Far East Lounge 三代目春駒小林一彦オフィシャル 小林一彦イラスト

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2007年10月の日記

ゴルゴのごとく (2007.10.31)

昼過ぎまで某プロダクションで打ち合わせ。午後より、インタビュー仕事で某企業を訪問。終了後は資料集めで都心をチャリで奔走。
沖縄から戻ってみると、この街のそこかしこが、いかにギスギスと殺気立っているかよくわかる。広島でこれだから、東京、大阪、名古屋あたりの大都市はもっとヘビィなのだろうか。忘れないようにしよう、心にあの海を、足にはあの風を。

夕方、市内中区の某幼稚園を下見。明日、ここで朝9時より入園願書受付があるのだが、先着順でしかも募集定員枠がわずか十数名ということで激戦が予想される。昨年は順番取りの一番乗りが7時だったらしく、うちもその頃に乗り込む予定にて、どこにどう並べばいいのかを門の外からシミュレーション(笑)。そうとも、俺は取材する際でも時間が許す限り極力事前の下見をする。「ウサギのように細心に」これはゴルゴ13から学んだプロの心得なり。っつーか、明日は結局俺ではなく、オタマが並ぶことになった。しっかり頼んだぞ。
通常業務 (2007.10.30)

5日間の沖縄ツアーから戻ってみると、メールで相当量の新規オファーが送られて来ており、最初やや怯む。
午前中一杯かかって本日からの通常業務の段取りを事細かに組み立て、午後からはそのスケジュールを粛々とこなす。
うむ、これも悪くない。俺の中では「これは仕事、これは遊び」という線引きがすでに意味をなさなくなっている確たる証拠ではなかろうか。いやいや、俺はそんな器用な男ではないな。おそらく今回は離島滞在がわずか1泊と短かったからだ。それが3日4日と続けば、社会復帰は困難をきわめるであろう。離島のご利用は計画的に!でございます。

しかし、今回のツアー、天気予報は初日以降ずっと雨だったのに、結局晴れっ放し。で、俺らが広島から帰った途端に雨が降ったようである。沖縄に限らず、旅先で終日雨だった記憶がほとんどない。よっぽど日頃の行いがいいってことで。
沖縄、再見! (2007.10.29)

AM10:00、3日間お世話になった泊の船員会館をチェックアウト。ここは元々、その名が示す通り、船員達のための宿泊施設だったようだが、部屋の広さ、清潔感、1Fレストランの味の良さ、そしてなにより低料金が魅力で、一般旅行者にも人気が高まっている。旅でテントによる野宿に慣れてはいるが、やはり風呂付きの個室はありがたい。

昼は桜坂にある映画館、その名も「桜坂劇場」で沖縄在住のCMディレクター3人による、短編3作オムニバス映画「琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス。」を観る。もう「参りました!」としか言いようがないほどの秀作ぞろい。隣の席で観ていた久保は感極まって二度ほど涙腺が決壊したようである(笑)。映画、音楽、芸能、アート、武術。この異常なまでのクリエイティブ度の高さはなんなのだ。これだから「沖縄詣で」はヤメられん。

なごりを惜しみつつ、夕方の便で広島へ。わずか数日留守にしただけで、我が故郷はさらに秋の気配を深めていた。うん、広島も悪くないね。
この4泊5日の沖縄遠征で、俺ら家族はますます家族となり、バンドメンバーの絆もさらに強固となった。また行きまっしょい。
嗚呼、花笠食堂 (2007.10.28)

俺らより一日早く、本日広島へ帰る梶山&椎名女史のリクエストで首里城を見物。その後は国際通り界隈を散策。ライブをやるだけなら本島もいいが、やはり離島の非日常感にはかなわない。次回は是非、未踏の八重山エリアを訊ねてみたいものだ。

昼食は家族3人で平和通りにある「花笠食堂」へ。ふと隣のテーブルを見ると、なんと、沖縄を代表する歌姫、古謝美佐子さんがいらっしゃるではないか。こんな庶民的スポットに、当たり前のように優れたアーティストが姿を見せる。この後訪れたサンシン屋「ちんだみ工芸」にも、俺らと入れ違いに国吉源次(宮古民謡の第一人者)が居たとのこと。沖縄おそるべし。

梶山&椎名女史を見送ってから、辻にある馴染みの某ショッピングセンターでみやげを物色。ここは国際通りなどいわゆる観光エリアの半額か、それ以下のプライス。明日は広島に帰るのかと思うと、ちいとばかし切なくなる。
浦添のスカラベ (2007.10.27)

