手がけた案件のいずれも、毎度のごとく能力以上のレベルを果敢に目指し、寸止め無しでやり切った。「自分でやれる事」の範囲内で手加減していたら、俺はとっくに廃業している。昨夜目撃したボクシング史上に残る名勝負として語り継がれるであろう「井岡vs八重樫」の激闘と比べても、遜色は無いと言い切りますとも。いや、マジな話、ヘラヘラしつつ命がけなのだよ。
でも、こうして心の底からハラたつのも、サインでありメッセージですよ。やるだけやったらとっとと次のステージを開拓せよ、今こそがタイミングなんだと。がってんだ!

*写真:オタマに似てサイコーに寝相の悪いセガレ。バレリーナの夢でも見とるんか?

脱・馬の脚 (2012.06.20)


午前中、雑務。
午後より事務処理。
夕方、道場にてYクン指導。

Facebookについて、少し前の日報で「使えんでしょ」的なことを書いたが、先日の高松ライブをセッティングしてくれたツッチーは、自分が勤務するFM高松のプログラム宣伝およびリスナーとのコミュニケーション促進ツールとして実に上手く利用しており、少し認識をあらためた。折しも今回の高松ライブの往復車中で読んでいたのは、日本を代表するメディア・アクティビスト、津田大介さんの新刊「動員の革命〜ソーシャルメディアは何を変えたのか〜(中公新書ラクレ)」だった。SNSが、ただ単純にメンバー同士の近況を互いに報告し合う場にとどまるのであれば、悪いとは思わないまでも今の俺にはなくても困らない。しかし、この本にはソーシャルメディアでジャーナリズムの可能性を探ってきた津田さんならではの視点で、アイデアを即座に実現できるリーズナブルな環境としての最新活用法が網羅されており、ツッチーの事例と照らし合わせることで、妙にリアリティを帯びてくるのだった。
その昔、蒸気機関が発明されて、それが機関車の動力として使われるまでに相当なタイムラグがあったと、なにかの本で読んだ。当時の「鉄道」は、敷かれたレールの上に載せた客車を馬がひいていた。で、「それを蒸気機関にやらせてみよう」というところまでは割とすんなりいったようなのだが、なんと、彼らは馬の4本の脚が動くしくみを蒸気で再現しようとしたというのだから笑える。随分長いこと「車輪を回す」という発想には至らなかったと。Facebookがサービスを開始したのが2004年。日本語版は2008年にスタートしたばかり。「馬の脚」ではなく、本当の使い方が始まるのはこれからかもしれない。というか、もうすでに始まっているみたい。

*写真:帰宅早々、学校の授業で自分で育てたキュウリを自慢げに見せるセガレ。着替えている最中に思い出したようで、ズボンをはいておりません。

台風トーク (2012.06.19)


午前中、雑務。
サナギ3匹全員が成虫になり、腐葉土から顔を出していたので、大きな飼育ケースに移し、サナギケースに湧いていたコバエどもの掃討作戦を敢行。サナギの時期は「絶対安静」ゆえ、我が物顔に増殖するコバエに手が出せなかったのだ。これでスッキリした。

午後より、通常執筆業務。夕方までに一本アップ。
と、高松のツッチーからデンワがあり、本日夕方、ベニーさんがパーソナリティをつとめるFM高松の生番組内で、日曜日に「マディソン・スクエア・ガーデン」にて収録&編集したトークショー部分をオンエアすることが急遽決まったと。予定していたゲストが台風で高松入りできなくなったことによる繰り上げ放送だそうだが、面白そうなのでサイマル放送でリアルタイムで聴かせてもらいました。合間に「台風最新情報」を挟みながらのたっぷり1時間枠だった。
ベニーさんのツボを突いたエスコートや植村さんのおとぼけトークに加え、名物男「アニマルtosh」の乱入、放送禁止部分には「鈴の音」が絶妙なタイミングで被せられ、実に楽しかったス。なにしろ俺の特集プログラムなんて地元広島のFM局が一回でもやってくれたためしはない。いや、失礼、ドロンジョまさ子さまの音楽番組で2週連続っつーのがありましたな。
とにかく、行って良かった。心からありがとう、高松のニュルルンな兄弟たちよ。

