Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2005年04月の日記

感動にミーハー、、、にゃんこ先生からのプレゼント、、、 (2005.04.30)

某新聞社広告部にいる知り合いから、新聞に掲載する軽自動車推奨広告への出演を依頼された。軽自動車オーナーとして、軽の魅力、使いやすさをアピールする役どころ。俺が軽(ワンボックス4WDターボ)に乗っているのは経済的な理由からではない。いや、たとえカネがあったとしても俺はこれを選ぶだろう。シーカヤックが積めないのだけが難だが、「走る道具箱」として、取材に、ライブに、アウトドアに、そして時には簡易宿泊施設としても活躍。使えぬクルマにゃ興味ない。そこのポルシェ乗りよ、悔しかったらクルマの中で大の字になって寝てみろ(笑)。ウソウソ。一流の職人魂が籠ったモノはスポーツカーだけでなく楽器、家具、服、靴など、どれも美しい。そういや佐野元春サンの古い曲(「サムディ」じゃったかの?)に「素敵なことは素敵だと無邪気に、笑える心が好きさ」っつー歌詞がありましたな。主義、スタイルが違うからと、体裁だけで突っ張って新しい事を受け入れられないヤツはホンマにお気の毒。俺は「感動」に関して俺はミーハーで在り続けるス。

来週火曜日、FFのPステ特番にゲストで来てくれる事になった<菊>柴山俊之+<花>花田裕之氏のユニット「菊花賞」の資料を、ナカハラにゃんこ先生が山のように用意してくれたので、午後から涙目になって読み耽る。にゃんこ先生、まさに「歩くロック博物館」なり。

スプリンター廃艇?!、、、黒帯研究会、、、 (2005.04.29)

久保直樹が、連休中にひとり乗りのシットオンカヤック「スプリンター」を貸してくれというので、ちょっと掃除でもしとこうと保管してある実家の裏庭へ、一年ぶりに足を踏み入れて見たならば、、、、ガーン!大ショック!!!!
前後にひとつづつあるラバーハッチが腐蝕劣化して陥没しているではないか〜〜〜〜〜(;o;)
もう製造してない艇ゆえ、ハッチのみを取り寄せる事はまず出来んだろう。ということは廃艇?! 今年は俺も海に出る時間をたっぷり確保するど!と意気込んでいた矢先のあまりにも無慈悲なる現実。適切な保管を怠った俺が悪いんじゃ。

夕方、県立体育館武道場にて、今年二回目の心体育道黒帯研究会。木剣術三十六式のうち、今日は十二式までを習う。慣れない木刀は振っているうちに汗ですっぽ抜けたりしてヒヤヒヤ。組手も素手のそれより十倍もコワイ。
研究会終了後は市内某居酒屋で打ち上げ。気がつけば黒帯も随分増えた。広島で俺は9番目の黒帯。昨日も先生から「小林道場、(早く立ち上げることを)期待しとるけぇね」と言われたが、キャリア的にはそういうことを許されるまでになっている。これからはさらに気を入れて精進せねば。

心体育道フォトセッション、、、西式の秘密、、、 (2005.04.28)

時々、俺は凄いなぁ、と思えることが年に1、2回あるのだけれど、今日はそんな日。抜群の集中力が発揮でき、3件の仕事がたった30分でフィニッシュ。毎日こうだと良いのですが(笑)。

昼過ぎ、Aカメラマンのスタジオにて、心体育道教則本掲載用の写真撮影。俺は今回アートディレクションに徹することにして、廣原先生の相手役は道場生の浜崎君が担当。Aさんの冴えたカメラワークのおかげで、相当いいカットがモノにできた。
撮影終了後、中新地某所の餃子屋に移動し、打ち上げ。先生から興味深い話を聞いた。心体育道に取り入れている西式健康法の考案者、西勝造は、医者ではなく元は物理学者だったとか。なるほど、毛管運動、金魚運動、合掌合蹠など基本三法は、西洋医学や漢医学の発想ではなく、重力とか振動とかを利用した物理のアタマならではの健康理論である。ということは、もっとも理に適った科学的な施術ということじゃないか。面白い。やればやるほど、興味も深くなる。

すべての国家は幻想である (2005.04.27)

午前中、PステにてFF特番のための合同ミーティング。そのあと、スタジオに居合わせたディレクターI女史としばし話し込む。彼女が最近担当し始めた日曜深夜の音楽番組「音屋本舗」。かなりマニアックな選曲とキャスティングなのだそう。JACARAの瀬川さんもレギュラーとか。「専門的過ぎて、彼らの会話がほとんど理解出来ないのよ」とI女史。今度聴いてみよっと。

ところで、俺は今年も8月6日特番のメーンをやることになっているのだが、ディレクターS氏とその内容、方向性についても話し合った。今年は被爆60周年ということで県内だけでなく、全国各局がヒロシマ・ナガサキ関連の特番を組むだろう。テーマは大概「記憶の風化への懸念」になると予想する。俺らはその路線からかなり距離を置きたいと言うことで意見は一致。「結論はどうしますかね」とS氏。なるほど、まず先に結論を決めておいて全体の構成を遡って考えるのか。けど、すぐには思い浮かばない。

家に帰ってからも延々と「結論」に思いを巡らす。被害者妄想からも、硬直した愛国主義からも、なにより俺がもっとも嫌いな全体主義的発想からも離れた、バツグンにゴキゲンな新しい思想モデル、、、、むうっ閃いた、っつーか、やっぱこれしかない。俺の導きだした結論は「すべての国家は幻想である」だ。詳細は内緒。

*写真:掴まり歩きで激しく移動するコタマ。ヨダレもナイアガラ状態。

そこらじゅうにある危険、、、菊花賞PR、、、 (2005.04.26)

暑い。自宅にいる時は半パン、Tシャツでちょうどよろしい。

例の脱線事故、死亡者は73人になった。昨夜、報道ステーションに出ていた某専門家は、「スピード超過より、急激なブレーキで摩擦が高まった為に車輪が浮き上がって脱線した可能性が高い」と分析。何年か前、地下鉄日比谷線で起きた脱線死亡事故と似ているかも、とのこと。これ「のり上がり脱線」っていうんじゃなかったっけ。タイムロスを補おうとスピード出し過ぎた運転手が、カーブで「やばいっ」と怖くなって急ブレーキをかけたら車輪が浮き上がったのか?そうだとしたらとんでもない過失だが、日々日常、このような危険なトラップはそこらじゅう無数に在る。気づいてないだけのハナシだ。

