Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2004年10月の日記

風邪解禁?! (2004.10.31)

朝8時半起床。ストレッチで体をほぐした後、部屋の掃除。「来た時よりも美しく」である。
9時を回った頃、下に降りてみると、もう喫茶店「SAVOY」営業中。そう、昨日の日報に書き忘れたが、ここは純然たる喫茶店なのである。だからして、通常はライブのためのPAシステムがあるわけではない。ライブをやる際はテーブルをすべて店外へ運び出し、イスを並び替え、PA屋さんと機材を運び入れて行われるのである。たいへんな労力だ。
そんなわけでマスターである倉田(次男)さんに挨拶をしに入っていくと、まぁ、モーニングでもお食べなさい、となる。しばらくすると倉田(長男)さんもやってこられ、しばし岡山のミュージックシーンに関する話をうかがう。

10時過ぎ、倉田ブラザーズに見送られて帰路につく。ボブ・マーリィをBGMに、時折強い雨の降る高速道路を時速120キロ前後で突っ切りながら「広島の文化レベル」「メジャーアーティストとマイナーアーティストの分岐点」「ブッシュvsケリー」「赤ゴジラvs元祖ヤンキースゴジラ」「心体育道vsツキノワグマ」「これからの俺」などとりとめなく思考を巡らせているうちに、いつのまにやら広島着。

家に戻ると途端に悪寒。実は数日前から風邪気味で総社ライブを心配していたのだが、なんとか持ちこたえてくれた。もう風邪ひいてよしっ?! おまけにコタマのまん丸笑顔を見ていると完全に力が抜け、ガス欠。
っつーことで招待券を貰っていたのに、本日夜、立町「楽座」での大須賀ロケットピストルズのライブに行くのを断念。メンバーの皆さん、キヨシくん、申し訳ない。ひらにお許しを。

ライブ@総社SAVOY (2004.10.30)

岡山総社「SAVOY」での「三代目春駒男一匹タイマンライブ」。
12時過ぎに東広島ICから山陽高速に乗り、ボサ〜ッとクルマを転がしていると、2時には倉敷インターに着いてしまった。そこで降りて429号をとろとろ走ること15分、目指す「SAVOY」にまったくのノーミスでタッチダウン。SAVOY(こちらは、今回俺を呼んでくれた倉田さんの弟さんが経営)の入っているL字型の複合ビルは、ファミレスを小さくしたカンジで駐車スペースもたっぷり。倉田さんのCDショップや、倉田さんの親戚がやっておられる散髪屋さんの計3店鋪で形成され、倉田一族の強〜い絆がうかがえる(笑)。
店の前で出迎えくれた倉田さんが、是非紹介したい腕利きのギタークラフトマンがいる、というのでクルマで10分の「松永ギター製作所」を案内していただく。リペアに出す度にガタガタになっていくテイラー610を差し出すと、松永氏、ちらっと一瞥しただけで欠陥ポイントをピシャリと指摘。うむ、この人ならおまかせできそうと判断。預けることにした。

さて、本日のライブは地元の人気シンガー「TOMOQ」さんとのジョイントである。開場の18:30あたりからぼちぼち客が入り始め開演の19:00には立ち見も出る程の入り。約40人弱。オタマのバイオリンの弟子で、今は岡山大学に通っている英太くんも、キュートなガールフレンドを誘ってかけつけてくれた。英太くんサンキュー!
まずTOMOQさんが45分。可愛らしいけど、ちょっと毒のあるキャッチーな曲で、客が大いに沸く。彼女はストリートミュージシャンとしても活躍しており、かなりのファンがついているらしい。広島にはいないタイプ。
ちょっと休憩を挟んで俺の登場。MCナシでいきなり歌い始める。
「UMIKAJI」>「テビチ記念日」>「どうじゃい」>「つかのまの天気雨」>「その男ヨシオ」>「月の下ジントヨー」>「夫婦蛸」>「喫茶こばやしのテーマ」>「38度線」>「もう一晩おまえと」>「春は流れて」>「ひかりのうた」>「カプチーノもう一杯」 アンコール:「大いなる智慧の眠る場所へ」>「星の波間に」

ギターとウクレレを交互に持ち替えながらブッ通しで全15曲。後半3曲ほど、ピアノでチャーリー内田クンに入ってもらったけど、大方1時間半を一人でやり通したのは何年ぶりか。曲が進むにつれ客の顔がすごくいいカンジでほころんでいくのが見え、かなりの手ごたえを感じた。「夫婦蛸」ではウケ過ぎてイスから落ちる女性あり(笑)。うん、全般的に今日は歌いきれた気がする。
ライブ終了後はスタッフの方とそのまま店で打ち上げ。結局AM2時半まで飲む。で、俺はそのまま散髪屋の階上に設けられたゲストルーム(通称「ホテル・サンパティオ」だというんだそうな。散髪屋さんだから?!)に泊めてもらう。今は空き部屋だがここはもともと、住み込み理髪師のためのスペースで、炊事施設、バス・トイレ付き。いや、風呂などは我が家のそれより立派であった(笑)。

シャワーを浴びて汗を落とし、あたたかく清潔な布団に寝転がって、今日、俺のために至れり尽せりのセッティングをしてくれた倉田ブラザーズを思うと、胸がじんわり熱くなる。俺のライブが彼らの尽力に似合ったものであることを願うばかりだ。

日の丸、君が代に思う (2004.10.29)

昨日28日、ちょこっとだけTVで見たのだが、赤坂御苑で開催された天皇・皇后さん主催の「秋の園遊会」で注目に値するやりとりがあった。招待者の中にいた将棋の米長邦雄氏(現東京都教育委員)と天皇さんの会話である。
米長「日本中の学校で、国旗を揚げて君が代斉唱を徹底させるのがわたくしの仕事でございます」
天皇「それはどうでしょうかね。強制になるということにならないのが望ましいと思います」
、、、とまぁ、正確ではないがこのような内容であった。これは考えてみたらすごいことである。天皇さんといえば昭和天皇がそうであったように、なにを言われても「ああ、そう」と、万事差し障りのないコメントで軽く受け流すものとばかり思っていた。もちろん立場的に、天皇家の取り巻きからそのように躾けられてきたのだろうが、平成天皇は大きく違うようである。「開かれた皇室」などと、これまた実体のないスローガンだと思ってきたけど、平成天皇が自ら率先して風を起こそうとしているのかもしれん。先の皇太子による「雅子の人格ウンヌン」発言にもそれはうかがえる。体制から踏み出し、個としての考えや思いを表現する。これは相当な覚悟とリスクが伴うものである。それだけに、天皇さん、すっごくエライと思ったです。いや、大した人だ。この「事件」を受け、コメントを求められた石原都知事はコトバを失っていた。当然だろう。都の条例で、この「強制」に背いた教師238人が懲戒免職となっているのである。「君が代」はズバリ天皇のことを崇め奉る歌。その君が代=天皇自身が「強制は好きではない」とキッパリ意思表示したのだから。つまり、日本の象徴とは、かくも不明瞭な存在なのだ。その意味でやはり、石原都知事は現天皇の人格を見くびっていただけでなくデリカシーも著しく欠如したスットコドッコイだ(笑)。

