Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2012年08月の日記

8月最後の金曜日 (2012.08.31)


午前中、道場にてIさん指導。
午後からは延々読書。行間、あるいは文脈の背後、前後左右から、さまざまな啓示が煙のように立ち上ってくる。

先日、なにげにTVを見ていると、メンタリストのdaigo氏が出ていた。彼は小学校終わりから中学2年まで、ひどいイジメを受けていたそうな。ある日、耐えかねて反撃したら、ぷっつりイジメられなくなり「そうか、自分で人生は変えられるんだ」と悟る。そこで彼は「もっと自分を変えてみよう」と決意し、メガネをコンタクトに、天然パーマをストレートに、学校までの慣れ親しんだ通学路も替える。人心を操作するメンタリストとしての彼のキャリアは、ここが出発点と見た。彼は自らを洗脳したのだ。
たとえば、「私は今日から替わります」と宣言するだけではまったく効力が無い。実際にアクションを起こさなければ、過去からの積み重ねの総体である自分は変化しようがない。未体験ゾーンへ自分を突き飛ばしてこそ、新しい地平が見えてくるのだ。

*写真:夜、久しぶりに一人でMACへ。たまたま居合わせた古い友人で陶芸家のMさんと、しばし語り合う。このカットはMACのトイレ入口。良い店は、どこだって絵になります。

最優先すべきもの (2012.08.30)


午前中、気功、デスク回りの掃除、その他。
午後イチ、某広告代理店O氏来宅。しばし雑談。

ある方から、下記ブログ「カレイドスコープ」を紹介された。「福島の子供たちに甲状腺結節/日本のマスコミは報道しない」と題された書き込みは、「どうか嘘であってほしい」と思わずにはいられない、足がすくむような恐ろしい内容だ。
これを鵜呑みにしましょう、と言うつもりはない。が、このハナシは、福島の母子を対象に独自に検査を実施した知人の産婦人科医からも先日聞いたばかりだ。だいたい、すでに政府、官僚、東電、マスコミが、いずれも信頼に値しない連中であることははっきりしている。俺ら一般ピープルは、あの手この手で情報を入手して状況を俯瞰し、自分の頭で考え、行動するしかないのだ。
俺は、ガイガーカウンターを首にぶら下げて生活せねばならん区域から子供を連れて脱出しない親の気持ちがわからん。「ここを離れられない、やむにやまれぬ事情がある」とはよく聞くが、子の命と引き換えにできる事情とは一体なんなんですか?広島市の住人である俺の両親が原爆で被爆死しなかったのは、それぞれ安全圏に「疎開」していたからだ。だから俺がここにいるんですよ。
シンプルに考えるべきではないのか。最優先すべきは、子どもたちの命と未来であって「地元への執着心」ではない。

http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1514.html

成果あり、、、それは、ほんとうに人を幸せにするのか、、、 (2012.08.29)


終日雑務。
午後より執筆。「午前中は執筆しない」というスタイルが定着しつつある。2週間前に当ブログに「室伏方式」と銘打って書いた、分散方式。これはなかなかにうまいアイデアだったのだ。一日にあれもこれもと欲張って詰め込むから息があがるのである。っつーか、俺のような同時多発的スチャラカ男は「何をするか」ではなく「何をやらないか」に要諦を見いだすしか無いと。

今日は一日
「**は、ほんとうに人を幸せにするのだろうか。」
ということを考えていた。
「**」には何を入れてもいい。**をどんなに好きであろうと、それが「誰か」や「なにか」の犠牲の上に成り立つとしたら+−ゼロではないか、とか。その「犠牲」の部分に気付いた場合、どのようなリカバリーが存在するのか、とか。

*写真:午後9時過ぎ、当アジト屋上より、北西方向を撮影(クリックで拡大可)。月が出ているにしては、異様な明るさ。朝鮮半島辺りの台風とも関係があるのだろうか。

大ナットクのゴー宣 (2012.08.28)


終日雑務。事務処理系も少々。

小林よしのり氏の新刊「ゴーマニズム宣言・脱原発論/小学館」を購入。心体育道の兄弟子であり、芦原会館時代は故・芦原英幸先生の秘書も務め、現在江田島にて「ケン整体健康回復センター」を開いている里さんによれば、腰痛はじめさまざまな間接障害は、すべて「頭骨」から送られる「歪み」の信号を消すことで治療できるそうだ。それでいくと、さまざまな「ニッポンの歪み」がイッキに集約された形で発症したのが今回の「原発事故」と考えられるかもしれない。「脱原発論」を読んで、そんな気がしたのだ。単に東電のみの責任を追及しても意味が無い。日本人個々の「覚醒」が求められている。以前の小林よしのりさんの著作には、彼が「悪人」と見なしている人物は、意図して険悪な面構えに描かれる場合が多く、フェアじゃなかった。脚色するのはいけません。が、久しぶりに手にした新刊は、たとえば「原発ブラボー団」の旗ふり役、櫻井よしこさんでさえフツーに描かれている(笑)。また文中「右(右翼)とか左とか言ってる場合じゃない」という小林氏のスタンスにも共感できた。原発問題を基軸にニッポンの歪みを見事にあぶり出してみせたこの新刊、すべてに納得している訳じゃないけど、読む価値は大きい。傑作です。