*写真:近畿に上陸した台風4号の影響で、分厚い雲が強風により異様な速さですっ飛んでいく夕方、沈みゆく太陽が雲間から顔を出した一瞬をキャッチ。クリックすれば拡大します。

一つの形じゃ踊れない (2012.06.18)


前回の高松ライブのときと同じビジネスホテルでもっさりと起床し、そこから徒歩5分の県庁前バス停より、9時35分の広島行き高速バスに乗り込む。
車内でうつらうつらしながら、今回のライブツアーを反芻。パフォーマーとしての課題も相当見えたが、克服すれば次に繋がりそうだという意味で収穫も大きかった。しかし、毎回思うのだが高松人の突然変異っぽいユニークさは一体どうしたものだろう。レッドデータブック(環境省絶滅危惧種)に記載されそうな名物男名物女が、ここではアクセル全開の寸止め無しである。しかも増えている? 
洗練された街並み(広島よりよっぽど都会)、オリジナリティうんぬんを遥かに超え「ヤラレました!」と言いたくなるような洒落まくりの店やバー。文化度の高さも全国屈指ではないか。日本中どこでも同じような店が増殖し、方言が消え、つまらぬ方向への画一化が強まる中、高松のムフフな笑みを浮かべた、したたかさ&しなやかさは希少である。随分前、佐野元春が発表した「99ブルース」の一節にこんなのがある。

  この街のルール この国のルール
  家庭のルール 教室のルール
  一つの形じゃ踊れない
  このままじゃはみだしてしまいそうさ

世界が善くも悪くも急速にグローバル化に向かい、あらたな軋轢が生まれているからか、最近この歌が頭の中で何度もリピートしていた。まさに「一つの形」の限界を見る思いだ。
そう、はみだせばいいのだ。気持ちよく。高松みたいに(笑)。

12時40分には広島駅着。高速バス片道2000円(一週間前までの予約料金)という安さも含め、高松は近かった。また必ず。

*写真:これがライブ会場になった「マディソン・スクエア・ガーデン」(2F部分)。1Fが手作りパン屋さん「haru」とシーカヤックショップ「FLIPSIDE」。写真には写ってないが、手前には廃車(バス)を」改造したパンクなたこ焼き屋もあり。右手は瀬戸内海にそそぐ春日川。最高のロケーションです。

約束の場所in高松 (2012.06.17)