ちなみに俺はアートディレクターの観点から日の丸のデザインは、シンプルで好きである。もともとは国家権力に楯つく賊軍、反乱軍の旗印であったらしい。でもやっぱり、日の丸掲揚、君が代斉唱を強制する(ボイコットしたら罰則を加えるという意味で)のは好きではない。っつーか、従属を強制するのもされるのも好かん。すべては、自発的なものであるべきと思う。俺は音楽も心体育道も執筆活動もラジオのナレーションも好きだからやっている。好きなものであれば、そこに自然と「愛」や「尊厳」が生まれる。日の丸、君が代は、そのコンセプトが曖昧過ぎる。強要する側はもっと「心」を明確にしてみろ。「国の象徴だから」の一本槍ではハナシにならん。そもそも国家とはなんだ。いきなり「我が日本国民は」じゃ全然納得できまへん。だいたいアイヌや在日の人々はどうなる?日本は純然たる多国籍民族国家だぞ。彼らを排斥するつもりか?まだまだ突っ込んだ対話が必要だ。

中越地震サポート関連の続報。ハラペコイコマも小千谷市役所に問い合わせてくれたらしいが、物資はこの一日でまた一段と増え、保管場所に困るほどだという。とりあえずカネだけを送り、数日様子を見てから次のアクションを考えた方がいいかも。

救援物資は、、、 (2004.10.28)

盟友AKIRA氏の友人が、彼に送って来たメールを勝手に転載する。低劣なチェーンメールの類いでは無いのでご心配なく。

10/26
 小千谷市役所、小学校での救援物資の配給や、炊き出しなどを手伝っています。現場はまだまだ混乱しているし、人出も足りていません。
 そんな状況下で、マスコミの取材陣が50人近く現場付近を陣取っています。小千谷市役所の正面に車を止めて、そのために、救援物資を運ぶトラックは遠くに止めることしかできず、ボランティアの人たちがせっせと現場に物資を運んでいますが、報道陣は、それを手伝う気配すらありません。心労と肉体的疲労が積もっている被災者のかたがたに、当然のようにマイクを向け、24時間カメラをまわし続ける神経もさっぱり理解できません。
 現地では今、「大人用の紙おむつ」が不足しています。「赤ちゃん用の紙おむつ」は足りています。あとは、トイレが使えなかったり、下着をかえられなかったりするので「パンティライナー」があると重宝しますが、こちらではもう品切れで手に入りません。P&G 、花王、ネピアなどの紙おむつメーカーに電話をして、現状を伝えてください。夜の寒さが厳しいです。お年寄りは使い捨てカイロをもむことすらできないので、「貼るカイロ」が必要です。
 マスコミの仕事は、こういった情報を伝えることだと思うのですが?今日はこのあと、小千谷小学校に小泉首相が来るということで、マスコミ報道人の数はさらにふくれあがり、「毛布の配給ができないので、小泉さんが帰るまで待つように」という連絡が入りました。
 何のための視察なんでしょう??
 午前中にも、数名の政治家さんが小学校に来ましたが、トイレはどこかとたずねられ、仮設トイレを案内したところ、「わたしに仮設トイレを案内するつもりかね?」と、いわれたそうです。いったいこの国は、どうなっているんでしょう.... 。
 現地では、大人用の紙おむつと、パンティライナー、貼るタイプのカイロを必要としています。これらの商品を販売している企業の「お客様相談室」宛てにメールを送ったり、電話をかけたりして、「小千谷市の被災者が求めているもの情報」を、伝えてください。あなたのblogやHPの中で、ただ伝えるだけでかまいません。皆さんの声が企業を。行政を動かします。
 マスコミはたよりになりません。マスコミへは、支援活動の妨げとなり、被災者の心労を倍増させる今の取材のやり方についての、抗議の声をあげてください。あまりにひどい状況です。
 小千谷市にも、続々と個人の方からの救援物資が届いています。ありがとうございます。しかし、それを種類別に分けて、配布する人出がありませんので、以下の点に注意して送っていただけると大変助かります。段ボールには、外側に「毛布」「洋服」「下着」など、中身を大きく書いてもらえると助かります。くつした1足、下着1枚でもうれしいのですが、できれば、ご近所の方と声かけしあって、ある程度まとまった数があると、とても助かります。
 送り先の住所はこちらです。

〒947-8501 新潟県小千谷市城内2-7-5 小千谷市役所

親愛なる屈折日報読者も、よかったら転載してあげてほしい。マスコミや政治家のお粗末さは、非常時にこそ露見する。頼りになるのは一般ピープルの見返りを求めない善意だ。俺は愛用の山岳用テント、持ち運びが簡単なアウトドア用小型羽釜セットを送るつもりでいたのだが、送っても邪魔になるだけだといかんので、現在現地状況を調査中。
、、、というわけで先程、下記の小千谷市ボランティアセンターへ早速デンワで問い合わせてみたならば、アウトドア用羽釜セットは燃料の薪の確保が難しいということで却下。担当者のハナシでは、水や食料はぼちぼち届き始めているが、今後は全国から集結中の支援ボランティアスタッフの生活装備が不足する可能性も出てきたらしい。具体的にはやはり冬用寝袋、毛布だそうな。もちろん上のメールにあるように、地元の人向けに大人の紙おむつ、貼るタイプのカイロでもいい。山岳用テントは大歓迎(屋外に張る場合だけでなく体育館のような大きな室内でプライバシーを確保するため)とのこと。ただ、事態は刻々と変化するので送る前に、やはりボランティアセンターに電話確認することを勧める。情報も錯綜し、地域によってかなり格差があるようだ。送る場合、段ボールにはくれぐれも中身をマジックで大きく書くことを忘れないように。読者諸兄もよろしく頼む。

●小千谷市ボランティアセンターの場所(支援物資の送り先は、上の小千谷市役所でもOK)
  
〒947-0035 新潟県小千谷市桜町5140番地
小千谷市総合福祉センター サンラックおぢや内

●小千谷市ボランティア受付電話番号
 
・0258-81-6252
・090-2465-0062
・090-2465-0063

(2004.10.27)

再び中越地方で震度6弱発生。家屋倒壊など被害がさらに拡大。住民はたまらんだろう。この世で一番辛い拷問とは、目隠しをし、手足を縛った上で、さまざまな部位へ肉体的ダメージを断続的に加えるやり方。肉体的苦痛より、いつどこを攻撃されるかわからないという心的恐怖のほうが、人間にはもっとも耐え難いものらしい。余震が収まる気配のない今回の地震は、それに似ている。

妙に気合いの入らない一日。気分転換に部屋の掃除や洗濯。しかし、女もののパンツというものは、干す時、どっちが上なのかようわからん。ベランダで女房のパンツを手にしたまま、しばし悩む42才(笑)。

最近、ハワイフリークの友人がドバッと増えた。カメラマンI氏などは、本気でハワイ移住を考えているし、ハワイアングッズを扱うショップをOPENすべく、ハワイに買い出しに出かけている夫婦もいる。俺はこれまでハワイがあまり好きではなかった。というより、キライだった。アホな芸能人や買い物目当てのイナカモンで溢れかえる俗っぽい観光地、というイメージしか持っていなかったから。でも、本当のハワイイ(ネイティブの発音ではハワイ、ではなくハワイイが正式らしい)は違うよ、と彼らは口をそろえる。「自然や歴史や精神的なバックボーンも、小林君の好きな沖縄に似ている」とか。で、気がつけばハワイイ関連の本ばかり読んでいる(笑)。しかし、本を読むより行くが易し、である。値段が安し!のチケットでも探してみようかね。

*写真:コタマお得意の大股おっぴろげポーズ。顔はオタマ似でもふてぶてしさは父親譲りか(笑)。

キノコとジミヘン (2004.10.26)

10月に入って初めて寒い、と感じた朝。おまけに雨。
午前中、大手町NHKビル内にある某大企業を代理店営業氏と訪問し、打ち合わせ。俺の判断で勝手にすすめられないコンテンツがいくつかあり、希望して今回の打ち合わせを設けてもらったものなのだが、始めは話が足踏み状態で大いに焦る。最終的には担当者氏の好意的な配慮でなんとか着地。代理店営業氏にも感謝。

