Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2007年09月の日記

穴の日、、、無ジャンル、、、 (2007.09.30)

9月最後の日曜日。本読んだり、TVのF1中継見たり、終日ボサ〜ッと過ごす。この数週間の慌ただしさはハンパでなく、その中で仕事上のトラブルが連続で発生。風邪もひくなど、ひらすら忍の一字のエブリデイ。
そんでまた今週から、2週間ほぼぶっ続けの取材旅行が始まる。まぁこれくらい多忙な方が俺は調子が出るのかもしれん。

昨夜のライブ終了後、某友人いわく
「春駒さんの音楽のジャンルをどう人に説明すればいいか、伝えるのにいつも苦労する」
とのこと。コピーライターの俺でさえ、いまだ自分の音楽を表現するコトバが思い浮かばんのだ。すまん、テキトーに言っておいて(笑)。いつも応援してくれてありがとうね。
恩師との再会、、、3度目の広島Boogie、、、 (2007.09.29)

午前10時より、市内で某季刊誌の取材。今回は大判写真のアマチュアカメラマン2名にスポットを当てたのだが、そのうちの一人は、なんと、俺の高校時代の恩師N先生であった(笑)。デンワでの取材交渉時に名前を聞いてもしやと思ったが、なにせ30年近く会っていないのである。へたしたらすでに老衰で、などと不謹慎なこともチラと頭をよぎったが、顔を見るとやっぱりN先生じゃ。老けたとはいえ、矍鑠としておられました。いや、鬼のようにおっかない先生でね、今も高校時代の同級生と飲めば必ず名があがるほどの強烈な存在だった。
そんな彼が俺の指示で、「はい、これでよいでしょうか?」などとカメラ操作のポーズを律儀にキメてくれる姿、実にかわいらしかったす(笑)。彼のような愛ある鉄拳制裁が加えられる先生は、今の時代皆無だろう。俺は彼をはじめさまざまな名物先生のおかげで、いい高校生活を送ることができた。

夕方PICOへ。東京からのリアルロッカー、Boggie Taizo氏とのジョイントは、これで3回目だが、FarEastLougeでやるのは初。まず俺らから。

セットリスト
「極楽クッキング」>「カプチーノもう一杯」>「Dreamin'」>「月の下ジントヨー」>「ハワイ航路」>「恋のパパイヤ(新曲)」>「梶山ソロ:夜の駱駝」>「しーなとシュウ:眠るトカゲ」>「その男ヨシオ」>「テビチ記念日」

休憩挟んでBoogie taizo。前回よりさらに持ち味が出せたのではなかろうか。いい意味で力みがなく、歌がスッと入ってくる。新曲もよかった。客もおおいに沸く。
一方の俺は必殺技「恋のパパイヤ」をしくじり、ショックが大きい(笑)。ま、これからも挑戦する気概を失わずにいくってことで(笑)。
プロの本懐、、、口八丁手八丁、、、 (2007.09.28)

昨日に続き、終日取材のための資料集め&スケジュール交渉。この段階で「面白い誌面が出来そう」という予感があれば大丈夫。取材はきっとうまくいく。その気配がないとなにかが抜け落ちている。至急、企画構成を再検討する必要がある。海外の紛争地帯を取材するカメラマンやジャーナリストもそのようなカンを大事にするらしい。ミャンマーの武力弾圧を取材中に殺害された長井カメラマンは、その日、いつもとは違う妙な胸騒ぎを感じたのではないかと推測する。それでも彼はその場へ行くことを躊躇しなかったのでは。いかにも報道カメラマン然としたスタイルならあのようなことにはならなかっただろうが、彼はあえて現地人と見分けがつかない服装をしていた。できるだけ気配を隠し真実を写したいというプロ根性によるものだ。冥福を祈ります。

局からOKが出たので告知します。来週、つまり来月5日(金)よりコミュニティFM局ひろしまPステーション(76.6Mhz)の新番組「口八丁手八丁」に、メインパーソナリティTOCOちゃんの金曜日の相方としてレギュラー出演決定。時間はam9:00〜10:45の生放送。今回思うところあって、本名も春駒も名乗りません。TOCOちゃんが昔から俺を呼ぶ時に使う「アニキ」で通しまする。「アニキの袋とじ」っつー怪しいコーナーも用意してもらった。親愛なる読者諸兄、毎週金曜午前中はラジオの前でお会いしましょう(笑)。
邇保姫神社全焼、、、300、、、午後のアイサツ、、、 (2007.09.27)

深夜、途切れないサイレンで目を覚ます。ベランダに出てみると何台もの消防車が大通りを突っ走っていく。東の空が不気味に赤く滲んでいるのでオタマを起こしていっしょに見る。かなり大きな火事だ。
結局、朝になって黄金山の麓にある邇保姫神社が全焼したことを知った。神社のすぐ近くに知人が2人住んでいるので心配。 ニュースによればどこにも火の気はなかったので放火の可能性もあるとか。それが事実なら、なんともやりきれん。

終日執筆&取材の準備。
夕方、アマゾンに予約注文していたDVD「300」が届く。映画館で見たのは6月あたりだったろうか。その1カット1カット、一分の妥協もないパーフェクトな映像美に「これはぜったい映画史に残る!」と確信し、暗闇の中で低く唸りまくった117分。これが買わずにおられようか。
早速我が家の極小液晶画面TVで再生しても、やはりそのクオリティはほとんど損なわれることはなかった。いや、ストーリーも奥歯がへし折れるほどリキの入ったスペクタクル巨編。主人公レオニダス王を演じるジェラルド・バトラーの目ぢからもスゲェ。「2」を作るときは、是非俺にもオファーを(で、なにやるんでせう?)