本日のラジオ、ゲストはナカハラヒサロオ氏。来週の今日、ジャイブで予定されている<菊>柴山俊之氏と<花>花田裕之氏のアコースティックデュオ「菊花賞」ライブのPR。キャプテンナントカとかいうレーベルから出ているライブ音源をまったくの思いつきで次々オンエア。トータルで十数曲かけた。

ワンマンライブ延期、、脱線事故、、 (2005.04.25)

ジャイブ・リベンジマッチを6月初旬に行うつもりでいたが、待てよ、と思い直した。「リベンジ」だけが目的になってしまい、ライブをやる意味っつーもんがどっかに追いやられてしまっているではないか。まったく俺がムキになるとロクなことがないのは、これまでの42年を振り返ってみても明白だ。
というわけで当初の予定通り広島市内でのソロライブはしばらく延期。

終日、尼崎JR福知山線の脱線事故のTV中継をチラチラ盗み見ながらレギュラー原稿の執筆。事故直後、周囲の住人や会社員、OL、トラック運転手らが自主的にビニールシートや毛布、飲み水等を持って駆け付けたり、けが人の搬送などを手伝っていたが、彼らの冷静かつ迅速、的確な対処は、やはり阪神大震災を経験したからなのだろうか。惨事の中にも、すごく美しい光景だった。

夕方、比治山神社近くのプロカメラマンA氏のスタジオを訪ね、木曜に予定している心体育道技術本掲載カット撮影の打ち合わせ。A氏、予算枠内どころか、ほとんどボランティアに近いかたちで撮ってくれることに(笑)。申し訳ないっス〜。

乾坤一曲 (2005.04.24)

快晴。朝10時半、観音マリーナホップ着。「渋滞が予想されるので早めに」ということであったが、きわめてスムーズなクルマの流れ。すでに人気のピークは峠を越したのか?!
本日の会場はエリアの北側、水路のほぼ真ん中の船を模したステージ。周囲にはフラミンゴ、イルカ、マンボウ、コペンハーゲンの人魚姫(レプリカ)が配され、さながら竜宮城(笑)。
本日は、ツンチャン率いる「HIROSHIMAパーカッション・アーミー(春駒命名)」との混合ステージとなっており12時〜、2時〜、4時〜がFar East Lounge、1時〜、3時〜がパーカッションというプログラムでそれぞれ30分ずつ交互に演奏。俺らは1回目2回目共に、現場の雰囲気を考慮してトロピカルっぽい曲をセレクトしたのだが、セットリストもほぼ同じということもありさすがに飽きた。チューピー梶山も「ウクレレばっかりじゃなく、せっかくギター持ってきたんじゃけぇナニか弾きんさいや」と言う。うむ、一理ある。ラストのステージでは思い残す事の無いよう、「FEL」を知らしめて終わりたい。もちろん「ヤリ逃げ」のような無責任な演奏をすることはできん。そんなことをすれば俺らを信用して呼んでくれたイベント主催者を裏切ってしまう。よっしゃ、歌詞の内容はともかく(笑)、俺らの「乾坤一曲」をご披露しよう。きっとわかってもらえるはずだ。
そんなわけで4時からのファイナルステージはオベーション「銀次郎」を持ってスタート。「脇差し=ウクレレ」から「大刀=ギター」に持ち替えたとたん、イントロのストローク一発で体の中を稲妻が突き抜けた。「サティスファイ・マイ・ソウル」>「黒いストッキング」>「春は流れて」と進み、全身ファイティングモード。
続けて梶山ソロ、FEL初のインストナンバー「ハナレイムーン」(昨夜わずか5分で作った出来たてホヤホヤ)、そして締めくくりはパーカッション・アーミーを交えての「カプチーノもう一杯」。
まぁ毎度のことながら反省点は多々あるが、今日はここでやれてよかったス。こんな場所だからこそ、自分のやりたいモノがハッキリしてくる。進化の兆しがちょびっと見えた気がしましたとさ、あーこりゃこりゃ。

*写真:船形ステージ船尾から東側を眺めるの図。ここを手掛けた業者は50年代のマイアミをイメージして区画デザインをしたらしい。マリーナホップに先んじて5年前、九州発の大型アウトレットモール「マリアノシティ福岡」が総事業費100億円を投じてオープンしているが、初年度以降年々客足が遠ざかり、大幅な事業改善を迫られた。その中でも効果策だったのは九州産のこだわり生鮮食品を扱うスペース「ムラ市場」の設置。ここ、マリーナホップにはそれがない。確かに商品は安いけど、ショップの作りもなんだか安普請。レストランはやたら高い。シネコンもあるわけでもなく、総合的に見ていずれソレイユに客が戻って行くのは間違いなかろう。目玉の観覧車も、高さがたったの40メートル。「愛・地球博」にあるサイズの半分しかない。マリーナホップの入り口に書いてある「大観覧車」は誇大表現です。正直に「ミニ観覧車」と言ったほうが可愛らしくて人気が出るぜ。ああ、それにしてもステージの間の空き時間に「市場調査」をしている自分が哀しい(笑)。

ケイリン記者、、、タケノコ蠢動、、、 (2005.04.23)

怒濤のライブウィーク第3戦目「マリーナホップ」が明日に迫っている。正午から夕方まで30分ステージを3ラウンド。同じセットリストを繰り返してもいいのだが、それじゃ面白くないので、全部替えてやるつもり。まぁ明日の状況見てから決めまひょ。

ケイリン記者として第一人者であるデイリースポーツ紙の井上和己氏が、26日付けの氏のコラム「かけてみるか」に俺のラジオ番組のことを書いてくれるらしい。どんな内容なのかは不明。先日も二度程、彼とデンワで話をした。京都弁の気さくなオッチャン。

終日雑事に終われてすったもんだ。沼地を這いずり回ってるみたいでさっぱり前進出来ず。おまけに毎春の恒例、オヤシラズがギリギリ痛む。なぜに春なのか?タケノコみたいなヤツである。

*写真:明日のマリーナホップではオベーション「銀次郎」が今年初登板。PA環境がわからない場所ではやはりタフなコイツの出番だぜ。意外にも生音がバツグンにいいので、いつかボーカルマイクで出してみたい。

Satisfy My Soul (2005.04.22)