攻防一体、、、イテテの手、、、写真展、、、 (2012.08.27)


午前中、道場にてS本さん指導。彼の指導を介して自分が心体育道の術理をどのように解釈しているか、また、自分のいたらぬところはどこにあるかなど、見えてくる部分が多いのだが、本日は「攻防一体」について組手をしつつじっくり検証。「外受け」をストッピング風の打撃に応用した新技も発見。S本さん自身、自衛隊習志野空挺部隊時代に格闘術を修練しているので、動きにキレがあり、こちらも勉強になります。

それにしても、だ。一昨日、「オビ研」にて杖(じょう)を調子に乗って振り回し過ぎた(面白かったのです)後遺症で、昨日同様に両腕が凄まじい筋肉痛。あまりのイテテ状態にて、本日は午後より休業!と言いたいところなれど、緊急案件が入り、迅速に対応す。

忘備録。近所のアートスペースにて、同業者(ナレーター)のO女史が、趣味でやっている写真の個展を開いているという情報を聞き、最終日の昨日、見に行って来た。カメラを手にして10年。すべて「オート」で撮ったという約20点のモノクロ作品は、なかなかに味わい深いものがあった。で、思ったのだ「俺もできるのでは」と。もちろん、プロカメラマンの技量には及ぶべくもないが、譜面もコードも知らぬ俺でさえ、一応ギャラはとれるレベルの音楽をやっているのだ。それに「個展」というのが、なんとも良い響きではありませぬか。え、世の中ナメてると?はい、ナメると美味しいです。もちろん辛かったりしょっぱかったりもします。まずは口に入れてみる遊び心が必要ではないかと。あ〜こりゃこりゃ。

*写真:先月、PICOでライブをやった「流(ながれ)」さんも実に絵になるシンガーソングライターでした(クリックで拡大できます)。
おっと、ライブ会場で撮影する時は細心の注意が必要です。ピントが合ったことを知らせる「ピピッ」とう電子音は、演奏者にも客にも非常に耳障りですのでケイタイ同様、消音モードにするのが鉄則。また、女性の顔に近づき過ぎたり下からあおって撮るのはマナー違反。演奏中に直近からフラッシュを浴びせるなんざ言語道断です。

流しそうめん (2012.08.26)


終日、雑務。

オヤジがいきなり思いつき知人の裏山で切り倒してきた3メートルの竹を、俺がナタでまっぷたつに割り、仕事場横のビアテラスにて流しそうめん。セガレの「夢」をかなえてやったわけである。夏の終わりに、良い思い出ができた。

*写真:オタマがそうめんを流し、それをセガレ、ジジ、ババ、がすくいとるの図。ダシの入った椀、ハシも竹製オリジナル。っつーか、やっぱり我が家って、一応「都会の住人」なんだろうが、原始の血が相当色濃いのかも。

サプライズパーティー (2012.08.25)


午前中、雑務。
午後より「菊次郎の夏」の後半。またしても、息を飲む。彼と出会ったあの夏から半年後、彼は「無人島の小屋」で自殺未遂をしていた。読み進むうち、無人島移住計画は頓挫し、肩を壊し、友に去られ、幼少時に故郷で過ごした美しい時代をひたすら懐古し、、、、いたたまれなくなって、一旦本を閉じるほどに、臨場感あり。

夜、広島県立体育館武道場にて、心体育道黒帯研究会。本日も杖術(じょうじゅつ)。横で練習している40名ほどの少林寺拳法のかけ声がうるさくて、廣原先生の指示の声がかき消されるほど、で、各自、杖の振りや突きをひたすら反復練習。これがなかなか面白かった。日課の稽古に組み込みたい。

稽古終了後は市内中心部の某中華料理屋にて、兄弟子S師範の入籍お祝いパーティー。実は、これこそが本日の主目的であり、急遽開催が決まった「黒帯研究会」はS師範に気付かれぬためのカモフラージュ。見事、サプライズは大成功。え、新婦のMさん?もちろん知ってましたとも。っつーか、もともと今夜の宴は彼女からのオーダーだったわけで知らぬはS師範ただ1人(笑)。
杖の振り過ぎで門下生一同腕がパンパンになり、グラスを持つ手が震えつつも、何度も乾杯が繰り返されて、心地よく夜はふけゆく。

*写真:いつにも増してフルスロットル状態の新郎、S師範(笑)。

魂の声 (2012.08.24)


