Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2004年06月の日記

不毛の一人暮らし、、、 (2004.06.30)

最近、6:00あたりにはバッチリ目が覚めやがる。モッタイナイから暫くは起きないけど、朝日と供に起床するというのは、もともとが昼行性動物である人間にとっちゃ一番自然でイイはず。一人暮らしになって早ニ週間。洗濯掃除エトセトラ、溜め込まないよう早め早めのお片付けを心掛けている。それがけっこうな心の張りとなり生活にリズムを生み出しておるようだ。俺が愛飲している柿茶(ビタミンCがたっぷり!)、ウコン茶(飲み過ぎたらコレが効く!)、サンピン茶(焼酎で割るとサイコー!)など、それぞれを冷蔵庫にストックするべく大量に煮出す際も、初めは「化学の実験」のごとく大袈裟に計量カップ使ってやっておったのが今ではすっかり手慣れたもんよのー。心配いりゃあせんのよのー。でもメシだけは全然作れんのよのー。

夜、T男爵、Mデザイナーと立町の居酒屋Kで飲む。T男爵は元ダイバーで、かなり昔、C電力会社からの依託を受け上関原発建設予定地周辺の海中調査をやったことがある。この際、電力会社側から「調査海域にはもともと魚がいないことになっているからそのつもりで」と言われたとか。魚がいても見なかったことにしろということだ。ボウリングでの地質調査でもあらかじめ地盤が緻密な地域のサンプルを用意しておいて、実際のサンプルと摺り替えるというイカサマが平然と行なわれていたようだ。恐ろしいハナシである。
Mデザイナー、この店の美人女将にメロメロ。「もう、たまらんっスよぉ。今度ひとりで来ていいっスかねぇ?」全然かまわんけど(笑)。実際、この店は女将さんベッピンだし(客は男しか見た事ない)、料理はウマイし激安じゃし。ううっ、俺も飲み過ぎてこっくりこっくりフネを漕ぐ、、、。

オシッコ飲んで元気ハツラツ?! (2004.06.29)

地震予知の某研究者のサイトでも指摘されていたことだけど、先頃政府が発表した国家負債額「国民一人あたり550万円」、俺もチャンチャラおかしい話と思ってた。勤労者が4人にひとりの我が国においては、550×4=2200万円というのが「正式な」負債額ではないか。まさか子供や老人にも負担させるつもりではあるまいに。こういう詭弁がまかりとおってしまうほど、俺らはナメられている。現政権を握っている政治家のほとんどはシロアリと大差ない。ニッポンは見た目はリッパそうだが、その実、土台は彼らに喰い尽くされてス〜カスカ、倒壊寸前なのだよドンジャラホイ。

そうそう、今NHKでやっている比例代表の政見放送はおもろいでぇ。なにしろこれに限っては放送禁止用語を使ってもお咎めナシ。ある意味、一番ボーダーレスでキケンな番組である。
玉石混交魑魅魍魎、バリバリの右翼左翼、時には宇宙人に救いを求めようという政党まででてくるのだ。随分前にも、ナントカいう怪しげな政党党首の演説を聴いて俺は笑い死にするところであった。彼の政策は医療費削減問題にむけられていたのだけれど、途中から自分の闘病体験(なんでも、飲尿健康法で糖尿が治ったらしい)を語りだしてからいきなりヒートアップ。
「つまりぃ、全国民が飲尿健康法を実施すればぁ、この世から病院もクスリも消えてなくなりまぁす。医療費などゼロ円となってしまうわけでぇす。さぁ皆さん、勇気を出して毎朝オシッコを飲みましょう!」で締めくくれられた日にゃ俺は泡を吹いて10カウント。いや、イラクへ派兵するよりゃよっぽど平和的ではないか。っつーことでクドイようだが7月11日の参院選選挙、皆さん行きましょうね。今年は飲尿党(もちろんそんな名ではなかったけど)は出ないと思うけど(笑)。

本日のラジオ、イコマ2週間ぶりの復帰。放送終了後、ちょっとした新商品(?)のネーミングを思い付く。ああ、頭ン中をさまざまなアイデアが駆け巡ってじっとしておれん。その「さまざま」をできれば半年以内に軌道に乗せたい。
オタマ&コタマ退院 (2004.06.28)

昼過ぎ、記念病院へオタマ&コタマを迎えに行く。今月17日の入院からまる10日間。「すごく長かった」とオタマ。手術はおろか入院さえもしたことのない超健康体の彼女には、なにもかも初めてづくしでかなり緊張を強いられたようである。二人はそのまま緑井の実家へ。ここで3週間ほど養生の予定。

新しいプロジェクト実現の為のその一。某楽器店にてちょっとした機材(楽器ではない)を物色。古いヤツを下取りしてくれるそうだから、今月中に購入しようかいな。

夜、宇品の心体育道直轄道場へ、ビデオジャケットのカンプをチェックしてもらいに行くと、なんと親友のJ氏が眩いばかりの純白おろしたて空手着に身を包み、稽古に汗しておるではないか。やっぱり入門したのか、やれ嬉し。いいものは一人占めせずにどんどん分かち合う。これが俺のサイコ−のエクスタシーである。紹介してヨカッタっす。

本日28日付けの中国新聞朝刊20面に、昨日の環太田川3周年記念シンポジウムの記事が載っている。しかも写真には司会を担当した俺の姿も。でもやっぱり今回も無償奉仕。こういうのはあまり続けるべきではないなぁ(笑)。いや、ズバリこれで終わりとさせてもらいまひょ。植林する、ゴミを拾う、、、これらは今まで通りボランティアでも全然かまわんけど、音楽、司会、執筆など、まがりなりにもこれを生業としているのだから、今回のような公的イベントでまったくのノーギャラっつーのはスケジュール上しんどくなってきた。俺もこのために相当の時間をさき周到に準備して臨んでいる。俺の辞書には手抜きやらテキトーなどという文字はないので。
ん?テキトーで思い出したが、出産祝いをわざわざ送ってくれた藤沢市の湘南オヤジよ、タウンページを開きテキトーに住所の目星をつけて送りやがったせいで、ブツ(赤ちゃんオシリふき)が届いたのは俺の実家ではなく、小林サイクルじゃんか(笑)。そこが親戚だったから助かったけど、相変わらず大雑把なやっちゃのう(笑)。マジでありがとよ。
シンポジウム司会、、、 (2004.06.27)

またまた雨。これぐらい降り続くと、部屋干しの洗濯物のせいで強烈にスイー(広島弁でスッパイの意)臭気を放っている輩と遭遇することが多い。俺はこのニオイがダメ(好きなヤツはおらんだろうが)。鼻がいいのでこれを長く嗅がされているとまず頭痛がし、次いで思考回路がバースト、しまいには悶絶昏倒。が、不思議なことに、クサイ当の本人はまったく平気のようなのだ。指定席システムの映画館など要注意だぜ。臭くても逃げられんけぇの。

