むははのは。もひとつおまけにむははのは。取ったぜよ。先週プレゼンした全国駅貼広島市観光ポスターのコンペで勝っちゃいましたスよ。古巣のデザインプロダクション在籍時にもこのテのコンペには何年も続けてエントリーし、広島県観光ポスターでたった2回勝ったのみ。今回、大電通様やら大博報堂様とかは参加したかどうか不明だが、広告代理店不在のフリーランス寄せ集め集団でこれを成し遂げたこと自体、たいへんな快挙ではあるまいか。いや逆に、今までの駅貼観光ポスターの概念を刷新する、掟やぶりのしかけ(文字量もメチャ多い)をいろいろ散りばめることができたのも、少人数だからこそなのかもしれん。間にアタマの堅い代理店営業氏やディレクターが入ってしまうとややこしくなって、活きのいい企画のエッジがどんどん削り取られ実にツマんねぇモノに仕上がる場合が少なくないのだ。食い物でも音楽でも広告でも、鮮度が命なり。グラフィックデザイナーで一番ノッている佐藤可士和氏がいうように、ポスターや広告なんて「まずフツーには見てもらえない」ことを前提に考え始めないと、いつまでもただの自己満足で終わってしまう。この仕事を俺に持ち込み、ほとんど勝手にやらせてくれたKデザイナーに感謝だな。
夜、TVドキュメンタリーで、極寒の海で心臓に爆弾を抱えながら巨大クロマグロと死闘を繰り広げている青森県本間の老漁師の生きざまを見て、久方ぶり全身総毛立つ。カタのいいのを一本あげれば数百万。まさに一獲千金、バクチ打ちの世界。ヘミングウェイ「老人と海」を、今、リアルタイムで生きている男がいる、この国で。
*廣原先生撮影による心体育道出版記念パーティ写真その2「広島直轄道場の三怪人」。どういうわけか、直轄道場は坊主頭率が異様に高い。一番奥のO氏など、しょっちゅう「お寺さん」に間違えられているし(笑)。
|