AM7:30起床。午前中ダラダラ過ごし、昼は那覇にある馴染みの「かめかめ食堂」で夢にまで見た「フーチバーソバ」を食す。フーチバーとはヨモギの葉っぱ。これでもかというぐらいフーチバーが盛られたこのソバを食ったのもやはり3年前。フーチバーの苦みが異次元の清涼感を醸し出し、声も無くただただ陶酔。しかも値段は350円也。それでいて自家製の麺、つゆ共に国宝級。これを奇跡と呼ばずしてどうするよ。

夜は那覇の隣町、浦添にある「スカラベ」にてライブ。まず「しーなとシュウ」の先攻で、後半から俺も絡ませてもらう。昨夜同様、沖縄の友人、まきむんや2カ月前に広島から移住したばかりのタッテンらが駆けつけてくれ、今宵もまた気分よくヒートアップ。
あと一ヵ月ぶっ通しでライブやれといわれてもまったく問題なさそうだ。気力と体力、45歳を過ぎてもますます絶好調、っつーか反省の色ナシ(笑)。
3年ぶりのLa manZanaライブ (2007.10.26)

午前中、島をブラブラ。ここはまだ夏。来月一杯までこの調子だろう。宿のオヤジさんと話していると、ここが友人のシーカヤックガイドO氏の慶良間ツアー時における定宿であることが判明。
「なんだ、もっと早く言えば釣りに連れて行くとか、眺めのいい部屋を用意するとか、もっといろいろサービスしたのにさぁ」
とオヤジさん。持つべきものは友人。次からはそうさせてもらいます(笑)。
午後2時のフェリーで再び本島へ。天気はいいが、折からの強風で海は大荒れ。決して小さくはない船体が四六時中、大きくバウンドするほど。梶山とオタマは船酔い。

夜は那覇泉崎のライブハウス「La manZana」で、これまた3年ぶりにライブ。客は少ないながら、空ちゃんはじめ沖縄在住の友人が駆けつけてくれ、気持ちよく演奏できた。沖縄初ライブとなる「しーなとシュウ」、そしてパーカッショニスト久保直樹も、それぞれの想いを胸に、持ち味を遺憾なく発揮。ライブ終了後はそのままLa manZanaで打ち上げ。4時まで痛飲す。
45回目の誕生日を沖縄で (2007.10.25)

AM8:10広島発の飛行機で、ビュビュ〜ンと3年ぶりの沖縄へ。
オタマとセガレのクー、旅の盟友である久保直樹、音楽の相棒の梶山シュウ&椎名雅子女史の総勢6名という大所帯。
那覇空港から泊港へ直行し、そのまま正午発のフェリー「ざまみ」に乗り込んで、50km沖合の離島「座間味」にワープ。フェリーなら、たかだか2時間の距離であるが、思い起こせば2001年、俺と久保は二人乗りのシーカヤックでこの胸のすくようなインディゴブルーの海峡を3日かけて漕ぎ渡ったのだ。
本日の宿は港から徒歩数十秒の民宿「中村屋」。春駒ファミリー、久保と梶山、椎名さんと3部屋に別れての宿泊。
それでも移動はまだ終わらない。すぐ目の前に浮かぶ無人島、嘉比島へチャーターした渡船で上陸し、1時間ほど我を忘れて泳ぐ(笑)。シーズンオフのため島は貸し切り状態。この慶良間列島周辺の海の透明度は世界で3本の指に入るほど。何度来ても絶景に目がくらむ。ここは日本であって日本ではないのだ。
夜は桟橋横の浜に出て、ほぼ満月の下、泡盛を飲みつつ、ウクレレを弾き、歌う。案の定、途中で記憶が飛ぶ。
臨笑態勢 (2007.10.24)

午前中、取材交渉。ただ一つ残っていたコンテンツの対象がようやく絞り込めた。沖縄行く前にすべてセットアップできホッとする。
その他、終日雑務に追われる。

さて、いよいよ明日は、朝8時ちょいの飛行機に乗り、10時にはいまだ夏の沖縄にタッチダウン。こう頻繁に取材だのなんだのと出張ばかり行ってると、常に浮き足立った状態だし、荷物も着替えと演奏機材をホイホイとザックに投げ入れたらあっちゅうまに完了しちまった。ほんまに身軽になったもんよの。

夜はいつものように喫茶こばやしスタジオで歌い込み&独り稽古。今回の沖縄ツアーの目的のひとつに西原町の「沖縄県空手博物館」訪問がある。心体育道>芦原空手>極真空手>松濤館空手と順繰り遡った先にあるのが「ティ」と呼ばれていた琉球空手。とりあえず行ってみる価値はある。