夜、喫茶こばやしスタジオで恒例の歌い込み。ドラムマシーンとウクレレでセッションしているたちまち1曲完成。季節の移り目に俺は精神状態が不安定になり(いつもか?!)やけにシュールな夢を見る。そんな、現実的にはまったくつじつまの合わない光景を、そのまま歌詞にした。タイトルは『午後のアイサツ』。
世界のブラウン (2007.09.26)

昨夜、ちょっと冷え込んだせいだろう、ちょっと咳がぶり返したが、声の具合は順調に回復。
朝、ブラウンのシェーバーでヒゲを剃っていると、どうも痛い。考えてみればこれは数週間前からの事で、剃り終わってからしばらくはあちこちヒリヒリしていた。なんでかのうと、ふとヘッド部分をよく見ると、なんと一部が幅5ミリほど「カナダのバンクーバー島」みたいなカタチで陥没欠損しておりまする。これは痛いはずである。っつーか、気付けよ俺。
すぐ、近所の某デオデオに持ち込む。さすが世界のブラウン、替えヘッドがいつも置いてあるんですな。ここらへん、ドイツのメーカーはしっかりしてる。見習わにゃ。使い捨てにしない、ということでは日本はまだまだ後進国。
パンツのご利益 (2007.09.25)

ボ〜ボゲギョッ(ホ〜ホケキョのつもり)。
咳はおさまったが声はまだガラガラ。さすがに心配になり午前中、近所の某耳鼻咽喉科へ。
診察の結果、やはりクーに移された風邪の後遺症で、気管に鼻からのウイルス混入を防ぐべく声帯が閉じている状態らしい。どうりで声が出にくいわけだ。人間の防御システムってえらいもんよのう。
「3、4日で完治するでしょう」
とのことで、ひと安心。受け付けで診察料(3160円)を払いスリッパを下駄箱におさめてふと顔を上げると、カウンターの向こうでちょうどしゃがみこんだ若い看護婦さんのパンツが見えた! ホ〜ホケキョ!

そのパンツの勢いを借りて、午後はイッキに原稿1本仕上げ、夜はいつものように喫茶こばやしスタジオにて歌い込み&独り稽古。しゃべるのもままならんほどの声嗄れ状態ながら、なんと、歌うとちゃんとバカでかい声が出るではないかいな。なんなのだこの吹き上がりの良さは。
いや、たしかに80%くらいの出力ではあるが、実に不思議。っつーか理解できぬ。まさにパンツの霊験あらたかなり。
試練の焼きビーフン (2007.09.24)

今朝も喉はガラガラピィ状態。
オタマ&クーは出かけたので、昼飯はひとりで近所の某中華料理屋へ。焼きビーフンを注文したところ、これがマズイのなんの。基本的に腐っていたり異物が混入していない限り、全部たいらげることを美徳としているので無理矢理ハラにおさめたが、これがメニューとして名を連ねている事に今までクレームがつかなかったのだろうか。
俺がもし昨日のように、つまり今日よりもっと具合が悪かったら、かなりの確立で吐いていただろう。ということは少しずつではあるが快方に向かっているわけだ(なんという納得の仕方や?)。
不調は続く (2007.09.23)

午前中、墓参り。帰りにそのまんま家族でマリーナホップへ。
しかし、風邪のやつが鬱陶しい。まだ微熱があるようだし、生汗や鼻水は出るし、なんといっても咳が止まらん。ある意味、こんな不快な風邪は生涯初かもしれん。少し昼寝をしてから、気分転換に部屋の掃除。体調悪かったり仕事にトラブルが続いた場合、スペースクリーニングで改善する場合が多い。
今週末から東へ西へ怒濤の取材行脚が始まるし、Boogie Taizo氏とのジョイントもある。いつまでもオットセイのような咳をしている場合じゃないのだよ。
遂に声が、、、心のままに、、、 (2007.09.22)

風邪を引いても声が出なくなるということがないのが俺の自慢でもあったのだけども、本日そのプライドが見事崩れ去った。いや、コドモから移された風邪にはご用心っつーのはホンマじゃね。ライブだけじゃなく、最近はCMナレーションのオファーも多いので声が出ないのはマジでこわい。初期段階でオムロン「スチームサワ」を使わなかったのが悔やまれる。なんとか数日で回復してくれよ。

気晴らしに、以前買った某ウクレレ奏者(日本人)の教則DVDを見る。ほとんど参考にならん。俺はハワイアンをやりたいわけでもないし、ほとんどのウクレリストが深々とこうべをたれる「ハーブ・オオタ奏法」にも興味がないので、見ていて「ああそう」としか言いようがない。しかし、ちょっと驚いたのことがあって、オオタさんが発案したらしいストラミング(ビブラート・ストロークみたいなもの)のひとつが、俺が普段やってるのと同じだった。ふむ、俺はこれからも思いつくまま奔放にやればいいのだな。
発熱、、、死刑制度、、、 (2007.09.21)

