Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2006年11月の日記

芸能人は歯が命、、、ナネット忘年会、、、 (2006.11.30)

一昨日、夕食後にテレビ見ながら糸ようじでシコシコやってたら、右上の詰め物がポロリ。で、本日、それをティッシュに包んで親戚マサヤンの経営するK歯科に持って行くと
「うむ、これはウチでやったものじゃないね」とマサヤン。っつーことは以前通っていたN歯科で治療したものとなるが、これでNで治した数本の歯の詰め物すべて3年を待たず抜け落ちたことになる。ははははは、じゃなくて歯歯歯歯歯?!やっぱ、腕の悪い歯医者にかかるとロクなことにはならん。その点、K歯科こと幟町の川原歯科なら安心じゃ。

夕方、市内某所のタイレストランにて、ナネット(ナレーターズネット広島)の忘年会。参加者は全メンバー3分の1にあたる10名。俺とは違い、ナレーター、アナウンス業一本で食っている人たちばかり。フリーランスだから普段はそれぞれ別に活動しているが、来年はナネットのPRとメンバーの技術交流&レベルアップを兼ね、なにか合同でイベントを開催しようと盛り上がる。このポジティブさ、広島では珍しいかも。
1万円コース、、、名曲誕生?!、、、 (2006.11.29)

月曜日にビデオデッキがブッ壊れた例の件。これを機に、テレビもレコーダー(ビデオ、HDD、DVD付き)も地デジ対応に刷新する20万円コースは反故にし、結局本日、1万円ちょいのデッキのみをデオデオで購入。聞いたこともないメーカーのものであるが3年もってくれればいいのだ。

夜、新曲「愛しい人よ」の歌い込み。俺は新しい曲ができると、人前でやるまで最低でも50回は反復練習する。譜面が書けないのでそうまでしないと憶えられんのでちゅ。で、歌い込むほどに「これはスゴイ名曲かも」と自惚れるのであった(笑)。ああ、今年はもうライブの予定はないのだが、誰かに聴いてもらいてぇっス。
気分は夜行性動物 (2006.11.28)

午前中、県病院にて、再び目の検診。2週間前と同様の検査で一応念のためということらしい。本日も問題なし。しかし、網膜や眼底を調べるのに、検査30分前に瞳孔を拡大する目薬を入れるのだが、これをやられるとマジで瞳孔がグワッと広がり(通常5ミリ程度が1センチ近くまでになる!)、暗闇でもすっごく明るく感じ、よ〜見える。で、検査が終わって病院を出ると、晴天なんかの日にゃ眩しくて全然目を開けていられんのだよ。初体験は今から20年近くも前だったけど、あの時は目を開けての歩行が困難なため病院の待合室へ引き返したもんね(笑)。当然今日はサングラス&帽子の完全武装で問題なし。

某ローカル誌から執筆依頼ではなく、取材依頼があった。なんでも広島で活躍するクリエイターを紹介するコーナーらしい。普段、俺は取材する側なので、どういう質問を向けられ、それがどんな文章になるのか興味しんしん。ま、お手並み拝見ということで。うひひ。
まだ5年 (2006.11.27)

月曜恒例のレギュラー業務、つまり、某TV番組のビデオを見ながらそのダイジェスト原稿を打っていると、番組中盤あたりで突然映像がブツッ!そして砂嵐、、、、、。恐る恐るビデオを取り出すとテープがビロンビロンのメドゥーサ状態。試しに他のビデオを入れてみるとやっぱりジャミング。おどりゃああああああっ、ええかげんにさらせっ!9月にPowerBookG4が、そして10月には買ったばかりのMacBookが、そして11月にゃビデオがパーかい。いったいキサマらヤル気あるんかい、ええ?
モンク言うても仕事が片付く訳ではない。MacBookと、なんとか手動で巻き戻したテープをザックに放り込むと、チャリで3分の実家へ駆け込み、居間のデッキで再生してなんとかフィニッシュ。さぁ、壊れたデッキをどうするかだ。知り合いのH電器のオッサンにデンワで相談すると、デッキの症状を聞いた彼「ははぁ、そりゃ****がダメになっとんじゃわ。買い替えたほうが安いで」とバッサリ。
「5年も使った?はい、それは寿命です。ようもったもんよ。ビデオソフトが捨てがたいというのであれば、DVD、HDDとセットになったのがSONYから出とる。10万ちょいだけどね。あ、この際TVもどうよ。どうせ今使っとるのはアナログ対応なんじゃろ?」と、続いて熱烈なセールストークを受け、一瞬ソノ気になる(笑)。が、待てよ。アナログ完全停止まであと5年しかないと考えるか、まだ5年もあるじゃん!と考えるか。
結局、俺は後者の心意気を発揮し、ビデオデッキのみ買い替えることにした。それなら金額も1万ちょいで済む。どうせ大層なAVシステムを揃えたところで、貧乏ヒマなし、クオリティの高い映像をゆっくり味わう時間などありはせんのだ。で、さらに5年後にビデオが再びブッ壊れた時に、一切合切刷新すればよろし。考えてもみろ、PCだってたかだか2年で時代遅れになるっつーのにだよ、今の最新機種に惑わされてどうします。もう少しすりゃ価格も安くなるってもんよ。地デジ地デジと騒ぐでないぞ。
ファゴットあるいはバスーン (2006.11.26)