ナイナイの岡村が東北あたりの山中で、キノコ採りに奮闘するテレビ番組を見た。背に大きなカゴを背負った地元のキノコ採り名人のオッサンらと山奥深く分け入るのだが、BGMが全編ジミヘン(笑)。岡村が毒キノコの代表格であるベニテングダケを手にして喜んでいるシーンでは「紫のけむり」。合う。合い過ぎるッ。笑いのツボに入り、しばらく笑いが止まらない。

本日のラジオ、ゲストはホームTV事業部のバズーカ松本女史。レギュラーの風見綾乃さんからは誕生日プレゼントにケーキを戴く。仏壇用ローソクが立ててあるのが綾乃さんらしい(笑)。

放送終了後、jamminにてキヨシくん、ミュージシャンのN氏らと飲む。Nさん、自身の音楽活動に対しかなりユニークなアプローチを展開中。協力を約束する。

男の花道 (2004.10.25)

♪はっぴばぁすでぇ〜とぅゆ〜、はっぴばぁすでぇ〜とぅゆ〜、はっぴばぁすでぇ〜とぅ俺〜、というわけで本日、世界で一番エネルギッシュかつ愛に満ちた快男児、42回目の誕生でごわす。42才か。なんという重みのある響き。それに引き替えなんなのだこの精神的軽さは。肉体的にもハッスル&マッスルじゃぞぉ。

花山薫、という世界最強の侠客がいる。まだ十代後半でありながら、その化け物じみた握力×腕力=超打撃力を武器とし、身に寸鉄も帯びず素手で闘うことを美徳とする。実際彼はさまざまな大一番の勝負で、やたらとフンドシ一丁になる。俺と同じく脱ぐのが好きなようだ。いつぞや米国から日本へ乗り込んで来た脱走死刑囚のスペック某とやり合った際は、両頬、両膝を拳銃でブチ抜かれながらも最後まで拳と握撃(相手の腕や咽を握り潰すのである。しかしこれを技と呼べるのだろうか)で闘い抜き、見事逆転勝利をおさめている。そんな彼が今日の午後、段原南の我が家にやって来た。
がはは。心配無用。花山薫とは、少年チャンピオンで連載中の格闘マンガ「バキ」に登場する架空の人物なり。先日、彼のフィギアがインターネットで売りに出されているのを知り、迷わず購入(笑)。しかし、ブツを持って来た宅配業者のオッサンよ、インターホンで「コンチワ。**運輸ですが、花山薫さんからのお届けでウンヌン」はないだろう。届けもの商品名が「花山薫」であって、彼自身が俺に贈り物をするわけじゃないんだから。ビックリしちゃったじゃねぇかい。

まぁいい。とにかく、漢(おとこ)の中の漢、花山薫である。エエ年こいてフィギアかい。オタマのみならず自分でも呆れるが、これが実にリアルに出来ている。背中にしょっている極彩色の入れ墨も鮮やかに、フンドシ一丁、満身創痍の花山薫が俺の降誕祭に華を添えてくれましたとさ。花山よ、玄関下駄箱の上にド〜ンと飾ってやるけぇの。俺がたまに挫けそうになったらハッパかけたってつかぁさいや。オタマ、そう気持ち悪がるでない。

ダリのシャツ、、口琴、、AKIRA氏出版記念パ−ティ−詳細、、 (2004.10.24)

9時間近くも熟睡。こんなに眠ったのは何年ぶりか。おかげですっかり復調した模様。

親子三人で駅前福屋へお出かけ。ポールスミスのショップで、赤くて非常にエグいシャツ発見。「これ、ポール自身がサルバドール・ダリの作品にインスパイアされてデザインしたものなんですよ」と店員。俺はこのようなおぞましいシェイプが好きである。が、高いのでヤメ(笑)。

アジアの誇る異端バンドの草分け「ヒカシュー」の巻上公一さんオフィシャルHPで、口琴の新着情報(俺の口琴はすべてこちらで通販購入)を漁っていると、口琴のマジシャン、アントン・ブリューヒン主演のロードムービー「トルンピ/アントン・ブリューヒンの口琴新世界」というウルトラマニアックな映画のDVDを発見。サイトに附随している予告編をチラッと見たけど、ひえっ、口琴って、ここまで多彩な音が出せるんかい!と思わず脱肛しそうなほどタマげてしまいましたぁ。ファンタスティック&カッコイイ。彼に比べりゃ俺のテクなど小学生レベルじゃんよ。早速注文。今後俺は、歌モノだけじゃなく、楽器によるインストでも勝負したいと考えている。

ア−ティストにして作家でもある日光の奇才AKIRAさんの依頼で、来月、東京は渋谷で開かれる彼の出版記念パーティーの司会を仰せつかったことは前に書いたけど、詳細がわかったので氏のサイトから勝手に転載する。

ネアリカ回顧展 &「神の肉 テオナナカトル」「COTTON100%」出版記念パーティー

2004年11月20日(土)16:00〜21:00
入場1000円
渋谷スペースエッジ(渋谷区渋谷3−26−17野村ビル1F。電話03-3409-8723)

 16:00開場
サイン会は16:00〜17:30まで常時おこないます
広い会場ですが、混雑が予想されますので、著者とゆっくり話したい方、絵を鑑賞したい方は、なるべく早い時間にいらしたほうがよいでしょう。
 18:00ライブ
ゲスト
田口ランディ(「神の肉 テオナナカトル」の帯を書いていただきました)おしゃべり+α
小田島等(「COTTON100%」の表紙を描いていただきました)なごみ系パフォーマンス
三代目春駒小林一彦(akiramaniaひよこクラブ会長)司会
ONSENS(著者自身のバンド)アコースティックライブ
 20:00ファイナルじゃんけん
最後に勝ち残った1名がAKIRAに勝つと、プチネアリカをプレゼントします!!
つぎに勝ち残った2名がAKIRAに勝つと、プチプチネアリカをプレゼントします!
 21:00終了

展示
ネアリカ(194X130,3cm)11点
プチネアリカ(45,5 X 38cm)20点

販売
プチネアリカ60000円
※お買いあげの方にはミニCDプレゼント

書籍
「COTTON100%」現代書林。1400円
「神の肉 テオナナカトル」めるくまーる。1600円
※2冊お買いあげの方にはミニCDプレゼント

CD 「ONSENS」各1000円

ソフトドリンク、ワイン、300円
メイン会場は禁煙。ライブ中のみドリンクの持ち込み禁止

150名限定のメール予約制ですので早めにお申し込みください。(担当:斉藤文武)

会場「SPACE EDGE」はJR渋谷駅新南口から徒歩5分。新南口を出て左に線路沿いの道を「ジョナサン」をすぎ、左手にあります。
東口から徒歩10分。東口を出て明治通りを恵比寿方面へ。並木橋の手前「神戸らんぷ亭」を右折。酒屋をすぎ、公園をすぎ、突き当たりの日通ペリカン便を右折。右手にあります。

、、、、とまぁこんな具合。なかなか面白そう。俺がいつのまにか「akiramaniaひよこクラブ会長」なる意味不明の役職に任命されているが光栄の限りである(笑)。

*写真:巻上公一サイトで以前購入した口琴2種。ゾルタン・シラギー氏デザインのレガトール社製。結構高いッス。

体調不調、、分裂シンガー、、中越地震発生、、 (2004.10.23)