風邪による下がらぬ熱に悶々としながら、終日、季刊誌の取材交渉。3歩進んで2歩後退。イケルと楽観していたのがダメで、逆に半ば諦めかけていた対象者からは色よい返事。こういうとき、ひとりっつーのはキビシイね。と、夕方になってパタパタと取材OKの連絡が入り、スケジュールがなんとか組めた。あともう一押しじゃの。

光市母子殺害差し戻し審で、被害者の夫であり父である本村洋さんは昨日「命で償うしかない」と死刑を求める陳述をした。被告の精神状態や育った環境がどうあれ、また殺すつもりがあろうがなかろうが、まともでないからあのような行為をしでかしたわけで、俺が本村さんの立場なら、同様の殺意を持つと思われる。被告は他人の家に押し入り罪の無い婦女子を襲って犯し殺害した。この揺るぎない事実があるのみで、未成年だろうが情状酌量などとんでもない。
だが、俺は死刑制度には反対。単に命を奪うだけでいいのか。たとえば重罪を犯した者は、絶海の孤島にリサイクルプラントなど人の役に立つ施設を作って送り込み、その命尽きるまで、過酷きわまりない奉仕労働を科すというのはどうだろう。閉ざされた劣悪な環境で、陽に炙られ、寒さに震え、粗末な食事による飢餓感、一生ここを出ることなく重労働と言う絶望感に苛まれながら、日々、自らの命と向き合ってもらうのだ。そこにこそ<償い>の可能性があると思う。殺人犯せば島流し。これなら強力な犯罪抑止力効果も期待できる。人権ウンヌンがよく言われるが、殺された人の人権はどうなるよ。オスとしての本懐、つまり家族を守るという責務を果たせなかった本村さんの胸中、察するにあまりある。

<ライブ告知>
さて9月29日(土)、流川のパーカッションハウス「PICO」にて我がFarEastLoungeと、孤高のリアルロッカー、Boogie Taizo(from Tokyo)とのジョイントライブが決定致しました。
春駒ソロでは、Boogie Taizo氏とはすでに2回一緒にステージに立っておりますが、「ロックの始祖鳥」とでもいいたくなるような、マーク・ボランを彷彿させる彼のストイックさとコミカルさは、アジア随一と評価しております。
どうかお見逃しなく!

*開演/PM8時半あたり
*料金/1500円
*場所/広島県広島市中区流川町7-6白菱ビル4F「PICO」
地図はこちら
http://www.mapfan.com/m.cgi?MAP=E132.27.56.7N34.23.9.6&ZM=10
宇宙の理、、、新番組ミーティング、、、 (2007.09.20)

ううむ、仕事もプライベートも(っつーかどちらも境界が曖昧なのだが)、やることなすこと裏目に出よる。今年末発行予定の季刊誌の取材交渉も断られたりシカトされたりでまったく進展せず。俺もセガレ経由の風邪でノドをやられ、熱っぽい。こうまで不振が続くと、次にはめっちゃラッキーなウハウハサプライズが待ち構えているのは、これ宇宙の理なり。ア〜サノヨイヨイ、ゲ〜ホゲホ。

とはいえ、新しいシーズもある。夕方、中国新聞ビル9FにあるコミュニティFM「Pステーション」を2年ぶり(!)に訪ね、来月5日よりスタートする新番組の打ち合わせ。ちょっとまえの日報にも書いた通り、メインパーソナリティT嬢の要請でサブパーソナリティを引き受ける事になっている。タイムテーブルを見ると、俺のコーナーもちゃんと確保してあるではないか(笑)。で、俺がこの場で思いついたコーナー名が採用される。番組名など局の指示でまだ公表できないのだが、毎週金曜日の午前中のどこかです。俺は本名でも春駒でもなく、T嬢が昔から俺を呼ぶ時に使う「アニキ」で通します。2年前までやっていた番組ではオペレーターも兼ねていたので動きやすいヘッドセットマイク(ヘッドフォンとマイクが一体化したタイプで感度悪し)を使用したが、今回は通常のテーブル置きマイクなので俺の声がクリアーに聴こえるはずです。ホ〜ホケキョです。詳細はいずれまた。っつーか、次回のミーティングはなく、いきなり本番らしい(笑)。
小郡、、、チューベローズ、、、 (2007.09.19)

山口県小郡市内の某外車ディーラーを取材。街なかは人もクルマもまばら。先週訪れた新尾道駅周辺の光景とダブる。

夕方帰り着くと、ネットで注文していたハワイのテラノヴァ製パヒューム「チューベローズ」が届いている。テラノヴァは「ピカケ」を持っているが、シリーズの中で一番上品との呼び声高いチューベローズをどうしても嗅いでみたくなった。うむ、メロンとクチナシの香りをブレンドしたような気品ある香り。ただ、どちらかといえば女性向けですかの。
人類皆、毎日が綱渡り (2007.09.18)