昨夜、道場から帰ってオタマと酒宴となった。どういうわけか飲んでも飲んでもまったく酔わん。なのでこちらもムキになりピッチを早めて、ついでにジャンク系スナックをどんどん放り込んで腹一杯になったところで就寝。
で、案の定、今朝目覚めると強烈な胸焼け。バカか俺は。

夜、NHK「N響アワー」を見る。今回はファゴット(またの名をバスーン)の特集。実に奇天烈なフォルムの楽器で、バズーカ砲を肩に担ぐのではなく腰だめに斜めに構えたような感じで演奏される。以前、チューピー梶山が貸してくれた「音楽の霊性」の著者、ピーター・バスティアンは、このバスーンのオーソリティ。読んですぐ理解出来る内容ではなく、ふとした瞬間、本のどこかに書かれてあった一節がエンライトメントのごとく脳裏に去来することがある。彼はバスーン奏者のみにとどまらず、ヨーガの達人であり、量子力学、分子生物学にも明るい。今夜の番組ではファゴットのポテンシャルをクラシック音楽へのアプローチから紹介していたけど、そこから抜け出たところの旋律を聴いてみたいと思った。すぐれた武術が宇宙の法則を体現しているのと同様、音楽もまた、一瞬一瞬の音の連なりを通して宇宙と邂逅するのが究極の在り方であろう。ま、俺のやってるのは、どっちかというと宴会芸だったりして(笑)。
実のある企画、、、気分はボロ雑巾、、、桜の蕾?、、、 (2006.11.25)

ありがたいもんで、さまざまな仕事がほぼ同時に一段落したと思ったら、また数件のオファーをいただいた。引き受けたら、クライアントやターゲットが喜んでくれるものを目指すのはもちろん、「ゴミ」になるような企画はしない。俺は現在の常軌を逸した消費社会に一矢報いたいのだ。「セレブ」というようなつまらぬ虚栄心が生み出したクソ忌々しいキーワードは徹底的に追いやり、自然の恩恵と共に歩める、真に開かれた究極の快楽への扉をセットアップしたいというか、提案したい。生半なアイデアでは無理だ。俺自身のバージョンアップが必要じゃい。

夜、道場へ。本日の組手相手は怪力無双で知られる兄弟子S氏。こちらの攻撃を捌かれると、イテテ、なんて言うヒマなく「ンググッ」「んあっ」っつーような息もできぬほどの強烈な絞め技が待ち構えており、気分はボロ雑巾。で、攻守交代すると、俺もまずまずのカウンター。

還り道、比治山に近づくと、ふと、桜の蕾の匂い。11月末でありながらいまだこの陽気。間違って花を咲かす気だろうか。明日、登って確かめてみよう。
ウクレレ崩壊寸前 (2006.11.24)

練習&作曲用に使用しているマウイ製ウクレレがいよいよ危なくなってきた。ボディ表裏両面センターのつなぎ目が剥離し鳴りが半減(光にかざすと向こう側が透けて見える!)。また、ボディ強度が無くなった分、ネックが安定せず一曲ごとにチューニングし直さねばならん。修理したら使えると思うが、おそらく内部も修理必要箇所があるらしく(前回リペアに出した時に指摘された)、それにかかる費用を考えると、ステージ用の「コベイション」が買えてしまうだろう。そもそもハワイメイドのウクレレにとって、アップダウンの激しい日本の気候は相当酷なのだ。関東の某ウクレレ専門楽器店では、輸入した際、日本仕様の細工を施すと聞いたことがある。その点、安くて頑丈でピッチが正確、しかもピックアップ付きのコベイションは実にエライ。買って5年以上経つが、一度も弦を張り替えたことがないし(笑)。
次に買うなら色はブルーだな。っつーか、もう買う気になっとったりして?!
マンションは買うものなのか?、、、言霊、、、 (2006.11.23)