朝起きたらすげぇ二日酔い(昨晩最後に寄ったDUCKのチカチャンにあとで確認してみたならば、午前3時まで飲んでいたらしいがよく憶えておりません)。吐き気はないけど、全身の穴という穴からアルコール臭が立ちのぼっているカンジ。このところ、大酒をくらう可能性がある場合は、事前に例の画期的キャンディ「アミノサプリ無敵」を2粒程服用(これ、マジで効きまっせ!)しておったため大事には至らなかったが、昨夜はそれも切らしていたし、そこまで飲む予定でもなかったのだ。ふぅうっ、シンドイ。

でも、本日は昼過ぎからイコマユカのゴク楽クッキングの収録がある。そごう百貨店地下食料品売場の特設電化ブースへ、根性で向かう。「ぐはっ、酒クサッ!」とイコマ。アルコールが残っているせいか、弱っているのにヤケにハイテンションで喋りまくる俺。ロケ終了後、急にムネがムカムカ。そして悪寒。ン、悪寒?もしかしたら風邪もひいたのだろうか。そういやこの数日、オタマが風邪をひいてしんどそうであった。

来週土曜日に迫った総社サボイでの「三代目春駒、男一匹タイマンライブ」、早々と全12曲のセットリスト決定。持ち時間が60分で、客のほとんどが俺を知らないという状況は、なかなか勝負のしがいがある。いや、それにしてもすごい選曲。レゲエ、バラード、カントリー調、NHKみんなのうた調、ド演歌、沖縄民謡調、トーキングブルース、サルサっぽいヤツetc、自分で言うのもなんだが、バリエーションに富んでいるということでは俺に比肩しうる者は今のところ見当たらない。さぁ、一時代を築こうではないか、分裂ソングライターとして(笑)。

夕方になって悪寒がさらに増す。頭もボ〜ッと熱っぽい。こりゃいかん。はよ寝よっ。
と思いつつ、俺がWEBダイジェスト版原稿を担当している某テレビ番組を見ていると突然放送が中断、地震速報に切り替わる。新潟を震源とする最大震度6強を含む地震が三連発。上越新幹線も脱線した模様。先の台風で地盤が弛んでいる所へこのようなでかい地震に見舞われたら、、、考えるだけでもおそろしい。夏から豪雨、猛暑、台風、地震と天災オンパレード、一体全体、ニッポンはどうなっちまったのだろう。

続・皮算用の彼方 (2004.10.22)

昼過ぎ、Kデザイナーと新規仕事の打ち合わせで、市内某所のクライアントを訪ねる。まだここには詳しく書けないが、世の中にはさまざまなビジネスがあるもんよ。
打ち合わせが終わってからもKデザイナーと喫茶店にしけこんでしばし密談。彼のほうから新しい共同プラン構想を持ちかけられる。ほほう、そりゃ面白そうじゃん、それならついでにゴニョゴニョ、、、皮算用は終わらない(笑)。

夜、預かっていたチケットの残券を返しにミス・ウーノの店へ。流川は溢れんばかりの人、人、人。まさに人が流れる川のよう。でもよく見れば半分近くは呼び込みのニイチャン、ネエチャンだ。そう、座って待っていたんではダメ。自ら攻めていく気持ちが大切なり。

*写真:我が家の家庭菜園。先日植えたパセリが芽を出し始めているのだが、まだちっちゃくてこれじゃよくわかりませんな。

5年間保証、、、贅沢な悩み、、、 (2004.10.21)

台風一過で気持ちいい秋晴れ。

先日、ビデオカメラを某家電量販店Dへ修理に出しておったのだが、「治りました」とのデンワが入ったので受け取りに行く。俺は道具を徹底的にコキ使う。道具に「使われている」人が多い現代、俺は道具を尊重しつつも、絶対甘やかしはしない。どんな高価なモノだったとしても使ってナンボ。遠慮しぃしぃ使っていたのでは主客転倒、意味がない。当然、信頼性の高いSONYなんかでもしょっちゅうトラブルを起こす。ま、辺境の地へ持って行くことが多いからしょうがないのかも。
で、今回は夏の沖縄ツアーでスイッチがイカれた。Dのカウンターでカメラを受け取り修理明細を見ると、ゲゲッ、修理費に3万円近くかかっているではないか。「こんなに修理費が高いということは聞いてないんですけど」俺が詰め寄ると「あ、それは5年間保証で当社が負担します」。ふぇ〜、エライじゃないのデオデオさんよ(あ、名前言うてしもうた)。

夜、喫茶こばやしスタジオにて、来週末に迫った岡山総社サボイでのライブのスパーリング。持ち時間は一時間。ク〜、悩む。やりたい曲がいっぱいある。「ひかりのうた」「夫婦蛸」「春は流れて」「月の下ジントヨー」「大いなる智慧の眠る場所(別名アルケミスト)」など、この一年で出来たものも多い。何通りものセットリストが考えられる。贅沢な悩みでうれしいッス。

列島ほぼ全域、台風23号の被害甚大。死者・行方不明者も80名を超す。この「異常」が「恒常」にならねばいいのだが。日本だけじゃなく世界中がヘン。戦争なんかしてる場合じゃないで。

10個目の台風、、、トトはTOTO、、、 (2004.10.20)

やってきました台風23号。もう、ええっちゅうに。しかし、やっぱ自然には逆らえん。通り過ぎるのをじっと待つのみ。

子に自分をどう呼ばせるか。パパ、ママなんちゅうのはまっぴらごめんじゃい。おとうさん、おかあさん、これまたヌルイ? で、うちではコタマにトト、カカ、と呼ばせようということになっている。で、俺の膝に乗せてコタマをホ〜レホレとあやしておるとブリッ、ブリブリッ、ブリュリュリュリュ〜〜〜ッと液状噴流音。毎回こうだ。俺が抱き上げている時に限って大量のクソをタレる。俺は便器か?たしかにトトはTOTOではあるけれど。

ときどき振り返る、、前代未聞プロジェクト、、台風23号接近中、、 (2004.10.19)

20代。音楽活動を基軸にしてすべてが廻っていた。俺はフロントに立つ者が陥りがちな過剰な自己愛と孤独とで勝手に被害妄想となり、大切な人たちを随分傷つけてきた。
30代。広告業という、フロントから一転して黒子的な裏方稼業へとスライドすることにより、オノレのこれまでの傍若無人なふるまいにやっと気付き、愕然とし、心より恥じた。あの頃、俺の思いやりのなさで泣かせてしまった人に謝りたくて、今でも夢でうなされることがある。それほどイヤなヤツだったな俺は。
とはいえ、40代となった今だってどうなんだか(笑)。親になってみて、さらに気付かされること実に多し。

午後、某ファミレスにてKデザイナー、料理研究家I嬢、某食品メーカー社長らとミーティング。今回のプロジェクト、なかなか面白い展開を迎えそうである。乞うご期待。

本日のラジオ、ゲストはイコマのコーディネートで、某スーパーの専属シェフである池尻悦二氏と、かの有名なデューク更家氏の高弟であるウォーキングインストラクター森下みさと氏。イコマが自分で書いて送ってきた資料では池尻氏が「池尼氏」となっており、おかげで本番中もう少しで「いけあまサン」と呼んでしまうところであった。イコマのアホ〜!
しかし、その道のプロからハナシを聞くのはたいそうタメになる。俺もまだまだ未熟者。いろんな人からグッドなバイブレーションを吸収したい。

台風23号接近中。大きな被害が出ないことを祈る。

フォトスタジオにて (2004.10.18)