午前中、セガレの子守り。

昼食時、古い友人から久しぶりにデンワ。「仕事をクビになった」という。会社自体、経営状態が危ういと前々から聞いていたので本人も予感はあったのだろうが、さすがに意気消沈している様子。今の時代、安定した仕事など存在しない。公務員どころか高級官僚とて同じ。どんなに儲かっていようが安全盤石に思えようが、所詮は幻想。天変地異その他で明日一文無しになる可能性は皆等しくあるのだ。いや、生きているかどうかさえわからん。「はいそれまでよ」とはいつも背中合わせだ。
彼を励ますつもりなどない。そのかわり、気づいて欲しい。不運と思えるような出来事は(すべてとはいわないが)、次の学びの場の入り口となる。窮地と見て表情を曇らせるか、新たな地平が開ける絶好のチャンス!と笑みを浮かべるか。彼は試されている。そしてそれはもちろん、俺も常に意識しておきたいこと。
ライブサポート (2007.09.17)

午前中、実家にて建築家D氏と打ち合わせ。
午後より、本読んだり、今月29日にPICOでやるBoogie TaizoとFarEastLoungeのジョイントライブのポスターを作ったり、ウクレレ弾きながら部屋の中を歩き回ったり。しかし蒸し暑い。とても9月中旬とは思えぬ。

昨夜、日光のシンガーソングアーティスト、AKIRAさんより面白い依頼があった。彼と北海道ツアーを一緒に回ったピアニスト、Hajime氏の広島滞在のサポートをしてあげて欲しいとの事。サポートというか、もっと具体的に言えば「喫茶こばやしに泊まらせてあげてよ」なのだが(笑)。
「ああ、それは別に問題ないです。それより、いっそのこと広島でライブやったらどうでしょうかね」
と俺のほうから提案。で、さっそくHajime氏本人にデンワし、来月始め、急遽彼の広島ライブをセットアップすることと相成った。詳細は近日発表。彼は一年の3分の一をパリを拠点としたヨーロッパ全域での活動に充てている気鋭のピアニスト。国内外の有名なジャスフェスにも何度も出演しているらしい。乞うご期待。
チェロリサイタル (2007.09.16)

昨日はよう飲んだ。
結婚パーティーでビールとワイン。「Diva's night」でもビール。その打ち上げでとどめの焼酎。おかげで今朝は少し二日酔い気味で昼過ぎまでモワモワ気分なり。

夕方、オタマの所属する弦楽四重奏団「ベルクワチュール」のチェロ奏者でもある泉 玲奈女史のソロリサイタルを聴きに、エリザベト音大ホールへ。客席ほぼ満員。「俺に気付くとやりにくいかな?」と思いつつも最前列に陣取らせてもらったが、正解。チェロの凄さを思い知った。ヴァイオリンが上空に満つる<大気>だとしたら、チェロは<大地>の音色。長く伸びたエンドピンが、ホールそのものを楽器として共鳴させる役割を持っているようだ。音を聴く、というより音の中に居る。
まぁ、それを可能にしているのは玲奈さんの力量あってのこと。おまけに彼女には華がある。どんどん活動の場を広げていって欲しい。ミュージシャンの中には「譜面通りにしかやらない」とクラシックミュージシャンを良く言わない連中もいるけど、それって、たとえば歌舞伎役者とコンテンポラリーダンサーを比較するようなものでまるで意味がない。志向に違いがあるだけなのに。ついでに言えば「音楽に国境はない」というフレーズも安易に使われるべきではない。厳然と国境はあるのだよ。それを越えようと、ミュージシャンはそれぞれ自分の信じるスタイルで日々ゴロゴロニャン、ココホレワンと飽くなきフントーを続けているのだよ。生半なパワーじゃ無理なのだ。
おっと、ハナシが複雑骨折しかけたが、玲奈嬢はとにかくよかったス。エエもん見せてもろうた。
結婚パーティー、、、美女ライブ、、、 (2007.09.15)

セガレが昨夜から熱を出しているので、仕事に出たオタマのかわりに昼過ぎまで看病。俺は寝る前必ずセガレの額に手を当て熱をはかり寝息を確かめるのが常。昨夜もそれでわかり、オタマを起こして応急処置をしていた。

夕方より、友人Nちゃんの結婚式二次会に参加。会場はパセーラにある某イタリアンレストラン。なにを着ていくかずいぶんと迷ったが、場所を考慮し、シャンパンゴールドのイタリアンシャツ+黒いスラックスとする。これでグラサンかけると、やはりカタギには見えぬらしく、なかなか声をかけてもらえぬ(笑)。しかし、何人か知り合いがおり、彼らのエスコートで友達の輪が少し拡大。Nちゃんと新郎のF氏、二人の雰囲気が実にいい。末永くお幸せに。

9時前、ひっそりと抜け「フライングキッズ」へ。椎名さん、美由記ちゃん、Maggieさんら、麗しき女性ばかりのジョイントライブ。なるほど、会場はぎゅう詰め(笑)。歌もそれぞれ持ち味が出て楽しめた。その後、某所にて打ち上げ。会場にいた美人白人女性、どこかで見た事があると思ったら、なんと我がマンションの住人であったとさ。彼女、マリアさんもびっくり。広島狭いねぇ。
尾道出張 (2007.09.14)