最近、某デペロッパー社長氏と話すことがあった。彼は、俺が「マンションを買う」という行為に常々抱いていた釈然としない思いに対し「キミのそのモヤモヤ感は正しい」と言い切った。
何十年ものローンを組んでマンションを買う。払い終わる頃には老人だ。しかし同時に、買った当初<最新&快適>だったマンションも同じく老朽化(マンションの寿命は約50年と聞いている)しているのである。そのまま子孫に手渡す訳にはいかん。建て替える?でもそれには全住民の同意が必要だが、それはまず無理だろう。じゃ、潰すか?それにも全住民の同意がいるのだよ。そもそも、空中に浮いた土地(?)を資産として所有することなんてどう考えても納得できないし、買ったのに住民全員の同意を得なければ建て直すも潰すもままならんてことも、買った気にさせられているだけじゃないの?
で、この社長は現在、まったく意表を突く合理的なシステムでマンションを提供している。欧米ではけっこう主流のスタイルだそうだ。この件に関してはいずれまた。

夕方、喫茶こばやしスタジオで、昨日降りて来た新曲の断片をもとに一曲完成させる。沖縄方言に加え、八重山方言も組み込んだ、純ラブソングである(笑)。なぜ標準語の詞にしないかって?俺がこの曲を作るにあたり、見えていたのは八重山や慶良間の島々だ。その地の言霊を呼び込みたいのだ。今回はうまくいったと思う。なにしろ、2番の歌詞は自動筆記に近かったからね。コックリさんかっつーの(笑)。

ところで、本日「勤労感謝の日」は結婚記念日。4周年ダス。
細見谷 (2006.11.22)

吉和の細見谷林道を大規模幹線林道に拡充するための工事が一昨日(20日)から始まってしもうた。今回の工事は全区間13.2kmのうち、吉和側0.13km、二軒小屋側0.5kmで、区間の両端から真ん中へ向けてジワジワやりやがるんじゃげな。あほくさ。この工事がいかに横暴きわまりないものかは、実際に現地へ足を運んでみればよくわかる。
こういう公共事業という名の自然破壊を実行するにあたり、カネを握らせたインチキ学者に「自然への影響ナシ」とさえずらせるのが常だが、何年か経って悪影響が出たならば、責任とって切腹させてみてはどうか。本来、母なる自然に大きく手を加えるということは、それぐらいの覚悟があってしかるべきだ。人間の分際で畏敬の念、なさ過ぎ。

夜、喫茶こばやしスタジオで歌い込み。新曲2曲の断片が降りて来る。同時に、今後の音楽活動の展開ビジョンが見えた。まだまだ歌えそうだ。
背中を見ているヒマはない (2006.11.21)

オタマが仕事で終日外出のため、臨時休業とし、クーの子守り。フリーランスでしかも自宅を仕事場をしているメリットのひとつに、我が子と接する時間がたっぷりとれるということがある。親の背を見て子は育つ、それも間違いじゃないだろう。だが、現代の子の周囲には購買欲をそそるモノが溢れ、あるいは塾や習い事に翻弄され、親の背などはなっから眼中に無いのではなかろうか。
最近、反抗期にさしかかった甥っ子(11才)にこう言った。
「オマエの親父は今もどこかで生きている。じゃが、それは血のつながりがあるというだけで本来の意味での父親ではない。父親ならオマエを見捨てず、ここにいて最近のオマエのだらしなさを厳しく叱っているだろう。だから俺がホンマの父親じゃ。悪いことしたら遠慮なくぶっとばす」。
まったく、イジメだのなんだの、親がフツーにちゃんとしてりゃ話題にもなるはずのないものばかりだ。子供が迷っている時、親か、もしくはそれに代わる熱い存在がガップリ四つに組んでやらなくてどうするよ。学校や塾にその代役が務まるわけがない。学校で愛国心を教える?寝言もほどほどにせい。
作業着、、、ギターの冬支度、、、 (2006.11.20)

夏期(俺にとっては3月〜10月)、執筆業務を半パン&半袖でこなしている。寒くなると、さすがにいろいろ着込まねばならんが、体が窮屈になると集中力が持続しない。そこで数年前に購入してほったらかしにしていたOSHKOSHのオーバーオールを着てみたら、これが実に具合がよろしい。デスクワークでもジーンズみたく腹や脚を締め付けないし、胸当てがあるせいが薄着でも意外に暖かい。しかしまぁ、ブルーカラーのワーキングウェアがよく似合うこと(笑)。どっから見ても鍛冶屋か牧童でちゅ。