たぶんキョーレツに面白い事になるであろう、屈折日報<沖縄編>は、来週帰ってからまとめてアップします。てなわけで、親愛なる読者諸兄、行ってまいります〜。
タフネス (2007.10.23)

午前中、某広告代理店にて、俺が手がけている季刊誌の著作権、画像の版権などに関し、制作スタッフ合同ミーティング。それにしても創刊から丸一年が経過したんじゃのうと、しみじみ。「この道ウン年」なとどいうフレーズがなんの効力もない弱肉強食の広告デザイン業界において、アイデアと体力がよく保ってくれたものだ。
懇意にしている同席のデザイナーT氏(30代)に「昨日とまったく同じかっこうですね」と話しかけると、
「ぐふふ。家に帰れず会社に泊まりました」とのこと。
「マジ、死にそうです。どうにか休息の時間を確保したいんですが、春駒さん、なにかいいテはありますか?」
「そりゃもう『死んだフリ』するしかないでしょう。ボクもプロダクション時代、何度かやりました」
これ、冗談ではないのだ。俺の最高は3日間の不眠不休。このままでは死ぬかもしれん、と思った俺は、オフィスを抜けてめったに人の通らない非常階段へ、「気絶」しに行ったものである(笑)。デザイナー、カメラマン、コピーライターetc、業界人の肩書きはスマートに響くのかもしれんけど、タフネスを要するという点ではプロスポーツ選手並みか、それ以上だと断言できる。だが不思議なことに、ノイローゼとか思い詰めての自殺とかいうハナシはあまり聞いたことがない。そんなヒマもないってことかね?

午後より、仕事に出たオタマに代わり、セガレの子守りをしながら請求書の準備や受付台帳の整理。フリーランスになってから、以前は経理のおばちゃんまかせだったこういう雑務も含め、やらにゃいけんことが倍増。ますますタフになったんちゃう?っつーか、まったりしとる場合じゃない。沖縄行きまで、残すところあと一日。とっとと残りの仕事やんなさーい。
魔の領域 (2007.10.22)

いよいよ今週木曜から沖縄だ。よって、水曜日までに俺が掲げたノルマをやり遂げる必要がある。ああ、全力でやるとも。中途半端な状態では向こうに行っても楽しめんですけぇの。

昼から市内の某高級車ディーラーで取材。メカニック氏から興味深いハナシが聞けた。このメーカーの車は、 多くの部品を消耗品として考えており、手に入れたあともメンテナンス等で結構カネがかかる。驚くのはその部品交換や修理の際、基本的にメーカーオリジナルの専用工具しか使用できないということ。その数、数百種!
「先に専用工具を全部作ってから、車を作ったのではないかと思うほど」
と、メカニック氏。モノ作りにかける人間の執念たるや底知れず、時にとんでもない領域に踏み込んでしまっても「そんなのカンケーねぇ!」になっちまうんでせうね。はい、おっぱーぴー。
いきいき沼田フェスタ (2007.10.21)

「いきいき沼田フェスタ」にFarEastLoungeで約4年ぶりに演奏す。今回梶山は別営業が入っていたのでツン氏、椎名さん、そして指名打者として任命したオタマの4人体制。
好天に恵まれたうえ、豊平の有名な神楽団も出演するとあって会場となった駐車場特設ステージは大入り。簡単なリハを終え、俺らは3つ目の出し物(笑)として夕方登場。

セットリスト
「カプチーノもう一杯」>「テビチ記念日」>「アカバナー」>「演歌・夫婦蛸」>「ひかりのうた」
(アンコール)「その男ヨシオ」

梶山不在の穴をツン氏、椎名さんがあの手この手でフォローしようとしている気配がビンビンで、しかもそれが十二分にワザありだったもんで、気持ちよかったねぇ。「夫婦蛸なんか弾くのはイヤ」と直前までダダをこねていたオタマもけっこうノリノリ(笑)。ステージ後半、俺の真正面上空に月が冴え冴えと輝き、その引力に俺の声もたぐり寄せられるがごとく伸びていった、、、、と思う。気持ちの上ではそんなカンジでした。次の出番待ちの神楽団「琴庄神楽団」のメンバーたちがアンコールの「その男ヨシオ」のサビの部分を、ステージ袖で一緒に唱和してくれているのも微かに聞こえたりして、いろんな意味でありがたかった夜。主催者、観客、メンバー、応援に来てくれたソウルメイトたちすべてに感謝です。すまん、、、酔って書いてます。どうしてもお礼が言いたくてね。
イッキ (2007.10.20)