近所の小児科にて、コタマ10カ月検診。まったく問題無し。

夜、じぞう通りの某居酒屋で、元同僚デザイナー坪井クンの送別会。彼は先日、俺の古巣でもあるデザインプロダクションを辞め、フリーイラストレーターとして東京は築地に拠点を移す。若干27才。途中で、やはり元同僚のMデザイナーも合流。古巣の近況を聞いたが、俺の知らぬ間にいろいろとトラブルがあったようだ。

新曲「Satisfy My Soul」の歌詞が知りたいとのメールをもらったのでリクエストにおこたえします。俺も生きてる限り転がり続けるど。

開けたドアから 夏の気配
忘れかけてた 歌が甦る
サイテーにサイコーな気分だけど
まだ俺はおまえを抱いてない

 Satisfy My Soul
 たどり着きたい 渇いたHeartに火を灯せ
 Satisfy My Soul
 遠く響く海鳴りを 追いかけて Ride on

風に乗ってどこからか 女たちの笑い声が
つかのま 幸せな気分にさせる
誰かが言ってた 夢は叶えるもの 
目の前のBlues 一息に飲み干すんだ

 Satisfy My Soul
 勝ちも負けもない 荒ぶるHeartを解き放て
 Satisfy My Soul
 遠く響く海鳴りを 追いかけて Ride on

名前のない海鳥が 防波堤の上佇んで
長い長い夜が明けるのをじっと待っている
孤独な道化師の ひび割れた手の中で
灰色の朝が黄金に変わるのさ

 Satisfy My Soul
 もう一度 渇いたHeartに火を灯せ            
 Satisfy My Soul
 遠く響く海鳴りを 追いかけて Ride on

春駒炎上 (2005.04.21)

反日騒動の件で、日中、日韓の教科書記載事項の差異に関しても論議が集中しているが、中国人にも韓国人にも日本人にも俺は言いたい「親愛なる諸君、教科書に書いてある事を鵜呑みにするなバカタレが」と。他人に押し付けられた情報でなく、自分の目と耳と感性で確かめる。これこそがホントの学問の根本でしょうが?どこの国であれ、政府なんてもんは、例外なく信用できんのだ。よそ様の国旗を焼いたり大使館に卵を投げ付けるという幼稚な嫌がらせをせずに、書を捨てとっとと旅に出たまえ。

薬研掘ジャイブでライブ。スタートの8時半になってもほとんど客が入っていない。っつーか、薬研掘界隈にほとんど人通りがない。そのかわりに、ジャイブの隣か向かいか知らんけど、会合でもやってたのかヤクザ屋さん達がひしめいている。ああ、イライラするぜ。
待っても客は増える気配がないので20分遅れで第一部、三代目春駒ソロ開始。
「もう一晩おまえと」>「どうじゃい」>「つかのまの天気雨」>「桜吹雪」>「UMIKAJI」>「てびち記念日」>「ぴぴららOne Love」>「月の下ジントヨー」>「星の波間に」>「ハッピーバースデイ」

「ん???」一曲目からすでに異変を感じていた。リハの時は問題なかったのに、いつのまにやらストラップがやけに短くなっており、バタヤン状態でえらく弾きにくい。おまけにギターのボディのエッジが肋骨をグリグリ擦るのでこそばゆくて力が抜ける。歌にもギターにも集中出来ないまま三曲目に突入したあたりで今度はギターの音が突然途絶える。「つかのまのギターですな」などと苦しいジョークを飛ばしながらもなんとか歌い終わったところで「シールド替えてみましょうか?」とミキサーのアヤ嬢。そこでやっとトラブルの原因発覚。なんと、ストラップの端がシールドのジャックに絡み付いており接触を妨げていたのだ。これじゃストラップも短くなるわけだ。最初におかしいと思った時点で確かめてみるべきだった。前半の三曲をすべて台無しにしたこの痛恨のエラーでいっきにテンションが下がってしまい、後半用意していた自信作ショートコント「尖閣諸島はワシのもの」も思いっきり不発。ウクレレもギターもブン投げて泣いて帰りたかったでちゅ、、、、。

しかし、まだ第二部があるではないか。イジけてハナクソをほじってる場合ではない。頼れる仲間、チューピー梶山もツンチャンもヨロヨロやってきたぞ(笑)。
「サティスファイ・マイ・ソウル」>「春は流れて」>「ホライゾン」>「月の路(梶山ソロコーナー)」>「天国よりステキ」>「その男ヨシオ」>「夫婦蛸」>「カプチーノもう一杯」
アンコール:「黒いストッキング」>「ひかりのうた」
二部はなんとかイイカンジでやれた。これで第一部の腑甲斐無さを帳消しに出来るとは思わんが、今日初めてバンドアレンジでやった新曲3曲も、一回も練習していないにも関わらず(笑)満足のいく出来栄え。回をこなしていけばもっと良くなりそう。

それにしても客の動員は真剣に考えねばならん。県外のほうが入りがいいのはどういうワケじゃ?俺らの演奏はそんなにつまんねぇのか?今夜を限りに広島市内でのワンマンライブ(今年ですでに3回目)をしばらく封印するつもりでいたのだが、このままでは引き下がれない気分。6月あたり、またここでリベンジしたい。

吉浦エレジー、、法王が決まって「ほうぉ〜」(さむっ)、、 (2005.04.20)

午前中オタマ&コタマを、吉浦に場所を移したオタマの実家へ送る。以前ここにはオタマのおばあちゃんがひとりで住んでいたのだが、昨年12月に亡くなったため、オタマの両親がイヌと共に緑井から今週から越して来ている。吉浦のひなびた佇まいが俺はけっこう好き。寂れたアーケード街、 小さな駅、その向こうに広がる穏やかな海。これからはコタマの田舎がここになるのか。悪くない。天国のおばあちゃんも喜んでくれていると思う。

ひとりで自宅に戻り、怒濤の執筆地獄。そのギリギリの集中力を打ち砕くように俺の実家から断続的に無意味なデンワ。「ビデオの設定方法がわからんのじゃけど、アンタやってくれん?」「おい、オマエにやった競輪場の写真返してくれ。夕方持ってこいよ」、、、今カンケーねぇだろが(笑)。オヤジもオフクロも未だに俺の仕事内容をまったく理解していないのだ。泣いてもダメよトホホギス。