某大手企業へのプレゼンのため、新幹線で尾道へ。こんな近距離で新幹線を使ったのは初めてだったが、ほんまにあっちゅーまじゃの。しかし、新尾道駅周辺、客待ちのタクシー運転手が数人ダベっていたぐらいで行きも帰りも一般人をまったく見んかったど。9月の白い陽光の下、動くもののない空間で、セミだけが鳴いている。名前は忘れたけど、随分昔見たB級SF映画でもこんなシーンがあったような。
オンリーワンよりやっぱナンバーワンでしょ (2007.09.13)

午前、市内某所にてクライアントと季刊誌の企画会議。昼近くになり、突如俺のハラが「秋のムシたち」のごとく「グ〜」「きゅるきゅる」と賑やかに鳴きはじめ、大いにハジをかく。
午後、その決定事項に基づき、デンワやメールで取材交渉開始。来月中旬には全ページの原稿をアップ予定。っつーか、この季刊誌、ちょうど一周年を迎えるのか。企画構成>取材交渉>取材>執筆。ほんまひとりでようやるわ(笑)。いや、何人でやろうが関係ない。内容においてはオンリーワンより、俺はやっぱりナンバーワンを目指したい。
ラジオ復帰近し、、、沖縄の発明王、、、恋のパパイヤ、、、 (2007.09.12)

久方ぶりの二日酔い。昨夜は記憶無いまま、土橋町からチャリでよう帰り着いたもんであるよの。しかも今回は無傷&落とし物もなし。

フロ入ったり、オタマに胃薬を買いに行ってもらったりし、昼過ぎには復活、通常業務にかかる。途中、フリーパーソナリティのI女史よりデンワ。そう、うっかりしておったが来月より彼女のラジオ新番組の相方を務めるのだった。職業上、もう生番組は受けないつもりだったけど、週イチでメインではなくアシスタントであればなんとかやれると判断。詳細は未定だが、本名を明かさずに登場しようと思っている。
全選曲、ゲストのコーディネイト、紹介する本のチョイスなど2時間生「そるそるチューズデイ」をやっていた5年半はホンマに大変だったし、はっきり言って執筆業務にかなりの支障が生じた(笑)。しかし、番組を通じて多くの友人を得た事も事実。おっと、オタマともこの番組が縁で知り合ったんじゃったわい。

夕方、沖縄は南城市の玩具作家、目島興作さんにデンワし、ネットで見た彼の作品「甲子園笛PART2」について質問。彼の存在を知ったのは先月末に放送された「探偵ナイトスクープ/沖縄初のパラダイスby小枝」だった。普通、このコーナーで紹介されるのは作り手のみが満足している他愛ないモノ(失礼)ばかりだが、彼が自分の工房「おもちゃ箱」で披露した発明品の中には、俺に「欲しい!」と思わせるグッズがいくつかあった。ネットで調べると彼のサイトを発見。商品欄(ちゃんと売ってるよ。笑)にはTVで見た「琉球舞踊人形」はなかったけど、「甲子園笛PART2」なる竹製の笛が気になった。しかし商品の説明がない。想像するに、甲子園における高校野球の沖縄応援団はもちろん、カチャーシーやエイサーで欠かせない「指笛」の音色をこれで簡単に出そうということではなかろうか?
で、直接本人に訊いてみることにした次第。
「その通りですよ」と目島さん。
「甲子園で沖縄応援団全員が買ってくれたらいいんですけどね。きっとウルサ過ぎてたいへんなことになりますよぉ。わははははは!」
彼によると陶器製の「指笛」はすでにどこかのメーカーが売り出しているらしいのだが、落とすと割れてしまうし、1000円もするんだと。
「それに比べてわたしのは300円でだから、1000円あれば3つも買えちゃうさぁ。軽いし割れないよ」
いい!欲しい!ライブでも使えるじゃん。南城市は那覇からクルマで40分。来月、訪ねてみるか。

夜、いつものように喫茶こばやしスタジオで歌い込みをしていると、カウンターの上にあった中国新聞夕刊の見出しが目に入る。
『チンパンジー、恋のキメテはパパイヤ』
記事によると、アフリカ・ギニアのチンパンジーのオスが、好きなメスにパパイヤの<贈り物>をするのを日英合同研究チームが確認した、とある。チンパンジーもなかなかやるじゃないか。感心しているとたちまち一曲出来た。しかも何故だか知らんが、ハワイアン調。

『恋のパパイヤ』

恋のキメテはパパイヤ パパイヤでいいや
恋のキメテはパパイヤ パパイヤでいいや

チンパンジーのオスだって
愛の告白にゃパパイヤを贈るよ
大好きなメスに贈るよ
ああ、素敵だね! アイアイアイアイヤー

恋のキメテはパパイヤ パパイヤでいいや
恋のキメテはパパイヤ パパイヤでいいや

世界中の人たちに
パパイヤを贈ろうね
美味しいものを食べて
人類皆兄弟さ
沖縄弁で言うと「イチャリバチョーデェー!」 アイアイアイアイヤー

恋のキメテはパパイヤ パパイヤでいいや
恋のキメテはパパイヤ パパイヤでいいや



、、、、、、という具合。やはり俺は天才、、、、なのか?!
大気汚染地区、、、放送作家氏、、、 (2007.09.11)