2年ぶり3度目の高松ライブ。
今回も高速バスを利用し、9時広島新幹線口発、12時15分には高松駅前にタッチダウン。
ツッチーの手配で彼のギターの生徒である不思議系美女Iちゃんがクルマで迎えに来てくれ、そのままツッチーが土日のみバイトしている某レストランへ。チトッちゃん(せとちとせ)親子とも落ち合って、高松の女子にすこぶる評判がよろしいオムライスを注文。なるほど、ウワサどおりの美味(オムライスの上に載っている卵の切り方に関し2名の女子にダメ出しされちゃいました。笑)。
それから本日のライブ会場、「マディソン・スクエア・ガーデン」へ。春日川の河口に面した一角に建つ、廃材を多用したウッディな雰囲気は、まだ出来て半年というのが信じられぬほど、周囲のオープンエアな景観に馴染んでいる。1Fがシーカヤックショップ「FLIPSIDE」手作りパン工房「haru」で、その2Fがカフェ&パーティスペース「マディソン」になっているのだが、ステージに立ってサウンドチェックをしてみると、上流方向数十メートルに架かっている橋の上からチャリにのったオッサンや学生が不思議そうにこっちを眺めていたり、下流側の鉄橋を電車が「ゴーッ」と音をたてて走ったり、民家もそばにあったりと、気持ちの空間座標軸が定まらず、こりゃけっこう苦戦しそうな気配。っつーか、俺自身が、めったにお目にかかれぬ非日常的ロケーションにすっかり魅せられてしまい、歌に集中できるのかと(笑)。こんなカフェが広島には無い。マジで羨ましい。
さて、定刻5時よりイベントスタート。OPをチトッちゃんがつとめてくれたあと、伝説のサーファーにして高松の顔役であるベニーさんと、FLIPSIDEの店長、植村さんと俺の3人による「海」をテーマにしたトークセッション(この模様は収録され、後日地元のFM局でオンエアされるらしいが、そうとう「ピー音」が入る事になるだろう)と続き、6時より俺のライブ。
最初の2、3曲目までは、予想通り集中力を欠いてしまったが、その後はどうにかペースがつかめたような気が。反省点は多々あるものの、美しい記憶として生涯刻まれる得難い1時間となった。なにより、「どこで春駒を歌わせれば面白いか」を親身になって考えてくれたツッチーこと土屋 茂クンに最大級の感謝。賛同していただいたマジソンのオーナー真部さん、ベニーさん、植村さんはじめ、OPのチトッちゃん、送迎担当Iちゃん、来ていただいたお客さんにも心よりありがとさん。ミュージシャン冥利に尽きる。
打ち上げはひたすら杯を重ね、酩酊す。

*写真:粋な首謀者、土屋 茂くん(ポスタリゼーションモノクロモードで撮影)。高松における計3回のライブはすべて彼のセッティングによるもの。

11匹のカワムッチャン (2012.06.16)


午前中、ひたすら雑務。
午後より、明日の高松ライブ遠征に備え、機材、セットリスト等準備。

昨年の今頃、お向かいのIさん夫妻が「メダカの稚魚をつかまえた。クーちゃん(ウチのセガレ)にあげて」と、11匹ほどわけてくれた数ミリの小魚。半年後、体長2センチを超えた時点で「こりゃメダカじゃなくハヤ(ウグイ)だな」と思ったのだが、5センチに達した現在、サイドに黒いシャープな一本線があらわれ、ネットで調べたところ「カワムツ」というコイ科の一種である可能性が大。それなら「カワムッチャン」と呼ぶ事にしよう。しかし、Iさんが早々とすべて死なせてしまったというのに、我が家はいまだ1匹の脱落者もない。本来はメダカ用の水槽ではそろそろ窮屈かも。
それから、やはりIさんが郊外の農場で拾ってきた3匹のカブトムシの幼虫も、サナギになって3週間が経ち、ただ今はりきって脱皮中だよ皆の衆。なんといいましょうか、我が家は動植物が育成しやすい環境なのでせうか?

傘がない、じゃなく、傘がさせん (2012.06.15)


午前中、当道場にてIさん指導。

午後より通常業務。その合間、日曜日の高松ライブ遠征のための装備のシミュレーション。どうやら、間違いなく雨(時間帯により激しく)になりそうな気配ゆえ、ザックを背に、カオルギター、ウクレレの入ったハードケースを持った状態で傘がさせるのか、と。はたして、防水機能のないケースを濡らさずに運ぶ事は不可能である事が判明。わはははは。その姿、ほとんど「ハウルの動く城」だっつーの。やむなく、高松ライブ主催者のTクンに連絡し、ギターは彼から借りる事に。しかし、先日フィッシュマンの秀作ピックアップ「ブラックスタック」も装着し、十数年目にして意気揚々とライブデビューを飾るはずだったのに、ごめんねカオルちゃん(どっかで聴いたことがあるようなフレーズ)。

*写真:南側ベランダのサマーチョコレート(アカバネムノキ)が夕方になって遂に開花。思ったより小さいが、なんともエレガント。

潜在能力 (2012.06.14)