午前中、道場にてS本さん指導。
午後は完全オフとし、アマゾンから届いたばかりの福島菊次郎著「写らなかった戦後2/菊次郎の夏(現代人文社)」を読む。「写らなかった戦後」は三部作構成で「2」は、俺が彼と初めて出会った30年前あたりのことが集中的に綴ってある。読んでみると「そうだったのか」と驚く箇所多々あり。
ここに描かれている風景の中に、確かに俺も存在していたのだ。文中にも出てくる「原さん」の誘いを受けて彼の家に泊めてもらい、彼の入植先である片山島(正式名称は「片島」)に新居の基礎用のセメント袋を運ぶ手伝いをし、さらにその数週間後だったか、片山島で開催された「福島菊次郎・無人島野外写真展」もサポートしたのだった。表紙写真の「2匹の柴犬」も見覚えがある。その奥に写っている小舟に福島さん&愛犬とともに俺と原さんと音楽仲間Iも乗ったのだ。この本を読んで、この小舟が「定員3名」だったことも今知った。しかも1つ40キロのセメント袋いくつかと一緒にだ。道理で、島に向かうフネの吃水(船体の最上部から水面までの垂直距離)がえらい深かったわけだ。心配そうに吃水を見つめる俺に福島さんは「キミたちは泳ぎは上手いの?」と訊いたのはそのためだ。おそらく彼はわかっていたのだ「でかい波が1発でも来たら沈む」と(笑)。
ほかにも、あのとき見かけた、彼に寄り添うように立っていた大柄の美女が、彼にとってどんな存在だったのかとか、あれやこれやが見えてきて胸一杯になってしまった。今すぐ、91才になってしまった彼をハグしたいと思った。もう一度、会いたいな。「僕はもう、この国のすべてに絶望したんだよ」と俺に言った彼に、俺はこの年まで、生意気にも常に心のどっかで「絶望なんかしてたまるかい!」と反骨心を燃やして生きて来たのだ。それは、ヘタレな俺の両脚を支える礎になったのだよ。縁はスゴイね。数回しか会ったことしなかい人が、その後30年もずっと表現上の「魂の声」になるなんて。っつーか、俺ってなにしてんでしょうね。気合い入れ直します。

気持ちよくフィニッシュ!といかず、、、、絵コンテ完成、、、 (2012.08.23)


午前中、雑務。
午後より執筆。で、午後2時40分、ラストの原稿アップ。これにて2カ月に及んだ季刊誌2誌、同時多発的取材行脚および悶絶執筆、フィニッシュ〜〜〜〜〜〜〜!
めでたしめでたし!、、、、というわけにはいかず、直後、某プロダクションから「企画が一つボツになった」との連絡。この商品は、こちらのプロダクションがクライアントに自主的に提案したブツなのだが「ネーミングがマズイのでは」という俺の読みが的中。クライアントの担当者レベルでOKが出た時は、「おや?」と思ったが、上層部の最終チェックで案の定クレームがつきましたか。ははは。っつーか、笑う所ではない。またしても俺の書いた原稿が一本、ムダになった。やはり、もうこのまま放置していては仕事全体の質が低下するレベルにあると再認識。手を打つ必要がある。

夕方より、盆から執筆業と並行して進めていた、オリジナル絵本の「絵コンテ」の仕上げに取りかかり、なんとか完成させる。色鉛筆で色彩も加えたらサムネイル(縮小画像)とはいえ、にわかに臨場感が出て来てコーフンす。キャラ設定もタッチもストーリーも「型破り」なところが気に入っている。

*写真:うろこ雲御一行、いらっしゃいませ。

必見!週間プレイボーイ (2012.08.22)


午前中、惚ける。
午後、メールで原稿を広告代理店さんに送ったり、デスク回りの整理、その他雑務。

広島では本日発売の「週間プレイボーイ」第36号を購入。
「プレイボーイ」を買うなんて20数年ぶりだ。アイドルのエロショットを見たかった、、、わけではなく、p68〜71に報道写真家、福島菊次郎さんのインタビュー「福島菊次郎の遺言」が掲載されているからだ。内容は、30年前から彼の存在を知り(家にも泊めてもらった)、彼の著作や写真集やドキュメンタリー映画(現在「八丁座」で公開中の「ニッポンの嘘〜報道写真家 福島菊次郎90歳〜」)も見た俺にとってはあまり目新しい情報は無かったが、彼を知らない方への「福島菊次郎入門」としては充分に思う。なにより彼が各種メディアに頻繁に取り上げられるようになったことが、たまらなく嬉しい。ぜひ、読者諸兄にも目を通していただきたい。ちなみに誌面を飾っている菊次郎さんを写したカットは、facebookのお友達である那須圭子さんの撮影によるもの。おっと、「ニッポンの嘘〜報道写真家 福島菊次郎90歳〜」もお見逃し無く。俺も八丁座で見終わったあと「よくぞ撮ってくれました」と拍手喝采したくなった、最高に価値ある作品。
もうひとつ予断。今の「プレイボーイ」って、ヌード写真が無いんだね。ちょっと残念?あいやいや。

新しい地平 (2012.08.21)


終日、執筆。
夕方原稿アップ。残すところ、1Pのみ。

夜、スタジオDUCK30周年ライブの第3夜にソロで出演。共演者は佐藤弘之、MAC、Maggie、しろーetc。

セットリスト
「その男ヨシオ」>「月の下ジントヨー」>「雨のラブホテル」>「フーヤン(新種楽器フトュヤラによるインスト)」

「ヨシオ」では今回もボイスエフェクター「ヘリちゃん(TCヘリコン)」使用。客に手拍子させて吹きまくったフトュヤラも異様にウケる。手応えあり。MACさん、佐藤さんら敬愛するミュージシャンからも「お見事!」の声をいただく。この2つの珍兵器が、新しい地平を拓いてくれた。っつーか、どこでもやれる。自信持ってヨシ。
ラストのMACさんのときは、全曲ハーモニカで参加。共演者の歌も、それぞれに人生を感じ、グッときた。ありがとう。DUCKも30周年おめでとちゃん。