午前中いっぱいかけて、窓&網戸の掃除。暑さが若干和らぎ、ようやくやる気になった。
比治山側はまだしも、交通量の多い大通り側の網戸の汚れ具合の凄まじさといったら、ただただ絶句。網戸は掃除すれば済む事だけど、住んでいる俺ら家族が毎日こういう排気ガスまみれの環境にさらされていると思うとゾッとする。どんなに利便性やセキリュティをうたったセレブ向け新築都心マンションでも「空気がきれい」とはまず言わない。というより「言えない」のだ。今後は重要な選択基準のひとつになるだろう。

夜、土橋の居酒屋「鬼の家」にて、トレーラーハウス・ディーラーT氏のセッティングで、著名な放送作家N氏と彼の事務所のイラストレーターH氏らと飲む。話が面白過ぎて酒もどんどん進み、どうやって帰ったかまるで記憶が無い。
歌ぢから (2007.09.10)

ネットで注文していたCD、金武功「郷海/KYOU-UMI」が届く。金武さんはパーカッショニスト&ドラマーとしてこれまでさまざまな著名アーティストのサポートをしてきたらしいのだが、故郷沖縄にまつわる曲ばかりをカバーし、ボーカリストとして2004年にこれをリリース。しかもインディーズレーベルだぜ。
いや、声が実にいいのだよ。民謡的な歌い方ではなく、エイサーのかけ声っぽい、いなせなカッコよさといえばいいか。奇もてらいもまるでなく、ストーンと真っすぐ心に響いてくる。ネーネーズの曲も歌っているけど、本家の音源では聴き流していたナンバーの、それも何十回も耳にしていたはずの歌詞が、彼の歌声では「ああ、そういう意味じゃったんかい。泣けるのう!」と一発で理解できたほど。ネーネーズが悪いはずもなかろうが、金武っちの歌ぢから、恐るべし。発声法だの音感だのも大事なのは重々わかってるうえで、あえて言わせてもらおう。つまるところ、歌の善し悪しはのう、、、、、、、気合いじゃあ!

そんな具合に金ヤンの歌に熱く激しく頷いていると、ふと、昨日わっしょい祭にて、新しい歌い方(といっても、いつもこの曲聴いている人だってほとんどわからん程度の変化だろうが)を試みて見事スベった「月の下ジントヨー」の攻略法が閃いた。やってみるといいカンジ。よし、次回こそ(だから聴いてる人にはわかりゃあせんのだっつーの)。
わっしょい祭、、、発表会、、、ビアガーデン、、、 (2007.09.09)

6時半起床。
11時、千田町広大跡地の「わっしょい祭」へ。
ジェンべ隊、広島パーカッションクラブ、そして我がFarEastLoungeの共演。俺らはゲストパーカッショニストに久保直樹を交え、2ステージ。飛び入り参加のMaggieさん、美由記ちゃんのソロもよかった。美由記ちゃんにはsouthside avenue band以来16年ぶりにコーラス参加もしてもらう。 っつーか、そんなに年月が経ちましたかいのう?というくらい息がピッタンコで、歌っている最中思わず笑みが。これは彼女にもFarEastに入ってもらわにゃ(笑)。

1stステージ
「ハナレイムーン」>「カプチーノもう一杯」>「Dreamin'」>「星の波間に」>「月の下ジントヨー」>「此岸之朱(梶山ソロ)」>「ハワイ航路」

2ndステージ
「その男ヨシオ」>「アカバナー」>「黒いストッキング(with美由記ちゃん)」>「Get closer(with美由記ちゃん)」>「ひかりのうた」>「テビチ記念日(withジェンベ隊、広島パーカッションクラブ)」

1stステージでは新しい歌い方を試みた「月の下ジントヨー」でしくじったり、2ndステージの後半では歌っている時、異物を吸い込み(たぶんムシ)むせそうになるのをラストまでこらえるというハプニングもあったが、気持ちのよいロケーションで気持ちのよい連中とセッションするのは、いつにも増してハッピーアワーでござった。

ライブが終了すると大急ぎで家に帰り、服を着替えて安芸区民文化センターへ。オタマと藤井女史(オタマのカルテット「ベルクアチュール」のビオラ奏者)の生徒さんの合同発表会が毎年この時期この場所で開催されており、俺が司会を仰せつかっているのだ。6年もやってるので知った顔の生徒さんもかなりおり、彼らの一年分の成果と、そのひたむきな演奏にジーンとくる。バイオリンやチェロなどフレットレス楽器はまったくごまかしがきかない分、奏者の生き様、心の持ちようがそのまま音に現れてくるように思う。上手い下手ではない、とても大切なマインドを、全35プログラムから聴き取ることができた。

さぁ、8時に発表会が終了すると、心体育道の飲み会に参加すべく、駅前福屋屋上のビアガーデンへ。参加者十数名。こちらも相変わらずハイテンション(笑)。年配者ほど、ますます元気になっていくのは他の武道ではありえんのう。
特注サンドバッグ (2007.09.08)