午前中、当道場にてJ氏指導。
先月末の昇級審査以来、宇品の直轄道場には顔を出していないので詳細は不明だが、先日の黒帯研究会時に兄弟子たちから聞いた話では、Jさんはじめ小林道場生3名も無事に帯の色が上がったようである。残る当道場の白帯は小学5年のYクンのみ。来年は審査会にチャレンジすると本人が言っている。入門当初、まっすぐ立つことすらできなかった彼が。ほんと、人間は面白い。特にヘンな先入観を持っていない無垢な子供の可能性ははかりしれんものがある。逆に言えば、思い込みを捨てればオトナだっていくらでも伸びると確信する。

夜はスタジオで歌い込み。と、随分前にCMにも使われた事のある有名な歌を突然思い出し、ウクレレでやってみたら非常に良かった。そのほか、ウクレレの裏ワザも発見。よしよし。

*写真:今朝の南側テラス。小さいながら南国度さらにアップ。

真夜中のパリには魔法がある (2012.06.13)


午前中、雑務。
昼前、古巣の「サロンシネマ」にてウディ・アレン監督「ミッドナイト・イン・パリ」。ウディ・アレンの作品で好きなのは「ボギー、俺も男だ」「カイロの紫のバラ」など。っつーか、「カイロの紫のバラ」はサロンシネマの映写技師時代、自分でフィルムを回したのだった(笑)。
さて、彼の最新作にして最も興行収入を得ている今作(アカデミー賞2冠)、上映中笑いっぱなしというのは久しぶり。「世間一般と馴染めないギクシャクとした主人公」はこれまで同様踏襲されているが、それ以上に「ダメなりに今を楽しむ」スタンスが際立っておりラストはキュンとしちゃまいしたとさ。3月末に、やはりサロンシネマで観たトリアーの「メランコリア」にはちょい届かぬまでも、秀作。いまだ心地よい余韻に浸っています。見てソンはありませんぜ。

*写真:前にも当日報に載せた気がするが、今から25年くらい前、サロンシネマ映写技師時代の私。と、今気付いたが、このポーズ、当HPの表紙(波照間島で撮ったハダカのやつ)と手の置き方などが変わっとらんな。わはは。

そろそろ弥勒菩薩(笑) (2012.06.12)


終日、雑務。
その合間、今度の日曜に高松で予定されているソロライブに備えてのスパーリング。

ここのところ右ヒザが痛かった。幼少時から足首やヒザ(なぜか右のみ)が硬い俺が、3年間に渡り毎日30分以上「半跏趺座(はんかふざ)」で瞑想(倍音声明)を続けたせいかもしれんと、ためしに2日休んだら治った。なんというわかりやすさか。明日からの瞑想はイスに座った状態で左脚のみ折りたたみ、右脚はだらりとおろしたままでやってみよう。そういえば、京都の広隆寺に、そんなポーズの弥勒菩薩像がありましたな。ふふふ。俺もいよいよ「解脱」が近いってか。おっと、脚が逆じゃん(笑)。

SNSは失速するだろう (2012.06.11)


終日、執筆。

知人から、やいのやいの言われるので試しにFacebookにエントリー。もちろんレギュレーションを守って屋号「春駒」でなく本名のアルファベット表記で。なにができるのか使い方もざっと目を通したがmixiとどう違うというのでしょうか。今のところ、友人ゼロ。このまま黙っていましょう(笑)。っつーか、そろそろ皆さん、SNSって鬱陶しくはないですか?今後、Facebookもツィッター(やってません)も急激に衰退していくと見ている。昨日の日報にも書いた通り、本当に必要な人間とは、こんなもんなくても充分繋がっていられる自信あり。

闇の経絡 (2012.06.10)