夕方、南区の某フォトスタジオで、ちょっとした撮影に立ち会う。「本日中アップの仕事なんだけど、誰かいいカメラマン知らない?」と午前中、Kデザイナーからの相談を受け、思い浮かんだのがAカメラマン。紹介した手前、やはりここはきっちり橋渡し役もせねばとスタジオに出向いたわけである。前にも書いた気がするけど、俺が29で広告デザイン事務所Tに就職した時、そこの社長はかなり腕のいい広告カメラマンだった。俺はコピーライターとして採用されたハズであったが、小さなオフィスゆえ、ちょっとした撮影には、アシスタントとしてかり出される。言われるままに手伝いつつ、彼の撮影手順を見て学びながら一年もすれば、彼が片手を上げるだけで何を欲しているのかだいたい掴めるようになった。
俺が思うに、カメラマンの質を決めるのはライティングの技術によるところが最も大きい。色が(真っ白に)とんでしまっていいのは太陽だけ、という鉄則もそのころ叩き込まれた。
ついで就職したデザイン事務所Aでは、これまた当時は人員が少なかったため、撮影ロケにアートディレクターとして出かけること度々。現場では、アートディレクターが撮影対象と構図を決め、カメラマンがシャッターを切る。逆に言えば、カメラマンが自分の判断で勝手にシャッターを切ることはないから、けっこう責任重大。なんでコピーライターの俺が、とモンクのひとつもタレたくなるが、これもやっているうちにコツがわかり、楽しくなってくる(笑)。
撮影スタジオの独特の緊張感が好きだ。昔と違い、現像液や定着液の酸っぱいニオイがしなくなった。それだけスチール撮影が減り、デジタル化してしまったということだ。職人堅気丸出しで気難しく、敵の多かったTのY社長、元気でやっておられるだろうか。時代の波は容赦ないス。

*写真:7、8年前に購入したペンタックスの35ミリ一眼。今やほとんど出番無し。しかしアナログレコード同様、いつかまたスチール写真を見直すブームが来たりして。

神田神社奉納演武会 (2004.10.17)

昼より、南区宇品神田神社横の公園にて、すっかり秋の風物詩となった心体育道奉納演武会。俺は「捌きの型8」と「無極」を実演。演武終了後はいつものように先生宅で打ち上げ。俺が最初にこの演武会に参加して早6年ぐらいか。門下生も何倍かに増え、年々賑やかになっていく。それにしても、兄弟子が未だひとりも欠けていないのがスゴイ。しかもそのほとんどが俺より年上であるのに、日々進化している。普通のスポーツ格闘技であれば考えられない話である。

写真:打ち上げの席で延々一時間以上も「座り相撲」に興じる兄弟子のS氏とYクン。日々進化する心体育道であるが、精神年齢は日々後退?(笑)

チューピーバースデイライブ、、、やばいプレゼント、、、 (2004.10.16)

夜、ジャイブにてオルカ団のライブにゲスト出演。明日、39回目の誕生日を迎えるチューピー梶山のバ−スデイイブパーティーも兼ねる。まずオープンニングで梶山が一曲やり、ついでミチコちゃんが4曲、俺が4曲、休憩挟んで梶山率いるオルカ団という構成。俺はウクレレで「テビチ記念日」「その男ヨシオ」「月の下ジントヨー」、ラストに新曲。まぁまぁいいカンジ。「アルケミスト」と題していたが、梶山のアドバイスもあって変更を検討。

梶山も相変わらずヘンテコだけど聴きごたえのある曲を作っている。客も満員御礼。ライブ終了後の打ち上げにはケーキも登場。梶山、誕生日プレゼントにディジリドゥを貰って嬉しそう。これでヤツの音楽に一層異端テイストが加味されることであろう(笑)。

チカチャンからメール。DUCKでよく会う大工のS氏から、俺に渡してくれと頼まれたブツがあるとか。ジャイブの帰りに寄ってみると、なんとそれはスキューバダイビングセット(ウェットスーツを除く)であった。脚を悪くしたS氏が、豪快に遊び呆けている俺にタダで進呈したいとのこと。ううむ、買ったら20万は下るまい。「Sさん、こんな高価なモノをタダというわけにはいきませんよ。一応預かるというカタチで」「いいや、アンタに持っとって欲しいんよの。使わにゃぁ使わんでエエんじゃけぇ」、、、ということでエライことになりました。これ以上趣味を増やすことはヤメようと思ってたのにぃ。梶山のディジリドゥ同様、やばいプレゼントである。でも、Sさんありがと。

人生の錬金術 (2004.10.15)

縁。えにし。不思議と言えば不思議である。が、中国の古いことわざに「準備が出来た時に師は現れる」というのがある。すべての事象は絶妙なタイミングで現出すると俺も信じる。それを引き寄せるのは「念力」だ。スプーン曲げなんかでいう念力ではなく、純粋に念じる力。「こうありたい」という強いイメージ=想念が、宇宙のシステムに働きかけて成就へと導くのだ。南米の一匹の蝶の羽ばたきが、何百時間後、地球の反対側でハリケーンを起こす原因にもなるのと同じ。すべては繋がっている。無関係なものなど何もない。偶然と思われるようなこともあとで考えれば必然でだったことが理解出来る。

新曲がやっとこさ完成。縁=サインを見逃さない男女が、それぞれのトキメキに従い東西南北へ散らばる歌。タイトルの「アルケミスト」とは、錬金術師の意。パウロ・コエーリョの小説でもお馴染み。人生を錬金する術は一人ひとりの潜在意識の中に潜む。そしてそれは、アナタに気付いてもらえるのを待っている。

『アルケミスト』

地上に影を落とす大鷲に
「兆し」を見つけた
彼は東を目指す
心のままに

おまえの大切なものはここにある
母さんは泣いたけど
彼は南を目指す
心のままに

 晴れの日も 雨の日も
 風の日も 芯まで凍える雪の日も

 この空と大地の尽きるところへ
 大いなる智慧の眠る場所へ

深い深い闇の中でこそ
真実は光り輝く
彼女は西を目指す
心のままに

オーロラのドレスを身にまとい
沈黙の歌を聴くために
彼女は北を目指す
心のままに

 晴れの日も 雨の日も
 風の日も 芯まで凍える雪の日も

 この空と大地の尽きるところへ
 大いなる智慧の眠る場所へ

*写真:赤ちゃんはリラックスしている時、たいていこのように中指と薬指を折り曲げている。阿弥陀如来像と同じ。

免許証更新 (2004.10.14)

午前中、沼田の免許センターにて、免許証更新。このセンター、来る度に思うのだが、外観が立派すぎる割には、すごく使いづらい。もうちょっと人の動線を考えて設計できんかったのだろうか。適性検査や更新免許証受け取りのための順番待ちで長蛇の列が無節操に伸びる様は、ひたすらブサイクである。

そこで思い出すのが、名前は忘れちまったが、アメリカかどっかの某建築家のハナシ。彼はあるとき、市の依託を受けて、市を見下ろす高台にある丘の上に図書館を建築した。建物は出来たけど、そこに至る歩道が出来ていない。そのかわり彼は建物の周囲にぐるりと芝生を植えた。市側はなんとか歩道を作ってくれと要請したが、彼は「もうしばらく待って欲しい」という。そうして半年後、建築家が現場を訪れ、市の担当者に言うには「見てご覧なさい。ここを訪れる人が頻繁に歩いたところの芝生が剥げて道になっている。これこそ、人々が欲している一番通りやすい道なのです。ここを舗装しましょう」。こういうのを「人に優しい設計」というのである。それを思うと、この街にはなんとも押し付けがましい建物や施設が多いことか。

*写真:本日オタマが買った「履くだけでシェイプアップできるスリッパ」。踵の部分がカットしてあるため、履くと自然に爪先立ちとなり、下肢が刺激され細くなるらしい。ここだけのハナシであるが、オタマの下半身はかなりベサメムーチョ(ムチムチ)である。昔は「ケンタウロス智子」と言われたこともあるそうな。成功を祈る(笑)。