新しいローマ法王が決まりましたな。強硬な保守派だそうだが、「〜ねばならない」「〜するべきだ」などと口にする輩は、俺から言わせれば神からもっとも遠い存在である。人間は戒律によって縛られるものではない。パーフェクトである神は人間になにも要求しない。凶悪犯で数年前に刑期を終えて出所した奥崎某がナイスなことを言っている。「国家。宗教。これらはすべて人間を分断し、洗脳し、破壊するだけだ」。中国や韓国の反日運動を見ていてもよくわかるじゃんよ。もう「国家」という幻想にしかすぎない単位であーだこーだイガミあってもなにひとつ解決しないし、するわけがない。たまたま生まれた場所が「日本」と呼ばれるエリアにあるだけだからして、そんな我々が「あの野蛮なチャイニーズどもめ!」などと憤るのはナンセンスでちゅ。今こそ「個」の資質が問われている。群れるな。バラバラでいこう。個として向き合おう。

松原嬢、、、通しリハ、、、 (2005.04.19)

夕方までグッとガマンの執筆侍。通常レギュラーのほか、某氏HPの海外旅行記もリライトしているのだが、かなり手こずっている。書けないのじゃなく内容が膨らみ過ぎて(笑)。最初にもらった文量の約2倍。素材が面白いからつい、こっちも張り切って場外乱闘。なんとか削らないとこのまんまじゃアップ出来んー。

本日のラジオ、三週続けてピンチヒッター勤めてくれた土肥ちゃんに代わり、大食漢だけど美人の(笑)松原嬢。のほほんと、イイカンジで番組進行。曲を多めに繋げてかけ、トークとのメリハリを持たせたのがよかったのかも。

放送終了後、喫茶こばやしスタジオに籠り、木曜日のジャイブの構成を練りつつ通しリハ。その結果いくつかの不具合発覚。新曲が随分増えたので、あれもこれもと欲張って収集つかず。収穫もあった。昔っからやっている「どうじゃい」の4ビートストロークにも、ちょっと面白いシンコペーションを部分的に加えることを思いつく。人が聞いても気づかないかも知れないわずかな変化であっても、作った側からすりゃ新曲歌ってるようなフレッシュ感。音楽なんて定型にこだわらず、時代の空気を吸い上げながらどんどん変わってしまえばいいのだ。過去とは、すでに終わって動かない世界。俺は「今」を語れる人間でありたい。

*写真:ピンチヒッター松原嬢、サンキュー!

パーソナリティの憂鬱、、、さすが広島人、、、 (2005.04.18)

昼過ぎより、某大企業にてクライアント、代理店担当者らと打ち合わせ。最近の俺の業務、ますますノンジャンル度が高まっており、その都度新鮮な気持ちでアプローチ出来るのはいいが、スタッフはどう感じているのだろうか(笑)。

夕方、明日ラジオゲストに予定していた某氏から、ドタキャンのメール。彼のキャンセルはこれで二度目。明日の新聞ラジオ欄に彼が出演することをすでに掲載手配済みだし、本人にすぐデンワして「なんとか出てくれませんか」と異例の頼み込み。で、彼も頑張って時間調整してくれドタキャン回避。今回、出演したいと言って来たのは彼の方なのだ。これくらいの無理強いは許してちょんまげ。前も似たようなことが数回あって、たまりかねた俺はゲストに対する自主レギュレーションを策定しようとした。でも結局ヤメた。俺はゲストとも出来るだけ対等でありたいから。

NEWS23見てると、スポーツ担当の久保田智子アナがうっかり「さぁ、今日のイチロー選手、ゴジラ松井選手、どうじゃったでしょうね?」と言ったのを俺は聞き逃さなかったぜ(笑)。美人で英会話が堪能で犬ゾリが得意(そうプロフィールに書いてあった)でも、さすが広島人じゃのう。えーどぉ、その調子!

平和テント村、、、シーカヤック危機管理、、、 (2005.04.17)

昼前、ヒロシマ平和テント村のイベント出演のため、パルコ横のアリスガーデンへ。「テント村」というだけあって会場内ところ狭しと立ち並ぶテントは沖縄料理、チベット餃子、反戦Tシャツ、プチアートなどなど、趣向を凝らしたディスプレイで楽しませてくれる。11時半、Far East Lounge登場。モニターなし、ベースアンプなし、PAにリバーブなしという三重苦(笑)。しかしまぁ、これはこれでよし。
「UMIKAJI」>「テビチ記念日」>「その男ヨシオ」>「月の下ジントヨー」>「天国よりステキ」>「ハッピーバースデイ」以上6曲。持ち時間30分を俺はウクレレ一丁でやり通す。演奏に合わせて目の前で踊り出す人多数。それに混じってイキナリ大道芸人が鼻の頭にスティックを立ててバランス取りながら横切ったりするもんだから、驚いて歌詞が飛ぶ(笑)。露出度バツグンの白人金髪レディ(どこの人や?)がラインスケートで現れれば、やっぱり歌詞が飛ぶ。修行がたりんス。っつーより、昨年大晦日の年越ライブといい、アリスガーデンは俺の鬼門かも?
ライブ終了後、イラクの劣化ウラン弾放射能被害のパネル写真を見て回る。惨たらしく腫れ上がり変型した顔で死を待つばかりの子供達。昔から子供が好きだけど、自分が親になってみて、このテの写真が一層耐えられないものになった。劣化ウラン弾で被爆の心配はないと平然とシラを切る大国アメリカ。イラクは一般市民をモルモットにしたアメリカ製武器のテスト会場の趣である。一体何をもって「先進国」を標榜出来るのか。

そのあと、大野町パドルパークで開かれたシーカヤッカーの危機管理に関する第一回勉強会に久保直樹と一緒に参加。最初は店の中でやる予定が、参加者が20名を超えたため、急遽、駐車場にイスやベンチを持ち出しての青空学校方式となる。それだけ多くのカヤッカーが今回の本郷クン遭難事件でナーバスになっているということ。
マーシーが基本的なエマージャンシー装備の必要性をレクチャーしたあと、討論形式でゲストがさまざまな意見を交わす。誰かがシリアスなコメントをしても、すぐジョークで茶化す人がいたのだが、それを見とがめたカジクン(2年前、シーカヤックで単独九州・四国一周を成し遂げたエキスパート)が「みんな、笑い事じゃないよ。僕が知っとるだけでこの宮島周辺で最近2回遭難騒ぎがあったけど、どちらも大事故に繋がりかねないものだったんです。だからもっとマジメに、お願いしますよ」とたしなめる。ひとりで何度も怖い思いをしたカヤッカーは、海上では一瞬の判断ミスが命取りとなることを骨身に染みてわかっているのだ。勉強会は日が沈むまで続けられた。俺自身、わかってるつもりで「まぁエエか」みたいに軽視していたこと多し。マーシー、サンキューでした。