昼過ぎから西区観音教会で開催された「環太田川創刊3周年記念シンポジウム」の総合司会を担当。秋葉市長の記帳講演があったり、コメンテーターも、井上 浴著「太田川〜評伝・川漁師〜」の主人公である渡 康磨氏、元丹那漁協組合長であり全国魚料理コンテストで2度入賞を果たしているスゴ腕の料理人としても知られる川上 清氏など実に多彩。コメンテーターのハナシがあまりに退屈な場合、睡魔に襲われてはマズイと、眠気覚ましガムやフレスクを用意していたが、まったく不要であった。面白過ぎるため身をのり出して聞き入った。聴衆からも積極的に質問や提言があり、おおいに盛り上がる。終了は30分オーバーの夕方6時。

そのあと記念病院へ。オタマが差し出したのはハンカチの上に乗せられた乳白色の「トリのフン」のような物体。「さっきクレハのヘソの緒が取れたんよ。これで一人前になりました」。
衝撃の藪内佐斗司展 (2004.06.26)

朝っぱらから土砂降り。これで3日連続の雨。だいぶ梅雨らしゅうなってきた。

昼過ぎ、そごう8階アートギャラリーへ平成の仏師、藪内佐斗司作品展を見に行く。東京芸大彫刻科を卒業後、仏像修復プロジェクトに関わったのが縁で仏像彫刻古典技法を体得。森羅万象をテーマに日本人の自然観、精神世界をオリジナルな造形表現で展開しており、友人のスーパーマルチ野郎AKIRAさんと同様、俺がもっとも注目しているアーティストである。彼のことを知ったのは2年程前だったと思う。子供の精霊をモチーフにした童子シリーズが、テレビで紹介されたのを見て衝撃を受けた。そのかわいらしさというか、リアル過ぎて恐いくらいの存在感に俺は「嫉妬」を覚えたものだ。
作品のいくつかは実際に販売されており、安くて数十万、なかには数百万、一千万円台のものもある。俺は異界からやってきた作品をひとつひとつつぶさに鑑賞しながら、この値段が少しも法外なものではないことを確信した。残念だったのは画集で見て一目惚れしていた「一粒万倍勝ち虫童子」が展示されてなかったこと。蜻蛉の童子が稲穂を手に「さぁいくぞ」と身構えているポーズはパーフェクトだ。宮崎アニメもそうだが、こんなの日本人しかできんだろう。展示は28日の月曜日まで。是非。
多国籍マンション、、、春駒TKO、、、 (2004.06.25)

当マンションには外国人入居者が多い。隣人は前にも書いた通り、某皆実高校英会話教諭の重低音主義白人女性だし、階上にはモデルみたいにかっこいいフランス人女性が。もうひと組、やはり白人カップルもよく見かける。フランス人女性とは、階段でよくすれ違うのだが、俺が元気よく「こんちわ!」と挨拶すると、ハニカミつつフランス訛りで「コンツゥワ」と返してくれる。これがまたビミョーに「ボンジュール」のアクセントになっているのじゃよ(笑)。

デザイナーK氏と、デンワで新しいタウン誌創刊の可能性についてディスカッション。先日の老舗タウン情報誌「ぴーぷる」突然の休刊発表で、俺にはちょいとしたヒラメキが去来した。来週中に早速、某企業にプランを持ちかけようということになる。

夜は久保直樹と沖縄キャンペーンの二回目のミーティング。俺はどうしてもライブとシーカヤック両方やることに無理があると思える。まぁまだ少し時間があるのでじっくり考えてみたい。どうしても「音楽」となるとそれがどんな小規模なものであってもテキトーには出来んのだ。こればっかりは20数年間変わらない。
ミーティング終了後、中央通を歩いていると、おそらく反対車線(宝塚会館側)から突っ込んできたと思われる高級乗用車が、街路樹をなぎ倒し歩道に乗り上げているのを目撃。事故直後のようで運転手らしき若いニーチャンが車外でボーゼンと立ちすくんでいる。しかし、この街路樹がなかったら歩行者に被害が及んだかも知れない。クルマはフロント部分が大きくひしゃげ、サイドも鉄柱にこすって修理不能のスクラップ状態。驚いたのは、それでも車内に残り、どこかしらにデンワしているかなり着飾った女性一名。

家に帰るとロックアーティストY氏からポストカードが届いていた。先日送ったシーカヤックビデオのお礼。短い文面にも彼の律儀さがうかがえる。

しかし、この一週間の忙しさときたら、、、風呂を入れる元気もなく、買ったばかりの「シグルイ第2巻」を手にしたままフトンに轟沈。
ゆくぞ、大五郎、、、 (2004.06.24)

出産後、親族からゾクゾクと中古ベビー用品が送られてくる。久留米の従兄弟からは戦車のようにゴツくてでかいベビーカーが。前後タイヤにはマウンテンバイクのようなサスペンションも付いておる。俺のタイプではあるけど、これじゃ通常使用するには重いしかさ張るし大袈裟だ。でも待てよ、ものは考えようだ。たとえば「ハンズ」とかで迷彩ネットをかってきてフードに被せ、フロントフレームに大光量ハロゲンランプ、GPSシステム、ハンドル下部には暴漢鎮圧用として催涙スプレー&ヌンチャクを装着。さらにサイレン、拡声器、照明弾、消火器まで装備すれば、すんげぇ面白いかも。って「子連れ狼」じゃねぇっつーの。

夕方、西区某所にて、今度の日曜日に迫った「環太田川・創刊3周年記念シンポジウム」の打ち合わせ。俺はシンポジウム後半のパネルディスカッションで総合司会を担当することになっている。秋葉市長の記念講演もあったりするのだが、果たして、何人が足を運んでくれるのだろうか。ただの集会になっては意味がない。

土砂降りの中、自転車で移動。濡れてもいいようにと、即乾性スポーツショーツをはいたのは失敗だった。早く乾くやつは濡れるのもあっちゅー間である。おかげで体が冷えまくり、夜家に帰りついたならばハラがグルグル。あわてて便所に駆け込むと出るわ出るわ、山のようなゲリグソが。アブナイところであった。数年前の悪夢が一瞬よぎる。アレで、己のプライドは木っ端みじんにされたのだ。書こうかな、、、、やっぱし、ヤメとこう。
テイラー、ヨレヨレ、、、 (2004.06.23)

再びの失費、じゃなかった、執筆地獄。誰も助けてはくれん。サラリ−マン時代からそうだった。この崖っぷち状態は嫌いではない。「不安材料とダンスを踊れるくらいになると超一流」といったのは作家、村上 龍氏であったか。こうなりゃタンゴでもヨサコイでも踊ったるで。サノヨイヨイ!