終日惚ける。なんとはなしに、この数日は「縁」について考えている。
時たま開きたくなる愛読書の一つ、横山剣さんの自伝「マイ・スタンダード」にこんな一節がある。

「31歳か、32歳の時、南フランスのニース駅前の中華屋で、本牧の中華屋と同じ種類の信号を察知したことがあった。真っ赤な神殿が媒介となって、何か、こう、闇の経絡で世界中のツボとツボ、ポイント、ポイントに繋がっているような気がした。
世界に張り巡らされた華僑ネットワークの底力をそんなところに見た思いだった。」

勝手な思い込みかもしれないが、この「闇の経絡で繋がっている」フィーリングを、最近は人に対して頻繁に感じている。
気功の修練により、自分の中にもともとあった目には見えぬエネルギーの渦の在処を当たり前のものとして鮮明に知覚できるようになった。また、数度の実験の結果、その「気」が他人へ伝播可能なことも確認。機能脳科学者の苫米地英人さんは、「気のエネルギーは光よりも速く、一瞬で宇宙の果てまで伝えられる可能性が高い」と言っていたが、気を自在に発せられるようになると、送るだけでなく、受け取る能力も錬磨強化されるのではなかろうか。地下水脈のような魂のネットワークで、時には国境すら越え縦横無尽に繋がり合える関係。これが活性化しつつある気配。名付けるとしたら「インナーネット」だな。

*写真:毎年恒例になりつつある、セガレと甥っ子Nの6月合同誕生日会。っつーか、キャンプファイヤーか(笑)。

秘密の花園 (2012.06.09)


終日雑務。
「海まで1マイル」の主力読み物の原稿が何度目かの加筆修正の末ようやく仕上がる。気負いし過ぎの感あり(笑)。当初「海1」は、「批判をしない」のを一つのスタンスにするとたが、問題提起はしていく。「攻めていく」の積極性は絶対必要だ。

夜、グリーンアリーナ(広島県立体育館)武道場にて、心体育道の黒帯研究会。「杖術(じょうじゅつ)」の合同稽古をやる。終了後は某居酒屋にて打ち上げ。この10月、宇品神田神社大祭にて、恒例の心体育道演武会が行われるのだが、今回は和太鼓グループ「太鼓打ち雷男」とのジョイントが予定されており、グループの代表のSさんも黒帯研究会見学後に参加してくれ、なんやかや話し込んで盛り上がる。
それにしても、と思う。こんなに濃い世界なのに、音楽、広告、放送すべての関係者で俺の武術家としての顔を知っているのはほんの数人。俺にとっての「秘密の花園」か(笑)。

*写真:当アジト屋上から北側を望む。梅雨入りしたとたん、晴天が続くのは不思議です。

熱、いまださめやらず (2012.06.08)


朝から雨。広島もどうやら梅雨入りした模様。
終日、書類整理、筋トレ、ボイトレ、道場床のウレタンマット修復、その合間に執筆。

夕方、道場にてS本さん指導。
夜、かつてプロダクションで同僚だったMクンよりデンワ。緊急案件の相談。Mクンと一緒のチームで仕事してた頃は、取っ組み合いになりそうなくらい激しいディスカッションを日々展開していた。とにかく良いモノを作ろうと互いに必死だったのだ。そのときの「熱」が、いまだ俺を突き動かしているのかもしれぬ。今、彼は自分のプロダクションを都心に構え頑張っている。もちろん喜んで対応させてもらいますとも。

*写真:先月末のセガレの運動会での昼食シーン。

未知の領域へ (2012.06.07)


午前中、当道場にてJ氏指導。充分すぎるほど破壊力ある突きや蹴りを放つ反面、力み癖がなかなか抜けないという彼のために、本日より、すべての基本動作や型を超スローかつシームレスにやってもらう。これだと、「ため」がまったく使えなくなり、どこに余分な力が入っていたかが自覚できるのではと。効果ありそうな気配。しばらく続けて様子を見たい。