ス〜ダラ土曜日 (2005.04.16)

尖閣諸島問題に関して、しばらく使えそうなショートギャクを思い付いたのだが、初お披露目は明日17日のアリスガーデンか?!
おっと、そんなことより明日のライブの構成考えんかい自分。チューピー梶山が必殺の「ZO-3ベース」を持ってくるつもりらしいので、俺も身軽にウクレレ一丁で攻めてみたい。しかし俺ら、装備がますますミニマム化しつつある。最終的にはアンプラグドでいつでもどこでも軽〜く音出せるFar East Loungeが目標っス。

夕方道場へ。稽古終了後、先生と心体育道教則本(年内出版予定)に掲載する写真の撮影の件で打ち合わせ。撮影は旧知のプロカメラマンA氏に依頼する事がすでに決まっている。

そのあと、広島に遊びに来ていた三原のシンガーゆりちゃんと彼女の友人を千田町「ワンラブ」に案内する。友人I嬢は某高校の体育教師であり、新体操部顧問も勤める。そしてなんと、今年の学園祭で「ぞっこんイカ・レボリューション」を使いたいとの申し出。未来ある学生諸君が「ぞっこん」でYOSAKOIを踊る、、、、感無量なり(笑)。

*写真:昨年植えたパセリがここまで大きくなったけど、もったいなくて食えません(笑)。

引っ越しサポート、、、美意識の有無、、、 (2005.04.15)

オタマの実家の引っ越しを手伝いに緑井へ。「段原に持って帰らないといけない自分の荷物は段ボール2つくらい」とオタマから聞いていたのに、なにがなにが、俺のワンボックスカーがたちまち満杯(笑)。LPレコードの「クラシック大全」など数百枚近くあるのではないだろうか。それから少女時代から書き溜めた日記も70Pのスーツケースにギッシリ。一体ナニが書き連ねてあるのか、こっそり見たろうかね?(笑)

世話になっているジャイブのK君からデンワ。日曜日にアリスガーデンでライブやるタイミングに合わせて、ウチのライブスケジュールチラシを配らせてください、とのこと。そう、俺ら来週はジャイブでもやることになっているのだが、こういう配慮と熱意、ジャイブのスタッフにゃ頭がさがるなぁ。さっそく主催者に連絡してチラシ配付の許可をもらいました。

夕方のニュースで「ホリエモン商戦」が紹介されていた。流行りのブログに関して彼いわく「たとえば女子大生のブログをもっと作りたい。そして日記と一緒に彼女の水着写真を時々載せちゃうんですよ。そしたら絶対アクセス数稼げますウンヌンカンヌン、、、」この一言で俺のホリエモンに対する評価はイッキにマイナスへと切り替わった。彼の先見性及び行動力はバツグンと思う。が、センスというのか品性がない。コピーライター駆け出しの頃、師匠の電通コピーライター氏によく諭されたものだ。「新聞掲載広告で人目を引こうと思えば、水着のネーチャン載せりゃ済むことや。しかし、それやっちゃぁオシマイよ。品性なくしちゃアカン。水着のネーチャンという禁じ手をかいくぐって、シンプルでハートにグッとくるもん作らな。そこにクリエイティブの真価が問われるんやで。小林君、地道に研究しぃや」。売れればなんだってする、それはそれで潔いけれど、俺は美意識が欠如しているのは好かん。安易に走る者は、安易に消え往くのみ。お、そうそう、有名大学出ただけで「エリート」っつー呼び方すんの、エエかげんヤメようで。学校の勉強が出来ただけだろうが。イタリアでは小学校しか出ていなくても優秀な職人であればちゃんと「マエストロ」と呼ばれて尊敬の念を集める。っつーことは、かの地へ行けば、俺はとっくにマエストロじゃの(笑)。

オタマ、コタマと、またまた花見 (2005.04.14)

朝一番でレギュラー原稿をメールで送ったあと、伸ばし伸ばしになってた複数の案件に取り掛かる。フリーランスはやっぱり業務内容を逐次チェックする習慣つけとかないとアキマヘンなぁ。いくつかモレを発見してしまった。

午後、息抜きを兼ねてなごり桜を見ようと、家族3人で裏庭=比治山に登る。直近の登山道入り口まで徒歩約30秒。しかし、このグネグネ坂の勾配はハンパじゃなく、原チャリが登りきれずに立ち往生している光景をしょっちゅう見る。そこを体重10kgのコタマを乗せた乳母車を「ソイヤ、ソイヤッ!」と押し上げてイッキに登攀。平日昼間だから人はまばら。天気もいい。うす桃色の花びらが敷き詰められた桜木立の間をしずしずと歩く。気分は子連れ狼(笑)。そうか、コタマが花見をするのはこれが人生初なのか。そりゃスゲェじゃにゃいの。

倉敷のK氏から、5月にこっちでライブやらないか、とのデンワ。しかもブギー<水色>タイゾウ氏とのジョイント。なかなか面白そうでんな。

またまた花見 (2005.04.13)

夕方、中電病院前の川土手にて、パドルパーク主催の花見に参加。金、日、火、水と連日の酒宴となり、俺もさすがにスローペース。シーカヤッカーばかり約30名。大半がサラリーマンだが、2カ月の長期休暇を取って米国の国定公園イエローストーンでアウトフィッターの助手をするものや、イギリスに渡るヤツ、ヨガのインストラクターもいれば、フラダンスの全国大会を目指す独身美女など、個性が豊かな行動派ぞろい。こういう連中の中にいると俺もフツー人になってしまう(笑)。
二次会は近くの某プールバーへ。ハナシが自然と、先日行方不明になったままの本郷クンのことになる。マーシーも相当のショックを受けており、今度の日曜日、パドルパークにて、危機管理の臨時講習会を開くことにしたらしい。俺や久保も参加を表明。「今まで大きな事故が少なかったのはラッキーだっただけかも」とマーシー。つらい事故をしっかり教訓として受け止め、今後のスキルを見直そうという素早いアクション、とても素晴らしいと思う。

たまにはビンゴ?! (2005.04.12)