昼過ぎ、コタマの国民健康保険加入手続きと、児童手当の申請手続き。まだいくつか手続きが残っている。
それにしても最近のお役所の愛想の良さはいったいどうしたことか。昔はあまりの横柄な態度にブチ切れたことが数回あるけど、昨日、今日と、応対してくれた南区役所員数名はすべて、実に親切丁寧&スマイル。住民票の窓口のおばちゃんなど、吉本新喜劇ばりの連発ギャグで俺を笑わせてくれた。公務員や政治家は本来、究極のサービス業であるはずだからして、このような変化は大歓迎である。

ギブソンJ-50に続き、春にリペアしたテイラーも絶不調。音色が日に日に朽ちていく。晩秋の羽の擦り切れたスズムシのようである。やはり広島でリペアしたらダメじゃの!全然ハナシにならん。で、京都の某氏に出してみようかと検討中。100万都市広島、腕のいいリペアマンのひとりもおらんとは情けない。確かに俺の弾き方は荒っぽい。アコ−スティックギターもウクレレもどんどんブッ壊れて、残るのはタフなオベイションばかりである。しかし、まっとうなリペアマンさえおれば、これまで捨てずに済んだギターも少なくないのだ。
原稿轟沈 (2004.06.22)

朝っぱらから怒濤の執筆地獄。書いても書いてもゴールが見えん。出来た端からメールで送るが、さっそくひとつボツ原稿となる。南米のシャーマンの使うアヤワスカという蔓科の幻覚植物にふれた一文が「不謹慎」と、クライアントのお気に召さないようなのだ。こういうスピリチュアルプラントに対する偏見はなかなか消えぬ。というより、俺の文章を読めばドラックを推奨しているわけではない事くらい理解出来るはずだ。何年か前は某NHK局も特集番組で取り上げていたくらいなのに。
先日だって窪塚洋介が「大ジャンプ」をキメるちょっと前、何かのレセプションで大麻の有効性について演説し、ヒンシュクをかっていたけど、彼のコメントは決して異常なわけではない。環境問題、医療問題、どちらに関しても「大麻」はその高い有効性が認められている。太古の昔からニッポンを永らく支えて来たのは「麻」の多用である事は間違いない。今でも皇族の重要なセレモニーには麻の種子が供物として用意される。害虫に強く、痩せた大地でも短期間で育ち、衣服(綿の約2倍の耐久性がある)や薬品、燃料として積極活用すれば、窪塚クンいうように地球に優しい生活が実現出来る可能性は高い。麻は調べれば調べるほどおもしろいぞ。けどやっぱり国内でマリファナ吸引は感心できん。そのほか通常「ドラッグ」と呼ばれるものに対しても俺はやったこともないけど、コソコソビクビクと隠れて使用したところで「解放される」ものなどたかが知れている。ナチュラルハイにまさるもの無し!あ、酒、ビールは大好きよ〜ん。

昼前、一時執筆を中止し、南区役所にてコタマの出生届を済ませる。受付のおねえさんに「クレハさん、、、あれ、女性ではないんですか?」と早速言われてしまったぜ(笑)。いや、ちゃんとデカくてリッパなのが付いてます! むはは、これで書類上でも新しい家族として加わった。

本日のラジオ、イコマの代打で松原恵美さん再度登板。聞くところによると彼女、現在公開中の映画「海猿」にエキストラとして出演しているとか。居酒屋での合コンシーンらしいので是非見てあげて欲しい。中條かな子(今は緒方かな子)似の美人でっせ。

嗚呼、ハラ踊り、、、 (2004.06.21)

午前中、某形成外科に入院中のイコマを見舞う(なんか見舞いばっかりしとるなぁ)。彼女、本来なら今日あたり退院しているハズなのだが、先週後半無理して病院を抜けラジオを担当したのがタタり、回復がちょいと遅れたようだ。明日の俺のラジオは先週に引き続き休んでもらう。当然だ。なのに、他の曜日のパーソナリティはイコマに出場要請をした?もしそうだとしたら、なんとも情けないハナシよのー。俺は大切な相棒(一応そういうことにしておくか。笑)であるイコマには無理をして欲しくない。休む時は休む。退くもまた勇気であり自己管理義務である。なにしろ傷口を庇いながらいい仕事は出来んぞい。

午後は記念病院へ、ニ往復。コタマ、チュバチュバと上手に乳を飲んでるらしい。オタマは「見て、オッパイがこんなに張ってきたんよ!」と嬉しそう。いつもそれぐらいデカけりゃエエのに、と俺(笑)。それにしてもコタマ、俺が来ると、とたんに眠ってしまうのはナゼ? 悔しいのでベビーベッドの横に立ち、シャツを捲りあげて秘技「平成ぽんぽこハラ踊り」を披露。これで笑わないヤツは地球上に存在せず!というぐらいの必笑ワザなるも「ヤメんさい!」とオタマに叱られちゃいましたとさ。

オタマが入院してからというもの、自宅に「コバエ」が盛んに飛び始めて参っている。くそっ、今では家に帰ると数匹が玄関で御丁寧にも出迎えてくれやがる始末。コタマが産まれた日の夜は「恩赦」で特別に見逃してやったけど、こんなに増えたら俺も黙ってはいないゼ。それっ、キンチョールでシューーーーーじゃ!しかし、俺も闘う相手が違うのではなかろうか?明日締め切りの、山のような原稿執筆をさっさと片付けろっつーの!
投票に行こう (2004.06.20)

巨大台風接近中によるフェーン現象で日中は33度オーバー。日射しに重量がある。なのに蝉が鳴いていないのが妙なカンジ。今年は4月あたりからすでに「半パン生活」に突入していたせいか、まだ本格的な夏がまるまる2カ月も残っているというのが信じられん。

昼過ぎ記念病院へ。本日より昼から夜8時まで、オタマはコタマと同じ部屋で過ごす事ができる。午前中には初の授乳(母乳)も成功したらしい。しかし、見れば見るほどちっちゃいのう。指にもちゃんとツメが生えているのが笑わせる。そして時折強烈な両足蹴り。なるほど、オタマが痛がっていたのはこれだったのだな。ハラの中でこれやられちゃかなわん(笑)。

参院選の公示が24日に迫って来た。投票に行かない主義の人、なんとか思い直して欲しい。投票に行こう。ボイコットや眠り票が、今のさっぱりワケわからん政府をのさばらせているのだよ。昨夜のNHK「ETV特集」、随筆家岡部伊都子さんのドキュメンタリーには胸を打たれた。岡部さん、許嫁を第二次大戦中の沖縄で亡くしている。米軍の艦砲射撃で両足を吹き飛ばされ、担ぎこまれた壕の中でピストル自決したとのこと。
戦地に出陣する前日、許嫁は「キミだけには正直に言っておきたい。この戦争は絶対に間違っている。僕はつまらなく命を失いたくない」と彼女に告げるのだが、「そう?私なら御国の為に喜んで死にますけど」と応えてしまった事を60年近く経った今も強く悔やんでいる。「結局、許嫁を殺したんは、私です。私にはあの時、戦争の不条理がわからなかった。その無知が愛する人を戦地に追いやったんです」そんな思いを風化させたくなくて、病弱な体を引きずりながら全国を講演して廻っているのだ。
最近、「自己責任」という言葉がイビツな使われ方をしたけど、「自己責任」の意を理解していない政府に対し、本当の自らの責任において、ハッキリ意思表示すべきだ。好むと好まざるとに関わらず、俺らはこの国に生を受けた。それだけで充分カンケーがある。このままじゃ、自由に音楽やったり旅したりモンク言ったりすることが出来なくなる可能性もある。
小泉政権は奇跡的に上手くいっている。しかし、それは真に民意を反映した理想的な政治を実現しているということではまったくない。国民の無関心、そして野党の無能無策ぶりをイイ事に好き放題やってるだけだ。そろそろ気付けや皆の衆。俺達は決して岡部さんのような悔恨を繰り返してはならない。俺はイラク戦争(「大量破壊兵器」は結局どうなった?)、年金法案、多国籍軍参加、すべてを支持しない。黙っていたら自動的に「認める」ことになる。理不尽ではあるが、それがこの国のルールなのだ。詭弁(あるいは奇弁)だらけの小泉政権を、あなたは「投票放棄」というカタチで支持するのですか?
レイチャールズ葬儀、、、、母親のまなざし、、、、 (2004.06.19)