午後はひたすら雑務。
夜、スタジオで歌い込み。プチリニューアルした「カオル」が手に馴染んで来た。ウクレレ弾くようになって10数年、今ではこういう小ぶりのギターのほうがしっくりくる。これもまた力まかせではダメなのだ。武術と同じで、日々修練、そして創意工夫。永遠に到達しない、未知なる領域への途上。

*写真:心体育道の黒帯のみが修練を許可される4尺2寸の「杖(じょう)」。その杖術の研究会が今週土曜日にあるので、近所の武道具店で専用の袋を新調したら、刺繍でネームを入れてくれた。

実戦性、、、Air起動、、、 (2012.06.06)


午前中、デスク周辺の大掃除。
その後、道場にてIさん指導。彼女も入門から一年半。先月末、昇級審査も受けた事だし、本日より、基本動作の反復練習は減らし実戦的な組手を増やす。川や海に落ちる等、予期せぬ事態に備えて普段の衣服のままプールで泳ぐ「着衣水泳」の講習が時々行われている。スイミングウエアで泳ぐのとはまったく次元が違い、服や靴が体の動きを奪ってたちまち体力を消耗するそうだ。いわば、水難事故を想定しての「水中護身術」。で、当道場でも今年は「道着と素足」ではなく、普段着と靴のままでの基本稽古もやってみるつもり。

午後、沖縄移住を数日後に控えた盟友Kが来宅。先日購入したMacBook Air、外付けHD、Wi-Fiルーターの設置、iMacからAirへのデータ移送などやってくれる。この分野における彼の知識はプロ並みで、この10年、俺の歴代Macはすべて彼にセッティングを頼んできた。いつもありがとう。

目指せ紅白歌合戦 (2012.06.05)


午前中、歯の月一メンテナンスで親戚の経営するK歯科へ。

午後より、企画業務。ようやっと個人的なプロジェクトに本腰入れて取りかかるです。
その1。かねてからリクエストの多かったオリジナル演歌「夫婦蛸」のデモ音源をレコーディングします。オケはすでにある。フツーにやっては面白くないと、随分前にサウンドコンポーザーOクンに頼んで作ってもらった純正メタルロック風の音源が。名付けて「メタル蛸」。ボーカルは八代亜紀っぽく歌ってみようと思う。それに村木賢吉「おやじの海」みたいな「ヨイショ、ヨイショ」っつーコーラスも入れるべし。これでNHK紅白歌合戦出場を狙う!

天の邪鬼体質 (2012.06.04)


午前中、当道場にてS本さん指導。

午後より通常業務。
先日、某ライブハウスの周年記念ライブに出演した際、リハ後、店長のN氏から、県外からやってくる男性ロックミュージシャンの中には副業でデリヘル嬢(デリバリーヘルス)の送迎ドライバーをやって食いつないでる連中が少なからず居ると聞いた。ツアーに出るのに、ぱっとまとめて1、2週間の休みがとれる仕事は、もうそのくらいしかないのだと。
生来、天の邪鬼の極めつけである俺は、「他に方法がない」といわれると逆に発奮し、3つ4つ代案を考えるのが常である。というか、フリーランスになってからの8年間、難題の山、ピンチの海をくぐり抜けてこれたのも、ひとえにこの能天気な夢想癖のおかげ。
時間を巻き戻すこと以外なら、きっとどこか、やりようは残されているものだ。たとえば俺はスマホを使いこなせないが、それは使い方やしくみを知らないだけのこと。問題解決は学習や訓練にある。慣れ親しんだ世界で食えなくなったと世を嘆いたところでなんも変わらん。今までのやり方で通用しないなら延長せず、とっとと捨ててしまいましょう。そうして、好きな事を続けるために新しい自分流の方法を「発明」すればいいのだ。わざわざ古臭いビジネスモデルの枠組みにしがみつく必要はどこにもない。
ただし、あれだな。デリヘル嬢の送迎というのも、人生のややこしくもリアルな息づかいがハンドルを握る背中越しに感じ取れそうで、それはそれでいとおかし!ではなかろうか。いやホントに。