企画書の修正指示が入ったのでちょこっとだけ仕事。ほかには、明日午後、安芸区某所で開催されるビオラ・バイオリン教室(オタマが講師)の発表会の司会の準備など。

夕方、道場へ。先月は一度も来れなかったが、喫茶こばやしスタジオで自主稽古をほぼ毎日やっているおかげで体はよく動いてくれる。稽古終了後、先生が考案した<秘密兵器>を見せてもらった。なんと、直径15センチしかない特注サンドバッグ。フツーのヤツと違い、これだと芯を捉えるのが至難のワザ。また、背後に回り込む練習も出来るから、きわめて実戦的なトレーニングが可能となる。伝説の大リーガー、ピート・ローズが垂直にたらした糸をバットで打つ練習をしていたのを思い出した。いや、これはスゴイわマジで。
「先生、特許取りましょう。コレ、絶対売れますよ!」
「わははははは!」
、、、、、先生にはその気はまったく無いようである(笑)。
ツアーコンダクター (2007.09.07)

いや〜、今週はヒマヒマウィークでござった。緊急を要する原稿修正がちょびっと入ったぐらいで、最初からこうなるのがわかっていたらどっか旅に出るんじゃったのに。

旅と言えば、来月末に迫った沖縄ツアー(4泊5日)のスケジュールをそろそろ決めねばならん。で、夜、PICOで久保とミーティング。今回は俺ファミリーほか梶山シュウ、椎名女史も同行するし、ライブもやるしで、ゆったりとなおかつ中身の濃い行程にするにはテクを要する。
ああじゃこうじゃと議論を重ねた結果、だいたいこんな具合にまとまった。

25日、那覇空港にタッチダウンするなり泊港から座間味に渡って1泊。世界屈指といわれる海の青さ=ケラマブルーや非現実的<島時間>を堪能する。
26日、午前中、広島の某FM番組にデンワで生出演し「座間味レポート」をする。午後、那覇に戻りその夜「La manZana」でライブ。終了後は泊の民謡酒場「ナークニー」へ。
27日、久高島〜斎場御嶽などスピリチュアルポイント、いわゆる「グスクロード」を巡って、夜は浦添でライブ。終了後、タクシーでコザに移動し、我如古より子さんの民謡酒場「姫」へ。
28日、那覇市内を散策(買い物メイン)。夕方の便で梶山&椎名さん組は帰広。
29日、各々が勝手に行動。特に俺は西原の空手博物館を希望。夕方の便で帰広。

あっちゅーまの5日間となるだろう。あとは無事に飛行機が飛んでくれるのを祈るのみ。っつーか、今度は絶対飛んでもらう。

*緊急情報。毎度いきなりなハナシで申し訳ないが今度の日曜日(9日)、中区千田町の広大跡地で開催される「千田わっしょい祭り」にFarEastLoungeで出演します。時間は正午より。入場無料。新曲もあるかも?
人類の存在意義 (2007.09.06)

宮島周辺を拠点にしている友人のシーカヤックガイドのマーシーが言うには
「盆が明けてからもずっと入道雲を見る。こんなことは今までなかったです」。
彼のように毎日海へ出て、風や空の状況をつぶさに観察しているベテランアウトフィッターの他、沖縄の友人からも「今年は雨の降り方がハッキリ違う。まるで熱帯のように極端」との報告もある。気候が少々変わるだけならいいのだが、これらは確実に動植物はじめ、さまざまな生態系に大きなダメージを与える。これからどのような「想定外」が現出するのかとても不安。
世界的な彗星探索家、木内鶴彦さんの「生き方は星空が教えてくれる/サンマーク出版」には、「環境の変化を自らの頭脳と行動力によって整える働きを人間という種は担って生まれてきた」とある。文明を拒み、古来の道に生きた最後のインディアン「ストーキング・ウルフ」も同じ事を言っていたらしい。10数年前、西中国山地の某所で行われた植林プロジェクトに参加したとき、植物のケアテイカーとして人間が存在しているのでは、と漠然とではあるが想い至った。それからも植林活動には毎年参加し(そうそう、オタマとの初デートはこの植林だったのよ)最近は、<現代の花咲かじじい>宮脇昭さんの書物を参考に、植物との付き合い方を勉強中。環境の変化にただ不安がるのではなく、なにが「個」としてできるのか、考えていくです。
沖縄民謡 (2007.09.05)

部屋を吹き抜ける心地よい風を感じながら、お馴染み半パン一丁スタイルで終日執筆。
BGMはブルーズだったりサルサだったりレゲエだったりハワイアンだったりしたが、意外にも本日一番エカッタのはね、、、、6月末にJiveでやった我がFarEastLoungeのライブ音源でしたとさ(笑)。なんで人気ないんでせうね?