聖なる旅路 (2004.10.13)

インディアン=アメリカ先住民の通過儀礼のひとつに「ビジョンクエスト」というのがある。成人を迎える若者が丸腰&全裸でたったひとり荒野に旅立ち、飢え、渇き、生きては帰れないかも知れない恐怖感なんかと向き合いながら数日間を過ごす。その間、なにがしかの「兆し」をとらえ、この世に生まれ落ちた使命をつかみ取るというもの。俺は常々、このビジョンクエストをモチーフに歌を作りたいと思っておった。一昨日、その断片が浮かび、本日8割方完成。とはいえインディアンの側に立ったものではない。自分探しをする4人の男女を主人公としている。「Get closer」以来のオープンGチューニングで、例によって自分で勝手に作ったコードが満載。よって、人には説明できまへんのや。

合併後の球団名、、、今話題の??、、、 (2004.10.12)

オリックス・ブルーウエイブと近鉄バッファローズが合併して「オリックス・バファローズ」が誕生。なんとも面白味のないネーミングである。俺の発案した「オリッ鉄バッファウエイブ」のほうが、よっぽど結合感が強いと思うのだが。あ、「近クス・ブルーローズ」にするとこれまたロックっぽくていいかも。この場合「近」を「金」もしくは「筋」に変更すると一層すごみが増すではないか。

本日のラジオ、ゲストがたったの2人。これだけ少ないとかえって調子が狂う。そんなわけで用意したCDがもう少しで足らないところであった。
ところでスタジオ入りする1時間前、自宅で「速聴CD」なるものを聴いていた。通常、人が話すスピードをノーマルスピードとし、テープの速回しよろしく、2倍速、3倍速、4倍速までスピードアップしたナレーションを聴くことにより、脳の集中力と情報解析能力をバージョンアップする、というシロモノ。4倍速になるとナニしゃべっているのかほとんど聴きとれん。こんなもんでホンマに脳が活性化するのか大いに眉唾ではあるが、俺はこのテのものを一度は試してみないと気がすまないのだ。しかし、放送中、不思議なことが起こった。ゲストやイコマのトークがえらくノロく聴こえるのである(当たり前じゃ。笑)。おかげでギクシャクしたカンジがぬぐえないまま、あっちゅうまの2時間が終了。意味ねぇっつーの。

寝返り記念日 (2004.10.11)

久々の晴天。午前中、俺の両親、オタマの両親と比治山神社へ。遅ればせながら、コタマのお宮参りである。俺らの他には、やはり乳児と、3才の女の子。それらの親達はスーツでバシッとキメているのに、俺だけ千鳥柄パンツに白シャツというブリティッシュ系ロケンローラースタイル。神主の祝詞が始まるやいやな、コタマいきなりチカラの抜ける屁をタレる。これがクセェのなんの(笑)。親子揃って場を乱すよのう。

そのあと神社の裏にある料亭で昼食。雰囲気のイイ日本庭園を望む個室へ通される。開け放たれた障子窓から吹き込む風が心地よい。突然、それまでおとなしくしていたオヤジが「今日の神主は**ガスの社長じゃ。間違いない!」と言い出す。それを合図に親族一同、てんでバラバラに脈略のないハナシの応酬。けっこう笑わせてもらいましたとさ。

ところでコタマ、生後約110日目あたりとなる本日、「寝返り」を完全マスター。すごいもんだな赤ちゃんっつーのは。それに引きかえ、俺はちっとも進化せんじゃないか。トホホ。

復活の兆し、、、 (2004.10.10)

ちぃちぃぱっぱ、ちぃぱっぱぁ〜。腰がかなり良くなってまいりましたぁ。毎回ギックリ腰をやらかす度、おおっ、こうすりゃ簡単に治っちまうじゃないの!と画期的なセルフ整体を見い出すのであるが、前回やったのが5年ぐらい前?喉元過ぎればなんとやらで忘れてしまうんだよね。
今回は、大股で歩くウォーキング、心体育道の裏の捌き、肥田式簡易強健術第4動「外腹斜筋運動」を組み合わせた。外腹斜筋運動とは腹圧を強烈に高めることができる超人・肥田春充(昭和31年没)考案の純東洋メソッド。腰痛対策として外側からコルセットで患部を締めあげる方法があるけど、これはその逆。内側から腹圧によって患部を押し上げてサポートするのである。外腹斜筋運動を極めると、この恐るべき力の爆発力が仙骨神経叢から脊髄神経を通じて脳幹にダイレクトに伝達され、大脳の思考機能は機械的停止状態となり、思考思念が許されなくなる。これすなわち、超越解脱なり。大自由境、無念無想の境地が現出する、、、らしい。これにより、肥田春充は前人未到の時空的聖虚へと悟了し、さまざまな超人的能力を開花させるのであるが、肥田式強健術を修練した者で、彼以外このような境地へ至った者は皆無(笑)。しかし、俺も肥田式を修練し始めて約10年。超能力獲得には至らぬまでも、その身体的効果の程は、まさに身をもって体験している。いや、日本人(ここでいう『日本人』とは日本に住むすべての人種)っつーのは、武道だけでなく、健康法、伝統工芸、テクノロジー、食、ファッション、アート、哲学、芸能すべての事象を最終的に昇華させることに長けていると心底思うぜよ。ありゃ、お粗末なのは唯一音楽と政治だけだったりして?

*写真:肥田式強健術を考案した肥田春充。実演しているのは、彼が基本運動の中でもっとも重視していた第4動外腹斜筋運動。晩年、至宝のメソッドを世間に広めることを断念、全人類の幸福を祈念して49日間の完全断食成就の後、静かに生涯を閉じる。享年72才。

エブリデイ、たまらんでぃ、、、 (2004.10.09)

腰、痛ってぇ!たまらんス。もうヘナヘナばい。ここまで痛むと、腰そのものよりメンタルなダメージのほうが大きいダスな。

終日、外を出歩く元気もないので、マルチトラッカーを使って遊ぶ、というより遊ばれる。機能が多いのはスゴイのかもしれんけど、もっとシンプルにできんのかい。かえってややこしいぞ。ケイタイと同じでありがた迷惑じゃんよ、ブツブツ。うう、やっぱ腰が、、、。

ハッピー・ハッピー・アイランド! (2004.10.08)

昨日は腰の調子が良く、治ったかな?と思いきや、今朝起きたらまた痛みがブリ返してやがる。天気が悪いせいもあるかも。

TVニュースで、沖縄・宮古島でこの時期行われる「パーントゥ」なる奇祭を紹介していた。パーントゥ、とは「化け物」の意。トップシークレットで選ばれた集落の若者が、コンブのような衣装と真っ黒の無気味な仮面、そしてキョーレツな悪臭を放つ泥で武装し、町中を練り歩く。人を見つけては襲いかかって顔に容赦なく泥を塗りつけ、勝手に家に上がり込んではリビングでのたうちまわって泥をまき散らす。泥には福があるとされているから、パーントゥがあばれまわる度、嬌声と爆笑が沸き起こる。さらにパーントゥの悪ふざけは加速し、パトカーのボンネットにダイビングしてブレイクダンス。あげく、パーントゥはオマワリさんにまで飛びかかる。必死で逃げまどうオマワリ。追うパーントゥ。ヒィ〜、笑いがとまらん。なんと幸せに満ちあふれた島か、宮古島は!