*写真:今朝の我が家のハイビスカス「ミセスユミ」。上からかぶさるサマーチョコレート(アカバネムノキ)との共演で、南国気分上々。

Air購入、、、ゲスト出演、、、 (2012.06.03)


午前中、デオデオに行き、MacBook Airの11インチを購入。デスクトップ「iMac」のバックアップと、移動しながら仕事する「ノマド化計画」の一環。iPadも考えたが、執筆がメインということを考えるとモノたりない。今月中にケイタイもiPhone 4Sに買い替え予定。

夜、銀山町「Shelter69」の5周年記念ライブにゲスト出演。4曲ほど歌う。短いながら、ちゃんとPA等がセッティングしてある中でピンで演奏するのは久しぶり。コンディションはまずまず。同じくゲスト出演のマック氏から「オマエ、相変わらずカッコええの。しょっちゅうライブやってるような、こなれ具合じゃんか」とホメられる。うひひ。

*写真:セガレが鉄棒を見てくれというので公園へ。「こうもり」というワザらしい。

シャウベルガーのサイクロイド螺旋運動 (2012.06.02)


終日、雑務。

その合間、オロフ・アレクサンダーソン著「奇跡の水」を読む。自然科学者にして発明家であるヴィクトル・シャウベルガーが生み出した「サイクロイド螺旋運動原理」。彼が、なぜ、この驚異のシステムを発現するにいたったのか、軌跡を追ったサイエンス・ノンフィクション。たぶん、数年前なら、ちんぷんかんぷんだったろうが、今は手に取るように、いや、体全体で感じるかのごとく理解できる。
シャウベルガーの存在は、敬愛するヒーリングアーティスト、高木一行さんのブログで知ったのだが、併せてアップされていたサイクロイド螺旋運動を応用した機器の設計図が、俺が10数年前にデザインした心体育道のオフィシャルロゴマークに酷似しており、これは調べてみねば、と思った次第。はたして、心体育道の「心」という一文字に、心体育道の術理の一つである「水の渦」のごとく無理、無駄を排した自然かつ半永久的螺旋運動を加えた、という俺のデザインコンセプトを、今まで誰もが成し遂げられなかった超科学的知見から解き明かしてくれていると言えば自分を過大評価し過ぎでせうか(笑)。いや、スゴイで。もちろん俺などとうてい太刀打ちできぬ次元のハナシ、、、でもない。わかる。わかるのだ。読書レビューはまた日をあらためて。
安さ、便利さの裏にあるもの (2012.06.01)


終日雑務、時々仕事。
今月17日、高松で予定されている春駒ソロライブ(詳細を当HP「LIVE 36.5」にアップしました)に備え、宿と高速バスの手配。宿は去年と同じビジネスホテル。高速バスは、1週間以上前の予約であれば、広島〜高松間が片道たったの2000円になっていた。これまで2回の高松ライブでは往復7500円。安くなって嬉しい!というよりは先日7人もの命が失われた高速バス事故のこともあり、少々考え込む。安さ、便利さのみを追求するとそのうち必ず手痛いしっぺ返しがある。今回の宿とバスもインターネットではなくデンワでやりとりした上で予約した。最近は安易にクレジットカードを打ち込まず、できるだけ人を介したいと思うようになった。

夕方、家族で「とうかさん」へ。途中で別れ、俺は「Live Juke」に。ミミちゃんとその仲間のライブ。ここでは何度もライブをやらせてもらっているが、客として座ってみて、イスが思いのほか堅いのに驚いた。これだと長時間はつらいのではないか。パフォーマーとしては音響や雰囲気以外にも、「仕様」に対しても目を向けていきたい。

*写真:今週月曜日に株分けして3つの鉢に植え替えたクワズイモ。

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