終日執筆。明日の日曜日も「いきいき沼田フェスタ」会場入りの2時半まで、残りの原稿と格闘することになるだろう。昨日予期せぬトラブルが発生し、そのパートの原稿にかかれるのは来週火曜日以降延期となった。ラストスパートに集中出来ぬのが痛い。やるんならイッキにいこうでイッキにのう。

夕方、PC用紙がみてた(広島弁で「無くなった」の意味)のでチャリで買いに出ると、風がチベたいではないの。おいおい、昨日俺はTシャツでうろうろしとったんでっせ。こっちのほうの「イッキ」は風情がないじゃあありまへんかい?!
ピークポイント (2007.10.19)

午前中Pステ。毎週金曜日のこの時間帯にラジオオンエアだっつーのが、いまだ脳みそにインプットできていないようで、昨日も夕方あたりになってようやく「ヤバッ、明日ラジオじゃん?!」と焦る始末。でも本日もtoco嬢のエスコートのおかげで無事にフィニッシュ。

午後イチ、実家にて建築家D氏と実家建替えプロジェクトの打ち合わせ。
その後、某フォトスタジオに寄り、雑誌の裏表紙に使用する写真の選定。
帰って執筆。
夜、喫茶こばやしスタジオにて歌い込み&独り稽古。
気絶するがごとく就寝。
ちりとてちん、、、新・必殺技、、、 (2007.10.18)

連日、「終日執筆」と書くのも芸がないが、そうなのだからしょうがない。
ここんとこ、10月から始まったNHKの連ドラ(NHKによると「朝ドラ」という表現は間違ってるそうだ。確かに昼間もやってるし)、「ちりとてちん」にハマっている。噺家を目指す主人公の師匠役が渡瀬恒彦。彼の脱力ぶりが凄くいいのだ。見て損はないど。

夜は喫茶こばやしスタジオで日課の歌い込み&独り稽古。心体育道の「投げ」の稽古をやってるとき、画期的な技を思いつく。両腕で胸ぐらを掴まれたときの対処法で、おそらく、これをかけると相手は駒のように回転しながら吹っ飛び、勢い余って月を周回する探査衛星「かぐや」と化すであろう。名付けて「Shall we danse投げ」。そうとも、これはソシアルダンスコンテストの模様をテレビで見た時、ヒントを得たのである。ためしにオタマを実験台にしたならば見事キマった。是非かけてもらいたい!という人は連絡を(笑)。
UNDER THE SKY (2007.10.17)

終日執筆。昨日と違い、3歩進んでそのまま倒れ込むように突っ切る。これで全工程の3分の1がようやっと修了。

本日のBGMは、keisonの「UNDER THE SKY」。このアルバムは自宅の、ごく簡単な機材で録られたものと推測する。その証拠に、隣の家が工事でもやってたのか「電動ノコ」の音まで入ってやがる(笑)。最近は音楽にしても料理にしても手の込んだものよりは、たとえば釣った魚をその場でパッと捌いてショーユつけて食うみたいな簡易さに共感する。リクツっぽいのはあきまへん。ついでにテクをひけらかすようなものも聴いてて疲れる。
なのに俺の手がけている季刊誌なんて、バツグンに凝ってるぜ(笑)。ただ、読者にはそれを感じさせてはいかんでしょ。ライターとしては「読みやすさ」に基準を置いておるでちゅ。嗚呼、ジレンマッ!
道草クリエイター (2007.10.16)

終日執筆。3歩進んで2歩後退。原稿を書いているうちに当初の考えとは違うアイデアが沸き上がってくることがたまにある。そっちのほうが面白そうだ、と感じたら、迷わず足を踏み入れてみる。結局今日のところはタイムオーバーで出口にたどり着けず。だが、明日中にはきっちり仕上げてみせるばい。根拠無き確信。

亀田ファミリー問題。おだて上げたのがTBSなどのマスコミなら、その梯子を取っ払って突き落としたうえ、皆でよってたかって蹴飛ばすのもまたマスコミだ。彼らの加熱する亀田バッシングに不健康さを感じる。なんか他の話題は無いんかの、各局さんよ。
オートボーイD5 (2007.10.15)