重々無尽(じゅうじゅうむじん) (2012.08.20)


午前中、雑務。
セガレとダイキへカブトムシのエサを買いに行く。最高7匹いたカブトも現在生き残っているのは1匹のみ。車中、セガレの口から「メソポタミア文明」「ナイル川」「エジプト」みたいな単語が次々出て来て驚く。歴史とかサイエンス関連が好きのようである。自分が面白いと感じるものをとことんやったらいい。俺は教科書こそ開かなかったが、百科事典、児童文学全集はページによっては暗記するほど読み込んだ。これらが執筆業務でも役立っているのだが、もうひとつ、映写技師の3年間で観まくった約500本の映画も忘れちゃならん。構図を考えるとき、名画のそれは完璧で、非常にタメになった。

話はさらにワープするが、新しい映画、特に近未来をテーマにした作品には「次の時代はこうなる」というヒントや、現代の価値観=コンフォートゾーンをズラし、盲点=スコトーマを取り払う効果がある。俺は映画を見る時には徹底的に感情移入する。スクリーンに自分を刷り込ませる。仏教の華厳経でいうところの「重々無尽(じゅうじゅうむじん)」、つまり「ミラーボールを構成する小さな鏡が無限に重なり合うような世界」を「映画」を使って臨場感たっぷりに体感するのである。だから、家のTVではダメで、画面がデカい映画館に限る。映画館は俺にとっては「瞑想の場」でもあるのだ。

*写真:仕事場から見える公園で、制服に麦わら帽子かぶった女子高生が1人、台本らしきものを手に行ったり来たり。演劇か、マーチングバンドの練習だろうか、この炎天下、4時間も。そのガッツなら、きっとエエもんできますとも。

前作越えはかくも難しいのか (2012.08.19)


午前中、雑務。
午後イチ、道場にてIさん指導。

夕方、ワーナーマイカルで、リドリー・スコット監督の「プロメテウス」を観る。1979年に、やはりスコットが発表した「エイリアン」の「外伝」的作品。これから見る人に、ここから先は読み飛ばして欲しいのだけれど、エイリアンシリーズで活躍した女ヒーロー、シガニー・ウィーバー演じるところのエレン・リプリーの後継者的な存在として登場するエリザベス・ショウ博士。俺が思うに彼女自身がアンドロイドではなかろうかと。今作はすでに続編が作られる事が決まっているらしく、そのとき「ほら、やっぱりね」となるであろう。観ていて面白かったのはここらへんの推測と、シャーリーズ・セロンが相変わらずのベッピン(彼女が演じたのもたぶんアンドロイド)だったくらい。やっぱり、助けを求める声がどこにも届かない閉ざされた漆黒の宇宙空間で、ジワジワと心理的恐怖を味あわされた「エイリアン」のほうがブッチギリで上でございます。

自分ブランド (2012.08.18)


午前中、雑務。
午後より執筆業務。明日中に2本アップすれば、残りは2本のみ。
2カ月かかりきりだった同時多発的案件が、来週前半で一応終息する気配濃厚。その後しばらくは例の私的プロジェクトにシフトする所存。ご要望があれば今後もレギュラー案件を継続してお受けする気持ちもあるが、同じ労力かけるなら、もっと「全国版」を増やしてもよかろうじゃん。それも誰が作ったかわかる「自分ブランド」で堂々と勝負したい。
夏休みの宿題 (2012.08.17)


午前10時まで爆睡。寝たのが昨夜12時過ぎ。っつーことは10時間。超回復気分。

「夏休みの論文の宿題が片付いていない」と相談に来た甥っ子Nのため、テーマ選定、資料収集、文章の構築法などをアドバイス。さらに、それをもとにして「起承転結」を思いつくまま口頭で話してやったところ、それをそっくり文章にすればOKというレベルになってしまい、やり過ぎたなと(笑)。
自慢じゃないが、俺は学生時代、宿題なんぞ一切した記憶が無い。中学生までは、テストは親に見つからぬよう焼却処分(当時、我が家は五右衛門風呂だったので)するのが常であった。
それが今、執筆・インタビューをやってるのは不思議過ぎ。学校の勉強はテキトーでよろしい。学問の醍醐味とは自分が興味を持つ事象を徹底的に追及しまくることにある。
肩書きなんてどうでもエエ。生涯、イチ求道者。

*写真:デスクの窓一杯に入道雲。電線が邪魔っ!(笑)

過ぎ行く夏に、サノヨイヨイ (2012.08.16)


セミの声がほとんど聴こえなくなった静かな朝。

午前中、雑務。
午後より執筆。昨日、「忘備録」に書いた通りの分散方式を意識しながら物事にあたると、逡巡せず「今はこれだけに集中すればヨシ」という安心感あり。要するに気分の問題。っつーか、気分こそ大事。

夕方、実家の吉浦に帰省していた妻子を迎えに行く。その帰り、水尻の海浜公園通過時、カーラジオから山下達郎の「sparkle」が流れる。この曲が入ったアルバムを買ったのは(もちろんCDじゃなくLP)、俺が19か20だった。いまだによく聴くが、全然色褪せない名盤と思う。過ぎ行く夏にエエ感じっす。