放送終了後、西区某パーティー会場にて、Pステーション主催の宴会に参加。遅れて行った俺と土肥チャンは、100名近いゲストに大いにたじろぐ。急いで追い付かねばと、飲む。ひたすら飲む。つがれりゃなんだって飲む。気がつけば会は中締めとなり、大半が帰ってる。俺の周囲に残っているのは、「小林に一言もの申したい」人ばかり(笑)。いや、実に貴重なアドバイスをいただきました。「バラエティ番組やってる場合じゃないよ。小林君にはもっと硬派に骨のあるテーマで語らせたい」「早く出会いたかったナ。でもこれからいろいろ出来るハズです」「あなたは音楽が基軸でしょ。一緒になにかやりましょう」エトセトラ。まったく驚いちまったぜ。みんなちゃんと俺の放送を聴いてくれているんだな。そして各々が「小林一彦の有効利用法」を考えてくれていたのだ。ありがたいことです。
たしかに、今の番組に関しては俺自身、対象を掴み切れていない部分があることは否めない。「バラエティ」にも馴染んでいない(笑)。常に時代を撃ち抜こうとしているミュージシャンとしての視点が、ギリギリで嘘を見破り「おちゃらけ」を拒否している。信じられんかもしれんが、俺はあくまで社会派のシンガーなのだ。最後に局のスタッフから「キミ自身が本当にやりたい番組は何なの?正直に言ってくれ」と聞かれ、今の俺のビジョンを少しだけ語らせてもらった。ここは酒の席である。だから多くは話せない。俺はライブでステージに上がる時、絶対にアルコールを口にしない。それと同じ。ガチンコ勝負にいどむ際はシラフで真剣にいきたいのだ。

執筆拒否、、、才能満開?!、、、 (2005.04.11)

環境月刊誌「環太田川」の編集スタッフS氏からデンワ。「次号は原クンの追悼特集にしたい」とのこと。「彼を悼む強い気持ちはボクも同じですが、読者を一人でも多く増やしたいこの時期、弔い合戦(政治屋もよく選挙戦で使うあか抜けないセリフだ)的発想で誌面の大半を使うのはどうかと思います」と俺。何度も言っているが、これは同人誌とは違う。なにしろ、彼岸の彼はそんなことを望んでいるわけがないと言い切れる。知り合いのミュージシャンが死んだ時に有志が開催する「追悼ライブ」に対しても、俺は常に不参加を表明して来た。こういうのは好きになれんのだ。ただ、山仲間である原戸氏が提案した「原哲之・追悼登山」にはご一緒させてもらうつもりでいる。彼が愛した山に皆で登り、ブナの原生林に散骨する予定。そんなわけで次号、俺は執筆拒否。編集スタッフS氏も俺の主張を理解し、了承してくれた。

先月末、スタジオDUCKでやった「男祭り2」のライブ音源をMDからCDRにダビングしてもらったので、明日の放送でかけてみたろうと聞き直してみたんだが、俺ってけっこうイイ曲作るね(爆笑)。新曲なんか、どうやってあのコード展開を思い付いたのか、作った本人が説明出来ないところも素晴らしい。いや、時間経つと自分を客観視出来て、優れた部分、逆にダメな部分、くっきりハッキリ見えてくる。時にはこうして検証する作業も必要ダスな。

コタマ、たった一日でハイハイのスピードが倍にアップ。「うんま、うんまっ!けひひひひっ〜」と奇声を発しながら「ましら」のごとく動き回るので、うっかり目も離せん。囲いを買うかな。

心体育道花見会 (2005.04.10)

昼過ぎ、宇品の神田神社横の公園にて、心体育道の花見会。2時間程経ったところで雨が落ち始めたので、道場に移動。どんどん飲む。道場生のコドモがもぐれついても飲む。ひたすら飲む。7時を回ったあたり、便所に行こうと立ち上がった時、相当足に来ていることが発覚。「このまま飲み続けるとチャリで帰れん、、」そんなわけで、今年も早めにリタイヤ(笑)。しかし、先生始め、兄弟子は涼しい顔。酒宴がお開きとなるのはおそらく日付けが変わるあたりか?まだまだ俺は修行が足りんス。

気合い不足、、、日本叩き、、、 (2005.04.09)

昼まで爆睡。不幸が続き、どうにも気合いが入らんばい。

中国で激化している日本バッシング。ある地震予知研究家が「日本を槍玉にあげながら、その実、中国政府に対する民衆の不満が転化したもの」と分析している。韓国同様、儒教型全体主義国家の根底に陰湿な差別思想がトグロを巻いているのは事実と思う。そのはけ口は「とりあえずの標的=目障りな日本」に向けられるのかも。

*写真:この数日、ようやっとハイハイで前に進むことを覚えたコタマ。これまでは「後ずさりハイハイ」と「連続ローリング」で移動していたのだが、効率の悪さに気がついたのか。

花の供養 (2005.04.08)

朝っぱらからお掃除&お洗濯モード。気が滅入った時にはコレに限る。
本日昼からのテッツンの葬儀には諸事情で参加せず。荼毘に付されたあたりを見計らって、我が家の臨時特設祭壇に、「熱かったかいな?まぁ一杯」とアクエリアスを御供えした。おいおい、よう考えてみりゃ今日は仏教の花祭り=灌仏会(かんぶつえ)ではないか。

昨夜遅く、実家のデータライブラリーを引っ掻き回し、2003年1月、おそらくテッツン最後のゲスト出演となったであろう、俺のラジオ番組の同録テープを見つけ出した。それ聞きながらずっと酒飲んでたんだが、全然酔えん。在りし日の彼の肉声は、人柄そのままに、朴訥だけどあったかく、そして、、、、やっぱり向き合っていたんだと思う、自分の病気と。「彼は癌と戦う、とかいうのじゃなく、癌とおつき合いする、という自然なカンジでした。最後まで」と奥さんから聞かされた。テッツンらしいね。