愛器テイラー「八丁念仏」の冬支度としては、そろそろネックが反り始めビビリが出てきたので1ミリ高いサドルに交換せねば。これは通常6月頃まで使用。先日、ジャックの接触不良でK楽器のO店長に診てもらったところ「音の鳴りもボディのピック傷も、こんな弾きまくってるテイラー見たことない」とのこと。俺と同じく満身創痍だが、これからも遠慮せずガンガンいきたい。
24時間態勢、、、地球温暖化の先は、、、 (2006.11.19)

久方ぶりに、ボ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッと過ごす。9月後半から続いた怒濤の広告業務も一段落し、次のビジョンの到来を静かに待ってみる。

と、ビジョンは来ず、かわりに夕方になって某プロダクションからメールで今手がけているチラシの修正指示。<仕事>に関しては基本的に24時間態勢で受け付けるのが春駒オフィスのレギュレーション。ついでに言えば「速い」「うまい」のもウリだけど「安い」はあまり言いたくない(笑)。というわけで迅速に対処。

夜、TVで2004年の映画「デイ・アフター・トゥモロー」を見る。地球温暖化がきっかけで北半球が氷河期へ突入するというストーリー。これは現実的に起こりうると思う。実際にこの映画の公開直後にハリケーンのカトリーナが来てるし、日本でも突発的な大雨、雹、そしてつい先日の竜巻など、まるで予兆のような自然災害が多発しているではないか。しかし、映画を見ていて一番危険と感じたのは、このまま温暖化が続けば地球が危ないと警告する学者の声を無視する政治家たちだ。「美しい日本」などと言うとる場合じゃないでしょうが。
Boogie太三とのジョイント (2006.11.18)

夜、スタジオDUCKにて、東京からBoogie太三氏を招いてのジョイントライブ。8時半スタートだったが、15分前の時点でお客さんは1人。ちょっと焦ったけど、その後ドヤドヤとなだれ込んで来てほぼ満席。チベタイ雨の降る中、本当にありがとうございました。

まず、俺の先攻。
「もう一晩おまえと」>「この道の上(新曲)」>「つかのまの天気雨(NEWバージョン)」>「ハナレイムーン」>「アーリー・モーニング・ソング」>「アカバナー」>「雨のラブホテル」>「38度線」>「走れアルマジロ」

2年くらいやってなかった「38度線」はリズムを速くし、歌い方を変えてみたら気持ちが乗り、今までで一番よかった気がする。

10分の休憩を挟んでBoogieクン。伸び伸びとダイナミックなステージで客も大いに沸く。ああ、次は俺が東京に乗り込む番だな(笑)。いや、マジで。
新曲攻勢 (2006.11.17)

昼過ぎ、土曜日のライブでやる曲を決める。と、そのうち半分は今年作った曲であることに気付く。去年の今頃ライブをやったときも、新曲が多いのをすごく喜んだ記憶がある。しかし、以前日報にも書いたが、ちょっとでも歌わなかった曲は歌詞もメロディも、そしてどうやって弾いていたかさえ忘れてしまうのだからレパートリーが増えるはずもない。ああ、うう、にゃはは。忘れたら、また作ればいいのだ。とにかくアイデアが尽きないことがありがたい限りでちゅ。次はレコーディングですな。

オヤシラズの痛み、今度こそ収束傾向。俺にとって季節の変わり目の風物詩であるが、今回は約2週間。長かった。
ヘリポートにて (2006.11.16)

某雑誌用の夜景の撮影のため、カメラマン氏と夕方より都心にある20階建某ビル屋上のヘリポートへ。確かに眺めは抜群にいい。しかしこのチベタイ強風、なんとかならんか。みるみる体は冷えきり、2時間半後、下へ降りたときは歯の根があわんほどであった(笑)。
しかし、あらためて思ったけど、広島デルタの美しさときたら。「水の街」ってのは本当だぜ。セクシーな曲線を描いて海に注ぎ込むいくつもの川。燃える夕陽をバックに広島湾に鎮座する似島、厳島。日没とともに、またたきはじめるイルミネーション、、、、、ううむ、心に染み入ったス。
出し抜けに (2006.11.15)

執筆、取材カメラマンの手配、懸賞プレゼントのデンワ交渉エトセトラ、粛々とこなす。

夜、喫茶こばやしスタジオで18日土曜日に迫ったBoogie太三氏とのジョイントライブのためのリハ。と、15年くらい前に作った某曲を歌っていると、中盤にさしかかった時まったく出し抜けに新しい中サビが口を突いて出て来てたまげる。おお、これはいいかも。しかし、なんだって俺は、こんなに無作為なんでちょね?