昨夜9時までオタマに付き添い、タクシーで帰ってからは、あちこちにメールだの電話だのと対応に追われる。深夜にようやく落ち着き、撮ったビデオを見ながらひとり祝宴。正直、産まれた子を見るまでは「サルみたいな顔じゃったらどーしょうかいの。それよりなによりちゃんと五体満足で出て来てくれるだろうか」と心配であった。しかし不思議なもんよ、初対面から「おほっ、こりゃ可愛いのう!」と心から思えたもんね、元気一杯じゃったし、やれやれ安心ブチュブチュブチュ(缶ビールを飲む音)、ぶはぁ〜。オタマも明日にゃ麻酔からスッキリ覚めるじゃろうし、ブチュ〜ブチュブチュ、、、、っつー具合に缶ビールがどんどんカラになっていくのだが、これがどうゆうわけかさっぱり酔わん。ますます目が爛々と冴えまくるではないか。結局午前3時過ぎにようやっと眠れたものの、今朝は6時にバッチリ起床。俺はジジイか?

昨日ロサンゼルスで催された、レイ・チャールズの葬儀の様子がニュースで放映されていた。グレン・キャンベル、スティービー・ワンダー、B.B.キング、ウィリー・ネルソン、ウィントン・マルサリスといった超豪華なゲストたちによる音楽ライブ弔辞。カッコ良すぎ! 俺は日本の湿っぽい葬儀がすっごく苦手。いつか俺がくたばったら、坊主もお経も戒名も高い葬儀代も必要無い。「菊の花」もヤメてほしい。花と言うのであれば水着のおねいさんを所望する。そんで、そこらへんのテキトーな会場にてドンチャン騒ぎで送りだしてもらいたいもんだ。

昼過ぎ、オタマ&コタマに会いに記念病院へ。オタマも立ち上がれるまで回復。そして、ちっちゃいちっちゃいコタマを初めて抱かせてもらう。壊さんようにそっと、ゆっくりと、、、緊張しまくって全身から汗が吹き出すぜ。頭はグレープフルーツ大ぐらいしかないくせにズッシリ重い。目を閉じたまま、何が愉快なのか時々ムニ〜ッと笑うような表情を浮かべる。ミュージシャンにして武道家にして文筆家にしてナンダカンダの父と、バイオリニストの母の間に産まれたオヌシは、これからどんな人生を歩んで行くのだろうね。まぁ、自分が思うように、好きなようにやってみんさい。

ところでまたまた不思議なことに、オタマがコタマを見守る目はすでに「母親」であった。女はスゴイのう。俺の目は、、、相変わらずスットコドッコイのままであろう。

「シェー」のポーズでコニャニャチワ! (2004.06.18)

俺が10才ぐらいだったと思う。土曜日の深夜に「すばらしい世界旅行」というドキュメンタリーTV番組があって、眠い目を擦りながら毎週食い入るように見ていたものだ。そんなある日のこと、珊瑚礁の海に浮かぶ小さな群島の暮らしが紹介された。真っ黒な男たちは毎日、丸太をくり抜いた細身のカヌーで漁に出、女子供は歌を歌いながらヤシの葉で葺いたキャビンの中で楽しく過ごす。
と、ひとりの女が臨月を迎え、彼女だけ、集落から離れた小高い丘の上にある、出産の為の小屋に籠る。付き添いは産婆役の老女ひとり。そして何日か過ぎ、満月の夜に無事出産。その間、男たちは小屋に近づく事を厳重に禁じられる。当然TVカメラもその現場に立ち入る事は許されないから、巨大な満月の中に遠くシルエットで浮かぶ出産小屋からかすかに聴こえる産声でもって「産まれた瞬間」を見事に描ききってみせた。俺はまだチンコに毛が生えていないほどガキだったけど、体を震わせてカンドーしまくった。出産のセレモニーとはかくも厳粛、神聖なるものなのかと。おかあちゃんってエライんじゃのう。
他にもこの番組で何回か、原始社会に近い生活形態をとっている世界各地の少数部族が紹介されたけど、「出産の際は男を遠ざける」という不文律はほぼ共通であった。そんなのずっと見て来たせいで、昨今、欧米や我が国でも浸透しつつある「ダンナが出産に立ち会うこと」に、俺はハッキリ言って抵抗がある。分娩室とは、男が入ってはイケナイ「聖域」なのだと思えてしょうがない。男は男、女は女でキッチリと境界線が存在するのではないか。たとえば、大相撲の土俵上にはやはり女性は立ち入ってはいけないと思うのだ(太田房江大阪府知事は好きだけど)。これを男尊女卑の象徴ととらないで欲しい。男と女、それぞれの特性を尊敬しあうことが肝心であって、見境なくそれぞれの領域に踏み込むことがいいとは思わん。ついでに、秋葉市長の公約であった女性助役登用案にも理解に苦しむ。何故いきなり「女性助役」なのか。適性があれば女性でも男性でもかまわんじゃんか。こればっかりは「女性」にこだわる真意がまるで見えてこない。

まぁそんなことは本日はどうでもよろしい。
夕方4時にオタマが手術室に入ってから約40分後、待ち合い室で親族たちとダベっておったところ、看護婦さんから「小林サーン」と呼ばれて「はい?」と振り向くとそこに、ストレッチャーに乗せられた小さな保育器の中で、コタマがモゾモゾと動いておった。「ひゃ〜っ、も、もう出たんスか!!」ワラワラとかけよる親族一同。似、似とる!一彦に似とる!口々に呻く親族たち、、、、、な、なるほど、確かに俺に似ている。帝王切開で産まれたせいか、顔がツルンとキレイで可愛らしい。全然シワクチャのサル顔ではない。あわててビデオカメラ&デジカメ同時に写し始めるが、さっきまで冷静沈着だったのに、どうしようもなく手が震えるのだ。コタマ、どういう意味があるのか知らないけど、時々「シェー」のポーズをとりやがる(笑)。すでにお笑い系か?
医者も驚くぐらい元気っつーことで、ひとまず安堵。オタマも手術後は暫くは朦朧としていたが、夜9時あたりに元気を回復。上出来じゃ。友人知人よ、親族よ、八百万の神々よ、宇宙意識よ、花鳥風月よ、皆々様に心より感謝いたしまする。
ところで早速ですがコタマの名前、「紅葉」に決めたス。「モミジ」でも「コーヨー」でもなく「クレハ」。小林紅葉ですわ。どうかよろしゅうたのんます。