シンガーソング・サーファー、、、クマ受難、、、 (2004.10.07)

昼過ぎ、市内某所にて某氏とミーティング。今後のビジネスの共同戦線の確認。新規チームのネーミング案にも賛同を得る。
夕方、フリーランスカメラマンA氏のスタジオを訪問。居合わせたフリーライターH氏も交え、広島の広告業界事情について情報交換。皆さん、一様に「厳しい」とおっしゃる。

夜は千田町「ワンラブ」にて、ケイソン氏のライブを見る。歌を聞くのは初めて。CDも聞いたことがなかったのだが、関東エリアでは有名なサーファーであり、たまに「Free&Easy」で雑誌モデルなんかもつとめる男がどんなステージをやるのか興味があった。ウン、よかった。潮枯れたハスキーボイス、ゆるいけど芯のある美しいメロディ、洗練された歌詞、ギブソン・サンバーストのセミアコ一本弾き語りというのも気に入った。同じく、プロサーファーであるジャック・ジョンソンより俺は好きだな。
ステージ終了後、「CDちょーだい」と声をかけた時に見せた屈託のない笑顔は、まさに「波に乗れるのならどこへでもいく」という筋金入り放浪サーファーのそれであった。事実、彼のツアーワゴンにはボードが積んであるんだそうな。これからもいい旅を。いや、いい波を。

全国でクマの被害が続出。空腹に耐え切れず人里に下り、庭先の柿の木によじ登って実をうまそうにむさぼり喰っているクマをテレビで見た。この後、彼は射殺されたとか。人命第一。それはわかる。クマの恐怖におびえる周辺住民の心情も理解できる。しかし、それでも射殺以外の方法がなかったのかと思ってしまう。日本人は心根が貧しすぎる。アラスカやカナダの一部、カムチャッカあたりでは、人家の庭先をグリズリーやシロクマがうろついている。体重だって100kgに満たないツキノワグマに対し、200kgオーバーはざらである。小型乗用車ぐらいデカイ。さて、住民はどうするか。いたってカンタン。「気をつける」のだ。クマ出没の通報を受けた自然保護レンジャーは大型四輪駆動車で駆け付けると、クラクションを鳴らしながらクマに迫り、森へと追いやる。そして3回だけ(だったかな?)許してやる。いきなり射殺などという不粋な行為はしない。冬眠前に食物を得なければならない彼らの権利を尊重しているのだ。

かつて俺もレミントンM870というショットガンでイノシシや鴨を追っていた。ある老ハンターから聞いたハナシ。戸河内でクマがワナにかかり、ベテランの彼が呼ばれた。「射殺してほしい」と役場の人に言われて彼はこう応えた「ワシの銃は、自由に野をかけるモンを撃つ銃じゃ。捕われて身動きできんモンを撃つ銃は持っとらん!」。今、日本人には、彼のような健全なプライドが必要ではないだろうか。

腰は***、気分は、、、 (2004.10.06)

昼前からオタマ、チューピー梶山率いるオルカ団のレコーディングにバイオリニストとして参加するべく、戸坂の某スタジオへ。コタマと俺はお留守番。オタマが出てから30分後、グズるコタマを妙な体勢のままベビーベッドから抱き上げたとたん、腰に激痛。「ひでぶっ!!!!」 こ、これは、、、5年ぶり?のギックリ腰なり。お久しぶりぃね〜。すでにヤツの体重は7kgに達しようとしているのである。油断しておった。それでもコタマを落とさなかったのはさすが父親というべきか。

夕方、先日インナーネットの古書検索で見つけ、注文していた浅井慎平著「気分はビートルズ/角川文庫」が届く。送料込みで750円。古書、というから相当痛んでいるのだろうと思っていたけど、ほぼ新品。驚くことに、「時をかける少女(1983年公開)」の割り引き優待券として使用できるしおりまで挿んである。正真正銘、20年前のものに間違いない。
この本を買った当時、確かに俺は21才で、世を拗ね、おのれの腑甲斐無さと全身全霊を滾らせる対象の曖昧さに苛立ち、ついでにオンナにふられた淋しさで一触即発のダイナマイトボーイであった。本屋でタイトルを見たときも「ケッ、なにが『気分はビートルズ』なら。いつまでも過去のバンドを信奉しよってからに」などと毒づいたことを昨日のように思い出すのである。でも、何故か、カンが働き(すでに俺は活字中毒者であったから)、手に取ってパラパラと数ページ立ち読みして2分後にはレジに向かっていた私(笑)。
そして家に持ち帰り、このショートエッセイ集をイッキに読み干してからは、一躍俺の生涯ベスト1(あくまで当時だけど)にランイクンすることとなる。なにがどう素晴らしいかは、ここに詳しく書いてもあまり意味が無い。収録されているエッセイのいくつかは取るに足らないハナシだし、他の人が読んでも同じように感動するとは思えないからだ。ただ、その時の俺の空気にぴったりシンクロしたのである。彼の心の「穴」は、俺と充分すぎるほど共有できるものであった。

しかし、うっかりしたことに数年後、この貴重な本をあるギター講師S氏に貸してしまったのだ。大事な本やCDは、決して人に貸してはいけない。そういうものに限って99%返ってこない。案の定、消えてしまった。彼が無くしてしまったからだ。

まぁいい。「無くしたものは忘れてしまえ」と勇造師匠も歌っている。縁があれば、必要な時期に絶妙なタイミングで俺の前に現れるだろう、、、そして数日前、オタマと夕食後にダベっていると、なぜか十数年ぶりに突然にこの「青春の書」を思い出し、ネットで検索したならば、たった一冊のみヒット。それも中古だ。迷わず注文。そして今日の邂逅となったのである。古い友人に出会った時のような懐かしさであのエッセイ、このエッセイ、一字一句を辿りながら、不思議なことにまるで感動が色褪せていないことに気付いた。俺が進歩していない?それもあるだろう。が、今俺のなかには、あの20代前半のギラギラした気分が、再びフツフツと滾り始めているのじゃよ。その前途を祝福してくれている必然の偶然と受け止めたい。したり顔で人生や音楽を語ったりはせんぞ。俺は永遠の青二才でけっこう。「気分はビートルズ」それは、懐古趣味ではなく、不可能を可能にする色合いを帯びた魔法の呪文である。
それはエエんじゃが、このギックリ腰、なんとかしてくれや(苦笑)

てなことを日報に書き終え、さて風呂でも入るか、と思っておったところへ、ニュース速報で茨木(震度5弱)を震源とする関東エリア地震発生を知る。栃木も震度4。ヤベェ、ちょっとした強風でも瓦がすっ飛んでいく、築80年の日光・AKIRA邸が心配だ。早速電話してみるとけっこう元気そう。「地震?けっこう揺れたよぉ。ギターが倒れたからねぇ。あ、それはそうと春駒さん、11月20日、東京まで出てこない?渋谷で俺の新刊出版(2冊同時出版!)記念&ネアリカパーティがあるんだけど、司会やってくんないかな?ギャラも出すよ」おやすい御用である。っつーことで俺の東京行きが決定した。ついでにどっかでライブやらしてくれんかの?