ライブというものは、まったく初お披露目の曲が1コあるだけで随分と気が滾るものだ。さらにNEWバージョンも加わり、これでますますヤルキング。あーこりゃこりゃ。
美しき悪態 (2006.11.14)

目に持病のある俺。数日前から妙な兆候が現れたので6年前、俺の目の手術を執刀した医師のいる広島県立病院で検査してもらう。待ち時間がやたらと長いのを知っているので川崎洋「かがやく日本語の悪態」を持っていき読みふける。落語、遊里、歌舞伎、芝居、映画など幅広いフィールドから、気の利いた数々の罵倒、叱責を網羅した<悪態大全>である。思うに悪態とは、「華」が必要なのだ。悪態をつかれた当の本人が、絶妙な言い回し、ウィットに、たまらず吹き出すようでなければならない。ただ相手をこき下ろす行為を江戸っ子は「野暮」といって蔑んだ。国会におけるセンセたちの下品きわまりないやりとりなんぞ、もってのほかなのでござい。
と、ほどなく俺の番がやってきて徹底検査の末、無罪放免。やれやれ。

さて、今週土曜日(18日)、富士見町スタジオDUCKにて、東京からBoogie太三氏を招いて、ジョイントライブをやります。彼とは、同じくDUCKで9月1日にやったばかりだが、広島のファンがいたく気に入ったとのこと。20時半スタートでチャージは1500円。俺も新曲を用意して、ボブディランスタイルで(?)迎え撃ちます。ブルージーで熱い夜になること必至。みなさんおいでやす。
友の声、、、リアルボクシング、、、 (2006.11.13)

十数年来読書仲間であったTさんが逝去したのは一昨年の春。なのに俺は彼女が亡くなったという実感がほとんどない。Tさんは読んで面白かった本を「貸す」のではなく「くれる」人で、俺の蔵書の中には彼女からのいただきものが相当数ある。時々、それらを開いてみる。彼女が感銘を受けたであろうページにポストイットが貼ってあって、何故そこなのか、俺と彼女のディスカッションが始まるのだ(笑)。Tさん、これからもインスピレーションよろしくっす。

夜、WBCバンタム級タイトルマッチ「長谷川穂積VSガルシア」戦を見る。両者持ち味を十分に出し切った、見応えのあるフルラウンド。やはりボクサーは「口」じゃなく実力で評価されるべきだ。
ウルトラマン (2006.11.12)

県立美術館で開催されている「ウルトラマン伝説展」の招待券をもらったので、家族で見に行く。日曜とあって、かなりの親子連れでにぎわっている。やはり、歴代ウルトラマンの中では初代とウルトラセブンがストイックで圧倒的に存在感がある。特にウルトラセブンの怪獣や宇宙人には「哀愁」があった。これは脚本を担当した沖縄出身のシナリオライター、金城哲夫の筆力に負うところが大きい。集団就職や公害汚染など当時の社会問題をエイリアンになぞらえたストーリー展開は「ああ、今日も正義が勝ってヨカッタ!めでたしめでたし」などとはコドモ心にも単純に喜べない後味の悪さがあったものだ。それにしても、やたら等身大フィギアやポスターが居並ぶばかりで通常の入場料がいくらか知らないが、カネを払って見せるほどのものだろうかと考え込まざるを得ないレベル、というのが正直な感想。

10日ぐらい前から痛むオヤシラズ、今日はやや小康状態。季節の変わり目に痛むのは毎度のことなれど、今回はちょっと長め。このまま収まってくれい。じゃなきゃ「アイススラッガー」で取り除いてもらうど。
スカをくらわす (2006.11.11)