おっと、ロケン屋のナカハラヒサロウさんからの祝電メールによると、6月18日はポール・マッカートニーの誕生日と同じとか。マッカ=紅、か。出来過ぎよのう(笑)。そういやチンコ=ポールも紅いわい(爆笑)。

オタマ入院 (2004.06.17)

朝、オタマ入院の付き添いで広島記念病院へ。最初の数日は個室で過ごせるとか。おお、バス&トイレ付きで、見晴しもいい角部屋でございます。東の窓からは本川を挟んで、祖父ヨシオの眠る西向寺が見えるじゃんよ。ジイチャン、オタマ&コタマの加護をよろしゅう頼む。
帝王切開手術であるが、明日の夕方4時からオペ開始。1時間程度で終了予定。退院は29日月曜日あたり。退院後はオタマ&コタマを緑井の実家でしばらく療養させることになっているから、7月上旬まで俺は一人暮らしをすることになる。ん?その間メシはどうなるんじゃ?俺は掃除洗濯は好きだけど、炊事はさっぱりダメ。炊飯器のスイッチを入れる、湯を沸かす、それぐらいしか出来ん、、、、、ヤバッ。料理自慢のチューピー梶山、久保直樹あたりを呼ぶしかないか。

ロックアーティスト、Y氏に先日編集したシーカヤックツアーのダイジェスト映像を郵送。その他カメラを修理に出したり、本屋に行ったり支払いを済ませたりetc。これからはオタマの分も俺がやらにゃいけんわけで、のんびりしておれん。

夕方、両親、甥っこの直樹を伴ってゾロゾロと再びオタマの陣中見舞い。先程の胎内映像検査で、コタマは片足を思いっきり跳ね上げた「飛び蹴りポーズ」をとっている事が判明(笑)。これでも別に問題はないんじゃげな。で、心臓音はというと、これがまた医者がタマげるほど強力らしい。体は標準より小さいらしいけど、そんなもんより中身が重要だからこれでよし。図体ばっかりでかくてもしょうがないのだ。軽自動車のガタイに大型トレーラーのエンジンを搭載している俺のようなのがカッコエエではないか。
家族ふたりバージョン、最後の晩餐 (2004.06.16)

最近には珍しく、風のない一日。空気がモワ〜ッと淀んでいる。

夜、オタマと近所の居酒屋「田平屋(でんぴらや)」にて、家族ふたりバージョンとしては最後の晩餐。ここは知人Y氏に薦められて最近通い始めた店で、化学調味料等はほとんど使わない天然志向。このテの店は頑なさのあまり、健康にはいいかもしれんけど正直言って味には無頓着っつーより、ずばりマズイ場合もあったりするが、田平屋は例外。ものすごぉおおお〜〜〜〜くウマイ!魂に訴えかけてくる美味である。「池野めだか」似のちっちゃいオヤジさんがひとりで作っているので、出来上るまでちょい時間がかかる。そこらへんも信用に値する。

それにしてもホンマに明後日なのだな。いろいろな思いが頭の中をゴチャゴチャと錯綜しているけど、この次の晩餐は家族3人じゃぞい。えらいこっちゃわい。
ひとりトーク (2004.06.15)

朝イチでオタマと広島記念病院へ行き、担当医から今週金曜日に迫ったオタマの帝王切開手術のブリーフィングを受ける。いよいよかぁ。まだピンとこんです。

昼過ぎ、イコマからメールでヤツの入院している病院に呼び出される。郵便物を投函して欲しいとか。俺は伝書鳩か(笑)。ハガキなので文面がチラっと見えてしまったが、どうやら番組出演者へのお礼状のようである。こういうところの気配りはサスガ。なかなか出来るもんじゃない。

本日のラジオ、イコマの代打として、ニュース担当&FAX・メールチェックを松原恵美さんにお任せする。番組の大半をひとりトーク。まぁ、これはこれでなんとか乗り切れた。要は「自分のコトバ」で喋ればいいのである。エエカッコしようとするとギクシャクする。
松原さん、どこかで見た事あると前々から思っていたけど、某RCCのTVレポーターもやっていたとのこと。美人で清楚で、時々天然ボケ?!(笑)。雰囲気いいッス。
ゲストは沖縄のサルサバンド、KACHINBA1551のリーダー、Taro氏。ウチナンチュー(沖縄人)と話すと強烈なシンパシーを覚えるようになった。なんだか懐かしくもあり、嬉しくもあり、顔が自然にほころんでくるのだ。彼らもまた、沖縄を拠点にしながら、日本国内だけじゃなく、南米やアジア全域を視野に入れている。気負いは無いけど、心地よい熱を放っている。俺も負けられん。けど、それは競う気持ちじゃなく、共に楽しみたいという気持ち。というわけで互いのCDを交換する。
俺流民謡アレンジ (2004.06.14)

Pステに問い合わせたところ、明日の俺のラジオ、イコマユカの代りに松原女史がニュース原稿受け取り(9階から6階にある中国新聞社まで本番中に取りに行かねばならん)&原稿読みなどを受け持ってくれることが判明し、ひと安心。なにしろ俺の番組では俺自身が機器の操作をしているため、寝るか食うだけであまり役に立たないとはいえイコマが居てくれないと物理的に進行不可能となるのだ。問題はゲストのマイクを「オン/オフ」にするカフの操作を誰がやるかだ。俺の座るミキサー卓からは手が届かない。っつーことは面倒だが、俺がいちいちヘッドセットマイクをはずしてカフを上げてから席に戻って喋り、、、まぁしょうがないか。
それにしてもラジオでひとりトークなど約20年ぶり。その昔、某HFMで半年ほど担当した「小林一彦のロッキン・マイハート」なる20分の音楽番組以来。ちょっと楽しみでもあるにゃ(笑)。

沖縄民謡の中で一番知名度の高い某曲を、俺流アレンジでおそろしくポップに仕上げつつある。思い付いたのは例によって偶然である。なんぼ沖縄が好きと言うても、ヘンにコビ売るようなアプローチはしたくなかったので「民謡を歌う」なんざ全然頭になかったのだけれど、面白いコード進行を発見し、しつこく弾いているうちにふと、誰でも知っているこの民謡が口を突いて出て来たのであった。沖縄ツアーのオープニングにかましたろう。こりゃ歌が始まったら皆ビックリするぜぇ!ケケケ。
イコマ見舞い、、、街の活気、、、新たなる地平、、、 (2004.06.13)

午前中、春駒亭から徒歩5分の某形成外科に入院している、ラジオの相方イコマユカをオタマと見舞う。イコマ、遂に豊胸手術!じゃなく、左肩甲骨あたりに出来たウオノメ、いや、脂肪性のしこりの摘出の為、先週金曜日に手術。が、今日の朝6時にはケイタイメールで「ヒマでしょうがない、はよ見舞いに来てたもれ〜」と送って寄越すくらいだから実に心配ご無用状態なのである。病室は、冷蔵庫、バス&トイレ、キッチン(!)まで付いた豪奢な個室。ベッドにあぐらをかいて「苦しゅうない、近う寄れ」とのたまうイコマ、性格が手術で治せんとは無慈悲である(笑)。