そるそるチューズディ続投記録更新中 (2004.10.05)

本日のラジオゲスト、いつものように満員御礼。今週末アリスガーデンで開催される音楽イベント「エントランス」の道本君、小西君、付き添いで黒幕生駒氏とその秘書。ステジオDJジャックでテディクマ。イラク世界民衆法廷(WTI)広島公聴会実行委員会の日南田さんと平木さん。レギュラーの綾乃さん。ゲストが多過ぎるとリスナーの注意力が散漫になる場合があるので、それぞれのキャラに合わせたメリハリのあるナビゲーションを心掛けている。今日はうまくいった気がする。それにしても10月に入ってしまいました。っつーことは、番組改編はうまくかわせたようである(笑)。Pステ開局以来、残っているのは唯一この番組だけとなってしまった。支えてくれたリスナー、スタッフ、ゲストの皆さんに感謝。

スタジオDUCKに頼んでおいた先日のクアトロライブ音源の編集が終わった。さぁ、コイツをMacに取り込んで海賊版の生産に取り掛かるどー。ジャケットは、かっちょよさそうなアイデアが浮かんだ。明日、そのサンプルを買いにいくつもり。
ところで、耳の早い人からライブCDの注文がすでに入り始めた。なかには「『夫婦蛸』が収録されていれば5千円でも買う!」と豪語する御仁もいらっしゃる(笑)。「月の下ジントヨー」も好評。しかし「38度線」に女性ファンが多いのは意外であった。

*写真:暴漢に占拠され、無法地帯と化した放送スタジオ(笑)。いや、これまでも実に多くのゲストにお越ししいただき、番組を盛り上げてもらいました。これからもよろしく。

ライブCD、、@天然発想、、神の領域、、久々の徹夜、、 (2004.10.04)

昨夜、心体育道打ち上げの後、DUCKでS氏とさらに飲んだおかげで、こりゃまたけっこうな二日酔い。腰や腿の内側が痛いのは撮影会の後遺症だろう。

一週間前のクアトロのライブ録音MD、かなりバランスがいいのでちょこっと編集してCDで販売することを思い立つ。収録予定曲は「テビチ記念日」>「その男ヨシオ」>「月の下ジントヨー」>「夫婦蛸」>「38度線」>「ひかりのうた」以上6トラック(隠しボーナストラック有り?)。限定100枚とし、ライブ会場でのみ販売。価格は税込みで千円ポッキリ。話題作てんこもりよ、買わにゃソンよ。

敏腕デザイナーK氏、へなちょこアシスタントのイコマユカと、商品開発やプロデュース、イベント・番組企画なんかを手掛けるチームを結成し、活動をすでに始めている。チーム名をずっと考えていたのだが、来年立ち上げる俺の会社名にするつもりだったものに「@」を加えて「@天然発想」でどうでっしゃろ?「アッと驚く天然発想!」である。縮めて「あっそう」、、、昭和天皇じゃないっつーの(笑)。
「無限会社」でもいいと思ったのだが、山口さんちのヒロシ君のオフィシャルショップが「無限会社 地獄商事」であることを最近知り、断念。しかしスゲェな、「地獄商事」だとよ(笑)。

イチローが262本安打という前人未到の大記録を樹立してシーズン終了。彼は安易に「天才」と呼ばれるとこに抵抗があるようだ。オリックスに居た頃でも、バッティングが気になればたとえ夜中であってもフトンから這い出して球団練習場に出かけ、黙々とバットを振っていたという。しかも時々、ではなく頻繁に。その為、彼だけ特別に、いつでもトレーニングできるよう練習場の鍵を持つことが許可されていた、みたいなハナシを聞いたこともある。
俺の武道師匠、達人・廣原先生も、ロスで道場をやっておられた頃、ひとりで一日最高8クラスを指導されていたとか。ほぼ一日中空手をしていたことになる。まるで修験者大阿闇梨の『万日回峰』じゃん。一瞬一瞬、地道な努力の積み重ね無しに「神の領域」には踏み込めないのだ。天才は一日にして成らず。

ラジオとテレビの新番組プランを練る。我ながら笑えるユニークなアイデアが汲めど尽きせぬ泉のごとく湧きあがる。オタマも途中から参加し、熱くディスカッションしているとますます目が冴えて、結局明け方まで寝られませんでした。あーこりゃこりゃ。

エビ反り姿勢で、レレレのレ (2004.10.03)

昼過ぎより、宇品公民館体育館にて、心体育道技術書のための撮影会。俺は8種類ある「捌きの型」の「1」と「2」を実演。前回の撮影でもそうだったが、挙動を細かく分けてシャッターを切るので、かなりキツイ。蹴ったままの片足ポーズでピタリ静止、投げられた時のエビ反り姿勢でじっとガマン、、、うぐぐっ、苦しすぎるっ!こりゃ明日は相当な筋肉痛を覚悟せねばなるまい。
撮影終了後、先生宅で打ち上げ。広島直轄道場の黒帯総出演で行われた今回の撮影、カット数は2000枚にも及ぶとか。デジタルカメラだから撮ったカットをすぐ確認できるし、保存、編集も簡単。10年前なら考えられなかったこと。いや、すごい時代になりました。
てなわけで、心体育道初となる技術書は、某大手格闘技出版社からリリースが決定。来年春あたりかな?

*写真:広島直轄道場のメチャ強い黒帯勢ぞろい。このうち6人が40代というのがスゴイ。ちなみに後列右端がスッパイダーマン、じゃなかった、俺です。

決意あらたに (2004.10.02)

「姫神」の星 喜昭氏、逝く。今年の5月18日には、俺のラジオにも遊びに来ていただいていたのだが、とにかく、物凄い瞳を持った方であった(その日の屈折日報参照)。御冥福をお祈りします。

プロミュージシャンとしての本格的な活動方針をノートに書きまくる。目の前の霧がキレイに吹き払われ、足りないもの、足りているもの、さまざま見えてくる。斬新な(?)プロモーション展開も思い浮かぶ。まぁ、とにかくやってみようじゃん。やったもん勝ちだよ人生は。

夕方、二週間振りの道場稽古。先生の指示で、基本動作の号令をかける。夏のサウナ状態を脱し、動くのがラク。しかし、この秋で俺も入門6周年になるのではないか? くどいようだが、この武道に出会えてホンマにヨカッタっす。15才、極真カラテから始まって、松涛館空手、大極道(武道大極拳)、そして36才で心体育道。俺もけっこうシツコイ。あ、来月号の月刊「フルコンタクト空手」には俺が登場予定。ヤラレ役で(笑)。

ケリ−候補巻き返し?、、稚拙映画、、中日優勝、、 (2004.10.01)

アメリカ大統領選を目前に控え、本日午前中、共和党ブッシュ現大統領と民主党ケリー候補のTV討論会が行われた。その放送後のアンケート結果で大方の予想を覆し、有権者の半数以上が、ケリー候補支持に回ったらしい。ケリーさんもあまり好きではないが、ブッシュよりはマシと思う。ここんところブッシュ有利が言われていただけに、このまま一発大逆転をキメてほしい。ブッシュが再び政権を握ったとしたら、今度こそ世界は火の海になる危険性が高い。

昼過ぎまでにイッキに仕事を片付けたので、久しぶりに映画でもと、サティのワーナーマイカルへ。全国の映画館で数週間ブッ続けで入場者数首位を独走中と噂されている某アクション映画。上映が始まって5分後には、この映画を選んだことを心から後悔。これを面白いと思う連中の気が知れない。っつーか、ずばりバカである。カメラワークのセンス、ストーリー、出演者、なんもかも稚拙過ぎ、情けなくて泣けてくる。今日がたまたま映画の日で、入場料が1000円でなかったら、館内で服を脱いでひと暴れしていたかもしれない。

中日リーグ優勝。開幕前、中日優勝を予言していたのは、周囲では俺だけである。初戦直前の落合新監督のコメントを聞いたとたん俺は確信した。彼はこう言い放った「戦略?そんなもん今の段階であるわけないじゃん」と。先発ピッチャーを「ジャンケン」で決めるというのも気に入った(もちろん全試合じゃないけれど)。巨人を批判しながら、結局巨人のように選手を補強した前阪神監督の星野と違い、落合は「補強なんて必要ない」と突っぱねた。柔軟な遊び心が、粘りのある集中力と情熱を引き出し、奇跡を生むのである。硬直したプロ根性は百害あって一利無し。痛快だなー。しかめっツラばかりじゃスポーツも音楽もエエもんできん。

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