*写真:吉浦のオタマの実家近くにある廃墟。もとは酒造会社だったとか。

室伏方式 (2012.08.15)


午前中、雑務、独り稽古。
午後より、執筆業務。

この2カ月の混乱ぶりで、学んだこと。俺は生業上、日々、多岐にわたる鍛錬を自分に課している。ところが、大きなプロジェクトの最中にあると「あれもこれもやらねば」と焦り、注意力も散漫(被害妄想気味)となって、不完全燃焼のまま一日を終えることが多いのに気付きましたとさ(遅い)。「分刻み」みたいなやり方で上手くわけないっての。
で、一日に全部詰め込みすぎず、3日とか1週間とか、各種トレーニングを分散させる方法はどうかと。ここらへんは、今回のロンドン五輪の本番に備え、ピークをスイッチバック的に段階的にあげていく方法をとったハンマー投げの室伏方式だ。
午前中は雑務や身体鍛錬のみとし、執筆業は、極力午後に集中させ、夕方にはすぱっとヤメる。夜は情報収集や歌い込みなど文科系の時間帯。
さらに、各ジャンルの濃度を数日単位に区切ってパラレルで展開すればよろし。
以上、忘備録でした(笑)。

セ・シ・盆! (2012.08.14)


午前中、雑務。
午後、吉浦の実家へオタマとセガレをクルマで送る。が、大雨警報が出ており、クレアラインが通行止め。そのため、広島大橋の料金所あたりから大渋滞。通常30分しかかからない吉浦まで2時間を要す。
帰って執筆業務。盆に予定していた業務の大半終了。

夜、マイカルワーナーでバットマン「ダークナイト ライジング」を見る。コミックヒーローのチープさを払拭するための製作陣の工夫が見て取れる、なかなかの大作。新登場のメカもよかったし、女怪盗役のアン・ハサウェイにもクラクラしちゃいました。特に、「アーマー・バットポッド」に跨がったときの悩ましいヒップライン、、、っつーか、どこに感動しているんでしょうか(笑)。
まさに、セ・シ・盆!(C'est si bon!)

笑う盆 (2012.08.13)


終日執筆。
夕方、原稿を1本アップ。さすが盆。デンワもメールもなく、実にはかどります。

その後、道場にて小学生Yくん指導。連続動作の際、同じ所で何度もミスるので「違うじゃろうが!」と思わず足が出る。いや、蹴るとかじゃなくて、彼の足の位置を俺の「足添え」で、修正するだけなのだが、あまりの熱中指導ぶりに俺の方が笑ってしまった。

先日、購入した「幽体離脱入門」が面白い。「気」の巡らせ方(この本では「気」を「エーテル」と表記している)など、気功と符合する部分が多い。チャクラを活性化させる方法も、日課である「倍音声明」でカバーできている。というか、俺の場合、ここらへんの「準備訓練」はすでにクリアしていることに気付いた。あとは手順を追えば、トベるのか?(笑)。
傑作なのは、第4章「幽体離脱を成功したら、こんなことをやってみよう!」だ。筆者が書いているように「夢とも現実ともつかない、ふわふわした世界」では、体験者は小学生レベルの無邪気さではしゃぎ回っている。よくあるスピリチュアル系の本のような、霊やら前世がどうしたとか、こじつけっぽい結論付けは皆無で、単純に「楽しいですよ!一緒にどうですか?」っつーのが信用できる。なにしろ筆者自身が「よくわからない部分が多い」そうな。

*写真:仕事場の横で、なにやら「商い」を始めたセガレ。俺のデスクにも手描きのDMが載っていた(笑)。

ド根性墓 (2012.08.12)


午前中、オタマの親族の墓参りで海田〜呉の墓地を巡礼。

昼は、オヤジの78才の誕生日会。場所は比治山の「豆匠」。

午後、今度は俺の親族の墓参りで大手町〜祇園。
大手町の墓地には「その男ヨシオ」のモデルである、母方の祖父、濱本ヨシオとその先祖が眠っている。爆心地から数十メートルしか離れていないのだが、原爆投下前から同じ場所に濱本家の墓はあり、随分前に親族がこの寺のオバチャン(すでに逝去)に聞いたところによれば、「あんたんとこの墓こそ爆心地である」と。濱本の墓を中心とし、他の墓石が放射状になぎ倒されていたからだそうな。しかも「濱本の墓だけ立っていた」と。それが「原爆が墓の真上で炸裂した証拠だ」と。もちろん、濱本の墓は戦後にやりかえているから痕跡はないが、この墓の左隣の「戦前からある」という噂の墓を見れば、爆心地付近の爆風の凄まじさがわかろうというもの。
まったく、どんな力をもってすれば自然石をここまで破壊できるのか、と唸ってしまうほどだ。分厚い台座までも粉々にされたものの、おそらくは親族がその破片を拾い集め、もう一度組み上げたのだろう、つぎはぎだらけのド根性墓である。これを見るといつも「折れた心は、また繋ぎ合わせれば良いんだよ」という声が聴こえてくる気がして励まされる。
ここ数年はお参りする人もいなくなったようだが、ヨシオじいちゃんに会いにくるたび、お隣さんにも手を合わせるようにしている。

さて、こうして俺の「お盆」は一日で終了。今週末まで執筆に専念する所存。ハレルヤ!