昼過ぎ、一人で街をブラつく。ナンダナンダ?というぐらいの人出でどこもかしもごった返している。街に活気があるのはイイ事ではある。しかし、これだけの人がいながら、カウンターカルチャーの荒っぽい胎動がほとんど感じられない。街のニュースといえば新店舗OPEN関連ばっかりだし、なんだか「他人まかせ」的なカッタルイ雰囲気に収斂されてる?う〜ん、デカイ都会は皆同じような状況なのだろうか。

以前から漠然と構想のあった新しい複数のプロジェクトを立ち上げるべく、今週から下準備を開始したい。数年前、シーカヤックでソロツーリング中に突如海が荒れ始め、死の恐怖を味わった。あの時いくら恐くても漕ぐ手を止めるわけにはいかなかった。なにしろ漕がねば進まないのだ。数時間後に小さな無人島にたどり着いた時は、体の力が抜けてしばらく砂浜に突っ伏したまま起きあがれなかったけど「もうこりごり!」というのじゃなく、かつて経験した事のないほどの達成感、幸福感が沸き上がって来たのには自分でも驚いた。知力、体力、胆力、創造力すべて引きずり出し切った処に未知なる地平が再び拓けるのよの。
未熟なり (2004.06.12)

午前中自宅ベランダでWEBTVのロケ。今回のタイトルは「自宅ベランダでプチアジアンリゾート計画」。なんじゃそりゃインチキくさっ!とツッコミ入れたくなる気持ちは十二分に理解できるが、モンクを言うのは来週アップの動画映像を見てからにしてくれたまえ。きっと面白いよ〜ん。

夕方道場。今日は調子悪かったぁ!自主稽古をけっこうやってるつもりではいたけど、いざ組手をすると、自分のサバキの甘さを痛感。自主稽古の「質」的な部分をもっと追求せねばダメじゃい。漫然とやっていたんではハナシにならんス。それと、指導する側に立つとこっちも随分勉強になることがよくわかる。先は長い。
ナン、、、隣の白人、、、アンチ巨人軍、、、 (2004.06.11)

台風の広島直撃は免れたが雨が強いため、ロケは明日に順延。

ベランダに干してあるオタマの妊婦用特大パンツ。色がベージュというせいもあるだろうけど、「ナン」に見えてしょうがない。それをオタマに話すと「出産前にナーナックかタンドールに行っておきたい」と言い始める。それでパセーラのタンドールにて日替わりランチ。オタマは当然「ナン」をオーダー。俺はライスにした(笑)。

PM11:00になっても隣の白人女性宅から重低音が鳴り止まない。彼女、皆実高校の英会話教師をしているらしいのだが、ほぼ毎週末にホームパーティーを開き、大音量でトランス系やらヒップホップ系音楽をかけて周囲の住民から顰蹙をかっている。特に真下に住んでるひとは大家さんに再三苦情を申し立て、それを受けてお人好しの大家さんが英会話辞書を片手に必死に説得している姿をオタマも見たそうな。けど、この白人女性、どうやらわざと「ワタシ、ニホンゴ、ワカリマセン」みたいにしらばっくれて反省の色無し。つい先日も夜中に隣と間違えて俺の部屋の呼び鈴を鳴らす泥酔アホ白人がおったし、タバコの吸い殻を俺の部屋の前に投げ捨てたりと、傍若無人ぶりが甚だしい。

これまでの人生を振り返ると、理不尽かつ横暴な行為に我慢できなくなって激しく抗議したことが数回ある。しかしどうゆうわけか、その結果、ほとんどが事態を悪化させてしまい殴り合いの乱闘となって、、、今だから白状するけど10年前は東署に一時収監されたこともあるし(その後、俺の正当防衛が証明されて釈放。なにしろ相手はベルトに仕込んであったナイフで斬り付けて来たのだ。俺のパンチと肘打ちで顔が切れたぐらいで文句タレるんじゃねぇよ!)、あるいは20年前のバトルでは相手が(ヤクザだった)応援の仲間を呼んで(この根性ナシが!)、さらに見物人の誰かが警察を呼んでパトカーが8台くらい集結して大騒ぎ(踊る大走査線じゃないっつーの)になったりetc、ややこしくなるばかりだ。だからトラブルは極力穏便に収集できるほうがエライし上等である。それが「武」の本質と思うよ。やられたらやり返すなど、レベルが低い。
で、隣の白人だが、、、どうしたらよいのでせう?

今、俺が注目している人物のひとり、F1レーサーの佐藤琢磨がTVに出ていた。「何年先には必ず優勝するなんてボクには言えない。勝てるんなら明日でも勝ちたい」イイこと言うじゃん27歳。それ思うとドリームチームなどと呼ばれて喜んでるジャイアンツなんてブサイク過ぎる。確かに以前は巨人軍にも魅力的な選手はおった。「鉄仮面」と呼ばれた加藤投手、不屈の男、新浦寿夫や吉岡禎章。彼らは正直好きだったが、球団の体質そのものには夢も希望もビジョンもねぇ。今や、カネにものを言わせて集めたスター選手ばかりの、勝って当然のような球団を応援しているミュージシャン、アーティスト、すべてニセ者、インチキじゃい。歴史を見てみい。本物はすべて反主流=アウトサイダーと決まっているのだ。今日のカープはよう頑張った。圧倒的な力と金銭の差(笑)を、努力と情熱でねじ伏せよった。こうゆうスタイルでないと俺の心は逸らない。

準備万端?! (2004.06.10)

オタマ&コタマは退院後、約2週間実家で療養させることにした。っつーことで午前中、オタマの緑井の実家へ、ベビーベッド(近所の方から譲っていただいた中古)その他アレヤコレヤを運び込む。これでほぼ準備は整った、と思うのでございますが?!、、、、自信ない(笑)。

戻ってから原稿を速攻で2つ書き上げてメールで送り、明日のロケの為の小物をハンズへ買いに行く。高いモノじゃない。高いモノなど決して買えない。毎度、人が聞いたらビックリするような低予算で制作されておる。カネがかけられない分、肉体と頭脳で頑張り抜くしかないのだ。

夕方、喫茶こばやしスタジオで声を出していると甥っこの直樹が寄って来て「はい、カズ君これあげる。父の日のプレゼント。オレにはお父さんがおらんけど、カズ君はいっつもやさしくお父さんみたいにオレを大事にしてくれるけぇ」と、自分で作ったらしいかわいらしい封筒をくれる。中にはやはり自分で作ったのであろう、革製のキーホルダーが入っていた。オモテ面にはペンでたどたどしいイラストが描かれているのだが、それが何なのかは判別不能。不覚にも、泣けてきた。「カズ君の赤ちゃんが産まれたら、オレがオニイチャンになってめんどうみるんじゃ」それ聞いてまた涙(笑)。正直に言おう、俺は昔っから涙腺がユルイ。
理由あって、直樹とはヤツが産まれてからずっと一つ屋根の下で暮して来た。俺が結婚して家を出る時、一番気になっていたのが直樹のことである。おそろしくデリケートで感性の豊かな子だけに、今彼が置かれているややこしい環境で小さな胸を相当痛めているようだが、その名前の通り、真直ぐな樹に育って欲しい。
道楽の軌跡 (2004.06.09)