終日、怒濤の執筆モード。
昼休憩時、実家の隣にあるキャノン専門の某カメラ修理店へ、10年ぐらい前に購入し2年前から壊れたままだったアナログ35mmカメラ「キャノン・オートボーイD5」を持ち込む。このカメラ、水深5mまでの撮影が可能な防水&タフが自慢のアウトドア仕様で、以前はプロのライターやアングラーもよく使っていた。俺も2001年のシーカヤックによる那覇〜座間味横断ツーリングほか、いろんなエクスペディションに持っていったものである。よくモノを落として壊すオタマ(もちろん故意ではないが)も、これなら大丈夫だろうと貸したところ、俺の読みが甘かったようで一年もたなかった(泣)。
店主によると、起動しないのはダイヤルスイッチの内部破損とのこと。驚いたことにコレはいまだに新品が販売されているらしく、部品も手に入るのだとか。修理費はかなり高めだったけど、思い入れのあるカメラだし、10日後に迫った沖縄ツアーにも活躍してくれそうなのでそのまま預ける。

さて、夕方。先日数カ所で実施した2つのコンテンツ、計4ページ分の取材原稿をフィニッシュ。明後日までにほぼ同量を仕上げ、今週中には全ページを終わらせる予定。
プチリハーサル (2007.10.14)

仕事するつもりでいたが、ダラダラTV見ているうちに戦意喪失。っつーか、今日ぐらいはのんびりさせてもらいまひょ。

昼過ぎ、喫茶こばやしスタジオにて、沖縄ライブツアーに向け久保直樹とリハ。久保はジェンベを習い始めて約1年。シーカヤックに関してはヤツの方が圧倒的にキャリア豊富だが、音楽は逆。盟友ではあっても演奏技術に納得いかないまま同じステージに立つことはできんのである。音を出しつつ忌憚なき意見を交わし合い、いけそうな曲とそうでない曲を洗い出す。これで久保の現段階でのレベルが一応把握できた。それにしてもわずか1年でよくここまで到達したものである。脱帽。沖縄入りまであと10日程度。やれるとこまでいこう。
広島市民球場跡地問題 (2007.10.13)

終日執筆。予期せぬ深みにはまり込み必死に泳いでるカンジ。俺が構成、取材、執筆をさせてもらっている季刊誌は、某大企業がクライアントなのだが、このテの雑誌には珍しく読み応えのある内容に仕上がっている。
「日本一のクオリティを目指したいと思います」
昨年秋のプレゼン時、俺はクライアントにそう明言した。すでにいいセンいっとるのではなかろうか。日々のフントーの中にこそ、平安がある。

休憩時に見た夕方の報道番組。テーマは「広島市民球場跡地をどう活用するか」で、コメンテイター3人の中に、都市開発コンサルタントの友人Y氏が出ていた。彼は広島市が選定した最終2案(優秀案は該当せず)を「インパクトにも集客力にも欠ける。<華>もない」と批判したうえで、その華として岡本太郎の「明日の神話」をコアとする、いわば大阪にある万博広場的スペース(ここにも岡本サンの「太陽の塔」があるわな)の広島版を提案。
「広島市の公約である年間集客150万人なんて考えようによってはカンタン。『フードフェスタ』なんて二日で70万人ですよ」とも。平和の意味を考え、しかも人が集まるイベントをマメに開催する。うむ、面白いと思った。学者センセばっかりで議論してもラチがあかん。本当の意味でのフィールドワークに長けた彼のような論客が広く意見を述べる場をもっと作って欲しい。
刀匠の熱意 (2007.10.12)

ラジオ復帰2週目。先週に続き、さらにゆる〜く進行。ウソッぽくなくて俺はいいと思うのだが、聴いてるひとはどう感じているのだろう。

帰ってから執筆。昨日岡山からの取材から帰ると、先週取材させてもらった刀匠、久保善博さんから速達が届いていた。以前、刀剣専門誌に掲載されたご自身の「受賞のコメント」のコピーだった。彼に関する原稿はすでに8割方書き上げていたけど、送ってもらったコピーを参照しつつ本日、文章を大幅に加筆訂正することにした。このような手直しは嬉しい限り。熱意には熱意を持って応えるのみ。
久保刀匠は某国立大学の理系大学院を卒業後、本来なら科学者としての道を歩むはずであった。そんな時、あるTV番組で人間国宝の刀匠が「鎌倉時代の古刀は今の技術では再現するのは絶対不可能」と話しているのを見てサイエンティストの血が騒ぎ、それまで縁もゆかりも無かった刀鍛冶の世界へ飛び込むことを決意。そして18年目の今年、日本美術刀保存協会主催の新作名刀展で最高位を受賞。日本一の称号を得た。彼の波乱に富んだ人生を盛り込むのに2ページでは正直物足りないが、なんとか踏ん張りたい。