オタマが仕事に出かけたので、夕方までクーの子守り。

そのあと道場へ。本日の稽古は組手がメイン。最近、俺も未熟ながら自分の武道スタイルが少し見えてきた。簡単に言えば相手の初弾攻撃を「受ける」のではなく「すべて避けきる」ということになろうか。スポーツ格闘技のごとくブロックするクセをつけると、いざ実戦で、たとえば相手が刃物を持っていた場合など、ザックリやられてしまうとイメージできる。廣原先生が日頃おっしゃっているように「打たれ強いヤツはいても刺され強いヤツはいない」のだ。戦国時代でも、時代劇でよく見るような刀をカチャカチャぶつけあう攻防はありえなかったようだ。そんなことすると日本刀はたちまち刃こぼれするか折れるかしてしまうから。そう考えるといわゆる古の剣豪たちは「避ける」「かわす」の達人だったに違いない。刃物対素手ならなおさらのこと。相手の攻撃を自分に触れさせない、つまりスカをくらわすことを主眼に置く戦法は理に叶っているはずだ。避けた時点で、こちらがカウンターを見舞うことができる構えになっていればそれでよし。これを極めていけば、力の劣る女子供、老人にも有効なメソッドとして伝授できる。なにしろ疲れんし(笑)。
プロの本分 (2006.11.10)

昨日は終日プンプンしていたのでブサイクなことに結局仕事にとりかかれずじまい(シロウトかよ)。なもんで、今日はデオデオにMacBookの件でモンクを言いに行くことは延期し、ロスを取り戻すべくひたすら執筆に没頭ス。おかげで夕方には、すべての原稿をアップ。メールで各プロダクションに送ってサノヨイヨイ。

夜、いつものように喫茶こばやしスタジオで歌い込みと心体育道独り稽古。しかし暑いのう。この時期にちょっと動いただけで汗まみれになるとは。
プンプン丸 (2006.11.09)

午前中、修理が終わったMacBookをデオデオコンプマートへ取りに行く。で、早速帰ってチェックしてみると、嬉しいことにデータが残っているではないか。で、それ以上に腹立たしいことに、立ち上げるにも、メールを見るにもいちいちパスワードを要求してくる。しばらく使ってなかったから最初はこんなもんだろうと思ったが、起動するたびこうなのだ。ほかにもあちらこちらが俺が設定した覚えの無い妙なことになっている。しかも起動直後、アップルマークが出る前に、あの忌々しい「?」マークが必ず点滅する。これだけ見ても修理したどこかのどいつがあとでしっかりチェックしてないことが明白。これは素人の仕事である。俺もナメられたもんだ。明日、厳重に抗議したる。修理に出す前とほぼ同様の状態にして戻すのが筋というもの。対応によってはまったくの新品に交換させる。プンプンじゃあ!
休日返上 (2006.11.08)

今日一日は臨時休業としてダラダラ過ごすつもりでいたが、昼過ぎにプロダクションから電話があり、結局仕事。オファーが来るうちは有り難く引き受けるでおじゃる。

で、夕方そのプロダクションで打ち合わせをしていると、ケイタイにメールが入り、10日前修理に出したMacBookの修復が完了したとのこと。当初「3週間はかかる」とのたもうた修理受付担当者に、「PowerBookG4が壊れるから新しいのに買い替えろと言ったのはそっちだ。なのに購入して一カ月で壊れて、しかも修理に3週間じゃナットクいかん。原稿も大切なメールもすべてパー。損害賠償もんだぜ。状況を考慮して猛省し1週間で治しなさいね」というようなことを口調は柔らかく、しかし、毅然と言い放ってやったのだが、ちゃんと便宜を図ってくれたようだ。その意気や良し。結局、データがほんとにすべて消えてしまっているのか、明日受け取りに行ってみないとわからんが、まぁ起こったことはしょうがない。機械に過剰な期待はやめましょう、ああ、そうしましょう。
一人4役 (2006.11.07)

午前中執筆。

夕方、RCC内の某プロダクションにて、某ハウジングメーカーのテレビ&ラジオCMナレーション録り(4バージョン)。昨日、急にナレ録りが決まり、焦ったプロダクションスタッフがナネット(ナレーターズネット広島)の音源サンプルを聴き、30名のナレーターの中から俺を抜擢してくれた。この春ナネットにエントリーしたおかげでこれまで新規オファーが約10件。

そのあと某雑誌の追加撮影取材でYAMAHAへ。カメラマンは俺(笑)。それから加古町の印刷屋さんを廻り、昨日徹夜で描きあげた某環境月刊誌表紙イラストを渡して本日のミッション無事完了。この24時間、コピーライター、イラストレーター、ナレーター、カメラマンの4役を一人でこなしたことになる。だがね、その場その場において、クライアントは「プロフェッショナルであること」を当然要求してくるのである。何役こなそうが内容で勝負できねば、さっさと淘汰されるのみ。この緊張感とズンチャッチャ、ズンチャッチャとワルツを踊ることの愉しさといったら。