オヤジが安佐南区の某所に所有している土地の問題で、両親と俺の三者懇談。資産なんちゅうもんは、持ってりゃ持ってるで、負担になる部分もあるのだな。それにしても土地の活用案を聞かれたら、相変わらず相当ブッ飛んだ案しか言わない俺(笑)。

昨日、ラジオのゲストに出てもらった東 真紀さんのCDをあらためて聴き直してみたが、このひと、かなり才能あるわい。エリザベト音大(つまりオタマの後輩)の声楽科を卒業後、ちょっとばかりOL経験もあったりして好感が湧く。7月にリリース予定の1stアルバムは全曲彼女の作詞作曲によるもの。最近では使われなくなりつつある懐かしい日本語が歌詞に織り込んであったり、歌われている風景や状況にも独自性がある。声楽科出ているのにこれ見よがしな鼻につく歌い方ではない。とてもナチュラル。こりゃ売れそうじゃんよ。あくまで広島を拠点に活動して行きたいとのことで、微力ながら応援させてもらいます。

ロケン屋(ロックアーティスト)山口サンちの洋クンにプレゼントするつもりでいるエクスペディション・ビデオの編集。俺がこれまでやらかした旅や遊びの記録映像(2001年沖縄那覇〜座間味シーカヤックツアー、2003年聖湖スノーシュートレッキング、2004年太田川インフレータブルカヌー下り)をダイジェストでまとめるのである。うん、俺ってすげぇことやっとるっつーか、道楽王ですな。
桃太郎方式に決定 (2004.06.08)

恒例の週イチ検診から戻ってきたオタマから、来週金曜日にコタマが「桃太郎方式」によって産声をあげることが知らされる。桃太郎方式とは、俺が勝手に名付けたもので平たく言えば帝王切開である。この一カ月間毎日実施した、オタマの逆子矯正体操もむなしく、コタマは結局ソレを貫き通したのである。俺と同じである。カエルの子はカエル也。よし、それで来い、ドンと来い。心より歓迎いたす。

本日のラジオゲスト、広島ホームTV事業部からバズーカ松本氏、シンガーソングライター東 真紀さん。女性ばかりっつーのはいいね(笑)。
いろいろデカイぞソレイユは (2004.06.07)

集中力を総動員して、複数の原稿を午前中でイッキに書き上げる。そして昼からはオタマと「ダイヤモンドシティ・ソレイユ」へ。オープン直前に一度取材で来たことあるけど、こうしてブラつくのは初めて。なんとまぁ、月曜の昼間と言うのに結構な賑わい。そしてガキや妊婦の数がメチャ多い。どこが少子化や。と、今年、いや、この数年見たなかではブッちぎりの一番ではないかと思われるエンタープライズ級超巨乳女性と遭遇。どのくらいスゴイかというと、目にした瞬間、俺は状況がよく飲み込めなかった程。巨乳フェチのチューピー梶山に教えてやろうかな。たぶんこの中のどこかのテナント従業員だぜ。健闘を祈る!

店鋪スペースの広さもショップの多彩さもソレイユが群を抜いてるのはようわかる。ヒマ潰すにゃあ良さそうだ。しかし、「ここでしか買えないモノ」が一体どのくらいあるのだろうか? 有り体に言えば商品に個性がない。賑わっている割には「儲かってまっせ!」みたいな店鋪は、ざっと見たところでは皆無だったし。個人的にはジブリのオフィシャルショップが好きかも(笑)。紅の豚、ポルコ=ロッソの顔があしらってある「豚蚊やり」は、もう少しで買ってしまうところでしたとさ。
六月六日、悔し涙の雨が降る?! (2004.06.06)

オフクロとオタマと3人で某ショップへ、ベビーグッズを買いに行く。こうゆうシーンで男は全く役立たず。女二人がはしゃぎながらアレコレ物色するその横で、ひたすらボ〜ッとしているだけの俺(笑)。

しかし、ベビーグッズも随分オシャレになってきとるのう。少子化に伴い、親が生まれた子供に注ぎ込むカネは相当なものらしい。俺も親バカになるのだろうか。これだけは生まれてみんとわからんわい。俺のオヤジはベタベタすることなく、体育会系的に豪快に、ユーモラスに、そして時に厳しく俺を育ててくれた。それが理想に思える。

夜、明後日の「資源ゴミの日」に備え、古新聞をまとめていると、肝心なことを思い出した。忙しさにかまけてウッカリしていたぜ。ちょっと前のプレゼンで痛い敗退となったしまった某大企業の新聞15段(全面)広告、その掲載が今月一日のはずだ。俺がどこのプロダクションのどんな企画に負けたのか確認しておかねば。
早速古新聞をほじくり返すと、、、あった。しかしこれは、、、一体どうしたこと???それはマジで俺が提案したカンプに限りなく酷似していたのだった。通常、このように「商品」ではなく企業の「姿勢」をPRする類いの広告を打つ場合、手法はいろいろあるが、まずキャッチコピー、それを受けるボディコピー(キャッチコピーを詳しく説明する長文)、最後の締めくくりに使うスローガンコピーで構成するケースは妥当である。俺もそうした。しかし、この3種類のコピーの内容が俺の提案したそれと極めて似ているうえ、デザインレイアウト、コピーのバランス(文字数)もほぼ同じ。さらに注目したいのはボディコピーの「起承転結」だ。なにから語り始めるか、の「起」から文字どおり結論となる「結」まで、またしても俺の提案と展開がソックリ。ボディにはコピーライターのクセがけっこう出やすい。ベテラン捜査員が筆跡鑑定するように俺も12年間この業界にいるわけだからこういうことは容易に見抜けるつもりでいる。キャッチコピーでは俺が消費者に対して「問いかけ」スタイルなのに対し、掲載分は「断定」的な言い回し。ビジュアルは「若い女性」が「小学生」に。曲でいえばメロディがまったく同じで歌詞だけが巧妙に言い方を換えている、と言えばわかりやすいか。

俺の案がパクられたとしたのであれば、こういうシナリオが考えられる。まず、出来レースであったこと。しかし、あらかじめ決まっていたプロダクションの案よりこちらの案がよかったので、ほとんどをつまみ食いした。あるいは、プレゼン審査終了後、一時は決定していた案が最終的にボツになり、あわててこちらの案を引っぱりだし、部分的に加工した?
なぜ、ここまで俺が言い切れるか。それは最後の締めくくりのスローガンコピーに如実に現れている。これがビミョーに日本語になっていないのだ。クライアントの言いなりにプロダクションが変更指示を押し付けられた時に起こる現象だ。ついでにボディコピーもギクシャクしリズム感がない。もともとあった文章を部分修正したらこうなることが多い。整形美人がどこか不自然に見えるのと同じである。