先日思いついてから、あれこれ手を加えていた新曲「午後の挨拶」が、ようやく完成。新境地かもしれん。ウクレレのレパートリー(オリジナルのみ)がとっくに20曲を超えた。ウクレレ一本でもツアーに出られる充分な量。
岡山出張、、、宇宙一はいずこ?、、、 (2007.10.11)

午前7時、迎えに来てくれたカメラマンA氏の車に乗り込み、一路、岡山市の某大病院へ。
定刻通り10時より取材開始。昼食後、総社市の関連病院へ移動し、午後4時、全行程をフィニッシュ。取材仕事はハンティング。しかも必ず仕留めねばならん(コトバ悪くてすみません)。手ぶらで帰る事は許されんのだ。また、「気に入らん」と途中で投げ出すのも御法度。幸いにも俺らは素晴らしく協力的な人々のおかげで、いつも気持ちよく取材させてもらっている。また、彼ら彼女らから学ぶ事も実に多い。だからこちらも自然と頭が下がる。

夜、二日ぶりに喫茶こばやしスタジオで歌い込み&独り稽古。ボクシング世界戦で内藤がフツーに勝ってくれたので俺もヒートアップ。亀田次男のアレはやはりボクシングではなかった。毎度どっかの国からどうみてもブランクのある三流選手やロートルばかりを「かませ犬」としてあてがわれ、「俺は宇宙一!」と、のたまうほどに増長させられてしまった18歳。たしかに血反吐の出るような厳しい練習を積んできたのは体を見ればわかる。馬力も抜群だ。だが、ボクシングとはもう少し違うものだ。オヤジ&TBSほか、取り巻きが悪過ぎ、ほんまに若いのに気の毒とは思うが、公約通り切腹はするのかい?武士が壮絶な決意で実行してきたこの二文字を男が二度と口にするんじゃないぜ。
一方、親元を離れて海を渡り、異国の地で独り闘っている三男には見込みがあると感じている。あのオヤジの指導では進歩はなかろう。
点滴王子、、、ヨーデル女王、、、 (2007.10.10)

終日執筆。
日曜日の山口洋ライブ二次会における「ハダカDJ大会」が効いたのか、また風邪がぶりかえしたようである。鼻水が止まらず、熱っぽい。まぁこういう体調不良のほうが得てして集中力が高まるのだよ。おかげでかなりページが片付いた。
しかし、夕方近く、まっすぐ歩けぬほど発熱。しゃーない、実家近所のI内科へ。ここの医者、「風邪ひいて熱がある」と一言口にするだけで、後は黙っていても点滴を打ってくれる(笑)。明日は岡山取材。出発も朝早いのでなんとか治まって欲しい。

音楽仲間である盟友M女史が、俺らと親交のある某国民的ベテランシンガーを来春広島に招いて、我がFarEastLoungeとジョイントさせるという実に有意義な(笑)イベントプロジェクトを立ち上げてくれた。実現すれば、かねてからの希望であった「ヨーデル潮干狩り」に本物のヨーデルで絡んでもらえるかもしれぬ。
滾る想い (2007.10.09)

終日執筆。
こんな日の雨は、外界を遮断するシールドになってくれるのでありがたい。なにより集中力が持続する。

この2週間、Boogie Taizo氏、hajime氏など県外&国外ミュージシャンと共演し、また一昨日はアジア屈指のロッカー山口さんちのヒロシくんの壮絶絢爛ライブを浴び、俺はかつてないほど気分の滾りを感じている。っつーか俺のダメっぷりと同時に、「この路線なら勝負できるではないか」という俺ならではの持ち味を活かす地平が見えた気がした。もう、どっちが優れているとかというような次元のハナシはホンマに無意味だ。ああ、やったるわい、やらいでどーする。世界最強の原爆ソングと自負する「その男ヨシオ」が自称平和活動家どもにまったく評価されずとも、「見た目が肉体労働者」と言われようとも、「歌うと顔がプレデターになる」と笑われようとも、ヒロシに乳首をイジられようとも俺は往く。、、、、、いや、乳首だけはやめてくれんかの(笑)。
ロックンロールのこれから (2007.10.08)