夜、喫茶こばやしスタジオの日課の歌い込みでは、沖縄民謡に挑戦。もう何年も沖縄文化に傾注しながらその魂である民謡にアプローチしなかったのには俺なりの流儀というか、かの地の文化への畏敬の念があるからだが、それを今は語るまい。とにかく、ウチナンチューであればたいてい知っているであろうある曲を耳にし、スーダラ的マインドが激しく揺さぶられ、「歌いたい」と思った次第。近日公開! 、、、、なのか?!
エヴァンゲリオン (2007.09.04)

俺はプロダクション在籍時代、つまりサラリーマンの身分だった頃、時々オフィスを抜け映画を観に行っていたような男である。いや、決して業務放棄ではなく、社長の「クリエイターたるもの、気になる映画があったら仕事中でも遠慮せず観に行け」とのアドバイスに忠実に従ったまでのこと。そもそもコピーライターになる前には、「一日中映画が観られる」というたったそれだけの理由で、3年間も映画館で映写技師をやっていたぐらいだし、「行っていい」と経営者に言われりゃ躊躇なんかするわけがない。で、ジャンルを問わず観まくった映画が俺の発想の源泉になっているのも事実なのである。コピーライターのくせに、文章より先にビジョンが浮かんだり、俺の曲を聴いた人が「目の前に風景が浮かんで来る」と評するのにも映画の多大なる影響がうかがえるじゃおまへんかい。
そんな俺であるがこの数年の忙しさゆえ、映画館に足を運ぶ回数が10分の一以下に激減(映写技師時代は年間最高150本観た記録がある)。このままでは脳内HDに蓄積されていた膨大な映像データが劣化し、イメージが枯渇するのでは?という焦りから、月3本ペースを掲げたのが数日前のこと。その手始めとして本日選んだ1本が「エヴァンゲリオン新劇場版:序」でござい(笑)。うむ、実に面白かった。日本人はすげぇよ。アニメとはいえこういう世界を創りあげる民族がほかにおろうかい。映画館はほぼ満席で、俺の席の前には「俺って今日これ観るの4回目なんだよね!」と自慢しているオタク星人やら、どう見ても「綾波レイ」を意識したコスプレ熟女やら、<人類補完計画><使徒>に関して持論を激しくブツけあうグループなど、とにかく通常ではあり得ぬ異様なテンションが充満しており、半パン+ビーサン+ソフトモヒカンのトロピカル親父=俺はひたすら浮きまくった次第なれど、そんなもん上映が始まればスクリーンに釘付けの刑。ああ、映画評論家ではないのでこれ以上は言うまい。次はタランティーノの「デス・プルーフ in グラインドハウス」じゃの。でもこれは「TOHOシネマズ緑井」まで行かにゃならんようじゃの。タランティーノ作品はビール片手に観るのが好きであるからして、チャリで行くしかないかの。
続・読書デー (2007.09.03)

いくつもの案件が先週土曜日をもって同時臨界終息したため、朝っぱらからヒマッ!
プロダクションから修正指示が入るのをただ待つのも芸がないので、昨日に続き「読書デー」にする。と、読みかけの数冊をとっかえひっかえめくっていたら、20年ぶりに村上春樹「中国行きのストウボート」が読みたくなってきた。夏が終わろうとするこの季節、センチメンタル=ちょっとだけエエカッコな気分に浸らせてくれる短編は、このほかには戸井十月「オン・ザ・ロード・アゲイン」、浅井慎平「気分はビートルズ」しかなかろう。

『気がつくと写真家になっていた。ぼくの意識から乾きたいという言葉が消え、ぼくは軽くなろうと思いはじめていた。そんな頃、ぼくははじめての海外ロケーションでグアム島に行った。いまと違ってグアム行きは夜間飛行だった。パン・アメリカン機を羽田に置いておくよりは飛んだ方が金がかからないのでグアムに飛ぶということだった。
グアムには夜中の二時に着いた。タラップを下りるとき植物園の匂いがした。ぼくは高校生だった頃に、学校を抜け出して通った植物園を想い出していた。下り立った空港の暗闇は、星でいっぱいだった。ぼくは夜間飛行であったことを誰にでもなく感謝した。』
〜気分はビートルズ「風はウエスト・コーストからウエスト・コーストに吹く」〜

この浅井サンのエッセイなど、今から30年も前の文章だけど、古さを感じさせないどころか、ひたすら<粋>なのである。そうそう、当時の彼はラジオパーソナリティもやっていた。それはほとんど野外での収録で、「、、、、、ええと、今日の空は、、、、、グラデーションがとてもきれいで、、、、、」と、やたら「、、、、、、、、、」が多いんだよ(笑)。その間に、これまた絶妙なタイミングで「ブフォォ」と風の音や海鳴りが入ったりする。このスカスカな余白というかスペースというか、無理に詰め込まないところが俺の人生の目指すところでもある(意味不明)。

おっと「中国行きのスロウボート」が読みたいのだった。実家の倉庫に転がってるかもしれんな。
贅沢な一日 (2007.09.02)

7月末、サンモール「キロストア」閉店日に3本2500円でまとめ買いした中古リーバイス501のうち2本を某ジーンズショップにて裾上げ。涼しくなってきたのでいつものように半パンにはせず通常仕様。残る1本は珍しいピンク。これは来年まで寝かせておくことにする。

数週間ずっとあれやこれやのプランニングをしてきたので、今日はなにも考えない事にし、終日読書に耽る。なんとも贅沢な一日。
クロオビ (2007.09.01)

プロダクション在籍時代の同僚であったデザイナーH君より、新事務所(株式会社)をオープンしたとのハガキが来る。オフィス名「クロオビ」とは、なかなかいいセンス(笑)。広告デザイン業界の熾烈さはハンパではない。法人であろうがフリーであろうが、生き残るのは至難のわざ。そんな中で元気なアクションを仕掛けているH君のような存在は俺にも刺激になるのだ。人生、前向きより「前のめり」のほうがいいに決まっとる。
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