喫茶こばやしスタジオにて、いつもの日課(声出し、心体育道)をすませてボ〜ッとしているとH氏から電話。これから天満町あたりの川岸で、テッツンを偲ぶ夜桜会をやるのだとか。場所を確認しチャリで駆け付ける。参加者は4人。「乾杯」ではなく「献杯」とコール。エッチ系ホテルが立ち並ぶ川土手に、太い大きな一本桜が見事に花を咲かせている。ホテルのケバいネオンとのコントラストがやけにシュール(笑)。テッツンも笑って見ていてくれるだろう。
京都大学から大学院へ進み学者を志すも、研究所に籠りっきりの閉ざされた学究体質を嫌い、徹底的に現場でのフィールドワークにこだわり続けた男、テッツン。「魚の研究のため」に漁船に漁師として何年も乗り込むなんて、日本の学者で他にマネ出来るやつがいるか? 最初に癌が発覚し、手術した9年前、船を降りなければならなくなった時は相当落胆していたそうな。郷里の広島へ帰り、目標を失っていた彼の目に飛び込んできたのが、広島市民の生命線「太田川」の衰弱した姿だった。この川をなんとか救いたい、そんな想いはやがて、環境雑誌「環太田川」発刊へ到達。5月には創刊4周年を迎えられるはずだったのに、残念なことだ。俺はこの雑誌が存在する限り、無償で連載を続けようと思ってる。そして雑誌のグレードをあげるために、これからも紙面構成、編集内容など気にいらんことがあればバシバシ言うていく。遺志を継ぐ、そんな線香クサイ気負いは全然ない。なんでも楽しんでやらねばネ。彼がそうだったように。

豆菓子デビュー、、、友よ、安らかに、、、 (2005.04.07)

今朝方、俺が市議会議員に立候補する夢を見る。対抗馬は元プロボクサーのトカチャン(笑)。お互い、鷹野橋商店街のアーケードにてカラオケでノドを競うという、おそろしく低レベルな選挙戦を展開。

今日から八丁堀福屋の地下一階で販売されているイシカワの「広島珍味宣言・豆菓子シリーズ」現場視察。若い女性の売り子が5種類ある試食トレーを持って「広島県産の大豆を使った新商品です。いかがですか?」と元気良く呼び込みしているのを見て、感無量。俺、ヘッポコイコマ、デザイナーK氏3人が知恵を出し合ってディレクションした渾身の市販食品デニューなのだ。嬉しくないわけがない。おっと、さっそく通りかかったオバチャンが試食に手を出したぞっ。むむむっ、「ありゃ、これは美味しいぢゃないの」オバチャン。なんと俺の目の前で早速二袋お買い上げ。俺ももう少しで「ありやとやんしたっ!」って言ってしまいそうになるところであった(笑)。俺も負けじと客を装い3袋購入。いや、売れるとええのう。

夕方、テッツン(原哲之)の通夜に参列するため、観音の「平和祭典」へ。人は「おぎゃ阿!」と生まれ、「吽(ウン)」と唸って死ぬ。つまりはこれが「阿吽」というヤツ。41才という若さながら、彼なりに乾坤一擲、「吽」と納得して旅立ったことを祈るばかりだ。
通夜が終わり、棺を一時、家族の待ち合い室に移す段では、俺が担ぎ手を志願。おいテッツンよ、9年間もの壮絶な闘病でこんなに軽くなりやがって。奥さんひとりぼっちになるで。ほんまに逝ってしもうたんか。

春の微睡み、、、盟友旅立つ、、、 (2005.04.06)

知り合いの広告カメラマン氏から呼び出しを受け、某カフェにて打ち合わせ。しかし彼、いつもとかなり雰囲気が違う。温厚で誠実な雰囲気は一変し、まるで凶悪犯のような刺々しさ。大体、いつからこんなボブサップばりのマッチョマンになったのだ? と、突然「俺のライブを勝手にMDで録音して楽しんでいやがるヤツがいる!」なとど怒り出す。え、アナタ、音楽なんてやってましたっけ?ナニが何だかわからないうち、ふと俺らの背後を通りかかったご婦人に向かって「あ、コイツだ!コイツが俺のライブ音源を持っていやがるババアだ!おい、ちょっとこっちへ来い!」とイスを蹴っ飛ばして立ち上がる彼に俺もキレて「黙って聞いてりゃさっきからなにコーフンしてやがる!座れこのボケ!!」と胸ぐら掴んで力ずくで押さえ込む。「わりゃ、俺に向かって説教タレる気か?殺すど!」「おう、やってみい」もうさっぱり意味不明だが、理不尽な暴力には、当方に迎撃の用意あり。呼吸を整えつつゆっくり立ち上がると「、、、、す、すまん、、、俺が悪かった」そうつぶやくや否や、彼、みるみるサッカーボールほどに縮んでいくではないか。
ありゃりゃりゃりゃ〜???、、、、、夢でした(笑)。春先は決まって異様な夢を連続して見るが、今朝のは安部公房の世界っぽくてなかなかの秀作?!

昼過ぎ、懇意にしている某カフェでコーヒー飲んでいると、店頭のディスプレイに関してママサンから相談を受ける。「それじゃったら、こうしたら?」と、思いつきのアイデアをいくつか語る。カネも手間もかからない我ながらグッドなプラン。ママサンも大いに気に入った様子で、俺もほとんどボランティアに近い形でお手伝いする事になりそうな雰囲気。っつーことで今日のコーヒー代はタダになりましたとさ。

夕方、某ファミレスでデザイナーK氏、ビデオカメラマンYクンと新規プロジェクトの打ち合わせ。ミーティングが終わりに差し掛かったあたり、友人からデンワ。俺が毎月コラムを書いている環境月刊誌「環太田川」の実質上の編集長であり、親友でもある原哲之が今朝方、旅立った事を知らされる。この一年ほど、面会謝絶状態が続いていたので、当然、闘病中の彼と言葉を交わす機会はなかった。心の準備はしていたのだが。呆然としていると、仲間のH氏からも「小林くん、、、、原クンが逝っちゃったよぉ。どうしていいのかわかんないよぉ」と泣きながら電話が入る。明日通夜で、明後日葬儀。先日、大平洋に消えたシーカヤックガイド本郷雅則といい、オマエら、俺より若いクセに、なんだって死に急ぐのだ。物凄くハラがたつで。そしてそれ以上に哀しい。
天の邪鬼がゆく (2005.04.05)

めくるめくイマジネーション、インスピレーション、そして強靱なコンセントレーション、、、、ヤクなんかやってるわけもないが、なんだってこんなに「汲めど尽きせぬ泉」状態なんだろうか。ああ、カラダがひとつっつーのがもどかしい。ついでにそのプランを実行に移せぬ資金不足が歯がゆいでおます(笑)。
が、カネがなくともとりあえず取りかかれそうなものもいくつかある。その一、「映像業界」への進出。デザイナーK氏から相談を寄せられた時、俺は「クライアントにはとりあえず出来ます、と言うことにしとこうや」と応えた。それがほんの数日前。で、早速来たぜ、仕事が(笑)。実際問題、責任持ってやれるのか?おう、やれるとも。やってみせるとも!困難なミッションであればある程、天の邪鬼な俺の魂はますます昂り、逸るのだ。