3日連続の酒宴がたたり、終日ゴロゴロと過ごす。
昨日の山口洋はええ顔しとった。中間搾取、音源に課せられた意味不明の制限等、音楽産業の悪しきシステムから抜け出し、思うまま、歌いたいまま産直方式で全国を回れていることに確かな手応えを感じているようだった。その昔、ブルース・スプリングスティーンと出会ったジョン・ランドーは「ロックンロールの未来を見た」と評したが、昨夜の彼のステージを俺も同じ想いで見ていた。「お楽しみはこれから」である。そんなハナシを酒席でしたかったのにヤツはくすぐってばかりだからね(笑)。まぁまた次回。

アマゾンに注文していた福岡伸一「生物と無生物のあいだ」が届く。最近またやたらと読書づいてきている。
荒野に吹く風 (2007.10.07)

昼前、家族で安佐動物園へ。動物園は宮崎のフェニックス動物園以来だから十数年ぶり。セガレはその名の通り首がヘビのように長く伸びる「ヘビクビガメ」が気に入ったようだ。俺は猛獣系が目当てだったが、トラ、ヒョウ、ライオンのいずれも目が完全に死んでおり、血の求めるまま哮ることも出来ずただボサ〜ッと今生を終えるのかと思うと気の毒でしょうがない。

夕方は山口洋ライブin横川シネマへ。いや、堪能しましたとも。凄過ぎてコトバが見つからん。っつーか、動物園で出会えなかった野生がそこにいた。ブラボー。今日のヒロシと俺の師匠である豊田勇造さんは、ギター弾き語りのツートップだな。
ライブ終了後は打ち上げに参加。一件目が横川駅北口の居酒屋Pで、お次が鷹野橋のS。家に帰ったのは4時前。轟沈。
ピアノパフォーマーhajime (2007.10.06)

インタビューだのラジオだのと、今週はあまりにも激しくしゃべり過ぎた(笑)。よって本日は終日お口あんぐり放心状態。

夜は流川PICOにて、ピアノパフォーマーhajime氏とFarEastLoungeのジョイントライブ。hajimeクンはちょい前の日報に書いたとおり、一年の大半をパリを拠点とする海外の演奏活動にあてている北海道出身のワールドワイドなアーティスト。AKIRAさんの紹介で広島でのライブをサポートすることになったわけだが、俺らにとっては、やはり2週続けて同じ場所と言う事で集客は苦しい結果となった。
それでも彼の演奏とスピリットは予想以上に素晴らしいもので、来てくれた人には喜んでもらえたのではないかと思う。梶山シュウ、椎名さん、俺、ツンちゃんと、一人ずつ増えていくスタイルで彼と即興もやり、ラストは観客を巻き込んでのセッション大会。
県外からのミュージシャンを迎えるホストとしての心意気は<誠心誠意>あるのみ。俺とて逆に県外の見知らぬ土地でライブをやる時、地元のミュージシャンの熱いもてなしに幾度となくウルウルさせられたものだ。音楽でつながり合えることの責任と愉悦。決して馴れ合いではない、表現者同士の特権的Loveである。
パーソナリティ復帰、、、取材3日目、、、 (2007.10.05)

午前8時半、丸2年ぶりの古巣「ひろしまPステーション」スタジオ入り。軽く打ち合わせし、定刻午前9時ジャストより本番。少しぐらいはあがるかな?と思っていたけど、いい意味で自然な流れのままT嬢とトークセッション。1時間45分なんてあっちゅー間だった。たまげたのは放送中リスナーからひっきりなしにメールやFAXが送られてくることだ。前の俺の番組では平均1、2通だったというのに(笑)。
局スタッフの評価はおおむね良好にてひと安心。あくまで俺はサブなのでこれからも出しゃばらんよう留意したい。

午後からは季刊誌の取材。撮影にも最後まで立ち会い、終了は午後7時。今日も長い一日。いや、なんともハードな3日間連続取材行脚でおました。さすがに疲労困憊レレレのレ。それでも明日、緊急で取材仕事が入ったらどうするかって?もちろん受けるに決まっとる。必要とされている間は全力で応えるのみ。
300効果 (2007.10.04)

午前中、明日から毎週金曜日の同時間にサブパーソナリティを担当する某コミュニティFM局の新番組を聴く。木曜日のサブ担当は知人のO氏。ぶはは。彼も俺も、朝向けのキャラではないな。っつーかどうしようもないわ(笑)。気が楽になった。素で楽しくまいりましょう(どういうナットクの仕方や?)。

午後一杯、市内某所にて取材。明日の午後、もう一本取材をこなせば、今週分は一応終了。週が明けてからは、岡山出張以外は怒濤の執筆モードとなる。書いた端からチェックにまわし、月末はな〜んの気兼ねもなく沖縄を楽しむのじゃ。

