午前中、オタマの親族の墓参りで呉〜海田をクルマで回る。 帰路、カーラジオで「国内外の2012年ヒットチャート特集」をやっていた。洋楽はアイドル路線でさえ「社会問題」をフツーに盛り込んでいるのに対し、日本のヒット曲といえば、完全にコドモ向け。「きゃりぃぱみゅぱみゅ」など楽曲もアーティストも面白いとは思うが、聴いていると頭痛がする。ほかのアーティストも「愛してる」というフレーズを安易にタレ流すだけでまったく心に響いてこない。 その腹立たしさから生まれたのが、先日作った反逆のオリジナル演歌「メバル坂」である。「愛している」といわずに「愛」を伝えるにはどうすればよいか、僕の解答がここにある!
ゲロ吐く男の 背中をさすり、 「大丈夫?」と女が訊く
、、、など一般的には絶対に使われないであろうフレーズがてんこ盛り(笑)。この時期、夜更けの流川あたり、わりと良く目にするこの光景を、なぜ歌にするミュージシャンがいないのか。舗道の片隅にうずくまり「リバース」している男の背中を、ノロ入りかもしれぬ吐瀉物が飛び散るのもかまわず、甲斐甲斐しくさすっている女子は、「良いコ」にきまっとるだろ。っつーか、天使じゃん。男もそれだけ思ってもらっているということで「愛してる」などキレイごとを言わずとも、二人のゆるぎない絆を感じてグッとくる。「品位」はおいといて(笑)。
そんなわけで、来月19日、流川PICOでのFarEastLounge単独ライブでは「メバル坂」も初お披露目 いたしますんで、ぜひおいで下さいまし!本物のラブソングをお聴かせいたします。かしこ。
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