「ニッポンの嘘」に泣けた (2012.08.11)


本日、完全オフ宣言。っつーても「宣言」を聞いてくれる人は誰もおらんですが。

午後、「八丁座」にて「ニッポンの嘘〜報道写真家 福島菊次郎90歳〜」を観る。大傑作。最高。言う事なし、、、でシメたい所だが、ちょこっと語ると、俺が20才の時に2日間ほど建設を手伝った無人島小屋も出て来たし、数年後に再会したとき、彼に寄り添っていた大柄な女性との関係もわかり、グッとくる箇所多し。1人でも多くの方に観てほしい。社会派ドキュメンタリーにありがちな、取っ付きにくさが全然ないあたり、監督の冴えた手腕をかいま見るのです。あと、福島さんの長女のコメントにも泣けた。たしかにカッコイイお父さんです。

夜、我が師匠、廣原先生のお誘いでハードロックバンド「EROS」のライブへ。場所は並木ジャンクション。廣原先生と、このテの音楽がどうにも結びつかなかったのだが、なんでも、先生が芦原空手LA道場師範時代、EROSのボーカル兼ベースのyoshirowさんが、レコーディングの合間に道場を見学に行ってからのご縁らしい。yoshirowさんも当時は芦原門下だったとか。久々の爆音を心地よく浴びさせてもらった。

*写真:メダカの池に浮かべていたホテイアオイが開花。艶かしく可憐で、なにかの意識を発していそうな。

シュワちゃんのほうが、、、ゴーサイン、、、 (2012.08.10)


終日、執筆業務。
昼過ぎ、マイカルワーナーで「トータルリコール」を見る。1990年に、シュワルツネッガー主演で公開された作品のリメイク版で、結論から言うと、俺のように前作が楽しめた人は見ないでよろしい(笑)。今作はいわゆるジェット・コースター映画であって、スピード感とスリルはあるが、映画館を出た途端、霧散してしまう。「ブレードランナー」をまんまパクったかのようなセットにもオリジナリティを感じない。シュワちゃんほうが型破りなバカっぽさがあり10倍面白かったス。

さて、この盆はみっちり仕事することになっているが、並行して、オリジナル絵本のサムネイル(ページネーション)を完成させるつもり。折しもタイミングよく東京の絵本作家Tクンからも「まだですか」と催促のメールがきて驚く。まさにシンクロニシティ。ゴーサインと見た。

怒りの感情に支配されず知恵を絞って切り抜けるべし (2012.08.09)


午前中一杯、この10日間の中国地方取材行脚で収集した膨大な量のメモや資料を分別作業。執筆に取りかかる前に面倒でもやっておかねばならない。
良い仕事には、このような取材前後の「仕込み」が重要不可欠であるのは言うまでもないが、昨日の女子サッカーでは、間に立った某デザインプロダクション担当者が先方マネージャーにインタビューに要する時間の目安をまったく伝えていないことが現地に行ってはじめてわかり、心底驚いたしハラがたった。人というものは必ずミスをする。もちろん俺だって。だから寛容さも大切だとは思う。
けどね、取材するのに、それにどれくらい時間が必要か、また撮影のコンディション(夜だし野外だし、ナイター照明だって時間的制約があるはず)を全然確認していないというのは、度を越している。インタビュアー兼ライターである俺と、カメラマン氏は、練習を「見物」しに行ってるのではないのだ。結局、いつものように知恵をフルに絞って切り抜けたが、あやうく取材にならないところだった。

午後、執筆。
放熱の激しいiMacの負担を考えて、午後からは冷房をいれることにしているが、一昨日に立秋を迎え、猛暑もトーンダウンしつつある気配。されど俺はますますエエ感じで燃えてます。この勢いを年間貫くべし。「食糧があるときは動かない」狩猟民族資質を今年は改める。常に動くべし。「遊牧民」でいくべし。べし、べし、べし。

*写真:「脱・狩猟民族的資質」の誓いの書画、「べし」と「ケムンパス」(笑)。30代以下にはわからんでしょうが。ニャロメ!

ここからはじまる (2012.08.08)


午前中、執筆、原稿修正対応etc。

夕方、西区の山の上にある某グランドにて、女子サッカークラブのナイター練習を取材。更衣室もクラブハウスもない辺鄙な環境で、砂埃を上げながらボールを追う選手たちは、妙にカッコよかった。マイク・タイソンがヘビー級ボクサーとして頭角を現し始めた頃のTVドキュメンタリーを見た事がある。「キャットキル」という名の治安の悪いダウンタウンの一角、お世辞にもキレイとは言い難い薄暗いボクシングジムで、使い込んだサンドバッグを黙々と打ち込むタイソンは、「さぁ、見なてよ。ガンガンいくぜ」っつー気迫が全身に漲っていた。
あれと似ているなと。
いい刺激をもらえた。

さて、約1カ月続いた中国地方取材行脚「夏の陣」はこれにてフィニッシュ。あとはひたすら執筆奉行となる。盆休み?あるかそんなもん(笑)。っつーか、一日くらいは海にでも行きたいね。

井の中の少年、大海を知る (2012.08.07)