夜はいつものように喫茶こばやしスタジオで歌い込み&独り稽古。連日のインタビュー仕事は、体は動かさなんのに、全身を「耳」にして一言も聞き漏らさないように集中し続けているせいか、相当にエネルギーを消耗する。そんなバテバテ状態での稽古は実にキツイ。でも、DVDで「300」を毎日見ているので頑張れる(笑)。くじけそうになったら「スパルタァ!」と自分に気合いをかけるのよ。
日本一の刀 (2007.10.03)

某季刊誌の仕事で、庄原市西城に工房を構える刀匠K氏を、いつもの相棒Aカメラマンと取材。K刀匠は、今年6月、新作名刀展で日本一に輝いており、これからますます活躍が期待される若手マエストロ。刀匠というと、なんとなく気難しそうなイメージがあったが彼は実にフレンドリーでハナシも面白く、俺らのためにわざわざ炉の火をおこして鍛錬(赤く熱した鋼材を平たく打ち延ばし、強靭な皮鉄<ひてつ>を作る工程)も実演してくれた。いや、これが感動しないわけはない。世界刀剣史上において最高の斬れ味と美しさを誇る日本刀が、今俺の目の前で、日本最高の刀匠の手によって鎌倉時代から連綿と続く手法そのままに鍛えられているのだ。
今年、日本一に輝いた「備後国住義博作」も見せてもらった。その、作為を超越した究極の美に、ただただ、ため息ばかり。日本刀とは、いかに効率よく人を斬撃するかをコンセプトに置いた武器であることには違いない。しかし、余分なものを極限まで捨て去り、「折れず、曲がらず」という用の美に徹しきったその道具には、崇高なる「気」が確かに宿っていた。ここまでくれば戦闘など必要ない。そこに在るだけでいい。それを手にする事で人の心は穏やかな透徹を得るだろう。この一振りをはじめ、最高の出来映えと自負する二振りの計三振りは、いずれ彼の三人の息子さんへそれぞれプレゼントされると聞き、再びグッとくる。俺も生涯をかけてセガレになにかを伝えたいと心から思った。
嗚呼、比治山 (2007.10.02)

午前中は、仕事に出たオタマにかわり、クーの子守り。裏の比治山に登り、公園で遊ばせる。同じ歳くらいの子を連れた若いお母さんや、ジイチャンバアチャンともコトバを交わす。してみると、これがあの「公園デビュー」というやつか?
その帰り、我がマンションへ続く急な山道を降りていると、俺らの目の前に、黒くて異様に細長いヘビが出現。比治山でヘビを見たのは小学校以来。ふたりで「待て〜〜〜〜〜!!」と追いかけるもメチャすばしっこいやつで、あっちゅうまにヤブの中へ逃げ込みよった。
標高70mの山というよりは丘であるが、南側登山口には縄文期の貝塚があったりするし、真ん中にはマンガ図書館、現代美術館もあるし、春はあちこちで花見が楽しめたりもするしで、まさに都心のオアシスでござい。ヘビも見つけて俺は嬉しいぞ。
変わり目 (2007.10.01)

敬愛するハンター、齋藤令介さんはその著書「原始思考法」や、それが世に出る以前の日本がバブル絶頂期にあった頃より週刊誌等で「アメリカの真の狙い=日本の金融が奪われる危険性」について警告していた。それから十数年が経過し、銀行、保険、レコード会社、流通など相当数が、見事彼の予想通りアメリカの支配下に置かれている。
そして本日、日本郵政公社が民営化し、株式会社5社が発足。
「これで350兆円と言われる莫大な郵貯資産が、国際投資市場に無防備にさらされた」
と懸念する経済学者や国際評論家も少なくない。なるほど、狼の群れの中に丸まると太った羊。こりゃ狙われて当然かもね。コイズミ君の「ぶっ壊す」宣言は自民党にではなく、このニッポンへ向けられたものだったようだ。

水曜日から3連チャンの取材行脚に備え、それぞれのインタビューシート作り。対象者から「なんだ、そんなことも知らずに取材に来たの?」と言われないように、下調べも念入りにやる。ちゃんと準備していくと、相手もちゃんと理解し取材に協力してくれる。
そうそう、金曜日からはラジオも始まるんじゃった。はてさて、この番組で俺はなにをどうすればええんでしたっけ?(笑)

夜、恒例の歌い込み&独り稽古。やや涼しくなって、激しく体動かしている割には汗もあまりかかない。それで調子狂うのか、集中力が持続せず。季節の変わり目はいろいろ難しいですのう。
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