ここまで「証拠」が揃っているのに、実は抗議するだけ無駄なのだ。泣き寝入りするしかない。広島の一部の大企業はよくこのようなことを平気でする。俺もこれまで随分ヤラれた。今回の場合、俺の代理店担当者も預かり知らぬことであろう。モンクを言いに行くところがない。言ったところで知らぬ存ぜぬで相手にしない。ああ、今夜は寝られんのう。
男の本能そのままに (2004.06.05)

昨日、夕方あたりから機械オイル臭が強烈ににおい始め、やむなく窓を閉めた。こりゃおそらくマツダが犯人である。本社工場じゃなく、最近復活した2キロ先の宇品工場がクサイ(シャレじゃないっつーの)。新車リリース攻勢で上げ潮に乗り、製造ラインがフル稼動しているのだろう。地元企業ががんばってるのはうれしくもあるが、このニオイはたまらんわい。夜になって若干やわらいできたので窓を開けて寝たら、、、、今朝から咳が止まらん。オイル臭と無関係である事を祈る。

甥っこの直樹の自転車の定期点検。ライトのダイナモの調整、チェーンにオイル、タイヤにエア、、、俺の手際を横にしゃがんで興味深げに見入っている直樹。今月9才を迎えるが、ぼちぼち色んなことを教えてやってもいい頃だ。チャリの整備だけじゃないでぇ、シーカヤック、キャンプ、ムシの取り方、格闘術、ギター、バイクetc、男の本能に根ざしたものはなんでもかんでも俺に訊かんかい!そうそう、オンナのことも、、はっヤバッ?!

コタマのデビューに備え、昼から和室を大胆に模様替え。いやぁ、なにをやろうが全然実感がない。ホンマに一カ月以内なんでっか? とにかく元気でいらっしゃいませ。
活字にラリる (2004.06.04)

神奈川あたりに住んでいる弟のユウチャンが着なくなったTシャツを大量に実家に送り届けてきたとの情報を得、早速物色に行く。なるほど、最近は生意気にも海外取材なんぞも時々やっているだけあって、なかなかに国際色豊かな品揃えである。「ワシはこれがエエのう」と言ってオヤジが手に取ったのは、前面に巨大なマリファナがプリントされたもの。その『葉っぱ』が何を意味しているのか、彼は当然知る由もない。

最近読んだ本、面白いものはたくさんあるけど、語彙の多彩さという面では物足りん。そこらへん、さすが、故 開高健なんかはよかったわい。今読み返して再認識。そういや、カヌーイストの野田さんが海外漂流生活で日本語に飢えたとき読むのは開高作品に限ると言っておった。てなわけで、活字の小宇宙に耽溺。
フィールド・オブ・ワクワク (2004.06.03)

午前中、某企業にて俺らが手掛けている某プログラムの打ち合わせ。総勢6名、のっけから裁判所法廷のようにただならぬ気配濃厚。案の定、クライアントからクレームの連射攻勢。フムフムなるほど御立腹はごもっともでございますな。それでは、ゆっくり穏やかにこちらの言い分を、、、と、一瞬の隙を突いて先にO君が猛反撃に出る。熱い、熱いぞO君!しかし、チミの言う通り、俺らは毎回信じられぬ程の低予算で上海雑技団並みのウルトラE難度にチャレンジし続けておるようのう。なんでわかってもらえんのかのう、、、ややあって、しばしの沈黙。今度こそ俺の出番がきたようでがんす。「ええと、ちょっとよろしいですかね?」てな具合でモゾモゾ意見を述べ始める。これまで何十回、いや何百回こんなシーンに挑んだことか。今回の場合、双方の言い分に矛盾はまるでない。単なる見解の相違っつーヤツであるから、元を手繰ればおぼろげながら解決策は見えてくるじゃにゃいのよう。で、徐々にピッチを挙げて、ラストの「今後の展開」と題した俺のスーダラ的プランを一席ブッ放すと皆さん大爆笑にて、和やかなうちに閉廷。ま、いろんなお話が出たでありんすが、O君も俺もパープーイコマももうひと暴れ出来そうッス。あーこりゃこりゃ。

夕方、的場にある顔なじみのブティック「Naom(ナオム)」を取材。ここの店長兼デザイナーの女子二楽坊(注:2人のユニットっつーことが言いたいだけです)も脱サラ組である。俺よりもひと回りも年下の彼女達であるけど、よ〜く考えてみたら俺、すごく影響受けているよなぁ。なにしろ「着てみたいと思う服がない」という理由で自分達でオリジナルブランドを立ち上げたんだぜぇ。近頃女性のほうが大胆でエネルギッシュに見える。創造性に富んでいる。オープンから3年目の夏。彼女達は今日も暑さと闘いながら2階の屋根裏工房でミシンを踏み続けるのだった。
ステテコオヤジの心意気 (2004.06.02)

10年程前に購入して、まだ数回しか足を通していないウッドランドカモパターンのアメリカ製ズボンを本日思い切って七分丈にカット。そしたらまぁ、これがリゾート気分っつーか、裸の大将山下 清モードっつーか、非常にゴキゲンな春駒オリジナル極楽サマー仕様に相成った。そもそもイノシシ狩りする時いいかなぁと思って買ったやつだけど、ことのほか通気性が良過ぎてハンティングシーズンの真冬にゃあ寒過ぎて履けんかったのだ。オンリーワンでナンバーワンでございます!もちろん沖縄にも履いていくどぉ。でも、この七分丈って色やデザインを抜いて真っ白にすれば、そのまんまステテコ(笑)。なるほど、俺もやはりニッポン人じゃわい。

「異常気象」というコトバが使われ出したのは80年代中ごろあたりからだったと記憶するが、こうしょっちゅう続けば「異常」も「恒常」になってしまって危機意識が失われてしまうのも無理は無い。が、なんか知らなんが、これから数日にかけてデカイ地震の気配を感じてしょうがない。月、雲、夕焼け、近所のカラスどもも尋常じゃねぇ。俺の思い過ごしであることを祈る。

そんなことはさておき、ヘタしたら今月中に父親になっちまいそうなことに、ようやっと気付きつつある俺。おいおい、なんの準備もしてないじゃんよ。けど、名前だけは決めとるけぇ心配すな。どげな地震がこようがキッチリ護ったる。
自分の親ながら、、、 (2004.06.01)

オヤジが安佐南区某所に所有していた土地の件で相談を持ちかけてくる。俺は常々オヤジ、オフクロ両方が、もう子供たちのことは気にかけず、自由奔放に老年をエンジョイしてほしいと考えておった。で、俺の案を話してみる。しかしまぁ、自分の親ながら実に欲のない人たちである。俺も見倣いたい。

本日のラジオ、ゲスト多数。リスナーのことを考えると番組進行上不具合な点がいくつかあった。俺の配慮のいたらなさ。反省。
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