*写真:RCCからの帰り際、広島城の一角を背景に夕焼けが美しかったス。

旅するように歌いたい (2006.11.06)

北から、東から、南から、そして時々は海外からも俺の盟友たちより「旅のレポートメール」が送られてくる。ケッ、広島にいても俺は毎日が冒険じゃい!と言いたい所だが、正直、敗北感を禁じ得ない。音楽も絵も小説も、旅に磨かれ、深度を増していくものだろう。広告業において最近の俺は東京からのオファーもいただいているけど、音楽でも全国版で勝負したいっつー、山っけは未だ衰えず。雪の北海道で、東北で、うりずんの頃の沖縄で、他の地域はいつの季節がいいのか知らんけど、ギターとウクレレの二丁拳銃をブッ放したい。ハーモニカも「ブヒャーッ!」と吹き鳴らしたい。

黒田投手、カープに残留決定。「ファンが心から応援してくれているから」「他球団のユニフォームを着て、カープの選手に向かって思いきり球を投げる自信がない」などなど、彼の FA権行使見送りの理由は、ある意味、日本球界最強投手とは思えない非常に素人クサイものだったが、今どきこのようなウブなスーパースターが存在することにジンときた。カネのために野球をやる、それはそれでプロフェッショナルとして潔い。「優勝を味わってみたい」と去って行った江藤や金本の気持ちもよくわかる。だからこそ、ひょっとしたら半永久的に優勝の可能性のない球団に残ることを決意するというのは生半なことではないと思うのだ。今年、とうとう一度も球場に足を運ばなかった俺であるが、来年は応援に行くけぇの。黒田、マジでありがと。

独自の進化 (2006.11.05)

世間は3連休で浮かれたようであるが、俺は金、土とちゃんと仕事したですけぇ今日だけは休みに。
午後、オタマが所用で出かけたので、クーと裏庭(比治山)に登り、半日過ごす。完全「日曜日のオトーサン」状態。展望台で10才くらいの男の子と父親が、展望台の階段で「グリコ」をやっているのを見て、ヤツが「やる」という。ジャンケンさえ知らんのにテキトーに手を振り回して「ぱいなぷりゅ」じゃげな(笑)。

夜は喫茶こばやしスタジオで、ちょっと前に作った曲「新しいストーリー」の新アレンジと昨日作ったばかりの「この道の上」の歌い込み。物覚えが極端に悪い俺は、これを徹底的にやらないとすぐに思い出せなくなっちまう。最近は割とコンスタントに曲が出来ているのにレパートリーが一向に増えないのは、やらなくなった曲は半年も待たず歌詞もコードもメロディもきれいさっぱり忘却の彼方へと去り往くからである。まっこと、難儀な男よの。

で、本日は珍しくKaoru製ギター(熊本の孤高の名工、中島馨氏のブランド)を使用。この小ぶりなギターだと、俺はギターと張り合わずに済むから、歌に表情が出せる。これに気付いたのはウクレレを弾き始めた10年程前。ウクレレというのは「脱力」しないと音にリズムが乗らない。だから上半身の力を抜く、すると胸が開くのか声がストレスなく伸びるのだ。きょうはその奔放な声に引っ張られるまま、俺は自分のオリジナル曲史上初の「転調」を成し遂げるに至った(笑)。帰ってオタマに話すと「昔から世界の音楽家は誰かの発明を共有してきたのに、あんさんだけはまったく独自の進化を遂げよるんじゃね」とのこと。
すっかり気を良くしたもんだから、今月18日にスタジオDUCKで予定しているBoogie太三氏とのジョイントライブでは、Kaoruを使ってやってみるべか。

プチ冬支度 (2006.11.04)

日中は相変わらず暖かいが、夜はだいぶ冷え込むようになってきたので、ゴソゴソと冬物の準備。昨シーズン購入したブルーヴェルベッツ製のリバーシブルスカジャン、今シーズンは<爆撃機>側を封印し、<フラミンゴ>で通そうと思う。ちなみに爆撃機はB29。富士山をバックに爆弾を投下している絵柄。もちろん俺がこの機を崇めているわけがなく、ヤツラが原爆で俺の親族をはじめ大量の非戦闘員を殺傷した事実を忘れないためだ。それでも俺のジイちゃん(その男ヨシオ)、バアちゃん(初代春駒)は死なんかった、どうじゃい!という誇りの表明でもある。