季刊誌の仕事で、三原市にある某企業を訪問取材。
本日もまた、寸止め無しの猛暑なり。

夕方、甥っ子Nから旅の結果報告。ヤツは、昨日まで4泊5日の行程で、沖縄は名護市嘉陽に単身乗り込み、伝説のシーカヤッカー、諸喜田(しょきた)さんの指導のもと、シーカヤックやシュノーケリングを住み込みで短期修行してきた。
なにをし、なにを見、なにを感じ取ったか。彼の言葉に一切口を挟まず、黙って一時間訊き、俺の防水カメラで彼が写した150枚の画像を見て、今回の旅が彼の人生に良いきっかけをもたらすことになると確信。
時間はかかっても、他人より遅くてもいい。他人任せにしない、けど、けっして孤独ではない喜びに満ちた価値ある人生をつかみ取って欲しいと思う。これにて、シンプルに自分自身と向き合って欲しくて企画した「沖縄一人旅・エピソード1」無事終了。多少無茶ぶりだったかもしれない俺のオファーを快く引き受けてくれた諸喜田さん、現地でサポートをしてくれたKにも最大級の感謝。

*写真:嘉陽の海でスコールの中、シングル艇を漕ぐ17才のN。「次回来た時は、あのリーフの向こうへ漕ぎ出してみたい」そうな。

ヒロシマ平和の夕べ (2012.08.06)


「8.6ヒロシマ平和の夕べ」に、シンガーソングライターとしてゲスト出演し、「その男ヨシオ」「横を向いて歩こう」「ひかりのうた」の23曲を歌わさせてもらった。
場所はYMCA大ホール。今回は、小出裕章助教授や、ドイツの「緑の党」副党首のベーベル・ヘーンさん、女性講談師・神田香織さんら国内外の強力な面々が出演とあって、超満員御礼。もちろん、人が集まったのは俺の功績であるわけがない(笑)。が、イベント終了後のレセプションで、相当数の方から「感動した」「カッコよかった」と声を描けられ嬉しい誤算。っつーか、皆さん異口同音に「歌を聴くまで名前を知らない春駒さんにはまったく期待してなかった」と(笑)。いい、いい、きっかけはなんだってかまわんのです。喜んでもらって感謝感激。そんなわけで、レセプションでもリクエストを受け、2曲歌う。
俺としても、震災直後から独自の見解をラジオで述べていた小出先生とじっくり話をさせていただいたり、神田香織さんの「講談・はだしのゲン」も素晴らしかったりと、今日はえらい得した気分。

さて、主催者の一人である女医Kさんから、福島の原発事故被災者の何人かの母子を、独自のネットワークを使って専門医に診察させたところ、数人ほど甲状腺に深刻な異常が見つかったとの話を聞いた。これから原発事故との因果関係が調べられていくのだろうが、今、この時点において「原発周辺に踏みとどまっても大丈夫」という専門家を俺はまったく信用していない。俺なら疎開する。俺の両親も疎開していたから原爆を免れたのだ。「ただちに健康被害は無い」と繰り返した政府の責任は重罪にあたる。

*写真:レセプションで小出先生と2ショット。心の底から尊敬できる気骨の人である。しかして、素顔はとってもチェーミング&ジェントルマン。それにしても俺の目、離れ過ぎか?(笑)

いまだ貯金なし、、、魔法使いへの道(笑)、、、 (2012.08.05)


終日、執筆、事務処理、インタビューシート作りetc。

仕事に取りかかる前「本日のメニュー」を書き出してみた時は、あまりの多さに立ちくらみがしたが、夕方、全項目クリア。これで今週は随分ラク、、、にはならんだろう。明日はYMCAホールでの「8・6 広島の夕べ」に出演し、3曲ほど歌うことになっているし、翌日は三原で取材、8か9日には某女性アスリートのインタビュー業務だ。もちろん、取材すればそれを文字にせにゃならんわけで、今日のメニューをやり終えてようやく五分。阪神を3タテで下して貯金「2」としたカープが羨ましいでホンマ。

その後、息抜きに「ゆめタウン」のヴィレッジヴァンガードをのぞいたらヘンな本を発見。大澤義孝「幽体離脱入門」。別に幽体離脱したいわけではなく、日課としてやっている「倍音声明」と「張式秘伝功」の修練で得た「ある感覚」に酷似する心身状態が、文字と図で説明してあったからだ。さらに、俺より2才年下の著者はW.E.バトラーの「魔法修行」をテキストとし、幽体離脱を研究したとのこと。実は俺も高校生の頃、この本を一度読んでいるのだ。ちなみに「魔法修行」とあるがオカルト系ではなく、武術やヨガ、自然科学にも通じる西洋版「精神修養」に特化したマジメな内容だ。
幽体離脱、というと途端にウサン臭くなるだけで、本質はレベルの高いメディテーションのような気がする。世界最高のヨガ行者、成瀬雅春サンが到達している次元に近いのかも。

*写真:ああ、周防大島の海で過ごした日が、遠い昔のようです(笑)。

猟場の移動 (2012.08.04)


終日、執筆業務。
その合間に、筋トレ、秘伝功、歌い込みetc。
俺の場合、ちょいと疲れたかな、というような時は、逆に体をガンガン動かしたほうが心身ともに早く良い状態に戻せる事が多い。で、今日も効果あり。

