午前中は、火曜日恒例、セガレの子守り。
午後より、県内2カ所で取材業務。2つ目は廿日市市の某企業だったのだが、その帰り、五日市港〜五日市北港をまたいで、まるで発射台のように空へのびる「広島はつかいち大橋」から眺めた、夕霧に霞む高層ビル群はこの世のものとは思えぬほど幻想的であった。知らぬ間にでかいマリーナができていたりして、かつての荒涼とした木材港のイメージはない。ああ、確かに街は生きている。思わず口ずさんだのは「中央フリーウェイ」byユーミンでおました(笑)。
夜、NHKで「爆笑問題のニッポンの教養」で太田氏が面白いことを言っていた。要約するとこんなカンジ。
世界中で一番読まれている書物は「聖書」である。 しかし、聖書は、一人の手によってのみ書かれたのではない。 さまざまな人が次から次へとバトンを手渡すように書き綴った、いわば<合作>。 自分たちは芸人だけど、ステージで客に大ウケしたマンザイは、 必ずといっていいほど、必ず客が関係している。 つまり客との合作だ。いい作品は、合作なのだ。
なるほど。 デザイン・広告業界でも、自分のパフォーマンスを追究するあまり、周りが見えなくなって、技術はすごいけどなんら響いてこないものがたまにある。レベルや評価ウンヌンじゃなく、完成した後でもそれを見たり聴いたりした人と、互いに振動し繋がりあえるようなものを俺も目指したい。
|