中国、韓国の反日感情、高まっとりますなぁ。米国の「ええかげん、牛肉輸出させろ」も圧が増しておる。お隣さんと仲良く出来んとなると、あとはやっぱり鎖国でもしますかな?(笑)

朝の珍体験、、モリンガサンプル、、 (2005.04.04)

朝、すっかり日課となった「火の呼吸」のラストメニュー(全身を活性化させる)を瞑目したままでゆっくりやっていると、突如かつて感じたことのない眩い光(目ェ瞑ってるのに)とエクスタシーに包まれ、大いにとまどう。な、なんじゃい、今のは?!、、、、。びっくりしたもんで、すぐ中断し腕を組んで考え込んでしまったぜ。本ではいろいろ読んで知ってはいるけど「これ」がこんなに安易に得られていいはずはない。なにかの間違いではなかろうか。明日、もう一回、今度はビビらずにチャレンジしてみたい。

先日、この日報や俺がコラム書いている環境月刊誌でモリンガのことを紹介してから、「ぜひ試してみたい」とかなりのメールが寄せられて来た。で、午後、廿日市の山奥にあるイッシンランバーへブツを取りに行く。15日分お試しセット(モリンガ錠剤とお茶のセット)が一人分2000円で買える。まだ在庫は少し残っているようだから、興味ある人は連絡を。ちなみにこのセット、以前は無料で配付していたらしいのだが「タダじゃと、ありがたみが無くなるせいか、みんな飲んでくれんのよ」とイッシン社長。サンプルを試した人はできるだけ添付されたアンケートハガキに応えてあげてください。それから、よくインチキな健康食品屋がやるような押し売りは絶対にないからご安心を。そんなことより、モリンガに関しては本日このイッシンランバーに由緒正しき某研究機関から歴史的な吉報がもたらされた。晴れて役所の御墨付きっつーことで、マジで日本中が注目する日も近い気だろう。タイミングを見てこの日報でも公表したい。

夕方、某病院へ友人を見舞う。元気そうでまったく問題無し。

一週間も人前で歌っていないと、なんだか物足りない。今月のライブ予定は3本。どっかにもう数本ブチ込みましょうかね?

もみじ饅頭ハンティング (2005.04.03)

一晩で熱は下がったが、弱冠頭痛が残っている。
昼過ぎ、俺が手掛けている広島珍味発掘プロジェクトの一環で、宮島へ渡り、かねがね気になっていた某もみじ饅頭屋を2軒視察。久保直樹も誘い、味にウルサイ彼の意見も聞く。それにしても宮島、きょうはなにかイベントでもあるのか、たいへんな人出(あとで知ったのだが、この日は「清盛まつり」だったんじゃげな)。

帰りの車中、行方不明になったままのシーカヤックガイド本郷君の件について話し合う。彼を知る全国のシーカヤッカー達が、管轄の石垣島海上保安庁へ出しまくった捜索続行嘆願書が効いたのか、捜索は一昨日まで続けられたとのこと。残念な事に日本のシーカヤック史上最悪の事故になってしまった。事故原因、保証問題等含め、これから徐々に検証されることだろう。次に沖縄へ行ったら、西表まで足を伸ばし俺なりの弔いをしたいと思う。

*写真:いよいよ今週某百貨店で発売となる、俺がパッケージデザインをディレクションした特選豆菓子。詳細はいずれまた。

発熱ときどき反省 (2005.04.02)

起きた時から全身の節々が痛く、昼前から遂に発熱。37度ちょい。オタマも熱っぽいと言う。お互い緊張を強いられる仕事が何週間も続き、心配事とか、逆に踊りだしたくなるような嬉しい事とか、精神状態もジェットコースターのようにアップダウン。その度にシャツの背中がじっとり汗ばみ、そしてそのまま春の風に吹かれるのがいかんのだろうな。とにかくアツ過ぎよ、自分。もうちょいクールにいかねば自爆しかねんぞ。

稽古には行くつもりでいたが、夕めし食ったらまた熱が上がり断念。
今夜はカープvsジャイアンツ第2戦。ナイターラジオ中継では俺が脚本とナレーションを担当したラジオCM60秒が3種類、20秒が1種類、チェンジごとにオンエアされるはず。今か今かとオタマとかたずを飲んでラジオ中継に耳を傾けていると、、、、ううむ、なかなかにイイ出来。コーフンしてさらに熱がアップ。じゃけぇクールにいけぇいうとろうが、おい。

ま、生涯で最も過酷な3月をくぐり抜けたのだ。それはそれでヨシとして、今月からはもう少しスマートにやれんもんかと、一週間分の反省と今月の課題なんぞをノートにしたためてみる。たまには俺も振り返るス。

朝のおつとめ、、パッケージ完成、、 (2005.04.01)

最近のコタマの朝の日課。あぐらをかいて積み木の棒を握り、木箱に「カンカンカンカン」と見事な8ビートを打ち付けながら「あいあいあいあい、う〜あ〜あ〜、じょぶじょぶじょぶ〜」と歌のような読経のような。家に住職がいるみたいだ(笑)

昼過ぎ、近所のファミレスにて、某食品メーカー専務氏、Kデザイナーと落ち合い、今月発売となる商品パッケージの最終チェック。すったもんだはあったものの、出来上がりはイメージ以上に素晴らしく、アートディレクターとしての才能を自画自賛。あまりに嬉しくて人がいなけりゃチャンチキオケサでも踊っていただろう。コストは抑え、しかも高級感を高めるという難題を、掟ヤブリの意表を突く発想でクリアした(詳しくは店頭で見てね)。他社が真似しようにも手がかかり過ぎてまず不可能。そのワケは、、、、企業秘密です(笑)。だが、なんといってもスゴイのはそんなアイデアにGOサインを出したクライアントだ、あーこりゃこりゃ。

しかし、いい事があれば悪い事もある。先日手掛けた別の仕事のギャラが予想外に安いことが、某プロダクション担当者からのデンワで判明。俺の古巣プロダクションの制作費がかなり高いものだったので、その差に愕然とすることがいまだに多い。しゃーないね。次いこ、次。

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