忙しい中、一瞬の時間の隙間を縫ってギターを弾いているとたちまち一曲完成。タイトルは「この道の上」。10日間のうちに2曲とは、俺にしてはハイペース(笑)。

3回目の千田わっしょい祭 (2006.11.03)

広島大学キャンパス跡地で開催された「千田わっしょい祭」にFar East Loungeで参加。ちゅーぴー梶山はお江戸遠征のため、ヤツの愛弟子でもある有望な若手ベーシスト、木元タクヤ君にヘルプをお願いした。本番の少し前に本日2ステージ分のセットリストを彼に渡し、「ええと、この曲はF、、、じゃなかったC?いや待てよ、、、」などとまったく頼り無いブリーフィングを行い(しかし自分が作った曲のキーや押さえているコードがわからんなんて、あらためて俺ってスゴイよの)、11時にきっかりに1stステージ開始。

「Dreamin'」>「カプチーノもう一杯」>「雨のラブホテル」>「その男ヨシオ」>「つかのまの天気雨」>「夫婦蛸」>「Satisfy My Soul」

休憩挟み、12時45分より2nd。
「テビチ記念日」>「星の波間に」>「月の下ジントヨー」>「アーリー・モーニング・ソング」>「アカバナー」>「ハナレイムーン」>「ひかりのうた」

「雨のラブホテル」は会場内の親子連れに配慮しサビを「雨のヴェルヴェット〜」と歌詞を替えて歌う(笑)。Far Eastの他にもう一バンド、曲も雰囲気もチェリッシュ風の男女デュオが出演したが、彼ら、自分で歌いながら感極まって何度も涙ぐむという世にも珍しいユニットであった。「純情なんじゃのう」とツン氏。それに引き換え俺らと来たら、ジャンベ一コしか持ってこない超身軽なツン氏、徹夜仕事続きで顔&髪がダチョウのようにパサパサの俺、演奏途中までズボンのチャック全開で演奏していた木元君など、まるで遅れてやって来たハロウィンである(笑)。ま、擦れてはいるけどユーモアを忘れないユニットってことで。あ、木元君はちゅーぴーが推薦するだけあってツボを押さえたナイスサポート!ありがとちゃん。飛び入り参加のチハル嬢も、なかなかよかったど〜。音楽はいろいろな表現があるから面白い。俺も楽しめたス。

武士道は死なず (2006.11.02)

午前中執筆。午後は某所で打ち合わせ。仕事が途切れないっつーのは、有り難いことッス。

俺は広告業界にも身を置いておる関係上、サラリーマン諸氏と一緒にプロジェクトを組むことが多いのだが、サラリーマンっつーのはね、たいしたもんだよ。「お家を守る」ことに徹したサムライだよ。よく、アウトローを気取った連中が「あっち側」「こっち側」みたいな線引きをしたがるよね。それって「こっち側」にいる人間が優れていると言うことかい?サラリーマンだって命削って闘ってるぜ。それはそれで美しいもんよ。ま、誰がどんな線を引こうが、俺は口笛吹きながら平気で跨がせてもらうがね。ちなみに俺は「あっち」でも「こっち」でもなく、「にっちもさっちも」だ。つまりどうにもならんっつーことだったりして。うひひ。
今頃気付くなんて (2006.11.01)

広島ってのは実に狭いものでおます。昨日、当マンションの駐輪場へ降りたところ、入口に、見覚えのある青年。はて、彼もここの住民だが、、、、エエ〜〜〜〜〜〜ッ、もしかしてY田さんかいな?!
そうなのだ。最近、ちょくちょくお世話になっている某デザインプロダクションのデザイナー氏だったのでごじゃる。ここに越して来て4年。その間、何度か顔を合わせているはずなのだが、お互いに同一人物と気付かなかったのが大いに笑える。でもいいじゃん。これからはメールで送るには重いデータは、一階上に住む彼のポストに投げ込んでおくことにしまひょ(笑)。

3日の千田町の広大跡地で開催される「千田わっしょい祭」。Far East Loungeの出演時間が判明したのでお知らせします。午前11時からと、午後1時からの計2回ステージ(各30分)。気持ち良い秋空の下で演奏するにふさわしいポップな曲をセレクトしますんで(っつーか、そんなもんあるのかよ?!)是非、おいでくださいまし。入場は無料。恋人同士、家族ぐるみ、もちろんひとりで来てもとことん楽しませますぜ〜。お気軽にどうじょ!差し入れ、ワイロ等金品受け渡しも熱列歓迎(笑)。
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