正直、この2カ月は仕事や雑務に追われてまして、その煩雑さたるや過去に経験したことが無いほどキツかったス(現在進行形)。そしてその半分は、本来は俺がやる必要の無いものだったし、今後は手を離れる気もする。けれども、盆明けあたりにこの局面を乗り切っても、俺は今のまんま姿勢をキープしようと決めた。10年以上、親戚とはいえ他人のために奔走し、山ほどの不可能を可能にしてきた(それだけで本が2、3冊書ける)。これからはヤツに費やした時間と情熱を自分のために割り当てるのだ。
「獲物がある時は食い尽くすまで動かない」を旨とする狩猟民族の性で、必要に迫られないとなかなか腰をあげない俺がいる。で、現在「猟場」は荒れに荒れている。そんなとき、狩猟者は新しい猟場を求めて「移動」を開始するのだ。岡山遠征の前の日の夕方、ふと思い立ち、カワムッチャン(川魚カワムツ)の水槽を洗った。その後、寝室の古い蛍光灯を交換した。実になにげない2つの「ふと」をやり終えた瞬間、悟了した。うまくいえんが、ヤツとその家族を幾度となく窮地から救い出す事に成功した俺の並外れた体力(耐力)、知力、胆力をもってすれば「猟場を替える」くらい屁のカッパであると。
たぶん、色んな意味で絶好の移動タイミングなのだ。一年内、としておこう。以上、個人的忘備録でした(笑)。

*写真:先日の周防大島・片添が浜でのカット。この少年、精霊のようだった。

ツアー2日目 (2012.08.03)


午前中、鳥取県八頭町の某給食センターを訪問し取材。追加素材を八頭町役場でゲットし、昼前に今回のプチ遠征業務、すべてフィニッシュ。
夕方、当アジトに無事タッチダウン。4日間のクルマの総走行距離は約1000キロ。あらためて鳥取は遠いなぁと。それでもすべて円滑に事が進んだのは、広告代理店O氏の入念かつお茶目な事前セッティングに依るところが大きい。もちろんカメラマンA氏にも最大級の感謝。一人では絶対に為せない仕事である。このチーム、最高。

さて、一方、俺は俺で自分の課題と向き合った二日間。まだできることがあるはず。製造業でいうところの「研究開発」のスピードが遅い、遅過ぎるぞ春駒ちゃん。企業だけでなく、冴えてるミュージシャン、画家、陶芸家、作家は皆、常に次を見て、日々研究に勤しんでいる。現状維持など眼中に無い。
今のロンドン五輪で「連覇」を達成しているアスリートもそうだ。ハンマー投げの室伏に学びたい。言い古された言葉「必要は発明の母」は正しい。その「必要」が「ねばならない」「あるべきだ」でなく「したい=want」であるならなお良い。

*写真:夏の中国地方山間地もなかなか風情がある。峠を越えると、突然、海原のようにたゆたう広大な田園地帯があらわれ、はっとさせられる。こんな場所でも根を張って生きている人がいる。日々の暮らしはどんなものなのだろうか。

プチ取材ツアー初日 (2012.08.02)


季刊誌の取材で、岡山は総社市の某工場を訪問。インタビュー終了後、取材対象者の方に工場を案内していただきつつ雑談をしていると、たまげることに俺と縁の深い2人の音楽関係者と知り合いであることが判明。ははは。面白いなー。彼自身もドラマーとか。一度演奏を聴いてみたいです。

取材が終わると、一路、鳥取へ。明日、午前中にこちらの某給食センターを訪問する事になっているので、前泊し、広告代理店O氏の鉄腕ナビゲートで当地の美味処を攻めようという価値ある算段。果たして、今回も自信ありげなニヒルな笑みを浮かべたO氏のあとに続いて暖簾をくぐった我々取材クルーは、期待に違わず、いや想定以上に美味しい寿司やサシミを前に、もうなんつーか、IQがマイナスに振り切れたかのごとく相好を崩しまくるのであった。
あえて一品あげるなら、やはり山陰の夏の珍味「岩ガキ」でしょう。広島のも美味いが、カキの種類が全然違う感じ。比べてはいかんのです。

再び遠征準備 (2012.08.01)


7時半起床。朝食時、ラウンジの窓越しに海を見るとすでに波が立ち、ヤシ類も大きく煽られている。「サンシャインサザンセト」を11時前にチェックアウトし、台風10号接近の影響による強風の中、一路広島へ。わずか1時間40分で着。

午後より、明日からの岡山総社市、鳥取八頭町への1泊遠征に備え、再度資料の読み込みや装備のチェック。来週、2カ所で取材すれば、一応インタビュー業務はフィニッシュ。あとはひたすら執筆街道独り旅となる模様。

夜は、明日から沖縄へ旅立つ甥っ子Nの荷造りサポート。
「これでホンマに忘れ物はないんじゃの?」
「バッチリ!」
「ビーサンは?」
「あ、、、」
「ヘッドライトは?」
「あ、、、」
万事こんな具合(笑)。

*写真:朝の片添が浜。写真ではわからないが台風接近中ゆえ、風でヤシの葉はねじれ、雲はかなりのスピードで流れている。

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